JP4146089B2 - パーソナルコンピュータにリモートアクセスするためのシステム - Google Patents

パーソナルコンピュータにリモートアクセスするためのシステム Download PDF

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Description

(発明の分野)
本発明は、リモートコンピュータアクセスに関し、より詳細にはリモートパーソナルコンピュータ(以下、パーソナルコンピュータを「PC」と記す)および1つあるいはそれ以上のホストPCへ/からのビデオ、キーボード、マウス情報を送信および制御するためのハードウェアとソフトウェアとに関する。
【0001】
(発明の背景と概要)
PCの導入により、遠隔の位置(リモートロケーション)からPCにアクセス(リモートアクセス)する必要が発生した。初期のリモートアクセスは、ピーシーエニウェア(pcAnywhere:登録商標),リーチアウト(Reach Out )等のソフトウェアベースのシステムを試みている。そのようなリモートアクセスシステムは、特性のオペレーティングシステム(すなわち、DOS :登録商標、Windows :登録商標、Unix:登録商標等)に関連してのみ機能し、オペレーティングシステムが強化さえるたびに通常ソフトウェアのアップグレートが必要とされる独立オペレーティングシステムである。
【0002】
ソフトウェアのみをベースとするシステムも有益である(すなわち、ソフトウェアはホストPCにインストールされなければならない)。その結果、ソフトウェアはホストPCからのリソースを必要とするとともに、ホストPC上で動作しているリモートアクセスソフトウェアとアプリケーションソフトウェアとの間の非互換性によりホストPCをロックアップさせてしまう。さらに、ネットワークファイルサーバ等の、全てのリモートアクセスソフトウェアプロダクトと互換性の無い、多くの限界PCアプリケーションについてもなおさらである。その結果、ホストPCが停止するとリモートアクセスソフトウェアも停止し、停止あるいはロックアップしたPCにリモートアクセスしてなぜ停止したかを判断したり、修正動作をとることができなくなる。
【0003】
例えば、米国特許第5732212号には、いわゆるKEY−VIEW(キービュー)として販売されている従来のリモートアクセス製品が開示されている。Keyviewとは、リモートユーザに供する適当な内部ソフトウェアオペレーティングシステムを有するホストPCに外部接続される、特別設計のハードウェアである。リモートユーザのPCで動作する適当なソフトウェアは、ホストサイトにおけるKEY−VIEWユニットにリモートアクセスするために用いられていた。この適当なソフトウェアを実行するリモートユーザは、いずれのホストサイトにアクセスするために、標準のモデムとPCとだけを必要としていた。
【0004】
本発明によれば(実施形態においては、”KEY−VIEW II(キービューII)”として記す)、単一あるいは第3のパーティであるスイッチボックスとともにあるKEY−VIEW PCにより複数のホストPCを制御することができ、ヘルプデスクあるいはメインテナンスパーソナルが高く集中化(centralized )されつつ、あたかもサイト上であるかのようにサポートコールに反応する。これにより、メインテナンスと技術サポートに要するコストと同様に、時間とを劇的に削減することができる。
【0005】
KEY−VIEW IIにおいては、pcAnywhere等の標準リモートアクセスエンジンがKEY−VIEW PCにリモートアクセスするために用いられている。pcAnywhereは、KEY−VIEW PCとともに用いることにより、LAN、モデム、インターネットおよび/または直接シリアルまたはパラレルポートアクセスを行うことができる。pcAnywhereはTCIPアクセスをサポートしており、顧客はインターネットを介して、KEY−VIEW II PCと、国際的にも離れた位置においてホストPCに接続されたホストコンピュータを実行させるランチ、モニタ、および制御アプリケーションとに、あたかもサイト上にあるかのようにアクセスすることができる。
【0006】
ここに記載された実施形態は、最新の32ビット技術を用いるリモートアクセスパッケージ、pcAnywhereを用いる。しかし、他のリモートアクセスエンジンを代用することもできる。
【0007】
KEY−VIEW IIによれば、ホストPCで動作するあらゆるリモートアクセスハードウェアやソフトウェアを用いることなく、リモートロケーションから実質的にリアルタイムで”ホスト”PCを制御することを改善することができる。あらゆるオペレーティングシステムを動作させるあらゆるPCは、ホストPCと同様に標準ビデオと互換性のあるキーボードとを備える。本発明は、コスト高となるソフトウェアのアップグレードと、ホストあるいはリモートPCのオペレーティングシステムをいちいち変更す煩雑さとを含むリモートアクセスソリューションに基づくソフトウェアに依存するオペレーティングシステムを不要とする。
【0008】
KEY−VIEW IIは、ホストPCとそのビデオモニタ、キーボード、マウスおよび電源との間にインストールされた、独立したハードウェアである。換言すれば、ホストPCのビデオモニタ出力信号は、VGAモニタに到達する前にKEY−VIEW IIを通過し、キーボードおよびマウス入力信号はPCに到達する前にKEY−VIEW IIを通過する。したがって、KEY−VIEW IIは、あらゆるオペレーティングシステムあるいはアプリケーションを実行するあらゆるPCを全体的にリモートコントロールする必要があるPCの限界入力と出力機能の全てを停止することができる。
【0009】
それゆえ、KEY−VIEW IIは独立プラットフォーム(platform-independent)のリモートアクセスを提供する。KEY−VIEW IIによれば、たとえまだ未発表であっても、あらゆる形式のオペレーティングシステムにリモートアクセスすることができる。さらに、KEY−VIEW IIはホストPCのアナロクビデオ信号(VGAあるいはSVGA)をデジタル形式に変換するので、KEY−VIEW IIによれば、ホストPCの全体がロックアップしたような場合であってもリモートユーザは、ビデオ出力ディスプレイ上の表示物を実質的にリアルタイムで見ることができる。
【0010】
KEY−VIEW IIを用いることにより、リモートサポートを行う技術者は、あたかもオンサイトであるかのように停止したサイトへ即時に送信される。KEY−VIEW IIは、解決のためのダウンタイム、技術者の移動時間を不要とし、効率的に希少な技術者のエキスパートを集中化させることができるとともに、利用することができる。
【0011】
KEY−VIEW IIリモートコントロールの考え方においては、リモートユーザは、pcAnywhereを用いてKEY−VIEW PCを呼び出すだけで、ホストPCにインストールされたソフトウェアあるいはハードウェア無しで、あたかもサイト上にあるかのように1つまたはそれ以上のホストPCを制御することができる。KEY−VIEW PCにアクセスするために、リモートユーザは標準モデムあるいはLANインターフェースを有するPCあるいはラップトップ以外の特別なハードウェアを必要としない。
【0012】
KEY−VIEW IIは、大抵の場合において、通常のホストPC処理を遠隔的に復元するために必要なツールを備えている。たとえば、KEY−VIEW IIは、ホストPCにおけるCMOSセッティングを遠隔的に閲覧したり変更したりするために用いることができる。遠隔修理が不可能である(たとえば、ハードドライブに欠陥がある)場合、KEY−VIEW IIは、通常のホストPCの動作を回復するために必要な部品(たとえば、ハードドライブ)が何であるかを遠隔的に決定するために必要とされる、無制限アクセスを提供する。
【0013】
多くのネットワークオペレーティングシステムによれば、リモートアクセスソフトウェアアプリケーションはネットワークサーバのオペレーティングシステムと共存することができない。サーバオペレーティングシステムがリモートアクセスをサポートしている場合であっても、リモートアクセスソフトウェアアプリケーションがサーバのパフォーマンスを低下させるということだけでは、管理者はリモートアクセスを許可しない。さらに、そのようなアプリケーションは入力コールを継続的に試験するようにバックグラウンドで常に動作しているので、そのようなアプリケーションは、サーバの停止の可能性を高めてしまう。サーバのオペレーティングシステムが停止すると、サーバのプロセッサはなんらかの理由によりロックアップするか、あるいはネットワーク接続システムが停止しても、ネットワーク管理者はサーバに直接オンサイトアクセスを行わなければ、その停止の理由と必要な交換部品を決定することができない。しかしながら、KEY−VIEW IIシステムがインストールされれば、必要に応じて、ネットワーク管理者はホストユニットにリモートアクセスすることができるとともに、サーバの画面で何が表示されているかを閲覧し、サーバのキーボードを物理的に操作し、サーバの動作制御および/またはコールドブート(冷起動)をすることができる。ゆえに、KEY−VIEW IIはネットワーク管理者に、ホストPCあるいはネットワークにサポートされたCPUあるいはローカルエリアネットワーク(LAN)のいずれも必要としない、あらゆるネットワークサーバ(ホストPC)への無条件アクセスを提供する。
【0014】
KEY−VIEW IIの他の用途の例としては、従業者が彼らの参照ファイルにリモートアクセスするためにマルチポートのネットワーク通信に依存しているような会社を想像されたい。通信サーバにおいて1つあるいはそれ以上のポートが故障すると、当該会社のファイルとネットワークとにリモートアクセスすることが不可能となるか、あるいは困難になる。そのような場合、他のポートにおいてまだなお適切に作業しているリモートユーザがいるかもしれず、”見えない状態(blindly )”で通信サーバをリブート(再起動)すると、即座に彼らの接続を切断してしまうので、単純に通信サーバをリブートすることは好ましくない。明らかに、ネットワーク管理者は、即時に修正作業を行うことができる位置になければならないが、オンサイトでなくてもよい。KEY−VIEW IIによれば、管理者は、サーバの前に物理的に座っているかのように、通信サーバに即時にリモートアクセスして制御することができる。
【0015】
KEY−VIEW IIは、PCのリモートメンテナンスをより効率的に行うために用いることもできる。不具合が発生したとき、リモートメンテナンスセンターは、故障したPCについて診断処理を行うことができる。多くの場合においては、メンテナンスセンターにより遠隔的に問題を解決して、技術者が移動する時間を無駄にすることを防止できる。最低でも、KEY−VIEW IIはマネージメントパーソナルに、誰かがそのサイトに割り当てられる前にオンサイト修理を実行するために、どの分野でどの程度の技術者の技術レベルが必要であるかを提供することができる。
【0016】
最後の例としては、KEY−VIEW IIは、ユーザの動作を遠隔的にモニタして共同安全性をより容易にするために用いることもできる。たとえば、銀行はKEY−VIEW PCをリモートブランチにおける各PCに接続することができる。ブランチのスタッフは、彼らのPCと彼らの動作が遠隔的にモニタされているのかいないのかを知るための方法が何も無い。さらに重要なのは、モニタリングステップが通常のPCを用いるスタッフには何も影響しないことである。
【0017】
KEY−VIEW PCを用いれば、単一の電話線、LANノード接続あるいはインターネットアドレスを用いることによりマルチPCを遠隔的に制御することができる。サポートされた第三者(third party )のスイッチボックスを付け加えることにより、リモートアクセスが可能であるPCの数をより増やすことができる。さらに、KEY−VIEW IIによりホストPCを遠隔的にリブートすることができるとともに、ホストPCに接続した状態を維持してリブートするのを見ることができる。
【0018】
KEY−VIEW IIは、256色と1024×768までのグラフィックリソリューションをサポートし、リモートキーボードとマウスとを提供する。
【0019】
KEY−VIEW PC内に利用者はインターフェースカードをインストールするが、各インターフェースカードは、ホストPCあるいはサポートされた第三者スイッチボックスのVGA/SVGAビデオ出力信号をキャプチャ(捕捉)し、実質的にリアルタイムベースでKEY−VIEW PCの画面におけるホストPCの画面に表示することができる。KEY−VIEW PCは、あたかもKEY−VIEW PCのキーボードとマウスとが直接ホストPCに接続されているかのように、自身のキーボードとマウスとを転送してホストPCを制御することもできる。これにより、pcAnywhereのシングルコピーを経由してリモートユーザがKEY−VIEW PCにリンクしたときには、オプションの第三者のスイッチボックスに直接あるいは間接的に接続された全ての”ホスト”PCを全体的に制御するゲートウェイとして役立つ。これにより、ホストPCにインストールされた特別なハードウェアやリモートアクセスソフトウェアを用いることなく、オペレーティングシステムやアプリケーションを実行する48個のホストPCまでを制御し、スイッチすることができる。
【0020】
KEY−VIEW IIは、いわゆるNET(ネット)−911コントロールモジュールと、KEY−VIEWカスタムハードウェアユニットへのKEY−VIEW PCアクセスコントロールカードとの機能を統合する。これは、KEY−VIEW IIがNET−911製品の単一ファミリーの一部となることができるということである。当該ファミリーにおける各製品は、全体のファミリーの、特にネットワークの管理を目的とするリモートPCのための有用性をより強化する特別な機能を実行するように設計されている。当該ファミリーにおける他の製品を、以下により詳細に説明する。
【0021】
1.ネットワークトラブル警告システム
これは、ネットワークの不具合を発見して、ネットワーク管理者にトラブルを警告を発するための、もっとも包括的で、汎用性があるとともにフェールセーフな方法である。
【0022】
ネットワークサイトを適切に管理するためには、1日のうち24時間、1週間のうち7日間、サーバと環境とをモニタリングするための完全に信頼のおける手段が必要である。不具合が発生したとき、フェールセーフ警告送信システムも必要である。
【0023】
市場においては、ソフトウェアベースのネットワークモニタリングシステムも存在する。例えば、米国特許第5566339号を例示することができる。
【0024】
しかし、ソフトウェアベースのシステムはフェールセーフではない。たとえば、PCが停止したりロックアップしてしまうと、モニタリングステップは何の通知もなく停止する。従来のシステムにおいては、音声警告を送信することができるシステムがなかった。さらに、これらのシステムは環境をモニタリングする能力を有していない。したがって、大抵のサーバの不具合は、電源の不具合か、あるいは誤動作冷却システムによる過剰な熱が蓄積された結果によるものである。
【0025】
NET−911トラブル警告システムは、従来のモニタリング製品の不具合を解決するトータルソリューションである。NET−911システムは、シリアルケーブルを経由してワークステーションに接続されたハードウェアと同様に、ネットワークワークステーションにインストールされたソフトウェアからなる。NET−911は、数に限りのないファイルサーバ(たとえば、Novell Netware あるいはWindows NT サーバ)と同様に、LANを介してワークステーションに可視化されるように環境をモニタする。さらに、特定のサーバ(すなわち、トラブル警告システム)が、警告システムによって可視化されるように供されていない他のサーバオペレーティングシステムへのゲートウェイとして用いられているとき、当該サーバは単一のトラブル警告システムからもモニタすることができる。
【0026】
NET−911は、電話によりページャおよび/またはカスタムユーザ記録された音声は、(1)ネットワークサーバの不具合(2)電源の不具合あるいは保存(3)温度が過熱あるいは過冷却(4)ほかのモニタされたプロセスの不具合(たとえばテープバックアップユニット)の場合に警告をする。フェイルセーフプロセスを確実にするため、ハードウェアユニットは、過剰の内部バッテリと、マイクロプロセッサと、モデムとを有している。これにより、ユニットに接続されたワークステーションが停止したり、AC電源を失ったりしても、警告を発することが可能になる。反対に、システムに備えられたソフトウェアを用いることにより、ワークステーションをハードウェアユニットが停止した場合の不具合警告を発するために用いることができる。これらに防止装置(デバイス)によりトラブル警告システムは、ネットワークのモニタリングを、長期間信頼のおけるものとしている。
【0027】
NET−911システムには、ほかにも数多くの革新的な特徴が盛り込まれている。たとえば、サーバの不具合が検知された場合、NET−911は不具合を確認するために接続されたワークステーションを自動的にコールドブートする。この追加ステップにより、偽りの不具合警告が発せられることを防止している。第2の例として、NET−911は、警告呼出しに対する応答を記録するとともに、これをワークステーションのディスクドライブに記録する。この記録が、警告が送信されたことを証明する完全な監査トレールとして供する。さらに、NET−911に2つのアダプタポートを設けて、水、煙および侵入者を検知するために用いることもできる。
【0028】
NET−911システムは、KEY−VIEW IIシステムの能力を用いて自動的に所望の者(達)に、ネットワーク上で検知された不具合を警告する。よって、KEY−VIEW IIは、不具合を迅速に処理するために用いることもできる。
【0029】
2.コントロールモジュール
これらは、数に制限のないPCあるいはルータ、プリンタ、コピー機等に、リモート電源制御およびシリアルがアクセスできるようにする単一の装置である。他の電話線を必要とするリモート電源制御製品とは異なり、NET−911は、リモートアクセスのために、1つに統合され、前もってセットされたあらゆるPCのシリアルポートに接続される。
【0030】
NET−911コントロールモジュールによれば、数に制限のないPCあるいはルータ、プリンタ、コピー機等に対してリモート電源制御ができるとともにシリアルアクセスができる。自身の電話線を必要とする他のリモート電源制御製品とは異なり、NET−911モジュールは、一つにチェーンされて、リモートアクセスのために前もってセットアップされた全てのPCのシリアルポートにされることができる。NET−911を備える”モジュール管理ソフトウェア”は、”管理者PC”にインストールされて、電源を制御する必要があるとき、およびPCのシリアルポートに接続されている250個までの装置へのシリアルアクセスが必要なときに遠隔的に起動される。KEY−VIEW IIを用いるサイトに対して、モジュールはKEY−VIEW PCのシリアルポートに接続されて、KEY−VIEW PCに接続されている全てのホストPCに対するシリアルアクセスと電源制御を行う。
【0031】
ローコストのNET−911を数多くの実用的な目的に用いることができる。第三者のスイッチボックスに接続されたKEY−VIEWユニットを備えるサイトに対して、NET−911モジュールはファイル送信のために用いられるとともに、スイッチボックスに接続されたPCをリブートするために用いられることができる。他のサイトについて、NET−911モジュールは、シリアル管理と、他のPCあるいはルータへの電源制御に用いることができる。
【0032】
管理者PCは、pcAnywhere、Remotely Possible、Carbon Copy等の市販のソフトウェアパッケージを用いてリモートアクセスできる。管理者PCは、管理、ファイル送信、あるいはAC電源制御目的のためのルータあるはPC等の、他の装置にシリアルアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たすのみである。第三者の大半、リモート制御、ソフトウェアパッケージは、電話線、LANおよび/またはインターネットを経由して管理者PCにリモートアクセスすることをサポートする。
【0033】
各NET−911モジュールは、安価かつ標準の8ワイヤ、直線フラットケーブルを用いてデイジーチェーンされる250個のモジュールまで許可する、単一の”DATA IN”と単一の”DATA OUT”ポートを備える。デイジーチェーンにおける第1のモジュールは、特別なシリアルポートインターフェースコネクタ(RJ−45からDB−9)を用いて、管理者PC上の全ての標準シリアルポートへDATA INポートから直接接続する。チェーン上の最後のモジュールのDATA OUTポートに追加されたモジュールのDATA INポートに接続することによって、チェーンに他のモジュールを追加することもできる。各モジュールがデイジーチェーン上にインストールされた順番(すなわち、物理的なシーケンス)に基づくNET−911モジュール管理ソフトウェア(管理者PC上で動作するもの)によって、モジュールはアドレスされる。たとえば、管理者PCのシリアルポートに直接接続されたモジュールをモジュール ID 1とし、モジュール ID 1のDATA OUTポートに接続されたモジュールをモジュール ID 2とする。
【0034】
モジュール管理ソフトウェアを用いることにより、デイジーチェーン上の各モジュール(すなわち、アクティブモジュールと称する)が個別に選択される。モジュールがアクティブであれば、そのモジュールのシリアルポートに接続されたあらゆる装置は、管理者PCに直接接続された単一のシリアル装置であるかのように、シリアルアクセスが可能となる。装置とモジュールとの間のシリアルコンフリクトを防止するために、デイジーチェーン上の単一のモジュールは、いずれの点においても瞬時にアクティブとなることができる。管理者モジュールを用いることにより、リモートロケーションからいつでもアクティブモジュールを変更することができる。
【0035】
NET−911モジュールは、1つの電源入力コードと、電源出力コンセントとを備える。AC電源は、壁の差し込み口やUPS等の、あらゆるAC電源から得ることができる。AC電源はモジュールを通過して、モジュールの3又電源コンセントに接続された装置に送られる。1つ以上の装置への電源は、モジュール上の電源出力コンセントへの複数のコンセントを有する、市販の電源ストリップにより制御されることができる。モジュールが、(モジュール管理ソフトウェアを用いて)管理者PCからアクセスされたとき、モジュールの電源出力からのAC電源を含む装置の電源がONあるいはOFFされる。
【0036】
各NET−911コントロールモジュールは、単一の”シリアルインターフェースポート”を備える。これにより、(PC、ルータ、プリンタ等の、順次制御あるいは管理することができる)装置を、RJ−45からDB−9シリアルインターフェースアダプタを用いることによりモジュールに接続することができる。これにより、管理者PCにより(モジュール管理者ソフトウェアを用いて)デイジーチェーンにおけるモジュールがアドレスされれば、その装置が管理者PCにシリアル接続された装置のみであるかのように思える。
【0037】
デイジーチェーンされたモジュールは数百個存在するが、モジュール管理ソフトウェアにより、同時に唯一のモジュールがアドレスされる(アクティブとなる)。この試みにより、管理者PCと、選択されたモジュールのシリアルポートに接続されたあらゆるPC(あるいは他の装置)との間の無制限のシリアル通信が可能になる。さらに、特別なデータパケットを妨害あるいは生成することがなく、モジュールのシリアルインターフェースに接続された装置と通信する際にシリアルパフォーマンスを低下させないように、NET−911モジュールは設計されている。
【0038】
モジュール管理ソフトウェアを用いれば、デイジーチェーンにおける各モジュールを別個に選択することができる(以下、アクティブモジュールと称する)。モジュールがアクティブであるとき、そのモジュールのシリアルポートに接続されたあらゆる装置は、管理者PCに直接接続された単一のシリアル装置であるかのように、シリアルアクセスが可能となる。装置とモジュールとの間のシリアルコンフリクトを防止するために、デイジーチェーン上の単一のモジュールは、いずれの点においても瞬時にアクティブとなることができる。管理者モジュールソフトウェアを用いることにより、リモートロケーションからいつでもアクティブモジュールを変更することができる。
【0039】
デイジーチェーンにおけるモジュールのどれもアドレスされないようにサポートされたモードもある。このモードでは、シリアル信号は、デイジーチェーンの終端に接続されたもの全てを通過する。このモードは、”シリアル パス−スルー(Serial pass-through )”と呼ばれる。たとえば、このモードでは、まるでモジュールが存在していないかのように、管理者PCは、デイジーチェーンにおける最終モジュールのDATA OUTポートに直接接続されたシリアルプリンタあるいはモデムと通信することができる。チェーンの最終モジュールに接続された装置へ直接接続を行うために、(1)特別なオプションのRJ−45からDB−9コネクタが必要であるか、(2)標準NET−911RJ−45からDB−9モジュールコネクタとその装置のシリアルポートとの間に無効な(null)モデムコネクターを配置しなければならない。
【0040】
市販されている多くのAC電源制御製品と異なり、NET−911モジュールは、モジュールへの電源が切断された場合に出力電圧の現在の状態を記憶する。これは、非常事態において重要である。例えばこの特徴により、ユーザは、リモートサイトにおける装置への電源を永続的に切断しても、その一時的な運転停止よりサイト上のハードウェアを破壊することを防止することができる。この場合、市販されている多くの装置は、他のモジュールへの電源が停止すると、サイト上の装置への電源供給を不適切に停止して、電源を再供給する。対照的に、本実施形態においては、NET−911によれば、リモートユーザにより電源が再供給されるまで電源切断状態を維持することが保証される。
【0041】
3.KEY−VIEW PCアクセスコントロールカード
これらのカードは、呼出し者IDを記録するとともに、呼出し者IDに基づくKEY−VIEW PCへのアクセスを制限する。また、KEY−VIEW PCを遠隔的にリブートすることができる。
【0042】
各KEY−VIEW PCは、侵入者が検知されたときにKEY−VIEW PCを遠隔的にリセットし、呼出し者IDをキャプチャし、ページャ警告を発するとともに、KEY−VIEW PCのターボライトを制御することができるように設計された単一のISA”アクセスコントロールカード”を含むことも可能である。
【0043】
リブートカードがインストールされると、そのカードの背面上の”電話入力”ジャックに電話線が接続される。”電話出力”ジャックは、必要に応じて、電話あるいはモデムのいずれかの電話信号を通過させる。
【0044】
呼出しが受信されると、カードが呼出し者IDをキャプチャするとともに、KEY−VIEW PCにおいて作動するKEY−VIEW IIアプリケーションに受信されるあらゆるIDを通過させる。呼出し者IDメニューオプションを用いることにより、KEY−VIEW PCは、予め特定された電話番号リストからの呼出しのみを受信して安全性を改善するようにも構成することができる。さらに、呼出し者IDをキャプチャすることにより、KEY−VIEW PCにリモートアクセスするように試みる者の電話番号を記録することができる。
【0045】
各アクセスコントロールカードは、PCの内部リセットスイッチ、あるいはリモートユーザに指示されたときにリセットカードにKEY−VIEW PCをリブートさせる付属のNET−911コントロールモジュールのいずれかに接続されている。
【0046】
アクセスコントロールカードは、入力リング(ring)をカウントし、検知されたリングの数に基づく作業を行うことができる。ユーザの数より受信されたリングの数が少ない場合および/または多い場合には、カードはKEY−VIEW PCをリブートするように構成することができる。
【0047】
KEY−VIEW PCを遠隔的にリーブトすることは、KEY−VIEW PCがロックアップした場合(すなわちユーザがKEY−VIEW PCにリモートアクセスしようとしても応答しない場合)において必要である。リセットカードは、全ての入力電話呼出しをモニタするとともに、ユーザ数以下の数のリングが検知された場合あるいはユーザ数以上の数のリングが検知された場合にKEY−VIEW PCをリブートするように構成されることができる。
【0048】
モデムがKEY−VIEW PCにインストールされている場合には、KEY−VIEW IIおよび/またはリモートアクセスエンジンのいずれかが停止していても、モデムが呼出しに応答することができる。このような場合、KEY−VIEW PCを遠隔的にリブートすることが必要になる。このために、4リング後の呼出しに対してのみモデムが応答するような指示を与えるようにリモートアクセスエンジンを構成することもできる。そして、”nリング以下(例えば2リング)でリブートできる”ようにKEY−VIEW IIがセットされる。これらの設定を用いることにより、リモートユーザはKEY−VIEW PCを呼び出して1リング後に電話を切断すれば、KEY−VIEW PCをリブートすることができる。
【0049】
アクセスコントロールカードは、モデムがKEY−VIEW PCをリブートさせる呼出しに応答した後にタッチトーンコード(8デジットまで)がリモート呼出し者により入力された場合に、種々の”少ないリングでのリブート”をサポートしている。
【0050】
KEY−VIEW PCがロックアップしたときに、モデムもロックアップして呼出しに全く応答しないことも可能である。KEY−VIEW PCにモデムがインストールされていないが、KEY−VIEW PCはLANあるいはインターネットを経由してリモートアクセスされている場合でも、KEY−VIEW PCがロックアップしたときに電話線を用いてKEY−VIEW PCを遠隔的にリブートすることも必要である。これらの問題は、10リング以上にイネーブルリブート(Enable Reboot)をセッティングすることにより解決することができる。この場合、リモートユーザはKEY−VIEW PCを呼出すとともに切断する前に10リング以上待つことにより、KEY−VIEW PCをリブートすることができる。
【0051】
まれではあるが、KEY−VIEW PCにインストールされたモデムがロックアップするとともに電話回線の邪魔をして、リモートユーザがKEY−VIEW PCにアクセスしようと試みるときにいつでも回線がビジーであるようにすることも可能である。さらに、あるリモートユーザが非常事態中に他のリモートユーザのアクセスを妨害したいと望むかもしれない。これらの状況は、外部モデムを(コネクタとRJ−45ケーブルとを用いる)アクセスコントロールカードのRJ−45シリアルポートに接続するとともに、このモデムに第2の(異なる)電話回線を接続することにより解決することができる。このモデムは2400ボーの伝送率以上では動作しないので、補助外部モデムをこの目的のために用いることもできる。NET−911コントロールモジュールが既にアクセスコントロールカードのシリアルポートに接続されている場合は、モデムはモジュールの”Data Out”ポートに接続しなければならない。そして、このモデムは自動応答モードに構成されることができる。そして、外部モデムを使用する作業は、イネーブルされるとともにパスワード定義されなければならず、以下イネーブルリブートトピックと称する。この場合、リモートユーザは、アクセスコントロールカードによりKEY−VIEW PCがリブートされようとしているとき、ハイパーターミナル(Windowsサポートされたもの)等のターミナルエミュレーションプログラムを用いて外部モデムを呼出して正しいパスワードを入力する。
【0052】
潜在的な侵入者が検知された場合、アクセスコントロールカードはページャ警告を発することができる。このようなページャ警告は、ユーザが所定の数の正しいパスワードを入力することができないか、あるいは呼出し者IDが認証されていない電話番号から検知された場合に適切である。ページャおよび関連するページャを経由して警告された者は、ページャ警告メニューオプションを用いていると定義することができる。ページャ警告を発するためには、外部モデムはアクセスコントロールカードに接続されていなければならない。
【0053】
アクセスコントロールカードは、カードからKEY−VIEW PCのマザーボードのターボライト制御ピンに接続されたケーブルを経由して、KEY−VIEW PCのフロントパネルのターボライトを制御するために用いることもできる。ターボライトは、リモートユーザがKEY−VIEW PCにアクセスしているときを可視化するために用いられるとともに、KEY−VIEW PCがホストモードあるいはメニューモードのいずれであるのかを示すために用いられる。
【0054】
KEY−VIEW PCのターボライトは、KEY−VIEW PCがメニューモードであるときと、リモートアクセスされていないときにOFFの状態である。KEY−VIEW PCのターボライトは、KEY−VIEW PCがホストモードであるときと、リモートアクセスされていないときにONである。KEY−VIEW PCがメニューモードであって、遠隔的にアクセスされていないときはいつでも、このライトはONとして点灯する。KEY−VIEW PCが、pcAnywhereが”In Session”状態でKEY−VIEW PCがホストモードであるモードであれば、ターボライトはONであるが、5秒おきに0.5秒OFFとなる。
【0055】
KEY−VIEW PC上で実行されるKEY−VIEW PCアプリケーションにより処理され、ユーザビープオプションと接続されるこの方法でターボライトを設定することによれば、ホストサイトで作業する者に対して、KEY−VIEW PCがリモートアクセスされているときはいつでも、目に見えるとともに音声による表示を与えるので、セキュリティを改善することができる。
【0056】
概して、本発明の上記の実施形態は、
640×480,800×600,1024×768あるいは他のグラフィックモードにおける2,4,16,256あるいは他の数の色に対するサポートと;
モデムアクセス、LANアクセス、直接シリアル/パラレルケーブルアクセスおよび/またはTCP IPインターネットアクセス(すなわち、2パスまで)がホストサイトへリモートアクセスするために起動されるためのリモートアクセスサポートと;
ホストおよびリモートサイトにおけるリモートアクセスエンジンの完全な統合と;
ホストサイトとリモートサイトとの間のプラグアンドプレイモデム能力とLANインターフェースとを保証し、KEY−VIEW PCにインストールされる標準オペレーティングシステムと;
KEY−VIEWにおけるマルチKEY−VIEW PCIカードを用いる単一のKEY−VIEW PCからマルチホストPCを制御する能力と;
単一のKEY−VIEW PCIカードがマルチホストPCにアクセスするための第三者のスイッチボックスのサポートと;
リモートPCからホストPCを制御するためのマウスサポートと;
KEY−VIEW PCをゲートウェイとして用いてシリアル管理可能なホストサイトに無制限数ある装置に対して、リモートAC電源制御を行い、直接シリアルアクセスするためのKEY−VIEW II互換可能なNET−911コントロールモジュールの統合と、;
4個のホストPCあるいはスイッチボックスまでのコンビネーションを制御するための単一のKEY−VIEW PCの使用;とを備える。
【0057】
語句の意味
【0058】
詳細な説明および請求の範囲に用いられている以下の単語は、以下の意味を有する。
【0059】
リモートPC(Remote PC )
KEY−VIEW PCを呼び出してリモートアクセスセッションを開始するために用いられるPCを指す。
【0060】
ローカルPC(Local PC)
リモートPCと同じである。ホストPCを技術的に”リモートPC”として自然に眺めることができるリモートユーザについて述べられている箇所で用いられる。
【0061】
KEY−VIEW PC(キービューPC)
リモートPCからの呼出しを受信するとともに、電源を制御してPC、ルータ等を含む装置にシリアルアクセスを行う所望のホストPCあるいはNET−911コントロールモジュールへのゲートウェイとしての役割を果たす。
【0062】
アクティブホストPC(Active Host PC)
KEY−VIEW PCが現在制御しているホストPCを指す。KEY−VIEW PCが(1)KEY−VIEW PCIカードに接続された外部PCスイッチボックスあるいは(2)マルチPCIカードのいずれかを経由してマルチホストPCを制御できる場合でも、これらのPCのうち一つのPCのみが制御される。現在制御されているこのPCを、”アクティブPC”と称する。
【0063】
アクティブPCIカード(Active PCI PC )
マルチPCIカードがKEY−VIEW PCにインストール可能であるので、アクティブPCIカードは、アクセスのためにKEY−VIEW APP(アプリケーション)により現在選択されているPCIカードを指す。
【0064】
KEY−VIEW ユニット
ホストサイトにリモートアクセスを行うために設計された第1世代のKEY−VIEW ハードウェア装置(すなわち、ブラックボックス)を指す。このKEY−VIEW ユニットは、現在KEY−VIEW PCに置き換えられている。
【0065】
ホストPC
KEY−VIEW PCにより制御することができるあらゆるPCを指す。
【0066】
ホストサイト
KEY−VIEW PCに接続された全てのホストPCを含むKEY−VIEW PCのロケーションを指す。
【0067】
KEY−VIEW APP
PCI APPとブート APPとをインターフェースしてKEY−VIEW PCの動作要求を満足するために必要な、KEY−VIEW PCのWindows 95(登録商標)オペレーティングシステムで動作するソフトウェアを指す。全てのリモートアクセス要求はpcAnywhereリモートアプリケーションソフトウェアにより満足されるので、リモートPCにカスタムソフトウェアは存在しない。
【0068】
ブート APP(Boot App)
各KEY−VIEW PCは、1つの電源制御ISAカードを備える。ブート APPは、KEY−VIEW APPと、上記カードにデイジーチェーン接続された付属の電源コントロールモジュールとを通信させるソフトウェアオペレーティングシステムである。数に制限のない電源モジュールは、標準9ピンのシリアルケーブルを経由してデイジーチェーンされ、KEY−VIEW PCの標準シリアルポートに接続される。ブート APPにより、KEY−VIEW PCを用いて各ブートモジュールにシリアル通過アクセスを行うことができる。最終的に、リングの数、あるいはKEY−VIEWモデムが呼出しに応答したのちに押されたタッチトーンに基づく、電話回線への”PHONE”RJ−11コネクタからのインターフェースを経由して、このAPPによりKEY−VIEW PCをリセットすることができる。
【0069】
KB/MOUSE APP
ユーザが押しているキーと、画面上のマウスポインタのX/Y位置と、KEY−VIEW APPから受信されるマウスボタンの押し/離しとを表すPCI APPからの入力を受信する、分離したキーボード/マウスマイクロプロセッサ(APP)を有するKEY−VIEW PCIカードを指す。KB/MOUSE APPは、この情報を処理し、アクティブホストPCに必要なキーボードマスウインターフェースを提供する。場合によっては、このKB/MOUSE APPは、KEY−VIEW APPへ(PCI APPを経由して)情報を返送する。たとえば、アクティブKEY−VIEW PCIカードがスイッチボックスに接続されている場合、新しいPCがこのスイッチボックスに接続されれば、このスイッチボックスは、通常KB/MOUSE APPに状態に関する情報を返信する。この情報は、KB/MOUSE APPからKEY−VIEW APPに返信されて、ホストPCを交換するユーザを確認することができる。
【0070】
リモートPCに接続されたマウスを”リモートマウス”と称したり、リモートPCを用いる者を”リモートユーザ”と称したり、リモートPCがあるサイトを”リモートサイト”と称したりするように、上記の語句のバリエーションを用いることもできる。
【0071】
(実施形態の詳細な説明)
本発明の実施形態はホストサイトとリモートサイトとに関して記載されており、その一例を図28に示す。
【0072】
KEY−VIEW IIホストサイトは、1つあるいはそれ以上のホストPCに接続されたKEY−VIEW PCからなる。リモートユーザは、リモートアクセスエンジン(好ましくは、pcAnywhere)を用いて数に制限なくKEY−VIEW IIホストサイトにアクセスすることができる。
【0073】
KEY−VIEW IIを用いることにより、利用者はホストPCのオペレーティングシステムが変更するたびに一般的に必要となる、ソフトウェアベースのソリューションに関してアッグレードに要する費用を低減することができる。ホストPC上ではKEY−VIEW IIソフトウェアは動作していないので、KEY−VIEW IIはホストPC上で動作するオペレーティングシステムの形式とは無関係である。
【0074】
一般的な上記のKEY−VIEW II PCは、4つのPCIスロットとISAスロットとを備え、以下のハードウェアコンポーネントを含む。
【0075】
IBMコンパチブルキーボード
マイクロソフトコンパチブルシリアルマウス
SVGAモニタ
1〜8個のKEY−VIEW PCIホストPCインターフェースカード(全てのカードはIRQを有する)
1つのISAアクセスコントロールカード
1つのISAグラフィックカード(リブートすることなくウィンドウズ(登録商標)を経由してグラフィックモードの切り替えをすることができる)
1つのISAモデムカード
1つのLANインターフェースカード
1つのマウス用のシリアルポート
NET−911コントロールモジュール用の11個のシリアルポート
KEY−VIEW PCとホストPCとの間のファイル送信用の1つのパラレルポート
KEY−VIEW PCにリモートアクセスするためにLANを用いて試みることは、画面リフレッシュ率が最速となり、上記のリモートアクセスアプローチである。LANリンクが故障した場合には、非常事態においてKEY−VIEW IIホストサイトへのフェールセーフアクセスを保証するために、モデムがバックアップ手段として用いられる。
【0076】
各KEY−VIEW II PCIカードは、ホストPCに直接接続されているか、サポートされた第三者のスイッチボックスを介してマルチホストPCに接続されているかのいずれかである。スイッチボックスがPCIカードに接続されている場合、スイッチボックスにより、スイッチボックスに接続された複数のPCの間のキーボード制御を交換することができるとともに、PCIカードビデオ入力ポートへの一貫して高品質のビデオ信号を送信することができる。サイベックス(Cybex )等の会社により提供され、市販されているKVMスイッチボックスは、この基準に合致する。他の実施形態においては、スイッチボックスは一つのKEY−VIEW IIに分岐接続されている。
【0077】
理想的には、KEY−VIEW IIで用いられるビデオスイッチボックスは、当該スイッチボックスに接続された標準IBMコンパチブルキーボードを用いて構成された複数のPCを交換することができる。スイッチボックスのビデオ出力信号の品質と安定性とは、アクティブホストPCからの鮮明で一貫したビデオ信号をキャプチャするためのKEY−VIEW PCI カードに十分である。
【0078】
KEY−VIEW PCは、3つのアプリケーションソフトウェアパッケージ、すなわちpcAnywhereと、NET−911コントロールモジュールシステムと、KEY−VIEW IIシステムとを含む。好ましくは、これ以外のソフトウェアアプリケーションは、インストールされず、KEY−VIEW PCからは用いられない。
【0079】
KEY−VIEW PCは少なくとも一つのリモートアクセスするための手段を備えていなければならない。好ましくは、それらの手段のうち一つには、リモートアクセスができなくなったときのために2つのアクセスモードがインストールされている。
【0080】
一般的に、ユーザはKEY−VIEW PC内にLANカードと、モデムあるいはインターネットTCP/IPサーバインターフェースとをインストールする。LANアクセスは、顕著に反応時間が速いので、リモートアクセスのための上記した手段として通常用いられている。LANに不具合が発生した場合、モデムあるいはインターネット接続を経由してリモートアクセスを行うことができる。KEY−VIEW II PCにリモートアクセスするために可能な手段は、以下の通りである。
【0081】
・内部あるいは外部モデム(57.6ボーの伝送率が推奨)
・TCP/IPインターネットサーバ
・KEY−VIEW PCのパラレルポートに直接接続されたローカルエリアネットワークインターフェースカード(NetBios,SPXあるいはBanyan Vines)−特別pcAnywhereケーブルインターフェースを用いるもの
・KEY−VIEW PCのシリアルポートへの直接接続−無効なモデムケーブルを用いる
・CAPI2.0を経由するIDSN。
【0082】
カードスロット(4ISAおよび4PCI)の8つの特徴点の全部は、一般的にKEY−VIEW PCにおいて利用可能である。これらのスロットの好ましい用途は以下の通りである。
【0083】
ISA スロット:
・1つは、SVGAカード
・1つは、LANインターフェースカード
・1つは、モデムカード
・1つは、KEY−VIEWアクセスコントロールカード
PCI スロット:
・4つまでは、KEY−VIEW IIホストPCインターフェースカード
好ましくは、4つのカードが当初システムにインストールされていない場合でも、PCIスロットはKEY−VIEW IIカードのために空けられている。ユーザが、KEY−VIEW PCIカードを追加してインストールしたいと願う状況が想定される。この目的のためにPCIスロットを空けておくことにより、他のPCIカードをISAカードに置き換えなくてはならない場合でも、オペレーティングシステムを再構成する必要が無くなる。
【0084】
各KEY−VIEW PCIカードは、必要なホストPC VGA/SVGAアナログ−デジタル変換ハードウェアと、ホストPCキーボードインターフェースと、ホストPCマウスインターフェースとを備える。1つあるいはそれ以上のこれらのPCIカード(8つのカードまで)がKEY−VIEW PCに挿入されて、単一のKEY−VIEW PCが、1つあるいはそれ以上のホストPCあるいはPCのスイッチボックスを制御することができる。使用可能な割り込みを使い果たさないように、複数のPCIカードは同じアドレスとIRQとを共有している。各PCIカードは、0−7のうちからカードIDをセットするのに必要な3ポジションのDIPスイッチを含む。
【0085】
上記したように、各PCIカードはサポートされたスイッチボックスに追加して接続することも可能であり、マルチPCに接続される。入力された特別なキーボードシーケンスに基づいて、サポートされたスイッチボックスは、ホストPCを交換するとともに、選択されたKEY−VIEW PCのPCIカードに繋がるホストPCのキーボード、マウス、シリアルおよびビデオインターフェースをパスするように遠隔的に操作される。たとえば、PC(1)がDOSのテキストモードを実行しており、PC(2)が640×480グラフィックモードを実行しており、PC(3)が1024×768グラフィックモードを実行しているような3つのPCにスイッチボックスを接続することができる。この例では、リモートユーザはKEY−VIEW PCの画面上のメニューオプションをクリックして、スイッチボックスに(特別なキーボードシーケンスを経由して)PC(2)からPC(3)までをスイッチするように伝える。オペレーティングシステムに接続された特別な唯一のソフトウェアインターフェースにより、KEY−VIEW PCは自動的にフライ上の異なるグラフィックモードを調整して、KEY−VIEW PCの画面が常に全画面上にホストPCの画面の内容を移すようにする。
【0086】
各KEY−VIEW PCは、1つのISA KEY−VIEW アクセスコントロールカードを必要とする。KEY−VIEW PCがロックアップした場合には、リモートユーザはこのカードにより、(リセットボタン回路を経由して)KEY−VIEW PCをリブートすることができる。RJ−45インターフェースポートがこのカード上にあり、更にリモートロケーションからKEY−VIEW PCをコールドブートする(すなわち、AC電源を切断する)ためにNET−911コントロールモジュールに追加して接続することもできる。さらに、このカードはKEY−VIEW PCの前面にある状態ライト(通常ターボライト)の一つを制御するために用いることができ、誰かがKEY−VIEW PCにリモートアクセスしているときには、それをホストサイトにおいて視覚的に知ることができる(すなわち、ライトが点灯する)。最終的に、KEY−VIEW PCにおけるモデムへの呼出しは全て、このカードの電話回線インターフェースの入力/出力ポートを通過しなければならない。このアプローチにより、カードは電話回線から呼出し者ID(すなわち、電話番号)をキャプチャすることができる。この呼出し者IDを用いることにより、呼出し者IDに基づくリモートユーザのKEY−VIEW PCのリブートオプションと同様に、KEY−VIEW PCのモデムへのリモートユーザのモデムアクセスをカードは制限することができる。したがって、呼び出しIDは安全性のレベルを向上させるとともに、KEY−VIEW PCにリモートアクセスするために役立つ。
【0087】
KEY−VIEW PCの標準シリアルポートの一つは、250個までのNET−911コントロールモジュールのシリアルインターフェースを提供するために通常用いられる。これらのモジュールがデイジーチェーンされることによって、リモートユーザはホストPCあるいはホストサイトにおける他の装置をコールドブードすることができる。さらに、モジュールによりリモートユーザは、その装置がホストPCのシリアルポートに直接接続されている唯一の装置であるかのように、このモジュールに接続された装置にシリアルアクセスすることができる。
【0088】
KEY−VIEW PCを、ルータ、あるいは他のホストPCへのファイル送信を可能とするアヴェニューにアクセスさせて遠隔的にシリアル管理することによるこの特徴は、非常に有益である。
【0089】
次に、KEY−VIEW PCI ハードウェアカードとその内部回路の相互作用(interaction )について説明する。KEY−VIEW IIカードの主要部分はFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ:Field Programmable Gate Arrays)とオンボードのCPUである。このカードは、3つの主要機能を有する:ビデオキャプチャ回路と、キーボード/マウス回路と、シリアルポート回路とである。このカードは、PCIバスアーキテクチュアにインターフェースするように設計されている。
【0090】
図1に示すように、カードは2つのFPGAに関して設計されており、好ましくは、FPGAは80MHz以上で動作する、Xilinx XC3100Aファミリーである。他は、メインFPGAと、標準のXilinxの一部である。
【0091】
KEY−VIEW PCIカード10においては、FPGA11が数個の異なる回路により囲まれている。これらは、ビデオインターフェース回路14と、シリアルコントローラチップ回路15と、マウスおよびキーボードドライバ回路17および18と、キーボードおよびメインカードCPU回路20および21と、ドック19と、フラッシュパレットコンバータ(変換器)RAM24と、ビデオキャプチャRAM25および26と、PCIバス23と通信状態にあるPCIバスコントローラチップ22とを含む。カードIDスイッチ16も含まれている。
【0092】
図2は、FPGA11へのビデオインターフェース回路14を示す。ビデオバッファ回路29−31のセットは、ビデオをブーストするとともにそれをVGAディスプレイへ送り返すビデオ増幅器を備える。これらの回路29−31は、ADC32−34を収容するノイズおよびレベル条件を提供し、既知の電圧の上下限以内のアナログ信号であることが好ましい。
【0093】
条件だしされる前のビデオが適切に調整された後に、アナログカラー信号が3つのアナログ装置であるAD9O012フラッシュアナログデジタル変換器32−34を駆動させる。これらの回路は、参照信号が内部抵抗電圧ラダーにより256ステップに分割されるフラッシュ変換技術を用いて、入力電圧を出力8ビットデジタル値に変換する。これらの電圧ステップは、256セパレートアナログ比較器により同時に入力信号と比較される。可能な値を一度に比較することにより、チップは100MHzまで作動することができる。
【0094】
ADCチップは8ビット出力するが、PCIカードは各色について5ビットのみを必要とする。よって、最下位の有効3ビットが15アドレスビットを生成しつつ処分される。以下に説明するフラッシュパレット変換器RAMとビデオ信号の最下位の有効な3ビットを処分するプロセスとを結合することにより、キャプチャされたビデオをより安定させることができる。
【0095】
同期パルス、すなわちビデオ信号からの水平同期(Hsync)および垂直同期(Vsync)が調整されてメインFPGA11に入力される。これらの信号は両方とも極性符号化されているので、従来のモニタ(非多重同期のもの)は、VGAカードが送信しているモードを判断することができた。したがって、信号は負のパルスあるいは正のパルスのいずれであってもよい。TTLレベル信号がFPGAに必要であるので、これらの不規則な極性信号は、正のTTLレベル信号に変換されなければならない。しかしこれが終了する前に、極性自身はTTLレベル信号に変換されなくてはならず、FPGAに送信されなければならない。したがって、同期調整回路35と37とが、4つのTTLライン、すなわち2つの同期パルスと2つの極性パルスとを出力する。FPGAは内部に極性パルスを保持して、2つの安定極性ビット(FPGAレジスタ参照)を形成する。
【0096】
FPGAは、ビデオ同期パルスの追加プロセスも行う。ソフトウェアは正確なビデオフレーム率を知る必要があるので、FPGAは、1秒当たりの垂直同期パルスの数をカウントするとともに、その値をFPGAレジスタ内に記憶する低周波数のカウンタを備える。他のFPGAカウンタは、垂直同期パルス間の水平同期パルスの数をカウントする。この値が他のFPGAレジスタに記憶される。
【0097】
水平同期パルスが調整器36とPLL38とに入力される。ある種のビデオカードは、稼働中のビデオの終端でこの信号を消去する。物理的なモニタにとっては、これはそれほど問題ではない;しかし、PLL回路にとっては、これにより出力周波数をドリフトさせてしまう。PLL回路の大半は安定した参照周波数を必要としており、そうでないと不安定となってしまう。1C51522PLLチップ等のいくつかのPLLチップは、欠けている水平同期パルスを無視するための回路が必要である。PLLの出力は、ビデオへのドットクロックとなる。このドットクロックからの各パルスは、ビデオ信号における各ドットの中心の位置に正確に配列されなければならない。したがって、PLLは、出力ドットクロックの位相を調整する方法と、種々の数のビデオライン長、すなわち640,800,1024等のビデオライン長をサポートするための方法とを含む。
【0098】
図3に示すように、Keyview PCI カードは、埋め込み処理のための2つの分離したCPU、すなわちメインCPU21とキーボードCPU20とを備える。キーボードCPUインターフェースは外部メモリを備えていないので、I/Oピンの大半が空き状態である。キーボードCPUの2ポートは、2つのマウスとキーボードとを制御するために用いられており、他の0および2のポートはメインCPUとシリアルEEPROMとを通信させるために用いられている。
【0099】
カードへのメインCPU21のインターフェースは、マイクロプロセッサのためのプログラムコードを保持する外部プログラムRAMメモリ41を含む。CPUからの指示フェッチと、データ読み込み/書き込み信号がFPGA内のロジックにより吸収され、CPUがRAMからのコードを実行することができる。
【0100】
RAMは、CPUのアドレススペースの最終32Kに配置されている。これにより、CPU内のEPROMにあるブートストラッププログラムは、RAMが受信する前にリセットするように制御される。ソフトウェア技術を用いて、ブートストラッププログラムによりRAMに実際のプログラムがロードされる。これが終了すると、IPLの後にRAM内のプログラムに制御が送信される。
【0101】
メインCPU21は、FPGAレジスタ11と、複式ポートフラッシュパレット変換器RAM24Aおよび24Bとをアドレスすることができる。これらは全て、メインCPUのデータ記憶スペースの前半32Kに配置されている。これは、CPUがプログラムメモリとは異なったデータメモリの取り扱いをするので可能である。FPGAレジスタとフラッシュパレット変換器RAM(これらはすべて同じロケーションとバンクとに配置されている)との間の衝突を防止するため、2つの特別な装置選択ビットがメインCPUから直接出力されている。これらのI/Oは、CPUが自身のデータメモリアドレススペースの下位32Kにアクセスした場合にアドレスされる装置を選択する。
【0102】
メインカードCPU21は、CPUが一定時間以内に応答しない場合に、CPUをリセットするウォッチドック特性を有する。キーボードCPU20は、そのような自動回路を備えていない。その代わり、キーボード回路へのリセットラインは、メインカードCPUにより直接制御されている。これにより、メインCPUは不安定にロックアップしてしまうことが防止されている。
【0103】
実際、アドレスラッチは、通常外部74L5373あるいはその同等物である。FPGAレジスタにアクセスするためにFPGA11はチップへの入力を必要とするので、このラッチ作業がFPGA内で実行される。ALEがFPGAラッチストロボへの入力であり、それに対応して、ラッチのQ出力が出力である。この構成を用いることにより、FPGA内において256までの個別のレジスタを選択することができる。
【0104】
CPUについて
CPUは、メインおよびキーボードCPU20と21とからマスター/スレイブ配置においてパラレルに動作する、2つの87C52−24マイクロプロセッサである。これら両方とも、キーボード回路に付与される、同じ22.1184Mhzのクロックで動作する。メインカードCPU21は、シリアル形式でキーボードCPUにコマンドとデータとを送信する。キーボードCPU20は、メインCPU21に命令された通りに、キーボードとマウスとに単にコードを送信するプログラムを有する。メインカードCPU21は、自身のIPLを制御するブートストラップコードを備える。メインプログラムはRAM内に格納されているとともに固定アドレスにおいてジャンプテーブルを備えているので、プログラムが実行することにより常にライブラリ機能の呼び出し方を知ることができる。このようにして、ライブラリ機能の多くをEPROMの余分なスペースに導入し、それが旧式となったときに上書きすることができる。同様に、内部CPU通信ルーティンは、キーボードCPUプログラムセグメントとメインカードCPUプログラムセグメントとの間で共有されることができる。
【0105】
図4は、メインメモリマップを示す。RAM(データ)とROM(コード)アドレススペースを分離した状態に維持するよりも、この設計では、RAMプログラム記憶領域がプログラムのアップロードを容易にするために必要であるので、RAMチップが各アドレススペースの上位32KのRAMおよびROM領域の両方に配置されている。この設計では、ブートストラッププログラムが内部EPROM45に導入される。それは、8Kの長さであり、ROMアドレスOQOQHから始まるように配置されているとともに、RAMリードを用いてアクセスすることができない。パワーアップにおいて、ブートストラップコードは制御可能となる。
【0106】
パワーアップ後間もなく、KV−APPが自身のプログラムをメインカードCPUのRAMにロードするが、IPL(イニシャル プログラム ロード:Initial Program Load)と呼ばれている。RAMは、メインカードCPUのRAMとROMとのアドレススペース46の000H−FFFFHに配置されている。RAMは32K×8 1 5nsのチップあるいはそれ以上のチップである。キーボードCPUのプログラムは固定されており、KV−APPによっては上書きできない。
【0107】
CPUは、マスクプログラムされるか、OTPプログラムされるか、EPROMプログラムされる。CPUにおける安全ビットは、外部コードが実行されることを防止するような方法でセットされてはならないことが重要である。最大限の有用性と高い安全性とを維持するために、インテル(登録商標)87C52BHシリーズのマイクロプロセッサを用いることができる。キーボードとメインカードIPLコードの両方が、同じEPROMプログラムスペースに結合される。パワーアップ時には、CPUに外部RAMが備えつけられているのかをCPUが決定する。そうであれば、装置はメインカードCPUコードを実行する。そうでなければ、装置はキーボードCPUの特性を仮定する。現在、キーボードプロセスに全体のEPROMのうち25%が割り当てられ、メインプロセスに75%が割り当てられている。現在選択された87C52−24チップでは、8KのEPROMのうち、2Kがキーボードプロセスに割り当てられ、6Kがメインプロセスに割り当てられる。
【0108】
メインCPURAMのIPLの後、KV−APPがメインCPUにRAMプログラムを実行するように命令する。RAMプログラムは、ブーストストラップが含まない追加のコードと機能とを含む。
【0109】
シリアルバス
メインカードCPU21のシリアルI/Oピンと、R×D(データ)と、T×D(クロック)とは周辺機器とシリアル通信を行う。シリアルライン(クロック、データ、RD/WR[P1.0])はすべてのシリアル装置に折り返される。CPU21は、各装置に対する独立装置選択ラインも出力する。シリアルデバイスは、高レベルのその装置の選択(CS)入力を受信するまで、入力(クロック、データ、RD/WR)を無視する。どの装置も、その装置が選択されるまではどんな信号も出力することはできず、選択されていないときは出力の全てを高インピーダンス状態に変更する必要がある。PLL38は特別な場合である。それには、RD/WRピンは用いられていないが、読み込み/書き込み機能がデータストリームに取り入れられる。
【0110】
どのシリアル装置も、装置選択ラインにより選択されない限り、メインカードCPUとの通信を開始しない。
【0111】
キーボードCPUは、プライベートEEPROMチップを付属して備えているので、回路のリマインダがパワーダウンされている間は、キーボード回路はEEPROMデータにアクセスすることができる。
【0112】
キーボードCPUシリアルアクセス
キーボードCPU20はシリアルアクセスされる必要がある。キーボードCPUは直接アクセスできるレジスタを備えていないが、その代わりにコマンドアプローチを使用する。このアプローチにより、装置へのバイト数と、装置からのバイト数が、実行されているコマンドに依存して変化する。キーボードCPUに書き込まれる最初のバイトは、コマンドバイトである。コマンドの例をいくつか紹介する。
【0113】
Figure 0004146089
【0114】
キーボードCPU20におけるすべての読み込み動作は、CPU20の出力レジスタの内容を読み込む。このレジスタはある種のコマンドによりセットされ、その内容に影響を与えることなく複数回読み込まれる。キーボードコマンドコードの下位3ビットは、特別な意味を有する。2つのLSB(ビット1および0)は、常にコマンドバイトに続くバイトの数を表す。この構成により、3バイトまでコマンドバイトに続くことができる。ビット2がセットされると、コマンドはキーボードCPUの出力レジスタの内容を変更する。残りのビットは任意であり、各コマンドを固有のものとするためだけに役立つ。
【0115】
シリアルEEPROMアクセスの場合、特別な条件が適用される。コマンドが送信されたのち、キーボードCPU20は、コマンドバイトに続いて8ビットアドレスを送信しようとする。アドレスバイトは、記憶あるいは書き換えのためのバイトのEEPROMにおけるアドレスである。READ PROMコマンドである場合、アドレスバイトによりアドレスされたEEPROMのロケーションにおける値が、キーボード出力レジスタにコピーされる。WRITE PROMコマンドについては、アドレスバイトの後にキーボードCPUに受信される次のバイトが、アドレスされたEEPROMのロケーションに記憶される。しかし、EEPROMが書き込み可能になる前に、キーボードCPUはメインCPUからENABLE WRITEコマンドを受信しなければならない。これがまさに次のコマンドであれば、このコマンドにより書き込み作業を実行できる。書き込みコマンドの後、あるいは他のコマンドの後で、WRITE ENABLE状態が無効となる。最初にWRITE ENABLEコマンドを送信せずにWRITE PROMコマンドを送信しようとしても、キーボードCPUはWRITE PROMコマンドを無視し、キーボード状態レジスタの適切なエラーフラッグをセットする。WRITE PROMの前に先行してWRITE ENABLEコマンドを要求することにより、マイクロプロセッサが混乱して不注意なEEPROMへの書き込みを行うことを防止することができる。
【0116】
キーボードCPU20がシリアルI/Oに対する装置選択信号により選択されているときはいつでも、最終バイトが誤って送信された場合に、それが消去されるように、キーボードCPUソフトウェアはシリアルインターフェースをリセットする。RD/WRピンが下げられているときにはキーボードCPUは書き込まれ、RD/WRピンが上げられているときには読み込まれる。
【0117】
QUERY STATUSコマンドに返信される状態レジスタは、以下の定義を有する;
BIT 0=Num-Lockライト状態--- ホストからのライト状態
BIT 1=Scroll-Lock ライト状態--- ホストからのライト状態
BIT 2=Caps-Lock ライト状態--- ホストからのライト状態
BIT 3=ホスト電源オン
BIT 4=EEPROMがビジーである
BIT 5=保護メモリに書き込もうとするエラー
BIT 6=通信で検知されるエラー
BIT 7=FIFO overrun-FIFO が読み込まれていないので、バイトを失った。
【0118】
キーボードシリアルアルゴリズム
メインCPU21は、キーボードCPU20と連絡するようにされたいくつかのI/Oピンを有する。あるI/Oピンは、キーボードCPUによって直接供給される特定のビジー入力ピンである。これは、キーボードCPUがビジーであることおよびシリアル入力に応答できないことをメインカードCPUに示す。キーボードCPUがアイドル状態の場合、ビジー出力をクリアする。メインCPUの別のI/Oピンは、キーボードCPU回路のRST(リセット)入力に接続される。このことは、キーボードCPUがコントロールを失った場合、メインCPUがキーボードCPUをリセットする。特別な回路はまた、メインCPUの電源が落ちた場合、キーボードCPUがそれ自体の電源をいれるのをリセットし、偶発的なリセットを防止する。メインCPUの第3入力ピンは、キーボードのRTS(送信準備)出力によって供給される。この出力は、キーボードの内部FIFOが内部に何かがあり、点検の必要があることをメインCPUに通知する。
【0119】
メインCPU21とキーボードCPU20との間のシリアル通信を始めるために、ハンドシェーキングアプローチを用いる。メインCPUがキーボードCPUにバイトを送信しようとする場合、まずキーボードCPUからのビジー入力をチェックし、それがローであることを確かめる。それがハイである場合には、メインCPUはそれをクリアするのを待たなければならない。メインCPUが1秒以上待たなければならない場合、キーボードCPUが破壊され、キーボードCPUのRSTピンを切換え(toggling)トグルすることによりリセットする。一方で、ビジー入力がローである場合、メインCPUはシリアルバイトを転送し始めることができる。
【0120】
ビジーフラッグはまた、キーボードCPUがシリアル入力ビットを処理し終わったことをメインCPUに示す。このステータスは、デバイス選択入力によって起こる。従って、キーボードCPUを選択する前に、ビジーピンを読み取ることが重要である。
【0121】
メインCPU21は最初のビットを送信する前に、まずシリアルクロックおよびRD/WR’ラインをローに設定し、キーボードデバイス選択ラインをハイに設定する。そして、データビットをシリアルデータラインに出力する。これが終了したとき、クロック出力のレベルをハイに変える。キーボードCPUがシリアルクロックラインにおける転送がローからハイになったことを確かめた場合、シリアルデータラインにおいてビットを読み取る。そして、キーボードCPU20がビットを処理し終わったとき、ビジー出力をハイに引き上げる。このことは、ビットが受信され処理されたことをメインCPUに通知する。そしてメインCPUはシリアルクロックをローに引き戻し、キーボードCPUにそのビジー出力と同様に行うように合図する。この処理は、バイトの8つ全てのビットがメインCPUからキーボードCPUに転送されるまで続けられる。全てのコマンドバイトが転送されたとき、デバイス選択ラインはクリアされ、キーボードビジー出力が通常使用に戻る。この手順は、キーボードCPUが高いデータ転送速度を維持する間、シリアルフレーミングエラーを検出することを可能にする。
【0122】
同様の処理は、メインCPUがキーボードCPUの出力レジスタからシリアルバイトを読み取る場合に行われる。まず、キーボードCPUがビジーでないか、あるいは破壊されていないことを確かめた後、メインCPUはクロックラインをローに設定し、そしてRD/WR’およびデバイス選択ラインをハイに設定する。このとき、メインCPUはクロックラインをハイに引き上げる場合、キーボードCPUはシリアルデータラインにおけるビットを出力する。これが終了したとき、キーボードCPUは、そのビジー出力をハイに引き上げる。このことは、データを読み取る準備されていることをメインCPUに通知する。メインCPUが読み取りを行い、入力ビットを処理し終わったとき、シリアルクロックラインをローに引き戻す。キーボードCPUは、これを確認し、そのビジー出力と同様に行う。また、この処理は、キーボードCPUからメインCPUに全部のバイトを送信するまで続ける。読み取る1つのバイトのみが存在するので、デバイス選択ラインは、リセットされる。
【0123】
キーボードコマンド手順
ホストにスキャンコードを送信するための典型的なキーボード操作は、メインカードCPUのためであり、キーボードCPUに以下のコマンドを出す:
{Check Busy}SEND KEY CODE <scan code >
スキャンコードバイトを受信したとき、キーボードCPUは一時的にビジーピンを設定し、そしてホストにバイトをそのまま(verbatim)送信する。ステータスレジスタにおけるエラーフラッグは、キーボードCPUが有効でないコマンドの処理に質問する場合に設定される。このエラー検出は、キーボードCPUのコマンドにのみ適用され、スキャンコードデータには適用されない。
【0124】
時々、スイッチボックスは、通信のフォームとして無効なスキャンコードを戻す。これらは、受信時にキーボードCPUの内部の16バイトソフトウェアFIFOに加えられる。このFIFOは、実際に、回路列として実行される。スイッチボックスは通常、キー配列への応答で4バイト以上決して送信しないので、16バイトFIFOがメインカードCPUによって点検される前にオーバーランする可能性が遠隔操作にのみある。この配列は、このようなものである([NUMLOCK][MINUS][NUMKLOCK]キー配列について):
{Check Busy}SEND KEY CODE <Make Num-Lock >
{Check Busy}SEND KEY CODE <Break Num-Lock
{Check Busy}SEND KEY CODE <Make- >
{Check Busy}SEND KEY CODE <Break->
{Check Busy}SEND KEY CODE <Make Num-Lock >
{Check Busy}SEND KEY CODE <Break Num-Lock
if (RST) then{Check Busy}READ FIFO
各送信キーコードの直前および直後に質問ステータス(QUERY STATUS)もある。最後のスキャンコードが送信されたにもかかわらず、キーボードCPUのRTS出力ピンをFIFOが点検する必要があることを示すように設定した場合、メインCPUはFIFOを読み取り、KV−APPにデータを送信し返さなければならない。キーボードCPUはメイク−ブレーク−リピート(make-break-repeat )コードの適切なフォーマットまたはそれらが有効なコードであるか否かと全く関係がない。質問された場合、干渉を生成しない複数のブレークコードおよび無限の数の無効なコードを送信する。
【0125】
PLLシリアルアクセス
上記のように、PLL38ビデオドットクロックチップは、特別なシリアルアクセスを必要とする。1つの主な差異は、全ての他のデバイスのためのRD/WR’ピンが使用されないことである。PLLは、データストリームを介してこのビットを得る。メインCPUからのデバイス選択出力は、PLLチップのSELn入力ピンに関係する。PLL38は、RD/WRビット、続いて3ビットアドレス、続いて11ビットデータバイトを使用する。
【0126】
シリアル EEPROM アクセス
4−ワイヤシリアルEEPROMは、不揮発性データ保存のためのカードに備えられる。例示の設計は、256×8バイトで構成された2KシリアルEEPROMと呼ばれる。このEEPROMは、KEY−VIEWコンピュータの電源が落ちた場合、外部シリアルポートIRQおよびベースアドレスを保存する。EEPROMは、キーボードCPU20に配置され、キーボード回路の二重電源(dual power)によって電源が供給される。メインカードCPU21は、キーボードCPUに質問することにより、EEPROMの情報にアクセスすることができる。EEPROMは、シリアルバスになく、メインCPUは直接それにアクセスすることができない。
【0127】
ウォッチドッグ(監視)タイマー(watchdog timer)
メインCPU21のための監視タイマー回路は、メインCPU ICに組み入れられる。キーボードCPU20は、メインCPUに構成された監視回路を駆動するソフトウェアを備える。キーボードが、メインCPUが有限の時間内にそれを送信するコマンドに応答しない場合、メインCPUは、キーボードCPUのRSTラインをトグルする。このことにより、キーボードCPUをリセットさせる。
【0128】
両方のCPUは、電源が入るのをリセットすることが可能な特別な回路およびメインCPUが電源が入らない場合、キーボードCPUの不注意によるリセットを防止する他の回路を備える。
【0129】
FPGAレジスタアクセス
レジスタを含むたった1つのものであるメインFPGAは、メインカードCPUのRAMスペースにマップされる(図4)。RAMスペース47(OOHからFFH)の最初の256バイトは、FPGAレジスタスペースに厳密に対応する。FPGAデバイス選択が全てのFPGAレジスタアクセスに対してハイに設定されていることは重要である。そうでなければ、OOOOHから7FFFH領域におけるRAMロケーションへのCPUアクセスは、フラッシュパレットコンバータRAMにマップされる。しかしながら、FPGAデバイス選択ビットがハイに設定される場合、FPGAレジスタのコンテンツは、そこから読み取られ、そしてそこに直接書き込まれる。
【0130】
ポート1の定義
メインCPU21は、図3に示す8つの認識されたポート1接続(P1.0〜P1.7)を有し、以下のように議論される:
P1.0−RD/WR’シリアルバスリード/ライトアウトプットポートは、キーボードCPU20に出力する。この出力ピンは、モードシリアルバスアクセス中にRD/WR’信号として作用する。このピンは、通常ハイ(読み取り)であり、シリアルデバイスにデータを書き込む場合、ローに設定される。ほとんどのデバイスについて、EEPROMおよびキーボードチップを備え、このピンの操作は、記載の通りである。しかしながら、PLL38については、このピンが関係しない。
【0131】
P1.1−FPGAデバイス選択出力は、FPGA11に接続し、メインCPUのRAMデータアドレススペースのより低い32Kに対するチップ選択ラインとして役立つ。このピンがハイであり、メインCPUがOOHからFFHアドレススペースにデータの読み取りまたは書き込みを行う場合、実際には、直接FPGAレジスタを読み取るかまたは書き込む。しかしながら、このピンがローであり、メインCPUがOOOOHから7FFFH領域にデータをアドレスする場合、実際には、フラッシュパレットコンバータRAMにデータをアドレスする。
【0132】
P1.2−キーボードビジー入力はキーボードCPU20に出力し、キーボードCPUがビジーであり、シリアルコマンドに応答できないことを示す特別に設けられたピンである。この入力はまた、2重の目的を有し、メインCPUとキーボードCPUとの間のシリアル転送中にタイミング信号として使用される。
【0133】
P1.3−キーボードリセット出力ピンは、キーボードCPU20のRST(リセット)入力に(ほぼ)直接接続される。破壊が検出された場合、キーボードCPUをリセットするためにメインCPUによって使用される。メインCPUは、PCI APPからのコマンドのもとでこのビットをトグルすることができる。キーボードCPUの不注意なリセットの防止を助けるために、FPGAロジックは、リセット信号が通り過ぎる前にキーボードCPUがFPGAチップ選択レジスタによって選択されることが要求される。
【0134】
P1.4−FIFO RTS入力は、キーボードCPU20に接続し、送信ストロボへのFIFO準備である。この目的は、キーボードチップのFIFOがその中に少なくとも1バイト有する場合を示すことである。最後のバイトがFIFOから読み取られた場合に、それはクリアされる。この入力はメインCPUのソフトな中断を行うので、そのバイトは、FIFOのオーバーランを引き起こす前に取り扱うことができる。
【0135】
P1.5−ICS1 522デバイス選択は、PLLドットクロック38におけるSELnピンをコントロールするI/Oピンである。このデバイスは、このピンがローになった場合に選択される。このデバイスが選択された場合、シリアルバスに書き込むことができる。
【0136】
P1.6−キーボードデバイス選択は、キーボードCPUへのデバイス選択入力をコントロールするI/Oピンである。キーボードCPUは、このピンがハイである場合に選択される。キーボードが選択される場合、シリアルバスにおいてデータの読み取りまたは書き込みを行うことができる。
【0137】
P1.7−フラッシュパレットコンバータチップ選択は、FPGA11に接続し、CPUの読み取りまたは書き込み中にアクセスされるデュアルポートフラッシュパレットコンバータRAMをコントロールする。このピンがハイである場合、奇数バンクが選択される。そうでなければ、偶数バンクが選択される。
【0138】
メインFPGAレジスタインデックス
この設計は、ハードウェアの立場から、たとえソフトウェアの立場からでも、いくつかのFPGA11を備えており、全てのレジスタは、単一のFPGAにある。第2FPGAがレジスタ情報を必要とする場合、レジスタへのアクセスを得るために、第1FPGAへハードウェアを接続することが必要である。上記の例示のように、レジスタは、メインCPU21によって直接アドレスされ、潜在的に各FPGAに256個のレジスタまで存在することができる。メインCPUがこれらのレジスタのほとんどをアドレスする前に、FPGAデバイス選択出力ピンP1.1において最初にハイレベルで出力しなければならない。このことはFPGAレジスタを可能にし、フラッシュパレットコンバータRAMを不可能にする。
【0139】
好ましい実施形態において、いくつかのレジスタは以下を含む:
00−これは、無効なレジスタであり、読み取りまたは書き込み時にランダムな値を返す。
【0140】
01−FPGAフラッグ−このバイトは、読み取りのみであり、このレジスタのコンテンツはFPGAによって設定される。ビット1は、ビデオFPGAから持ち込まれる。このレジスタのフラッグは以下である:
0 −予約
* −ビジー−FPGAが選択されたビデオブロックを書き込むのがビジーである場合設定される。
【0141】
2 −最終パルスの水平同期化した分極(polarity)−0=ネガティブ分極、1=ポジティブ分極。
【0142】
3 −最終パルスの垂直同期化した分極−0=ネガティブ分極、1=ポジティブ分極、注意として分極フラッグは同期を有するパルスではない。
【0143】
4 −予約
5 −予約
6 −予約
7 −予約
02−DIPスイッチ設定−このバイトは、ディップスイッチによって選択される4つのビットを含むフラッグのみの読み取りである。ビット0および1は、カードアドレスとして使用される。ビット2および3は予約される。このレジスタのフラッグは以下である:
0 −カードアドレスのビット0がDIPスイッチによって設定される。
【0144】
1 −カードアドレスのビット1がDIPスイッチによって設定される。
【0145】
2 −カードアドレスDIPスイッチのスイッチ2が将来の使用のために予約される。
【0146】
3 −カードアドレスDIPスイッチのスイッチ3が将来の使用のために予約される。
【0147】
4 −予約
5 −予約
6 −予約
7 −予約
03 −CPUフラッグ−このバイトは、読み取りまたは書き込みを行うことができるが、CPUは値を変更することができるのみである。ビット2および3は、ビデオFPGAに出される。このレジスタのフラッグは、以下である:
0 −ビデオバンク−このビットは、ビデオバンク25および26がどの回路に関係するかを決定する。ハイビットは、FPGA13がバンク0(25)を有し、そしてバス23がバンク1(26)を有することを意味する。16K×32ビットのデュアルポートRAM構成を用いる場合、このピンは、RAMのレフト(キャプチャ)ポートのアドレスラインA14に繋がれる。ライト(PCIバス)ポートにおける同じアドレスラインは、このビットの反対に繋がれる。このように、1つの回路がRAMの0〜8K部分にトータルアクセスを有し、その他は、RAMの8〜16K部分へのアクセスを有する。
【0148】
1 −フラッシュパレットコンバータマルチプレクサのための予約。
【0149】
2、3 −これはビデオフォーマットのバイト当たりのピクセルの数を示す。以下の表はこれがどのように復号されるかを示す:
Figure 0004146089
4 −予約
5 −予約
6 −予約
7 −ステルスモード−このビットを設定した場合、カードはPCIバスからのいかなる読み取りコマンドにも応答しない。カードシリアルポートおよびビデオメモリはオフラインであり、PCIバスによるいかなる読み取り/書き込み試行にも応答しない。カードは完全に使用中であるのとは異なるが、システムでは見えない(invisible )。メインカードCPUはPCIバスからの書き込みが試みられるが、このビットがリセットされるまでバスを介して応答しない。このことは、システムがメインカードCPUにステルスフラッグをリセットするコマンドを出させる。他のコマンドはまた、メインカードCPUに送信することができるが、ステルスビットがリセットされるまでFPGAを読み取ることができない。ステルスモードのいくつかの面では、ソフトウェアによって直接コントロールされるが、このビットを備えているので、FPGAはステルスモードにおける8250シリアルポートコントローラデバイスをシャットダウンすることによってハードウェアの終了を取り扱うことができる。
【0150】
04 −コマンドポート−このレジスタは、命令を実行させるより低い5ビットを有するコマンドレジスタである。このレジスタがKV−APPによって書き込まれる場合、FPGAは、そのINTIピンをトグルすることによってメインカードCPUへの中断を生成する。そして、メインカードCPUは、このコマンドを処理しはじめることができる。PCIバスからこのレジスタにコマンドを受信したとき、FPGAのステータスレジスタのおける全てのビットは、それらの適切な値に設定される。この動作は、FPGA自体によって自動的に行われ、実行の理由のためにメインCPUによっては自動的に行われない。コマンドバイトは以下のように構成される:
0〜5−6ビットは、メインカードCPUに命令する。
【0151】
6〜7−カードアドレスがコマンドに応答する。
【0152】
このレジスタは、ベースI/O(コマンド)レジスタに書き込むKV−APPの動作によって書き込まれるのみである。ステータスレジスタ(FPGAレジスタ08)は、KV−APPが同じベースI/Oレジスタを読み取る場合、戻される。メインCPUは、コマンドレジスタに書き込むことができない。反対にステータスレジスタに適用する。メインCPUによって書き込まれ、KV−APPがベースI/O(コマンド)レジスタを読み取る場合、読み取られる。
【0153】
05−パラメータポート0−このFPGAレジスタは、ベース+1I/Oポートのコンテンツのコピーである。それは、メインCPUによって読み取りまたは書き込みを行うことができ、そのコンテンツはI/Oポートによって反映される。実際、KV−APPおよびメインCPUの両方は、このパラメータレジスタにアクセスして直接の読み取り/書き込みを行う。パラメータポートレジスタは、コマンドレジスタに送信するコマンドの一般的なパラメータである。
【0154】
06−パラメータポート1−このFPGAレジスタは、ベース+2I/Oポートのコンテンツのコピーである。詳細にはパラメータポート0を参照。
【0155】
07−パラメータポート2−このFPGAレジスタは、ベース+3I/Oポートのコンテンツのコピーである。詳細にはパラメータポート0を参照。
【0156】
08−ステータスレジスタ−これは、KV−APPがベースI/Oレジスタを読み取る場合に受け取るレジスタである。それは、カードの操作ステータスの種々の面を示す。KV−APPがこのレジスタのみを読み取ることができる間、CPUはアクセスして読み取りと書き込みの両方を行う。ビット構成は以下の通りである:
0−ビジーコマンド−カードはまだ、KV−APPから受信する最後のコマンドを処理している。このビットはKV−APPがFPGAにおけるコマンドレジスタ(ベースI/Oレジスタ)にコマンドを書き込む場合、FPGAによって自動的に設定される。メインカードCPUは、処理し終わったとき、このビットおよび全てのパラメータポートのビジービットをリセットする。パラメータポートは異なっているので、ステータスレジスタを読み取ることにより、ビジーフラッグを設定しない。
【0157】
1−ビジーパラメータポート0−カードは、FPGAパラメータポート0からまたはFPGAパラメータポート0へバイトを転送することがビジーである。このビットは、KV−APPがFPGAにおけるパラメータポート0(ベース+1I/Oレジスタ)にパラメータの書き込みまたは読み取りを行う場合、FPGAによって自動的に設定される。メインカードCPUは処理し終わるかまたは転送すべき次のバイトの準備ができた場合に、このビットをリセットする。
【0158】
2−ビジーパラメータポート1−カードは、FPGAパラメータポート1からまたはFPGAパラメータポート0へバイトを転送することがビジーである。このビットは、KV−APPがFPGAにおけるパラメータポート1(ベース+2I/Oレジスタ)にパラメータの書き込みまたは読み取りを行う場合、FPGAによって自動的に設定される。メインカードCPUは処理し終わるかまたは転送すべき次のバイトの準備ができた場合に、このビットをリセットする。
【0159】
3−ビジーパラメータポート2−カードは、FPGAパラメータポート2からまたはFPGAパラメータポート2へバイトを転送することがビジーである。このビットは、KV−APPがFPGAにおけるパラメータポート2(ベース+3I/Oレジスタ)にパラメータの書き込みかまたは読み取りを行う場合、FPGAによって自動的に設定される。メインカードCPUは、転送されるべき次のバイトのための処理し終わるかまたは準備ができた場合に、このビットをリセットする。
【0160】
4−モード変化−このフラッグは、ビデオモード変化がメインカードCPUにより検出された場合に設定される。このフラッグは、カードが「ロードビデオパラメータ」コマンドを受信した場合に通常リセットされる。
【0161】
5−予約
6−予約
7−サポートされていない命令/転送エラー−このビットは、エラー状態を検出した際に設定される。通常コマンドがへたにフォーマットまたは無効化されてカードに転送される場合、このビットは設定される。また、パケット転送中に、不適当な検査合計等のエラーがあった場合、このビットが設定される。このビットは、次のコマンドが書き込まれた場合にクリアされる。
【0162】
09−ビデオページセグメントMSB−ビデオページセグメントアドレスのハイバイト。これは、KV−APPがKEY−VIEW IIのビデオバッファをアドレスするために使用するアドレスのセグメントである。カードのPCI回路は、KEY−VIEW IIのビデオRAMをKV−APPのメモリにおけるこのセグメントの始めにマップする。
【0163】
10−ビデオページセグメントLSB−ビデオページセグメントアドレスのローバイト。これは、KV−APPがKeyView IIのビデオバッファをアドレスするために使用するアドレスのセグメントである。カードのPCI回路は、Keyview IIのビデオRAMをKV−APPのメモリにおけるこのセグメントの始めにマップする。
【0164】
11−メインカードI/OベースアドレスMSB−I/Oベースアドレスのハイバイト。これはKV−APPがKeyView IIカードへ送信するまたはKeyView IIから受信する場合に使用するI/Oアドレスである。特に、それはコマンドポートレジスタのI/Oアドレスである。パラメータポートレジスタは、このアドレス(すなわち、ベース+1、ベース+2、ベース+3)に適切な埋め合わせを添加することによってアクセスされる。KEY−VIEWカードのPCI回路は、このI/Oアドレスにコマンドポートベースレジスタをマップする。これは、シリアルポートベースアドレスではない。このことは、他のFPGAレジスタによって規定される。
【0165】
12−メインカードI/OベースアドレスLSB−I/Oベースアドレスのローバイト。詳細は上記を参照。
【0166】
13−シリアルポートI/OベースアドレスMSB−シリアルI/Oベースアドレスのハイバイト。これはオペレーティングシステムがKeyViewカードのシリアルチップにアクセスする場合に使用するI/Oベースアドレスである。KeyViewカードのPCI回路性は、シリアルポートペースレジスタとこのI/Oアドレスにマップする。
【0167】
14−シリアルポートI/OベースアドレスLSB−シリアルI/Oベースアドレスのローバイト。詳細は上記を参照。
【0168】
15−シリアルポートIRQ−シリアルポートのIRQ。これはシリアルポートがオペレーティングシステムを中断するのに使用するIRQである。KeyView IIカードのPCI回路は、IRQ中断を始めるためにこのレジスタを使用する。
【0169】
16−FPGAセットのバージョンナンバー−MSNは、メジャーなバージョンであり、LSNはマイナーである。全てのFPGAは、バージョン認識の目的のために1つのピースを考慮する。
【0170】
17−カレントビデオライン−このレジスタは、水平同期パルスをカウントするピクセル確認回路の12ビットカウンタの値を保持する。この値は、CPUによって変化させることができず、最後の垂直同期パルス以来のラインの実際の数を表す。
【0171】
18−フラッシュパレットRAMデータ−このレジスタは、逆転される。
【0172】
19−ビデオタイミングレジスタ−「スタートセグメント」−垂直同期後およびキャプチャされたビデオの始めのライン前の見えないラインを含む、ラインの数または水平同期。これはキャプチャされるべき始めの水平ライン前であるキャプチャされていない全てのアクティブビデオラインを含む。これは、セグメントキャプチャが始まる際の正確な物理的ラインである。
【0173】
20−ビデオタイミングレジスタ−「スタートライン」−水平同期パルス後および全てのアクティブラインにおける始めのアクティブビデオピクセル前の、見えない幅セルの数、またはドットクロック。これは、ビデオラインキャプチャを始める際の正確な物理的ピクセルである。このレジスタは、ビデオFPGAに輸送される。
【0174】
21−ビデオタイミングレジスタ−「エンドライン」−見えないピクセルならびにアクティブピクセルを含む水平同期パルス後の、ピクセルの数、またはドットクロック。これは、ビデオラインキャプチャを中止する際に正確な物理的ピクセルである。このレジスタは、ビデオFPGAに輸送される。
【0175】
22−ビデオタイミングレジスタ−「ストップセグメント」−見えないラインならびにビデオの最後のアクティブラインがキャプチャされる前のキャプチャされたラインを含む、ラインの数、または水平同期。これは、セグメントキャプチャが終了した際に正確な物理的ラインである。
【0176】
23−チップ選択レジスタ−このレジスタは、使用されない。
【0177】
24−カレントビデオバンクのための32ビット検査合計のMSWのMSBである。
【0178】
25−カレントビデオバンクのための32ビット検査合計のMSWのLSBである。
【0179】
26−カレントビデオバンクのための32ビット検査合計のLSWのMSBである。
【0180】
27−カレントビデオバンクのための32ビット検査合計のLSWのLSBである。
【0181】
これは、上記ビデオタイミングレジスタによって選択されるカレントビデオセグメントのためのXORシフト−21検査合計である。選択されたセグメントの最初のラインの開始において、検査合計レジスターをクリアする。この検査合計は、ビデオスキャニングビームが選択されたセグメント中にある場合、このレジスタに連続的に書き込まれる。ビデオスキャニングビームが選択されたセグメントを出る場合、検査合計レジスタにおける値は、セグメントに対して有効である。この値が迅速に読み取られない場合、次のフレームをそれに上書きするならば、改悪されたものになる。また、キャプチャされたセグメントの末端において、FPGAがINFOピンを実行することによってメインカードCPUへの中断を生じる。これらのレジスタは、ビデオFPGAから輸送される。
【0182】
28−垂直フレームレート−FPGAは、1秒における垂直同期パルスの数を連続的にカウントする周波数カウンタ回路を有する。このカウントは、全体としてこのレジスタに保存され、そしてアクティブカウントとしては保存されない。
【0183】
29−水平ラインレートMSB−FPGAは、垂直同期パルス間の水平同期パルスの数をカウントする別の特別な16ビットカウンタを備える。このレジスタは、16ビットカウントの上位バイトである。
【0184】
30−水平ラインレートLSB−このレジスタは、16ビット水平ラインカウントの下位バイトである。
【0185】
KeyView PCIカードシステムコマンド
この章では、KeyView PCIカードへのコマンド概要を提供する(図1)。全てのコマンドは、1方向である。つまり、これらは、KV−APPにおいてのみ開始され得るが、カード自体では開始されない。これは、主に伝達を開始されたカードに対して必要がないためおよびKV−APPシステムに行われた中断がないためである。始めに見ただけでは、それは、カードの余剰な投票(redundant polling)に巻き込まれることになるKV−APPプロセッサの結果であると予想できるが、これはその場合ではない。たまたま、KV−APPがビデオを正確に処理するためにこのステータスレジスタを連続的に読み取らなければならないので、このレジスタにおけるビットはカードが重要であるといわれるものを有する場合を示す。このように、KV−APPはハードウェアを中断する必要なく必要な情報を得る。
【0186】
a.初期化
KV−カード10にコマンドを送信するために、まず初期化しなければならない。カードが電源を入れられた場合、それはステルスモードであり、そしてここに存在するコマンドを実行するのに必要な多くのプログラムを備えていない。メインカードCPUプログラムをロードしなければならないが、その前に、I/Oポートおよびビデオセグメントアドレスをまずロードしなければならない。
【0187】
電源をいれたとき、カード10は、I/Oベースアドレスが実際にコマンドポートであると想定されることの知識を含まない。I/Oベースアドレスなしに、KV−APPからのコマンドを受信する方法はない。この周辺を得るために、小さなセルフタイミング手順が開発されてきた。この手順において、KV−APPはカードが使用される可能な8以外の1つのI/Oベースアドレスを選択する。そして、それは繰り返してカード0からこのアドレスにアドレスされるNOP(コード00)を送信する。これらのNOPは、10秒までの間に1/10秒の間隔を開けて送信される。カードが存在する場合、I/Oベースアドレスおよびデクローク(decloak )としっかりはまる(latch on to)。この機能はソフトウェアの部分であるがFPGAの部分ではない。全てのカードは、初期化のこのフェーズの間ステルスモードであるかまたはその他はバスコンフリクトが生じる。
【0188】
そして、KV−APPはコマンド/ステータスレジスタおよび3つのパラメータポートを読み取ることによりカードの存在を確認する。
【0189】
デクロークすることは、NOPコマンドのための通常の操作ではなく、デクロークするためにカードを呼び出すために使用されてはならない。通常、NOPコマンドは、単に、ステータスレジスタをゼロにクリアすることを期待しない。始めのカードが適切に正確なI/Oベースアドレスにロードされたとき、KV−APPは、KEY−VIEW PCにおける4つ全てのPCIカードのための手順を繰り返す。次のカードの処理をする前に、デクロークされたカードは、ステルスモードに引き戻される(クロークされる(cloak ))。初期化の間、NOP命令を処理するコードは、EPROM IOLコードに位置される。メインカードCPUソフトウェアがロードされた後、古いNOP処理コードは、RAMの新しいコードによって上書きされる。
【0190】
b.呼び出し配列
KeyView IIカードに対するコマンドのいくつかは、複数のパラメータを必要とする。このパラメータは、まず、パラメータポートレジスタにロードされ、そしてコマンドレジスタにロードされる。これは、カードが書き込まれてすぐにコマンドを実行させるので、書き込みされるべきパラメータを待たない。パケットされていないパラメータが書き込みされる順番は、コマンドレジスタが最後に書き込みされる限りにおいては重要ではない。
【0191】
パケットされたデータの場合、特別なルールを適用する。この場合、複数の256バイトの記録が同じコマンドのもとで転送される。パケットがどのようにメインカードCPUからおよびメインカードCPUへ転送されるかの実施例については以下を参照のこと。
【0192】
c.KV−APPからKV−カードへのパケット転送
KV−カード10へのパケットの転送は、かなり簡単である。デバイスまたはパケットを受信する内部バッファのためのコードは、まずパラメータポート0に書き込まれる。カードに送信されたファイルは、256バイトのかたまりに分割される。このかたまりの数(ゼロで始まる)は、ハイビットに設定されたパラメータポート1にロードされる。ハイビットに設定することは、それが書き込みおよび読み取りを行わないことを示す。256バイトパケットの8ビット検査合計は、データの257番目のバイトとして送信されるので、カードにおけるCPUは有効な転送を確かにすることができる。パケットの最初のバイトは、パラメータポート2に書き込まれる。これら全てのレジスタに書き込むことは、それ自体によるものではないが、「転送パケット」コマンドがKV−APPによってコマンドレジスタに書き込まれた場合、転送処理が始まる。
【0193】
パケット転送コマンド中に起こる最初のことは、パラメータポート2の最初のバイトをロードし、そして一時バッファに保存することである。KV−APPによるコマンドまたはパラメータポートに書き込むことにより、FPGAがレジスタのためのビジーフラッグを自動的に設定するので、CPUは各バイトを処理し終わった場合にパラメータポート2のためのビジーフラッグをクリアしなければならない。
【0194】
パラメータポート2のためのビジーフラッグがメインカードCPUによってクリアされる場合、KV−APPはこれを検出し、そしてパケットの第2のバイトをこのポートに書き込む。これが終わったとき、KV−APPはビジーフラッグが再びクリアされるまで待機する。そして、256バイトの全てが転送されるまで、次のバイトを送信するなどする。次に、8ビット検査合計は、257バイトとして送信される。そのとき、メインカードCPUは検査合計を受信したパケットの実際の検査合計と比較する。2つの検査合計が異なる場合、CPUはステータスレジさ歌にERRORフラッグを設定することによってこれに報告する。エラーの場合、一時バッファのコンテンツは、廃棄される。検査合計が合っている場合、一時バッファのコンテンツは、デバイスまたはパラメータポート0に書き込まれた値によっておよびパラメータポート1に特定されたアドレスに、最初に参照されたロケーションにコピーされる。コマンドレジスタのためのビジーフラッグは、パケット転送が完了するまで設定されたままである。全てのコマンドおよびパラメータポートビジーフラッグはパケット操作が完了した場合にクリアされる。
【0195】
パラメータポート1にロードされる「かたまり(chunk )」(パケット)数は、CPURAM41およびフラッシュパレットコンバータRAM24Aおよび24Bへおよびからデータを転送する場合に使用されるだけである。1つのパケットを転送する場合、ハイビットはいまだに重要であり、パケット数はゼロに設定されるべきである。検査合計が全ての転送について有効である。また、他のコマンドがパケットを転送中にコマンドレジスタに書き込まれるとしても、注意すべきであり、NOPでさえ、全体のパケットを廃棄する。
【0196】
複数のパケットが存在する場合では、プログラムおよびフラッシュパレットコンバータRAMのような、各256バイトパケットは、分離したコマンドとして分離して送信される。これらの場合には、256バイトパケットが転送されることを特定することが重要である。
【0197】
128パケット(32K)の1つのみが、ある得られたデバイスのパラメータポート1において特定され得る。これらのパケットは配列された順序で行われる必要はない。
【0198】
d.KV−カードからKV−APPへのパケット転送
KV−カードからKV−APPへのパケットの転送のために、デバイスまたはパケットが読み取られるべき内部バッファのアドレスは、まずパラメータポート0に書き込まれる。読み取られるべきパケットのインデックス数は、ハイビットクリアを有するパラメータポート1にロードされる。RAMデバイスに期待するすべてのことは、これが単にゼロであることである。ハイビットがをクリアすることを示すことは、読み取っているが、書き込んでいないことである。ゼロは、パラメータポート2に対してビジーフラッグを設定するFPGAを順番通りに、パラメータポート2に書き込まれる。この転送中に、カードはまず256バイトのパケットを、そして検査合計バイトを送信し、その結果、カードのCPUは有効な転送を確認する。これら全てのレジスタを書き込むことは、それ自体で行うことはないが、「転送パケット」コマンドがKV−APPによってコマンドレジスタに書き込まれた場合、転送処理が始まる。
【0199】
パケット転送コマンド中に、まずメインカードCPUがパケットの最初のバイトをパラメータポート2に書き込む。次いで、それが、そのポートのためにビジーフラッグをクリアする。KV−APPはパラメータポート2のためのビジーがもはや設定されていないことを検出する場合、ポートを読み取り、パケットの最初のバイトを保存する。FPGAは、KV−APPがそれを読み取る場合、ポートのためのビジーフラッグを自動的に設定する。これはKV−APPプログラムが複数の時間で同じバイトを読み取ることを防止する。
【0200】
次に、メインカードCPUはパラメータポート2におけるパケットの第2バイトを置き、そのビジーフラッグをクリアする。そしてKV−APPはまた、そのバイトを読み取り、保存する。このプロセスは、256バイト全てがKV−APPによって読み取られるまで続けられる。そのとき、メインカードCPUは検査合計である257バイト目を転送する。KV−APPは通常、たとえ検査合計バイトを使用しなくてもそれを読み取る点を作成する。
【0201】
コマンドレジスタのためのビジーフラッグは、パケット転送が完了するまで設定されたままである。全てのコマンドおよびパラメータポートビジーフラッグは、パケット操作が完了した場合にクリアされる。パラメータポート1にロードされたパケット数は、RAMデバイスへおよびからデータを転送する場合のみ使用される。他の全てのデバイスのために、これはゼロに設定される。検査合計は、全ての転送について確認される。たとえ他のコマンドがパケット転送中にコマンドレジスタに書き込まれたとしても、NOPでさえ、パケット転送は終わらず、特定されていないステートにKV−APPを残しておく。
【0202】
転送のための複数のパケットが存在する場合では、RAMデバイスのためのような各256バイトパケットは分離したコマンドとして分離して送信される。この場合、256バイトパケットが転送されることを特定することは重要である。1つの128パケット(合計32K)のみが、ある得られたデバイスのために特定され得る。これらのパケットは、配列順にある必要はない。
【0203】
KeyView II カードコマンド
以下は、KV−カードが受け入れられるコマンドおよびこれらのパラメータのリストである。
【0204】
a.OO−NOP(操作なし)
このコマンドは、ステータスレジスタにおけるビジーおよびエラーフラッグをクリアする効果を有する。通常ビジーフラッグは、コマンドが完了した場合にクリアされる。特にNOPが何もしないので、通常4つ全てのビジーフラッグを完了し、それからそれをクリアする。
【0205】
最初のコマンドの6ビットは、全てゼロであり、そして最後の2つのビット6と7は、カードをアドレスするためのものである。実際にアドレスされたカードのみが、NOP実施を処理する。これは、カードがステルスモードであるかまたはないかに係わる。
【0206】
上記のように、IPL中のEPROMコードにおけるNOPコマンドは、デクロークするカードに起因する。
【0207】
b.01(ステルス)
このコマンドは、システムのカードをクロークする、デクロークする、ターンオフするおよびターンオンするための能力を提供する。このコマンドの実際の機能は、パラメータポート0に存在する値によって規定される。これらの機能を以下に説明する:
00−クローク−カードがクロークされる場合、KV−APPで確認することはできない。クロークされたカードを読み取る試みは、失敗する。シリアルチップはまた、不具合があり、KV−APP CPUを中断することができない。その他には、クローク機能は、カードを機能化させない。ビデオキャプチャは、ビデオデータがKV−APPにより読み取られないにもかかわらずクロークされたカードにおいていまだ機能する。クロークするコマンドが出された場合、システムにおける全てのカードは、コマンドバイトにおいて特定されたアドレスに関してクロークする。
【0208】
01−デクローク(DeCloak )−これは、クロークされたカードのステータスを繰り返す。特にアドレスされたカードのみが、このコマンドに応答する。「ターンオン」コマンドはこのコマンドに伴われる。
【0209】
02−ターンオフ−これは、PLLドットクロックジェネレータを低周波数除数(low frequency divisor )でロードさせる。この補助は、FCC放射を減らす。このコマンドはまた、カードをクロークさせるが、1つの特定のカードにねらいつけられる。続く「クローク」コマンドが出された場合、このカードの「オフ」状態に影響しない。この機能は、これらのカードからEMIを減らすために与えられる。FPGAにおける全てのレジスタは、このコマンドの結果、変化しないままである。
【0210】
03−ターンオン−これはカードを「ターンオフ」コマンドの前に使用された値でPLLドットクロック除数をリロードさせる。これは、同時に「ターンオン」および「クローク」させられるカードに対して可能であるので、この機能は、カードをでクロークさせない。
【0211】
c.02(パケット転送)
このコマンドは、KV−APPへおよびKV−APPから256バイトパケットを転送させる。このデバイスまたはデータが入力されるまたは出力されるバッファは、このコマンドを呼び出す前にパラメータポート0にロードされるデバイスパラメータによって特定される。
【0212】
カードデバイスにおけるパケットのアドレスは、複数のパケットが存在する場合に特定される。これは、メインカードCPUプログラムおよびフラッシュパレットコンバータRAMコンテンツを含む。アドレスバイトはパラメータポート1に保存される。実際には、たった7ビットなので、アドレスのための値の範囲は、0〜127に限定される。これは、実際には256バイトページまでのインデックスであるので、実際には0〜32,768にアドレスされる。CPU RAMは、デバイスの開始に関連してアドレスされ、実際のCPUアドレスに関連しない。
【0213】
このコマンドは読み取りおよび書き込みの両方をサポートする。アドレスバイトのビット7は、これをコントロールする。ビット7が設定された場合、この操作はカードからのパケット書き込みである。ビット7がクリアされた場合、この操作はカードからのパケット読み取りである。
【0214】
パラメータポート2は、全てのデータが読み取られるまたは書き込まれる場所である。全てが送信されるまで256バイトは連続して転送される。このあと、追加の1バイト検査合計もまた送信される。
【0215】
以下は、転送コマンドを有効にするデバイスコードである:
00−無効なデバイス(Null Device )−これは、カードに書き込まれたデータを除いて転送するために機能し、自動的に廃棄される。検査合計は他のデバイスと全く同様に比較される。このデバイスからの読み取りの場合、パケットは全てゼロを含む。このアドレスは、デバッギングするために有用である。
【0216】
01−メインカードCPU RAM デバイス−これはメインカードCPUにロードされるためのメインプログラムコードである。このコードは、呼び出し時に機能のバージョンが実行されることを決定するジャンプテーブルを上書きする。
【0217】
02−フラッシュパレットコンバータRAMデバイス(偶数)−このバッファは、ビデオキャプチャ回路のために必須である。供給されたデータはキャプチャされた色が適切なビデオモードにおけるビデオデータを色調変化する(pallettize)ために適合されるカラー立方体である。別のメインカードCPUコマンドである生成パレットは一般的な色または黒白パレットを自動的にロードする。生成パレットコマンドとこの転送コマンドとの間の違いは、後者が注文製のパレットであり、前者が決まっている数学的に生成されたパレットである。
【0218】
03−フラッシュパレットコンバータRAMデバイス(奇数)−上記と同様であるが奇数バンクのためである。
【0219】
04−ビデオパラメータ記録−このデバイスは、カードへのビデオパラメータの256バイト構造を保存するためにある。これは、ビデオモード変化が生じる場合に全てのビデオレジスタがロードされるのを確実にするための素早くそして簡単な方法である。
【0220】
05−キーボード/マウスセットアップ記録−これは、情報をセットアップするキーボードおよびマウスの256バイト構造である。この記録は、カードに接続されるマウスおよびキーボードの型についての情報を含む。
【0221】
06−検査合計レジスタ−これは全体で64DWORD(256バイト)の検査合計アレイである。個々のレジスタは、ビデオ検査合計マネージャー(Video Checksum Manager)を用いて読み取られ得る。転送コマンドはまた、検査合計レジスタを書き込ませる。
【0222】
d.03(生成パレット)
このコマンドは、メインカードCPUを均一なパレットを生成させ、そしてフラッシュパレットコンバータRAMにロードさせる。実際に生成されたパレットは、パラメータポート0および1のコンテンツに依存する。パラメータポート0がゼロである場合、パレットは黒白グレイスケールである。パラメータ0に他の値が存在する場合、パレットはカラーである。パラメータポート1はパレットに生成するカラーの全数を含む。カラーの数について利用できる選択は0(2色)、1(4色)、2(16色)および3(256色)のみである。パラメータポート1のより低い2ビットのみが考慮される。
【0223】
e.04(FPGA レジスタアドレス)
このコマンドは、KV−APPをFPGAにおける全てのレジスタへ完全に間接的にアクセスさせる。このコマンドはまた、KV−APPをEEPROMおよびICS−1 522ビデオチップに間接的にアクセスさせる。パラメータポート0はアクセスするためのデバイスを定義する。これらは、シリアルアドレスするセクションと同様である:
Figure 0004146089
* 最初の2ビットのみが有効なデバイス選択ビットである。ビット7は、読み取り/書き込みビットである。パラメータポート0の他の全てのビットは無視される。
【0224】
パラメータポート2では、データが読み取り操作のために戻され、そして書き込み操作のために入れられる。読み取り操作について、パラメータポート2のデータは、ビジーステータスフラッグがリセットされた場合に有効である。
【0225】
EEPROMはキーボードコマンドを介してアクセスされる。キーボードインターフェイスはまた、複数のバイトを要求することができる。このコマンドは一回で1バイトのみを送信することができるので、複数は、キーボードがそれと完全にアクセスするために必要であり得る。キーボード読み取りは、通常キーボード出力レジスタに戻る。
【0226】
ICS1 522チップは通常8の代わりに11ビットレジスタを使用するので、より低い8ビットのみが戻されるかまたは設定される。レジスタのより上位の3ビットにアクセスするために、32がこのコマンドを実行する前にレジスタ数に加えられる。
【0227】
f.05(ビデオ検査合計マネージャー)
全てのビデオモードは32Kセグメントである。これらのセグメントの各々1つは、それと関連する検査合計を有する。1280×1024解像度におけるこれらのセグメントの64まで存在することができる。メインカードCPUはそのRAMメモリに検査合計を保存する。ビデオ検査合計マネージャーは、KV−APPにこれらの値を読み取らせる。全体の検査合計アレイ(64DWORD=256バイト)を読み取るための注意として、KV−APPが転送コマンドを使用してもよい。転送コマンドは、KV−APPが検査合計レジスタに書き込むことができるたった1つの方法である。
【0228】
以下の表は、種々のビデオモードを表す。各ビデオモードにおけるセグメント数が示される。セグメント当たりの物理的ラインの数は、丸括弧に示す。全てのKey View Proによってサポートされているわけではないことに注意されたい。
【0229】
Figure 0004146089
以下のサブコマンドはコマンドは、コマンドポートに書き込み前にパラメータポート0に書き込まれるべきである:
00−カレントビデオモードにおけるセグメントの数(およびセグメント当たりのライン)の戻り。このコマンドの完了時において、パラメータポート0は、使用されるビデオセグメントの数を含み、そしてパラメータポート1および2は各ビデオセグメントにおけるラインの数を含む。MSBは、パラメータポート1にあり、そしてLSBはパラメータポート2にある。
【0230】
01−選択された検査合計のより低い16ビットの戻り。検査合計レジスタ数は、パラメータポート1に書き込まれる。戻りにおいて、検査合計のより低い16ビットはパラメータポート1および2に保存される。MSBは、パラメータポート1にあり、LSBはパラメータポート2にある。カレント検査合計レジスタ数は、パラメータポート0に保存される。
【0231】
02−選択された検査合計のより上位の16ビットの戻り。検査合計レジスタ数はパラメータポート1に書き込まれる。戻りにおいて、検査合計のより上位の16ビットは、パラメータポート1および2に保存される。MSBはパラメータポート1にあり、LSBはパラメータポート2にある。カレント検査合計レジスタ数は、パラメータポート0に保存される。
【0232】
03−現在選択されるビデオセグメント検査合計の戻り(より低い16ビット)。これはビデオバッファにあるビデオセグメントと関連する検査合計である。セグメント数は、パラメータポート0に戻される。カレント検査合計のより低い16ビットは、パラメータポート1および2に保存される。MSBはパラメータポート1にあり、LSBは、パラメータポート2にある。
【0233】
04−現在選択されるビデオセグメント検査合計の戻り(より上位の16ビット)。これはビデオバッファにあるビデオセグメントと関連する検査合計である。セグメント数は、パラメータポート0に戻される。カレント検査合計のより上位の16ビットは、パラメータポート1および2に保存される。MSBは、パラメータポート1にあり、LSBは、パラメータポート2にある。
【0234】
g.06(ビデオキャプチャ)
以下のコマンドは、パラメータポート0に書き込まれ得る:
00−このサブコマンドは、ビデオキャプチャハードウェアがビデオRAMに書き込むセグメントを選択する。セグメント数は、パラメータポート1に書き込まれる。この選択において、セグメントは、自動的に増加しない。
【0235】
01−このサブコマンドは、全てのビデオセグメントのキャプチャを自動的に始める。ゼロでない(non −zero)セグメントのインターリーブ(interleave)は、パラメータポート1に書き込まれる。このサブコマンドが、実行された後、セグメント数0がキャプチャされる。そして、カレントセグメントとインターリーブとが、キャプチャされる。これは、最後のセグメント(およびインターリーブ)がキャプチャされるまで続く。そのとき、キャプチャは、セグメント数1で再スタートされ、最後のセグメント(およびインターリーブ)に達する。これは、全てのセグメントがキャプチャされるまで続く。そのとき、処理が繰り返される。例えば、3のインターリーブでは、システムは最初に通過するときに、セグメント0、3、6、9、12等をキャプチャする。システムは2回目に通過するときにセグメント1、4、7、10、13等をキャプチャする。システムは3回目に通過するときに、セグメント2、5、8、11、14等をキャプチャする。これは好ましいキャプチャ法である。
【0236】
h.07(キーボードマネージャー)
00−このサブコマンドは、パラメータポート1に書き込まれたスキャンコートバイトをキーボードに送信する。スキャンコードは、いかなる方法でも確認、証明またはチェックされない。
【0237】
01−このサブコマンドは、キーボードCPUから2バイトが戻るまで読み取る。戻りにおいて、パラメータポート0は、圧縮したバイトを含む。より上位の6ビットは、利用することができるキーボードバイトの総数を含む(このコマンドで戻されるいかなるものも含む)。より低い2ビットは、現在戻されるキーボードバイトの数を含む。2バイトまではこのコマンドへの単一の呼び出しで戻され得る。戻される最初のバイトは、パラメータポート1にあり、2番目はパラメータポート2にある。
【0238】
02−このサブコマンドは、パラメータポート0のキーボードステータス光を戻す。
【0239】
ビット0=Num−Lock光ステータス
ビット1=Scroll−Lock光ステータス
ビット2=Caps−Lock光ステータス
i.08(マウスマネージャー)
このコマンドは、マウスミッキー情報を送信する。X−ミッキーは、パラメータポート1に書き込み、Y−ミッキーはパラメータポート2に送信する。
【0240】
j.09(シリアルポートマネージャー)
このコマンドは、ベースポートおよび8250シリアルポートコントローラのIRQに設定される。IRQはパラメータポート0に書き込まれ、そしてベースポートアドレスは、パラメータポート1および2に書き込まれる。MSBはパラメータポート1にあり、LSBはパラメータポート2にある。パラメータポートの全てがゼロである場合、8250チップは実際のIRQおよびベースポートアドレスに影響を与えることなく不具合にされる。全てのパラメータポートが255である場合、シリアルポートのカレント値は、それを変化することなく戻る。
【0241】
フラッシュパレットコンバータ(変換器)
フラッシュパレットコンバータ回路52は、ここで図5を参照して記載される。
【0242】
データバンド幅要件およびVGAスクリーンへのピクセル輸送速度を最小にするために、この設計では、図5に示すように、フラッシュパレットコンバータ52を使用する。この回路は、パレットインデックスに直接のRBG5−5−5カラー入力を転換するための単純なハードウェア回路を使用する。この回路は、メインカードCPU21がフラッシュパレットコンバータRAM24を飛んでいる値でプログラムさせるので、ビデオモードを変化させることができる。この回路によって出力されるパレットインデックスは色度ではなく、そして色または輝度に直接相関していないことに注意すべきである。予備プログラムされたカラー値を探すのにVGAカードによって使用されるインデックスは簡単である。パレットインデックス値における計算および比較は、意味ある結果を必ずしも得られるわけではない。ビデオキャプチャ回路53からの出力は、RBG8−8−8フォーマットにおけるデジタルビデオである。フラッシュパレットコンバータRAM24は15アドレス入力のみを有するので、各カラーの少なくとも3つの重要なビットがRBG5−5−5フォーマットにおけるビデオを形成するのに廃棄される。
【0243】
フラッシュパレットコンバータRAMのアドレスおよびデータラインは、2つのマルチプレクサ54および55の方法によって両方とも供給される。アドレスマルチプレクサ54は単純であり、単一方向のマルチプレクサは、15全てのアドレスビットを取り扱う。マルチプレクサは、2つの入力選択および1つの出力を有する。アドレスマルチプレクサを通過するデータは、選択された出力バンクの関する1つの方向にのみ移動する。アドレスマルチプレクサへの2つの可能な入力バンクがある。マルチプレクサへの選択された入力は、ノーマル操作のためのRBG5−5−5信号とプログラムモードのための15ビットカウンタの出力との間をスイッチする。
【0244】
データマルチプレクサ55は、少し余分に複雑になる。ノーマル操作中、フラッシュパレットコンバータRAM24におけるI/Oピンからのデータ信号は、出力のみであり、そしてピクセル保存回路56に送信される。データの流れは、ノーマル操作モードにおける1つの方法のみである。しかしながら、プログラムモードにおいて、データの流れは、双方向である。プログラムモードにおいて、マルチプレクサ55は、FPC RAM24とそれを書き込むためのバイトを含むFPGAデータレジスタ57との間の双方向データ接続を生成する。従って、プログラムモードにおいて、RAMコンテンツは、読み取りおよび書き込みの両方を行うことができる。データをプログラムモードにおいて読み取らせるための理由は、自己診断目的のためである。
【0245】
フラッシュパレットコンバータタイミング回路58は、FPC回路中で必要とされる種々のコントロール信号を生成する。これらの信号は、RAM24のRD/WR’およびCS’、アドレスカウンタ59のCLRおよびCLK、ならびにマルチプレクサ54および55への2つのSELラインを含む。出力としてFPGAレジスタ57およびピクセルクロックを使用する。ピクセルクロックは、ノーマル操作中に、RAM読み取りが適切なタイミングで行われることを確実にする必要がある。プログラムモードにおいて、ピクセルクロックは使用されない。マルチプレクサへのSELラインは、SEL信号の操作をコントロールするFPGAレジスタにおけるフラッグに接続される。アドレスカウンタへのCLR信号は、同様に行われる。SELおよびCLRラインの両方が、FPGAレジスタにおけるビットに直接接続されるので、それらはこの回路におけるロジックの最小部分を占める。データマルチプレクサからのデータラインは、FPGAレジスタへ直接接続される。このレジスタは、それがRAMメモリであるようにメインカードCPU21によって直接アクセスされ得る。
【0246】
ノーマル操作中、FPC RAMへのRD/WR’入力は、CS’入力がピクセルクロックに接続されている間、高く保持される。ピクセルクロックは遅延の増加およびRAMアクセス時間を説明するように調整される。この信号はまた、ピクセル集合回路を通り過ぎる。プログラムモードにおいて、FPC RAMへのアドレスは、15ビットカウンタによって供給される。このカウンタは、カウンタにおけるCLRピンに関連するFPGAフラッグをトグルすることによるCPUコントロールのもとでゼロにクリアされる。次いで、カウンタは、FPGAデータレジスタへまたFPGAからのCPUによって読み取りおよび書き込み操作に続くFPCタイミング回路によって増加される。
【0247】
プログラムモードにおけるFPC RAM24への読み取りおよび書き込みのために、タイミング信号の配列は、図6のタイミング図に示される。
【0248】
標準クロック(FPGA CLK)リファレンスは、プログラム操作のために必要である。ピクセルクロック(PIXEL CLK)は、それが存在することばかりか、その周波数が十分確立されていないことが保証されていないので、使用することができない。従って、標準FPGAクロックは、プログラムモードにある場合に、タイミングパターンを生成するために使用される。アドレスクロック信号がRAM Rd/Wr’信号の前に生じることに注意する。アドレスクロック(Addr CLK)は、プログラミング中に15ビットアドレスカウンタ59を進めるのに使用されるパルスである。CPU RD’およびCPU WR’信号は、CPU信号がハイに戻るまで上昇しない。そのことが起こったとき、アドレスクロック信号は正確に1回のFPGAクロックサイクルについて上昇する。
【0249】
また、プログラムモードのためのクロックソースとしてメインカードCPU21からのALEストロボを使用することが可能である。実際には、RD’またはWR’ストロボが終わった後の正に次のALEパルス(およびそのパルスのみ)は、アドレスクロックパルスとして直接使用され得る。ALEを使用する多くの回路を設計する際の注意点は、アドレスカウンタに直接接続しないことである。そのことが起こってしまった場合、メインカードCPUはFPC RAMへの読み取りまたは書き込みを正確に行うことができない。重要な点は、バイトがFPC RAMへの読み取りまたは書き込みが行われた後にのみアドレスカウンタが増加することである。
【0250】
ピクセル集合回路
ピクセル集合回路75(図8)の目的は、例えば図7に示すように、保存のために1つのバイトに8つのピクセルまで圧縮することである。バイトに適合するピクセルの数は、使用中の特定のカラーモードのピクセル当たりのビットの数に依存する。ピクセル当たりのビットの数と可能なカラーの数との間には直接の関係がある。同じバイトに保存される異なる大きさのピクセルが存在する状況はない。
【0251】
ピクセルモード70当たりの1ビットにおいて、2つの可能な色のみが存在し、8つのピクセルが1つのバイトに保存される。2つの可能な色しか存在しないので、このモードはモノクロスクリーンに対してのみ使用することができる。2色モードにおいて使用される色は、黒と白である必要はないが、どんな2色でも良い。同様に、オリジナルのキャプチャされたスクリーンは、多数の色である。フラッシュパレットコンバータが最も近い2色のうちの1つを自動的に選択する。
【0252】
ピクセルモード71当たりの2ビットにおいて、4つの可能な色が存在し、4つのピクセルは1つのバイトに保存される。4つの可能な色しか存在しないので、このモードは、合理的な色の境界にある。CGAモニタのために設計されたもののようなあるテキストスクリーンは、キャプチャするために4色のみを有する。しかしながら、実際には、2ビットモードは、4レベルのグレイスケールに最もよく適合している。また、どれだけのオリジナルのキャプチャされた色がホストに存在するかということは、違いを生じない。フラッシュパレットコンバータは適切なグレイレベルに自動的に各色を近づける。
【0253】
ピクセルモード72当たりの4ビットにおいて、16の可能な色が存在し、適合した2つのピクセルは1つのバイトに保存される。このモードは、16色または16レベルグレイスケールのために現実的に使用され得る。Microsoft Windows(登録商標)のスクリーンは、この時点で少なくとも95%で16色モードを使用する。これはまた、OS/2の事実である。グレイスケールモードはまた、スクリーンにおける色がパレットカラーにおいてよく適合していない場合も使用され得る。しかしながら実際は、グレイスケールとカラーモードの両方が、等しい速度で送られるので、16レベルのグレイスケールに対する多くの必要はおそらくない。
【0254】
ピクセルモード73当たりの8ビットにおいて、256の可能な色が存在するが、全体のバイトがそれを保存するのに必要である。なぜなら、このモードにおいてVGAスクリーンで色を表示するのにより少ない計算が必要とされるので、このモードは、ローカルモードにおいて急速に更新するために好ましいモードである。しかしながら、16色モードは、おそらくリモートモードにおいてもっとも実用的である。一般に256色モードはリモートネットワークのために必要ではないが、写実性が要求される場合に有用である。
【0255】
上記のような状態にする前に、図8のピクセル集合回路75は、ビデオRAMに保存され、そして最終的にはPCI APPにバス23を介して送信されるバイトへピクセルをパックする。256色モードにおいて、8つ全てのビットがそのモードで使用されているので、ピクセル集合回路は単にバイトが通過するだけである。他の全てのモードにおいて、ピクセル集合回路は、8ピクセルまでの断片からのバイトを集合しなければならない。
【0256】
フラッシュパレットコンバータRAM24からの出力バイトは、特定の8ビットレジスタに適用される。このレジスタは、実際には8つで構成されたラッチであり、独立してコントロールされたD型フリップフロップ78である。この構成において、入力側における各ビットは、レジスタへロードされた選択性であり得る。この回路において、製品全体(Sum-of-Products )(SOP)のロジックアレイ77は、ビットがロードされること、およびSOP回路77への入力がカラーモードおよび3ビットカウンタである場合をコントロールする。
【0257】
カラーモードは、前もって定義され、そして1つのバイトにロードされるピクセルの数をSOPロジックアレイ77が計算することによって使用される。「00」の値は、ピクセルモード当たり1ビット(2色)で存在する。「01」は、ピクセルモード当たり2ビット(4色)で存在する。「10」の値は、ピクセル当たり4ビット(16色)で存在する。「11」の値は、ピクセル当たり8ビット(256色)で存在する。この値は、適切なFPGAレジスタから直接得られる。
【0258】
3ビットカウンタ76を備えているので、SOPロジック回路77はロードするバイトの部分が分かる。256色モードにおいて、8つ全てのビットが使用されるのでカウンタが無視される。16色モードにおいて、カウンタのlsbのみが使用される。同様に、4色モードにおいては、カウンタの2つのlsbのみが使用される。しかしながら、2色モードにおいては、カウンタの3つ全てのビットが使用される。SOPロジックアレイは、カウンタのどれだけのビットが使用されるかを考慮して自動的に決定する。従って、カウンタ出力ビットの数を追加の回路性を変更する必要はない。
【0259】
3ビットカウンタ76のCLKストロボは、フラッシュパレットコンバータ回路52からのバイト準備ストロボに関連する。このパルスは、一旦送られてきた各ピクセルについてカウンタを増加するのに使用される。
【0260】
3ビットカウンタ76へのCLRストロボは、水平同期パルスから送られる。この構成の目的は、カウンタが各水平ラインにおける最初のピクセルをゼロにするのを確実にすることである。生の水平同期パルスを使用することはできないが、カウンタをクリアする信号を、適切なゲートを用いることによってそこから送ることができる。
【0261】
2色モードのおいて、フラッシュパレットコンバータRAM24は、8つのフリップフロップ78の入力に存在する。SOPロジックアレイ77は、ロードするDO位置のフリップフロップに信号を送信し、その他には送信しない。次のピクセルバイトが送信されてきた場合、D1位置のフリップフロップのみがロードされ、その他はロードされない。これは、8つのピクセルバイトが送信され、D7位置にロードされるまで続く。D7がクロックされる場合、圧縮されたピクセルは完全に集合される。D7クロックストロボはまた、次の回路のためのバイト準備ストロボとして機能する。
【0262】
4色モードにおいて、操作が2色モード操作と同様に行われる。ここでDOおよびD1は、フラッシュパレットコンバータRAM24からの最初のピクセルバイトからロードされる。そして、続いてD2およびD3が、次いでD4およびD5、そして最後のD6およびD7がロードされる。
【0263】
16色モードにおいて、2ピクセルのみが、出力する各バイトに適合する。また、パッキングプロセスは、2色および4色モードと同様である。ここで、より低いニブルのDO−D3は、フラッシュパレットコンバータRAMからの最小のピクセルバイトからロードされる。次いで、上位のニブルのD4−D7が、ロードされる。
【0264】
256色モードにおいて、フラッシュパレットコンバータRAMからのピクセルバイトの8つ全てのビットを同時にロードする。ピクセル集合回路52は次の回路に直接これらのバイトが単に通過させる。
【0265】
積和論理アレイのためのブール(Boolean) 方程式
標準積(minterm product) の和およびそれに対応するブール方程式は、次の通りである。変数XおよびYは、適切なFPGAレジスタから送られる2ビットカラーモードに対応している。上記変数Xは最下位ビットであり、変数Yは最上位ビットである。上記の2ビットカラーモードは、2色モードでは“00”、4色モードでは“01”、16色モードでは“10”、256色モードでは“11”である。変数A、B、およびCは、3ビットカウンタの出力である。上記変数Aは最下位ビットであり、変数Cは最上位ビットである。
【0266】
8ビットデータモデル(8 BIT DATA MODEL)
Out0=Σm(0,8,12,16,18,20,22,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out0=XY+A’Y+A’B’X+A’B’C’
Out1=Σm(1,8,12,16,18,20,22,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out1=XY+A’Y+A’B’X+A’B’C’X’Y’
Out2=Σm(2,9,13,16,18,20,22,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out2=XY+A’Y+AB’X+A’BC’X’
Out3=Σm(3,9,13,16,18,20,22,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out3=XY+A’Y+AB’X+A’BC’X’Y’
Out4=Σm(4,10,14,17,19,21,23,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out4=XY+AY+A’BX+A’B’CX’Y’
Out5=Σm(5,10,14,17,19,21,23,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out5=XY+AY+A’BX+AB’CX’
Out6=Σm(6,11,15,17,19,21,23,24,25,26,27,28,29,30,31)
Out6=XY+AY+ABX+A’BCX’Y’
Out7=Σm(7,11,15,17,19,21,23,24,25,26,27,28,29,30,3l)
Out7=XY+AY+ABX+ABC
ゲートの概略
8…4入力ORゲート
5…インバータゲート
3…2入力ANDゲート
6…3入力ANDゲート
2…4入力ANDゲート
4…5入力ANDゲート
FPGA構造は、ゲートに関する話ではなく、論理セルに関する話である。実際、論理セルには、フリップフロップに加えて上述したゲートが含まれるので、この構造に必要な論理セルは8個である。3ビットカウンタは、あと3個の論理セルを追加するものである。それゆえ、回路全体として必要なセルは11個だけである。
【0267】
真理値表
XY=1画素あたり1ビット
DEC YX CBA
0= 00 000=Out0
1= 00 001=Out1
2= 00 010=Out2
3= 00 011=Out3
4= 00 100=Out4
5= 00 101=Out5
6= 00 110=Out6
7= 00 111=Out7
XY=1画素あたり2ビット
DEC YX CBA
8= 01 000=Out0+Out1
9= 01 001=Out2+Out3
10= 01 010=Out4+Out5
11= 01 011=Out6+Out7
12= 01 100=Out0+Out1
13= 01 101=Out2+Out3
14= 01 110=Out4+Out5
15= 01 111=Out6+Out7
XY=1画素あたり4ビット
DEC YX CBA
16= 10 000=Out0+Out1+Out2+Out3
17= 10 001=Out4+Out5+Out6+Out7
18= 10 010=Out0+Out1+Out2+Out3
19= 10 011=Out4+Out5+Out6+Out7
20= 10 100=Out0+Out1+Out2+Out3
21= 10 101=Out4+Out5+Out6+Out7
22= 10 110=Out0+Out1+Out2+Out3
23= 10 111=Out4+Out5+Out6+Out7
XY=1画素あたり8ビット
DEC YX CBA
24= 11 000=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
25= 11 001=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
26= 11 010=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
27= 11 011=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
28= 11 100=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
29= 11 101=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
30= 11 110=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
31= 11 111=Out0+Out1+Out2+Out3
+Out4+Out5+Out6+Out7
ここで、上記ビデオ記憶RAM回路に代わる構成として、8K×8ビットのチップを8個使用する構成よりもむしろ好ましい、32K×8ビットのSRAMを2個使用した構成について述べる。このようなチップは、モトローラ (Motorola) および他の製造業者から入手できる。
【0268】
上記の32×8のSRAMを用いる手法は、たとえ5nsという非常に高速のSRAMを用いたとしても、待ち状態を必要とする。この前提は、上記のFPGAは、4つの8ビットの読み出しを行い、それらを1つの32ビットのワードに連結し、さらにそれをPCIバス上に転送するためには、200MHzを超える周波数で動作しなければならないと考えられることに基づいている。FPGA/PCIマスター(PCI MASTER) は約100MHzでしか動作しないので、これは、1つの32ビットのワードを転送する毎におよそ4つの待ち状態が発生しうることを意味する。これは、データ転送速度の障害となり、許容できないであろう。代わりに、本実施形態において32ビットでビデオ記憶を保持するようにすると、もっとよい。
【0269】
ビデオ記憶のために32K×32ビットのSRAMを使用する構成では、12ns以上の速度であれば許容できるはずである。もう1つの必要条件は、上記のSRAMが「バイト書き込み」能力を持ちうること(そのような例はサイプレス(Cypress) CY7C1337である)である。この代替手段は、前記の手段と同様に全32ビットをPCIバスへ転送する一方、8ビット画素アセンブリ回路 (Pixel Assembly Circuit) を使用可能にする(それゆえゲート数を削減できる)。上記のRAM(1バイト毎に1つ)上には4つの書き込みストロボがあるので、32ビットのワードの適切な位置へバイトをロードするために単純な4ビットの循環カウンターを使用することができる。
【0270】
Keyview IIの実施形態例の拡張カードの詳細図を図9に示す。添付の図9は、この拡張カード以外のものを排除する概略図として理解されるべきものではなく、Keyview II製品の機能を説明するための概略的なブロック図としてのみ理解されるべきものである。
【0271】
上記ブロック図は、各ブロック毎に破線の囲みで示す15個のセクションに分割されている。Keyview IIカード(“KVカード”)のための入出力は、全て3つのコネクタ、すなわち、拡張カードの下部に配置されたVGA DB−15、サイベックス(Cybex) 44ピン、およびPCIプラグインコネクタを通る。上記カードへの入力電源電力(+5Vの直流(DC))は、標準的なPCのPCIマザーボードからPCIコネクタを通して供給される。
【0272】
図9のセクション1. 0は、電源回路である。上記KVカードは、このカードの入力ビデオセクションに使用される負の−5Vの直流のレールを必要とするので、PCマザーボードにより供給された標準的な5Vの直流のレールから負電圧を得ることが必要である。上記の負電圧は、プッシュプル方式で構成した比較回路および電力バッファ段を用いて+5Vの直流を電力ドック(dock)信号に変換するチャージポンプ技術を用いることによって得られる。電力クロックの出力は、図に示すように2つのダイオードブリッジを用いて結合(couple)された交流(AC)、およびこれらを用いて整流された直流である。上記タイオードブリッジは、基準レベルが+0. 7ボルトである直流再生回路として機能する。2つめのタイオードは、基準レベルを接地電位にバイアスする。上記クロックの全入力電圧範囲(5Vpp)は、接地電位より低い電位で動作され、それによって必要な−5Vの直流の負のレールが提供されている。
【0273】
図9のセクション2. 0は、ビデオ入力バッファ回路である。上記入力ビデオバッファ回路は、6つの広帯域演算増幅器からなっており、これらは、まとまった(unity) ゲイン増幅器群として構成されているとともに非反転増幅器群として構成されており、以下に述べるセクション3. 0のアナログ−デジタル変換器(ADC)の入力電圧必要条件を満たす十分な電圧ゲインを持っている。
【0274】
上記15ピンVGAコネクタからの複数種類の入力ビデオ信号(赤、緑、青)は、インピーダンス整合としても知られている同軸ケーブル間のオーバシュートおよびリンギングの最小化のために、正確に75オームに成端(terminate)しなければならない。上記のビデオ信号は、いったん成端されると、非反転統合(unity) ゲイン増幅器を用いて緩衝され、サイベックス(Cybex) 44ピンコネクタへ通過可能となり、外部モニターで使用され、外部モニターでも75オームに成端される。他の3つのビデオアンプは、4倍のゲインを持ち、ビデオレベルをADCで必要とされる最大レベル3Vppにまで増幅するように構成されている。
【0275】
図9のセクション3. 0は、アナログ−デジタル変換器(ADC)回路である。3つの高速のアナログ−デジタル変換回路(好ましくは TDA8714)は、セクション1. 0によって供給される入力ビデオレベルをデジタル化するために用いられるものである。上記ADCは、8ビットの解像度仕様を持ち、最高80MHzの変換サンプリング速度で処理可能である。このサンプリング速度は、リフレッシュレート60Hzにおいて1024×768のSVGA画素フォーマットのビデオ帯域幅必要条件を満たすのに十分な速度である。全てのデジタル入力およびデジタル出力はTTLに適応したものであり、それは(以下に述べるセクション4. 0の)メインFPGA#1の論理レベル必要条件と同等である。上記ADCは、セクション10. 0のクロック生成回路で得られた変換クロックを画素クロック生成回路から受け取る。画素クロック生成回路(PCG)からのクロックは、入力ビデオ信号を生成した元のクロックと正確に同期化される。ADCからの出力は、セクション4. 0のメインFPGA#1に入力される。ADCは、FPGA#1によって能動低レベル(active low level)まで使用可能である(CE)。ADCの電源電力は、アナログ+5Vおよびデジタル+5Vによって供給される。両方の電圧は同じであるが、これらのアナログ基準電圧およびデジタル基準電圧は、それぞれに適した入力電力ピンに対して必要な外部電源から入力されるものである。それらは、また、上記の適切な複数の電力ピンのためのPCBレイアウトトレース(layer trace) 手順を参照する。
【0276】
図9のセクション4. 0は、メインFPGA#1回路である。FPGA#1(図1の構成要素12)は、ADC、3つの外部の32K×8のSRAM24〜26、メインCPU(21)、およびPCIマスターゲートアレイ22の間の全てのビデオデータ通信量を制御する7Kゲートアレイ(144ピン)である。それは、また、メインCPU21によって読み出されるカードIDコードを受け取る。FPGA#1は、また、2つのビデオフレーム間の検査合計の差を求め、その差を、PCIマスターによって処理するためにFPGA#2(図1の構成要素13および図9のセクション7. 0に対応する)へ送る。上記の検査合計の差は、セクション5. 0内のSRAMの1つとセクション6. 0内のパレット(Palette) RAMとの比較から得られる。それは、また、ADCからPCIマスターへの色数の転送を始動させるコマンドを、メインCPUから受け取る。上記のFPGA#1は、メインCPUによる命令に従って、2色、4色、16色、または256色をPCIマスターによって処理される色数として選択できるようになっている。それは、また、セクション5. 0内に示されている(と共に図1の構成要素25〜26に対応している)2つの外部SRAMのインタリーブ機能を制御する。このインタリーブ機能は、外部SRAMを、PCIマスターアレイ(PCI Master Array)に対する読み書き構成要素として動作可能にする。インタリーブ機能は、CPUからPCIマスターアレイを介してメインFPGA#1に発動される上記ブロック図に示すように、3つの論理マルチプレクサ(FPGA#1のMUX1、MUX2、およびMUX3)は、セクション5. 0および6. 0の3つの外部SRAMへアクセスすることが必須である。加えて、メインFPGA#1によって、メインCPUのための入力シリアルポートも提供されている。最後に、FPGA#1内では、上述した種々の制御機能を正確に同期させるために、タイミングおよび制御部が必須である。FPGA#1の唯一の入力電源電力は、+5V直流である。
【0277】
図9のセクション5. 0および6. 0は、インターリーブ機能を持つ32K×8の外部RAMである。全てのアドレス、データ、読み書き(Read/Write)、およびチップイネーブル(CE)制御配線は、メインFPGA#1のマルチプレクサセクションによって提供される。セクション5. 0の2つの外部RAMおよびセクション6. 0のRAMは、メインFPGAの一部ではなく、スタンドアローンのチップである。SRAMのアクセス時間は、最高で12nsになり得るものであり、この値は最高データ転送速度80MHzに対応している。
【0278】
図9のセクション7. 0は、FPGA#2である。FPGA#2は、KVカードの第2のフィールドプログラマブルゲート (Field-Programmable-Gate)アレイであり、4Kゲートアレイ、144ピンのチップである。それは、上記のメインFPGAと同じ論理ファミリで構成されており、100MHz以上で動作可能である。FPGA#2の小区画内には、図9に示すように、タイミングおよび制御部、VGAフォーマット復号部、ビデオラッチ区域(Video Latch Area)、CPUシリアルポート、およびPCIマスターゲートアレイ部がある。上記PCIマスターの機能は、メインFPGA11とPCIバスとの間の「ブリッジ」として働くことである。FPGA#2は、FPGA#1からビデオ差分計算の結果を受け取り、そのデータを入力ビデオラッチに格納する。それは、ビデオデータを、PCIバス(セクション13. 0)へ読み出すために、タイミングおよび制御部と連係して33MHzのPCI転送速度でPCIマスターに転送する。VGAフォーマット復号部は、VGA画素フォーマットを判別する。VGAモードは、60Hzあるいは72Hzのリフレッシュ速度において640×480、800×600、あるいは1024×768の全てをとりうる。このセクションの機能は、水平同期信号および垂直同期信号の極性に存在する符号化情報を用いることによっていずれのVGAフォーマットがアドレスされているかを判別することにある。これら論理レベルの意味を能動高レベルの(active high) TTL信号および能動低レベルの(active low)TTL信号の組み合わせと解釈する論理を用いることによって、正しいVGAフォーマットを復号することができる。上記情報は、その後、シフトレジスタに格納されると共にメインCPUに供給される(セクション9. 0)。この情報は、セクション10. 0内の画素クロック生成回路で必要とされる除数をメインCPUで計算するのに必要なものである。メインCPUおよびキーボードCPUに必要とされるシフトレジスタもまたFPGA#2によって提供されており、これによりキーボードCPUがメインCPUと通信できるようになっている。そのような第2のFPGAは、2つのCPUが通信するための導管の役割を果たす。
【0279】
図9のセクション8. 0は、システムクロック回路である。上記ブロック図のこのセクションは、3つの異なるクロック周波数を供給することが可能なスタンドアローンのクロックチップである。上記出力周波数は、手作業でプログラムすることが可能であり、PLL技術を利用した、外部の水晶振動子によって動作する周波数合成器を用いて生成される。システムクロックは、100MHzクロック、24MHzクロック、および100KHzクロックを供給する。24MHzクロックは、オンボードCPU(87C52-24)で用いられる。100KHzクロックは−5Vの直流のレールを形成するために用いられ、100MHzクロックは両方のFPGAを駆動するために用いられる。ここでは24MHzクロックが両方のCPUの入力となるように示したが、このクロックの周波数は、望みであれば、22MHzのような他の周波数に変更することも可能である。
【0280】
図9のセクション9.0は、メインCPUおよびキーボードCPUを含んでいる。メインCPUおよびキーボードCPUは、両方のFPGAと通信する。メインCPUは、インターリーブ機能、選択された色数、およびFPGA#2への検査合計差の読み出しに従って、外部SRAMおよびFPGA#2の間でデータを送信する。メインCPUは、メインFPGA#1の周りの3つのSRAMと同様に、外部SRAM(セクション11.0)を必要とする。その外部SRAMは、キーボードおよびマウスデバイスからのデータと、第2のFPGA#2のVGAフォーマット復号部からのデータとを格納するために用いられる。VGAフォーマット復号部からのデータは、メインCPUが画素クロック生成回路(セクション10.0)のための正しい除数を生成するのに用いられる。上記の除数は、60Hzおよび72Hzのリフレッシュにおいて640×480から1024×768までの各画素フォーマットのための差分値となる。KVカードは、60Hzおよび72Hzにおいて640×480、800×600、および1024×768でビデオを取り込むように設計されている。それゆえ、合計6つの除数が、メインCPUによって生成されてセクション10.0のプロトコルコレクタ(Protocall Corrector) に送られ、プロトコルコレクタは、それら除数を1つずつ順次ドットクロックジェネレータ、ICS1522に送る。
【0281】
図9のセクション10.0は、画素クロック生成回路 (ドットクロック生成回路)を含んでいる。
【0282】
セクション10.0の機能は、ホストPCグラフィックカードで用いられる画素クロック(周波数および位相)を正確に再生し、KVカードへの赤、緑、および青の入力に存在するアナログビデオ信号を生成することにある。セクション10.0は、メインCPU(セクション9.0)から入力された帰還除数と、DB−15入力コネクタを介してホストPCから入力された水平同期信号とを用いて、セクション2.0の3つのアナログ−デジタル変換器でアナログデータをデジタルデータに変換するのに用いられる出力画素クロックを生成する。セクション9.0で説明したように、PLLの出力周波数は、入力水平周波数と、VGA画素フォーマットの関数として変化するメインCPUからの帰還除数とによって判別される。実際、上記水平同期信号は、VGAビデオ規格に沿って、垂直同期信号を含む複合同期信号となっている。垂直同期期間の持続期間には、水平同期パルスが完全に欠如していてもよく、また、EIA規格R5343Aに沿って等化パルスおよび鋸歯状(Serration) パルスとして知られているパルスが存在していてもよい。いくつかのグラフィックスカードは等化パルスおよび鋸歯状パルスを含む一方、他のグラフィックスカードはそれらを全く含まない。実際、垂直帰線消去期間において、均等化および鋸歯状パルスは2Xの水平パルスである。ここで、2Xは水平周波数の2倍に対応する。
【0283】
水平同期パルスの欠如あるいは2Xパルスの存在は、フェーズロックループに大きな影響を与える。2次または3次の帰還システムとして動作し、どんな入力周波数の微分変化にでも応答する時間を必要とするのは、あらゆるPLLに共通の性質である。PLLは、入力周波数の変化に起因して、2次のシステムの減衰係数の大きさに応じてオーバシュートおよびアンダーシュートし、最終的に定常状態に落ち着く。また、PLLが周波数の微分変化の間に「ロック」を失った場合、すなわち水平パルスが消失した場合には、入力周波数を再度キャプチャし入力周波数に再度ロックするのに、ある限られた時間を必要とする。この理由から、上記PLLは、水平入力信号が欠如あるいは2倍の周波数になっている期間内に動作するように、すなわちこの期間内にロックを失わないように設計する必要がある。セクション10.0では、垂直帰線消去期間内にPLLの帰還ループを効率的に「切断する」サンプルホールド回路を用いることでロックの喪失を避ける方法を採用している。上記の切断は、PLLの位相検知器の出力で行われる。位相検知器は、入力水平同期および帰還クロックから信号を受け取ることを思い出して頂きたい。垂直同期期間における水平同期パルスの欠如あるいは2Xパルスの付加は、通常接続されたPLLでは、VCOを周波数変化の方向に動かすような、すなわち出力周波数を低下または上昇させるような大きい位相誤差信号を位相検知器の出力に発生させる。微分変化のために、PLLループは、定常状態を得て定常状態に落ち着くのに追加の時間を必要とするであろう。その結果、垂直帰線消去期間の後、標準水平パルスが戻った途端に、妨害期間を発生させる。
【0284】
セクション10.0で用いられている設計技術は、垂直帰線消去期間(Vertical Blanking Period)内に位相検知器から位相誤差信号を除去するためのものである。垂直帰線消去期間は、また、第2のFPGA#2のVGAフォーマット復号部で生成され、サンプルホールド回路のホールド信号に送られる。垂直帰線消去期間は、また、VGA画素フォーマットの関数として変化し、500μsから1.2msまで変動しうる。それゆえ、必要なことは、最長の垂直帰線消去期間を超えるホールド期間を用いることだけである。これを達成するために、入力垂直同期パルスは、サンプルホールド回路内で最長の1.5msまで伸長される。積分コンデンサ(CI)上の直流レベルが安定なホールドレベルに持続されることを保証するために、ループフィルタの入出力部を、高インピーダンスおよび低漏電のバッファ回路で緩衝することが必要である。
【0285】
図9のセクション11.0は、メインCPU SRAMである。この理由は、セクション9.0に関して上で述べた通りである。
【0286】
図9のセクション12.0は、キーボードおよびマウスデバイスである。これらのデバイスは、アクセスセッション中にリモートPCがホストPCを制御するために必要とされる。
【0287】
図9のセクション13.0は、PCIバスである。PCIバスは、標準的なPCマザーボード構造の一部である。
【0288】
図9のセクション14.0は、説明した実施形態のKVカードを実現する積分回路の例の短いリストである。
【0289】
Figure 0004146089
図9のセクション15.0は、IDディップスイッチである。1枚のKeyview プロ(Keyview - Pro) 拡張カードに対して各々適合される多数のリモートアクセスホストPCの必要条件を満たすために、最高で合計8枚のカードの各々にIDコードを与えることが必要である。これを達成するために、セクション15.0に示されるように、手作業でプログラム可能なディップスイッチが用いられる。この3ビットのコードは、メインFPGA#1によって受け取られ、カードの識別およびタグ付けのためにメインCPUに渡される。
【0290】
リモートリセットカードの仕様
KV PCIカードに加えて、各KEY−VIEW PCは、1枚のKEY−VIEW ISA「再起動(Reboot)」カード90を含んでいる。このKEY−VIEW ISA「再起動」カード90は、KEY−VIEW PCが、遠隔リセットされ、発呼側(呼出し者)のIDをキャプチャし、KEY−VIEW PCのターボライト(turbo light) を制御することが可能となるように設計されている。再起動カードの例(AKAアクセスコントロールカード)を図11に示す。また、図12に、このカードのより詳細な図面を示す。
【0291】
再起動カードが取り付けられた場合、電話線は、カードの背面板上のフォンジャック91に接続される。フォン出力ジャック92は、電話またはモデムへの電話信号の通過を可能にするものである。
【0292】
呼出し(call)が受信されると、上記カードは、呼出し者IDをキャプチャし、受け取った全てのIDをISAバスを介してKEY−VIEW APPに渡す。上記カード上の記憶装置は、現在の呼出し者IDを処理できれば十分である(すなわち、ワンウェイ(one-way) でよく、以前の呼出しからキャプチャされた複数の呼出し者IDの記憶する必要はない)。呼出し者IDは1回目の呼出し(ring)と2回目の呼出し(ring)との間にしかキャプチャされないので、KEY−VIEW PC上のpcAnywhereは、ユーザが呼出し者IDをキャプチャすることを望めば、3回目の呼出し(あるいはそれより後の呼出し)に対して応答するように設定されている。
【0293】
上記カードは、入力された呼出しの回数を数える能力を持っており、これにより、上記カード上のCPUが、検出された呼出し回数に応じた動作を行うことができる。理想的には、この呼出し検出機能は、他国の呼出しも処理可能である。もしこれが可能でないなら、ハードウェアは、他国における特別なタイプの呼出し条件を検出するための特注のオペレーティング・システムソフトウェアを書く能力を支援する。
【0294】
上記カードは、また、KEY−VIEW PC内のモデムが呼出しに応答した後にリモートユーザのトーンダイアル(touch tone)入力を正確に識別することが可能なDTMIF復号器を有している。モデムは、呼出しに応答した直後から呼出しを終了するまでノイズを発生するので、DTMF復号器は、このノイズが発生している間、正確にリモートユーザのトーンを認識することが可能である。リモートユーザによって受け取られたどんなトーンも、上記カードのオペレーティング・システムに返される。この方法では、1回の呼出しにつき最高で8つのトーンがキャプチャされうる。
【0295】
リモートユーザが正しいトーンダイアル再起動コードを入力すると、上記カード上のハードウェア手段は、発呼者が正しいコードを受け取ったことを確認するための可聴のトーン(上述したモデムノイズ越しに聞こえる)を発呼者に返送する。
【0296】
いくつかのケースでは、上記カードのオペレーティング・システムは、検出された呼出し回数がユーザの設定した呼出し回数(例えば3回)より少ないときにPCを再起動する必要があるかもしれない。この機能は、3回の呼出しに対してモデムが応答する場合に必須であるが、KEY−VIEW APPまたはpcAnywhereアプリケーションが停止させられ、トーンダイアルコード機能を起動させるプッシュホン、あるいはDTMF復号器がトーンを認識しない国では、ユーザがいないであろう。
【0297】
他の場合として、モデムが呼出しに応答し損ねて、リモートユーザがトーンダイアルを入力しようがなくなる場合にも対応できるように、ユーザの設定した呼出し回数(例えば10回)よりも多くの呼出しが検出された場合にKEY−VIEW PCを起動する必要があるかもしれない。このユーザオプションは、KEY−VIEW PCがモデムを持たない場合にも必要とされるであろう。
【0298】
動作の点から見ると、カード上のハードウェアは、呼出し情報、呼出し者ID情報、およびトーンダイアル情報を単にカードのオペレーティング・システムに返送し、ユーザがカードをどのように動作するように設定したかという情報に基づいて、カードのオペレーティング・システムが何をすべきか決定する。加えて、他国では、カード上の標準ハードウェアの代わりにオペレーティング・システムが呼出し/トーン検出動作を行わなければならないかもしれない。そでは、さらなるハードウェアの変更を回避するためにハードウェアリンクを使用することができる。
【0299】
リブート(再起動)カード90は、再起動ボードのリセットピンとKEY−VIEW PCのマザーボード上のリセットピンとの間に2つのピンケーブルが取り付けられたときに、PCのマザーボードの上のリセットピンに信号を送ることによってKEY−VIEW PCをリセットする。加えて、ポートに接続されたKeyview モジュールへの電力供給をカードのオペレーティング・システムが制御することができるように、PJ−45ジャック、標準シリアルインタフェースが設けられている。
【0300】
再起動カード90の第2の機能は、再起動ボードのターボピンとKEY−VIEW PCのマザーボード上のターボピンとの間に2つのピンケーブルが取り付けられたときに、KEY−VIEW PCのフロントパネル上のターボライトを制御することにある。上記ターボライトは、リモートユーザがいつKEY−VIEW PCにアクセスしているかを視覚的に示すと共に、KEY−VIEW PCがホストモードであるか、あるいはメニューモードであるのかを示すために用いられている。
【0301】
KEY−VIEW PCのターボライトは、KEY−VIEW PCがメニューモードであり、かつ、リモートアクセスされていないときには、消灯する。KEY−VIEW PCのターボライトは、KEY−VIEW PCがホストモードであり、かつ、リモートアクセスされていないときには、点灯する。このターボライトは、KEY−VIEW PCがホストモードであり、かつ、リモートアクセスされているときにはいつでも、短時間点灯する。より詳細には、上記ターボライトは、KEY−VIEW PCがリモートアクセスされており(すなわち、pcAnywhereが「セッション中」であり)、かつ、メニューモードであるときにはいつでも、0.5秒間(5秒周期で)瞬間点灯する(flash ON)以外は消灯する。KEY−VIEW PCのpcAnywhereが「セッション中」であり、かつ、KEY−VIEW PCがホストモードである場合には、上記ターボライトは、5秒周期で0.5秒間消灯する(flash OFF) 以外、点灯すべきである。
【0302】
KEY−VIEW PC上で作動しているKEY−VIEW APPは、次のようにターボライトに対して何をすべきかを起動カードに命令するためのコマンドまたはコードを、ISAバスによって再起動カードに送信できるようになっている必要がある。
【0303】
コード 動作
1 ライトを点灯せよ
2 ライトを消灯せよ
3 ライトを5秒毎に瞬間消灯する(blink OFF) 以外は点灯せよ
4 ライトを5秒毎に瞬間点灯する(blink ON)以外は消灯せよ
このようなターボライトをKEY−VIEW APPによって処理されるビープ音ユーザオプションと連動するように設定すれば、ホスト側がリモートアクセスされているときはいつでも、ホスト側で働いている誰にでも、目に見えるだけでなく耳に聞こえる形でKEY−VIEW PCの状態を示すことができる。さらに、ターボライトが消灯したままであるときはいつでも、ホスト側のユーザは、KEY−VIEW PCがホストモードでなく、キーボードまたはマウスの入力がホストPCに送られないことを知ることができる。この場合、ホスト側のユーザは、KEY−VIEW PCがどのような状態にあるのかを見るために、KEY−VIEW PCのSVGAカードにモニターを接続する必要がある。上記ターボライトが消灯した場合には、通常、それは、誰かがKEY−VIEW APPをシャットダウンしたことを示している。
【0304】
KEYVIEWシステム構造
KEY−VIEW PC200(図28〜29)を導入するには、各ホストPC(201〜204)のキーボード、マウス、およびモニタをホストPCから切断する。これら周辺機器は、もうホストPCには使用されないが、顧客がKEY−VIEW PCあるいは他のところに使用できる。次に、PCスイッチボックスが多数のPCを制御するためにこのサイト上で使用されるのと同様にして、必要時にKEY−VIEW PCのオプション(あってもなくてもよい)のモニタ、キーボード、およびマウス(図28〜29に示さず)をホストPC201〜1204の制御に使用することができるように、仕入れたマルチポートインターフェイスケーブル213を、KEY−VIEW PCのPCIカード25のピンコネクタからホストPCのキーボード、マウス、およびビデオカード入力ポートに接続する。適切なマウスドライバが、ホストPC上にインストールされるであろう。そのマウスドライバは、何らかの既存のドライバに代わるKeyview マウスドライバであってもよい。このような場合、KEY−VIEW PCは、ホストPCのビデオ出力信号とホストPCのマウス制御手順とを認識できるように(後述するようにして)Keyview IIシステムに用意されたソフトウェアを用いて自動的にトレーニングされる。
【0305】
上述したようにKEY−VIEW PCIカードを直接1つのホストPCに接続する代わりに、Keyview IIは、カードをサポートされたPCスイッチボックスに直接接続することを可能にし、それは、特別なキーボードホットキーを用いて多数のPC間で順次切り換えを行うことを可能にする。KEY−VIEW PCIカードが、サポートされた第三者のスイッチボックスに接続すべきものであれば、スイッチボックスに接続した全てのPCの電源を切ることが望ましい。NET−911制御モジュール(図10)が、スイッチボックスに接続された複数のホストPCに対して接続すべきものであれば、この制御モジュールは、図10に示すように、デイジーチェーン方式でこれらのホストPCに接続される。
【0306】
図11および12に示すように、1枚のKeyview アクセスコントロールカード90をKEY−VIEW PC内のISAスロットに取り付けてもよい。このカードの主要な機能は、(1)万一KEY−VIEW PCが止まった場合にKEY−VIEW PCが遠隔的に再起動され得るようにすること、(2)PC上のターボライトを点滅させることによって、誰かがKEY−VIEW PCにリモートアクセスしているとホスト側の人に警告すること、(3)モデムによってKEY−VIEW PCにアクセスしようと試みている誰かの呼出し者IDをキャプチャしてログに記録すること、(4)オプションとして、呼出し者IDが凍結されたか、あるいは発呼側の電話番号が予め許可された番号のリストに適合しない場合に、電話接続を自動的に終了させること、および(4)無許可ユーザが検出された場合にページャの警告を発することにある。
【0307】
KEY−VIEW PCが遠隔で再起動可能となるようにするために、2つの選択肢の1つを用いることができる。
【0308】
第1の選択肢は、図12で示すように、モジュール80に設けられたRJ−45ケーブルを用いて、オプションのNET−911制御モジュール80をアクセスコントロールカードのRJ−45データポートに接続することが必要である。この場合、モジュールのAC電源出力コードをKEY−VIEW PCの電源入力ソケットに差し込み、モジュールのAC電源入力コードを壁面コンセントまたはUPSのようなAC電源に差し込む。Keyview 制御モジュールがこの形態で使用される場合、このモジュールに他のモジュールをデイジーチェーン方式で接続しなくてもよい。モジュールがこの形態で接続された後、KEY−VIEW PCが再起動されるべきであるとリセットされたカードが判断する(後述)と、KEY−VIEW PCへの電力供給を20秒間にわたって一時的に遮断するよう上記モジュールに指示することによって、KEY−VIEW PCは自動的に冷始動(コールドブート)される。この選択肢は、推奨されるリモート起動アプローチである。
【0309】
KEY−VIEW PCを再起動するための第2の選択肢は、各アクセスカードに用意された2本のピンケーブルを、カード90上の「リセット(Reset) 」というラベルが貼られたピン(図11)から、KEY−VIEW PCのマザーボード上のリセットピンに接続し、KEY−VIEW PCの前面上のリセットボタンをアクセスコントロールカード90に接続することが必要である。モジュールがこの形態で接続された後、KEY−VIEW PCが再起動されるべきであるとリセットされたカードが判断する(後述)と、(リセットボタンが物理的に押されたかのように)KEY−VIEW PCのマザーボード上のピンを閉じることによって、KEY−VIEW PCは自動的にリセットされる。
【0310】
内部リセットの選択肢に対する、制御モジュールを用いる選択肢の主な利点は、ホストPCを冷始動させることができ、それが、通常KEY−VIEW PCとこのPC上の全てのカードとを完全にリセットすることを確実に行える信頼性のより高い手段である点にある。内部リセットの選択肢の主要な利点は、制御モジュール80のコスト増を避けることができる点にある。もし両方の選択肢を同時に導入すれば、制御モジュールの選択肢が最初に動作され、リセットのオプションは、制御モジュールが失敗するかあるいは取り除かれた場合にしか使用されないであろう。換言すれば、制御モジュール80がアクセスコントロールカード90に接続されている場合には、上記カードは内部リセットアプローチを用いる代わりに自動的にモジュールの存在を感知し、必要時にKEY−VIEW PCを冷始動するであろう。
【0311】
KEY−VIEW PCを遠隔再起動するための2つの異なるハードウェアアプローチに加えて、再起動プロセスを遠隔で開始させるための2つのオプションもある。再起動処理は、(1)リセットカードによって検出された電話の呼出し回数に基づいて、あるいは(2)オプションのNET−911制御モジュール80に接続されたオプションのモデムに送信されたパスワードによって、開始される。KEY−VIEW PCの遠隔再起動は、KEY−VIEW PCが永続的に止まった場合(すなわち、ユーザがKEY−VIEW PCにリモートアクセスしようと試みても応答しない場合)に必要となる。
【0312】
アクセスカード90は、入力された全ての電話の呼出しを監視し、(1)検出された呼出し回数が、ユーザの設定した呼出し回数より少ない場合、あるいは(2)検出された呼出し回数が、ユーザの設定した呼出し回数より少ない場合に、KEY−VIEW PCを再起動する。
【0313】
モデムがKEY−VIEW PC内部に取り付けられると、モデムは呼出しに応答可能であるが、KEYVIEWおよび/またはリモートアクセスエンジンが停止される。この場合、KEY−VIEW PCを遠隔再起動することが必要となる。これを実現するために、リモートアクセスエンジンは、4回の呼出しの直後に呼出しに応答せよとモデム82に命令するよう設定されている。次に、呼出しが何回より少ないときにKeyview の再起動を可能にするかのオプション(後述する)は、呼出し3回に設定すべきである。次に、リモートユーザが、これらの設定を用いてKEY−VIEW PCを電話で呼び出し、2回の呼出しの後に電話を切ることで、KEY−VIEW PCが再起動される。
【0314】
また、KEY−VIEW PCが止まったときに、モデム82も停止し、呼出しに全く応答しなくなる可能性がある。また、モデムがKEY−VIEW PC内部に取り付けられず、KEY−VIEW PCがLANまたはインターネットを介してリモートアクセスされている場合にも、同様に、止まったKEY−VIEW PCを電話線を用いて遠隔再起動する必要がある。これらの問題は両方とも、呼出しが何回より多いときに再起動を可能にするかのオプションを呼出し6回に設定することによって解決することができる。この状況で、リモートユーザが、単にKEY−VIEW PCを電話で呼び出し、6回より多くの呼出しを待ってから電話を切ることで、KEY−VIEW PCが再起動される。
【0315】
稀なケースとして、KEY−VIEW PC内部に取り付けられたモデムが、電話線に繋がったまま停止し、リモートユーザがKEY−VIEW PCにアクセスするか、あるいはPCを再起動しようと試みたときに、ラインが常にビジーとなる可能性がある。加えて、リモートユーザは、緊急状況時に別のリモートユーザのアクセスを終了させる能力を持つことを望むかもしれない。これらの状況は両方とも、アクセスコントロールカードに接続されたオプションのNET−911制御モジュール80のRJ−45データ出力ポートに対して外部モデム81を(上記モジュールに設けられたDB−9(オス)コネクタに対し、CMMモデムを用いて)接続することで、解決することができる。この構成(図12に示す)では、このオプションのモデム81に2本目の(異なる)電話線を接続する必要がある。余った旧式の外部モデムが、2400ボーを超える速度で動作することがないので、この場合にうまく動作する。図12は、オプションのNET−911制御モジュール80、外部モデム81、および内部モデム82の両方を、アクセスコントロールカード90と接続した様子を表している。
【0316】
外部モデム81を設置した場合、このモデム上のディップスイッチの設定は、モデムが呼出しに自動応答するのを阻止しないように設定する必要がある。外部モデムを設置した後、このモデムを使うオプションを可能にし、パスワードを設定する必要がある。モデムが設置され、パスワードを受け付けるように設定された後、リモートユーザは、単にHyperterminal (Windows(登録商標)で提供されている)のような端末エミュレーションプログラムを用いて、(1)外部モデムを呼び出し、(2)接続が完了したときに“RESET”とタイプし、(3)アクセスコントロールカード90によって促されたときに正しいパスワードを入力し、これにより、KEY−VIEW PCを再起動させる。
【0317】
アクセスコントロールカード90は、侵入者の可能性がある者が発見された場合にも、ページャの警告を発する能力を持っている。このようなページャの警告は、ユーザが予め設定された回数の推測の中で正しいパスワードを入力し損ねた場合、あるいは検出された呼出し者IDが無許可の電話番号からのものである場合には、適切であろう。ページャおよび関連するページャコードによる警戒を受け取る者(1人または複数人)は、ページャ警告メニューオプション(後述する)を用いて設定することができる。ページャの警告を発するためには、上述したように、オプションの外部モデム81をアクセスコントロールカード90に接続する必要がある。
【0318】
Keyview アクセスコントロールカード90を取り付ける場合、KEY−VIEW PC上のフロントパネルのステータスライト(例えばターボライト)からのケーブルの1つがKEY−VIEW PCのマザーボードから引き抜かれて、アクセスコントロールカード90上のLEDピン(図11でのJ2)に再び差し込まれる。この接続は、誰かがKEY−VIEW PCに遠隔接続しているときはいつでもKEY−VIEW PCの前面上のLEDライトの1つが点滅することを保証する。耳に聞こえるビープと連動されたこの点滅は、誰かがKEY−VIEW PCにリモートアクセスしているときはいつでも、ホスト側の者に警告を発するように設計されている。
【0319】
電話線は、電話を受けたときにKeyview が呼出し者IDを自動的にキャプチャするように、電話会社によって有効になるオプションの呼出し者ID機能を持っている。このライン上での呼出し者IDサービスを有効にすることで、(1)呼出し者IDが利用不可能であるとき、(2)呼出し者IDが意図的に凍結されたとき(すなわち、呼出し者が呼び出し前に*67を入力したとき)、あるいは(3)呼出し者IDが予め許可されたIDのリスト上にないときにはいつでも、Keyview アクセスコントロールカードが受け取った全ての呼出しを追跡してログに記録し、オプションとしてリモートユーザからの呼び出しを自動的に終了させることが可能になる。これらのKeyview 呼出し者ID機能の構築の仕方に関する情報については、呼出し者IDの項を参照されたい。
【0320】
KEY−VIEW PCビデオモニタ設置
VGAモニタ214は、KEY−VIEW PCのビデオカードに接続される。通常、ホストPC201−204またはスイッチボックスから引き抜かれたモニタは、この目的のために使用される。このビデオモニタは、KEY−VIEW PCまたはアクティブホストPCに起こったことを反映し、通常KEY−VIEW PCにのみ必要なモニタである。KEY−VIEW PCがホストモードにある場合、このモニタは、わずかに遅延したベースでアクティブホストPCにおいて生じたことを反映する。KEY−VIEW PCは、ホストPCからホストPCへスイッチすることができるので、1つのモニタのみが、一旦スイッチ処理が完了したアクティブPCを観察することが必要とされる。
【0321】
何人かのユーザは、リアルタイムベースでホストPC201−204を観察したい。これらのユーザについて、ビデオ出力ポートは、リアルタイムベースにおける各PCIカードのためのアクティブホストPCのビデオ出力信号を通過させる各PCIカードの裏に存在する。KEY−VIEW PCに設置されるPCIが1つより多い場合には、複数のモニタがアクティブホストPCの出力を見るためにホスト側に必要とされる。このような複数のモニタの必要性を避けるために、単に、安価なA−Bスタイルビデオスイッチボックスが、各PCIカードビデオ出力ポートとKEY−VIEW PCのビデオカードの出力との間をスイッチするために設置され得、その結果、1つのモニタがリアルタイムベースにおけることを観察することができる。
【0322】
内部モデムはKEY−VIEW PCへモデムを介してリモートアクセスを可能にするKEY−VIEW PCに通常設置される。モデムに加えて、例えばLANカードのようなKEY−VIEW PCに設置される他のリモートアクセス手段を示唆する。
【0323】
通常、LANカードは、KEY−VIEW PCにアクセスするリモートLANまたはインターネットを可能にする注文生産の(customer's)内部ネットワークで適合するKEY−VIEW PCに設置される。この例は、図28および29に示し、ここで、リモートサイト205は、ネットワーク206を介してKeyview PCとアクセスする。ネットワーク206は、LANであってもよく、ここで、リモートPC210およびKeyview PC200は内部LANカードを含む。KEY−VIEW PCへのリモートアクセスは、しばしば緊急時に必要とされるので、リモートアクセスの別の手段は、モデム81/82のようなKEY−VIEW PCに設置することができる。
【0324】
適用可能なLANカードをKEY−VIEW PCに設置した後、このカードを図28および29に示すようにLANに接続する。
【0325】
通常、NET−911コントロールモジュールは、KEY−VIEW PCのシリアルポートの1つに接続される(図12)。これらのモジュールは、ともにデイジーチェーンで繋がれ、リモートユーザによってホストPCへのシリアルアクセスおよびパワーコントロールを可能にするためのKEY−VIEW PCによってアクセス可能な各ホストPCに接続される。このモジュールのシリアルアクセス特性は、ホストPC201−204とKEY−VIEW PC200との間ファイル転送を容易にするために通常使用される。ルータやプリンタのようなシリアルアクセスおよび/またはパワーコントロールが遠隔で必要とされる他のデバイスは、デイジーチェーンでモジュールに接続され得る。そのため、この観点から、KEY−VIEW PCは、遠隔で管理するネットワークデバイスのための全てを包括したプラットフォームとなる。
【0326】
スタートアップ処理
KEY−VIEW II PCが、リブートする各時間で以下の主要なことがらが生じる:
オペレーティングシステムは、ネットワークインターフェイスカードのためのLANドライバまたはKEY−VIEW PCに設置されたモデムのためのモデムドライバのようなデバイスドライバを含んでロードされる。
【0327】
KEY−VIEW PCIカードにアクセスするために必要とされる多くのデバイスドライバは、カードと接続するKEY−VIEWアプリケーションを可能にするためにロードされる。
【0328】
KEY−VIEW PCIカードオペレーティングシステムは、カードメモリへのKEY−VIEW PCのディスクドライブからロードされる。このアプローチは、単にPCIカードのオペレーティングシステムのプログラムファイルを新しいプログラムファイルと置き換えることによって起こるPCIカードファームウェアのアップグレードを容易にする。
【0329】
次に、リモートアクセスエンジンは、ユーザがKEY−VIEW PCへのリモートアクセスを可能にすることを明確にしている手段(2つまで)(たとえば、モデムおよびLANの両方が明確にされている)を使用する「ホスト」モードにおいて自動的にロードする。
【0330】
KEY−VIEW IIアプリケーション(KV−APP)は、次いで、自動的に立ち上げられ、以下のことがらが起こる:
KEY−VIEW PCは800×600グラフィックモードにスイッチし、そしてKEY−VIEW IIグラフィックロゴを5秒間表示する。このロゴは、キーまたはマウスボタンを押すことによりすぐにクリアされる。KEY−VIEW IIロゴが表示されている間、KEY−VIEWアプリケーションは最後のアクティブホストPC(例えば、PCIカードID、スイッチボックスPC ID、PCのためのビデオドライバ等)についてのディスクステータスファイルに保存されている情報にアクセスする。この情報は、ついで、KEY−VIEW PCIカードにコマンドとして送信され、それによって適切なKEY−VIEW PCIカードがアクティブカードになる。
【0331】
最後にアクセスされたKEY−VIEW PCIカードは、もはやアクセス可能ではなく(例えば、KEY−VIEW IIアプリケーションのアクティブにする要求に応答しない)、エラーメッセージが表示され、そしてKEY−VIEW IIシステムはそのメニューモードに戻る。メニューモードにある間、全てのリモートまたはホストサイトキーボードまたはマウス入力はホストPCの代わりにKEY−VIEW PCをコントロールする。このメニューモードから、1つ上のKEY−VIEW PCIカードがKEY−VIEW PCに存在する場合、ユーザは最後のアクティブPCIカードに再アクセスしようとすることまたはアクセスするために別のPCIカードを選択しようとすることができる。最後にアクセスされたKEY−VIEW PCIカードがアクセス可能である場合、KEY−VIEW PCは自動的にホストモード処理を始め、ここでアクティブホストPCのスクリーンは、KEY−VIEW PCのフルスクリーンを用いて写し出される(すなわち、KEY−VIEW PCグラフィックモードは、アクティブホストPCのグラフィックモードに自動的に調整される)、そしてリモートまたはホストサイトキーボード/マウス入力がアクティブホストPCに転送される。
【0332】
上記の工程により示されたように、一旦KEY−VIEWアプリケーションが操作状態になると、2つのモードのうち1つ、すなわちホストモードまたはメニューモードのいずれかにおいて操作し、通常のKEY−VIEW II処理を始める。左のCtrlキーを4回叩くことにより、KEY−VIEW PCをホストモードからメニューモードへスイッチさせる。メニューモードから、F5キーを押すかまたはKEY−VIEWメインメニューバーの他のオプションからExitメニューモードオプションを選択するかのいずれかにより、KEY−VIEW PCをメニューモードからホストモードにスイッチさせる。
【0333】
KEY−VIEWホストモードは、ユーザがKEY−VIEW PCからアクティブホストPCを完全にコントロールさせる。ホストモードにおいて全てのリモートまたはホストサイトマウスまたはキーボード入力は、KEY−VIEWアプリケーションによって中断され(trapped )(すなわち方向が変えられ)、まるでリモート/ホストサイトのキーボード/マウスがアクティブホストPCに直接取り付けてあったかのように、アクティブホストPCを通過する。複数のホストPCがKEY−VIEW PCに接続されている場合、ある時点でホストPCの1つのみが、アクティブホストPCとして設計され得る。必要であれば、キーボードのnumロック、capsロック、およびスクロールロック光のステータスのような情報がKEY−VIEWシステムと介して戻されるので、リモートおよびローカルPCのキーボードステータス光がアクティブホストPCのステータス光に反映する。
【0334】
KEY−VIEW IIメニューモードは、(1)さらにPCIカード、ホストPCの定義等を含むKEY−VIEW処理のためのPCを構成する、(2)ホストPC間をスイッチする、(3)ホストPCおよび/またはシリアルアクセスホストPCへのパワーをコントロールするためにNET−911コントロールモジュールとアクセスする、そして(4)ホストPCを十分にコントロールするために必要なビデオまたはマウスドライバを作成することを可能にする。KEY−VIEWメニューモードにおいて、リモートとホストキーボード/マウス活性の両方はKEY−VIEW PCに向けられた入力である。通常ユーザは、特定のタスクを行うために単に一時的にホストモードにスイッチし、これは、典型的にホストPCからホストPCにスイッチするため、あるいはNET−911コントロールモジュールにアクセスするためである。メニューモードにおいて利用することができるプロセッシングオプションのより詳細な議論は、そのテーマの元で議論される。
【0335】
ホストモード
KEY−VIEWのホストモードによれば、ユーザは、起動されているホストPCを完全に制御することができる。ホストモードにおいては、まるでリモート/ホストのサイトのキーボード/マウスがホストPCに直接に接続されているかのように、全てのリモート、またはホストのサイトの、マウスやキーボードの入力は、KEY−VIEWのアプリケーションによってトラップされ、起動されているホストPCへと送信される。もし必要ならば、KEY−VIEWシステムを通じて、キーボードのnum lock、caps lock及びscroll lockのライトの状態などの情報を返信することができ、それにより、遠隔とローカルのPCのキーボードの状態を表すライトが、起動されているホストPCの状態を表すライトを反映するようにできる。
【0336】
ホストモードになっている時には、KEY−VIEW PCの画面は、ホストPCの画面に表示されているものを反映する。ホストPCの画面がKEY−VIEW PCの画面と異なったグラフィックモードになっている場合は、ホストPCの画面がKEY−VIEW PCにおいて常に全画面を基準として表示されるように、KEY−VIEWのアプリケーションは、KEY−VIEW PCの画像解像度を、ホストPCの画面の画像解像度と一致させるように、自動的に変更する。サポートされている画像解像度は、640×480、800×600及び1024×768である。
【0337】
ホストモードにおいては、ある特定の“ホットキー”の組合わせは、KEY−VIEWのアプリケーションによってトラップされ、起動されているホストPCへは返信されない。ホットキーの働きは、3秒以内に行われる、4回連続した、ホットキーを押して離すという動作(タップ:tap)によって引き起こされる。それらのキーのリストは、以下に記載されている。ホストPCにおいて起動されたアプリケーションによって用いられる、類似の複数回タップによるホットキーのアプローチと干渉しあう可能性を最少にするために、4度ホットキーをタップするという動作がKEY−VIEW IIにおいては標準として用いられている。ホットキーは連続してタップされないといけないので、ホットキー以外のキーを押した場合には、ホットキーのタップのカウンタはリセットされる。
【0338】
3秒の間に、ユーザが上記のホットキーのうちの一つを4回以下タップした場合には、全てのキーのタップは、起動されているホストPCへ向けられたものと仮定され、ホストPCへと送信される。このアプローチは、他のアプリケーションによって用いられている、ありがちなホットキーのタップの組合わせを、KEY−VIEWのアプリケーションがトラップしないということを保証する。
【0339】
KEY−VIEWのPCIカードがスイッチボックスに接続された時には、ホストモードからメニューモードへと切換える必要を避けることを助けるような、特別の方法が存在する。KEY−VIEWのメニューシステムは、いろいろなサポートされているスイッチボックスのホットキー配列のうちの任意の一つを、左のシフト(shift)キーを4回タップするという標準的なKEY−VIEWのホットキーの配列へと割り当てることができる。例えば、任意のKEY−VIEWのPCIカードに対して、<NumLock><Minus><NumLock>というスイッチボックスのコマンドコードを、この特別な左のシフトキーの配列へ割り当てることができ、このことにより、ホストモードにおいて、リモートサイトまたはホストサイトのユーザからの左のシフトキーの配列をKEY−VIEWが検出した時には、KEY−VIEWは、<NumLock><Minus><NumLock>という配列をホストPCへと送信し、ドライバをロードするのに必要とされる全てのことや、またはPC間の切換えにおいて要求されるその他のステップを実行することができる。このアプローチは、スイッチボックスに接続されたPC間の切換えにおいて、ホストサイトにおいてもリモートサイトにおいても、ユーザが同一の手法を用いることができるという、さらなる利点を有する。
【0340】
ユーザアプリケーションで用いられるホットキーとコンフリクト(conflict)するような、スイッチボックスのためのいろいろな異なるホットキーを、トラップしなければならないということを避けるために、KEY−VIEWは、スイッチボックスのベンダーによるホットキーの配列が入力されるのを捜すということはしない。もしそのようなキーが入力され、スイッチボックスによってPC間の切換えが行われたとすると、KEY−VIEWのアプリケーションは変化に気が付かず、新しいPCからのビデオ出力を正しく解読しないかもしれない。このことによって、KEY−VIEW PCにおいて、読取り不能なホストの画面の画像が現れることになるかもしれない。
【0341】
ユーザが、(1)スイッチボックスに備えられた、違うチャンネルを選択するためのボタンを押すか、または(2)左のシフトキーを4度タップする代わりにベンダーのホットキー配列を入力するかのどちらかを介して、スイッチボックスによってPC間の切換えを行った時には、変化が起きる後までKEY−VIEWは変化に気が付かないことになる。このような場合においては、変化が既に生じているとアプリケーションに警告を行うような特別なコードがKEY−VIEWのアプリケーションへ返信されるように、サポートされるスイッチボックスは設計される。まれな場合として、このようなフィードバックが起こらないこともあり得る。そういう場合には、KEY−VIEW PCはホストPCと同期化されず、ホストPCの画面はスクランブル(scramble)される。それに加えて、変化が検出されたとしても、変化が検出された時から、KEY−VIEWが新たなホストPCのビデオ出力と同期化するのに必要なステップを行うまでは、ホストの画面はスクランブルされたままとなる。従って、スイッチボックスにつながれたPC間の切換えを行うには、左のシフトキーをタップするという方法が推奨される。
【0342】
起動されているホストPCがない場合には、ホストPCが、起動されているホストPCとして正しく選択されるまでは、KEY−VIEWのアプリケーションは、メニューモードからホストモードへの切換えを行わない。
【0343】
ホストモードとなっている時には、ホストサイトのユーザは、(ホストサイトのモニタがKEY−VIEW PCのSVGAカードに接続されていると仮定すると)ホストPCの画面の少し遅れた描画を見ることになり、そして、ホストPCを制御するために、KEY−VIEW PCのマウスとキーボードとを用いることができる。ホストPCにおける画面表示の遅れを回避するために、ホストサイトのユーザは、モニタをPCIカードのSVGA出力に直接つなぎ、さらに二つ目のモニタをKEY−VIEW PCのSVGAカードにつなぐことができ(二つのモニタを用いることによって、KEY−VIEWのPCIカードのリアルタイムのビデオ出力と、KEY−VIEW PCのSVGAカードの出力とを比較することができる)、それによって、KEY−VIEWのメニューモードにアクセスするか、またはどれだけはやくKEY−VIEWがホストの画面を表示するかを試すことができる。通常の処理においては、ホストサイトのユーザは、おそらくKEY−VIEW PCのSVGA出力にモニタをつなぎ、表示される色の数を減らすことによって、画面を描画する遅れを最少にしようとすると思われる。KEY−VIEW PCがメニューモードの時か、または複数のPCIカードがインストールされている時には、この方法によれば、異なるビデオポートを切換える必要から生じる混乱を避けることができるかもしれない。もしホストサイトのユーザにとってリアルタイムの表示が必要ならば、PCIカードのビデオ出力とKEY−VIEW PCのSVGAビデオ出力とを切換える安価なビデオスイッチボックスも必要となる。
【0344】
すでに述べたように、たった一枚のKEY−VIEW PCIカードをもつKEY−VIEW PCのユーザは、KEY−VIEWのメニューモードをめったに用いようとしないし、またKEY−VIEW PCのSVGAカードの通常のSVGA出力を見ようともしない。たとえもしこの一枚のPCIカードが、外部のPCスイッチボックスへ接続されたとしても、ホストサイトのユーザは、KEY−VIEWのメニューモードに行くのとは反対に、カードに接続されたPC間を切換えるキーボードの“ホットキー”コマンドを入力することができる。しかし、リモートユーザはメニューモードを用いる必要があり、というのも、pcAnywhereが、スイッチボックスへ接続されたPC間を切換えるのに必要なキーボードのホットキーコマンド(例えば<NumLock><Minus><Numlock>)を妨害するかもしれないからである。このメニューモードへの切換えの必要を回避することは、所望されたことである。もし、リモートユーザがKEY−VIEW PCをメニューモードのまま放置し、かつ、自動的に切換えて戻すタイマが無効とされている場合には、ホストサイトにおけるその後のユーザが、KEY−VIEW PCのマウスやキーボードを用いようと試みた時には、それはホストPCへは伝達されず、(というのもメニューモードではKEY−VIEWの画面は見ないので)混乱させられることとなる。
【0345】
KEY−VIEWのPCが再起動された時は、KEY−VIEW PCは自動的にホストモードの処理を始めようと試みる。この方法は、起動されているホストPCを制御できるよう、KEY−VIEW PCが常に準備されていることを保証する。
【0346】
KEY−VIEWのPCにおいてKEY−VIEWのユーザセキュリティが有効とされている時は、KEY−VIEWは自動的にホストモードの処理を終了し、KEY−VIEW PCが遠隔でアクセスされる度に特別のログイン画面を表示する。リモートユーザは、KEY−VIEWによってKEY−VIEWのアプリケーションへのアクセスが許可される前に、正しいログインIDとパスワードを入力する必要がある。KEY−VIEWのユーザセキュリティが有効とされている時には、KEY−VIEWのPCを再起動することによって、リモートユーザがアプリケーションへアクセスできるよう試みるような状況を防止することに加えて、KEY−VIEWは、KEY−VIEWのアプリケーション処理が始まる度に、ユーザへログインを要求する。
【0347】
メニューモード
KEY−VIEW IIのメニューモードによって、以下のことを行うことができる。それは、(1)PCIカードやホストPCなどの定義を付け加えることを含む、KEY−VIEWの処理のために、KEY−VIEW PCを構成すること、(2)複数のホストPCの間の切換えを行うこと、(3)ホストPC及び/またはシリアルアクセスのホストPCへの電源を制御するNET−911制御モジュールにアクセスすること、及び(4)うまくホストPCを制御するために必要なビデオドライバまたはマウスドライバを作成することである。KEY−VIEWのメニューモードでは、リモート又はホストにおけるキーボード/マウスの動作は、KEY−VIEW PCへと入力される。
【0348】
KEY−VIEWのメインメニューオプションバーは、メニューモードにおいては、KEY−VIEW PCの画面の上部に位置している。このメニューは、いくつかのオプションと副オプションからなる。メインメニューオプションが選択された時は、特別に付加されたメニューが表示される。メニューの例が図13に示されている。
【0349】
データ入力作業の最中を含む、メニューモードのいずれかの時点において、リモートサイトまたはホストサイトのユーザによってF5キーがタップされた場合には、その度に、最後に使用されたPCIカードとホストPCへ、制御が戻される。F5キーが押された時には、使用中のデータ入力アイテム、または、新しいPCの定義などでまだ終了していない新しい入力項は、無視される。こうした理由によって、データの入力処理または取り扱いが進行中の間は、F5キーを押すことは推奨されない。ホストモードに戻るための、推奨される方法は、その他と表示されているメニューオプションから、終了のメニューモードアイテムを選択することである。
【0350】
KEY−VIEWのPCが単一のPCIカードをもっているような場合には、KEY−VIEW PCのSVGAカードに接続されたモニタを有しないホストサイトというものがあり得る。もし、リモートユーザが、接続を終了した時にKEY−VIEW PCをメニューモードのまま放置した場合に、ホストサイトのユーザが、ホストPCへアクセスを試み、そしてキーボード/マウスの制御ができないということに気が付いた時には、そのユーザは混乱させられ、いらいらさせられる。この状況を正すため、KEY−VIEWのシステムは、遠隔またはKEY−VIEWのキーボードの入力が、ユーザの定義した秒数の間に検出されない場合には、自動的にホストモードへ復帰するという特徴を備えている。所望の秒数は、メニューモードにおけるデータ入力オプションの一つである。自動切換えの特徴は、前記の秒数を0に設定することで、無効とすることができる。
【0351】
もし、(1)ホストサイトのKEY−VIEW PCがメニューモードに切換えられるか、(2)KEY−VIEWアプリケーションの処理がホストPCにおいて終了されられたかのどちらかが行われた時には、KEY−VIEW PCを制御するため、ホストサイトのユーザは、KEY−VIEW PCを再起動するか、またはKEY−VIEW PCのSVGAカードにモニタを接続するかのどちらかを行う必要がある。そのどちらかの場合において、KEY−VIEW PCに接続された任意のホストPCの制御は、KEY−VIEW PCがホストモードに復帰するまでは、不可能である。こうした訳で、(1)ホストPCのKEY−VIEWアプリケーションを決してメニューモードから終了させないということと、(2)KEY−VIEWのアプリケーションが、ユーザが定義した秒数の経過後に自動的にメニューモードからホストモードへと復帰するような、自動切換えの特徴を備えさせることとが推奨される。後者の特徴においては、リモートユーザが接続を終了した時にKEY−VIEWのユニットをメニューモードのまま放置する場合の問題が解決され、それによってホストサイトのユーザが、メニューモードを終了するまでは、ホストPCを制御できないようにすることができる。
【0352】
切り換え(Switch)
図13に記載のスイッチメニューのオプションは、PC間の切り換えとモジュール間の切り換えと連係している。
【0353】
PCのサブメニュースイッチのオプションは(図14)、多数のホストPCがKEY−VIEW PCに接続されている場合に、ホストPCの定義の追加/削除、あるいは、ホストPCをユーザが切り換えする許可に用いられる。
【0354】
KEY−VIEWは、(1)KEY−VIEWユニットのKEY−VIEW PCIカード間の切り換え、あるいは、(2)シングルカードに繋がったPC間の切り換え(スイッチボックスによって)によってPC間の切り換えを支えている。このメニューオプションは、これらの2つの場合の両方で、PC間の切り換えを可能にする。
【0355】
スイッチモジュールのサブメニュー(図15)は、互いにデイジーチェーンされた任意のNET−911 コントロールモジュールと間の切り換えと、KEY−VIEW PCのシリアルポートの一つに接続されたNET−911 コントロールモジュール間の切り換えを可能にする。この方法だと、リモートユーザがAC電源を操作したり、あるいは、各々のモジュールに接続されたあらゆるデバイス(例えば、ホストPC、ルーター等)と連続的なアクセスを可能にする。このメニューオプションを選択したとき、シリアルポート上で検知された全てのNET−911 コントロールモジュールのリストはディスプレイに表示される。このリストから、“作動モジュール(アクティブモジュール)”として選択されたモジュールは、モジュールまたはKEY−VIEW PCのAC電源を受信しているデバイスに対し、AC電源をONまたはOFFできるようになっており、これにより、シリアルポートに接続されたあらゆるモジュールにアクセスが可能になっている。
【0356】
a.PC間の切り換え
PCのサブメニューオプションのスイッチは、全ての利用できるPCIカード(Card−IDs)からなっており、そのカードに係わる40種の仕様説明と関連している。例えば、図14に示されるリストなどである。
【0357】
KEY−VIEW PCを起動させると、KEY−VIEWはポーリングに対応するカードを検索するために、可能性のある8つのPCIカードのIDをポーリングする。対応するカードのKEY−VIEW PCIによって、表が作成される。
【0358】
カードのIDのカラムは、0から7がKEY−VIEW PCIカードのIDナンバーとして表示される。
【0359】
カードの説明のカラムでは、予めユーザが定義づけた、カードに係わる40種の説明が表示される。
【0360】
選択用ホストPCボタンは、PCIカードのリストボックス内で現在明るく強調されているPCIカードIDとして利用される。もし、明るく強調されたPCIカードが、アクティブホストPCに直接接続されていると、そのホストPCはアクティブホストPCとなり、そのPCは、ホストモードのKEY−VIEW PCによってコントロールされることになる。もし、明るく強調されたPCIカードがPCスイッチボックスに接続されていると、このスイッチボックスと定義されたホストPCの画面には、さらに詳細なスイッチボックスPCリストの表題が表示される。
【0361】
接続されたKEY−VIEW PCIカードは、セッティングボタンをクリックすることで“接続された”と定義づけされる。PCIカードを選択したとき、PCIカード内部で、まだアクセス可能か再度確認テストされる。もし、もはやアクセスが不可能であるときは、エラーメッセージが表示される。
【0362】
セッティングボタンは、明るく強調されたPCIカードのシステム設定のデータに入力、または、切り換えができる。画面上に表された“KEY−VIEW PCI Card Settings”は、現段階のPCIカードのセッティングを表している。画面上に表れるプロセスは、以下の“PCI CARD SETTINGS”の表題で詳細に表されている。
【0363】
テストとは、もし、インストールされたカードIDが検出されない場合に、カードナンバーを明るく強調してもよく、また、起動時にカードが一時的に作動しないときには、テストボタンオプションを選択してもよい。テストオプションが選択されたときは、明るく強調されたカードIDは再テストされ、また、カードが選択されたことがわかると、カードの説明が、PCIカードIDリストの次のカードIDに表示される。
【0364】
新しいホストPCが作動PCとして選ばれると、KEY−VIEW イベントログに入力される。
【0365】
PCI カード セッティング
例の一つとして、図17に示されるような、KEY−VIEW PCIカードスクリーンは、選択されたKEY−VIEW PCIカードのシステム設定に入力、または、切り換えが可能である。このスクリーンのあらゆるセッティングの説明は、以下のように表される。
【0366】
“カード説明書”は、ユーザが定義したKEY−VIEW PCにインストールされたあらゆるPCIカードの定義したものである。
【0367】
“接続されたカード”は、KEY−VIEW PCIカードが直接、(1)ホストPC、あるいは(2)スイッチボックスが多数のホストPCとアクセスするPCIカード、に接続されているかどうか参照するものである。
【0368】
PCにカードが接続されていると、スイッチボックスのホットキーは、この入力に関してはアクセス不能となる(すなわち、グレイアウトとなる)。他の点に関する現段階のスイッチボックスのホットキーの入力は、これ以下の画面上に表されている。スイッチボックスのホットキーは、何にしても、スイッチボックスのメーカーが、スイッチボックスのチャンネル(すなわち、PC)間で切り換えができるコマンドを明記したキー配列によって決定される。
【0369】
以下、メニューの矢印をクリックしていくと、KEY−VIEWによって維持されているあらゆるスイッチボックスのホットキーのコマンドが表示される。例えば、図18に示される、リストである。
【0370】
ホットキーの配列は、各々のPCIカードに接続された各々のスイッチボックスによって選択される。この方法だと、KEY−VIEW PC内の各々のPCIカードによって、定められた異なったコマンド配列が可能になる。
【0371】
この配列ではKEY−VIEW PCの左のシフトキーを割り当てる。そのため、左のシフトキーはPCIカードが接続したときよりも4倍タップされることになる。コマンド配列は作動PCIカードに接続されたスイッチボックスから送信される。この左シフトキーの処置は、ホストサイトのユーザが、KEY−VIEW メニューシステムに入力することなく、スイッチボックスに接続されたPC間において、切り換えができる非常に有益なショートカットである。
【0372】
図17に戻ってみると、“ビデオドライバー”には、このホストPCのビデオの出力信号を適当に処理するのに必要なKEY−VIEWのビデオを含んだ12の特徴をもつビデオドライバーの名前が明記されている。
【0373】
“マウスインターフェース(Mouse Interface )”のメニューでは、このPCIカードのマウスに接続されたインターフェース(すなわち、PS/2、シリアル)のタイプを入力することができる。
【0374】
“マウスドライバ(Mouse Driver)”のメニューでは、カードに直接接続されたあらゆるPCのドライバーの名前を入力することができる。
【0375】
KEY−VIEW PC IDは、ユーザが入力できない。PC ID ナンバーは、カードがPCに接続されている場合に、表示されるだけである。KEY−VIEWは、内部的に、あらゆるホストPCに1つずつ連続ナンバーを割り当てている。このナンバーは、あらゆるPCと関連したドライバーファイルネームの一部分となっている。
【0376】
スイッチボックスPCリスト
KEY−VIEW PCIカードが、PCスイッチボックスに接続されたとき、スイッチボックスに接続されたあらゆるPCは、KEY−VIEW PCで、どのPCにアクセスできるかを定義し、システム設定を行なわなくてはならない。例えば、図19に示すような、このダイアログボックスは、予め定義されたそれらのPCを含み、(1)アクティブホストPCからPCを指定、(2)リスト上からPCのシステム設定を変更、(3)新しいPCの追加/システム変更、あるいは、(4)リストから定義されたPCの削除、を可能にする。
【0377】
スイッチボックスPCリストウインドウの画面は、スイッチボックスに接続されたあらゆるPCの以下のような情報を表示する。
【0378】
1)PC ID カラムは、PCの特有のナンバーを表示する。KEY−VIEWは、内部的に、あらゆるホストPCに1つずつ連続ナンバーを割り当てている。このナンバーは、KEY−VIEWのイベントログを検出するときに、PCを明らかにするのに有益である。
【0379】
2)PCの説明のカラムは、予めユーザが定義づけた、PCに係わる40種の仕様説明が表示される。
【0380】
図19の“セッティング”ボタンが選択されたとき、スイッチボックスのセッティングスクリーンは、選択されたKEY−VIEW PC カードが接続されたPCスイッチボックスがさらに接続されているあらゆるPCの、システム設定の入力/切り換えができる。例えば、図20に示すスクリーンである。このスクリーンのあらゆるセッティングの説明を以下に示す。
【0381】
PCの説明には、新しく加わったPCには説明が無いような場合、新しいPCにKEY−VIEWユーザをはっきり確定した説明をしなくてはならない。
【0382】
スイッチボックスIDの入力は、このPCを切り換えるためのスイッチボックスで、キー配列に必要とされるスイッチボックスを明らかにする。
【0383】
ビデオドライバー入力は、このホストPCのビデオの出力信号を適当に処理するのに必要なKEY−VIEWのビデオを含んだ12の特徴をもつビデオドライバーの名前が明記されている。
【0384】
マウスドライバーの入力は、PCでのマウスドライバーの名前を明らかにしている。
【0385】
図20に示すKEY−VIEW PC IDは、内部的に、あらゆるホストPCに1つずつ連続ナンバーを割り当てている。このナンバーは、あらゆるPCと関連したドライバーファイルネームの一部分となっている。
【0386】
b.切り換えモジュール
スイッチメニューにおいて、スイッチモジュールのサブメニューが存在する。各メニュー毎のモジュールメインメニューは、デイジーチェーンとアクセスできる(図18参照)。デイジーチェーンのモジュールは、電源のON/OFF、作動モジュールと接続しているデバイスの再起動、および、モジュールパラメータの設定、により示すことができる。このメニューオプションを選択すると、2つのサブメニューオプションが以下のように表れる。
【0387】
1)モジュールのプロセスでは、このメニューの選択は、デイジーチェーン上の全てのモジュールにアクセスとコントロールが可能になる。これは、(1)モジュールが接続されたデバイスが連続的にアクセスできるようにするため、作動しているデイジーチェーンのデバイスを表記、(2)電源のON/OFFあるいは作動モジュールと接続しているデバイスの再起動、(3)パススルーモードでのモジュールデイジーチェーンの置換、および、(4)外部状況に依存するモジュールが接続されたデバイスの電流を自動的にコントロールするNET−911による基準の明確化、を含んでいる。
【0388】
2)モジュールシステムのシステム設定のとき、このメニューオプションは、(1)モジュールデイジーチェーンにアクセスするCOMポートの明確化、(2)もし、ユーザがNET−911に入力しなければならないとき、いつでも電源のOFF/ONされる理由を限定、(イベントログの目的について)、および、NET−911が接続されたデバイスを再起動するとき、電源のOFFからONにかかった時間を明らかにすることができる。
【0389】
モジュールプロセス
モジュールプロセスの初期動作の前には、COMポートが接続されたモジュールデイジーチェーンは、モジュールシステムのシステム設定メニューオプションを用いて適切に明らかにされる必要がある。NET−911のモジュールソフトを新しくインストールされたCOMポートは、初期設定によりCOM1となる。
【0390】
モジュールプロセスのメインオプション(図16)が選択されると、モジュールシステム設定上で明らかにされたCOMポートのモジュールデイジーチェーンは自動的にポーリングする。ポーリングに要する時間はモジュールあたり1秒程度である。ポーリング中に、(1)チェーン上に新たなモジュールが加わった場合、(2)チェーン上からモジュールが削除された場合、または、(3)モジュールの物理的な位置が切り換わった場合は、NET−911が最新のデイジーチェーンのポーリングによって確定する。これらの問題が発生したら、ポーリングの最後に、スクリーン上で該当メッセージが表示される。そして、NET−911のイベントファイルのログに切り換わる。また、ポーリング中に、消去された作動モジュールは、デイジーチェーンをパススルーモードへと置き換える。
【0391】
もし、ポーリング中にモジュールが検出されなかったら、適切なメッセージを表示させ、モジュールを作動させる。そして、NET−911コントロールモジュールの画面上に挙げられたセッティングボタンとパススルーボタンはグレイアウトされる。このような問題が発生したときは、PCの他のデバイスがCOMポートまたはデイージーチェーンに干渉しているためにハードウェアインストールのトピック適切にインストールされないことが、COMポートの指定に問題を生じせしめている。
【0392】
ユーザの安全を確保するときや、最新のユーザが正当にデイジーチェーンの全てのモジュールに正しくアクセスできないとき、モジュールリスト上のそれらのモジュールにアクセスしてもかまわない。正確にアクセスする“安全”という面で以下のようなことが検討されている。
【0393】
あらゆるNET−911のコントロールモジュールがデイジーチェーン上で検出を行ない、以下のような情報が画面上のリストボックスに表れる。
【0394】
Pos ここでは、チェーン上のモジュールの物理的なオーダー(位置)を示す。
【0395】
Power ここでは、あらゆるモジュールの後半のAC電源の“POWER OUT”コードの電流の流れる状態を含んでいる。“ON”とは あらゆるデバイスが電流を受け取っていることになる。“OFF”とはデバイスが電流が遮断されることになる。
【0396】
Module(モジュール)
Description この説明は、ユーザが定義づけしたデバイスが接続されたモジュールについてである。
【0397】
プロセスの説明で起きたことは、図16に表されるNET−911のコントロールモジュールのリストのあらゆるオプションボックスに関連ある。
【0398】
作動ボタン120のモジュールは、明るく強調されているモジュールを作動させる。モジュールは、モジュールの電源、または、他のセッティングが切り換わる前、あるいは、第三者によるソフトウェアプログラムのターミナルエミレェーションにより連続的なアクセスを行う前に、作動してもよい。
【0399】
セッティングボタン121は、セッティング画面上に以下のプロセスオプションとセッティングについて表示させる。
【0400】
再起動ボタンは作動モジュールを再起動できる。このボタンがグレイアウトしていると、モジュールの出力AC電源のステータスは容易にOFFできる。この場合、Power ONボタンを単純にクリックするだけで再起動ができる。このオプションが選択されると、確認設定画面には、再起動プロセスは開始させるための確認設定の要求が表示される。加えて、“要求理由”のセッティング(モジュールシステムのシステム設定の検索)がチェックされると、モジュールが接続されたデバイスが、どのように再起動するのかの説明である50種のラインのうちの2つが画面上に表示される。作動が確認(そして、あらゆる要求された理由が入力)された後、モジュールシステムのシステム設定で“再起動による遅延時間”のセッティングとして明らかにされている時間、作動モジュールのソケットからの出力AC電源を受信するあらゆるデバイスの電流を一時的に遮断する。
【0401】
再起動プロセスが開始すると、NET−911は全てのモジュールのプロセスに存在し、メインメニューに戻る。この方法だと、再起動プロセスが完了するまで、モジュールデイジーチェーンへのアクセスが予め排除される。
【0402】
もし、必要ならば、再起動ボタンは、動作中のNET−911モジュールのPCの再起動に用いることができる。再起動するとき、NET−911モジュールは、NET−911のアプリケーションからのサポートなしでユーザが決定した時間、自分で電力を回復させる。
【0403】
Power ONのボタンで作動モジュールの電源をONにすることができる。もし“電源ONのための要求理由”(モジュールシステムのシステム設定の検索)のセッティングがチェックされると、画面上に、どのように電源がONされるかを説明した50種のラインのうち2つが表示される。
【0404】
Power OFFのボタンで作動モジュールの電源をOFFすることができる。もし、“電源OFFのための要求理由”(モジュールシステムのシステム設定の検索)のセッティングがチェックされると、画面上に、どのように電源がOFFされるかを説明した50種のラインのうち2つが表示される。
【0405】
また、サブメニューのセッティングにおいて、
a.コントロールモジュールが接続されたデバイスの説明とは、この編集ボックスが最新の説明を表示し、また、説明を切り換えができることである。
【0406】
b.スケジュールモジュールイベントとは、ダイアログボックスのこのセクションが、次のとおりモジュール電源の動作を自動化できることである。
【0407】
c.トリガー再起動のファイルネームとは、NET−911によって検出されたときに、このNET−911の唯一の特徴である、Drv\ディレクトリー\ファイルネームが、再起動されたモジュールから電流を受信するあらゆるデバイスに対して明らかにされることである。NET−911によって検出された明記されたファイルは、再起動前に連続的な再起動の障害を起こすものとして排除される。この特徴は、自動的にあらゆるデバイス(モニターシステムによる問題箇所の検索)が再起動されることになるため、NET−911の顧客の第三者モニターシステムにとって有用である。この場合のモニターシステムは、デバイスを再起動するNET−911を明記したファイルを作成するにすぎない。再起動トリガーファイルの内容は問題とならない。NET−911はファイルの存在に関係するだけである。
【0408】
d.電源OFFのトリガーファイルとは、このNET−911の唯一の特徴である、Drv\ディレクトリー\ファイルネームが、NET−911によって検出されたときに、このモジュールから電流を受信するあらゆるデバイスの電源がOFFされることで明らかにされることである。NET−911によって検出された明記されたファイルは、電源OFFの前に、繰り返して電源OFFすることを妨げるものとして排除される。この特徴は、問題箇所を検出するとき、電源がOFFされるため、NET−911の顧客の第三者モニターシステムにとって有用である。この場合のモニターシステムは、モジュールが接続されたデバイスの電源をOFFするNET−911を明記したファイルを作成するにすぎない。電源OFFのトリガーファイルの内容は問題とならない。NET−911はファイルの存在に関係するだけである。
【0409】
e.電源ONのトリガーファイルとは、このNET−911の唯一の特徴である、Drv\ディレクトリー\ファイルネームが、NET−911によって検出されたときに、このモジュールから電流を受信するあらゆるデバイスの電源がONされることで明らかにされることである。NET−911によって検出された明記されたファイルは、電源ONの前に、繰り返して電源ONすることを妨げるものとして排除される。この特徴は、問題箇所を検出するとき、電源がONされるため、NET−911の顧客の第三者モニターシステムにとって有用である。この場合のモニターシステムは、モジュールが接続されたデバイスの電源をOFFするNET−911を明記したファイルを作成するにすぎない。電源ONのトリガーファイルの内容は問題とならない。NET−911はファイルの存在に関係するだけである。
【0410】
f.毎日のスケジュールされた再起動時刻とは、NET−911モジュールに接続されたデバイスが、1日に3回スケジュールされた時刻に再起動されることである。
【0411】
g.毎日のスケジュールされた電源OFF時刻とは、NET−911モジュールに接続されたデバイスが、日毎に異なる3回の時刻にスケジュールにそって電源がOFFされることである。
【0412】
h.毎日のスケジュールされた電源ON時刻とは、NET−911モジュールに接続されたデバイスが、日毎に異なる3回の時刻にスケジュールにそって電源がONされることである。
【0413】
i.モジュール情報とは、セッティング画面でステータスを表示する箇所に、アップデートできないモジュールについての追加情報を含んでいることである。ステータスの説明は、以下に示すとおりである。
【0414】
a.現在の位置は、モジュールデイジーチェーンにおけるモジュールの最新の物理的な位置である。
【0415】
b.先行位置は、最後にモジュールデイジーチェーンがポーリングしたときの、モジュールの物理的なオーダー(位置)である。
【0416】
c.ステータス電源は、モジュールが接続されたあらゆるデバイスの電源をON/OFFすることができるものである。
【0417】
d.シリアルナンバーは、工場内でモジュールに対して割り当てられシリアルナンバーのことである。
【0418】
e.ファームウェアバージョンは、モジュールのハードウェア/ファームウェアバージョンとモジュールのオペレーションシステムのことである。
【0419】
f.モジュールタイプは、モジュールがシングルブレイクモジュールあるいはマルチブレイクモジュールのポートを示している。
【0420】
パススルーボタン122は、あらゆる作動モジュールを削除し、あらゆる連続した伝達が、チェーンの端のモジュールの出力ポートに直接接続されている全てのデバイスが通過するパススルーモードにおいて、モジュールデイジーチェーンの配置を決定する。
【0421】
再ポーリングボタン123は、モジュールデイジーチェーンを再ポーリングし、マルチリストボックスをリフレッシュする。
【0422】
作動モジュールの画面の最下部にあるリストの、作動モジュールステータスボックス124は、最新の作動モジュールを含んでいる。もし、最新のモジュールでない場合、このステータスボックスは“No Modules Active-Pass-Through Mode ”となる。
【0423】
モジュールシステムのシステム設定メニュー(図27)のオプションは、以下のように全てのモジュールプロセスに適用できるパラメーターに切り換えることができる。
【0424】
電源OFF動作のための要求理由とは、ユーザがいつでも、再起動またはNET−911が接続されたあらゆるデバイスの電源をOFFする理由を提供できるこのボックスをチェックすることである。その入力した理由は、ラインごとに50種の特徴のラインがあり、そのうちの2つを含んでいても構わない。入力された理由は、KEY−VIEW Event Logに保存される。もし、このチェックボックスが消去されたら電源OFFの要求はされなかったものとされる。
【0425】
電源ON動作のための要求理由とは、ユーザがいつでも、NET−911が接続されたあらゆるデバイスの電源をONする理由を提供できるこのボックスをチェックすることである。その入力した理由は、ラインごとに50種の特徴のラインがあり、そのうちの2つを含んでいても構わない。入力された理由は、KEY−VIEW Event Logに保存される。もし、このチェックボックスが消去されたら電源ONの要求はされなかったものとされる。
【0426】
再起動遅延時間(Reboot Delay in Seconds )とは、このオプションでセットする電源の時間は、再起動オプションがモジュールプロセスセッティング画面にて選択されたときは常に、作動モジュールに接続されたデバイスの電源を一時的に止めることになる。工場でのこのオプションは初期設定で20秒とされており、この時間で、電源が自動的に回復する前に、デバイス時間上でのあらゆるディスクドライバーをスピンダウンさせなくてはならない。
【0427】
モジュールデイージーチェーンCOMポートとは、モジュールデイージーチェーンへアクセスするNET−911のCOMポートを指し示すことができる。PCにとって、モジュールデイージーチェーンが一つだけだとすると、このセッティングだけ、もう一度セッティングが必要となる。NET−911モジュールは、COM1からCOM4にインストールされ、他のデバイスとIRQが共有できない。
【0428】
このような稀な場合は、PCは他のデイージーチェーンにアクセスさせるときに、いつでもCOMポートを切り換えれるように、さらにもう一つモジュールデイージーチェーンを持つことになる。工場での初期設定のCOMポートは、COM1となる。もしこのCOMポートの設定が適当でないと、モジュールデイージーチェーンはアクセスできなくなる。
【0429】
他の実施形態として、NET−911コントロールモジュールソフトウェアのDOSのバージョンがインストールされているときと、コマンドラインパラメーターの使用を開始しているときとは、DOSを基本としたプログラムが作られる。このDOSを使った方法だと、NET−911の32bitでスケジュールされたイベントを用いる方法よりも、第三者のモニターアプリケーションで簡単に行なうことができる。この他の実施形態としてのDOSを基本としたベースだと、NET−911モジュールは、第三者のアプリケーションおよび電源カットだけでなく必要時のモジュールの自動復帰によってアクセスされてもよい。以下、DOSコマンドの実行内容については、
?orHELP−helpを表示する。
【0430】
NOLOGO−スタート時のロゴスクリーンを省略する。
【0431】
NOMSGS−コマンドラインファンクションからメッセージを削除する。
【0432】
COUNT−モジュールの接続された数をリターンする。
【0433】
LOGIN:n−モジュールナンバーnをログする。
【0434】
LOGOUT−全てのモジュールをログアウトする。
【0435】
POWER:v−もし‘v’が‘O’〜なら、最新のモジュールから電源をOFFする。‘v’が他の値なら電源をONする。
【0436】
REBOOT−作動モジュールを再起動する。
【0437】
ソフトウェアのアプリケーションの基礎である、ほとんどの第三者モニターシステムとタイマーとは、イベントの存在上でプログラムを実行することができる。イベントが発生したときは、DOSプログラムは自動的にモニターを選択する数多くののパラメーターの一つを使用する。その時モジュールが接続されたデバイスは、電源OFF、電源の回復、再起動することになる。
【0438】
コマンドラインオプションを使用するときは、デバイスへの電源カット、電源の回復、再起動する前に、モジュールナンバーが作動しているかを確認(目的のモジュールにログすることで)することが重要である。さもなくば、不注意で間違ったデバイスに対して、電源カットしたり、再起動したりすることになってしまうからである。例えば、コマンドラインフォーマットが“N9MODDOS log:2 power:0 logout”だと、2番位置のモジュールの電源をカットし、パススルーモードへデイージーチェーンを回復させることになる。
【0439】
デイージーチェーン上でモジュールに最初にインストールされたとき、モジュールにアクセスすること、モジュールに接続されたデバイスの状態を切り換えること、および、モジュールのシリアルポートに連続的にうまくアクセスできてるかどうかのテストすることで、モジュールが正確に機能していることをテストすることは重要である。
【0440】
NET−911モジュールは、総合的に10アンペアを消費するあらゆる110ボルトのデバイスを処理する。レーザープリンタは10アンペアを定期的に利用している。通常、PCのシステム設定では5アンペア以下が必要とされる。モジュールは、チェーン上の他のモジュールのステータスの電源に影響受けることなくいつでもデイージーチェーンによって電源が切られる。デイージーチェーンから離れたモジュールが、チェーン上の最新のモジュールでないなら、残っているモジュールの中からデイージーチェーンに再接続されなくてはならない。もし、モジュールが離されたり加えられたりすると、各々のモジュールに対してその(いわゆるシーケンス)デイージーチェーンに関する、後の正確な説明によるモジュールマネジメントソフトウェアの説明により、切り換えられたり、再検討されるべきである。
【0441】
このように(1)数多くのモジュールは全体としてデイージーチェーンである、(2)長いRJ−45ケーブルは、モジュール間に張り巡らされている、あるいは、(3)他のデバイスからの過度の電子放出がある場合、にはデバイスまたはデイージーチェーンに接続されたデバイスにとってシリアルボーの比率を減らす必要な場合がある。また、高いボー比率のときにシリアルトランスミッションエラーが発生しないかぎり、高保護のシリアルケーブルを使用しない。
【0442】
また、ホストモード内で、pcAnywhereが実行されているとき、pcAnywhereは、離れたクライアントPCとコミュニケーションするバックグラウンドタスクとして必然的な優先度に割り振られなければならない。
【0443】
この稀な場合、デイージーチェーンの末端でシリアルなパススルーモードにアクセスしたあらゆるデバイスは、一時的にデイージーチェーン上で現在のモジュールを検出できるモジュールマネジメントソフトウェアに干渉してしまうかもしれない。これは、チェーン末端のデバイスがポーリングしながら接続を待機しているために起きる。この場合、このようなことが起きたら、チェーン上に追加のモジュールが表れる。デイージーチェーンは、問題箇所を直すため再ポーリングされる。
【0444】
それぞれのモジュール80の先端部に3つのステータスが光る。
【0445】
この光ったステータスの目的は、以下の通りである。
【0446】
Power In 光で指し示されるNET−911コントロールモジュールはモジュール電源コードを経てAC電源を受信している。
【0447】
Power Out 光で指し示されるモジュールは、モジュールの後ろのPOWER OUT ソケットのAC電源を通っている。
【0448】
Module Active 光で指し示されるモジュールは、NET−911モジュールマネジメントソフトウェアを使用している作動モジュールとして選択されている。
【0449】
“Power Out”インジケーターの隣に位置するNET−911モジュールアクションボタンは、ユニットの前方部で光っている。ペンまたは鉛筆の先端でこのアクションボタンを押すことで、モジュール接続されたデバイスに対して、AC電源をONからOFFに、または、その反対に手動で切り換えることができる。
【0450】
KEY−VIEWのセキュリティとしては、NET−911モジュールシステム設定のセッティングに対してアクセスするには、ユーザは管理者としてアクセスしなくてはならない。
【0451】
セキュリティ
図13に“セキュリティ”が記載されている。pcAnywhereには、プロダクトの設計、暗号化、ユーザパスワード、サポート用の特別データ暗号化規格(DES:Data Encryption Standard)セキュリティモデム、イベントログ、ホストサイトでのスクリーンの隠蔽、リモートアクセスセッションを始めることができる特定のホストサイトの誰かを要求するためのサポートとオプションを呼び出せる、といった広範囲に渡った安全上の特徴がある。ユーザは、リモートアクセスのセキュリティに関して高いレベルの要求をしているのに対して、多数の第三者は、ハードウェアユーザに対して、pcAnywhereとKEY−VIEW IIとの間で互換性があるデバイスで認証、暗号化を提供している。これらのデバイスのほとんどが連邦データ暗号化規格(Federal Goverment's Date Encryption Standard)に従った高いセキュリティを保持している。
【0452】
pcAnywhereとともに利用できるこれらの広範囲なリモートアクセスセキュリティに加えて、追加のセキュリティの方法はKEY−VIEW IIに構成されている。これらの追加のKEY−VIEWセキュリティの方法は、顧客システムを破壊することができるメーカーのセキュリティサブルーチンにについて詳しいメーカーの雇用者がいる状況を妨げることとなる独立したメーカーのファイアーウォールを作ることができる。これらの各々の追加のKEY−VIEWセキュリティの方法は簡単にすると、以下のようになる。
【0453】
ユーザ−IDのログインおよびパスワードの暗号化、ユーザ管理の信頼、および、KEY−VIEW PCIカードまたはNET−911コントロールモジュールへの正確なアクセスができるユーザとして定義する。
【0454】
システム−(1)リモートユーザによるログインナンバーの取得許可、(2)パスワード満了時期の自由選択、(3)パスワードが要する最小キャラクター、(4)リモートユーザによるKEY−VIEWP PCへのアクセス時の発信音の回数、そして、(5)ユーザが自動的にログアウトする場合かまたは、ユーザ指定の時間での未作動モジュールが検出された場合のメニューモードからホストモードへの自動切り換えができるイベントタイマーのことである。
【0455】
呼出し者ID−リモートユーザに呼出し者IDの取得を義務づけ、さらに、呼出し者IDから自由にアクセスできるユーザを指定することである。KEY−VIEW PCカードは、各々の呼出し者IDを取り込むことができる。その結果、KEY−VIEW PCは、指定されなかったユーザ、および/若しくは、意図的に呼出し者IDをブロックされたユーザを調べて、システム設定することができる。
【0456】
携帯警報装置は、ユーザが認可されたパスワードのナンバーでKEY−VIEWにログインしようとしてうまくいかないときはいつでも、発信音で1人またはそれ以上の携帯警報装置をもった人に警告する。
【0457】
KEY−VIEWのシステム設定の切り換えを援助するシステムバックアップ装置は、KEY−VIEWによって毎週自動的にバックアップされるバックアップファイルから、システム設定ファイルを作成するか、あるいは、回復させている。
【0458】
イベントログ−リモートユーザがKEY−VIEWシステムを使用した場合や、pcAnywhereのイベントログの補足として、KEY−VIEW カードにアクセスした場合の履歴となるKEY−VIEWイベントログを検出することである。このデータ/時間のスタンプログは、呼出し者IDの情報、KEY−VIEWアプリケーションプロセスの開始時または終了時、PCIカード間のあらゆる切り換え、そして、ユーザセキュリティ、システムセキュリティ、または、呼出し者IDのセキュリティセッティングの作成に関するあらゆる切り換え、に該当する場合は、ユーザのログイン情報を示す。
【0459】
パスワードの変更とは、ログインに成功できたユーザが、パスワードの変更をすることである。
【0460】
ログアウトとは、ユーザが、KEY−VIEWアプリケーションからログアウトすることである。
【0461】
さらに、追加のセキュリティの特徴は、リモートユーザがKEY−VIEW PCにアクセスするとき、個々のホストサイトに通知するためにKEY−VIEW PCは可聴性の発信音、または、.wavファイルによる音で知らせる。そのうえ、KEY−VIEW PCはリモートアクセスが行なわれているときは、ターボライトが視覚的な警告として発光しだす。可聴性の警告音は、KEY−VIEW PCのオプティカルサウンドカードのインストールによって所望のボリュームレベルに増幅される。個々のサイト上で確実なこの方法だと、KEY−VIEW PCに離れてアクセスしている人が誰か音ではっきりわかる。
【0462】
ユーザセキュリティが作動すると、KEY−VIEWシステムにログインしているあらゆるユーザが自動的にログアウトすることになるので、他のユーザは離れて、KEY−VIEW PCへとアクセスできる。この特徴は、サイト上のユーザがログアウトしてしまうのを忘れるという状況が、リモートユーザにサイト上のユーザと同じであることを想定した機会を与えないことになっている。逆にいうと、リモートユーザは、リモートユーザアクセスセッションの完了前は、KEY−VIEWからログアウトできず、KEY−VIEWはあらゆるリモートアクセスセッションの完了をもって、自動的にリモートユーザをログアウトする。さらに、この方法は、他の誰かが、アクセスを完了するリモートユーザのログインIDを予想することを排除することになる。結局、ユーザがKEY−VIEWプロセスをログアウトした後は常に、KEY−VIEWメニューモードは、新しいユーザが、認可されていないホストPCにアクセスしたり、検出したりできないようにしている。
【0463】
KEY−VIEWユーザのセキュリティは、すなわち、管理者と通常者(非管理者)の2者のユーザに場合分けしている。
【0464】
管理者のユーザは、ホストPCとKEY−VIEWセキュリティとセッティングのシステム設定にの全てにアクセスできる。通常者は、KEY−VIEWセキュリティまたはシステムセッティング(すなわち、メインメニューがグレイアウトしてしまう)の切り換えができない。加えて通常者は、KEY−VIEW PCIカードあるいはNET−911コントロールモジュールにはアクセスできないものと定められていてもよい。
【0465】
ユーザセキュリティ
KEY−VIEWのセキュリティにおいては、KEY−VIEWのユーザ、パスワード、管理者としての権限(オーソリティ)、KEY−VIEW PCIカードへのアクセス権などをも定義することができる。このメニューアイテムにアクセスするためには、(1)セキュリティを無効にしておくか、又は(2)現在KEY−VIEWを使用しているユーザが“管理者としての”権利を有している必要がある。
【0466】
ENABLE SECURITYというチェックボックスは、KEY−VIEWセキュリティを有効にするか(ボックスをチェックする)、または無効にするか(ボックスをクリアする)どうかを決定する。
【0467】
もし、セキュリティが無効にされた場合には、システムにログインすることなく、誰でもKEY−VIEWのアプリケーションにアクセスできる。この場合においては、以前において(管理者としての)権限を得た人間のリストは全く無視され、また、以前のセッションにおいてセットアップを行ったユーザのリストを含むリストボックスは灰色に反転し選択不能(grayed−out)となる。もしセキュリティが無効とされているならば、イベントのログを取ることは行われない。さらに、Event Log、Change Password、Logout Securityの各メニューアイテムは灰色に反転し選択不能となる。
【0468】
セキュリティが有効とされた時は、KEY−VIEWのアプリケーションにアクセスを試みる場合には、遠隔からであれ、オンサイトであれ、まず始めに正しいユーザIDとパスワードを用いてログインする必要がある。KEY−VIEWのセキュリティを有効とする前には、少なくても一人以上の管理者としてのアクセス権をもつユーザを決めておく必要がある。
【0469】
Add Userボタンを用いれば、新たなユーザを決めることができる。Change Userボタンも似た働きをもち、この場合は以前設定したユーザのプロファイルを編集し直すことができる。もしこれらのボタンを選択すると、新たなユーザ、または変更するためのユーザの、次のような情報を要求するダイアログボックスが現れる。
【0470】
ユーザ名−25文字以内でユーザ名を定義する。
【0471】
パスワード−パスワードは15文字以内である。全てのパスワードはKEY−VIEWにより内部で暗号化されている。
【0472】
パスワード確認−入力された全てのパスワードは、所望のパスワードであるか確認するため、もう一度入力する必要がある。
【0473】
管理者の権利−このボックスがチェックされた時は、そのユーザは、セキュリティを有効にする/無効にするという能力、ユーザを付け加えたり消去したりする能力及びユーザのパスワードを変える能力などを含む、全てのKEY−VIEWのシステムに完全にアクセスすることができるという、“管理者としての権限”を有することになる。もしこのボックスがチェックされない時は、そのユーザは“通常の”ユーザと見なされる。通常のユーザのアクセス権は、選定されたKEY−VIEWのPCIカードとNET−911コントロールモジュールのみに制限されている。通常のユーザは、システムの設定を変えたり、ユーザを付け加えたり、セキュリティを無効にしたりすることはできない。
【0474】
強制パスワード変更−このオプションがチェックされた時は、そのユーザは次回のログインの際パスワードを変更することを強制される。
【0475】
ユーザ閉め出し−このボックスがチェックされた場合には、そのユーザはKEY−VIEWシステムにログインすることができなくなる。もしあるユーザが正しいパスワードを入力せずに、ユーザごとに設定されたログイン試行回数を超えてログインを試みることがあれば、その度に、KEY−VIEWシステムによってこのボックスは自動的にチェックされる。
【0476】
非管理者のためのKEY−VIEWのPCIカードへのアクセス権−通常の(すなわち非管理者の)ユーザがアクセスすることができる、KEY−VIEW PCにインストールされるPCIカードを8枚まで選定することができる。管理者の権利のボックスがチェックされているユーザは自動的に全てのPCIカードに対して権利を有している。
【0477】
非管理者のNET−911モジュールへのアクセス権−交流電源とモジュールに接続されたデバイスへのシリアルのアクセスとを制御するために、250個までのNET−911コントロールモジュールをKEY−VIEW PCのシリアルポートに接続することができる。通常の(即ち非管理者の)ユーザは、選定されたモジュール数(即ちモジュールデイジーチェーンにおける位置)にアクセスすることを禁止される。管理者としての権利のボックスがチェックされているユーザは、PCに接続された全てのNET−911コントロールモジュールに対する権利を自動的に有する。
【0478】
ユーザのアクセスを、選定したモジュールに制限する前に、モジュールデイジーチェーンが接続されるCOMポートをKEY−VIEWが確認できるように、デイジーチェーンに対して前もってアクセスがなされている必要がある。このことは実際必要であり、というのも、まれに顧客が、KEY−VIEW PCの異なるシリアルポートに接続されている一つ以上のNET−911モジュールデイジーチェーンをもっているということがあり得るからである。もしそのような場合にユーザアクセスを制限したとすると、そのモジュールアクセスを制限するべきデイジーチェーン(すなわちCOMポート)に対して、ユーザモジュールアクセス制限に入る直前にアクセスすることが必要となる。換言すると、KEY−VIEWは、任意の新しく指定されたユーザモジュールアクセス制限と、モジュールが実際にアクセスできた最後のCOMポートとを、自動的に関連づけるのである。
【0479】
ユーザ消去ボタンは、強調処理された部分のユーザを消去する。この場合、ユーザを消去することを確認するため、“大丈夫ですか”というメッセージが現れる。
【0480】
システムセキュリティ設定ダイアログボックスは、遠隔からのユーザに何回までのログイン試行失敗を許すかという回数、パスワードを期限切れとする基準、ユーザを自動的にログアウトさせる基準、パスワードとして許される最短のサイズ、及び呼出し者ID要求などを設定することができる。これらの特徴は、次のように定義され、または構成される。:
ログイン試行が可能である限界−これにより、あるユーザが正しいパスワードをうちこむまでに許される、連続した試行回数を制限する。
【0481】
パスワードの期限切れが起きるようにする−これにより、ユーザに定期的に自分のパスワードを変更させる。
【0482】
リモートセッションにおけるビープ間隔−これは、誰かがKEY−VIEW PCにリモートアクセスしようとする度に、KEY−VIEW PCが周期的間隔でビープ音を発することによって、ホストサイトにおけるユーザに警告を与えるものである。
【0483】
パスワードとして許される最短長を設定−これは、ユーザパスワードとしてゆるされる最短の文字数を設定するものである。
【0484】
不使用(inactivity)タイマーを設定−これは、“ユーザ使用(activity)中”というイベントが、ユーザが指定した秒数内に検出されない場合に、“ユーザ使用中”というイベントのうちの二つの可能な処理の内の一つを始めるために用いられる。ユーザ使用中というイベントは、(1)メニューモードにおいて、メニューオプションが選択されるか、またはOK/CANCELボタンがクリックされるかの度に起きるか、または(2)ホストモードにおいてキーボード入力が行われる度に起きる。このチェックボックスがチェックされると、NUMBER OF MINUTES記入項において指定された期間内に動作が検出されない場合には、指定された動作がなされる。このNUMBER OF MINUTESの設定は1分から99分の間の値を取り得る。指定された時間中に不使用である場合に起き得る動作は、タイマオプションボタンが次に述べるものの内のどれにマークされているかに依存する。
【0485】
自動ログアウト−このオプションは、ユーザが使用中にログアウトを忘れて、権限を持たない人間によるセキュリテイの破れとなり得るような開放された状態でシステムが放置されている場合を扱う。このボタンが有効とされている時は、NUMBER OF MINUTESで指定された期間に不使用が継続すれば、KEY−VIEWは自動的にユーザをログアウトさせる。上記の方法でユーザをログアウトさせる直前に、ログアウトを中止するために20秒の猶予を与える旨を表示したメッセージボックスが現れる。もしこの自動ログアウトが有効とされていても、ユーザセキュリティが有効とされていない状態では、ユーザはログインする必要がないので、上記の設定は無視される。
【0486】
ホストモードへの自動切換え−このオプションは、KEY−VIEW PCがメニューモードとなっている場合のみに適用される。これは、(そもそも前に使用したユーザがKEY−VIEW PCをメニューモードとして使用を終えているので)始めにKEY−VIEW PCにアクセスする度に、ユーザがメニューモードからホストモードへの切換えに煩わされなくてよいように、KEY−VIEW PCが自動的に無設定状態(default)でホストモードとなっていることを望む顧客のために設計されたものである。もしこのラジオボタンのオプションが選択されている場合には、NUMBER OF MINUTESで指定された時間だけ不使用が継続する度に、KEY−VIEWは自動的にホストモードに切り換わる。もしこの自動切換えが起きる時に、使用中のホストPCがない場合には、適切なエラーメッセージが表示され、ホストモードへの切換えは行われない。このようなホストモードへの切換えの直前には、切換えを中止させるために20秒の猶予がある旨表示したメッセージボックスが現れる。
【0487】
もしEnable Inactivity Timerボックスがチェックされていない場合には、タイマーは無効とされ、自動ログアウトやホストモードへの自動切換えの処理は行われない。
【0488】
サイトID
サイトIDメニューオプションによれば、KEY−VIEW PCに8文字までのサイト名を割り当てることができる。
【0489】
サイトIDの目的は、それぞれ遠隔に配置されているKEY−VIEW PCに記録されているイベントログを、中央で集合全体のイベントログとしてまとめることにある。
【0490】
サイトにログイン直後にファイルを転送するための、pcAnywhereのファイルオプションである“自動ファイル送信(Auto File Transfer)”をセットすることによって、KEY−VIEWのPCが遠隔でアクセスされる度に、PCに記録されているイベントログは、自動的にリモートサイトへ転送されるようにすることができる。このファイル転送が始まると、pcAnywhereは(そのファイル同期の特徴により)、前回の遠隔へのファイル転送の時からKEY−VIEW PCに付け加わった分の記録のみを自動的に転送する。
【0491】
呼出し者ID
現在ではたいていの電話会社によって、呼出しを受信するたびに、呼出し者の電話番号を把握することができるオプションの“呼出し者ID”が提供されていている。
【0492】
KEY−VIEW PCのアクセスコントロールカードは、それぞれの呼出し者IDをキャプチャすることができる。その結果、KEY−VIEW PCは、(モデムを介して)以前に権限を持ったことのある電話番号ではない電話番号から呼出しをして、遠隔でKEY−VIEW PCに接続しようと試みているユーザや、自分の電話番号(すなわち呼出し者ID)を意図的に隠そうとしている、遠隔でKEY−VIEW PCに接続しようとしているユーザを締め出すように構成されていることとなる。もし、この呼出し者IDのサービスが設置されている場合には、たとえここで述べられているその他のセキュリティ機能が働いていないとしても、KEY−VIEWは自動的に、かかってくる全ての電話の呼出し者IDをキャプチャし、呼出し者IDの情報をKEY−VIEWのイベントログの中に記録する。
【0493】
権限を持ち得る場所における電話番号を指定することにより、新しい呼出し者IDの電話の場所を付け加えることができる。つぎの範囲を指定する必要がある。
【0494】
電話番号の位置−特定された電話番号の電話が位置する物理的な場所を記述する。この記述は40文字以内で行う。
【0495】
電話番号−モデムを介してこのKEY−VIEW PCに遠隔よりアクセスする権限を有するような電話番号を入力する。この電話番号は地域コードを含んでいる必要があり、KEY−VIEWのログに記述されているのと全く同じように整形(format)されている必要がある。
【0496】
ページャ(Pager)警告
KEY−VIEWのセキュリティがイネーブルされていて、かつ、ユーザが許されたパスワード推定の回数以内にKEY−VIEWへのログインを果たせなかった時は、KEY−VIEWは、一つ又はそれ以上のページャに対して、侵入者かもしれない人物が検出された旨をページャ警告として出すように構成されている。
【0497】
この特徴を満たす前に、図12のアクセスコントロールカード90について詳細に述べた時のように、モデムがNET−911モジュールを介してKEY−VIEWアクセスコントロールカードへと接続されている必要がある。接続されている81番のモデムは、ページャ警告ダイヤルに電話するのと、遠隔でKEY−VIEW PCを再起動するためにパスワードを入力するのとに用いられる。
【0498】
ページャ警告の設定は以下の事柄を含む。
【0499】
a.有効とされている場合に、ページャ警告は、(1)呼出し者IDの違反が起きた場合(呼出し者IDのトピックを参照のこと)または、(2)KEY−VIEWセキュリティが有効とされ、かつ、ユーザが許された試行回数以内にログインできなかったので、閉め出し状態となった場合(システムセキュリティ設定のトピックを参照のこと)のイベントにおいてページを出す。後者の場合においては、あるKEY−VIEWから“閉め出された”ユーザが、閉め出し状態になった後に再びログインを試みた場合には、ページャ警告は出されない。
【0500】
b.権限をもったユーザが検出されたイベントにおいて、ページが出されるべき全ての人物と場所は、リストにまとめられる。もし、権限を持たない侵入者が検出された時には、このリストに含まれる全ての人物にページが出される。
【0501】
c.ページを出すべき新しい人物を加える場合には、番号が特定されたページャが物理的に位置する場所、ページャ電話番号及び警告コードなど、その人物や場所の記述を入力することにより行うことができる。この特定のページャ警告コードは、まず第一に、これはKEY−VIEWの警告であると表示されたそのページを受信することになる、NET−911の管理者に対するものであるとはっきり確認する必要がある。911のコード接頭辞はこの目的のために用いることができる。このコードの後に続いて、警告を出すKEY−VIEW PCを一つ一つ区別するためのサイトID数を用いることもできる。KEY−VIEW PCが内部モデムを有している場合には、このコードは、そのモデムにアクセスするために用いられる電話番号で終わることができる。
【0502】
d.上記のセクションcで述べた情報を編集することによって、ページ警告リストを変更することもできる。
【0503】
KEY−VIEWの管理者がページャ警告を受け取った時には、その人物は、ページに示されたKEY−VIEW PCにアクセスするべきであり(遠隔であれオンサイトであれ)、なぜページが出現したのかを解決するためにそのサイトのイベントログの終わり部分を見ることになる。
【0504】
それぞれのページャ警告は、完了するまで約70秒程度必要とする。全ての指定されたページャ警告が配送されるまでの間、KEY−VIEW PCの反応は停止する。それ故、ページが出現している間に管理者がログにアクセスすることが可能であるという可能性を防止するため、ページャ警告の数は最少となるようにしておく必要がある。ページャ警告は、呼出した先の番号が通話中であれば、配送を行わない。
【0505】
システムバックアップ
このメニューオプションによれば、(1)現在のKEY−VIEWの構成の変化の状態を暗号化して保存することができ、(2)KEY−VIEWのファイルが不正なものとなった際に、バックアップからKEY−VIEWの構成を復元することができる。
【0506】
KEY−VIEWの構成の変化は、永久的なディスク保存装置に対して、任意に記録することもできる。
【0507】
このシステムバックアップルーチンは、KEY−VIEWによって保存された構成のバックアップファイルのリストを保持している。KEY−VIEWのメニューオプションが選択される度に、KEY−VIEWは、システム構成が最後にバックアップされた日付に対して現在の日付をチェックして、7日以上が経過している場合には自動的に構成をバックアップする。このようにして、KEY−VIEWには、一年分までの構成ファイルが保持されている。
【0508】
ユーザの加入(initiation)において、現在のKEY−VIEWの構成は、暗号化されてディスクへ保存される。その後、バックアップを選択して、最新のKEY−VIEW構成として復元することができる。
【0509】
イベントログ
KEY−VIEWのセキュリティメニューのイベントログオプションは、全てのKeyview IIの使用状況の記録を保持し、後においてKEY−VIEWの使用状況を見ることができるというユニークな特徴を備えている。このログは、KEY−VIEWのホストPCへのユーザアクセスの全ての面だけでなく、ユーザによるKEY−VIEWのシステム構成に対する変更の全ての面についても、時間/日付を記録した項を備えている。
【0510】
より具体的には、KEY−VIEWのイベントログは、ユーザのログイン活動状況の他に、もし適用可能ならば以下の情報を表す。それは、呼出し者ID情報、KEY−VIEWのアプリケーション処理がいつ始まりいつ終了されたかという情報、PCIカード間における切換え、さらにはユーザセキュリティ、システムセキュリティ、呼出し者IDセキュリティ設定及び他のシステム構成設定が変更された場合のログなどである。
【0511】
それぞれのイベント列は、行われたイベントに関する簡略な1行の説明を含んでいる。それらの列のうちいくつかは、行の始めに空白が挿入され、へこんだ状態となっている。それらのへこんだ(Indented)列は、そのイベントが、それよりも以前のイベント行と関連することを意味している。例えば、もしユーザが、以前PCに接続されていたKEY−VIEWのPCIカードに対して、スイッチボックスを接続したならば、PCIカードの設定を、“スイッチボックス”から“PC”へと変更することになる。それでこのイベントは、他のイベント、即ち、形式上直接にPCIカードと接続されていたPCと関係するような、ビデオドライバやマウスドライバの消去のような他のイベントを生じさせる。このような結果として生じるイベントは、ログのへこんだ部分で、“スイッチボックス”から“PC”への設定変更を記録するイベントのすぐ後で現れる。
【0512】
マウス
図13におけるマウスメニューバーオプションによると、ホストPCのマウスの動作を制御し、ホストPCのマウスの位置とKEY−VIEW PCのマウスの位置とを同調させるために用いられるマウスドライバを、新しく作ったり、リストとして並べたりすることができる。ホストのPCがマウスによる補助を必要としない場合や、ホストPCに特別なKEY−VIEWのマウスドライバがインストールされている場合には、このメニューオプションは適用されない。
【0513】
マウスドライバを新しく作る場合の処理について考える前に、なぜマウスドライバを新しく作らなければならないのかを理解しておくことが重要である。
【0514】
KEY−VIEWのセッションの間、KEY−VIEW PCのPCIカードは、KEY−VIEW PCのビデオ画面に表示する前に、使用されているホストPCからのビデオ出力データを処理しなければならない。この処理によって生じるわずかな遅れは、ホストPCのマウスポインタを出現させ、それがKEY−VIEW PCのマウスポインタの後を追いかける陰のように見えるようになるという状況を引き起こす。pcAnywhereアプリケーションによって画面データがリモートユーザへと伝達される場合に、このホストの画面データは秒単位の時間で処理されることになるので、この遅れは、リモートユーザにとってはより大きくなる。
【0515】
KEY−VIEWのPCのマウスのポインタが、ホストPCのマウスのポインタと適切に同期するならば(すなわち両方のポインタはマウスの動作が停止したときに一致するようになっているならば)、KEY−VIEW PCのポインタはホストPCの画面上でマウスの正しい位置を表現することになり、陰は無視できることになる。マウスが動いている時には画面に二つのポインタが出現するので、これは混乱のもととなる。この問題は、ホストPCにおいてホストPCのポインタが空白で見えなくなる(blank out)ようにマウスの構成の設定を行うことか、それともWindows95のマウスポインタの制御パネルのオプションを用いて、ユーザが画面上でどのポインタがKEY−VIEW PCのポインタかそれともホストPCのポインタかを判別できるように、KEY−VIEW PCのマウスポインタの外観を、ホストPCのマウスポインタの外観と異なるものに変更することかによって回避できる。狐の形をしたマウスポインタがKEY−VIEW IIにおいて提供されている。
【0516】
この同期処理において最も問題となるのは、ホストPCにおいて起動されているアプリケーションが、マウスの位置が新たな場所へとぶことを引き起こし、そのことがKEY−VIEW PCのマウスが同じ新たな場所にとんで同期することを妨げるということである。他の同期問題は、もしだれかがホストPCにおいてマウスの加速に関する要因を変化させた場合に生じる。
【0517】
マウス位置が非同期となった時の最も重大な問題は、KEY−VIEW PCのマウスを用いて、画面上のどの位置にもホストPCのマウスを移動させることができなくなるということである。例えば、もしKEY−VIEW PCのマウスポインタが非同期となってホストPCのマウスのポインタの左側に位置するようになった場合は、ホストPCのマウスを画面の左端へ移動させることができなくなる。なぜならば、KEY−VIEW PCのマウスが画面左端に到達した時には、KEY−VIEW PCにおけるマウスの動きのデータというのはもはや生じえないからである(すなわちホストPCにおいて起動されているアプリケーションによって検知され得ない)。 KEY−VIEWのPCのマウスポインタが、ホストPCのマウスポインタとの同期を維持するようにするためには、いくつかのアプローチが可能である。
【0518】
第一のアプローチは、KEY−VIEW IIにおいて提供される特別なマウスドライバを、ホストPCのマウスドライバがインストールされるべき位置に対してインストールすることである。このアプローチによれば、このマウスドライバがKEY−VIEW PCのアプリケーションと通信することにより、全てのマウスの動きが常に同期されるように保証する。
【0519】
二番目のマウス同期のアプローチにおいては、KEY−VIEWによるアクセスのためホストPCが定義された時に、特別なKEY−VIEWのマウスドライバがKEY−VIEW PCに作られる。このマウスドライバの作成は、単純な仕事である。このアプローチが用いられた場合には、ホストPCにおいて設定された、(1)マウスの反応度や加速に関する要因を変更すること、(2)クリックに反応する速度を変更すること、及び、(3)特定の位置(たとえば新しいダイアログボックスの強調処理されたボタン)に自動的にジャンプすることを許可することなどの特別のマウスオプションは無効としておかなければならない。ホストPCで有効とされている上記のような特徴は、ホストPCのマウスにとってKEY−VIEW PCのマウスとの同期がとれなくなる原因となり、ホストPCのマウスの制御が困難または不可能となる原因となる。
【0520】
もう一つの方法においては、ホストPCから得られたビデオ画像データの中を探すことによりトラップされ得るような特別な色に設定した、かつ/または、特別な形態に描写されたマウスポインタを用いる。
【0521】
更にもう一つ別の方法においては、KEY−VIEW PCの特別なソフトウェアが、マウスが画面の端に到達した状況を特に探す。この場合には、そのソフトウェアは、KEY−VIEW PCのマウスが画面の端から離れるまで、ホストPCに対してマウスの動き(ミッキー:mickeys)の方向を伝達し続ける。この実施形態は、KEY−VIEW PCのマウスの位置がホストPCのマウスの位置と非同期となった場合に、上の例で述べたように、マウスが画面の端に移動できないようにすることにより、問題を解決する。上の実施形態の変形としては、生のマウスの動きを、マウス自身から直接捉えるといった方法が考えられる。
【0522】
そういう訳で、KEY−VIEW PCのマウスと、ホストPCのマウスとを同期させることは、数多くの技術的な障害を提供する。いくつかの同期の設計は、好ましくないと評価されるとともに決定されたが、これによって必ずしも本発明から除外されるものではない。完全を期するため、そのような他の実施形態も以下に記載する。
【0523】
マウス同期のための好ましい方法は、ホストPCにおいて用いられているマウスインターフェイスの型に応じて、シリアルかPS−2のマウスインターフェイスケーブルを介して、ホストPCの画面上におけるマウスの現在位置をとらえ、そのマウスの現在位置をKEY−VIEW PCへと送りかえすような、ホストPCにインストールするためのマウスドライバを書くことと思われる。書かれたマウスドライバは、現在ホストPCにインストールされているどのマウスドライバとも置き換えることができるように設計されている。
【0524】
従来のマウスドライバとは異なり、KEY−VIEWのマウスドライバは、ホストとKEY−VIEW PCとの間の双方向通信を考慮して設計されている。ホストのPCへマウスインターフェイスケーブルを介してミッキーを送信する代わりに、KEY−VIEW PCからホストPCへ、正確なX/Y座標が送信され、それによって、まるでマウスがホストPCのアプリケーションによってジャンプするように命令されたかのように、ホストPCのマウスが指定された座標へとジャンプする。ホストやリモートサイトのユーザがマウスのボタンをクリックすると、単一のデータパケットとして、正確なX/Y座標とクリックされたボタンとがホストPCへと送信される。X/Y座標は送信されるがボタンがクリックされない場合には、ボタンがクリックされたという情報の為のパケットのセグメントがゼロ値に設定され、それにより全てのパケットの形式が首尾一貫される。KEY−VIEW PCからホストPCへと送信されたパケットは、典型的なシリアルACKINAKプロトコルによって承認される必要がある。マウスのクリック情報を含まないような、ホストPCによって承認されないパケットは、KEY−VIEW PCによって、より新しいX/Y座標のパケットが伝達されるように、KEY−VIEW PC内のバッファーに捨てられる。
【0525】
KEY−VIEWのPCにおいて、ホストPCのマウスがジャンプするようにするという手段を備えることには、一つの大きな利点がある。ホストPCの画面をマウスポインタが横切る度に、より画面差異(screen difference)が起きるようになり、それは、単にマウスを追跡するためにKEY−VIEWのAPPへより32k画面が送信されることを意味する。マウスクリックを必要としないマウスの座標変化は、選択しておいた回数だけ意図的に無視するようにKEY−VIEW PCを設定していたとすると、ホストPCのマウスは余り移動しなくなり、ジャンプもしなくなる。結局、起こり得る画面差異の回数は減少する。このことは、リモートユーザがホストPCのマウスとKEY−VIEW PCのマウスが同期するのを確認した際に、その速度を著しく増加させる。
【0526】
KEY−VIEWのマウスドライバは、典型的なマウスに必要とされる全ての機能を提供可能なように設計されているが、ホストPCのアプリケーションによるマウスの機能性を変化させるようなよくある要求は無視する。例えば、(1)マウスの感度や加速要因を変化させる、(2)クリックの速度を変化させる、及び(3)特定の位置(例えば新しいダイアログボックスの強調されたボタン)へ自動的にジャンプすることを許可するような特徴を供えさせるといった要求は、通常のマウスドライバと同様認識はされるが、無視され、結局マウスの動作に影響を与えない。これらのマウスの特徴の内の一つがKEY−VIEWによって無視された場合には、もし可能ならば、変化を要求したアプリケーション(例えばWindows)に対して、そのオプションはKEY−VIEWのドライバによってサポートされていない旨通知することもできる。これにより、そのアプリケーションが、ユーザに対して、その特徴がサポートされていない旨通知することができる。
【0527】
KEY−VIEWのマウスドライバの設計においては、ホストのアプリケーションがその機能は利用できない旨を通知できないような時に、特別なルーチンがマウスの本質的な機能的な要求をサポートするようにする。例えば、KEY−VIEW PCのマウスの動き/クリックのパケットによって、ホストPCのアプリケーションはマウスドライバを呼び出す権利を得て、画面上でマウスを他の位置へとジャンプさせる。もしアプリケーションが、その要求時点でジャンプ機能がサポートされていない旨通知できないならば、マウスドライバはジャンプを受け入れなければならない。この場合、ジャンプの動きは無視され、マウスドライバによって捨てられ、ポインタは今までの位置に留まる。ジャンプを生成したこのアプリケーションを無視したことは、アプリケーションのコードに何らの影響も与えない、というのも、アプリケーションが次にポインタの現在位置を要求したときには、アプリケーションはユーザがポインタを元の位置に戻したと判断するからである。ジャンプが起きることを許可することは、KEY−VIEWの設計にとっては大きな影響があり、なぜならば、KEY−VIEW PCへX/Y座標の位置のパケットを伝達し戻すことの用意がなされてなければならないし、そしてKEY−VIEW PCがマウスポインタをジャンプの位置へと強制的に変更する手段を持たなければならないからである。このような複雑さを設計に加えることは、品質が保証されない。
【0528】
マウスドライバに古くから必要とされていたサポート機能の一つは、生のミッキーを、もし要求されるならば、ホストPCのアプリケーションへ直接に伝達することだと信じられていて、それによりアプリケーションは自分自身のマウスの動作を表現し、制御することができる。自分自身のマウスを制御するアプリケーションは稀であり、大抵の最近のアプリケーションはマウスを動かし、マウスの位置を追跡し、その位置をアプリケーション自身へと返信するという動作をマウスドライバに頼っている。より望ましい具体化は、アプリケーションがマウスを異なる位置へとジャンプさせたりするときに、マウスを移動するため1ピクセルあたりどの程度のミッキーが必要になるのかを決定するためにミッキーを要求するというようなアプリケーションではなく、その代わり、全ての最近のアプリケーションはマウスドライバに依存しているということを前提としている。上記したように、古いアプリケーションのみがマウス制御の入力としてミッキーに依存している。従って、望ましい具体化としてはそのようなアプリケーションに対するマウスのサポートを行わないことになる。
【0529】
その様な場合において、マウスのサポートを中止し、予測不可能なマウスの動作を避けるためには、KEY−VIEWのホストPCのマウスドライバは、KEY−VIEW PCからのX/Y座標の変化を受信する度に、ミッキーの動きを単に更新しないようにすればよい。このアプローチは、ホストPCのアプリケーションが画面中央からマウスポインタを始動させて、さらにユーザがマウスポインタを範囲外へと動かすことができない場合に問題を発生し得る。この問題を解決するには、X/Y座標が9999/9999の値をもつ特別なパケットをKEY−VIEWのマウスドライバへと送信し、それによりホストPCがKEY−VIEWによってちょうどアクセスされたということをドライバへ伝達し、さらに、よくある典型的な斜めの矢印状のマウスポインタが画面上から消えてしまう画面右下の角に、ミッキーに依存するマウスポインタを強制的に移動するように、大量のミッキーをそのアプリケーションへ送信すればよい。このパケットは、X/Y座標に依存する通常のアプリケーションに対しては、マウスポインタを画面中央の首尾一貫した場所に位置させることができる。
【0530】
もしホストPCのKEY−VIEWのマウスドライバが、ありそうにもないことだが、動作するためにミッキーの入力に依存するようなアプリケーションを検出することができるならば、ドライバは特別のパケットをKEY−VIEW PCへと送信し、ユーザへこのアプリケーションではマウスの動作がサポートされていない旨を警告することができる。
【0531】
ホストPCにインストールするための特別なKEY−VIEWのマウスドライバを開発することは、推奨されるアプローチである。これは、ホストPCのマウスの動作が現実的な時間内に起こり、KEY−VIEW PCのマウスポインタが、ホストPCの画面上における実際の位置を反映するようにすることを確実にする。リモートPCからホストPCがアクセスされた場合にはささいな問題が発生する、というのも、画面更新による遅れに伴って、ホストPCのマウスの画像は、KEY−VIEW PCのマウスの現在位置よりも間をとって遅れることになるからである。このような場合には、ユーザは、異なるポインタの外観をもち得るホストPCのマウスの画像を単に無視するように指示される、というのも、たった一つだけのKEY−VIEWのマウスポインタが、KEY−VIEW PCにインストールされるようにするからである。どのようなイベントにおいても、単にホストPCのマウスポインタを空白にするということによっては、マウスポインタが二つあるということは解決されない、というのも、KEY−VIEWのPCIカードのビデオ出力ポートによってホストPCの画面を見ている、ホストサイトのユーザにとって、ホストPCのマウスポインタは見えるものでなければならないからである。その他には、プログラム制御により、必要に応じて、ホストPCのマウスを覆い隠したり復元したりすることもできる。
【0532】
a.それ程望ましくないマウス同期オプション
新しいKEY−VIEWのシステムにおいては、KEY−VIEW PCに接続されているホストPCへの全てのマウス入力は、KEY−VIEW PCのマウスインターフェイスによって制御される。ホストPCのマウスを制御し得る4つの主な設計のアプローチが次に議論されるが、これらはいくつかの理由によって余り望ましくないものである。望ましい方法である、各ホストPCの従来のマウスドライバのある位置へ入れ換えてインストールするような、KEY−VIEWの特別に作ったマウスドライバを作成することになる方法、は上記した。
【0533】
アプローチ#1
最初の設計アプローチにおいては、KEY−VIEW PCのマウスポインタは、ブランク(存在しない)ポインタがKEY−VIEW PCがホストモードであったときは、ポインタと重なるように設定されている。このKEY−VIEW PCのポインタは、メニューモードに戻るときに復元されるだろう。上記のアプローチでは、KEY−VIEW PCまたはリモートPCのマウスのどちらか一方からのあらゆるマウスの移動は、真のポインタの位置がホストまたはリモートPCのスクリーンの隅にあったときでさえホストPCに伝えられる。これはよいアプローチであるが、これは現在では、実現不可能である。
【0534】
マウスがリモートPCのKEY−VIEW PCウインドウに達するかあるいは境界線を越えるたびに、pcAnywhereは、ホスト側へマウスの移動データをストップする。上記の構成では、KEY−VIEW PCが、初めてアクセスされたとき、ホストPCのマウスがスクリーンの最底部、または、KEY−VIEW PCのマウスがスクリーンの最頂部にある場合、ホストPCのマウスポインタは、リモートPCから上にいくことはない。この場合、マウス移動データの伝送を一時的に停止するために”ホットキー”を用いることによってホストPCポインタのアプローチをつかむには、ホストPC上に可視ポインタが必要である、そして、以下に議論するように、マウスの感度および速度変化の差のために一時的にはこの方法しかない。これらの問題点は、ドライバファイルが必要不可欠であり、このアプローチの単純さは取り除かれる。これは、また、ホストとメニューモードとの間の切り替え時に、KEY−VIEW APPの内部から新しいマウスポインタへ飛ぶような、マウスポインタを切り替えることが可能になるときの二次的な技術問題でもある。
【0535】
アプローチ#2
結局、この問題に対するホストPCのポインタとKEY−VIEWとを同期させる確かな方法としては、唯一のマウスポインタをホストPCにインストールする方法である。この方法は、”唯一ポインタ”アプローチしかない事実に帰する。唯一のポインタを用いて、KEY−VIEWまたはPCI APPは、ホストスクリーンの差分ファイルを経てホストPCの唯一のポインタの正確な現在位置を検出することができる。
【0536】
唯一ポインタアプローチでは、KEY−VIEW APPは、ホストPCのスクリーン表示データを解析することにより、マウスポインタのホットスポットの正確な位置を決定することができるはずである。KEY−VIEW PCのCPU上のポテンシャルプロセスの負荷を避けるためには、初めに、PCIカードのアナログからデジタルに変換するビデオハードウェア中にポイント検出部が含まれていることが必要な構成である。結局、このプロセスは、もしそれがスループット作用に不利にならなければ、PCIカードおよびKEY−VIEW APP中に含まれているものから取り除かれるだろう。
【0537】
この唯一ポインタの構成では、ホストPCのマウスの色、形そして予め決定されているホットスポット(これは、シングルピクセルのとき)の位置が必要である。
【0538】
マウスポインタを動かすとき、PCのマウスドライバは、スクリーン領域内のホットスポットを記憶することを保証する。ウインドウズでは、ホットスポットは、標準である矢印ポインタの先にあり、矢印が最も低く位置しており、スクリーンの右端にあるときは、ポインタの表示は消えている。しかし、このことは、ホットスポットのピクセルは、スクリーンのかなり端に位置していることを示している。
【0539】
PCIカードにおけるポインタの位置検出を許容するために、あらゆるホストPCのスクリーンで用いられていない唯一の色の組み合わせ設定のポインタを設計する必要がある。これにより、KEY−VIEW PCは、表示されているホストPCのスクリーンの位置を唯一捉えることができ、問題が起きると、ポインタの位置を検出するための試みは、1またはそれ以上のブロックの端の向こうで”シッティング”している(すなわち、止まっている)。従って、これらのブロックは、左から右へ、そして上から下へ形成されており、カーソルの位置を検出する真っ直ぐ進む方法は、カラーピクセルの唯一水平パターンが基礎となっており、これにより、ビデオキャプチャーエンジンは、くまなく捜す必要がない(左から議論する(just left to fight))。水平パターン証明のみを用いることは、カーソルが2ブロック以上バラバラにできないことを意味している。さらに、もし、水平線が同一水平線上のホットスポットの両端の画素数で構成されているとすれば、ポインタのX軸の大部分は、ほとんど一つのブロックのみで構成されており、このポインタ検出できない位置に止まることがない。
【0540】
選択された色のパターンは、白色画素ホットスポットとともに赤、青、そして黄色の、歪ませることができる最小の、主要な色を含めていればよい。以下のパターンが示唆されている−BRCBRGWCRBGRB。これを基礎として、もし、水平画素パターンのBRCBRCWかWGRBGRBの内の一方が検出された間、ブロックが形成され、ホットスポットはW画素の位置にある。従って、”マスクテスト”の2つの簡単なパターンは、ポインタが接しているブロックの間にあるときでさえ、全ての場合におけるポインタのホットスポットを見つけることが可能である。もしパターンテストが効果的に捉えるためにあまりにも長い場合には、ただ、BRGWまたはWGRBのみを取り除けばよい。
【0541】
上記したように、ホストPC上で多くのアプリケーションが動作している唯一ポインタアプローチは、カスタムマウスポインタをサポートしている。これは、ホストPCがWindowsNTまたは95を基本にしていれば問題ないが、他のホストPCでは根本的な解決にはならない。それに加えて、ホストPCからのカスタムポインタフィードバック上では、ビデオデータのデコーダによるマウス移動待機時間のため減速され、スキャンされる前に、マウス位置は決定される。このマウスの応答の遅延は、リモートユーザから失望される。最終的には、マウスの位置を決定する工程は、意味ありげにPCIカードのハードウェアのコストが増加するか、KEY−VIEW APP工程のKEY−VIEW PC上のポインタ決定関数が行うのをたよりにするか、何方か一方に集中するだろう。
【0542】
アプローチ#3
第3のアプローチとしては、KEY−VIEW PCのPCIカードを経てホストPCに正しくコントロールされているマウスのデータをインプットすることにより、ホストPCのマウスは、KEY−VIEW PCのマウス位置と同調し続けるだろう。同調は、ホストPCのマウス移動の正確な結果を理解するためにKEY−VIEW PCのトレーニングによって完成した。
【0543】
マウスとともに供給されるマウスドライバソフトウェアは、PCに接続されたマウスの感度の変化をさせた。マウス感度が低いとき、マウスが大きな物理的移動を行うと、スクリーン上のポインタが移動する。このマウスの移動は、所定の距離から起こる”クリック”の数を固定することにより生じる。感度が低い場合、マウスのクリック数が読み込まれるマウスドライバは、同じ距離だけスクリーン上のマウスを動かすためには、多くのクリック数を必要とする。マウスがスクリーン上を動くためのデータをしばしば”ミッキー”と呼ぶ。
【0544】
情報のポイントとしては単に、ホストスクリーンに対して極端なマウス移動コンマンドが送信されることにより、ホストPCのマウスポインタの位置は、KEY−VIEW PCのマウスポインタ位置と自動的に同調し、マウスの現在位置に関係なく強制的に0,0の位置に移動させられる(すなわち、ホストPCのインターフェイスケーブル中には、上下方向に1024移動、横方向に768移動に配置されている)。そして、マウスの移動は伝達され、その既知の位置である0,0からKEY−VIEW PCの現在位置でまでのマウスの動きをたどる。ホストPCのマウス感度とKEY−VIEW PCの感度とが異なって設定されている場合、pcAnywhereによってコントロールされるようになっており、リモートユーザがリアルタイム(リモート)でマウスを動かしたとき、ホストPCのマウス(取り込まれたホストスクリーンとして示される)は同期していない。リモートPCのマウスの感度とホストPCのマウスの感度が同じであることはほとんど無く、ホストとKEY−VIEW PCとのマウスをリアルタイムで同調することは不可能であるので、その差が計算され、後をたどるようになっている。
【0545】
マウスの感度に加えて、多くのマウスドライバは、加速ファクタをサポートしており、それによって、マウスは、止まること無くますます長く、そして速く動かされる。言い換えると、マウスが絶えず動きはじめたとき、最初のマウスの移動は、最後のマウスの移動よりクリック当たりのミッキーが少ない。マウス加速設定は、リモートまたはKEY−VIEW PCのどちらか一方とは関係がないので、KV−APPは、KEY−VIEW PC上のあらゆる点で速くマウスの位置(XY座標)を知ることのみが必要である。このKV−APPは、現在位置に対してKEY−VIEW PCがどれぐらい速くなったのかは関係しない。しかし、ホストPCが加速ファクタを使うように設定されるとき、問題が生じる。この問題において、ベクトルの向きに沿って交差してホストPCを動かすのに必要とされるミッキーの数は、ベクトルの長さに応じて決まるだろう。従って、ホストPCのマウスは、KEY−VIEW PCのマウスと絶えず同期していることはない。さらに、マウスドライバ製作者によって使われる異なった加速方程式に基づく同期因子によって、マウスドライバを製作するのは難しい作業になる。
【0546】
マウス加速問題を解決するためにできることとして、(1)全てのユーザにマウス加速特性を無効にすることを要求する、または、(2)メニューモードに、ユーザがホストPCに対して最小レベル以下のマウス移動データを転送を遅くすることを許可するマウススピードファクターを加える。(1)の場合では、プロセスの最小量を用いている最小単位時間中、常に正確に同期しているので望ましい。(2)の場合では、ホストPCのマウスを動かす際、KEY−VIEW PCのマウスと連動するために、主要な遅延が引き起こされるかもしれず、退屈なユーザコントロールされた試行錯誤マウス速度調整設定を含む。
【0547】
ホストPCのマウス設定を警告することなく、ホストPCのマウス移動の効果を予測することは、ホストPCのマウスポインタの1画素をXあるいはY軸に沿って動かすのに必要なミッキーの正確な数を知るためのKEY−VIEW PCの訓練をすることを含むだろう。所定のホストPCのためにマウスポインタを動かすために要求されたミッキーの数は、ホストPCのマウスドライバファイルとして、KEY−VIEW PC中に蓄積されるだろう。どんなホストPCマウス加速ルーチンの効果でも取り込むのは難しい。だから、このアプローチは、ホストPCのマウス加速を無効にするのに必要であるだろう。このアプローチは、唯一ポインタアプローチにおいて必要なビデオフィードバックのための、どんな遅延も避けることにとても有益であり、このドライバは、ホストPCのマウスがどこに位置しているのかを予測するための必要な情報を持っている。しかしながら、もし、マウスクリックがホストPCに対して、伝送を中止すると、ユーザが加速特性の無効を忘れるか、または、特別に作られたホストPCアプリケーションが加速特性を無効にすることができないことを含んでおり、ホストとKEY−VIEW PCのマウスは、永久的に非同期化されるだろう。さらに、ホストPC上で、動作しているいくつかのアプリケーションは、ホストPCのマウスドライバに所定の座標に対して飛ぶように命令するコマンドを出すだろう。もし、これが起こるならば、KEY−VIEW PCは、ホストPCと全く同期化しないだろう。
【0548】
アプローチ#4
アプローチ2と3との欠点の多くを克服するために、これらのアプローチは結合されるとともに改善される。しかしながら、マウスドライバと唯一ポインタアプローチの両方を使うことは、マウスの同期をさらに困難にする。ビデオフィードバックの位置決めが起こるときまでに、マウスドライバは、KEY−VIEW PCのマウスの位置以外では同期化されているかもしれない。この問題を解決するために、ビデオマウス同期は、KEY−VIEW PCのマウス位置が唯一ポインタアプローチによって決定されたことが変更されない(すなわち、動きが止まっている)ときのみ起こるようにすべきである。マウスが動作を停止するのを待つことは、取り込まれているホストPCのビデオスクリーンがマウスの現在位置が正確に再現されることを保証する。KEY−VIEWは、また、ユーザがマウスドライバを作成しない場合(唯一ポインタアプローチ)を支援する。しかしながら、先に述べたように、ホストPCのポイント移動は、唯一ポインタアプローチとマウスドライバアプローチの両方用いることはさらに神経質になる。唯一ポインタがインストールされていない場合、ホストユーザは、以下に述べるように、ホストPCにマウスドライバを製作するように要求し、加速が無効であることを保証するだろう。そうしなければ、ホストPCのマウスは、KEY−VIEW PCのマウスと同期化しないだろう。
【0549】
マウスドライバアプローチをつかって、KEY−VIEW APPは、常に、リモートとKEY−VIEW PCのマウスとの間の設定されているマウス感度差に関係なく、KEY−VIEW PCのマウスの現在位置であるX/Y座標を正確に知るだろう。マウスドライバを作成するとき、そのトリックは、ホストPCのマウス位置とともにこの分かっている正確な位置と同期化する。困難であると言及されるように、ホストPCは、おそらく、非常に多い、異なる感度の設定の全てをセットする。そしてホストPCが初めてアクセスされたとき、ポインタは、おそらくスクリーンのどこかにある。この目的は、(1)ホストPCの感度の設定の決定とホストPCのドライバファイルの設定の蓄積、および(2)ホストPCが最初にアクセスされた後、既知の位置(例えば、位置0、0)へホストPCのマウスを強制することである。稀な場合ではあるが、異なった感度設定のホストPC上で異なったアプリケーションを動作させることも可能である。これらの場合、KEY−VIEW設計がホスト装置の多様のビデオドライバを保存することができると同様に、KEY−VIEWは、ホストPCのための多様なマウスドライバを保存しておく必要がある。
【0550】
ホストPC上の表示に特別なスクリーンが要求されるビデオトレーニングとは異なり、マウスドライバを製作することは、ホストPC上にソフトウェアを備えないようにしなければならない。これは必要条件であり、感度が設定されたホストアプリケーションは、このアプリケーションが動作している間、マウストレーニングプログラムの動作を支持しない。
【0551】
KEY−VIEWマウスドライバを製作するために、ユーザは、選択した隅の内側ビデオの動きの無い場所(例えば、点滅しているカーソル)のスクリーンの4隅の内の1つを選択する必要がある。ホストPCはこの方法で正しくセットアップされた後、ホストPCは、KEY−VIEW APPを経て、KEY−VIEW PC上にアクティブPCとして選択されるだろう。その後、ホストPCマウスポインタの現在位置がスクリーンの4つの隅のどこにあるかをユーザが選択するような新しいメニューオプションが選ばれるだろう。KEY−VIEW APPは、その後、極端なミッキーをホストPCに送信し、スクリーンのコーナーの端にマウスポインタのホットスポットが強制される。次に、KEY−VIEW APP/PCI APPは、数秒間、”1×1”エリアの中での隅(PCIビデオキャプチャー回路)でビデオの違いが無かったことを報告するテストを行う。もし、違いが報告されれば、適用可能なエラーメッセージがユーザに報告され、マウスドライバ生成プロセスは終了する。そうでなければ、ポインタが現在位置から10画素、水平(右)に動かされるまでミッキーが数えられ、そしてホストPCに送信される。そして、その後、ポインターが元の位置に戻るまで、左に再びカウントされる。同じプロセスは、それから下から上へ垂直に繰り返されるだろう。このテストの終わりまで、ドライバファイルは、ホストPCのマウスが右または左、上または下へ 移動するために要求される画素毎の正確なミッキーの数が作り続けられるだろう。
【0552】
ドライバ情報が集められた後、ホストPC上でマウス加速が無効になっていることを証明するために、新しいマウスドライバ情報を用いてスクリーンの角の隅から対角線上に少なくとも20画素ポインタを動かすことによって、適切な形状が決定される。カーソルは16画素以上ではないことにより、このアプローチは、カーソル全体が視覚化されていることを保証する。次に、ポインタの現在位置の全体のエリアをカバーしている50×50画素のエリアの検査合計が計算される。そして、ポインタがその正確な開始場所に戻り終わる数秒間、速い速度でカーソルが全体のあちこちに移動するための新しいマウスドライバデータをKEY−VIEW PCが、使うことによってミッキーが送信されるだろう。この時点で、同じ50×50画素のエリアにおいて、2回目の検査合計が計算されるだろう。もし、2つの検査合計が一致していなければ、それは、ミッキーが転送中に失われているか、ホストPC上のマウスが加速ファクターを持っていたためであり、これは、失敗を意味するだろう。このイベントで、作成された信頼することができるドライバでポイントが決定されるため、テストは、ホストPCに対してミッキーの転送の遅い速度を用いて自動的に繰り返さる。そして、減速ファクターを要求するのと同様に速度の減速の必要性をユーザに提案する。このマウス速度ファクターは、マウスドライバに含まれている必要があるだろう。転送中に落とされるミッキーまたはホストPC上のマウス加速ファクターの存在は、ホストPCのためのマウスドライバを作ることを不可能にしている。この場合、加速が無効になっているかと唯一マウスアプローチの使用を提案するかをユーザにチェックするように要求するエラーメッセージが表示される。
【0553】
この方法でマウスドライバは上手く作られると、ドライバは上手く作られたが、マウス感度に対してあらゆる変化するかまたはドライバが作られた後の加速設定はホストPCのマウスとKEY−VIEW PCのマウスとが同期しなくなり、適切なマウスコントロールが妨害されることをユーザに提案する警告メッセージが表示される。このメッセージも、また、ホストPC上のあらゆるアプリケーションのための再動作訓練をユーザに提案するものであり、これは、稀な事実ではあるが、あらゆるアプリケーションはマウス感度設定を変更することが可能である。
【0554】
マウス同期アプローチに関係なく、ホストPCのマウスポインタイメージの現在位置は常に、KEY−VIEW PCあるいはリモートPC上のマウスポインタの現在位置に遅れるだろう。これは、このKEY−VIEW PC上にホストPCのスクリーンを表示するように要求することによる遅延のために起こる。この遅れが結果として、マウスが動かされているとき、KEY−VIEWユーザに、スクリーン上に2つのマウスポインタをみせるだろう。この問題を排除するために、KEY−VIEW PCのPCIカードとホストPCのビデオ出力ポートとが直接接続されているモニターを用いているホスト側のユーザは、マウスの位置を知る必要があり、これは実現可能ではない。同様に、KEY−VIEW PC上のマウスポインタは、KEY−VIEW PCがホストモードでない度に、ソフトウェアを介して自動的に復元されるノーマルポインタでない限り見えなくすることはできず、そしてこれは、可能であるだろうし問題を解決できる。しかしながら、この場合、ユーザは、ホストであるか否かを視覚的に知る手段を有しておらず、そして、KEY−VIEW PCポインタは同期していない。
【0555】
ホストPCに唯一のKEY−VIEWポインタがインストールされたときは、スクリーン上の2つのポインタとは異なっているので、それらの間の相違をユーザに示すことは容易であるだろう。しかしながら、その特別なポインタ(”KVHOST.ANI”)はホストPCにはインストールされないので、もし、唯一マウスドライバアプローチが用いられても、それらは異ならないだろう。リモートユーザが2つのポインタを見分けるのを助けるために、別のオプションである”K.ANI”と呼ばれる特別な”bulls−eye”マウスポインタがKEY−VIEW PC上で利用可能である。このポインタは、全体的に赤い。しかしながら、pcAnywhereは、外見上、カラーポインタをサポートしていないのでポインタがリモートPCから見えるとき、それは、黒いポインタとして表される。それは、さらに、KEY−VIEW PC上の異なった設計は、ユーザにとって望ましい別の効果があることに気付く。現在、KEY−VIEW PCのスクリーンに、リモートPC上で縮小されたウインドウやKEY−VIEW PC上に現れている他のウインドウが表示されているとき、リモートPCが指しているポインタかまたはKEY−VIEW PCが指しているポインタかどうか混乱することになる。しかし、ポインタが異なっているとき、pcAnywhereは、リモートPCのフォーマットに対するポインタを変更する。そして、そのとき、ポインタは、KEY−VIEW PCのウインドウの外側のポインタがKEY−VIEW PCのスクリーンの終わりとリモートPCのスクリーンの始まりとの場所を明らかにする。
【0556】
最終的に、マウスドライバアプローチにおいては、ホストPCが最初にアクセスされる度に、ホストマウスに対して正確なミッキーを送ることによって、KEY−VIEW APPは、ホストマウスが位置0、0に動かされるのを保証するために、KEY−VIEWマウスとホストマウスとを自動的に同期化する。KEY−VIEW PCのマウスの現在のマウス位置に対してベクトルが計算され、その位置に対してホストマウスを動かすためのミッキーが送られ、そのために両方のマウスの同期化がおこる。これにより、ノーマルマウスプロセスが始めることができた。
【0557】
マウスドライバアプローチの下で、KEY−VIEWメニューモードは、マウスドライバを作るためのオプションを与えるだろう。マウスドライバリストメニューオプションもまた、ビデオドライバリストオプションと同様に、ユーザによって追記および削除が許可されたマウスドライバを加える必要がある。最終的に各々のKEY−VIEW PCIカードとスイッチボックスPCリストとには、KEY−VIEWに接続された各々のPCと関連付けられたマウスドライバファイルネームはアップデートされた領域を含む必要がある。
【0558】
ホストPCがアクセスされるとき、もしマウスドライバの名前(PCIカードとスイッチボックスPCが適当であれば)が空であれば、唯一のカーソルが使われていると想定すべきである。もし、唯一のマウスの足跡が、選択されたホストPCのスクリーン上のPCI APPによって検出されなければ(そして、以下に議論する”スキップメッセージ”が設定されていない)、KEY−VIEW APPが示す以下のメッセージが表示されるべきである。
【0559】
注意:アクティブなホストPCでは、マウスドライバ、または、KEY−VIEWポインターは検出されない。マウスドライバを作るために”トレーニング”ボタンをクリックしなさい。将来、このメッセージを示すのをやめるために”スキップメッセージ”ボタンをクリックしなさい。マウスドライバ無しでホストPCにアクセスし続けるならば”無視”、または、KEY−VIEWメインメニューに戻るならば”キャンセル”ボタンをクリックしなさい。
【0560】
この”スキップメッセージ”ボタンは、マウスを使わないノベル社のサーバーのようなホストPCのために必要である。このような場合、ユーザは、PCにアクセスする度に不必要なメッセージを望まないだろう。トレーニングボタンが選択されたとき、マウスドライバを説明しているテキスト部分が使用できることや、ポインタオプションが利用可能であることや、もし、ユーザが、KEY−VIEWポインタオプションを使いたくなったときにトレーニングをキャンセンルする”HELP”ボタンを有していることが重要である。
【0561】
b.マウスドライバは、ホストPCのマウスをコントロールや同期するために必要なとき、KEY−VIEWマウスバーオプションは、必要なマウスドライバを作るように選択されるべきである。選択された際、2つのサブメニューアイテムは以下のように表される。
【0562】
マウストレーニング このメニューオプションは所定のホストPCのマウスドライバを作るために用いられる
リストマウスドライバ このメニューオプションは、予め作られているマウスドライバのリストの追加および削除のために用いられ、アクティブなホストPCの予め作られているマウスドライバ間を切り替える。
【0563】
上記のメニューオプションは、現在のアクティブホストPCの設定がアクティブホストPC上にインストールされている特別なKEY−VIEWマウスドライバを示している、そのアクティブホストPCはマウスのサポートを支持していない(ホストPCのためのマウス必要条件の詳細な情報はスイッチPCの項目に示す)、または、ホストPCがアクティブでない場合、アクセスできない。
【0564】
このマウストレーニングメニューは所定のホストPCのためのマウスドライバを作るために用いられる。このメニューオプションを選択する前に、マウスドライバが作られているホストPCがアクティブPCとして選択され、アクティブPCのためのマウスドライバオプションが、上記スイッチングPCで議論されているドライバネームオプションを用いて設定される。加えて、通常、のオペレーティングシステムで使われているマウスは、ホストPC(例えば、ウインドウズ,OS/2,DOS等)上で動作しており、従って、これらのマウスはホストPC上で視覚化されている。最終的に、このホストPCは、スクリーンの4隅の内1つによって密接している”略1×1”エリア中に信頼できるビデオイメージを持っていなくてはならない。言い換えると、ホストPCの4隅の内の1つ中に光っているカーソル、色の変化または移動があってはならない。
【0565】
このメニューオプションが選択されているとき、図21に例示されているような、アクティブホストPCのスクリーンの信頼できる隅の選択を要求するポップアップメニューが現れる4隅の内の1つが選択された後(オプション上でダブルクリックすることによるか要望のオプションを強調するかのどちらか一方や選択したオプション上をクリックする)、KEY−VIEWは、マウスドライバを作るために、ホストPCのマウスポインタを、スクリーンの表示されている隅に移動させる。もし、トレーニング中の間、または、テストの間マウスが適切な反応を返さないような他の動きが検出されると、適切なメッセージが表示され、マウスドライバは作られないだろう。さもなければ、マウスドライバファイルは、スイッチPCメニューオプションの下で議論されたファイルネーミング規定を使って作成されるだろう。それから、アクティブPCのためのマウスドライバは、自動的に更新されるだろう。
【0566】
このマウスドライバファイルは、ホストPCのマウスがホストPCのX軸上の1画素およびY軸上の1画素を動くのに必要なマウスの移動における正確な量としての値を含んでいる。このドライバは、また、ホストPCのどんなマウス加速設定も避けるために必要な速度調節ファクターを含んでいる。
【0567】
マウストレーニングが完了した後、プロセスは、マウスメインメニューバーオプションまで自動的に戻る。
【0568】
マウスドライバ一覧
マウスメニューオプションのリストは、図22に例示されるように、マウストレーニングメニューオプションを用いて作られている現在のアクティブホストPCのために作られた全てのマウスドライバを含んでいるリストボックスが表示される。KEY−VIEWは、各々のドライバのファイルネームの一部を含んでいるホストPCの唯一のナンバーを用いて、ホストPCと各々のマウスドライバファイルとを関連付ける。もし、(1)ホストPCがアクティブではない(2)アクティブPCのために作られているマウスドライバがない、または、(3)アクティブホストPCのためのマウスドライバ設定がドライバネームオプションに対して設定されていない(ホストPCのためのマウス必要条件の詳細な情報はスイッチPCの項目に示す)の条件で、メニューオプションが選ばれたとき、エラーメッセージが現れる。
【0569】
このマウスドライバリストボックスは、アクティブホストPCのマウスドライバの各々が、以下に示す情報を含んでいる。
【0570】
ファイルネーム−KEY−VIEWデフォルトディレクトリ中にマウスドライバディスクデータの名前が蓄積されている。マウスドライバファイルは、マウストレーニングメニューオプションによって作られる。必要とされるマウスドライバファイルネーミング規定は、PCIカード設定の項で議論される。
【0571】
日付−マウスドライバファイルが作られた日
時間−マウスドライバファイルが作られた時間
ホストPC−このドライバファイルを用いているホストPCの説明
マウスドライバプロセスオプションについては、以下に示す。
【0572】
選択−このボタンは、アクティブホストPCによって使われているデフォルトマウスドライバを変更するために用いられる。このボタンが選択されたとき、KEY−VIEWは、KEY−VIEWディレクトリ中にまだ、マウスドライバファイルが存在することを再確認する。もし、このドライバが存在していなら、エラーメッセージが表示され、この選択は無効になる。さもなければ、強調されたマウスドライバは、ホストPCのデフォルトマウスドライバになる。もし、選択されたドライバが既にデフォルトであれば、適切なエラーメッセージが表示され、そして、選択されたドライバは、デフォルトドライバのままである。もし、選択されたドライバがデフォルトドライバでないのならば、デフォルトドライバはそれから変更される。この場合、アクティブPCは、間違ったマウスドライバが使われており、KEY−VIEWは自動的に、このホストPCの効力を無くす。このホストPCは、スイッチPCのメニューオプションを用いることで新たに選択されたマウスドライバと共に再び効力を発揮することができる。
【0573】
アップデート−これは、KEY−VIEWアプリケーションの外側からマウスドライバファイルを消去するかコピーするかにより可能であるが、推奨はされておらず、そして、このボタンは、ハードドライブのデフォルトKEY−VIEWディレクトリ中に実在するドライバファイルとリストアップされているマウスドライバとを再同調するために用いられる。もし、ドライバファイルがリストアップされているマウスドライバに見つからなかった場合、そのドライバは、自動的にリストから削除されるだろう。もし、ドライバがKEY−VIEWディレクトリ中に実在するがリスト上にない場合、そのドライバの項目が自動的にリストに加えられるだろう。プロセスの間、追加または削除示されている全てのマウスドライバの名前の表示のメッセージが表示されているだろう。表示されているメッセージもまた、結果と一致しているか検出される。
【0574】
削除−このボタンを選択すると、強調されて登録されているものと関連付けられたドライバファイルを削除する。通常、どんなドライバファイルも、削除されるべきではない。削除プロセスが始まる前に確認が必要であるだろう。もしアクティブホストPCのためのデフォルトドライバが削除された場合、ホストPCのためのデフォルトドライバはもはや存在しないので、ホストPCのための設定は消され、そして、ホストPCは、自動的に効力を無くすだろう。上記のホストPCは、再びアクティブに次のうちの何れかで再びアクティブにすることができる。それは、(1)ホストPCの設定を、NoマウスサポートオプションかKEY−VIEWマウスオプションかのいずれかを用いることで変更する(2)新しいマウスドライバを作るためにマウストレーニングメニューオプションを選択する、または、(3)スイッチPCのメニューオプションを用いることで別に存在するマウスドライバファイルネームを登録するの何れかである。
【0575】
ビデオ
図13のビデオKEY−VIEWメニューバーオプションは、KEY−VIEW PC上にアクティブホストPCのスクリーンを表示するために用いられるKEY−VIEWビデオドライバの作成とリストアップを許可する。選択されたとき、アクティブホストPCのビデオトレーニングを開始する3つのメニューオプションが現れる。その3つとは、既に作られているビデオドライバのリストアップおよび/または削除、または、ホストPCビデオ出力信号をデコードするとき、用いられる色の数の設定である。
【0576】
ビデオドライバの作成または保持するプロセスを議論する前に、何故ビデオドライバが作られなくてはならないのかを理解することは重要である。ホストPC中の各々のビデオカードは、他のビデオカードと異なったビデオ出力信号が作りだすかもしれない。KEY−VIEW PCが所定のホストPCのビデオ出力信号を正確にデコードするために、それは、ホストPCが用いているかもしれない各々のビデオの解像度において、ホストPC中にインストールされているビデオカードの唯一の特性を固定しなければならない。この信号にKEY−VIEW PCが表示されている各々の画素を固定することができるように周知のテストパターンがホストPCのスクリーン上に表示されなければならず、そして、適切なドライバファイルを作ることができるようにトレーニングプロセスの間に正確に画素の色を表示する。全ての可能なグラフィックス解像度において、KEY−VIEWにある特定のグラフィックス解像度がホストPC上で使われないか否かを教え込む必要はない。このKEY−VIEW PCは、ホストPCの現在のグラフィックス解像度を自動的に検出することができ、そして、この解像度に必要なドライバファイルを作る。
【0577】
KEY−VIEWは、640×480画素から1024×768画素までの範囲の様々なグラフィックス解像度をサポートする。高グラフィック解像度において、表示するのに必要な画素の数は劇的に増加する。結果として、ホストPCスクリーンを長く取り込みそしてリモートユーザに伝送するためにKEY−VIEWは、より多くのデータをエンコードしなくてはならない。従って、それは、リモートユーザのスクリーンリフッレッシュ周波数を向上させるために、許容可能である最低のグラフィックス解像度にホストPCが設定されるべきであることを示唆している。
【0578】
上記したように、ビデオKEY−VIEWメニューバーオプションが選ばれるとき、以下に示す3つのオプションメニューが現れる。
【0579】
ビデオトレーニング−このメニューオプションをを選択する前に、ユーザは、アクティブホストPC上に周知のフルスクリーングラフィックステストパターンを表示しなくてはならない。このメニューオプションは、そのすぐ後で、アクティブホストPCの現在のグラフィックモード(例えば、640×480画素、1024×768画素)のためのビデオグラフィックスファイルを作る。もし、ホストPCがアクティブでない、または、意図されるホストPCよりも他の方がアクティブである場合、必要なトレーニングファイルは作られない。
【0580】
リストビデオドライバ−このメニューオプションは、以前に作られたビデオドライバをリストアップや削除、および、アクティブホストPCのために以前に作られたビデオドライバ間を切り替えるために用いられる。
【0581】
色−このメニューオプションは、ユーザがホストPCを見るために使われる色の数の指定を許可するだろう。
【0582】
ビデオトレーニング
ビデオトレーニングは、ビデオオプションがKEY−VIEWのメインウインドウバーから選択された時に表示される最初のメニューオプションである。
【0583】
ビデオトレーニングのメニューオプションを選択する前に、ユーザはアクティブホストPC上の公知のフルスクリーングラフィックテストパターンを示さなければならない。このビデオトレーニングのメニューオプションは、この時、ホストPCのうちのアクティブホストPCの現在のグラフィックモード(例えば、640×480,800×600など)のためのビデオグラフィックファイルを作成する。
【0584】
このメニューアイテムの項目が選ばれると、KEY−VIEWは、KEY−VIEWのPC上にホスト画面を正確に表示することを妨害する可能性のある画素を整列させるための、適切なKEY−VIEWのPCIカードによって受信された現在のビデオ出力と、ホストPCの画面上で知られたテストパターンとを比べる。KEY−VIEWのトレーニングテストパターンは、全体の画面にわたる黒と白との画素を反転させて、全体の画面に表示させることも可能である。提供されている3種類のグラフィックモード(すなわち、640×480、800×600、および1024×768)を処理するために、3つのテストパターンは必要である。
【0585】
いったん、適切なテストパターンがホストPC上で表示されれば、そのホストPCはアクティブホストPCとなる。完全にトレーニング処理がされたKEY−VIEWは、標準フォーマットのメモリのなかにトレーニングドライバのデータを記憶し、ドライバのデータを保存する。
【0586】
このトレーニング処理の間に、KEY−VIEWのPCは、要求されたKEY−VIEWのテストパターンがアクティブホストPC上に表示されていることを検出することができる。もし、このパターンが、いつトレーニング処理が始められたか分からない場合は、適切なエラーメッセージが表示される。
【0587】
ビデオトレーニング処理が終了したあと、処理はビデオメインメニューオプションに自動的にもどる。
【0588】
ビデオドライバのリスト
ビデオドライバのリストのメニューオプションは、例えば図23に示されるものであり、ビデオドライバリストのメニューオプションには、一つのリストボックスを表示する。このリストボックスは、現在のアクティブホストPCのために作成されたいくつかのビデオドライバを含み、ビデオトレーニングメニューオプションを使用している。
【0589】
ビデオドライバのリストボックスには、
1)トレーニング処理の間に保存されたビデオドライバディスクデータファイルの所在、
2)ビデオドライバファイルが作成された日付、
3)ビデオドライバファイルが作成された時刻、および
4)ビデオドライバファイルを使用するホストPCの解説、が表示されている。
【0590】
配色
KEY−VIEWのビデオメインバーオプションの下、ユーザは、ホストPCの画面を表示するために使用される色の数、すなわち、256色、16色、4色、もしくは2色などの色の配色も設定することができる。
【0591】
一般に、色の配色は、ホストPCの画面が迅速に反応することができる配色のうち、最も少ない色の数を設定する。つまり、ホストモードの間、KEY−VIEWのPCの画面表示が、アクティブホストPCの画面に表示された時間に近づくようにさせたいユーザは、使用するために必要な最低の配色を選定するべきである。
【0592】
ホストPCビデオの画面表示
リモートユーザとホストPCとの相互間の影響を与える時間差を、できるだけ無くすことは、ユーザにとって重要である。これは、従来方法とは異なる本発明により可能となる。
【0593】
KEY−VIEWのPCからリモートPCへデータを移動するpcAnywhereの圧縮ルーチンは、(1)画面上の変更している画素を検索する、(2)変更した画面の区分を見分けるために画面を断部ごとに分割する、そして(3)もっとも近時に変更した画面の部分に、変更したことを示す優先権を与える。pcAnywhereは画面の左上から変更の検索を行い、左上から右上へ移動し、そして下へと移動し、下部へと移動して検索を行う。
【0594】
変更する画面の画素のみを検索することに関しては、これは、KEY−VIEW APPが、pcAnywhereが変更した色と似た色の画素をあらかじめ色付け処理しているかどうかとは関係なく(画素はあらかじめ色付けをされていたため)、画面もしくは画面の一部にあらかじめ色を付けることが可能であることを意味する。したがって、pcAnywhereの立場からみると、画素が変更し、KEY−VIEWのPCの画面にこれらの画素が、そのまま配置しているかを正確に確定するためのホスト画面を、あらかじめ分析するためのCPUを使用する必要はない。
【0595】
画面を区分に分割することと、近時に変化した区分を優先的に最初に調べることとに関しては、pcAnywhereは、KEY−VIEWシステムが関連する主なエリアのリモートユーザに対してマウスポインターの動作処理を最適にするための、補助的な役割に近い。
【0596】
ホストPCの画面は、異常な速さ(例えば、1秒あたり70画像)で、最適化される。KEY−VIEWのPCIカードのハードウェアの設計では、1画面の最適化ごとにホストPCの画面の異なる32k区分を処理することを要求する。32k区分に画面を分割する一番の理由は、画面全体を最適化の一周期で処理できないということではなく、ホスト画面を最適化している間に、処理されたホスト画面の情報を蓄積し分析するための、高価で高速な固定RAMチップの必要性を最小限にするためである。処理されたブロックの増加もまた、(1)RAMチップに大きなスペースが必要となること、(2)実質上、PCIボードのコストが増大すること、および(3)より大きなブロックを移動するためにPCIバスに負荷がかかること、という望ましくない効果を招くことになる。
【0597】
色の数を把握し、ホストのビデオモードが増加すれば、32k以上の区分が、全体の画面処理を完璧に行うために、処理されることが必要である。これは、また、より以上の最適化の周期の短縮と、ホスト画面が全て分析された後経過する時間がより短くなることを意味する。しかし、ホスト画面を32k区分に分解することによって、処理量は、画素を変更するために決定する区分ごとに算出されることが可能である。これを基本として、変更した区分のみが、PCIバスの実質の負荷をなくし可能なチョークポイントを削除するKEY−VIEWのAPPに、KEY−VIEWのPCIカードから変更されることを要求する。もしブロックサイズが32k未満で設定されると、ホストPCの全体画面を分析する時間が長くなり、画面の最適化を、特に1024×768のビデオモードにおいて、十分な精度まで実施できなくなる。
【0598】
なぜなら、
(1)およそ32kあたりで、画面全体のあるポイントを代表することができない、
(2)KEY−VIEWは、ホストPCが失敗した場合に、最後のいくつかの画像を絶えず保存しているわけではないので、KEY−VIEWのPCのみが、アクティブPCIカードとアクティブホストPCとからの画像データを(スイッチボックスの場合に)処理されるからである。
【0599】
キーボードメニュー
図13のメインメニューに戻ると、ホストPCがKEY−VIEW PCに接続された時には、物理的にホストPC用となっているキーボードは存在しない。その代わり、KEY−VIEW PCのキーボードかリモートPCのキーボードかのどちらかを介して、全てのキーストローク(keystroke)がホストPCへ入力される。キーボードメインメニューオプションは、キーストロークの組合わせ(マクロ)を定義してホストPCへと送信するか、またはホストPCのキーボード制御装置をリセットすることにより、ホストPCが入力を受付けなくなってしまった(lock up)かもしれないという状態から復帰させるか、という動作のどちらかを行うことができる。
【0600】
KEY−VIEWのメインメニューバーのキーボードメニューオプションは、次の二つのサブオプションを持つ:
キーボードマクロを作成/送信−キーボードマクロを作成/送信のオプションは、ホットキーの配列(例えばShift+Ctrl+End)を定義して名前をつけることができ、その名前がつけられたマクロが選択された時には、起動されている(active)ホストPCへとホットキーの配列が送信される。このようにホットキーの配列を定義することにより、ユーザが、特定のホットキー配列を思い出したり、キーボードによって入力したりする必要を避けることができる。ある場合には、KEY−VIEW PCにおいて起動されているWindowsのアプリケーションは、Ctrl+Alt+DeleteまたはAlt−Tabなどのホットキーが、起動されているホストPCへと送信される前に、トラップする。このような場合には、適切なキーボードマクロが既に前もって定義されている。このオプションが選択された時は、前もって定義されたかあるいはユーザが定義したホットキーの組合わせのリストが現れ、ホストサイトのユーザかまたはリモートユーザは、まるでキー配列が実際にホストPCのキーボードによって入力されたかのように、ホットキーの組合わせのうち一つを選択し、起動されているホストPCへ直接その組合わせを伝達することができる。そのようなリストの例を図24に示す。KEY−VIEW PCが、キーボード制御されたスイッチボックスへと接続されている場合には、スイッチボックスをコマンドモードにするようなこのメニューオプションを用いて、マクロが定義されなければならず、さらに、スイッチボックスへと接続されたPC間をスイッチボックスが切り換えるように、余分のマクロが定義されなければならない。
【0601】
起動されているホストPCのキーボードをリセットする−それぞれのKEY−VIEWのPCIカードは、起動されているホストPCのキーボード制御装置に再起動を強制するような、PCのキーボードのプラグの引き抜きを、安全にエミュレートするような内部スイッチを含む。このメニューオプションは単にそのスイッチを呼出し、KEY−VIEWのユーザが、ホストPCを再起動することなく、入力を受付けなくなったPCの動作を再開させることを遠隔で試みることができるようにする。
【0602】
キーボードマクロを作成/送信
キーボードマクロを作成/送信のオプションは、ホットキーの配列(例えばShift+Ctrl+End)を定義して名前をつけることができ、その名前がつけられたマクロが選択された時には、起動されているホストPCへとホットキーの配列が送信される。このようにホットキーの配列を定義することにより、ユーザが、特定のホットキー配列を思い出したり、キーボードによって入力したりする必要を避けることができる。ある場合には、KEY−VIEW PCにおいて起動されているWindowsのアプリケーションは、Ctrl+Alt+DeleteまたはAlt−Tabなどのホットキーが、起動されているホストPCへと送信される前に、トラップする。このような場合には、適切なキーボードマクロが既に前もって定義されている。
【0603】
稀な場合として、Windowsによってキーを押した組合わせがトラップされたり遅らされたりすることにより、起動されているホストPCへ適切に伝達がなされないということがあるので、マクロは作成する必要がある。問題を引き起こすかもしれない、既知のキーを押す組合わせは、このトピックの終わりの部分のおいて記載される。元に戻ると、上記の問題が発生した場合には、キーボード入力の代わりに、このメニューオプションを用いてマクロを作成し、作成されたマクロをホストPCへと送信することにより、問題は解決され得る。
【0604】
このメニューオプションは、キーボードマクロを作成または消去したり、作成されたマクロを起動されているホストPCへと送信したりすることに用いることができる。いったんマクロが作成されると、このマクロは、利用することのできるどのKEY−VIEWのメニューオプションにおいても自動的に現れ、それに伴いキーボードマクロはホストPCへと送信される。このメニューオプションは次のものを含む:(1)PCIカード設定(スイッチボックスのホットキーの設定)と(2)スイッチボックスPC設定(スイッチボックスID)である。あるいはまた、スイッチボックスマクロは、図25において例としてメニューを示すように、それぞれ独立に修正したり又は選択したりできる。図25においては、現在使用されているPCIカードに関連したスイッチボックスコマンドマクロの(一度に15のマクロを表示する)スクロールするリストが示されている。もし使用中のPCIカードに対して文字列が定義されていない場合には、マクロが定義されるようにするため、ユーザはAddボタンをクリックする。
【0605】
マクロを定義する時には、スイッチボックスのためのコマンドキー配列は入力されるべきでない。KEY−VIEWは、マクロを送信する前には自動的に適切なコマンドモード配列を付け加え、マクロを送信した後には自動的に<Enter>キーを付け加える。
【0606】
内部においては、異なるマクロがそれぞれのPCIカードに割り当てられることができるように、KEY−VIEW APPは、マクロのリストとPCIカードIDとを関連づけている。もし現在使用されているPCIカードIDが、スイッチボックスカード(すなわち以前のSwPCメニューオプションの後に記載したSB)として定義されていないならば、このメニューオプションが選択された場合にPCIカードのマクロの入力を妨げるように、エラーメッセージが現れる。
【0607】
次に、(1)オプションが選択され、選択されたマクロ配列がホストPCへと送信される、(2)ユーザがEscキーをおす、及び(3)ユーザがcancelボタンを押すという動作のうちのいずれかがなされた後には、処理状態はキーボードメインメニューオプションへと復帰する。キーボードメニューオプションから、メニューオプションを選択するために、ユーザは矢印キー/Enterキーまたはマウスを用いることができる。
【0608】
起動されているホストPCのキーボードをリセットする
たいていのPCは、入力を受付けないようにみえるので無駄に再起動するということがあり、というのも、この場合PCのキーボード制御装置は全く入力を受付けなくなってしまうからである。このような場合には、単にPCのキーボードのプラグを引き抜き、もう一度PCに差し込み直すだけで、PCは停止状態から開放されることがある。しかし、キーボードはPCから電源を供給されているので、この方法はPCかつ/またはキーボードをショートさせるかもしれないので、自分の手で試す方法としてはおすすめできない。
【0609】
それぞれのKEY−VIEW PCIカードは、PCのキーボード制御装置の再起動を強制するような、PCのキーボードのプラグの引き抜きを、安全にエミュレートするような内部スイッチを含んでいる。このメニューオプションはそのスイッチを単に呼びだし、KEY−VIEWのユーザが、ホストPCを再起動することなく、入力を受付けなくなったPCの動作を再開させることを遠隔で試みることを可能にする。ホストPCにおいてこの方法を試みる前に、PCにおいて決定的なアプリケーションが起動されていない時に、非常時に用いてみるより先に、このオプションをテストとして用いてみることが推奨される。このようなテストは、このメニューオプションが、ホストPCやスイッチボックスに、望ましくないサイドイフェクトを与えるものではないということを保証する。
【0610】
その他
図13のKey−VIEWのメインメニューバーの、その他(Other)のメニューオプションは、次のようないくつかの副メニューオプションを含んでいる。
【0611】
1. カードアドレス−このメニューオプションは、KEY−VIEW PCIカードやアクセスコントロールカードと交信する、KEY−VIEWのソフトウェアアプリケーションによって用いられる、メモリアドレス及び/又はIRQを、変更させることができる:
2. リセットオプション−このメニューオプションは、KEY−VIEWのアクセスコントロールカードを配置するのに用いられる。(図26において例示される)このオプションは、KEY−VIEW PCのアクセスコントロールカードが以下の事柄に対してどのように作用するかを決めることができる:
a. 数が 以下の時は再起動を可能にする−これによりユーザは3から9までの電話の呼出しベルの回数を指定し、そして、KEY−VIEWアクセスコントロールカードに差し込まれた電話線において、指定した回数よりも少ない数の呼出し音が検出された場合には、KEY−VIEW PCは再起動される。もしこのオプションが有効とされている場合には、数が 以上の時は再起動を可能にするというオプションも有効とされていなければならず、また逆の場合も同様である。いつかKEY−VIEW PCが入力を受付けない状態になり、遠隔からのアクセスを受付けなくなったような場合において、KEY−VIEW PCを遠隔から再起動するために、この特徴は必要とされる。KEY−VIEW PCにモデムがインストールされている場合には、モデムが呼出しに返答する前にKEY−VIEW PCが再起動されるという状況を避けるために、この設定において指定された回数よりも少なくても一回以上多い呼出しに、pcAnywhereを介して返答するように、モデムは設定されている必要がある。
【0612】
b. 数が 以上の時は再起動を可能にする−これによりユーザは5から10までの電話の呼出しベルの回数を指定し、そして、KEY−VIEWアクセスコントロールカードに差し込まれた電話線において、指定した回数よりも多い回数の呼出し音が検出された場合には、KEY−VIEW PCは再起動される。もしこのオプションが有効とされている場合には、数が 以下の時は再起動を可能にするというオプションも有効とされていなければならず、また逆の場合も同様である。いつかKEY−VIEW PCのモデムが入力を受付けない状態になり、呼出しに返答しなくなったような場合において、KEY−VIEW PCを遠隔から再起動するために、この特徴は必要とされる。KEY−VIEW PCにモデムがインストールされている場合には、モデムが呼出しに返答する前にKEY−VIEW PCが再起動されるという状況を避けるために、この設定において指定された回数よりも少なくても二回以上少ない呼出しに、pcAnywhereを介して返答するように、モデムは設定されている必要がある。
【0613】
c. 外部のモデム を介した再起動を可能とする−これによりユーザは、KEY−VIEW PC自体を再起動するようにリモートユーザによって用意された、10文字のパスワードを指定することができる。この遠隔再起動(remote reboot )という特徴は、KEY−VIEW PCのアクセスコントロールカード90によって取り扱われ、このアクセスコントロールカードのデータポートに接続された外部モデムを必要とする。この特徴を用いてKEY−VIEW PCを再起動するには、(Windowsにおいて提供されているHyper terminalプログラムのように)端末エミュレーションプログラムを用いて、NET−911モジュールに接続された外部モデムを、リモートサイト205が呼び出すことになる。NET−911制御モジュールに接続されたモデムは、自動返信モードに設定され、二度目の呼出し音の後に、入力される全ての呼出しに返信する。もしこのモデムの結合が完全なものとなった時は、リモートユーザが指定したパスワードを打ち込み、そして、もし正しい場合には、KEY−VIEW PCはすぐに再起動される。緊急時においても、この遠隔再起動という特徴を用いて、KEY−VIEW PCへの別のリモートユーザからの接続を、遠隔から終了させることができ、というのも、KEY−VIEW PCをリセットするのに、別の独立した電話線とモデムが用いられているからである。
【0614】
3. サウンドオプション−(1)システムメッセージが表示される時、
(2)KEY−VIEW PCにユーザが遠隔からアクセスする時、または自動化されたNET−911モジュールイベントが引き起こされた時に、このメニューオプションにより、音がなるように設定できる。多くの背景ノイズがあるような、典型的なコンピュータ室においては特に、PCの内部スピーカによるビープ音は、しばしば聴き取り難く感じられる。その結果、音によるKEY−VIEWからの警告は、気付かれないままとなってしまう。例えば、ホストサイトの現在の人員に、そのサイトが現在アクセスされていると警告するために、誰かがそのサイトにリモートアクセスする度に、大音量が鳴らされるということを多くのユーザは望んでいる。
【0615】
4. 解像度切換え−このメニューオプションは、KEY−VIEW PCの画面の画像解像度の切換えを行う。好ましい具体化としては、次のような設定を用いることができる:640×480、800×600、及び1024×768であるが、といっても他の場合も可能であり、本発明においては他の場合も考慮されている。選択された画像解像度は、KEY−VIEW PCの画面のみに適用され、そしてKEY−VIEW PCの画面解像度をリモートPCの画面解像度と同期させるという便利なものであり、それによってKEY−VIEW PCはリモートPCにおいて全画面の大きさで表示される。けれども、KEY−VIEW PCがホストモードに切り換わった時には、KEY−VIEW PCの画面は自動的にホストPCの画面の解像度を仮定することになるので、KEY−VIEW PCの画面においてホストPCの画面が全画面表示される。
【0616】
5. メニューモードを終了する−このメニューオプションは、KEY−VIEW PCをメニューモードからホストモードへと切換える。
【0617】
6. KEY−VIEWを終了する−このメニューオプションは、KEY−VIEWのアプリケーションの処理を終了し、制御がWindows95オペレーティングシステムによって行われるように戻す。
【0618】
7. リモートセッションビープ間隔−リモートPCによってKEY−VIEW PCがアクセスされている間、どの程度の間隔でKEY−VIEW PCがビープ音を鳴らすかを設定する。
【0619】
8. ホストモードに自動切換えする間隔−KEY−VIEWがメニューモードからホストモードへ切換えることによって戻る前に、KEY−VIEW APPへマウスやキーボードからの入力がなされずに経過する秒数を設定する。ホストモードへ自動切換えによって戻ることは必要であり、これによって、通常、ホストサイトのユーザはホストPCのコンソール(console)制御を行うことができ、KEY−VIEW PCをメニューモードから切換えるために、コンソールモニタをホストPCからKEY−VIEW PCのVGAカードへと切換えることを心配する必要がなくなる。
【0620】
起動されているホストPC(アクティブホストPC)の設定
図13のKEY−VIEWのメインメニュー画面に戻ると、メニュー画面の下部のバナー(banner)は、起動されているホストPCに関連する全ての現在の状況を示している。このバナーは、KEY−VIEW PCがメニューモードにあるときは常に、画面の固定した位置に現れる。情報としては、PCIカードに関する記述、SBホットキー、PCのID、マウスの型、マウスとビデオドライバの位置、スイッチボックスのチャンネル及び表示している色の数などが含まれている。
【0621】
ホットキー
ホットキーの配列に、一定の機能を割り当てることができる。ホストモードにおいては、Key−viewのアプリケーションによってKeyviewに特有のホットキーの組合わせがトラップされ、それは起動されているホストPCには伝達し戻されない。ホットキーの機能の例としては、
a. メニューモードからホストモードへ切換える。
【0622】
b. 起動されているホストPCの画面を再描画する。
【0623】
c. 使用されているPCIカードに接続されたスイッチボックスに、選択されたスイッチボックスのコマンドの配列を送信する。
【0624】
d. KEY−VIEWのPCIカード間において切換えを行う。
【0625】
e. 例えば、Ctrl−Alt Delete、Alt−tab、Ctrl−Esc、Alt−Space、Alt−EnterなどのキーボードマクロをホストPCへと送信する(この特徴がないとすると、KEY−VIEW PCのオペレーティングシステムは、オペレーティングシステム固有のホットキーを、それがホストPCに届く前に、トラップしてしまう)。
【0626】
KEY−VIEW PC LED表示器
KEY−VIEWアクセスコントロールカードは、KEY−VIEW PCの前面に配置されている状態LEDライト(通常はターボライト)の一つと接続されている。このLEDライトの状態は、KEY−VIEW PCの状態を表示する。KEY−VIEWのPCがメニューモードで、遠隔からアクセスされていない時には、このLEDライトは消灯されている。また、KEY−VIEW PCがホストモードで、遠隔からアクセスされていない時には常に、このライトは点灯されたままとなる。
【0627】
KEY−VIEWのPCが遠隔でアクセスされた時には、LEDは一瞬強い光を発する。より具体的には、KEY−VIEWが遠隔でアクセスされ(すなわち、pcAnywhereが“動作中”の場合)、かつ、メニューモードにある時には常に、ターボライトは5秒毎に0.5秒間強い光を発し、残りの時間は消灯されている。また、もしpcAnywhereが“動作中”で、かつ、KEY−VIEW PCがホストモードにあるときには、KEY−VIEW PCのターボライトは5秒毎に0.5秒間消灯され、残りの時間は点灯されている。
【0628】
ユーザが構成することができるビープオプションと連動した形で、このようにターボライトの設定をすることにより、サイトが遠隔でアクセスされる度に、ホストサイトの人員へ、目に見えてかつ音の聞こえる指示を与えることになる。さらに、ターボライトが消灯されたままの時には、KEY−VIEW PCはホストモードではなく、KEY−VIEW PCがホストモードに切り換わるまではキーボードやマウスの入力をホストPCへ伝達しないということを、ホストサイトのユーザは知ることができる。
【0629】
ファイル転送
KEY−VIEW IIにおいては、(pcAnywhereなどの)リモートアクセスエンジンが、リモートサイト205からKEY−VIEW PC200まで、およびその逆の場合の、ファイル転送を取り扱う。例えば、pcAnywhereは、(例えばドロップアンドドラッグなどの)全ての最新のファイル転送ツールを、リモートユーザにとって入手可能とすることができる。しかし、ファイルをホストPC201〜204へ転送することができ、またはその逆に転送することができるのでなければ、KEY−VIEW PC200にファイルをもってくるのは殆ど意味がない。
【0630】
もしKEY−VIEW PC200にLANカードがインストールされたならば、起動プロセスの一部であるドライブマッピングによって、LAN及び/又はホストPCへ、KEY−VIEW PCを取り付けるようにすることができる。もし、ホストPCもまたLANに接続された(図28には示されていないが、可能である)ならば、リモートユーザ205がホストサイト201〜204へファイルを転送するために、モデム218を介してKEY−VIEW PC200にアクセスした時に、そのリモートユーザ205は、ホストPCのハードディスクがマップされているドライブへ単にファイル転送すればよく、または、KEY−VIEWのアプリケーションをいったん停止し、利用可能なホストPCにログインして、ホストPCへファイルを転送すればよい。
【0631】
もう一つの場合としては、KEY−VIEW PC200に一枚のKEY−VIEW PCIカード90がインストールされている場合には、必要となるパラレルケーブルがKEY−VIEW PC200からホストPC201まで接続されている限り、LaplinkやpcAnywhereなどの商業用のファイル転送ソフトウェアパッケージによって、KEY−VIEW PCに備えられたパラレルポートを、ホストPC201へのファイル転送のために用いることができる。
【0632】
さらにもう一つ別に、複数のホストPC201〜204がKEY−VIEW PC200に接続されている場合にも、NET−911制御モジュール80を通じたシリアル結合(図10)を用いて、KEY−VIEWと任意のホストPCとの間のファイル転送を行うことができる。そのモジュール80は、デイジーチェーン式に配線され、KEY−VIEW PCのシリアルポートの一つと、それぞれのホストPC201〜204に備えられたシリアルポート(図10における“オプションのシリアル接続”)の一つとを接続する。NET−911制御モジュールにアクセスする手順と、モジュールに接続されたホストPCにリンクする手順とは、上において詳しく記載した。pcAnywhere、Laplink及び(Windowsにおいて提供されている)Hyperterminalソフトウェアなどのシリアル方式のファイル転送ソフトウェアを、KEY−VIEW PCとホストPCとの間のファイル転送に用いることができる。NET−911制御モジュールは、KEY−VIEW PCのシリアルアクセスをも許可し、KEY−VIEW PCを介して、ローカルまたは遠隔で、ルータ、プリンタ及びUPSシステムなどの他のシリアル方式のデバイスを制御する。
【0633】
NET−911制御モジュールを介した、リモートPCからホストPCへのファイル転送のための、典型的なステップの例として、以下のものがある。
【0634】
1. pcAnywhereを用いて、リモートPCからKEY−VIEW PC上の一時ディレクトリへ、要求された全てのファイルを転送する。
【0635】
2. KEY−VIEWのメインメニューからスイッチオプションを選びだし、次にスイッチモジュールオプションを選び、そしてファイルが転送されるべきホストPCに接続された制御モジュールを選択し、その際、選択したモジュールが、使用可能なモジュールであることを確認する。このステップにおいては、選択した使用可能なモジュールを介した、KEY−VIEW PCのシリアルポートからホストPCのシリアルポートまでの、直接の標準的なシリアル結合が開通される。
【0636】
3. KEY−VIEWのメインメニューからスイッチオプションを選びだし、次にPCの切換えを選び、そして、ファイルが転送されるべきホストPCが、起動されているホストPCであることを確認する。
【0637】
4. KEY−VIEWのPCにおいて、メニューモードからホストモードへ切換えを行い、そして、KEY−VIEW PCとホストPCの間の直接のシリアルインターフェイスを介して、KEY−VIEW PCからファイルを受取るため、起動されているホストPCにおいて、(ホストモードにおいて)pcAnywhereや(Windowsにおいて供給されている)Hyper terminalなどのファイル転送ソフトウェアプログラムを起動する。ボーレート、ストップビット、フロー制御などのシリアルポートパラメータ設定は、下で述べるステップ6のKEY−VIEW PCの設定と、同じとなることを保証するようにしておく。
【0638】
5. KEY−VIEWのPCにおいては、ホストモードからメニューモードへの切換えがなされ、KEY−VIEW IIのアプリケーションが最少となるようにする。
【0639】
6. 上のステップ4において起動されていたホストPCにおいて用いられたファイル転送プログラムと、適合可能なファイル転送プログラムを、KEY−VIEW PCにおいてWindowsのデスクトップ上から起動する。例えば、もし上のステップ4のホストモードにおいてpcAnywhereが起動されていた場合は、KEY−VIEW PCにおいてリモートモードでpcAnywhereを起動する。用いられたファイル転送ソフトウェアのシリアルポートパラメータ設定が、上のステップ4における設定と一致するように確認する。
【0640】
7. 上のステップ1において準備したKEY−VIEW PCの一時ディレクトリから、起動されているホストPCへ、ファイル転送ソフトウェアを介して、全てのファイルを転送する。
【0641】
8. KEY−VIEWのPCの一時ディレクトリから、転送済のファイルを消去する。
【0642】
9. KEY−VIEWのPCにおけるファイル転送処理を終了し、上のステップ5において最少とされたKEY−VIEWのアプリケーションを最大にする。
【0643】
10. ホストモードへと切換え、起動されているホストPCにおいて、上のステップ4において起動されたファイル転送処理を終了する。
【0644】
11. 通常のKEY−VIEWの処理を再開する。
【0645】
起動されているホストPCからKEY−VIEW PCの一時ディレクトリへのファイルの転送が始めになされるような場合を除いて、上と同一のステップの後に、起動されているホストPCからリモートPCへのファイル転送を行うというステップを続けることもできる。その場合、ファイルは、pcAnywhereによってKEY−VIEW PCからリモートPCへと転送される。
【0646】
もし、起動されているホストPCとKEY−VIEW PCとの間においてシリアルファイル転送処理を始めないのならば、PC間におけるシリアルケーブル上に、特別な無効(null)モデムアダプタが必要となるようにすることもできる。
【0647】
KEY−VIEWのPCにおいてファイル転送を扱うWindows NT/95のHyperterminalプログラムを構成するには、KEY−VIEW PCにおいてシリアルケーブルが接続されている部分をCOMポートを用いるというように記述を変更して、ホストPCにおいて、上で詳しく説明したステップを、ステップ3とステップ4を除いて行えばよい。
【0648】
pcAnywhereセッション
pcAnywhereセッションがいつ始まりいつ終わるのかということを決めておく事が必要となる場合も時折ある。第一に、pcAnywhereが使用中であるかどうかを決める最もよい方法は、(Windows95など)使用中のオペレーティングシステムのステータスバーに対して、“起動中”というキーワードで検査することである。もしこれが不可能ならば、その場合は、次にのべる、より複雑なもう一つの方法を用いることができる。
【0649】
あるpcAnywhereのセッションがいつ始まりいつ終わったのかを決めるため、pcAnywhereのログファイルに単にアクセスするという方法は、おわかりのようにpcAnywhereはシェアーモード(shared mode)ではログファイルを用いないので、うまくいかない。このことは、遠隔からのアクセスのセッションが始まるか終わるかした時に、もしKEY−VIEW APPがログファイルを読もうとしても、(KEY−VIEW APPがファイルを開いたままにしているので)pcAnywhereはオペレーティングシステムからファイルオープンを失敗したという信号を受信し、pcAnywhereはログファイルを単に更新しないことになるということを意味する。
【0650】
この問題を補正するためには、ユーザがログインかログアウトする度に更新される、pcAnywhereのログファイルのファイル更新時間と日付を、KEY−VIEW APPがみるようにすればよい。ホストPCのプロセッサに負担をかけないために、ファイルの時間と日付を見ることは、約5秒おきに行うことができる。ホストのログファイルには終了(sign−off)と開始(sign−on)以外の項がなく、ファイルの時間と日付はそのどちらかのイベントが行われた時に更新される。ログの他の項、例えばファイル転送の情報などは、遠隔の端末においてのみ記録される。
【0651】
時間と日付の変更のみが追跡されるので、セッションが開始されたか終了されたかに関わらず、特にpcAnywhereのセッションが継続中にホストPCが入力を受付けなくなり、再起動しなければならないような場合には、Keyviewは同期からはずれ得る。これを防止するためには、KEY−VIEWのAPPの処理が最初に始まり、日付/時間の変更がなされた直後の、その度に、Keyviewが使用中か使用されていないかをみるために、ファイルのログの最後の項が読まれるようにすればよい。
【0652】
ファイルが誤ってセッションが継続中である旨表示するかもしれないので、もしpcAnywhereセッションの最中にK PCが入力を受付けなくなり再起動しなければならないならば、Keyview PCの起動において、pcAnywhereのログの内容に関わらず、リモートアクセスのセッションは継続していないと仮定するようにKEY−VIEWのAPPへと伝達するために、(Keyview PCのAUTOEXEC.BATに)ダミーのflagファイルが作られる。KEY−VIEW APPが始めにロードされる時にダミーファイルを探す場合において、KEY−VIEW APPはセッションは継続していないと仮定してダミーファイルを消去するので、KEY−VIEW APPが一旦終了したが、ホストPCを再起動することなくその後ロードされたような場合には、再びこのような仮定がなされることはない。このアプローチにおいては、継続中であったセッションが終了したことを示すため、pcAnywhereのログを更新するという必要がなく、というのも、開始されたPC AWセッションを最後の項が反映するような場合に、日付と時間を更新するまでは、KEY−VIEW APPはもう一度ログをみようとしないからである。
【0653】
上記においてKEY−VIEW APPによって検出されたように、PC AWセッションが始まった時は、上述したようにKEY−VIEW APPはホストPCへの全てのキーボード入力とマウス入力とを再送信するのを停止し、KeyviewメインメニューをKeyview PCの画面に表示する。上記の手順を用いてKEY−VIEW APPによって検出されるような、pcAnywhereのセッションが終了した時に、ユーザがKey−viewメインメニューの処理を終了していない場合は、Key−viewのメインメニューはKey−view PCの画面より自動的に取り除かれ、全てのキーボード/マウスの入力はKey−view PCからホストPCへ再発送される。
【0654】
以上において、本発明を、最も実用的で好ましい実施形態と現在考えられているものと関連させて記述してきたが、本発明は開示した実施形態に限定されずに理解されるべきであり、またその反対に、本発明は、添付した請求項の精神およびその範囲に含まれるようないろいろの変更態様や均等物を網羅するように意図されていると理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のPCIカードの実施形態を示す概略のブロックダイアグラムである。
【図2】 本発明の実施形態のビデオインターフェースを示す概略のブロックダイアグラムである。
【図3】 本発明の実施形態に関するメインCPUインターフェースの概略のブロックダイアグラムである。
【図4】 本発明の実施形態に関するメインCPUのメモリマップである。
【図5】 本発明の実施形態に関するフラッシュパレット変換器回路の図である。
【図6】 本発明の実施形態に関するフラッシュパレット変換器回路のタイミングダイアグラムである。
【図7】 本発明の実施形態に関するピクセルアセンブリの概略を示す図である。
【図8】 ピクセルアセンブリ回路の実施形態の概略のブロックダイアグラムである。
【図9】 本発明に関するPCIカードの詳細な構成を示すダイアグラムである。
【図10】 本発明の実施形態に関するデイジーチェーンされたコントロールモジュールの実施形態である。
【図11】 本発明の実施形態に関するアクセスコントロールカードの実施形態である。
【図12】 リモートアクセスPCと、コントロールモジュールと、モデムとを含む本発明の実施形態の構成図と斜視図とを混合した図である。
【図13】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図14】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図15】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図16】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図17】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図18】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図19】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図20】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図21】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図22】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図23】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図24】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図25】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図26】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図27】 本発明の実施形態に関するグラフィカルユーザインターフェースの例である。
【図28】 本発明のシステム構成の実施形態を示す構成ダイアグラムである。
【図29】 本発明のシステム構成を他の例を示す図である。

Claims (33)

  1. 少なくとも一つのホストコンピュータ(201)とリモートコンピュータ(205)との間に配置されたリモートアクセス回路モジュール(200)であって、
    上記少なくとも一つのホストコンピュータは、特定の種類のオペレーティングシステムと、上記ホストコンピュータに関する標準的なモニタに通常割り当てられるアナログRGBビデオ信号を付与するビデオ出力と、上記ホストコンピュータに関する標準的なマウスにより通常送信されるマウス制御信号を受信するマウス入力とを有し、
    上記リモートアクセス回路モジュール(200)は、
    上記ビデオ出力に接続されたビデオキャプチャ回路(29/30/31)と、
    上記マウス制御信号を、個別に、上記ホストコンピュータのマウス入力に送信するマウスインターフェース(17)とを備え、
    上記リモートアクセス回路モジュールが、更に、
    上記リモートコンピュータに関するマウスポインタの現在のマウス位置をキャプチャするマウス同期化器であって、上記マウス入力によりキャプチャされる上記リモートコンピュータからのマウス信号と、上記ビデオキャプチャ回路によりその画像が受信されるマウスポインタとを調整し、上記リモートコンピュータに関するマウスポインタが移動するのに併せて、上記リモートコンピュータに関するマウスポインタが、上記ビデオキャプチャ回路により画像が受信されたマウスポインタと同期するように、マウス遅延を修正するマウス同期化器と、
    上記ビデオキャプチャ回路と通信状態にあって、上記ホストコンピュータにおける特定の種類のオペレーティングシステムとは独立に動作し、上記ビデオキャプチャ回路により受信されるアナログRGBビデオ信号を同期化かつデジタル化し、ネットワーク媒体(206)と通信状態にあるネットワークインターフェースを経由してデジタル化されたRGBビデオ信号を送信し、上記ホストコンピュータがロックアップしてもはやマウス制御信号を受信することができないときにも、上記リモートコンピュータユーザに、実質的にリアルタイムで上記ホストコンピュータにより付与されたものと同様のRGBビデオ信号を見えるようにするビデオ処理回路(10)とを備えることを特徴とするリモートアクセス回路モジュール(200)。
  2. 上記ビデオ処理回路が、上記ホストコンピュータにより生成されたアナログビデオ信号のビデオフォーマット特性を推測し、上記ビデオキャプチャ回路によりキャプチャされたビデオ信号を同期化することを特徴とする請求項1に記載の回路モジュール。
  3. 上記ビデオフォーマット特性が解像度情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の回路モジュール。
  4. 上記解像度情報が、ホストコンピュータのVGAカードにより生成されることを特徴とする請求項3に記載の回路モジュール。
  5. 上記ビデオキャプチャ回路が、上記ホストコンピュータの標準ビデオインタフェースと通信することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  6. 上記ビデオキャプチャ回路が、上記ホストコンピュータの標準ビデオインタフェースの出力を受信するためのソフトウェアを除く全てのソフトウェアと独立して動作することを特徴とする請求項5に記載の回路モジュール。
  7. 上記ビデオキャプチャ回路が、上記ホストコンピュータにより生成されるアナログビデオ信号のビデオフォーマット特性を推測し、上記ビデオキャプチャ回路によりキャプチャされたビデオ信号を同期化することを特徴とする請求項6に記載の回路モジュール。
  8. 上記ネットワークアクセスインターフェースが、リモートアクセスエンジンと協同して、同期化かつデジタル化されたビデオを上記ネットワーク媒体のロジックデータパスを経由して上記リモートコンピュータに送信することを特徴とする請求項1に記載の回路モジュール。
  9. 上記ビデオ処理回路が、
    上記ホストサーバからのアナログビデオ信号のデジタル化を行うメインCPU(21)と、
    上記メインCPUと通信状態であるフィールドプログラマブルゲートアレイ(11)と、
    上記メインCPUと上記フィールドプログラマブルゲートアレイとによりデジタル化されたホストビデオ信号を保存するとともに、上記リモートコンピュータに送信するために上記リモートアクセスエンジンにデジタル化されたホストビデオ信号を送信し、上記フィールドプログラマブルゲートアレイと通信状態にあって上記フィールドプログラマブルゲートアレイから進行する少なくともビデオ同期を受信するビデオRAM(25/26)と、
    上記フィールドプログラマブルゲートアレイと通信状態にあって、デジタル化されたホストビデオ信号と、リモートアクセスエンジンへのマウス情報とを確認する情報を通信するバスコントローラ(22)とを備えることを特徴とする請求項8に記載の回路モジュール。
  10. 上記ビデオ処理回路が、
    上記ホストサーバからの水平ならびに垂直同期信号をそれぞれ受信する同期極性回路(35/37)と、
    上記同期極性回路と通信状態にあって、ドットクロック信号を出力する位相ロックされたループビデオドットクロック回路(38)と、
    上記RGBビデオ信号のグラフィックモードを自動的に決定する変換器(11)とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  11. 上記RGBビデオ信号のビデオフレーム率特性を決定する回路(11)を備えることを特徴とする請求項10に記載の回路モジュール。
  12. 上記グラフィックモードが多数の利用可能な色を含むことを特徴とする請求項10または請求項11のいずれかに記載の回路モジュール。
  13. 上記グラフィックモードが、画面内の水平方向のピクセル数と、画面内の垂直方向のピクセル数との積により表される画面解像度を含むことを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  14. 上記グラフィックモードが、画面内の水平方向のピクセル数と、画面内の垂直方向のピクセル数との積により表される画面解像度に対して多数の利用可能な色を特徴付けるテーブルを含むことを特徴とする請求項10ないし請求項13のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  15. 上記ビデオ処理回路が予め設定されたビデオグラフィックモード特性のセットを保存するメモリ(24)を含むとともに、RGBビデオ信号を1つあるいはそれ以上のビデオ画面セグメントパート(25/26)に分割し、上記ビデオ画面セグメントパートを保存済の予め設定されたビデオグラフィックモード特性と比較することを特徴とする請求項10ないし請求項14のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  16. 上記ビデオ処理回路が、各ビデオ画面セグメントパートに関する検査合計を保存するとともに管理する、ビデオチェックサムマネージャーを備えることを特徴とする請求項15に記載の回路モジュール。
  17. 上記ホストコンピュータと上記リモートコンピュータとの間にあって、データパケットの送信を上記ホストコンピュータと上記リモートコンピュータとの間の遠隔通信リンクに連動させるリモートアクセスエンジンと、
    上記遠隔通信リンクと通信状態にあるリモートアクセスコントロールカードを含み、リモートロケーションに関する現在の呼出し者IDを読み取り、予め定義された呼出し者IDのリストを保存し、現在の呼出し者IDを上記リストと比較して、上記現在の呼出し者IDが、予め定義された呼出し者IDのリストのいずれとも一致しないときは常に上記リモートアクセスエンジンを使用不能にするリモートアクセスコントローラとを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  18. 上記リモートアクセスコントローラが、上記現在の呼出し者IDが、予め定義された呼出し者IDのリストのいずれとも一致しないときは常に予め定義された電話番号に自動的にページ警告を発する電話ジャックを備えることを特徴とする請求項17に記載の回路モジュール。
  19. さらに、上記リモートアクセスコントローラが、上記予め定義された呼出し者IDが上記現在の呼出し者IDと一致するときは常に上記ホストコンピュータをリセットすることを特徴とする請求項17に記載の回路モジュール。
  20. さらに、上記リモートアクセスコントローラが、上記予め定義された呼出し者IDが上記現在の呼出し者IDと一致するときは常に上記ホストコンピュータをリブートすることを特徴とする請求項17に記載の回路モジュール。
  21. 外部モデム(81/82)と、上記ホストコンピュータ(201)にAC電源を供給するコントロールモジュール(80)とをさらに備え、
    上記外部モデムが上記コントロールモジュールと通信状態にあるとともに、異なる遠隔通信リンクにおける外部モデムにより受信された呼出しに自動的に応答し、
    上記コントロールモジュールが、上記外部モデムが自動的に呼出しに応答するときは常に、上記ホストコンピュータへの電源を一時的に遮断することを特徴とする請求項17に記載の回路モジュール。
  22. 上記ビデオ処理回路が、交互配置されたビデオRAM(25/26)の結合であることを特徴とする請求項1に記載の回路モジュール。
  23. 上記ビデオ処理回路が、上記交互配置されたビデオRAMに保存されたRGBビデオ信号の2つのビデオフレームの間の検査合計の差を決定する検査合計セクションを備えることを特徴とする請求項22に記載の回路モジュール。
  24. 上記ビデオ処理回路が、ビデオRAM(25/26)とパレットRAM(24)とを備え、
    上記ビデオ処理回路が、上記パレットRAMとビデオRAMとのビデオフレーム情報の間の検査合計の差を求める検査合計セクションを含むことを特徴とする請求項1に記載の回路モジュール。
  25. ネットワークを経由してホストコンピュータからリモートコンピュータへRGBビデオ情報を通信する回路であって、
    上記ホストコンピュータからの上記RGBビデオ情報を受信するビデオ入力回路と、
    上記RGBビデオ情報をデジタル化するとともに、上記ビデオ入力回路により受信された上記RGBビデオ情報のビデオフォーマットを復号化するビデオ処理回路と、
    上記デジタル化されたRGBビデオ情報をデジタルRGBピクセルデータのストリームとして受信するアドレスマルチプレクサ(54)と、上記RGBピクセルデータのストリームによりアドレスされるとともに各RGBピクセルについて上記RGBピクセルの色度に対応するパレットインデックスバイトを出力するフラッシュパレット変換器RAM(24)とを有するフラッシュパレット変換器回路(52)とをさらに備えることを特徴とする請求項24に記載の回路モジュール。
  26. 多量のパレットインデックスバイトをアセンブルされた単一のピクセルバイトに圧縮して保存するピクセルアセンブリ回路(75)を更に備え、
    上記ピクセルアセンブリ回路は、
    上記ビデオ処理回路から上記RGBビデオ情報のビデオフォーマットを受信するとともに上記フラッシュパレット変換器回路から上記パレットインデックスバイトを受信するロジックアレイ(77)と、
    上記ロジックアレイにより制御されて多量のパレットインデックスバイトを上記RGBビデオ情報のビデオフォーマットの特性の機能としてアセンブルするフリップ−フロップ(78)とを備えていることを特徴とする請求項25に記載の回路モジュール。
  27. 外部電源からAC電源を受容するAC電源入力と、AC電源を外部電源からホストコンピュータに送電するAC電源出力と、それらの間に設けられるスイッチと、リブート信号を受信するとともに上記スイッチの動作により上記ホストコンピュータへのAC電源を遮断するコントロールデータ入力とを有するコントロールモジュール(80)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項26のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  28. 外部電源からAC電源を受容するAC電源入力と、AC電源を外部電源からホストコンピュータに送電するAC電源出力と、それらの間に設けられるスイッチと、リブート信号を受信するとともに上記スイッチの動作により上記ホストコンピュータへのAC電源を遮断するコントロールデータ入力とを有するコントロールモジュール(80)と、
    通信回路(81/217)とを備え、
    上記通信回路は、上記リモートコンピュータと上記ホストコンピュータ通信回路との間に確立された第2のロジックデータパスと異なる第1のロジックデータパスを、上記リモートコンピュータと上記コントロールモジュールとの間に確立するとともに、上記異なるロジックデータパスを経由して上記リモートコンピュータ(205)に、リブート信号を送信するように命令されたときに、上記リブート信号を送信することを特徴とする請求項1ないし請求項26のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  29. 上記通信回路がモデム(81)を含むことを特徴とする請求項28に記載の回路モジュール。
  30. 上記第1のコントロールモジュール(80:ID1)にデイジーチェーンされて上記外部電源からのAC電源を受容するとともに該外部電源からのAC電源を第2の被制御装置(202)に送電する第2のコントロールモジュール(80:ID2)を更に備え、上記第2のコントロールモジュールは、上記第2の被制御装置へのAC電源を遮断する第2のスイッチを有し、
    上記通信回路が、上記リモートコンピュータと上記第2のコントロールモジュールとの間にロジックデータパスを確立し、上記第2のスイッチを動作させて上記第2の被制御装置へ送電するAC電源を遮断するように、ロジックデータパスを経由して上記リモートコンピュータから上記第2のコントロールモジュールに指示を与えることを特徴とする請求項28に記載の回路モジュール。
  31. 上記マウス同期化器は、
    上記リモートパーソナルコンピュータに関するモニタ上のマウスポインタの現在のマウス位置をキャプチャするものであり、
    上記リモートパーソナルコンピュータに関するモニタ上のマウスポインタの現在のマウス位置を、上記ホストパーソナルコンピュータに通信するビデオアプリケーションを備え、
    上記ホストパーソナルコンピュータは現在のマウス位置と一致する位置にホストマウスポインタをジャンプさせることを特徴とする請求項1ないし請求項30のいずれか1項に記載の回路モジュール。
  32. 上記現在のマウス位置が、上記リモートコンピュータマウスポインタの現在のX/Y座標を示す形式で、上記リモートコンピュータから上記マウス同期化器に送信されることを特徴とする請求項31に記載の回路モジュール。
  33. 上記マウス同期化器が、リモートユーザがマウスボタンをクリックしたときは常に上記リモートパーソナルコンピュータに関する上記モニタ上のマウスポインタの現在のマウス位置をキャプチャすることを特徴とする請求項31に記載の回路モジュール。
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