JPH0413247Y2 - - Google Patents

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JPH0413247Y2
JPH0413247Y2 JP1986036469U JP3646986U JPH0413247Y2 JP H0413247 Y2 JPH0413247 Y2 JP H0413247Y2 JP 1986036469 U JP1986036469 U JP 1986036469U JP 3646986 U JP3646986 U JP 3646986U JP H0413247 Y2 JPH0413247 Y2 JP H0413247Y2
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JP
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escape ladder
escape
emergency exit
ladder
guide groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二階建バス等において非常時に車外
へ避難するための脱出装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
最近、上下二層の客室を備えた二階建バスや下
部荷物収納室の上部に客室を設けた高床式バス等
の高床を有するバス(車両)が多用されてきてい
る。このようなバスでは、非常時に車外へ避難す
るために、第10図、第11図に示すように車体
Aの横側面Bまたは後側面CにドアDを有する非
常口Eを設けている。
従来、非常口Eに、例えば実開昭59−185175号
公報、同59−185176号公報、同59−185177号公
報、同59−185178号公報、同59−186189号公報に
示される脱出装置が開発提供され、公知となつて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記公報記載の従来の技術の中で、実開昭59−
185178号、同59−186189号は前記非常口Eに脱出
用はしごを設けてなるものであり、手、足を掛け
て一段ずつ降下することができ、最も安全かつ確
実に避難できる利点がある。
然しながら、実開昭59−185178号は脱出用はし
ごを非常口Eの下方の車体Aの後側面Cに沿つて
固定的に設けたもので、グリツプ構造を設けてい
るものの脱出用はしごの角度が急であり、敏速な
避難に充分に適応し得ないものである。また、実
開昭59−186189号は車体Aの内部に収納した非常
用はしごを非常口Eから斜下方へ延伸するように
したもので、脱出可能な状態にセツテイングする
のに時間がかかり、これも敏速な避難に充分に適
応し得ないものである。
本考案は上記を考慮してなされたもので、その
目的は、脱出可能な状態にセツテイングする時間
の短縮化を図り、また走行上支障を来たすことが
なく、更に安全かつ敏速に避難できる高床を有す
る車両の脱出装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、非常口の一部を
含む非常口下方に脱出用はしごを収納する収納部
が形成され、その収納部の側部の上下にガイド溝
が設けられ、前記脱出用はしごが傾斜して脱出可
能に前記上のガイド溝に脱出用はしごの上端に設
けられたローラが滑動可能に係合され、下のガイ
ド溝に脱出用はしごの下端にリンク機構を介して
設けられたローラが滑動可能に係合され、前記収
納部上端のドア部分に収納した脱出用はしごを係
止するロツク機構が設けられていることを特徴と
する。
〔作用〕
非常時、非常口のドアに設けられたロツク機構
を解除すると、脱出用はしごの係止が解かれて自
重により自動的にその脱出用はしごの上端に設け
られたローラが上のガイド溝に沿つてスライド降
下し、また脱出用はしごの下端にリンク機構を介
して設けられたローラが下のガイド溝に沿つてス
ライド降下し、収納部に収納されていた脱出用は
しごが傾斜した状態に脱出しセツテイングされ
る。
その後、セツテイングされた脱出用はしごによ
つて、安全かつ敏速に避難できる。
一方、通常時は脱出用はしごの上端に設けられ
たローラを上のガイド溝に沿つてスライド上昇さ
せ、また脱出用はしごの下端にリンク機構を介し
て設けられたローラを下のガイド溝に沿つてスラ
イド上昇させれば、脱出用はしごは非常口の一部
を含む非常口下方に設けられた収納部に収納され
て、車体側面から突出することはなく、走行上支
障がない。
〔実施例〕
以下、本考案に係る高床を有する車両の脱出装
置の実施例を第1図〜第9図に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る二階建バス等の脱出装置
を脱出可能な状態にセツテイングした場合を示す
ものであり、脱出用はしご1が非常口Eの下縁付
近から地面へ向けて傾斜してセツトされた状態が
示されている。脱出用はしご1は両側の相対する
フレーム11,12の間に一定間隔をもつて多数
の円柱状段部13を設けてなるもので、通常は非
常口EのドアD下側を車体A内側に凹ませてドア
Dの一部と非常口Eの下方の横側面Bに亘つて形
成された収納部2に収納されるようになつており
(第2図参照)、車体Aの外方へ突出して安全走行
を阻害することのないようにしてある。
なお、第1図では二階建バスの横側面Bに非常
口Eが設けられている場合の実施例を図示してい
るが、高床式バスまたは車体Aの後側面Cに非常
口Eが設けられている場合でも同様の構成が可能
である。
前記脱出用はしご1の収納状態は前記円柱状段
部13の最上部をロツク機構3に係止することに
より保持されるようになつており、このロツク機
構3は前記収納部2上端のドアDに設けられたシ
ヤフト31とシヤフト31に回動自在に設けられ
た掛金32と掛金32、ドアDの間に設けられた
スプリング33とからなる(第3図参照)。また、
このような収納状態から第1図に示すような脱出
可能な状態への移行は、脱出用はしご1のフレー
ム11,12の上端に設けたローラ14を前記収
納部2の側部に設けたガイド溝21内で滑動させ
ることによつて行なわれる(第4図参照)。さら
に、脱出用はしご1の円柱状段部13の最下部に
走行ローラ15を取り付け、脱出用はしご1の下
端が地面を走行して前記傾斜を容易に形成できる
ようにしてある(第8図参照)。この走行ローラ
15は脱出用はしご1の下端の地面との摩擦を低
減して前記傾斜の形成を容易にするものであるか
ら、例えば脱出用はしご1を地面に接地させない
構造とする場合には前記走行ローラ15は必要の
ないものであり、この場合において脱出用はしご
1の下端と地面との間に若干の間隔があつても避
難に支障が生ずることはない。
このような脱出用はしご1はリンク機構4によ
つて動作されるようになつており、リンク機構4
はアーム41の一端にローラ42を設けて脱出用
はしご1のローラ14のガイド溝21の下方に設
けたガイド溝22内を滑動させるようになつてお
り(第5図参照)、前記アーム41の他端と脱出
用はしご1の下端とは回動自在に連結されてい
る。
なお、アーム41は脱出用はしご1のフレーム
11,12の外側に配置されており、第7図に示
すようにリンク機構4のローラ42のためのガイ
ド溝22の間隔を広げておけば、収納部2内へリ
ンク機構4をも収納することができる。
このような実施例によれば、火災等の非常時に
非常口EのドアDに設けられているロツク機構3
を解除すると、第2図に示す通常の状態から第1
図に示す状態へと移行することになる。即ち、ロ
ツク機構3による脱出用はしご1の係止が解かれ
るため、脱出用はしご1はその自重によりスライ
ド降下し、これに伴つてリンク機構4のアーム4
1もスライド降下して脱出用はしご1を傾斜して
セツテイングすることになる。なお、第1図の状
態は第8図に詳細に示されており、リンク機構4
のアーム41の長さを変更すれば、脱出用はしご
1の傾斜角度を調整することができる。このよう
な脱出用はしご1の降下傾斜の後、非常口Eを開
放して脱出用はしご1に手、足を掛けて避難する
ことになる。なお、前記ロツク機構3を非常口E
のドアDのノブに組み込んで、ドアDの開放操作
とロツク機構の解除とを連動させれば、敏速な避
難に寄与することができる。また、第2図に示す
通常の状態へ脱出用はしご1をセツテイングする
には、脱出用はしご1を上方へ押し上げるだけで
脱出用はしご1の上端がロツク機構3のスプリン
グ33を抗して掛金32に係止することになる。
このセツテイングについては、図面では車体A内
にウインチ5を設置しこのウインチ5で脱出用は
しご1に連結したワイヤ6を巻き取るようにして
あり、強度確保等のために脱出用はしご1の重量
が嵩んだ場合でも第8図の状態から第2図の状態
へ容易に移行できるようになつている。また、第
9図に示すように脱出用はしご1の円柱状段部1
3をステツプ状段部13′とすれば、避難の際に
足を滑らせることもなく、安全な避難に寄与する
ことができる。尚本考案は、二階建バス、高床式
バスに限らず、その他の高床を有する車両に利用
できるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、非常口の
ドアに設けられたロツク機構を解除すると、自重
により自動的に脱出用はしごが傾斜した状態に脱
出しセツテイングされる。従つて、脱出用はしご
のセツテイングする時間の短縮化が図れ、安全か
つ敏速な避難が可能となる。
また、通常時は非常口の一部を含む非常口下方
に設けられた収納部に脱出用はしごが収納されて
車体側部から突出することはなくなり、走行上支
障がなくなる。
さらに、ドア開放時又はドア開放と同時にロツ
ク機構を解除して脱出用はしごがセツテイングさ
れるので、かかる点からも安全かつ敏速な避難が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る高床を有する車両の脱出
装置の実施例を示す斜視図、第2図は脱出用はし
ごが収納部に収納された状態を示す第1図の要部
拡大断面図、第3図はロツク機構の拡大断面図、
第4図は第2図のX線に、第5図は第2図のY線
に、第6図は第2図のZ線に夫々沿つた要部拡大
断面図、第7図は収納部の要部縮小正面図、第8
図は第2図の動作状態図、第9図は脱出用はしご
の変形例を示す断面図、第10図、第11図は
夫々従来の二階建バス等の非常口の位置を示す斜
視図である。 1……脱出用はしご、2……収納部、3……ロ
ツク機構、4……リンク機構、14,42……ロ
ーラ、21,22……ガイド溝、A……車体、D
……ドア、E……非常口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非常口の一部を含む非常口下方に脱出用はしご
    を収納する収納部が形成され、その収納部の側部
    の上下にガイド溝が設けられ、前記脱出用はしご
    が傾斜して脱出可能に前記上のガイド溝に脱出用
    はしごの上端に設けられたローラが滑動可能に係
    合され、下のガイド溝に脱出用はしごの下端にリ
    ンク機構を介して設けられたローラが滑動可能に
    係合され、前記収納部上端のドア部分に収納した
    脱出用はしごを係止するロツク機構が設けられて
    いることを特徴とする高床を有する車両の脱出装
    置。
JP1986036469U 1986-03-13 1986-03-13 Expired JPH0413247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986036469U JPH0413247Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

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JP1986036469U JPH0413247Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

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Publication Number Publication Date
JPS62148479U JPS62148479U (ja) 1987-09-19
JPH0413247Y2 true JPH0413247Y2 (ja) 1992-03-27

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ID=30846898

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