JP2743144B2 - 非常用梯子 - Google Patents
非常用梯子Info
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- JP2743144B2 JP2743144B2 JP5664594A JP5664594A JP2743144B2 JP 2743144 B2 JP2743144 B2 JP 2743144B2 JP 5664594 A JP5664594 A JP 5664594A JP 5664594 A JP5664594 A JP 5664594A JP 2743144 B2 JP2743144 B2 JP 2743144B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベランダ等の床面に形成
された、避難用ハッチより非常時に上下方向へ脱出する
場合に使用される非常用梯子に関する。
された、避難用ハッチより非常時に上下方向へ脱出する
場合に使用される非常用梯子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、避難用ハッチより非常時に上下方
向へ脱出する場合、避難用ハッチ近傍の壁面に形成され
た非常用のステップや縄梯子を用いて行なっている。
向へ脱出する場合、避難用ハッチ近傍の壁面に形成され
た非常用のステップや縄梯子を用いて行なっている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の非常用ステッ
プや縄梯子を用いて避難用ハッチから上下方向に避難す
る場合、非常用ステップや縄梯子の昇り降りが難しく、
女性や子供では危険であるという欠点があった。
プや縄梯子を用いて避難用ハッチから上下方向に避難す
る場合、非常用ステップや縄梯子の昇り降りが難しく、
女性や子供では危険であるという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
非常時に避難用ハッチを用いて上下方向へ女性や子供で
も楽にかつ安全に昇り降りして脱出することができると
ともに、不使用の収納時には壁面に位置して邪魔になら
ず、あるいは避難口近傍に位置して邪魔になることな
く、ハンガー等を用いた物干しとしても使用することが
できる非常用梯子を提供することを目的としている。
非常時に避難用ハッチを用いて上下方向へ女性や子供で
も楽にかつ安全に昇り降りして脱出することができると
ともに、不使用の収納時には壁面に位置して邪魔になら
ず、あるいは避難口近傍に位置して邪魔になることな
く、ハンガー等を用いた物干しとしても使用することが
できる非常用梯子を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はベランダ等の床面に形成された非常時に脱
出するための避難口近傍の下部位置の壁面に回動可能に
取付けられた取付け部材と、この取付け部材の先端部に
回動可能に取付けられた収納時には壁面に位置させるこ
とができ、非常時には前記避難口より脱出できるように
所定の傾斜状態で位置させることができる梯子本体と、
この梯子本体の収納状態を係止する係止金具と、前記梯
子本体を常時傾斜状態となるように付勢する付勢スプリ
ングと、前記係止金具からの係止状態を解除するように
前記梯子本体を上方へ引上げることができる前記避難口
寄りの部位に係止された係止解除ロープとで非常用梯子
を構成している。
に、本発明はベランダ等の床面に形成された非常時に脱
出するための避難口近傍の下部位置の壁面に回動可能に
取付けられた取付け部材と、この取付け部材の先端部に
回動可能に取付けられた収納時には壁面に位置させるこ
とができ、非常時には前記避難口より脱出できるように
所定の傾斜状態で位置させることができる梯子本体と、
この梯子本体の収納状態を係止する係止金具と、前記梯
子本体を常時傾斜状態となるように付勢する付勢スプリ
ングと、前記係止金具からの係止状態を解除するように
前記梯子本体を上方へ引上げることができる前記避難口
寄りの部位に係止された係止解除ロープとで非常用梯子
を構成している。
【0007】
【作用】上記のように構成された非常用梯子は、不使用
時には係止金具に梯子本体を係止させて壁面に収納状態
に位置され、非常時には下部床面から梯子本体を係止金
具より外すか、あるいは上部床面より係止解除ロープを
引張って梯子本体を上方方へ引上げて係止金具より外す
ことにより、付勢スプリングの付勢力によって梯子本体
が付勢され、避難口より脱出できる傾斜状態となる。
時には係止金具に梯子本体を係止させて壁面に収納状態
に位置され、非常時には下部床面から梯子本体を係止金
具より外すか、あるいは上部床面より係止解除ロープを
引張って梯子本体を上方方へ引上げて係止金具より外す
ことにより、付勢スプリングの付勢力によって梯子本体
が付勢され、避難口より脱出できる傾斜状態となる。
【0008】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
【0009】図1ないし図7の本発明の第1の実施例に
おいて、1はマンション等の建物2のベランダ3の床面
4に設けられた避難用ハッチ5より非常時に上下方向へ
脱出する場合に使用される本発明の非常用梯子で、この
非常用梯子1は前記避難用ハッチ5の避難口6近傍の下
部位置の壁面7に複数本のアンカーボルト8等によって
固定された取付け金具9に枢支ピン10によって回動可
能に取付けられたステップ板兼用の取付け部材11と、
この取付け部材11の先端部に枢支ピン12によって回
動可能で、かつ上方に移動可能に上端部が取付けられ
た、使用時に傾斜状態で下部床面4Aに当接する梯子本
体13と、この梯子本体13と前記取付け部材11とが
所定の角度以上回動するのを阻止するストッパー14
と、前記梯子本体13を収納状態に保持する該梯子本体
13の下部寄りのバー部材15と係止する前記壁面7に
複数本のアンカーボルト16等で固定されたU字状の係
止金具17と、前記梯子本体13を常時使用状態となる
ように付勢する該梯子本体13に一端が位置し、他端が
前記取付け部材11に位置する付勢スプリング18と、
前記係止金具17での前記梯子本体13の係止状態を解
除するように該梯子本体13を上部床面4より上方へ移
動させる梯子本体13の上部に取付けられ、握り部19
を有する先端部が前記避難口6の周縁部に取付けられた
支持金具20に支持された係止解除ロープ21とで構成
されている。
おいて、1はマンション等の建物2のベランダ3の床面
4に設けられた避難用ハッチ5より非常時に上下方向へ
脱出する場合に使用される本発明の非常用梯子で、この
非常用梯子1は前記避難用ハッチ5の避難口6近傍の下
部位置の壁面7に複数本のアンカーボルト8等によって
固定された取付け金具9に枢支ピン10によって回動可
能に取付けられたステップ板兼用の取付け部材11と、
この取付け部材11の先端部に枢支ピン12によって回
動可能で、かつ上方に移動可能に上端部が取付けられ
た、使用時に傾斜状態で下部床面4Aに当接する梯子本
体13と、この梯子本体13と前記取付け部材11とが
所定の角度以上回動するのを阻止するストッパー14
と、前記梯子本体13を収納状態に保持する該梯子本体
13の下部寄りのバー部材15と係止する前記壁面7に
複数本のアンカーボルト16等で固定されたU字状の係
止金具17と、前記梯子本体13を常時使用状態となる
ように付勢する該梯子本体13に一端が位置し、他端が
前記取付け部材11に位置する付勢スプリング18と、
前記係止金具17での前記梯子本体13の係止状態を解
除するように該梯子本体13を上部床面4より上方へ移
動させる梯子本体13の上部に取付けられ、握り部19
を有する先端部が前記避難口6の周縁部に取付けられた
支持金具20に支持された係止解除ロープ21とで構成
されている。
【0010】前記避難用ハッチ5は前記ベランダ3の壁
面7寄りの床面4に角孔状に形成された、上部にフラン
ジ部22が突出する避難口6と、この避難口6の一側辺
の上面に複数本のアンカーボルト23等によって固定さ
れたアングル状の取付け金具24と、この取付け金具2
4の枢支ピン25によって回動可能に取付けられた前記
避難口6を上部より開閉する開閉蓋26と、この開閉蓋
26の開放端部に形成された該開閉蓋26を開閉するた
めの取っ手27と、前記避難口6の両側面近傍で前記開
閉蓋26の開閉の邪魔になることなく、該開閉蓋26の
裏面に複数本のアンカーボルト28でそれぞれ固定され
た弧状の一対の開放バー29、29、この一対の開放バ
ー29、29の先端部にそれぞれ取付けられた、先端部
に握り部30、30を有する下部床面4Aより引張るこ
とができるロープ、チェーン、ワイヤー等の紐31、3
1とからなる下部開閉機構32とで構成されている。
面7寄りの床面4に角孔状に形成された、上部にフラン
ジ部22が突出する避難口6と、この避難口6の一側辺
の上面に複数本のアンカーボルト23等によって固定さ
れたアングル状の取付け金具24と、この取付け金具2
4の枢支ピン25によって回動可能に取付けられた前記
避難口6を上部より開閉する開閉蓋26と、この開閉蓋
26の開放端部に形成された該開閉蓋26を開閉するた
めの取っ手27と、前記避難口6の両側面近傍で前記開
閉蓋26の開閉の邪魔になることなく、該開閉蓋26の
裏面に複数本のアンカーボルト28でそれぞれ固定され
た弧状の一対の開放バー29、29、この一対の開放バ
ー29、29の先端部にそれぞれ取付けられた、先端部
に握り部30、30を有する下部床面4Aより引張るこ
とができるロープ、チェーン、ワイヤー等の紐31、3
1とからなる下部開閉機構32とで構成されている。
【0011】上記構成にあっては上部から下部へ避難す
る場合、避難用ハッチ5の開閉蓋26の取っ手27を持
って開閉蓋26を開放し、図6に示すように非常梯子1
の係止解除ロープ21の握り部19をつかんで引張るこ
とにより、梯子本体13が上方に移動し、係止金具17
と梯子本体13のバー部材15との係止状態が解除され
るとともに、付勢スプリング18の付勢力によって梯子
本体13が回動し傾斜状態となる。
る場合、避難用ハッチ5の開閉蓋26の取っ手27を持
って開閉蓋26を開放し、図6に示すように非常梯子1
の係止解除ロープ21の握り部19をつかんで引張るこ
とにより、梯子本体13が上方に移動し、係止金具17
と梯子本体13のバー部材15との係止状態が解除され
るとともに、付勢スプリング18の付勢力によって梯子
本体13が回動し傾斜状態となる。
【0012】この状態で係止解除ロープ21の引張り状
態を解除することにより、梯子本体13が傾斜状態で下
部が下部床面4Aに当接する。このため、避難口6の周
縁をつかんで避難口6より取付け部材11に足を置き、
順次梯子本体13のバー部材15に足を支持させながら
降りる。
態を解除することにより、梯子本体13が傾斜状態で下
部が下部床面4Aに当接する。このため、避難口6の周
縁をつかんで避難口6より取付け部材11に足を置き、
順次梯子本体13のバー部材15に足を支持させながら
降りる。
【0013】次に、下部から上部へ避難する場合、下部
床面4Aより図1に示すように避難用ハッチ5の下部開
閉機構32の紐31、31の握り部30、30を持って
引張ることにより、開閉蓋26が一対の開放バー29、
29の回動によって枢支ピン25を支点にして回動し開
放される。
床面4Aより図1に示すように避難用ハッチ5の下部開
閉機構32の紐31、31の握り部30、30を持って
引張ることにより、開閉蓋26が一対の開放バー29、
29の回動によって枢支ピン25を支点にして回動し開
放される。
【0014】しかる後、非常梯子1の梯子本体13を持
って上方へ押し上げ、係止金具17との係止状態を解除
し、付勢スプリング18の付勢力によって梯子本体13
を回動させて傾斜状態に固定する。この状態で梯子本体
13を昇り、避難口6より上部へ脱出する。
って上方へ押し上げ、係止金具17との係止状態を解除
し、付勢スプリング18の付勢力によって梯子本体13
を回動させて傾斜状態に固定する。この状態で梯子本体
13を昇り、避難口6より上部へ脱出する。
【0015】
【本発明の異なる実施例】次に図8ないし図19に示す
本発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの
本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第
1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
本発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの
本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第
1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
【0016】図8ないし図11の本発明の第2の実施例
において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、梯子本体13の上端部を避難口6近傍の躯体33に
複数本のアンカーボルト34で固定された取付け金具3
5に枢支ピン36で避難口6を覆うように回動可能に取
付けるとともに、不使用時に梯子本体13を避難口6近
傍の躯体33に位置させ、押し圧によって梯子本体13
の下端部を下部床面4Aに当接させることができる、一
端が梯子本体13の中央部寄りの部位に取付けられ、他
端が躯体33に取付けられ一端部にワイヤー37が取付
けられた付勢機構38としての付勢スプリング39と、
この付勢スプリング39のワイヤー37をスライド可能
に支持する躯体33に取付けられたガイド部材40と、
前記ワイヤー37に取付けられた、梯子本体13を使用
できるように回動させた場合には前記ガイド部材40を
通過し、梯子本体13の下端部が下部床面4Aに当接す
ると前記ガイド部材40と係止してワイヤー37の戻り
を阻止する収納阻止機構41としての係止具42と、前
記梯子本体13の下端部寄りの部位に取付けられた下部
床面4Aより梯子本体13を下方へ回動させるめための
握り部19を有する吊り下げ紐21Aとを取付けた点
で、このように構成した非常用梯子1Aにすることによ
り、上部から下部へ避難する場合には避難用ハッチ5の
開閉蓋26を開放し、梯子本体13のバー部材15に足
を置き体重をかけることにより、梯子本体13は付勢ス
プリング39の付勢力に抗して回動し、下部床面4Aに
下端部が当接し、安全に降りることができる。
において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、梯子本体13の上端部を避難口6近傍の躯体33に
複数本のアンカーボルト34で固定された取付け金具3
5に枢支ピン36で避難口6を覆うように回動可能に取
付けるとともに、不使用時に梯子本体13を避難口6近
傍の躯体33に位置させ、押し圧によって梯子本体13
の下端部を下部床面4Aに当接させることができる、一
端が梯子本体13の中央部寄りの部位に取付けられ、他
端が躯体33に取付けられ一端部にワイヤー37が取付
けられた付勢機構38としての付勢スプリング39と、
この付勢スプリング39のワイヤー37をスライド可能
に支持する躯体33に取付けられたガイド部材40と、
前記ワイヤー37に取付けられた、梯子本体13を使用
できるように回動させた場合には前記ガイド部材40を
通過し、梯子本体13の下端部が下部床面4Aに当接す
ると前記ガイド部材40と係止してワイヤー37の戻り
を阻止する収納阻止機構41としての係止具42と、前
記梯子本体13の下端部寄りの部位に取付けられた下部
床面4Aより梯子本体13を下方へ回動させるめための
握り部19を有する吊り下げ紐21Aとを取付けた点
で、このように構成した非常用梯子1Aにすることによ
り、上部から下部へ避難する場合には避難用ハッチ5の
開閉蓋26を開放し、梯子本体13のバー部材15に足
を置き体重をかけることにより、梯子本体13は付勢ス
プリング39の付勢力に抗して回動し、下部床面4Aに
下端部が当接し、安全に降りることができる。
【0017】梯子本体13の下端部が下部床面4Aに当
接すると、係止金具42がガイド部材40と係止し、付
勢スプリング39の付勢力が梯子本体13に加わらない
ため収納状態に戻ることがない。また、下部床面4Aよ
り吊り下げ紐21Aの握り部19を以て引張ることによ
り、梯子本体13を回動でき、下端部を下部床面4Aに
当接させることができる。
接すると、係止金具42がガイド部材40と係止し、付
勢スプリング39の付勢力が梯子本体13に加わらない
ため収納状態に戻ることがない。また、下部床面4Aよ
り吊り下げ紐21Aの握り部19を以て引張ることによ
り、梯子本体13を回動でき、下端部を下部床面4Aに
当接させることができる。
【0018】なお、収納時には梯子本体13がベランダ
3の天井面となる躯体33に取付けられた状態となって
いるため、梯子本体13のバー部材15をハンガー43
等を用いた物干しとしても使用することができる。
3の天井面となる躯体33に取付けられた状態となって
いるため、梯子本体13のバー部材15をハンガー43
等を用いた物干しとしても使用することができる。
【0019】図12ないし図14の本発明の第3の実施
例において、前記本発明の第2の実施例と主に異なる点
は、収納阻止機構41として梯子本体13の下端部に常
時下方へ突出するスプリング44で付勢された係止ピン
45と、この係止ピン45と係止する下部床面4Aに形
成された係止部46とで構成した点で、このように構成
された非常用梯子1Bにしても、前記本発明の第2の実
施例と同様な作用効果が得られる。
例において、前記本発明の第2の実施例と主に異なる点
は、収納阻止機構41として梯子本体13の下端部に常
時下方へ突出するスプリング44で付勢された係止ピン
45と、この係止ピン45と係止する下部床面4Aに形
成された係止部46とで構成した点で、このように構成
された非常用梯子1Bにしても、前記本発明の第2の実
施例と同様な作用効果が得られる。
【0020】図15および図16の本発明の第4の実施
例において、前記本発明の第2の実施例と主に異なる点
は、梯子本体13を常時収納状態に付勢する付勢ワイヤ
ー37の下端部に重り47を用いた付勢機構38Aを用
いた点で、このように構成した非常用梯子1Cにして
も、前記本発明の第2の実施例と同様な作用効果が得ら
れる。
例において、前記本発明の第2の実施例と主に異なる点
は、梯子本体13を常時収納状態に付勢する付勢ワイヤ
ー37の下端部に重り47を用いた付勢機構38Aを用
いた点で、このように構成した非常用梯子1Cにして
も、前記本発明の第2の実施例と同様な作用効果が得ら
れる。
【0021】図17ないし図19の本発明の第5の実施
例において、前記本発明の第2の実施例と主に異なる点
は収納阻止機構41Aで、この収納阻止機構41Aは中
央部が枢支ピン48で180度よりもわずかに大きく回
動するように枢支された、一端が躯体33に取付け金具
49によって回動可能に取付けられ、他端が取付け金具
50によって回動可能に取付けられた支持バー51、5
2によって形成されている。このように形成された収納
阻止機構41Aを用いた非常用梯子1Dにしても、前記
本発明の第2の実施例と同様な作用効果が得られる。な
お、前記本発明の各実施例では下部床面4Aより開閉蓋
26を開放する避難用ハッチ5を用いたものについて説
明したが、本発明はこれに限らず、非常用梯子を昇って
開閉蓋26を押し上げる避難用ハッチを用いてもよい。
例において、前記本発明の第2の実施例と主に異なる点
は収納阻止機構41Aで、この収納阻止機構41Aは中
央部が枢支ピン48で180度よりもわずかに大きく回
動するように枢支された、一端が躯体33に取付け金具
49によって回動可能に取付けられ、他端が取付け金具
50によって回動可能に取付けられた支持バー51、5
2によって形成されている。このように形成された収納
阻止機構41Aを用いた非常用梯子1Dにしても、前記
本発明の第2の実施例と同様な作用効果が得られる。な
お、前記本発明の各実施例では下部床面4Aより開閉蓋
26を開放する避難用ハッチ5を用いたものについて説
明したが、本発明はこれに限らず、非常用梯子を昇って
開閉蓋26を押し上げる避難用ハッチを用いてもよい。
【0022】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0023】(1)ベランダ等の床面に形成された非常
時に脱出するための避難口近傍の下部位置の壁面に回動
可能に取付けられた取付け部材と、この取付け部材の先
端部に回動可能に取付けられた収納時には壁面に位置さ
せることができ、非常時には前記避難口より脱出できる
ように所定の傾斜状態で位置させることができる梯子本
体と、この梯子本体の収納状態を係止する係止金具と、
前記梯子本体を常時傾斜状態となるように付勢する付勢
スプリングと、前記係止金具からの係止状態を解除する
ように前記梯子本体を上方へ引上げることができる前記
避難口寄りの部位に係止された係止解除ロープとで構成
されているので、非常時に避難口に対して傾斜状態で梯
子本体を位置させることができる。したがって、女性や
子供でも安全に楽に昇り降りして、上下方向に脱出する
ことができる。
時に脱出するための避難口近傍の下部位置の壁面に回動
可能に取付けられた取付け部材と、この取付け部材の先
端部に回動可能に取付けられた収納時には壁面に位置さ
せることができ、非常時には前記避難口より脱出できる
ように所定の傾斜状態で位置させることができる梯子本
体と、この梯子本体の収納状態を係止する係止金具と、
前記梯子本体を常時傾斜状態となるように付勢する付勢
スプリングと、前記係止金具からの係止状態を解除する
ように前記梯子本体を上方へ引上げることができる前記
避難口寄りの部位に係止された係止解除ロープとで構成
されているので、非常時に避難口に対して傾斜状態で梯
子本体を位置させることができる。したがって、女性や
子供でも安全に楽に昇り降りして、上下方向に脱出する
ことができる。
【0024】(2)前記(1)によって、不使用時には
壁面に収納状態で位置しているので邪魔になったり、ベ
ランダ等の使用できるスペースが小さくなったりするの
を防止することができる。
壁面に収納状態で位置しているので邪魔になったり、ベ
ランダ等の使用できるスペースが小さくなったりするの
を防止することができる。
【0025】(3)前記(1)によって、梯子本体を非
常時に下部床面あるいは上部床面から使用できる状態
に、誰でもが容易にできる。したがって、確実に使用す
ることができる。
常時に下部床面あるいは上部床面から使用できる状態
に、誰でもが容易にできる。したがって、確実に使用す
ることができる。
【0026】(4)前記(1)によって、構造が簡単で
あるので比較に安価に製造することができるとともに、
安価で、楽に設置することができる。
あるので比較に安価に製造することができるとともに、
安価で、楽に設置することができる。
【0027】(5)請求項2、3は前記(1)〜(4)
と同様な効果が得られるとともに、ハンガーを用いた物
干しとして梯子本体を使用することができる。
と同様な効果が得られるとともに、ハンガーを用いた物
干しとして梯子本体を使用することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部破断説明図。
【図2】本発明の第1の実施例の収納状態を示す側面
図。
図。
【図3】本発明の第1の実施例の収納状態を示す正面
図。
図。
【図4】本発明の第1の実施例の開閉蓋を解放した状態
の平面図。
の平面図。
【図5】本発明の第1の実施例の縦断面図。
【図6】本発明の第1の実施例の梯子本体を使用できる
状態にする説明図。
状態にする説明図。
【図7】本発明の第1の実施例の使用状態の説明図。
【図8ないし図11】本発明の第2の実施例を示す説明
図。
図。
【図12ないし図14】本発明の第3の実施例を示す説
明図。
明図。
【図15および図16】本発明の第4の実施例を示す説
明図。
明図。
【図17ないし図19】本発明の第5の実施例を示す説
明図。
明図。
1、1A、1B、1C、1D:非常用梯子、 2:建物、 3:ベランダ、 4:床面、 5:避難用ハッチ、 6:避難口、 7:壁面、 8:アンカーボルト、 9:取付け金具、 10:枢支ピン、 11:取付け部材、 12:枢支ピン、 13:梯子本体、 14:ストッパー、 15:バー部材、 16:アンカーボルト、 17:係止金具、 18:付勢スプリング、 19:握り部、 20:支持金具、 21:係止解除ロープ、 21A:吊り下げ紐、 22:フランジ部、 23:アンカーボルト、 24:取付け金具、 25:枢支ピン、 26:開閉蓋、 27:取っ手、 28:ボルト、 29:開放バー、 30:握り部、 31:紐、 32:下部開閉機構、 33:躯体、 34:アンカーボルト、 35:取付け金具、 36:枢支ピン、 37:ワイヤー、 38、38A:付勢機構、 39:付勢スプリング、 40:ガイド部材、 41、41A:収納阻止機構、 42:係止具、 43:ハンガー、 44:スプリング、 45:係止ピン、 46:係止部、 47:重り、 48:枢支ピン、 49:取付け金具、 50:取付け金具、 51:支持バー、 52:支持バー。
Claims (3)
- 【請求項1】 ベランダ等の床面に形成された非常時に
脱出するための避難口近傍の下部位置の壁面に回動可能
に取付けられた取付け部材と、この取付け部材の先端部
に回動可能に取付けられた収納時には壁面に位置させる
ことができ、非常時には前記避難口より脱出できるよう
に所定の傾斜状態で位置させることができる梯子本体
と、この梯子本体の収納状態を係止する係止金具と、前
記梯子本体を常時傾斜状態となるように付勢する付勢ス
プリングと、前記係止金具からの係止状態を解除するよ
うに前記梯子本体を上方へ引上げることができる前記避
難口寄りの部位に係止された係止解除ロープとからなる
ことを特徴とする非常用梯子。 - 【請求項2】 ベランダ等の床面に形成された非常時に
脱出するための避難口近傍の躯体に上端部が回動可能に
取付けられた傾斜状態で下端部が下部床面に当接する梯
子本体と、この梯子本体を押し圧によって該梯子本体の
下端部を下部床面に当接させれるように常時前記避難口
近傍の躯体に位置させることができるように付勢する付
勢機構と、前記梯子本体の下端部寄りの部位に取付けら
れた該梯子本体を下部床面より下方へ回動させるための
吊り下げ紐とからなることを特徴とする非常用梯子。 - 【請求項3】 ベランダ等の床面に形成された非常時に
脱出するための避難口近傍の躯体に上端部が回動可能に
取付けられた収納時に該避難口を覆うように位置し、使
用時に傾斜状態で下端部が下部床面に当接する梯子本体
と、この梯子本体を押し圧によって該梯子本体の下端部
を下部床面に当接させれるように常時前記避難口近傍の
躯体に位置させ収納状態にすることができるように付勢
する付勢機構と、前記梯子本体の下端部寄りの部位に取
付けられた該梯子本体を下部床面より下方へ回動させる
ための吊り下げ紐と、前記梯子本体を使用状態に位置さ
せると前記付勢機構の付勢力で該梯子本体が収納状態に
なるのを阻止する収納阻止機構とからなることを特徴と
する非常用梯子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5664594A JP2743144B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 非常用梯子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5664594A JP2743144B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 非常用梯子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07241348A JPH07241348A (ja) | 1995-09-19 |
JP2743144B2 true JP2743144B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=13033091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5664594A Expired - Lifetime JP2743144B2 (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 非常用梯子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743144B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022684A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Matsumoto Kiko Kk | 避難梯子用ハッチ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114319901B (zh) * | 2022-01-12 | 2023-01-10 | 中交二公局第一工程有限公司 | 一种基于bim技术的装配式外墙顶部加固装置及其使用方法 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP5664594A patent/JP2743144B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010022684A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Matsumoto Kiko Kk | 避難梯子用ハッチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07241348A (ja) | 1995-09-19 |
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