JPH0546520Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0546520Y2 JPH0546520Y2 JP1986040246U JP4024686U JPH0546520Y2 JP H0546520 Y2 JPH0546520 Y2 JP H0546520Y2 JP 1986040246 U JP1986040246 U JP 1986040246U JP 4024686 U JP4024686 U JP 4024686U JP H0546520 Y2 JPH0546520 Y2 JP H0546520Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- escape
- door
- vehicle body
- floor
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 6
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、二階建バス等において非常時に車外
へ避難するための脱出装置の改良に関する。
へ避難するための脱出装置の改良に関する。
最近、上下二層の客室を備えた二階建バスや下
部荷物収納室の上部に客室を設けた高床式バスが
多用されてきている。このようなバスでは、非常
時に車外へ避難するために、第4図,第5図に示
すように車体Aの横側面Bまたは後側面Cにドア
Dを有する非常口Eを設けている。
部荷物収納室の上部に客室を設けた高床式バスが
多用されてきている。このようなバスでは、非常
時に車外へ避難するために、第4図,第5図に示
すように車体Aの横側面Bまたは後側面Cにドア
Dを有する非常口Eを設けている。
従来、この種の非常口Eに、例えば実開昭59−
1851756号公報,同59−185176号公報,同59−
185177号公報,同59−185178号公報,同59−
186189号公報に示される脱出装置が開発され公知
となつている。
1851756号公報,同59−185176号公報,同59−
185177号公報,同59−185178号公報,同59−
186189号公報に示される脱出装置が開発され公知
となつている。
前記公報記載の従来の技術の中で、実開昭59−
185176号はスライダを利用して乗客が滑り降りて
避難できるようにしたもので、敏速な避難が可能
であるという利点を有する。
185176号はスライダを利用して乗客が滑り降りて
避難できるようにしたもので、敏速な避難が可能
であるという利点を有する。
然しながら、スライダとして非常口EのドアD
を利用しており、ドアDを適当な支持手段で車体
に支持しているが、強度的に問題がある。
を利用しており、ドアDを適当な支持手段で車体
に支持しているが、強度的に問題がある。
また、従来、非常扉を開くと、自動的に脱出用
のステツプが形成されるものがある(実公昭56−
24116号公報)が、バスの床側の脱出ドア(蓋体)
に足を踏み入れた場合には、非常扉の開閉と同時
に前記床側の蓋体が下方に落ち込み、非常に危険
である。
のステツプが形成されるものがある(実公昭56−
24116号公報)が、バスの床側の脱出ドア(蓋体)
に足を踏み入れた場合には、非常扉の開閉と同時
に前記床側の蓋体が下方に落ち込み、非常に危険
である。
本考案は前述の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、安全かつ敏速に避難でき、
強度の高いスライダ通路が得られる高床を有する
脱出装置を提供することにある。
もので、その目的は、安全かつ敏速に避難でき、
強度の高いスライダ通路が得られる高床を有する
脱出装置を提供することにある。
本考案に係る高床を有する車両の脱出装置は、
床パネル側に手の操作により上方に開放する脱出
ドアが設けられ、車体側面側に作動機構により外
方に開放する脱出ドアが設けられ、両脱出ドア間
が傾斜したスライダ通路で連通され、前述車体側
の脱出ドアに電磁ロツクが設けられ、床パネル側
の脱出ドア側に該ドアの開放に連動して前記電磁
ロツクを解除するスイツチが設けられたとことを
特徴とするものである。
床パネル側に手の操作により上方に開放する脱出
ドアが設けられ、車体側面側に作動機構により外
方に開放する脱出ドアが設けられ、両脱出ドア間
が傾斜したスライダ通路で連通され、前述車体側
の脱出ドアに電磁ロツクが設けられ、床パネル側
の脱出ドア側に該ドアの開放に連動して前記電磁
ロツクを解除するスイツチが設けられたとことを
特徴とするものである。
床パネル側の脱出ドアを開放すれば、そのドア
の開放に連動して電磁ロツクを解除するスイツチ
が作動し、電磁ロツクが解除されて車体側面側の
脱出ドアが作動機構によつてほぼ同時に外方に開
放される。そして、前記開放された両脱出ドア間
に連通されたスライダ通路を通して安全かつ敏速
に避難できる。
の開放に連動して電磁ロツクを解除するスイツチ
が作動し、電磁ロツクが解除されて車体側面側の
脱出ドアが作動機構によつてほぼ同時に外方に開
放される。そして、前記開放された両脱出ドア間
に連通されたスライダ通路を通して安全かつ敏速
に避難できる。
また、スライダ通路が車体の内部に組み込まれ
て、強度の高いスライダ通路となる。
て、強度の高いスライダ通路となる。
以下、本考案に係る高床を有する車両の脱出装
置の実施例を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。
置の実施例を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、本考案は車体Aの内部に
スライダ通路1を組み込んでなるものであり、車
体Aを上下に区画する床パネルFと車体Aの横側
面Bとに夫々脱出ドア2,3を設け、この両脱出
ドア間を連通するようにスライダ通路1を設けて
ある。
スライダ通路1を組み込んでなるものであり、車
体Aを上下に区画する床パネルFと車体Aの横側
面Bとに夫々脱出ドア2,3を設け、この両脱出
ドア間を連通するようにスライダ通路1を設けて
ある。
スライダ通路1は少なくとも傾斜したスライダ
床11を有しており、スライダ床11の両側にス
ライダ側壁12,13を設けて囲繞された構造と
しても差し支えないものである。また、スライダ
床11の傾斜は直線,曲線の何れであつも差し支
えなく、直線の下方のみを曲線としたすべり台構
造としても差し支えないものである。
床11を有しており、スライダ床11の両側にス
ライダ側壁12,13を設けて囲繞された構造と
しても差し支えないものである。また、スライダ
床11の傾斜は直線,曲線の何れであつも差し支
えなく、直線の下方のみを曲線としたすべり台構
造としても差し支えないものである。
非常時においては、乗客は両脱出ドア2,3を
開放してスライダ通路1を滑り降りることにより
避難できるのであり、スライダ通路1が車体Aの
内部に組み込まれているため、図面では詳細を示
していないが例えばスライダ床11の裏面に補強
板を取り付けることにより、強度を簡単に高める
ことができ、避難の最中に損壊する虞はないもの
である。
開放してスライダ通路1を滑り降りることにより
避難できるのであり、スライダ通路1が車体Aの
内部に組み込まれているため、図面では詳細を示
していないが例えばスライダ床11の裏面に補強
板を取り付けることにより、強度を簡単に高める
ことができ、避難の最中に損壊する虞はないもの
である。
第2図,第3図は前記脱出ドア2,3の開放操
作を簡便化する実施例を示すものであり、床パネ
ルF側の脱出ドア2にスイツチ4を取り付けると
共に、横側面B側の脱出ドア3をバネ(図示せ
ず)で開放方向へ付勢しておき、横側面B側の脱
出ドア3に設けた電磁ロツク5を前記スイツチ4
で解除するようにしたものである。この実施例に
よると、床パネルF側の脱出ドア2を開放すれ
ば、脱出ドア2の開放に連動して電磁ロツク5を
解除するスイツチ4が作動して電磁ロツク5が解
除され、バネ(作動機構)のバネ作用により横側
面B側の脱出ドア3も外方に開放されることにな
り、敏速な避難が可能となる利点がある。なお、
前記スイツチ4により横側面B側の脱出ドア3を
エア,オイルのシリンダ等、その他の作動機構で
開放するようにしてもよく、また、脱出ドア3を
バネ,リンク等の組み合わせで機械的な連動構造
とすることもできる。
作を簡便化する実施例を示すものであり、床パネ
ルF側の脱出ドア2にスイツチ4を取り付けると
共に、横側面B側の脱出ドア3をバネ(図示せ
ず)で開放方向へ付勢しておき、横側面B側の脱
出ドア3に設けた電磁ロツク5を前記スイツチ4
で解除するようにしたものである。この実施例に
よると、床パネルF側の脱出ドア2を開放すれ
ば、脱出ドア2の開放に連動して電磁ロツク5を
解除するスイツチ4が作動して電磁ロツク5が解
除され、バネ(作動機構)のバネ作用により横側
面B側の脱出ドア3も外方に開放されることにな
り、敏速な避難が可能となる利点がある。なお、
前記スイツチ4により横側面B側の脱出ドア3を
エア,オイルのシリンダ等、その他の作動機構で
開放するようにしてもよく、また、脱出ドア3を
バネ,リンク等の組み合わせで機械的な連動構造
とすることもできる。
なお、図面では車体Aの横側面Bに脱出ドア3
を設けた場合を示しているが、車体Aの後側面C
に脱出ドア3を設けても差し支えないものであ
る。本考案は二階建バス,高床式バスに限らず、
その他の高床を有する車両に利用することも可能
である。
を設けた場合を示しているが、車体Aの後側面C
に脱出ドア3を設けても差し支えないものであ
る。本考案は二階建バス,高床式バスに限らず、
その他の高床を有する車両に利用することも可能
である。
以上説明したように本考案は、非常時、床パネ
ル側の脱出ドアを開放すれば、そのドアの開放に
連動して電磁ロツクを解除するスイツチが作動
し、電磁ロツクが解除されて作動機構により車体
側面側の脱出ドアがほぼ同時に開放されて安全か
つ敏速に避難できる。また、スライダ通路を車体
内部に組み込むことで、強度の高いスライダ通路
が得られる効果を奏する。
ル側の脱出ドアを開放すれば、そのドアの開放に
連動して電磁ロツクを解除するスイツチが作動
し、電磁ロツクが解除されて作動機構により車体
側面側の脱出ドアがほぼ同時に開放されて安全か
つ敏速に避難できる。また、スライダ通路を車体
内部に組み込むことで、強度の高いスライダ通路
が得られる効果を奏する。
第1図は本考案に係る高床を有する車両の脱出
装置の実施例を示す断面図、第2図は第1図の要
部拡大断面図、第3図は第1図の要部側面図、第
4図,第5図は従来の二階建バス等の非常口の一
般的な位置を示す斜視図である。 1……スライダ通路,11……スライダ床、A
……車体、B……横側面、C……後側面、F……
床パネル。
装置の実施例を示す断面図、第2図は第1図の要
部拡大断面図、第3図は第1図の要部側面図、第
4図,第5図は従来の二階建バス等の非常口の一
般的な位置を示す斜視図である。 1……スライダ通路,11……スライダ床、A
……車体、B……横側面、C……後側面、F……
床パネル。
Claims (1)
- 床パネル側に手の操作により上方に開放する脱
出ドアが設けられ、車体側面側に作動機構により
外方に開放する脱出ドアが設けられ、両脱出ドア
間が傾斜したスライダ通路で連通され、前記車体
側面側の脱出ドアに電磁ロツクが設けられ、床パ
ネル側の脱出ドア側に該ドアの開放に連動して前
記電磁ロツクを解除するスイツチが設けられたこ
とを特徴とする高床を有する車両の脱出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986040246U JPH0546520Y2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986040246U JPH0546520Y2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62151149U JPS62151149U (ja) | 1987-09-25 |
JPH0546520Y2 true JPH0546520Y2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=30854165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986040246U Expired - Lifetime JPH0546520Y2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546520Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624116U (ja) * | 1979-08-01 | 1981-03-04 | ||
JPS6116154B2 (ja) * | 1981-11-17 | 1986-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116154U (ja) * | 1984-07-02 | 1986-01-30 | 与一 佐藤 | 非常避難用滑り台 |
-
1986
- 1986-03-19 JP JP1986040246U patent/JPH0546520Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624116U (ja) * | 1979-08-01 | 1981-03-04 | ||
JPS6116154B2 (ja) * | 1981-11-17 | 1986-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62151149U (ja) | 1987-09-25 |
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