JPH11182167A - 安全タラップ - Google Patents
安全タラップInfo
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- JPH11182167A JPH11182167A JP9356615A JP35661597A JPH11182167A JP H11182167 A JPH11182167 A JP H11182167A JP 9356615 A JP9356615 A JP 9356615A JP 35661597 A JP35661597 A JP 35661597A JP H11182167 A JPH11182167 A JP H11182167A
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- frame
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 頭上の点検口蓋を開閉したり施錠・解錠する
場合等における安全性を高めたタラップを提供する。 【解決手段】 人の昇降に供するタラップ本体10と、
通常の昇降の妨げとならないようにタラップ本体10に
取り付けられた収納式足掛け部20と、を備えることを
特徴とする安全タラップを構成する。具体的には、タラ
ップ本体10は平行な左右の建地11、11とこの両建
地11同士を連結する複数の踏み子12とを備え、収納
式足掛け部20は、タラップ本体10の左右の建地1
1、11に回動自在にピン24で接合された足掛け枠2
1及び適宜の踏板22と、足掛け枠21とタラップ本体
10の左右の建地11、11とを繋ぎ、足掛け枠21を
タラップ本体10に対して略直角に保持する紐体たるチ
ェーン23と、を備える。
場合等における安全性を高めたタラップを提供する。 【解決手段】 人の昇降に供するタラップ本体10と、
通常の昇降の妨げとならないようにタラップ本体10に
取り付けられた収納式足掛け部20と、を備えることを
特徴とする安全タラップを構成する。具体的には、タラ
ップ本体10は平行な左右の建地11、11とこの両建
地11同士を連結する複数の踏み子12とを備え、収納
式足掛け部20は、タラップ本体10の左右の建地1
1、11に回動自在にピン24で接合された足掛け枠2
1及び適宜の踏板22と、足掛け枠21とタラップ本体
10の左右の建地11、11とを繋ぎ、足掛け枠21を
タラップ本体10に対して略直角に保持する紐体たるチ
ェーン23と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の保守・点
検等のために設置・使用されるタラップを改良して安全
性を高めたものに関する。
検等のために設置・使用されるタラップを改良して安全
性を高めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に集合住宅等においては、建築物の
屋上の保守・点検等のために、例えば図5に示すよう
に、点検口蓋Kcを有する屋上点検口Kを設け、この屋
上点検口Kに至るためのタラップTを屋上点検口Kの下
方の壁面Wに設置しておくことが多い。また図示しない
が、フックのみを予め壁面に設置しておき、持ち運び可
能なタラップを保守・点検時にフックに引っ掛けて使用
する場合もある。さらに建築物の屋上点検口のみなら
ず、その他道路のマンホール等の点検口蓋付きの床下点
検口においても、上記と同様にタラップが設置・使用さ
れることが多い。
屋上の保守・点検等のために、例えば図5に示すよう
に、点検口蓋Kcを有する屋上点検口Kを設け、この屋
上点検口Kに至るためのタラップTを屋上点検口Kの下
方の壁面Wに設置しておくことが多い。また図示しない
が、フックのみを予め壁面に設置しておき、持ち運び可
能なタラップを保守・点検時にフックに引っ掛けて使用
する場合もある。さらに建築物の屋上点検口のみなら
ず、その他道路のマンホール等の点検口蓋付きの床下点
検口においても、上記と同様にタラップが設置・使用さ
れることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
タラップTを昇降する人が頭上の点検口蓋Kcを開閉す
る場合には、片手でタラップTの踏み子Tbを握ったま
ま、もう片方の手で点検口蓋Kcを押し上げたり引き下
げたりしなければならない等不安定な姿勢を余儀なくさ
れるため、転落事故や指詰めの恐れがある等、安全性に
欠けるという問題があった。特に、点検口蓋Kcは鋳鉄
製の重量の大きいものが一般的であり、さらに防犯や安
全のために通常は施錠されていることを考慮すると、こ
のような問題は一層重大である。
タラップTを昇降する人が頭上の点検口蓋Kcを開閉す
る場合には、片手でタラップTの踏み子Tbを握ったま
ま、もう片方の手で点検口蓋Kcを押し上げたり引き下
げたりしなければならない等不安定な姿勢を余儀なくさ
れるため、転落事故や指詰めの恐れがある等、安全性に
欠けるという問題があった。特に、点検口蓋Kcは鋳鉄
製の重量の大きいものが一般的であり、さらに防犯や安
全のために通常は施錠されていることを考慮すると、こ
のような問題は一層重大である。
【0004】そこで本発明は、頭上の点検口蓋を開閉し
たり施錠・解錠する場合等における安全性を高めたタラ
ップを提供することにより、上記問題点を解決すること
を目的とする。
たり施錠・解錠する場合等における安全性を高めたタラ
ップを提供することにより、上記問題点を解決すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、人の昇降に供するタラップ本体と、通常の昇
降の妨げとならないようにタラップ本体に取り付けられ
た収納式足掛け部と、を備えることを特徴とする安全タ
ラップである。
の発明は、人の昇降に供するタラップ本体と、通常の昇
降の妨げとならないようにタラップ本体に取り付けられ
た収納式足掛け部と、を備えることを特徴とする安全タ
ラップである。
【0006】かかる安全タラップを使用して頭上の点検
口蓋を開閉したり施錠・解錠する場合においては、使用
状態とした収納式足掛け部に片方の足を掛けるととも
に、もう片方の足をこの収納式足掛け部又はタラップ本
体の踏み子に掛ければ、タラップ本体の踏み子から両手
を離しても安定して立つことができるので、頭上の点検
口蓋の開閉や施錠・解錠を両手で行うことができるよう
になり、転落事故や指詰めの危険が少なくなる。なお、
収納式足掛け部は通常の昇降の妨げとならないような構
成であるため、タラップ本体に要求される昇降機能を損
なうことはない。
口蓋を開閉したり施錠・解錠する場合においては、使用
状態とした収納式足掛け部に片方の足を掛けるととも
に、もう片方の足をこの収納式足掛け部又はタラップ本
体の踏み子に掛ければ、タラップ本体の踏み子から両手
を離しても安定して立つことができるので、頭上の点検
口蓋の開閉や施錠・解錠を両手で行うことができるよう
になり、転落事故や指詰めの危険が少なくなる。なお、
収納式足掛け部は通常の昇降の妨げとならないような構
成であるため、タラップ本体に要求される昇降機能を損
なうことはない。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記タラップ本体が、平行な左右
の建地と、この両建地同士を連結する複数の踏み子と、
を備え、前記収納式足掛け部が、前記タラップ本体の左
右の建地に回動自在にピン接合された足掛け枠と、この
足掛け枠と前記タラップ本体の左右の建地とを繋ぎ、当
該足掛け枠を前記タラップ本体に対して略直角に保持す
る紐体と、を備えることを特徴とする請求項1記載の安
全タラップである。
記載の発明において、前記タラップ本体が、平行な左右
の建地と、この両建地同士を連結する複数の踏み子と、
を備え、前記収納式足掛け部が、前記タラップ本体の左
右の建地に回動自在にピン接合された足掛け枠と、この
足掛け枠と前記タラップ本体の左右の建地とを繋ぎ、当
該足掛け枠を前記タラップ本体に対して略直角に保持す
る紐体と、を備えることを特徴とする請求項1記載の安
全タラップである。
【0008】かかる安全タラップは、請求項1に記載の
発明を簡易かつ確実に実現するものであって、足掛け枠
がタラップ本体の左右の建地に回動自在にピン接合さ
れ、紐体がタラップ本体の左右の建地と足掛け枠とのな
す角を略0°乃至略90°に制限するため、通常は足掛
け枠がタラップ本体と平行に折り畳まれ、使用時には足
掛け枠が紐体の張力によって水平に保持されることにな
る。また足掛け枠は棒状部材のみからなる枠体であるた
め、折り畳まれている状態においてタラップ本体の踏み
子を隠蔽せず、通常の昇降の妨げとならない。
発明を簡易かつ確実に実現するものであって、足掛け枠
がタラップ本体の左右の建地に回動自在にピン接合さ
れ、紐体がタラップ本体の左右の建地と足掛け枠とのな
す角を略0°乃至略90°に制限するため、通常は足掛
け枠がタラップ本体と平行に折り畳まれ、使用時には足
掛け枠が紐体の張力によって水平に保持されることにな
る。また足掛け枠は棒状部材のみからなる枠体であるた
め、折り畳まれている状態においてタラップ本体の踏み
子を隠蔽せず、通常の昇降の妨げとならない。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項2に
記載の発明において、前記足掛け枠が踏板を備えること
を特徴とする安全タラップである。
記載の発明において、前記足掛け枠が踏板を備えること
を特徴とする安全タラップである。
【0010】このように足掛け枠が適当な位置に適当な
大きさの形状の踏板を具備する場合には、両手を離して
当該足掛け枠に少なくとも片足を掛けた状態における安
定性がよくなり、さらに安全性の高い安全タラップとな
る。
大きさの形状の踏板を具備する場合には、両手を離して
当該足掛け枠に少なくとも片足を掛けた状態における安
定性がよくなり、さらに安全性の高い安全タラップとな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一
要素には同一符号を用い、重複する説明は省略するもの
とする。
の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一
要素には同一符号を用い、重複する説明は省略するもの
とする。
【0012】図1は本発明に係る安全タラップの一実施
形態の構成を表す斜視図であり、符号10はタラップ本
体、符号20は収納式足掛け部を示す。同図に示すよう
にタラップ本体10は、平行な左右の建地11、11
と、この両建地11、11同士を連結する複数の踏み子
12と、両建地11、11を壁面Wに固定している壁繋
ぎ13と、からなる。また収納式足掛け部20は、踏棒
21a〜21dからなる足掛け枠21及び踏板22と、
紐体たるチェーン23とで構成され、図示のように足掛
け枠21は前記建地11、11にピン24をもって接合
され、当該ピン24を中心に回動自在となっている。
形態の構成を表す斜視図であり、符号10はタラップ本
体、符号20は収納式足掛け部を示す。同図に示すよう
にタラップ本体10は、平行な左右の建地11、11
と、この両建地11、11同士を連結する複数の踏み子
12と、両建地11、11を壁面Wに固定している壁繋
ぎ13と、からなる。また収納式足掛け部20は、踏棒
21a〜21dからなる足掛け枠21及び踏板22と、
紐体たるチェーン23とで構成され、図示のように足掛
け枠21は前記建地11、11にピン24をもって接合
され、当該ピン24を中心に回動自在となっている。
【0013】ここで図2に基づいて、図1に示した収納
式足掛け部20の機能について説明する。同図(a)
は、収納式足掛け部20を使用すべく足掛け枠21を引
き出した状態を表す部分側面図である。このように足掛
け枠21を構成している踏棒21c(21b)は建地1
1の外側にピン24をもって接合されており、またチェ
ーン23がこの踏棒21c(21b)と建地11とを繋
いで、チェーン23の張力をもって足掛け枠21をタラ
ップ本体10に対して直角に保持できるようになってい
る。なお、ここではアングルストッパー25が建地11
の図示の位置に固着されているため、収納式足掛け部2
0の使用時の安全性が高くなっている。なお、このアン
グルストッパー25は足掛け枠21の側に固着されてい
ても同様の効果を得ることができる。
式足掛け部20の機能について説明する。同図(a)
は、収納式足掛け部20を使用すべく足掛け枠21を引
き出した状態を表す部分側面図である。このように足掛
け枠21を構成している踏棒21c(21b)は建地1
1の外側にピン24をもって接合されており、またチェ
ーン23がこの踏棒21c(21b)と建地11とを繋
いで、チェーン23の張力をもって足掛け枠21をタラ
ップ本体10に対して直角に保持できるようになってい
る。なお、ここではアングルストッパー25が建地11
の図示の位置に固着されているため、収納式足掛け部2
0の使用時の安全性が高くなっている。なお、このアン
グルストッパー25は足掛け枠21の側に固着されてい
ても同様の効果を得ることができる。
【0014】また、同図(b)は、収納式足掛け部20
を収納した通常の状態を表す部分側面図である。このよ
うに足掛け枠21は、通常はピン24を中心に回動して
垂直な状態でタラップ本体10に収納されている。ここ
で、建地11の所定位置には切り欠き11aが設けら
れ、踏棒21aがこの切り欠き11a内に納まるように
なっているため、足掛け枠21は通常タラップ本体10
の表面から突出せず、昇降の邪魔になることがない。さ
らに、ピン24の孔及び切り欠き11aは鉛直方向に若
干長い長孔となっているので、足掛け枠21はタラップ
本体10の建地11に確実に収納される。また、足掛け
枠21のタラップ本体10への収納状態をさらに確実な
ものとするために、図示しないがロックピン等を設ける
ことが望ましい。
を収納した通常の状態を表す部分側面図である。このよ
うに足掛け枠21は、通常はピン24を中心に回動して
垂直な状態でタラップ本体10に収納されている。ここ
で、建地11の所定位置には切り欠き11aが設けら
れ、踏棒21aがこの切り欠き11a内に納まるように
なっているため、足掛け枠21は通常タラップ本体10
の表面から突出せず、昇降の邪魔になることがない。さ
らに、ピン24の孔及び切り欠き11aは鉛直方向に若
干長い長孔となっているので、足掛け枠21はタラップ
本体10の建地11に確実に収納される。また、足掛け
枠21のタラップ本体10への収納状態をさらに確実な
ものとするために、図示しないがロックピン等を設ける
ことが望ましい。
【0015】また、同図(c)は、収納式足掛け部20
を収納した通常の状態を表す部分正面図である。このよ
うに踏板22は、足掛け枠21の所定の位置に所定の形
状で具備されているため、足掛け枠21を使用すべく引
き出した状態において作業者の安全性を高めるが、通常
の状態においてはタラップ本体10の踏み子12を握っ
たり足を掛けたりするのに支障なく、タラップ本体10
の本来の昇降機能を害することがないようになってい
る。
を収納した通常の状態を表す部分正面図である。このよ
うに踏板22は、足掛け枠21の所定の位置に所定の形
状で具備されているため、足掛け枠21を使用すべく引
き出した状態において作業者の安全性を高めるが、通常
の状態においてはタラップ本体10の踏み子12を握っ
たり足を掛けたりするのに支障なく、タラップ本体10
の本来の昇降機能を害することがないようになってい
る。
【0016】このように、タラップ本体10の本来の昇
降機能を害さない範囲において作業者の安全性を高める
踏板22の役割に鑑みれば、足掛け枠21と踏板22の
組み合わせは他にも様々な実施形態が考えられる。例え
ば、図3(a)は踏棒21a〜21dからなる足掛け枠
21の両脇に踏板22を付加したものであり、同図
(b)は踏板22を無くして踏棒21a〜21dからな
る足掛け枠21のみとしたものである。
降機能を害さない範囲において作業者の安全性を高める
踏板22の役割に鑑みれば、足掛け枠21と踏板22の
組み合わせは他にも様々な実施形態が考えられる。例え
ば、図3(a)は踏棒21a〜21dからなる足掛け枠
21の両脇に踏板22を付加したものであり、同図
(b)は踏板22を無くして踏棒21a〜21dからな
る足掛け枠21のみとしたものである。
【0017】続いて、本発明に係る安全タラップの使用
の一実施形態を図4に基づき説明する。同図は、下方か
らタラップ本体10を昇ってきた作業者が収納式足掛け
部20を引き出し、足掛け枠21及び踏板22に少なく
とも片足を掛けて立ち、タラップ本体10の踏み子12
から離した両手で頭上の点検口蓋Kcを開けている様子
を示している。このように本発明に係る安全タラップを
使用すれば、頭上の点検口蓋Kcを両手で持ち上げるこ
とができるようになり、作業者が点検口蓋Kcに指を挟
まれたり、重い点検口蓋Kcを開けようとして勢い余っ
て転落する危険が極めて小さくなる。また、本発明に係
る安全タラップは、頭上の点検口蓋Kcを開ける場合の
みならず、点検口蓋Kcを閉じる場合や、点検口蓋Kc
を施錠・解錠する場合にも非常に有効であり、さらに道
路のマンホール等の床下点検口等に使用する場合におけ
る安全性向上にも役立つものである。
の一実施形態を図4に基づき説明する。同図は、下方か
らタラップ本体10を昇ってきた作業者が収納式足掛け
部20を引き出し、足掛け枠21及び踏板22に少なく
とも片足を掛けて立ち、タラップ本体10の踏み子12
から離した両手で頭上の点検口蓋Kcを開けている様子
を示している。このように本発明に係る安全タラップを
使用すれば、頭上の点検口蓋Kcを両手で持ち上げるこ
とができるようになり、作業者が点検口蓋Kcに指を挟
まれたり、重い点検口蓋Kcを開けようとして勢い余っ
て転落する危険が極めて小さくなる。また、本発明に係
る安全タラップは、頭上の点検口蓋Kcを開ける場合の
みならず、点検口蓋Kcを閉じる場合や、点検口蓋Kc
を施錠・解錠する場合にも非常に有効であり、さらに道
路のマンホール等の床下点検口等に使用する場合におけ
る安全性向上にも役立つものである。
【0018】なお、本発明に係る安全タラップの使用に
おいては、踏板22の有無やその形状によって収納式足
掛け部20を引き出すタイミングが異なってくる。すな
わち、足掛け枠21の内部を作業者が通り抜けられない
場合(図1参照)には、作業者が収納式足掛け部20の
上方に位置するときに足でこれを引き出すしかないが、
足掛け枠21の内部を作業者が通り抜けられる場合(図
3参照)には、作業者が収納式足掛け部20の下方に位
置するときに片手でこれを引き出し、その中を通り抜け
ることもできる。
おいては、踏板22の有無やその形状によって収納式足
掛け部20を引き出すタイミングが異なってくる。すな
わち、足掛け枠21の内部を作業者が通り抜けられない
場合(図1参照)には、作業者が収納式足掛け部20の
上方に位置するときに足でこれを引き出すしかないが、
足掛け枠21の内部を作業者が通り抜けられる場合(図
3参照)には、作業者が収納式足掛け部20の下方に位
置するときに片手でこれを引き出し、その中を通り抜け
ることもできる。
【0019】以上説明したような使用態様を考慮する
と、本発明に係る安全タラップについては、さらに他の
実施形態が可能となる。例えば図示はしないが、チェー
ン23に代えてワイヤー等の紐体としたものであっても
よいし、また紐体以外の折り畳み式のアーム等としても
よい。また、本実施形態のように収納式足掛け部20と
タラップ本体10とが一体化しているものではなく、収
納式足掛け部20がタラップ本体10とは構造的に分離
していて壁面Wに支持されているものであってもよい。
さらに、タラップ本体10は建地11を有しない簡易な
ものであってもよく、また壁面Wに予めフックのみが設
置されていて、持ち運び可能なタラップ本体10を必要
なときにフックに引っ掛けて使用する形式であってもよ
い。
と、本発明に係る安全タラップについては、さらに他の
実施形態が可能となる。例えば図示はしないが、チェー
ン23に代えてワイヤー等の紐体としたものであっても
よいし、また紐体以外の折り畳み式のアーム等としても
よい。また、本実施形態のように収納式足掛け部20と
タラップ本体10とが一体化しているものではなく、収
納式足掛け部20がタラップ本体10とは構造的に分離
していて壁面Wに支持されているものであってもよい。
さらに、タラップ本体10は建地11を有しない簡易な
ものであってもよく、また壁面Wに予めフックのみが設
置されていて、持ち運び可能なタラップ本体10を必要
なときにフックに引っ掛けて使用する形式であってもよ
い。
【0020】このように、本発明に係る安全タラップ
は、冒頭に示した実施形態に限定されずその他の様々な
実施形態をとることが可能であるが、各部の形状等につ
いては、他の構成要素との関連において各部の機能を考
慮して適宜決定する必要があることは言うまでもない。
は、冒頭に示した実施形態に限定されずその他の様々な
実施形態をとることが可能であるが、各部の形状等につ
いては、他の構成要素との関連において各部の機能を考
慮して適宜決定する必要があることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る安全
タラップは、点検口蓋を有する屋上点検口や床下点検口
に至るためのタラップであって、タラップ本体の踏み子
から両手を離しても安定して立つことができ、頭上の点
検口蓋の開閉や施錠・解錠を両手で行うことができるも
のであるため、頭上の点検口蓋の開閉や施錠・解錠の際
の安全性が従来のタラップに比べて飛躍的に高まるとい
う顕著な効果を奏する。また、収納式足掛けは、通常は
収納された状態で確実に固定されて昇降の邪魔にならな
いようになっており、使用時には頭上の点検口蓋の開閉
や施錠・解錠を両手で行うのに適した高さに簡便に固定
できる。
タラップは、点検口蓋を有する屋上点検口や床下点検口
に至るためのタラップであって、タラップ本体の踏み子
から両手を離しても安定して立つことができ、頭上の点
検口蓋の開閉や施錠・解錠を両手で行うことができるも
のであるため、頭上の点検口蓋の開閉や施錠・解錠の際
の安全性が従来のタラップに比べて飛躍的に高まるとい
う顕著な効果を奏する。また、収納式足掛けは、通常は
収納された状態で確実に固定されて昇降の邪魔にならな
いようになっており、使用時には頭上の点検口蓋の開閉
や施錠・解錠を両手で行うのに適した高さに簡便に固定
できる。
【0022】なお、本発明に係る安全タラップは、点検
口蓋を有する点検口に付随したものに限らず、その他建
造物の外壁面等において単独で設置・使用した場合で
も、当該外壁面の補修作業等に利用できる有用なもので
ある。
口蓋を有する点検口に付随したものに限らず、その他建
造物の外壁面等において単独で設置・使用した場合で
も、当該外壁面の補修作業等に利用できる有用なもので
ある。
【図1】本発明に係る安全タラップの構成の一実施形態
を表す斜視図である。
を表す斜視図である。
【図2】収納式足掛け部の機能についての説明図であ
る。
る。
【図3】足掛け枠と踏板の組み合わせ例を表す平面図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係る安全タラップの使用の一実施形態
を表した側面図である。
を表した側面図である。
【図5】タラップを昇降する人が頭上の屋上点検口の点
検口蓋を開閉する従来の様子を表す側面図である。
検口蓋を開閉する従来の様子を表す側面図である。
10 …タラップ本体 11 …建地 11a…切り欠き 12 …踏み子 13 …壁繋ぎ 14 …アングル 20 …収納式足掛け部 21 …足掛け枠 21a…踏棒 21b…踏棒 21c…踏棒 21d…踏棒 22 …踏板 23 …チェーン 24 …ピン 25 …アングルストッパー K …屋上点検口 Kc …点検口蓋 T …タラップ Tb …踏み子 W …壁面
Claims (3)
- 【請求項1】 人の昇降に供するタラップ本体と、通常
の昇降の妨げとならないようにタラップ本体に取り付け
られた収納式足掛け部と、を備えることを特徴とする安
全タラップ。 - 【請求項2】 前記タラップ本体は、平行な左右の建地
と、この両建地同士を連結する複数の踏み子と、を備
え、 前記収納式足掛け部は、前記タラップ本体の左右の建地
に回動自在にピン接合された足掛け枠と、この足掛け枠
と前記タラップ本体の左右の建地とを繋ぎ、当該足掛け
枠を前記タラップ本体に対して略直角に保持する紐体
と、を備えることを特徴とする請求項1記載の安全タラ
ップ。 - 【請求項3】 前記足掛け枠は踏板を備えることを特徴
とする請求項2記載の安全タラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9356615A JPH11182167A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 安全タラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9356615A JPH11182167A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 安全タラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182167A true JPH11182167A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18449915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9356615A Withdrawn JPH11182167A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 安全タラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11182167A (ja) |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9356615A patent/JPH11182167A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041007 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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