JP4329055B2 - 車両の後部荷室構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の後部荷室構造に関し、例えば、代表的な車両である自動車の座席後部に設けられた荷室の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、代表的な車両である自動車の分野においては、車体の限られたスペースにおいて乗員の快適な居住空間を実現すると共に、各種荷物の効率的な収納を実現するための技術が提案されている。
【0003】
このような技術の一例として、実開平6−6106号には、所謂ワゴン形状の車両後方に設けられた荷室の下方に、当該車両の後方よりアクセス可能な荷物収納用のトレイを設ける技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例におけるトレイは、車両後部のバンパーの一部分と一体構造であり、車両剛性が低下するため、安全上の問題が予想される。
【0005】
そこで本発明は、車体剛性に優れ、且つ荷物の収納性に優れる車両の後部荷室構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る車両の後部荷室構造は、以下の構成を特徴とする。
【0007】
即ち、車両後方にバンパーが配設された車両の後部荷室構造であって、前記車両後部のフロアパネルの一部を下方に凹設することによって荷室を設け、その荷室は、前記バンパー下方において車外とのアクセスが可能な開閉構造を有し、前記荷室の開閉構造は、車体とは別体であって前記車両の前後方向にスライド可能な収納部と、前記車両の後方向への前記収納部の所定量のスライドを許容・禁止する第1ロック機構と、前記収納部が前記後方向に前記所定量だけスライドした状態におけるスライド規制状態の解除と、前記車両後方向への前記収納部の更なるスライドを許容する第2ロック機構と、を備えることを特徴とする。
【0008】
好適な実施形態において、前記バンパーの表皮内側には、バンパーレインフォースメントが車幅方向に延設されており、前記開閉構造は、該バンパーレインフォースメントの下方に配設されていると良い。
【0009】
また、例えば、前記フロアパネルの凹設部分をカバー部材によって開閉可能に覆うことにより、該カバー部材が覆われた状態において、その凹設されたフロアパネルの底面上に、2つの荷室を形成すると良い。
【0010】
上記の何れの構造においても、前記荷室は、車体とは別体の収納部を備えており、その収納部は、前記開閉構造により、車両前後方向にスライド可能であると良い。
【0011】
この場合、好ましくは、前記収納部の前記車両後部方向の側面は、車外に露出しており、且つその側面の形状は、前記収納部が前記開閉構造によって収納された状態において、前記バンパーの表皮と連続した造形をなすと良い。
【0013】
この場合、前記第1ロック機構は、遠隔操作によってロック解除が可能な制御手段を含み、前記第2ロック機構における前記スライド規制状態の解除は、乗員のマニュアル操作によると良い。
【0014】
また、上記の何れの構造においても、前記第1ロック機構は、前記収納部のスライドをロックした状態において、前記後方向に前記収納部を付勢する付勢部材を備えると良い。
【0015】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、車体剛性に優れ、且つ荷物の収納性に優れる車両の後部荷室構造の提供が実現する。
【0016】
即ち、請求項1の発明によれば、荷室へのアクセスがバンパー(及びバンパーレインフォースメント:請求項2)の下方であるため、バンパーを分割構造とすることなく、車体剛性の確保と、荷物の収納性とを両立することができる。また、上記の荷室へのアクセスは、フロアマット上の一般的な荷室と比較して低い位置であるため、乗員による荷物の収納作業性を向上させることができる。また、例えば、第1ロック機構を遠隔操作可能に、第2ロック機構におけるスライド規制状態の解除はマニュアル操作可能に構成することにより(請求項6)、操作性と安全性とを向上することができる。
【0017】
また、請求項3の発明によれば、例えば車体がワゴン形状であれば、車室に連通したフロアマット上の荷室と、そのフロアマット下方の荷室とにより、乗員の用途に応じて多彩な収納を実現することができる。
【0018】
また、請求項4の発明によれば、荷物の収納性をより向上することができる。
【0019】
また、請求項5の発明によれば、人間にとって違和感の無い優れた意匠を実現することができる。
【0021】
また、請求項7の発明によれば、ロック解除がなされると、収納部が自動的に車両後方向に突出するので、操作性をより向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の後部荷室構造の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係る後部荷室構造を採用した車両後部を示す斜視図である。
【0024】
同図において、2は、車両後部において車幅方向に延設されたリアバンパーである。リアバンパー2の下方には、収納部をなすロアトランク1の一側面が当該車両後部において車外に露出しており、その側面の形状は、図1に示す収納状態において、リアバンパー2の表皮と連続した造形をなしており、人間にとって違和感の無い意匠を実現している。
【0025】
3は、リアバンパー2の上方に設けられ、不図示の支持部材によって開閉可能なリフトゲートである。また、リフトゲート3に設けられたナンバープレートホルダの上部内側には、図1には不図示のロック解除ノブ4が設けられている。
【0026】
図2は、図1に示す車両においてロアトランク1が引き出された状態を示す斜視図であり、同図に示すように、ロアトランク1は、後述する機構により、車両前後方向にスライド可能である。
【0027】
次に、本実施形態において特徴的なロアトランク1周りの荷室構造の詳細について説明する。
【0028】
図3は、本実施形態に係る車両の後部荷室構造を示す要部断面図であり、図1のA−A断面を示す図である。また、図4は、図1及び図2に示す車両の後部荷室内を示す平面図である。そして、図5は、図3に示す後部荷室の下方に収納されたサブトランク29を説明する斜視図である。
【0029】
本実施形態において、図1及び図2に示す車両は、その後部(即ち、リアシート5及びリアシートバック6の後方)において、図3に示すように、トランクフロアマット7より上方(車体上下方向の上方向)に第1荷室を有しており、且つフロアパネル14の一部が下方に凹設されることにより、第1荷室の下方には、深底形状の第2荷室が設けられている。
【0030】
第2荷室には、第1荷室側からアクセスすることによって着脱可能な、ボックス形状のサブトランクケース29を収納することができ、サブトランクケース29は、収納状態において、トランクフロアマット7の下方に位置する。
【0031】
本実施形態において、トランクフロアマット7は、図4に示すようにスリットが設けられており、乗員は、サブトランクケース29の内部に荷物を出し入れすべくアクセスするに際して、図5に示すように、トランクフロアマット7のスリット部分を車両前方方向にめくり上げると共に、カバー12を引き上げ、必要に応じて、その状態をフック11によって保持することができる。また、サブトランクケース29には、図5に示すように、乗員による車外への着脱を容易にすべく、取り出し用の取っ手9が設けられている。
【0032】
また、凹設されたフロアパネル14の底面上には、第3荷室として、車体とは別体のロアトランク1が配設されており、このロアトランク1は、図3に示す如くサブトランクケース29が第2荷室に収納された状態において、そのサブトランクケースの下方に位置する。
【0033】
ロアトランク1の底面には、車幅方向に回転軸を有するローラ30が車両前方側に設けられ、車両後方側には、フロアパネル14の底面上における摺動を容易にすべくシリコン部材17が接合されている。そして、ロアトランク1は、車両後方において車外とのアクセスが可能な開閉構造(詳細は後述する)を有する。
【0034】
リアバンパー2のバンパーフェイス21の内側には、弾性素材からなるバンパーフォーム22を介して、バンパーレインフォースメント21が車幅方向に延設されており、バンパーレインフォースメント21の車両前方方向には、車両前後方向に閉断面を有し、且つ車幅方向に延設されたリアエンドフレーム32が配設されている。
【0035】
サブトランクケース29は、図3及び図5に示す如く第2荷室に収納された状態において、サブトランクケース29の地上からの高さと、リアバンパー2の地上からの高さとが略同じ位置に配設されるように構成されているため、上記の如くフロアパネルの一部を下方に凹設しても、車体剛性の低下を防止することができる。特に後方からリアバンパー2に入力された荷重を、サブトランクケース29で支えると共に、その荷重を、サブトランクケース29を介して車体前方に伝達させ、且つ吸収させることができ、衝撃吸収性能が向上するので、安全性が向上する。
【0036】
また、上記の状態において、バンパーレインフォースメント21とサブトランクケース29との間には、リアエンドフレーム32が位置するように構成されているため、リアバンパー2の後方から入力された荷重が段階的にこれらの部材によって伝達されるため、その荷重を、より効率良く車体側に吸収させることができ、後突時における衝撃吸収性能が向上によって安全性が向上する。
【0037】
尚、リフトゲート3は、車両外部に露出するリフトゲートアウタ19、その内側に接合されるリフトゲートインナ18、並びに上述した第1荷室に面するドアトリム24からなる一般的な構造を有する。また、フロアパネル14の車両前方方向の位置には、車体剛性を確保すべく一般的な形状のクロスメンバ13が車幅方向に配設されている。
【0038】
また、リフトゲート3の下端部には、そのリフトゲートの開閉をロックすべく、リアエンドフレーム32に取り付けられたストライカー23に係合するところの、一般的な構造を有するロック機構10が設けられている。
【0039】
<ロアトランク1の開閉構造>
ロアトランク1は、上述した如く車両前後方向への移動が可能であり、以下の説明においては、その移動を規制・許容する開閉構造について説明する。
【0040】
図6は、ロアトランク1及びその収納構造を示す斜視図である。また、図7は、ロアトランク1の車両後方側に設けられたセーフティレバー16の構造例を示す要部斜視図である。そして、図8は、ロアトランク1の車両前方側に設けられたロック構造の構造例を示す平面図である。
【0041】
図6において、凹設されたフロアパネル14の車両後方側の端部には、エンドパネル31が、図6には不図示のリアエンドフレーム32の下方位置において接合されており、エンドパネル31は、リアトランク1が出し入れされる開口を有する。
【0042】
また、凹設されたフロアパネル14の車両前方側の側面には、ロアトランク1の車両前方側の端面に当接させるべく、図3及び図6に示すように、付勢部材15が設けられている。この付勢部材15は、例えばコイルスプリング及び樹脂部材からなり、収納状態のロアトランク1を、車両後方向に付勢する。
【0043】
第1ロック機構であるロック機構26は、図8に示すように、ロアトランク1の車両前方側の両端部に設けられたストライカー28と係合することにより、図3に実線で示す収納状態の如く付勢部材15によって付勢された状態で、ロアトランク1のスライドをロックする(禁止する)と共に、ロアトランク1の車両後方向へのスライドを許容すべく係る係合状態を解除することにより、ロックを解除する。
【0044】
また、第2ロック機構であるところの、ロアトランク1の車両後方向側に設けられたセーフティレバー16は、図7に示すように、可動軸27廻りに回動可能に取り付けられており、図7に実線で示す状態を保持するように、スプリングを用いた一般的な機構によって付勢されている。また、セーフティレバー16の両方の端部には、上方向に延びる爪(突起部)が形成されている。
【0045】
ロアトランク1は、ロック機構26によるロックが解除されると、付勢部材15の復元力によって車両後方向に自動的に移動を開始するが、所定のスライド量だけ移動した位置において、セーフティレバー16の爪と、リアエンドフレーム32の下端部に設けた突起(リブ)とが当接するため、車両後方向へのスライドが規制される。
【0046】
そして、この規制状態において、乗員によるセーフティレバー16の操作に応じて、図7に破線で示す如く爪が下方向に移動すると、上記の規制状態が解除されるので、乗員は、自らの意思による引き出し動作に応じて、ロアトランク1を、車両後方向に更にスライドさせることができる。
【0047】
このような開閉構造により、ロアトランク1は、リアバンパー2の下方において車外とのアクセスが可能であるため、リフトゲート3を開閉することなくロアトランク1にアクセスすることができ、利便性が向上する。
【0048】
尚、本実施形態において、上記の乗員によるロアトランク1の引き出し動作は、ロアトランク1に取り付けられた不図示の突起部と、車体側に取り付けられたストッパ25とが当接する位置まで許容される構造としたが、この構造に限られるものではなく、ロアトランク1を車体から着脱可能な構造としても良い。
【0049】
図9は、本実施形態においてリフトゲート及びロアトランク用のロック機構10,26を制御する構成を示すブロック図であり、上述したリフトゲート用ロック機構10と、ロアトランク用ロック機構26とは、本実施形態において、遠隔操作を行うことができる。
【0050】
即ち、同図において、キーレス端末51は、キーレス車載機52との間で、一般的な手法により、赤外線または無線による通信が可能である。キーレス車載機52には、ロアトランクロックアクチュエータ53と、リフトゲートロックアクチュエータ54とが接続されており、ロアトランクロックアクチュエータ53は、乗員によるキーレス端末51の操作に応じて、ロック解除ノブ4の乗員による操作を許容・禁止し、リフトゲートロックアクチュエータ54は、乗員によるキーレス端末51の操作に応じて、リフトゲート用ロック機構10のロック状態を保持・解除する。
【0051】
そして、乗員は、ロアトランク1へのアクセスを希望するときに、キーレス端末51の操作によってロアトランクロックアクチュエータ53を動作させ、ロック解除ノブ4を操作許容状態に遷移させた後、その状態のロック解除ノブ4をマニュアル操作することにより、ロアトランク用ロック機構26の係合状態が解除され、上述した如くロアトランク1を車両後方向にスライドさせることができる。
【0052】
上述したロアトランク1の開閉機構、並びにリフトゲート及びロアトランク用のロック機構10,26の遠隔操作機能によれば、操作性と安全性とを向上することができる。
【0053】
以上、説明した本実施形態によれば、ロアトランク1へのアクセスがリアバンパー2(バンパーレインフォースメント20)の下方であるため、リアバンパー2を分割構造とすることがなく、車体剛性の確保と、荷物の収納性とを両立することができる。また、ロアトランク1へのアクセスは、フロアマット上の一般的な荷室と比較して低い位置であるため、乗員による荷物の収納作業性を向上させることができる。
【0054】
また、ロアトランク1(第3荷室)及びサブトランクケース29からなる第2荷室と、トランクフロアマット7上の第1荷室とにより、収納容量を増やすことができると共に、乗員の好みに応じた多彩な収納が実現する。
【0055】
また、着脱可能なサブトランクケース29を装着した状態で使用することにより、フロアパネルの一部を凹設した構造を採用しても、その凹設部分に加わる荷重をサブトランクケース29によって支えることができるので、車体剛性の低下を防止することができる。
【0056】
また、サブトランクケース29をカバー12を開けた状態で使用すれば、第1荷室だけを使用する場合と比較してかさ高の荷物を倒すことなく収納することができ、更に、サブトランクケース29を取り外した状態で使用すれば(但し、車体剛性の低下を招かないことが確認されている場合に限る)、上記の凹設部分を、高さ方向に深い荷室として使用することにより、かさ高の荷物を倒すことなく容易に収納することができ、利便性が向上する。
【0057】
尚、上述した本実施形態においては、本発明に係る車両の後部荷室構造を、リアシートの後方に車室と連通した荷室を有するタイプの車両を例に説明したが、これに限られるものではなく、一般的なセダンタイプ(3ボックスタイプ)の車両にも適用することができる。
【0058】
また、図面に示したロアトランク1及びサブトランクケース29の内部(収納部分)の形状は、図示の便宜上プレーンな形状としたが、この形状に限られるものではなく、利便性及び強度の観点から仕切りや凹凸を適宜設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る後部荷室構造を採用した車両後部を示す斜視図である。
【図2】図1に示す車両においてロアトランク1が引き出された状態を示す斜視図である。
【図3】本実施形態に係る車両の後部荷室構造を示す要部断面図であり、図1のA−A断面を示す図である。
【図4】図1及び図2に示す車両の後部荷室内を示す平面図である。
【図5】図3に示す後部荷室の下方に収納されたサブトランク29を説明する斜視図である。
【図6】ロアトランク1及びその収納構造を示す斜視図である。
【図7】ロアトランク1の車両後方側に設けられたセーフティレバー16の構造例を示す要部斜視図である。
【図8】ロアトランク1の車両前方側に設けられたロック構造の構造例を示す平面図である。
【図9】本実施形態においてリフトゲート及びロアトランク用のロック機構10,26を制御する構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:ロアトランク,
2:リアバンパー,
3:リフトゲート,
4:ロック解除ノブ,
5:リアシート,
6:リアシートバック,
7:トランクフロアマット,
8:トランクサイドトリム,
9:取っ手,
10:リフトゲート用ロック機構,
11:フック,
12:カバー,
13:クロスメンバ,
14:フロアパネル,
15:付勢部材,
16:セーフティレバー,
17:シリコン部材,
18:リフトゲートインナ,
19:リフトゲートアウタ,
20:バンパーレインフォースメント,
21:バンパーフェイス,
22:バンパーフォーム,
23,28:ストライカー,
24:ドアトリム,
25:ストッパ,
26:ロアトランク用ロック機構,
27:可動軸,
29:サブトランクケース,
30:ローラ,
31:エンドパネル,
32:リアエンドフレーム,
51:キーレス端末,
52:キーレス車載機,
53:ロアトランクアクチュエータ,
54:リフトゲートアクチュエータ,
Claims (7)
- 車両後方にバンパーが配設された車両の後部荷室構造であって、
前記車両後部のフロアパネルの一部を下方に凹設することによって荷室を設け、その荷室は、前記バンパー下方において車外とのアクセスが可能な開閉構造を有し、
前記荷室の開閉構造は、
車体とは別体であって前記車両の前後方向にスライド可能な収納部と、
前記車両の後方向への前記収納部の所定量のスライドを許容・禁止する第1ロック機構と、
前記収納部が前記後方向に前記所定量だけスライドした状態におけるスライド規制状態の解除と、前記車両後方向への前記収納部の更なるスライドを許容する第2ロック機構と、
を備えることを特徴とする車両の後部荷室構造。 - 前記バンパーの表皮内側には、バンパーレインフォースメントが車幅方向に延設されており、前記開閉構造は、該バンパーレインフォースメントの下方に配設されている
ことを特徴とする請求項1記載の車両の後部荷室構造。 - 前記フロアパネルの凹設部分をカバー部材によって開閉可能に覆うことにより、該カバー部材が覆われた状態において、その凹設されたフロアパネルの底面上に、2つの荷室を形成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の後部荷室構造。 - 前記荷室は、車体とは別体の収納部を備えており、その収納部は、前記開閉構造により、車両前後方向にスライド可能である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両の後部荷室構造。 - 前記収納部の前記車両後部方向の側面は、車外に露出しており、且つその側面の形状は、前記収納部が前記開閉構造によって収納された状態において、前記バンパーの表皮と連続した造形をなす
ことを特徴とする請求項4記載の車両の後部荷室構造。 - 前記第1ロック機構は、遠隔操作によってロック解除が可能な制御手段を含み、
前記第2ロック機構における前記スライド規制状態の解除は、乗員のマニュアル操作による
ことを特徴とする請求項1記載の車両の後部荷室構造。 - 前記第1ロック機構は、前記収納部のスライドをロックした状態において、前記後方向に前記収納部を付勢する付勢部材を備える
ことを特徴とする請求項1または請求項6記載の車両の後部荷室構造。
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