JPH058204Y2 - - Google Patents

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JPH058204Y2
JPH058204Y2 JP1986040244U JP4024486U JPH058204Y2 JP H058204 Y2 JPH058204 Y2 JP H058204Y2 JP 1986040244 U JP1986040244 U JP 1986040244U JP 4024486 U JP4024486 U JP 4024486U JP H058204 Y2 JPH058204 Y2 JP H058204Y2
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JP
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rope
escape
cylindrical body
weight
handle
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JP1986040244U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二階建バス等において非常時に車外
へ非難するための脱出装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
最近、上下二層の客室を備えた二階建バスや下
部荷物収納室の上部に客室を設けた高床式バスが
多用されてきている。
このようなバスでは、非常時に車外へ非難する
ために、車体の横側面または後側面にドアを有す
る非常口を設けている。
従来、この種の非常口に、例えば実開昭60−
149453号公報に示される脱出装置が公知となつて
いる。
上記装置によれば、比較的操作が容易であり、
非常口下方に迅速に梯子を形成することができ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、上記装置は、非常口の下部に折畳み
梯子を収納する収納室を設け、また折畳み梯子を
支持するための鎖、ベース、放出するための回動
するアーム、プツシユロツド等を設ける必要があ
り、構造が複雑になる。
また、梯子を設置するときには、ドア(非常
扉)を開放した後、折畳み梯子を放出するために
アームを外方へ向けて回動させる回動操作を行わ
なければならず、面倒である。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、構造が
簡素で、非常時ドアを開放することにより非常口
外部側に自動的に脱出ロープが設置されて安全か
つ迅速に非難できる高床を有する車両の脱出装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を解決するための本考案の構成は、ド
アが開閉可能に設けられた非常口の上方にガイド
筒が設けられ、そのガイド筒にスプリングを介し
て車体外部方向へ付勢された筒状の支持部が摺動
自在に嵌装して設けられ、その支持部は車体内部
側端部に取手が設けられる筒状本体と、その取手
近傍に設けられたハンドルの回転により脱出用ロ
ープが巻取られるリールとから構成され、そのリ
ールに巻回された脱出用ロープの先端には自重に
より引き出す重りが設けられ、前記筒状本体の開
口する車体外部側に重りを取り付けた脱出用ロー
プが出入可能に挿通され、前記筒状本体上方の車
体に支持されたてこロツドの一端にスプリングを
介して下方方向に付勢されたロツドが設けられ、
そのロツドの端に前記非常口のドア上面に当接す
るローラが設けられ、てこロツドの他端に筒状本
体の車体外部方向への付勢を阻止するストツパ
と、ロープが垂下する方向のリール回転を阻止す
るストツパが設けられたことを特徴とする。
〔作用〕
非常時、ドアを開放すると、ドア上面に当接し
たロツド端のローラがスプリングの付勢力により
下降され、てこロツド他端に設けられた筒状本体
の車体外部方向への付勢を阻止するストツパとロ
ープが垂下する方向のリール回転を阻止するスト
ツパが上昇し、両ストツパが解除され、筒状本体
がスプリングの作用により車体外部へ突出する。
突出した筒状本体の開口からは、重りの自重に
より自動的に脱出用ロープが垂下されて非常口の
外部に設置される。
〔実施例〕
以下、本考案に係る高床を有する車両の脱出装
置の一実施例を、第1図〜第2図に基づいて説明
する。
Dは、車両の非常口Eに開閉可能に設けられた
ドアである。ドアDが設けられた非常口Eの上
方、即ち、車体Aの上部には、ガイド筒3が設け
られている。
そのガイド筒3には、筒内に設けられたスプリ
ング4を介して車体A外部に付勢される筒状の支
持部1が摺動自在に嵌装されている。支持部1
は、車体Aの内部側端部に取手12が設けらた筒
状本体11と、その取手12の近傍に設けられた
脱出用ロープ2を巻回したリール14とで構成さ
れている。
前記取手12が一端に設けられた筒状本体11
は、他端部が開口している。リール14には、ハ
ンドル13が設けられ、そのハンドル13の回転
により、ロープ21とその先端に設けた重り22
からなる脱出用ロープ2を巻取れるようになつて
いる。
一方、前記ハンドル3の回転により巻取られた
脱出用ロープ2は、先端に設けられた重り22の
自重により引き出せるようになつている。
従つて、筒状本体11の開口端に、前記重り2
2を取付けた脱出用ロープ2が出入可能に挿通さ
れている。
尚、筒状本体11の開口端には、前記脱出用ロ
ープ2の先端に設けられた重り22の所定以上の
引込みを阻止するストツパ15が設けられてい
る。
そして、ハンドル13を回転すれば、脱出用ロ
ープ21がリール14に巻き取られ、第2図に示
すように重り22がストツパ15に係止されるま
で巻取り可能となる。
また、ハンドル13によるリール14の回転を
停止すれば、重り22の自重によつてロープ21
が引き出されて脱出用ロープ2が垂下することに
なる。
前記ガイド筒3内に設けられたスプリング4に
より車体Aの内部から外部へ突出される筒状本体
11は、一方において、てこロツド74の他端に
設けられたストツパ5によつて阻止されている。
また、リール14を係止して前記重り22の自
重による脱出用ロープ2の垂下を阻止するための
ストツパ6がてこロツド74の他方に設けられて
いる。従つて、これらストツパ5,6を解除すれ
ば、筒状本体11が車体Aの外部へ突出し、突出
した筒状本体11の開口端から脱出用ロープ2が
垂下することになる。
逆に取手12を掴んで筒状本体11を引き戻し
てストツパ5で筒状本体11を係止すれば、筒状
本体11は車体Aの内部に収納される。また、リ
ール14のハンドル13をロープ21を巻き取る
方向へ回転すれば、脱出用ロープ2が筒状本体1
1内に収納されることになる。
前記ストツパ5,6は、非常口Eの開閉によつ
て制御されるようになつており、この制御は車体
Aに設けられた支点8によつて摺動自在に支持さ
れたてこロツド74と、てこロツド74の一端に
設けられたスプリング71によつて付勢されるロ
ツド73と、その端部に設けられた非常口Eのド
アD上面に当接するローラ72による制御手段7
により行なわれる。
即ち、非常口EのドアDを開放すると、ローラ
72とドアDとの当接が外れてスプリング71の
付勢力によりロツド73が降下し、てこロツド7
4が揺動してストツパ5,6が上昇し解除され、
筒状本体11がスプリング4の付勢力により車体
Aの外部に突出し、突出した筒状本体11から前
述の脱出用ロープ2が垂下されるようになる。
尚、リール14に設けられいるストツパ6は、
リール14の回転の一方方向(脱出用ロープ2の
垂下方向)のみ掛かるようになつており、バネ
6′によつてストツパ6が掛かつた状態でも脱出
用ロープ2の巻取りが可能である。
図示実施例では、車両の脱出装置は非常口Eが
車体Aの横側面Bに設けられている場合を示して
あるが、非常口Eが車体Aの後側面に設けられて
いる場合にも同様の構成となる。
このような実施例では、非常時に非常口Eのド
アDを開放すれば、ロープ21の先端に取り付け
られた重り22の自重により、自動的に非常口E
の上方から脱出用ロープ2が地面へ向けて垂下さ
れることになり、この脱出用ロープ2を掴んで乗
客の避難が安全かつ迅速に行なわれる。そして、
この脱出用ロープ2に掛かる乗客の体重は筒状本
体11を介して車体Aに支えられるため、各部の
損壊等は起こり得ず、安全な避難が行なわれる。
また、ガイド筒3にスプリング4を介して付勢
された筒状本体11の車体内部側端部に取手12
と、ハンドル13を有するリール14を設け、筒
状本体11の車体外部側に重り22を取り付けた
脱出用ロープ2を出入可能に挿通して、前記筒状
本体11の移動とリール14の回転をストツパ
5,6で阻止する構成になつているので、構造が
簡素になる。
しかも、脱出に用いられる部材を脱出用ロープ
2としたため、脱出装置が小型で、軽量化も可能
であり、車体Aの任意の箇所に組み込むことがで
きる。
尚、第3図に示すように脱出用ロープ2のロー
プ21に適当な間隔でコブ23を取り付けておけ
ば、ロープ21を掴んだ手が滑ることもなく安全
性が向上する利点がある。
本考案は二階建バス、高床式バスに限らず、そ
の他の高床を有する車両に利用できるものであ
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る高床を有する車両の
脱出装置は、構造が簡素であり、非常時ドアを開
放することにより、非常口外部側に自動的に脱出
用ロープが設置されて安全かつ迅速に避難を行な
える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る高床を有する車両の脱出
装置の一実施例を示す断面図、第2図は第1図の
要部拡大断面図、第3図は脱出用ロープの変形例
を示す正面図である。 1……支持部、2……脱出用ロープ、3……ガ
イド筒、4……スプリング、5,6……ストツ
パ、11……筒状体、12……取手、13……ハ
ンドル、14……リール、21……ロープ、22
……重り、71……スプリング、72……ロー
ラ、73……ロツド、74……てこロツド、A…
…車体、D……ドア、E……非常口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアが開閉可能に設けられた非常口の上方にガ
    イド筒が設けられ、そのガイド筒にスプリングを
    介して車体外部方向へ付勢された筒状の支持部が
    摺動自在に嵌装して設けられ、その支持部は車体
    内部側端部に取手が設けられる筒状本体と、その
    取手近傍に設けられたハンドルの回転により脱出
    用ロープが巻取られるリールとから構成され、そ
    のリールに巻回された脱出用ロープの先端には自
    重により引き出す重りが設けられ、前記筒状本体
    の開口する車体外部側に重りを取り付けた脱出用
    ロープが出入可能に挿通され、前記筒状本体上方
    の車体に支持されたてこロツドの一端にスプリン
    グを介して下方方向に付勢されたロツドが設けら
    れ、そのロツドの端に前記非常口のドア上面に当
    接するローラが設けられ、てこロツドの他端に筒
    状本体の車体外部方向への付勢を阻止するストツ
    パと、ロープが垂下する方向のリール回転を阻止
    するストツパが設けられたことを特徴とする高床
    を有する車両の脱出装置。
JP1986040244U 1986-03-19 1986-03-19 Expired - Lifetime JPH058204Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986040244U JPH058204Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986040244U JPH058204Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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Publication Number Publication Date
JPS6315245U JPS6315245U (ja) 1988-02-01
JPH058204Y2 true JPH058204Y2 (ja) 1993-03-02

Family

ID=30854161

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986040244U Expired - Lifetime JPH058204Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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JP (1) JPH058204Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149453U (ja) * 1984-03-16 1985-10-04 富士重工業株式会社 バス用非常脱出装置

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JPS6315245U (ja) 1988-02-01

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