JPS59474Y2 - 建物用避難装置 - Google Patents

建物用避難装置

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JPS59474Y2
JPS59474Y2 JP2913679U JP2913679U JPS59474Y2 JP S59474 Y2 JPS59474 Y2 JP S59474Y2 JP 2913679 U JP2913679 U JP 2913679U JP 2913679 U JP2913679 U JP 2913679U JP S59474 Y2 JPS59474 Y2 JP S59474Y2
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JP
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evacuation
lower cover
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floor
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Expired
Application number
JP2913679U
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JPS55131254U (ja
Inventor
博光 中
Original Assignee
株式会社ナカ技術研究所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、床埋設式の建物用避難装置に関するもので
ある。
一般のこの種避難装置は、上下階を貫通する孔部に、不
使用時には折り畳まれてこの孔部内に収納され、使用時
にはその直下の階まで伸張降下する避難梯子を設け、孔
部の少なくとも上端開口部を開閉可能な蓋体(上蓋)で
閉塞しである。
ところが、従来のこの種避難装置においては、避難梯子
へ誘導するための手段が施されているものが少なく、そ
のため、火災等の非常時において、下階へ避難する場合
に、孔部の縁に手を掛けるなどして避難梯子に乗り移っ
ている。
しかし、このように身を屈めて床部に手を置くという姿
勢は極めて不安定であって、恐怖心を生じさせ、特に婦
女子等が避難する場合には危険が伴ない、二次災害を惹
起するという問題がある。
よって、現状ではこの点の安全対策が望まれている。
また、上述した避難梯子への誘導手段として、上蓋の裏
面に一体的にあるいは該上蓋に連結されるリンク機構等
を介して手掛枠を配設したものがあるが、これらにおい
ては、上記手掛枠を避難者が握って避難梯子へ乗り移る
時、該手掛枠に相当の負荷が与えられるので、この手掛
枠を支持する上蓋の板厚を厚くするなどして上蓋の強度
を向上させる必要があった。
しかし上蓋の板厚を厚くすることは、コスl−の上昇に
つながるばかりでなく、ひいては上蓋の重量が重くなり
非常時の迅速な作業に支障を来たす欠点を有するもので
あった。
この考案は、上記事情にかんがみなされたもので、避難
梯子を下階へ伸張降下する上蓋の開放とほとんど同時に
開放する下蓋の開放動作に伴なってリンク機構を介して
取手を上階の床面より上方位置に保持させることにより
、避難梯子への乗り移り動作時の恐怖心をなくすととも
に、安全にがり素早く乗り移れるようにするとともに、
避難者が上記取手をつかんで避難梯子に乗り移る時に上
蓋に負荷を与えないようにすることにより、蓋体を安価
で軽量とした建物用避難装置を提供することを目的とす
る。
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図中、1は建物の床スラブあるいはベランダの床スラブ
Aに穿設された孔部であって、床面Bとその直下の階の
天井面Cとを貫通している。
そして、この孔部1内には収納わく2が嵌装固定されて
おり、この収納わく2の一側にはブラケツl−3を介し
て伸縮可能な避難梯子4が取り付けられるとともに、上
端開口部2a及び下端開口部2bにおける避難梯子取り
付けがわの一側にはピン5,5′をもって上蓋6及び下
蓋7が開閉可能に装着されている。
前記避難梯子4は、複数個の中空摺動体4a、4a・・
・・・・を順次入子式に嵌合連接するとともに、各中空
摺動体4aに横さん4bを装着して戒り、基端部の中空
摺動体4aがピン8によってブラケット3に枢着され、
上蓋6又は下蓋7の開放と同時に避難梯子4が下方に向
けて伸張降下されるようになっている。
また、上蓋6又は下蓋7を開放した後に、下階の安全を
確認した上で避難梯子4を伸張降下させることも可能で
ある。
この場合、避難梯子4を入子式としであるが、この形式
以外に、金属製の折り畳み可能な梯子やなわ梯子あるい
は階段等を用いてもよい。
なお、下蓋7は収納わく2の内側に装着されたロック装
置9によって閉塞保持されるようになっている。
すなわち、収納わく2の内側に突設された保持体9aに
回転可能に支承されるバンドル9bの下端に設けたロッ
ク片9Cと、下蓋7の上方裏面に突設した係合片9dと
を互いに係合させて下蓋7の閉塞位置を保持させ、これ
らロック片9Cと係合片9dの係合を解くことにより、
下蓋7がその自重で開放するようになっている。
上記のように構成された避難装置において、この考案で
は下蓋7の開放と同時に取手を上階の床面Bより上方に
保持させるようにしたもので、その構造は、まず、第3
図及び゛第4図に示すように、上方端部に取手10を形
成した起立リンク11の下端がわ位置をピン12をもっ
て孔部1すなわち収納わく2の内側に枢着するとともに
、この起立リンク11の下方端部にピン13をもって操
作リンク14の一端を枢着し、かつ、操作リンク14の
他端をピン15をもって下蓋7の上方裏面に枢着して戊
る。
そして、前記ロック装置の保合を解いて下蓋7が開放す
ると、操作リンク14が下方へ移動しながら反時計方向
に揺動するので、この操作リンク14と連結する起立リ
ンク11が時計方向に揺動して取手10を上方へ突出す
る。
この場合、起立リンク11が起立状態に保持される必要
があるが、その保持のためのロック手段は起立リンク1
1に直接係合させてもよく、また、下蓋7あるいは操作
リンク14に係合させるなど任意であるので、ここでは
ロック手段は図示していない。
第5図乃び第6図はこの考案の第二実施例を示すもので
、上蓋6の開閉中心と反対がわに下蓋7の開閉中心を設
けた場合である。
したがって、操作ノンク14′が前述の第一実施例に比
べて長く形式される以外は第一実施例と同じである。
第7図及び第8図はこの考案の第三実施例を示すもので
、操作リンク14の下方端部を、下蓋7に設けた案内溝
16内を摺動及び回転可能な可動ピン17をもって下蓋
7に連結した場合である。
このように構成することによって操作リンク14の下端
が下蓋7の開閉中心に対して進退移動となり、下蓋7の
開放動作に伴なって操作リンク14が案内溝16内を下
蓋7の開閉中心がわに近づく方向に移動すると同時に、
反時計方向に揺動して、起立リンク11を起立させるの
である。
なお、前記起立リンク11及び操作リンク14.14’
は収納わく2の一側あるいは対向する両側に設けること
か゛できる。
以上に説明したように、この考案の取手は、下蓋7の開
放と同時に起立リンク11を起立させて、取手10を上
階の床面Bより上方位置に保持させることができるので
、取手10を把持して避難梯子4へ素早くかつ安全に乗
り移ることができ、しかも、身を屈める不安定な姿勢と
ならないので、避難者に恐怖心を与えることなく、速や
かに避難誘導させることができるなどの優れた効果を有
する。
また取手10は、上蓋6に対する相対運動を自由とした
起立リンク11の上方端部に設けられ上蓋6とは別体に
構成されているので、避難者が取手10を把持して取手
10に負荷が加わっても上蓋6には何らの負荷が加わら
ない。
したがって上蓋6の強度を向上させるために板厚を厚く
する等の必要がなく、上蓋6を安価に製造することがで
きるとともに、軽量化することができる。
その上、取手10は、上蓋6の開蓋角度に無関係に保持
されるので、上蓋6を完全に180°開くことができ、
避難スペースを広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の建物用避難装置の使用状態を示す側
断面図、第2図は不使用時の側断面図、第3図及び第4
図はこの考案の第一実施例の作動態様を示す概略断面図
、第5図及び第6図はこの考案の第二実施例の作動態様
を示す概略断面図、第7図及び第8図はこの考案の第三
実施例の作動態様を示す概略断面図である。 1・・・・・・孔部、2・・・・・・収納わく、2a・
・・・・・上端開口部、2b・・・・・・下端開口部、
3・・・・・・ブラケット、4・・・・・・避難梯子、
4a・・・・・・中空摺動体、4b・・・・・・横さん
、5゜5’、8,12,13.15・・・・・・ピン、
6・・・・・・上蓋、7・・・・・・下蓋、9・・・・
・・ロック装置、9a・・・・・・保持体、9b・・・
・・・バンドル、9C・・・・・・ロック片、9d・・
・・・・係合片、10・・・・・・取手、11・・・・
・・起立リンク、14.14’・・・・・・操作リンク
、16・・・・・・案内溝、17・・・・・・可動ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)上下階を貫通する孔部を設け、この孔部に嵌装固
    定された収納わくに、不使用時に折り畳まれてこの収納
    わく内に収納され、使用時にはその直下の階まで伸張降
    下する避難梯子を設けるとともに、この収納わくの上端
    及び下端開口部を開閉する上蓋及び下蓋を設けて成る建
    物用避難装置において、前記収納わくに枢着され前記上
    蓋に対する相対運動を自由とした起立リンクの上方端部
    に取手を形成するとともに、下方端部には操作リンクの
    一端を枢着し、この操作リンクの他端を前記下蓋に少な
    くとも揺動し得るように関係変位可能に連結して成り、
    前記下蓋の開放動作に伴なって前記操作リンクを介して
    前記起立リンクを起立させて、前記取手を上階の床面よ
    り上方位置に保持させるようにした建物用避難装置。
  2. (2)前記操作リンクの端部を前記下蓋に対して揺動可
    能にかつ下蓋の開閉中心に対して進退する方向に移動可
    能に連結したことを含む実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の建物用避難装置。
JP2913679U 1979-03-09 1979-03-09 建物用避難装置 Expired JPS59474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2913679U JPS59474Y2 (ja) 1979-03-09 1979-03-09 建物用避難装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2913679U JPS59474Y2 (ja) 1979-03-09 1979-03-09 建物用避難装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55131254U JPS55131254U (ja) 1980-09-17
JPS59474Y2 true JPS59474Y2 (ja) 1984-01-07

Family

ID=28876390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2913679U Expired JPS59474Y2 (ja) 1979-03-09 1979-03-09 建物用避難装置

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JPS55131254U (ja) 1980-09-17

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