JPH05186150A - トランク付エレベータかごの非常救出装置 - Google Patents
トランク付エレベータかごの非常救出装置Info
- Publication number
- JPH05186150A JPH05186150A JP122592A JP122592A JPH05186150A JP H05186150 A JPH05186150 A JP H05186150A JP 122592 A JP122592 A JP 122592A JP 122592 A JP122592 A JP 122592A JP H05186150 A JPH05186150 A JP H05186150A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trunk
- ceiling
- car
- cage
- rescue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータかごでの缶詰事故などの際の乗客
救出口は、かご天井に設けられていて、救助作業に手間
どる。そこで、トランク付エレベータかごの場合に、ト
ランクを利用してご内に閉込められた乗客を安全、迅速
に救出口により脱出させる非常用救出装置を設ける。 【構成】 かご後側のトランク天井に救出口を設け、か
ごの背面パネル裏側に梯子を取付け、かご内トランク扉
に背面より解錠可能なトランク扉を設置する。これによ
り、救助、避難が容易となり、しかもかご内に救出口が
無くなるためかご内の照明装置設置、意匠などの点でや
りやすくなる。
救出口は、かご天井に設けられていて、救助作業に手間
どる。そこで、トランク付エレベータかごの場合に、ト
ランクを利用してご内に閉込められた乗客を安全、迅速
に救出口により脱出させる非常用救出装置を設ける。 【構成】 かご後側のトランク天井に救出口を設け、か
ごの背面パネル裏側に梯子を取付け、かご内トランク扉
に背面より解錠可能なトランク扉を設置する。これによ
り、救助、避難が容易となり、しかもかご内に救出口が
無くなるためかご内の照明装置設置、意匠などの点でや
りやすくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トランク付エレベータ
かごの非常救出装置に関する。
かごの非常救出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】共同住宅ビルに設置される住宅用エレベ
ータのかごには、法規により担架、柩を搬入、収容でき
るトランクがかご室外に突出して設けられている。トラ
ンクの寸法は開口950mm,高さ1,000mm.奥行480mm （いず
れも有効寸法）と定められており、９人乗りエレベータ
に適用されている。
ータのかごには、法規により担架、柩を搬入、収容でき
るトランクがかご室外に突出して設けられている。トラ
ンクの寸法は開口950mm,高さ1,000mm.奥行480mm （いず
れも有効寸法）と定められており、９人乗りエレベータ
に適用されている。
【０００３】ところで一般に、エレベータが事故などに
より運転停止等するような、非常時における救出方法の
一つとして、かご上（天井）に設けられた救出口より乗
客を救出する方法があるが、この方法はエレベータ故障
の状況によつてかごを全く動かせない場合で、かごの停
止位置が乗り場床より約500mm 以上の場合において実施
される方法であるが、本発明はこのような場合の救出方
法に関する。図４を参照して従来の救出方法について説
明する。
より運転停止等するような、非常時における救出方法の
一つとして、かご上（天井）に設けられた救出口より乗
客を救出する方法があるが、この方法はエレベータ故障
の状況によつてかごを全く動かせない場合で、かごの停
止位置が乗り場床より約500mm 以上の場合において実施
される方法であるが、本発明はこのような場合の救出方
法に関する。図４を参照して従来の救出方法について説
明する。
【０００４】トランク付エレベータはかご１の後側に、
かご外に突出してトランク２が設けられており、かご１
の天井３に救出口４が設けられ、救出口４を覆う蓋５が
取付けられている。
かご外に突出してトランク２が設けられており、かご１
の天井３に救出口４が設けられ、救出口４を覆う蓋５が
取付けられている。
【０００５】かご内の乗客を救出する際、かご天井３に
到着した救出者は救出口４に設けた蓋５のロックを解除
し、蓋５を取外す。次に救出口４下方に設けた照明カバ
（図示せず）の取外し作業後、かご１内に脚立又は強固
な踏台を使用してかご内に閉込められた乗客を救出す
る。尚、かご１天井３に設ける救出口４は、天井３面積
の約10% 強を占めている。
到着した救出者は救出口４に設けた蓋５のロックを解除
し、蓋５を取外す。次に救出口４下方に設けた照明カバ
（図示せず）の取外し作業後、かご１内に脚立又は強固
な踏台を使用してかご内に閉込められた乗客を救出す
る。尚、かご１天井３に設ける救出口４は、天井３面積
の約10% 強を占めている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように、かご内に
閉込められた乗客をかご天井に設けられた非常用救出口
より脱出させる場合、救出者は救出口の蓋の保管、照明
カバの取外し作業、並びにかご内に設置する脚立等の手
配等が必要であるので、救出に迅速性が欠けるところが
ある。又救出口近傍では電気品などに接触する虞があ
り、更にかご内に入込むためには高所から飛下りる等安
全上にも問題がある。
閉込められた乗客をかご天井に設けられた非常用救出口
より脱出させる場合、救出者は救出口の蓋の保管、照明
カバの取外し作業、並びにかご内に設置する脚立等の手
配等が必要であるので、救出に迅速性が欠けるところが
ある。又救出口近傍では電気品などに接触する虞があ
り、更にかご内に入込むためには高所から飛下りる等安
全上にも問題がある。
【０００７】又、救出口を開く際の蓋等のスペースを確
保するため、かご枠等に抵触しない位置に救出口を設置
する必要から照明装置の配置が制約され意匠上の問題が
あげられる。本発明は、かご内に閉込められた乗客を安
全、且迅速にかご外に脱出させることを可能とするトラ
ンク付エレベータの非常救出装置の提供を目的とする。
保するため、かご枠等に抵触しない位置に救出口を設置
する必要から照明装置の配置が制約され意匠上の問題が
あげられる。本発明は、かご内に閉込められた乗客を安
全、且迅速にかご外に脱出させることを可能とするトラ
ンク付エレベータの非常救出装置の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため本
発明は、かご後側のトランク天井にスライド式の蓋を取
付けた救出口を設け、かごの背面パネル裏側にトランク
天井よりかご天井の外側にかかる梯子を設置する。又か
ご内部のトランクとの境界にあるトランク扉に、トラン
ク内より解錠可能なドアロックを取付ける。
発明は、かご後側のトランク天井にスライド式の蓋を取
付けた救出口を設け、かごの背面パネル裏側にトランク
天井よりかご天井の外側にかかる梯子を設置する。又か
ご内部のトランクとの境界にあるトランク扉に、トラン
ク内より解錠可能なドアロックを取付ける。
【０００９】
【作用】上記構成により、救出者はかご天井から梯子に
よりトランク天井に降り、救出口の蓋を開けてトランク
内に入る。トランク扉のロックを開錠して扉を解放し、
かご内に閉込められた乗客を救助、避難させる。
よりトランク天井に降り、救出口の蓋を開けてトランク
内に入る。トランク扉のロックを開錠して扉を解放し、
かご内に閉込められた乗客を救助、避難させる。
【００１０】
【実施例】図１〜図２に示す実施例に基づいて本発明を
説明する。かご１の後側に突き出して設けたトランク２
の天井６に救出口７を設けてスライド開きの蓋８を取付
け、通常時はロックしておく。
説明する。かご１の後側に突き出して設けたトランク２
の天井６に救出口７を設けてスライド開きの蓋８を取付
け、通常時はロックしておく。
【００１１】トランク２上部のかご１の背面パネル９に
沿って、トランク天井６よりかご天井３外端まで、スラ
イド式の伸長梯子１０を取付け、蓋８を開けた時梯子１
０をトランク内部に延ばせるように取付ける。
沿って、トランク天井６よりかご天井３外端まで、スラ
イド式の伸長梯子１０を取付け、蓋８を開けた時梯子１
０をトランク内部に延ばせるように取付ける。
【００１２】かご１内のトランク２への出入口のトラン
ク扉１１にドアロック１２を取付ける。ドアロック１２
はかご１内からは鍵を用いて開閉し、トランク２内部か
らはレバー１３により解錠できる機構とする。
ク扉１１にドアロック１２を取付ける。ドアロック１２
はかご１内からは鍵を用いて開閉し、トランク２内部か
らはレバー１３により解錠できる機構とする。
【００１３】上記の構成により、非常時、かご１内に閉
込められた乗客の救出を行う際、救出者はかご天井３よ
り梯子１０によつてトランク天井６に降り、救出口７の
スライド式蓋８を開けて、梯子１０を更にトランク内下
方まで伸ばしてから、トランク内部に入る。トランク内
でレバー１３を回してドアロック１２を解錠してトラン
ク扉１１を解放し、乗客をかご外に避難させる。
込められた乗客の救出を行う際、救出者はかご天井３よ
り梯子１０によつてトランク天井６に降り、救出口７の
スライド式蓋８を開けて、梯子１０を更にトランク内下
方まで伸ばしてから、トランク内部に入る。トランク内
でレバー１３を回してドアロック１２を解錠してトラン
ク扉１１を解放し、乗客をかご外に避難させる。
【００１４】このように救出口７をトランク天井６に設
け、かご天井までの梯子１０を取付けておくことによ
り、救出時、迅速に救出口７を解放し、乗客を容易にか
ご１外に避難させることができることとなる。本発明の
他の実施例として図３に示すものは、トランク２上に設
けた梯子１０の周辺にカバー１４を取付け、高所におけ
る恐怖感の緩和を図るものである。又、エレベータの点
検時、カバー１４により区切られたスペースを退避所と
して利用することにより昇降時の作業者の安全性の向上
を図ることができる。
け、かご天井までの梯子１０を取付けておくことによ
り、救出時、迅速に救出口７を解放し、乗客を容易にか
ご１外に避難させることができることとなる。本発明の
他の実施例として図３に示すものは、トランク２上に設
けた梯子１０の周辺にカバー１４を取付け、高所におけ
る恐怖感の緩和を図るものである。又、エレベータの点
検時、カバー１４により区切られたスペースを退避所と
して利用することにより昇降時の作業者の安全性の向上
を図ることができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明により、従来の照明カバーの取外
し等の作業をなくし、救出作業を容易にし、乗客を安
全、迅速にかご外に脱出させることを可能とするととも
に、救出口がかご天井よりなくなり、トランク天井に設
置されたことにより、かごの換気、照明装置等の配置の
制約を緩和して意匠面の向上を図ることができる。
し等の作業をなくし、救出作業を容易にし、乗客を安
全、迅速にかご外に脱出させることを可能とするととも
に、救出口がかご天井よりなくなり、トランク天井に設
置されたことにより、かごの換気、照明装置等の配置の
制約を緩和して意匠面の向上を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例の概略斜視図である。
【図２】図１の部分断面斜視図である。
【図３】図１の側面断面図である。
【図４】従来例の概略斜視図である。
１ かご ２ トランク ３ かご天井 ６ トランク天井 ７ 救出口 ８ 蓋 ９ 背面パネル １０ 梯子 １１ トランク扉
Claims (1)
- 【請求項１】かご背面パネル裏側でかご外に突出するト
ランク天井に蓋付きの救出口を設け、更に、かご天井外
端からトランク内へ梯子を取付けたことを特徴とするト
ランク付エレベータかごの非常救出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP122592A JPH05186150A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | トランク付エレベータかごの非常救出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP122592A JPH05186150A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | トランク付エレベータかごの非常救出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05186150A true JPH05186150A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11495528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP122592A Pending JPH05186150A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | トランク付エレベータかごの非常救出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05186150A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0870722A1 (de) * | 1997-04-10 | 1998-10-14 | Inventio Ag | Wartungseinrichtung für eine Aufzugskabine |
| JP2012066921A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Mitsubishi Electric Corp | トランク付エレベーター |
| JP4963153B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2012-06-27 | 三菱電機株式会社 | 機械室レスエレベーター |
| KR20180027571A (ko) | 2015-07-13 | 2018-03-14 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터 칸 |
-
1992
- 1992-01-08 JP JP122592A patent/JPH05186150A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0870722A1 (de) * | 1997-04-10 | 1998-10-14 | Inventio Ag | Wartungseinrichtung für eine Aufzugskabine |
| JP4963153B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2012-06-27 | 三菱電機株式会社 | 機械室レスエレベーター |
| JP2012066921A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Mitsubishi Electric Corp | トランク付エレベーター |
| KR20180027571A (ko) | 2015-07-13 | 2018-03-14 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터 칸 |
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