JP4861461B2 - 自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内に、運転席と該運転席の後方に位置するリヤシートとが配置された自動車に関するものである。
リヤシートを有する通常の自動車は、車幅方向側部に回動開閉可能に設けられたサイドドアを開いて車室内に乗降するように構成されている。ところが、サイドドアを全開すると、そのドアが車幅方向外方に大きく張り出すので、狭い場所でサイドドアを開くことはできない。しかも、サイドドアを全開したとき、そのドアが道路の縁石に当ることを防止するために、通常はサイドドアの下端部の高さを高く設定する必要がある。このため車体の床面を構成するフロアパネルの高さも高くなり、これによって高齢者や身体障害者が自動車に乗降し難くなるおそれがある。
そこで、乗降口の側縁に回動可能に連結された第1のドアと、その第1のドアに回動可能に連結された第2のドアとを有する折り畳み式ドアを有する自動車が知られている(特許文献1参照)。この形式の自動車においては、その折り畳み式ドアを折り畳みながら該ドアを開くとき、その第1及び第2のドアが車幅方向外方に大きく張り出すことはないので、狭い場所でも折り畳み式ドアを開閉することができる。しかも乗降口のフロア面を低くすることができるので、高齢者や身体障害者も楽に乗降することが可能である。
ところが、従来の折りたたみ式ドアは、互いに回動可能に連結された第1及び第2のドアを有し、しかもその第1のドアが乗降口の側縁に回動可能に連結されているので、その全体の構造が複雑となり、部品点数も多くなって、そのコストが上昇する欠点を免れない。
特開2003−252058号公報
本発明の目的は、開閉時に車幅方向外方に大きく張り出すことがなく、しかも構造が簡単で低コストな開閉ドアを備えた自動車を提供することにある。
本発明は、車室内に、運転席と該運転席の後方に位置するリヤシートとが配置された自動車において、前記運転席が配置されている車室内空間を前部空間とし、前記リヤシートが配置されている車室内空間を後部空間としたとき、前記前部空間と該前部空間よりも車幅方向外方に位置する車室外の乗降スペースとが隔壁によって仕切られていて、該隔壁の後端部には、前記乗降スペースと後部空間との間の乗降口を閉鎖した閉位置と、該乗降口を開放した開位置との間を水平方向に回動開閉可能な開閉ドアの基端部が、ヒンジを介して回動可能に連結され、前記乗降スペースの上部には、車体の屋根を構成するルーフパネルが位置し、該乗降スペースの下部には、車体の床面を構成するフロアパネルが位置していることを特徴とする自動車を提案する。
その際、前記開閉ドアは、該開閉ドアが開位置を占めたとき、前記隔壁に沿って位置するドア本体部と、該ドア本体部の先端に一体に連結され、かつ当該ドア本体部に対して曲折形成されていて、開閉ドアが閉位置を占めたとき、車幅方向側部に位置するドア先端部とから構成されていると有利である。
また、上記各自動車において、前記前部空間と後部空間は、仕切壁によって仕切られていると有利である。
本発明によれば、開閉ドアの開閉時に、その開閉ドアが車幅方向外方に大きく張り出すことはない。しかも、その開閉ドアの構造は簡単で、そのコストを低く抑えることができる。
本発明に係る自動車の一例を示す概観斜視図である。 車体の屋根を構成するルーフパネルを取り外した状態で、図1に示した自動車の車室内の様子を明らかにした部分断面概略平面図であって、開閉ドアが閉じたときの様子を示す図である。 開閉ドアが開いたときの様子を示す、図2と同様な部分断面概略平面図である。 図1に示した自動車の概略側面図である。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動車の一例を示す斜視図であり、ここに示した自動車はタクシーとして構成されている。図1における符号1は自動車の車体を示し、符号2はその車体1の屋根を構成するルーフパネルを示している。また、符号3はフロントガラス、符号4はタイヤをそれぞれ示し、矢印Frは自動車の前進方向を、また矢印Wは前進方向Frに対して直交する車幅方向を示している。本明細書及び特許請求の範囲における「前」又は「後」なる文言は、自動車の前進方向Frを基準とした前後を意味する。
図2乃至図4に示すように、自動車の車室内Rには、ドライバーが着座する運転席5と、その運転席5の後方に位置するリヤシート6とが配置されている。車室の上部は前述のルーフパネル2により区画され、該車室の下部は、車体1の床面を構成するフロアパネル7によって区画されている。かかるフロアパネル7上に運転席5とリヤシート6が配置されているのである。
ここで、図2及び図3に示すように、運転席5が配置されている車室内空間を前部空間FRと称し、リヤシート6が配置されている車室内空間を後部空間RRと称することにすると、図4にも示すように、前部空間FRよりも車幅方向外方には、車室外となる乗降スペースSが位置している。この乗降スペースSの上部もルーフパネル2の一部により区画され、該乗降スペースSの下部はフロアパネル7の一部によって区画されている。図1乃至図4においては、前部空間FRと後部空間RRの下部を区画するフロアパネル部分には、特に符号7Aを付し、乗降スペースSの下部を区画するフロアパネル部分には符号7Bを付してある。
図1乃至図4に示すように、前部空間FRと、その前部空間FRよりも車幅方向外方に位置する車室外の乗降スペースSは、隔壁8によって仕切られている。また、図3に示すように、乗降スペースSと後部空間RRとの間には、乗降口9が設けられていて、隔壁8の後端部には、図2に示すように、乗降スペースSと後部空間RRとの間の乗降口9(図2参照)を閉鎖した閉位置と、図3に示したように、乗降口9を開放した開位置との間を矢印A,Bで示す如く水平方向に回動開閉可能な開閉ドア10の基端部が、ヒンジ11を介して回動可能に連結されている。乗降スペースSの車幅方向外端は外部に対して開放された開口12となっている。
図1及び図4に示したように、本例の隔壁8は、金属板又は硬質樹脂板より成るパネル部13と、そのパネル部13に形成された窓孔に嵌着固定された窓ガラス14とから成り、そのパネル部13が車体1を構成するフロアパネル7とルーフパネル2に固着されている。また、開閉ドア10も、図1及び図4に示すように、金属板又は硬質樹脂板より成るパネル部15と、そのパネル部15に形成された窓孔に嵌着固定された窓ガラス16とから構成されている。
自動車の走行時には、開閉ドア10は、図1、図2及び図4に示したように閉位置を占め、乗降口9は閉鎖されている。
一方、自動車を停止させて、乗客が車室内Rに乗り込むときは、開閉ドア10を図3に示したように開いた上で、乗客が乗降スペースSのフロアパネル7B上を歩行し、次いで乗降口9から後部空間RRに乗り込み、リヤシート6に着座する。その後、開閉ドア10を図2に示したように閉じて、そのドア10をロックすれば、そのまま自動車を発進させることができる。乗客は逆の手順で自動車から降りることができる。
開閉ドア10が上述のように回動開閉するとき、その最先端は、図2及び図3に符号Kを付した軌跡を描く。その際、開閉ドア10の基端部は、乗降スペースSの車幅方向外端である開口12よりも車幅方向中心側に大きく引っ込んで位置する隔壁8の後端部にヒンジ11を介して枢着されているので、開閉ドア10の開閉時に、その開閉ドア10が開口12から車幅方向外方に突出する量δは極めて少ない。或いは、開閉ドア10が、その開閉時に開口12よりも外方に突出しないように構成することもできる。このため、狭い場所であっても、開閉ドア10を回動開閉させることができる。また、開閉ドア10の開閉時に、そのドア10が道路の縁石に当るおそれも少ないため、開閉ドア10の下端部を低くすることができる。これによって、乗降スペースSの下部を区画するフロアパネル7Bの高さを低くすることができ、高齢者や身体障害者も楽に自動車に乗降することができる。
また、開閉ドア10は、1つのドアから構成されているので、その構造が簡単で、コストを低く抑えることができる。
さらに、従来の折り畳み式ドアにおいては、その第1のドアと第2のドアを確実に重なった状態に折り畳むことができるようにするために、第1のドアと第2のドアの厚さを薄くする必要がある。このため、第1及び第2のドアの窓ガラスを昇降可能に構成することは困難である。これに対し、本例の開閉ドア10は、単一のドアより成るので、その厚さを大きく設定することが可能である。そこで、開閉ドア10のパネル部15を、通常の自動車のサイドドアと同様に、アウタパネルとインナパネルにより構成し、かかるパネル部15に、窓ガラス16を昇降可能に支持し、該窓ガラス16をインナパネルとアウタパネルの間の空間に収納できるように構成することもできる。
さらに、従来の折り畳み式ドアは、互いに回動可能に枢着された第1及び第2のドアを有していて、これらのドアを折り畳むことができるように構成する必要があるため、その第1及び第2のドアを湾曲した状態に形成することができず、これらのドアを平板状に形成しなければならない。このため、第1及び第2のドアの設計自由度が狭められる。これに対し、本例の開閉ドア10は単一のドアより成るので、通常の自動車のサイドドアと同様に、その開閉ドアを或る程度湾曲形成することもできる。このように開閉ドア10の設計自由度が高められるのである。
また、前部空間FRの車幅方向外方に比較的大きな乗降スペースSが確保され、その乗降スペースSの下部には車体の床面を構成するフロアパネル7Bが位置しているので、車椅子に乗った乗客も、そのまま楽に車室内に乗車することができる。その際、乗降スペースSの上部には車体1の屋根を構成するルーフパネル2が位置しているので、雨天時にも雨に濡れることなく楽に車室内に乗車できる。
さらに本例の開閉ドア10は、その開閉ドア10が図3に示した開位置を占めたとき、隔壁8に沿って位置するドア本体部17と、そのドア本体部17の先端に一体連結され、かつそのドア本体部17に対して曲折形成されたドア先端部18とから構成されていて、開閉ドア10が図2に示した閉位置を占めたとき、そのドア先端部18が、車幅方向側部に位置するように構成されている。このため、図3から判るように、乗降口9の開口面積を大きくすることができる。これにより、乗客はより一層容易に車室内に乗降することができる。
また、本例の自動車はタクシーとして構成されているが、このように自動車がタクシーなどの乗客を乗せる車両として構成されている場合には、図2及び図3に示すように、前部空間FRと後部空間RRを、車体1に固着された仕切壁19によって仕切ることが望ましい。この仕切壁19としては、例えば、金銭授受のための小さな窓孔が形成された透明樹脂板により構成される。かかる仕切壁19を設けることによって、タクシー乗員に対する防犯性を高めることができる。仕切壁19は運転席5の後方にだけ位置するので、その仕切壁19のサイズは小さなものとなる。かかる小型な仕切壁19を設けるだけで、防犯性を確保できるのである。
本発明に係る構成はタクシー以外の自動車にも広く適用できるものである。
1 車体
2 ルーフパネル
5 運転席
6 リヤシート
7B フロアパネル
8 隔壁
9 乗降口
10 開閉ドア
11 ヒンジ
17 ドア本体部
18 ドア先端部
19 仕切壁
FR 前部空間
R 車室内
RR 後部空間
S 乗降スペース
W 車幅方向

Claims (3)

  1. 車室内に、運転席と該運転席の後方に位置するリヤシートとが配置された自動車において、前記運転席が配置されている車室内空間を前部空間とし、前記リヤシートが配置されている車室内空間を後部空間としたとき、前記前部空間と該前部空間よりも車幅方向外方に位置する車室外の乗降スペースとが隔壁によって仕切られていて、該隔壁の後端部には、前記乗降スペースと後部空間との間の乗降口を閉鎖した閉位置と、該乗降口を開放した開位置との間を水平方向に回動開閉可能な開閉ドアの基端部が、ヒンジを介して回動可能に連結され、前記乗降スペースの上部には、車体の屋根を構成するルーフパネルが位置し、該乗降スペースの下部には、車体の床面を構成するフロアパネルが位置していることを特徴とする自動車。
  2. 前記開閉ドアは、該開閉ドアが開位置を占めたとき、前記隔壁に沿って位置するドア本体部と、該ドア本体部の先端に一体に連結され、かつ当該ドア本体部に対して曲折形成されていて、開閉ドアが閉位置を占めたとき、車幅方向側部に位置するドア先端部とから構成されている請求項1に記載の自動車。
  3. 前記前部空間と後部空間は、仕切壁によって仕切られている請求項1又は2に記載の自動車。
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