JP4140702B2 - エレベータの乗りかご - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、かご室に隣接してトランク室が設けられているエレベータの乗りかごに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば車椅子でエレベータを利用する乗客のために、乗りかごのかご室内に手摺りが取り付けられることが多くなっているが、かご室の奥にトランク室が設けられている乗りかごでは、トランク室の扉をかご室側へ開ける際に手摺りが邪魔になる。
そこで従来では、手摺りをスライド可能として、手摺りがトランク室の扉の回動の障害とならないようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−167632号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベータの乗りかごでは、トランク室の扉を開ける際に手摺りをスライドさせる手間がかかる。また、手摺りの構造も複雑になる。
【0005】
そこでこの発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするもので、簡単な構成で、扉の開閉の際に手摺りが邪魔にならず、かご室とトランク室とを容易に連通させることができるエレベータの乗りかごを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータの乗りかごは、かご室、かご室に隣接するトランク室、かご室とトランク室との間の連通口を開閉する回動扉、及びかご室の内壁面に設けられた壁手摺りを備えたエレベータの乗りかごであって、回動扉は、壁手摺りの高さに配置されトランク室側へ回動される第1扉部と、壁手摺りの高さを避けて配置されかご室側へ回動される第2扉部とを有している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの乗りかごを示す縦断面図であり、図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。また、図3は、図1の乗りかごのかご室内を示す正面図である。なお、図3は、回動扉が閉じた状態のかご室内を示している。図において、乗りかご1は、昇降路(図示せず)に昇降可能に設けられている。乗りかご1には、かご室2、及びかご室2に隣接したトランク室3が設けられている。かご室2とトランク室3との間には、かご室2とトランク室3との間の連通口を開閉する回動扉4が配置されている。回動扉4の両側に配置されたかご室2の内壁面5及び6には、かご室2の奥行き方向に沿って水平に延びる壁手摺り7が取り付けられている。
【0008】
トランク室3は、かご室2の奥行き寸法よりも長い寸法の荷物、例えば棺等を乗りかご1に載せる際に、その荷物の端部が収納されるようになっている。このため、トランク室3は、かご室2の出入口から見て奥側に配置されている。また、この例では、トランク室3の幅はかご室2の幅とほぼ同一とされている。
【0009】
壁手摺り7は、かご室2の床面8から所定の高さ(例えば車椅子の乗客等が無理なく握ることができる程度の高さ)に配置されている。また、壁手摺り7は、乗客がかご室2の奥にいても握ることができるように、かご出入口(図示せず)近傍から回動扉4の手前まで延びている。
【0010】
回動扉4は、壁手摺り7の高さに配置されかご室2の幅方向に沿って延びた1枚の第1扉部9と、第1扉部9の下側でかご室2の幅方向に並んで配置された第2扉部10及び11とを有している。第1扉部9の縦長さb、即ちかご室2の幅方向に対して垂直な方向の第1扉部9の長さは、第2扉部10及び11の幅aよりも小さくなっている。
【0011】
図4は、回動扉4が開いた状態のかご室2内を示す正面図である。図において、第1扉部9は、かご室2の幅方向に沿った上辺部を中心軸としてトランク室3側へ回動されるようになっている。また、第2扉部10及び11は、内壁面5及び6に隣接する側辺部を中心軸としてかご室2側へそれぞれ回動されるようになっている。即ち、第1扉部9は奥開き構造とされ、第2扉部10は手前開き構造とされている。
【0012】
このように、壁手摺り7の高さに配置された第1扉部9は、トランク室3側に回動され、壁手摺り7の高さを避けて第1扉部9と異なる高さに配置された第2扉部10は、かご室2側に回動されるので、回動扉4の開閉の際、壁手摺り7に干渉することを防止できる。従って、かご室2とトランク室3との間で十分な開口面積を確保でき、かつ、壁手摺り7の構造を複雑にすることなく簡単な構成で回動扉4を容易に開閉することができる。
【0013】
また、第1扉部9は、かご室2の幅方向に沿った軸を中心に回動されるので、第1扉部9の縦長さbを第2扉部10、11の幅aよりも小さくすることにより、第1扉部9のかご室2の奥行き方向の回動範囲をかご室2の幅に関係なく設定でき、トランク室3の奥行きが必要以上に大きくなるのを防止できる。
【0014】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータの乗りかごのかご室2内を示す正面図である。なお、図5は、回動扉4が閉じた状態のかご室2内を示している。図において、第1扉部9のかご室2側には、かご室2の幅方向に沿って延びた扉手摺り12が取り付けられている。扉手摺り12は、壁手摺り7とほぼ同一高さに配置されている。また、扉手摺り12は、第1扉部9とともに回動される。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0015】
このように、第1扉部9のかご室2側に扉手摺り12が取り付けられているので、乗客が握ることのできる手摺りの配置箇所をさらに増加させることができる。
【0016】
なお、上記実施の形態1、2では特に述べていないが、第1扉部9及び第2扉部10、11の回動をロックするロック装置を、例えば内壁面5、6や床面8等に設けてもよい。これにより、第1扉部9及び第2扉部10、11を開位置や閉位置にロックすることができる。
【0017】
また、上記実施の形態1、2では、第1扉部9は1枚であるが、かご室2の幅方向に複数枚並べられていてもよい。このようにすれば、1枚当たりの第1扉部の重量が小さくなり、第1扉部の回動を容易にすることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明に係るエレベータの乗りかごは、かご室とトランク室との間の連通口を開閉する回動扉が、壁手摺りの高さに配置されトランク室側へ回動される第1扉部と、壁手摺りの高さを避けて配置されかご室側へ回動される第2扉部とを有しているので、回動扉の開閉の際、壁手摺りに干渉することを防止でき、簡単な構成で回動扉を容易に開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータの乗りかごを示す縦断面図である。
【図2】 図1のII-II線に沿った断面図である。
【図3】 図1の回動扉が閉じた状態のかご室内を示す正面図である。
【図4】 図1の回動扉が開いた状態のかご室内を示す正面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるエレベータの乗りかごのかご室内を示す正面図である。
【符号の説明】
2 かご室、3 トランク室、4 回動扉、7 壁手摺り、9 第1扉部、10,11 第2扉部、12 扉手摺り。
Claims (3)
- かご室、上記かご室に隣接するトランク室、上記かご室と上記トランク室との間の連通口を開閉する回動扉、及び上記かご室の内壁面に設けられた壁手摺りを備えたエレベータの乗りかごであって、
上記回動扉は、上記壁手摺りの高さに配置され上記トランク室側へ回動される第1扉部と、上記壁手摺りの高さを避けて配置され上記かご室側へ回動される第2扉部とを有していることを特徴とするエレベータの乗りかご。 - 上記第1扉部は、上記かご室の幅方向に沿った軸を中心に回動されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
- 上記第1扉部の上記かご室側には、扉手摺りが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの乗りかご。
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