JP4139353B2 - 車輪支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輪支持装置に関し、特に、車両の乗り心地の悪化を抑制する車輪支持装置に関するものである。
従来のインホイールモータ駆動方式においては、モータは、外枠に収納され、モータの出力軸は、軸受部(ベアリング)によって外枠に回転可能に支持されている。そして、出力軸の一方端は、プラネタリギヤを介して車輪のホイールに連結されている。
また、モータを収納する外枠は、ボールジョイントを介してサスペンションアームに連結される。そして、サスペンションアームは、ショックアブソーバを介して車体に連結される。
このように、従来のインホイールモータ駆動方式においては、モータを収納する外枠は、ボールジョイントおよびサスペンションアームを介して車体に連結される。
また、従来のインホイールモータ駆動方式として、中空モータをモータサスペンションによって支持したものが知られている(非特許文献1)。中空モータは、車輪のホイールに連結されており、ホイールを回転させる。中空モータは、モータサスペンションによって車両の上下方向に振動可能に支持され、バネ下重量から切離される。そして、ホイールは、サスペンションアームによって車体に支持される。このインホイールモータ駆動方式においては、車輪が振動すると、中空モータは、ホイールを介して車輪の振動を受け、車両の上下方向に振動する。そして、中空モータの振動は、車両に伝達するバネ下の振動を低減する。
長屋 豪、若尾 泰通、阿部 明彦,"ダイナミックダンパ型インホイールモータの開発",社団法人 自動車技術会,2002年11月26日,学術講演会前刷集 No. 83-02,p9−12
しかしながら、非特許文献1に開示されたインホイールモータ駆動方式においては、モータを収納する外枠がサスペンションにより支持されるため、路面状態等によって、想定外の大きな外力が車輪に入力される可能性がある。想定外の大きな入力が車輪に入力されると、外枠がナックル等の他の構造部品に接触するという可能性がある。外枠が他の構造部品に接触すると、音や衝撃力が車体に伝わり、車両の乗り心地が悪化するという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両の乗り心地の悪化を抑制する車輪支持装置を提供することである。
第1の発明に係る車輪支持装置は、動力を発生するモータと、車輪と、モータの出力軸に接続され動力を車輪に伝達する動力伝達機構とを支持する。車輪支持装置は、モータに取り付けられ、伸縮することにより車輪およびモータの振動を減衰する弾性部材と、弾性部材に取り付けられ、車輪を回転可能に支持する回転支持部材と、車両の走行時において路面から受ける力によりモータと共に振動する振動部材と、振動部材と所定の部位で当接することでモータの振動を規制する規制部材と、振動部材または規制部材の当接する所定の部位に対応する箇所に設けられる緩衝部材とを含む。
第1の発明によると、車輪支持装置は、車両の走行時において路面から受ける力によりモータと共に振動する振動部材(たとえば、モータ側の部品)と、振動部材と所定の部位で当接することでモータの振動を規制する規制部材(たとえば、ナックル側の部品)と、振動部材または規制部材の当接する所定の部位に対応する箇所に設けられる緩衝部材とを含む。モータが弾性部材により支持される、いわゆるダイナミックマスダンパ機構を有する車両の走行時において路面から力を受けると、車輪の振動とともにモータも振動する。このとき、想定外の外力が車輪に加わるなどして、モータが大きく振動する場合において、振動部材と規制部材とが当接する所定の部位に対応する箇所に緩衝部材が設けられる。このようにすると、振動によるモータと回転支持部材(たとえば、ナックル)との接触を回避することができる。そのため、モータが大きく振動した場合の車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。したがって、車両の乗り心地の悪化を抑制する車輪支持装置を提供することができる。また、モータのナックルへの接触を回避することができるため、モータの筐体の強度を、緩衝部材がない場合と比較して低くしても許容される。したがって、モータの小型化あるいはコストの低減が図れる。
第2の発明に係る車輪支持装置は、第1の発明の構成に加えて、弾性部材の振動を減衰する振動減衰機構をさらに含む。振動減衰機構は、弾性部材の伸縮を抑制する。
第2の発明によると、車輪支持装置は、弾性部材の振動を減衰させる振動減衰機構(たとえば、アブソーバ)をさらに含む。振動減衰機構は、弾性部材の伸縮を抑制する。これにより、想定外の外力が車輪に加わるなどして、モータが大きく振動する場合において、振動減衰機構がモータの振動による弾性部材の伸縮を抑制する。このようにすると、振動によるモータとナックルとの接触を回避することができる。そのため、車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
第3の発明に係る車輪支持装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、緩衝部材は、振動部材の振動の軌道上であって、振動部材と規制部材とが当接する部位に設けられる。
第3の発明によると、緩衝部材は、振動部材(たとえば、モータ側の部品)の振動の軌道上であって、振動部材と規制部材(たとえば、ナックル側の部品)とが当接する部位に設けられる。モータが弾性部材により支持される、いわゆるダイナミックマスダンパ機構を有する車両の走行時において路面から力を受けると、車輪の振動とともにモータも振動する。このとき、想定外の外力が車輪に加わるなどして、モータが大きく振動する場合においては、モータ側の部品の振動の軌道上であって、ナックル側の部品と接触する部位に緩衝部材が設けられるため、モータのナックルへの接触を回避することができる。そのため、モータが大きく振動した場合の車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
第4の発明に係る車輪支持装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、緩衝部材は、回転支持部材に設けられる。
第4の発明によると、緩衝部材は、回転支持部材(たとえば、ナックル)に設けられる。振動によりナックルと接触する部位が多いモータ側より、ナックル側に緩衝部材を設けることで、必要最低限の部位に緩衝部材を設けることができる。そのため、コストの上昇を抑制することができる。
第5の発明に係る車輪支持装置は、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、緩衝部材は、モータの振動に基づく衝撃を吸収する部材である。
第5の発明によると、緩衝部材は、モータの振動に基づく衝撃を吸収する部材である。これにより、モータが振動によりナックルに接触しても、緩衝部材によりモータの振動に基づく衝撃を吸収することができる。そのため、車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
第6の発明に係る車輪支持装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、弾性部材は、上下1対の弾性部材からなる。1対の弾性部材の一方は、回転支持部材の上部に連結される。1対の弾性部材の他方は、回転支持部材の下部に連結される。
第6の発明によると、弾性部材は、上下1対の弾性部材からなる。1対の弾性部材の一方は、回転支持部材の上部に連結される。これにより、回転支持部材の上下に弾性部材が連結される車輪支持装置に対して、振動部材(たとえば、モータ側の部品)と、規制部材(たとえば、ナックル側の部品)との接触による衝撃を吸収する緩衝部材を設けることができる。そのため、想定外の外力が加わっても、車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
第7の発明に係る車輪支持装置においては、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、動力伝達機構は、等速ジョイントである。
第7の発明によると、動力伝達機構は、等速ジョイントである。モータは、車輪に外力が加わると、等速ジョイントを介して車両の上下方向に振動する。そのため、モータの振動の軌道上においてナックルとの接触を回避するように緩衝部材を設けることにより、想定外の外力が加わっても、車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
第8の発明に係る車輪支持装置においては、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、動力伝達機構は、フレキシブルカップリングである。
第8の発明によると、動力伝達機構は、フレキシブルカップリングである。モータは、車輪に外力が加わると、フレキシブルカップリングを介して上下方向に振動する。そのため、上下方向の振動の軌道上においてナックルとの接触を回避するように緩衝部材を設けることにより、想定外の外力が加わっても、車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る車輪支持装置について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係る車輪支持装置を説明するにあたり、まず、この車輪支持装置により支持されるインホイールモータを有する電動輪の構成について説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る車輪支持装置200が支持する電動輪100は、ホイールディスク10と、ホイールハブ20と、等速ジョイント30と、ブレーキロータ40と、ブレーキキャリパ50と、インホイールモータ70と、タイヤ250とから構成される。
インホイールモータ70は、ケース60と、モータ65と、プラネタリギヤ80と、オイルポンプ90と、シャフト110と、オイル通路(図示せず)とから構成される。
また、車輪支持装置200は、ダイナミックマスダンパ機構(図示せず)と、ボールジョイント160,170と、ナックル180と、アッパーアーム210と、ロアアーム220と、ショックアブソーバ(図示せず)とから構成される。
ホイールディスク10は、略カップ型形状を有し、ディスク部10Aとリム部10Bとからなる。そして、ホイールディスク10は、ホイールハブ20、ブレーキロータ40、ブレーキキャリパ50、およびインホイールモータ70を収納するようにしてもよい。ホイールディスク10は、ディスク部10Aをホイール取り付け部22において、ボルトあるいはナット(図示せず)によってホイールハブ20に締結することによりホイールハブ20と連結される。ホイールハブ20は、等速ジョイント30を内蔵し、その内蔵した等速ジョイント30を介してシャフト110に連結される。そして、ホイールハブ20は、ベアリング11,12によってナックル180に回転自在に支持される。タイヤ250は、ホイールディスク10のリム部10Bの外縁に固定される。
等速ジョイント30は、インナー31と、ボール32とを含む。インナー31は、シャフト110に嵌合される。ボール32は、シャフト110の回転軸方向に設けられたホイールハブ20の溝とインナー31の溝とに噛合っており、シャフト110の回転に伴ってホイールハブ20を回転させる。また、ボール32は、ホイールハブ20およびインナー31に設けられた溝に沿ってシャフト110の回転軸方向に移動可能である。なお、等速ジョイント30は、インホイールモータ70の動力をホイールディスク10に伝達する動力伝達機構であれば特に限定されるものではないが、たとえば、複数の円盤等を用いてインホイールモータ側とホイール側とがどの方向にも偏心可能に結合される、いわゆるフレキシブルカップリングを用いてもよい。
ブレーキロータ40は、内周端がボルト24,26によってホイールハブ20の外周端に固定され、外周端がブレーキキャリパ50内を通過するように配置される。ブレーキキャリパ50は、ナックル180に固定される。そして、ブレーキキャリパ50は、ブレーキピストン51と、ブレーキパッド52,53とを含む。ブレーキパッド52,53は、ブレーキロータ40の外周端を挟み込む。
開口部50Aからブレーキオイルが供給されると、ブレーキピストン51は、図1において紙面右側へ移動し、ブレーキパッド52を紙面右側へ押す。ブレーキパッド52がブレーキピストン51によって紙面右側へ移動すると、それに応答してブレーキパッド53が紙面左側へ移動する。これにより、ブレーキパッド52,53は、ブレーキロータ40の外周端を挟み込み、電動輪100にブレーキがかけられる。
ケース60は、図1において、ホイールハブ20の紙面左側に配置される。そして、ケース60は、モータ65と、プラネタリギヤ80と、オイルポンプ90と、シャフト110と、オイル通路とを収納する。
モータ65は、ステータコア71と、ステータコイル72と、ロータ73とを含む。ステータコア71は、ケース60に固定される。ステータコイル72は、ステータコア71に巻回される。モータ65が三相モータである場合、ステータコイル72は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルからなる。ロータ73は、ステータコア71およびステータコイル72の内周側に配置される。
プラネタリギヤ80は、サンギヤ軸81と、サンギヤ82と、ピニオンギヤ83と、プラネタリキャリア84と、リングギヤ85と、ピン86とを含む。サンギヤ軸81は、モータ65のロータ73に連結される。そして、サンギヤ軸81は、ベアリング15,16により回転自在に支持される。サンギヤ82は、サンギヤ軸81に連結される。
ピニオンギヤ83は、サンギヤ82と噛合い、ピン86の外周に配設されたベアリングにより回転自在に支持される。プラネタリキャリア84は、ピニオンギヤ83に連結され、シャフト110に接続される。そして、プラネタリキャリア84およびプラネタリキャリア84に接続されるシャフト110は、ベアリング13,14により回転自在に支持される。リングギヤ85は、ケース60に固定される。ピン86は、プラネタリキャリア84に支持される。
オイルポンプ90は、インホイールモータ70のホイールハブ20側の端部に、シャフト110に接続されて設けられる。シャフト110は、上述したように等速ジョイント30のインナー31およびプラネタリキャリア84接続され、ベアリング13,14によって回転自在に支持される。
オイル通路は、ケース60に設けられる。オイル通路は、一方端がオイルポンプ90に連結され、他方端がオイル溜(図示せず)に挿入される。
オイルポンプ90は、シャフト110の回転に伴なってオイル溜に溜まったオイルをオイル通路を介して汲み上げ、その汲み上げたオイルをケース60内で循環させる。
図2に示すように、ダイナミックマスダンパ機構300は、車両の上下方向に設けられる1対の弾性部材であるスプリング302,304から構成される。ダイナミックマスダンパ機構300の中央部306は、インホイールモータ70のケース60の外周側面に取り付けられる。本実施の形態において、たとえば、ダイナミックマスダンパ機構300の中央部306は、ケース60の車両の後方側でかつインホイールモータ70の回転軸と同じ高さになる位置に取り付けられる。そして、ダイナミックマスダンパ機構300の上部310は、ナックル180(180A)に接続される。上部310と中央部306とは、スプリング302を介して接続される。ダイナミックマスダンパ機構300の下部312は、ナックル180(180B)に接続される。下部312と中央部306とは、スプリング304を介して接続される。
また、上部310および下部312には、中央部306を貫通してアブソーバ314が設けられる。アブソーバ314は、シャフト316,318を含む。アブソーバ314は、シャフト316,318の上下の振動を抑制する。シャフト316の一方端は、シャフト318の一方端に接続され、シャフト318の他方端は、上部310に設けられる開口部328に嵌合され、スプリング302,304の変形に応じて、開口部328を摺動する。中央部306を貫通するシャフト316は、ブッシュ308により水平方向の位置が制限される。また、アブソーバ314の下端は、ブッシュ326により水平方向の位置が制限される。
ナックル180(180A)は、一方端がボールジョイント160に連結され、他方端がベアリング11,12を介してホイールハブ20に連結される。ナックル180(180B)の下部には、プレート182がボルトにより固定される。そして、プレート182には、ボールジョイント170が連結される。
図3に示すように、アッパーアーム210およびロアアーム220は、車両の上下方向に配置される。アッパーアーム210は、一方端がボールジョイント160に連結され、他方端が車両の上下方向に回動可能に車体に固定される。ロアアーム220は、一方端がボールジョイント170に連結され、他方端が車両の上下方向に回動可能に車体に固定される。また、ロアアーム220は、ショックアブソーバを介して車体に連結される。これにより、電動輪100は、車体に懸架される。
このように、アッパーアーム210およびロアアーム220は、車両の上下方向からそれぞれボールジョイント160,170を介してナックル180に連結される。
ナックル180には、ステアリングタイロッド(図示せず)の一方端が連結される。そして、ステアリングタイロッドは、車体のステアリング(ハンドル)からの回転力に応じて、車両の進行方向に対して右方向または左方向に電動輪100を回動する。
アッパーアーム210およびロアアーム220は、車両の上下方向に回動自在に車体に固定され、ロアアーム220は、ショックアブソーバを介して車体に連結されるので、アッパーアーム210、ロアアーム220およびショックアブソーバは、サスペンションとして機能する。
ダイナミックマスダンパ機構300は、インホイールモータ70のケース60に固定される。また、ダイナミックマスダンパ機構300は、ナックル180に連結される。そして、ボールジョイント160,170によってサスペンションアーム(アッパーアーム210およびロアアーム220)をナックル180に連結することにより、車輪支持装置200は、電動輪100を車体に支持する。
すなわち、車輪支持装置200は、アッパーアーム210、ロアアーム220およびナックル180によってホイールディスク10およびホイールハブ20を回転可能に支持し、アッパーアーム210、ロアアーム220およびダイナミックマスダンパ機構300によってインホイールモータ70を車両の上下方向に振動可能に支持する。
また、車両に搭載されたスイッチング回路(図示せず)によりステータコイル72に交流電流が供給されると、ロータ73が回転し、モータ65は、所定のトルクを出力する。そして、モータ65の出力トルクは、サンギヤ軸81を介してプラネタリギヤ80へ伝達される。プラネタリギヤ80は、サンギヤ軸81から受けた出力トルクをサンギヤ82およびピニオンギヤ83によって変更、つまり、変速(減速)してプラネタリキャリア84へ出力する。プラネタリキャリア84は、プラネタリギヤ80の出力トルクをシャフト110に伝達し、シャフト110は、等速ジョイント30を介して所定の回転数でホイールハブ20およびホイールディスク10を回転する。これにより、電動輪100は、所定の回転数で回転して、車両は走行する。
車両の走行中に、電動輪100が路面状態等に応じて車両の上下方向に振動を受けると、ダンパーマスとなるインホイールモータ70によってダイナミックマスダンパ機構300のスプリング302,304は、車両の上下方向に伸縮する。スプリング302,304の伸縮により、電動輪100が路面から受ける力による振動と位相がずれたインホイールモータ70の上下方向の振動が発生する。つまり、ダイナミックマスダンパ機構300は、電動輪100の振動をインホイールモータ70の振動に変換する。このとき、車体には、電動輪100の振動と、電動輪100の振動とは位相がずれたインホイールモータ70の振動とを合成した振動が伝達される。電動輪100の振動とインホイールモータ70の振動とは位相がずれているため、電動輪100の振動の振幅は、位相がずれたインホイールモータ70の振動の振幅により低減される。すなわち、電動輪100の振動は、インホイールモータ70の振動によりアッパーアーム210およびロアアーム220を介して車体に伝達されにくくなる。
インホイールモータ70は、等速ジョイント30を介して上下方向に振動する。具体的には、インホイールモータ70は、等速ジョイント30を回転中心として、車両の上下方向に円弧を描くように振動する。このとき、インホイールモータ70の水平方向の振動は、ダイナミックマスダンパ機構300に設けられるブッシュ308および326により吸収される。一方、スプリング302,304の伸縮により生じる、インホイールモータ70の上下方向の振動は、アブソーバ314により減衰される。
上述のようにして、タイヤ250からのバネ下入力が緩和される。すなわち、車両の走行中に電動輪100が路面状態等に応じて振動を受けると、サスペンションに設けられるショックアブソーバによって吸収し切れない振動がダイナミックマスダンパ機構300によって吸収される。ダイナミックマスダンパ機構300は、電動輪100が受けた振動によってインホイールモータ70を車両の上下方向に位相をずらせて振動させる。ダイナミックマスダンパ機構300は、結果的にバネ上である車体に大きな振動を伝えない。したがって、インホイールモータ70によって駆動される車輪を搭載した車両の乗り心地が向上する。
ここで、電動輪100において、想定外の外力が加わった場合、インホイールモータ70は、大きく振動する。大きく振動したインホイールモータ70は、ナックル180に接触する可能性がある。振動したインホイールモータ70がナックル180に接触すると、路面から受ける力は、インホイールモータ70において、吸収しきれず、車体に大きな振動を伝達する。そのため、乗り心地が悪化する可能性がある。
そこで、本発明に係る車輪支持装置200は、インホイールモータ70の振動と共に振動する振動部材と、振動部材と所定の部位で当接することでモータの振動を規制する規制部材と、振動部材または規制部材の当接する所定の部位に対応する箇所に設けられる緩衝部材とを含むことを特徴とする。
具体的には、アブソーバ314には、シャフト318の軸周りに突出した突出部320が設けられる。シャフト318において、中央部306側には、突出部320の下方向の振動の衝撃を吸収する緩衝部材322が設けられる。一方、シャフト318の一方端が摺動する上部310側に設けられる開口部328には、突出部320の上方向の振動の衝撃を吸収する緩衝部材324が設けられる。緩衝部材322,324の間は、予め定められた距離を有する。予め定められた距離は、特に限定されるものではないが、たとえば、スプリング302,304の伸縮量に応じて設定される。すなわち、緩衝部材322,324は、少なくともインホイールモータ70がナックル180に接触しないようにスプリング302,304の伸縮量を抑制する。
また、緩衝部材322,324は、シャフト318の振動に基づく突出部320と接触したときの衝撃を吸収するゴム等で形成される部材であれば特に限定されるものではない。なお、想定外の大きな外力とは、たとえば、車両が高速走行中に突起物に乗り上げたとき、あるいは低速走行中でも大きな突起物に乗り上げたときに、電動輪100が路面から受ける外力である。
ホイールディスク10およびホイールハブ20は、「車輪」を構成する。また、スプリング302,304は、「上下1対の弾性部材」を構成する。そして、本実施の形態においては、上下1対の弾性部材は、アッパーアーム210およびロアアーム220のそれぞれに連結される。さらに、ナックル180は、車輪(ホイールディスク10およびホイールハブ20)を回転可能に支持する「回転支持部材」を構成する。そして、等速ジョイント30は、インホイールモータ70の出力軸に接続され、インホイールモータ70により発生された動力をホイール(ホイールディスク10およびホイールハブ20)に伝達する「動力伝達機構」を構成する。中央部306は、「振動部材」を構成する。上部310は、「規制部材」を構成する。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係る車輪支持装置200の作用について説明する。
電動輪100に想定外の大きな外力が加わると、電動輪100の振動に応じて、インホイールモータ70が振動する。ダイナミックマスダンパ機構300において、インホイールモータ70の振動に応じて、スプリング302,304が伸縮する。そして、スプリング302,304の伸縮に伴なってシャフト316,318が上下方向に振動する。このとき、シャフト318の一方端が開口部328を摺動して、スプリング302が縮み側に、スプリング304が伸び側に伸縮する場合、シャフト318に設けられる突出部320は、緩衝部材324に接触する。一方、スプリング302が伸び側に、スプリング304が縮み側に伸縮する場合、突出部320は、緩衝部材322に接触する。そして、突出部320が緩衝部材322,324のいずれかに接触すると、アブソーバ314が機能する。すなわち、シャフト316,318の振動を抑制して、スプリング302,304の振動、すなわち、インホイールモータ70の振動を減衰させる。このとき、インホイールモータ70の振動は、アブソーバ314および緩衝部材322,324により吸収される。
以上のようにして、本実施の形態に係る車輪支持装置によると、想定外の外力が車輪に加わるなどして、モータが大きく振動する場合において、インホイールモータ側の部品とナックル側の部品とが当接する所定の部位に対応する箇所に緩衝部材が設けられる。このようにすると、振動によるモータとナックルとの接触を回避することができる。そのため、モータが大きく振動した場合の車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。したがって、車両の乗り心地の悪化を抑制する車輪支持装置を提供することができる。また、モータのナックルへの接触を回避することができるため、モータの筐体の強度を、緩衝部材がない場合と比較して低くしても許容される。したがって、モータの小型化あるいはコストの低減が図れる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る車輪支持装置について説明する。本実施の形態に係る車輪支持装置は、上述の第1の実施の形態に係る車輪支持装置200の構成と比較して、アブソーバ314の構成および緩衝部材322,324に代えて332,334とを含む点で異なる。それ以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係る車輪支持装置200と同じ構成である。それらについては同じ参照符号を付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本発明に係る車輪支持装置200は、インホイールモータ70の振動と共に振動するケース60と、ケース60と所定の部位で当接することでモータの振動を規制するナックル180と、ケース60またはナックル180の当接する所定の部位に対応する箇所に設けられる緩衝部材332,334とを含むことを特徴とする。
具体的には、図4に示すように、ケース60は、等速ジョイント30を回転中心として、車両の上下方向に円弧運動する。このとき、円弧運動の軌道上であって、ナックル180に接触する部位に緩衝部材332,334を設ける。また、アブソーバ314は、一方端336が中央部306に固定されるシャフト316を含む。また、緩衝部材332,334は、ケース60が振動によりナックル180に接触したときに、その衝撃を吸収するゴム等で形成される部材であれば特に限定されるものではない。
以上のような構造に基づく、本実施の形態に係る車輪支持装置200の作用について説明する。
電動輪100に想定外の大きな外力が加わると、電動輪100の振動に応じて、インホイールモータ70が振動する。ダイナミックマスダンパ機構300において、インホイールモータ70の振動に応じて、スプリング302,304が伸縮する。そして、スプリング304の伸縮に伴なってアブソーバ314のシャフト316が上下方向に振動する。このとき、インホイールモータ70が大きく振動して、インホイールモータ70がナックル180の上部あるいは下部に接触する。インホイールモータ70とナックル180とが接触する部位においては、緩衝部材332,334が設けられるため、その衝撃は、緩衝部材332,334が吸収する。
本実施の形態において、ケース60は、「振動部材」を構成する。ナックル180の上部および下部の、緩衝部材332,334が設けられる部位は、「規制部材」を構成する。
以上のようにして、本実施の形態に係る車輪支持装置によると、想定外の外力が車輪に加わるなどして、モータが大きく振動する場合においては、モータの軌道上において、ナックルと接触する部位に緩衝部材が設けられるため、モータのナックルへの接触を回避することができる。そのため、モータが大きく振動した場合の車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。したがって、車両の乗り心地の悪化を抑制する車輪支持装置を提供することができる。また、モータのナックルへの接触を回避することができるため、モータの筐体の強度を、緩衝部材ない場合と比較して低くしても許容される。したがって、モータの小型化あるいはコストの低減が図れる。
なお、好ましくは、緩衝部材は、ナックルに設けられる。振動によりナックルと接触する部位が多いモータ側より、ナックル側に緩衝部材を設けることで、必要最低限な部位に緩衝部材を設けることができる。そのため、コストの上昇を抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態に係る車輪支持装置の断面を示す図(その1)である。 第1の実施の形態に係る車輪支持装置の、モータの回転軸方向から見た外観を示す図である。 第1の実施の形態に係る車輪支持装置の断面を示す図(その2)である。 第2の実施の形態に係る車輪支持装置の断面を示す図である。
符号の説明
10 ホイールディスク、10A ディスク部、10B リム部、11,12,13,14,15,16 ベアリング、20 ホイールハブ、22 ホイール取り付け部、24,26 ボルト、30 等速ジョイント、31 インナー、32 ボール、40 ブレーキロータ、50 ブレーキキャリパ、50A 開口部、51 ブレーキピストン、52,53 ブレーキパッド、60 ケース、65 モータ、70 インホイールモータ、71 ステータコア、72 ステータコイル、73 ロータ、80 プラネタリギヤ、81 サンギヤ軸、82 サンギヤ、83 ピニオンギヤ、84 プラネタリキャリア、85 リングギヤ、86 ピン、90 オイルポンプ、100 電動輪、160,170 ボールジョイント、180A,180B ナックル、182 プレート、200 車輪支持装置、210 アッパーアーム、220 ロアアーム、250 タイヤ、300 ダイナミックマスダンパ機構、302,304 スプリング、306 中央部、308,326 ブッシュ、310 上部、312 下部、314 アブソーバ、316,318 シャフト、320 突出部、322,324,332,334 緩衝部材、328 開口部、336 一方端。

Claims (7)

  1. 動力を発生するモータと、車輪と、前記モータの出力軸に接続され前記動力を前記車輪に伝達する動力伝達機構とを支持する車輪支持装置であって、
    前記モータに取り付けられ、伸縮することにより前記車輪および前記モータの振動を減衰する弾性部材と、
    前記弾性部材に取り付けられ、前記車輪を回転可能に支持する回転支持部材と、
    車両の走行時において路面から受ける力により前記モータと共に振動する振動部材と、
    前記振動部材と所定の部位で当接することで前記モータの振動を規制する規制部材と、
    前記振動部材と、前記回転支持部材とにそれぞれ接続し、前記弾性部材の振動を減衰して、前記弾性部材の伸縮を抑制する単一の振動減衰機構と、
    前記振動部材または前記規制部材の前記当接する所定の部位に対応する箇所に設けられる緩衝部材とを含み、
    前記緩衝部材は、前記振動減衰機構の、前記振動部材側および前記規制部材側のそれぞれに1つずつ離間して設けられるゴム部材である、車輪支持装置。
  2. 動力を発生するモータと、車輪と、前記モータの出力軸に接続され前記動力を前記車輪に伝達する動力伝達機構とを支持する車輪支持装置であって、
    前記モータに取付けられ、伸縮することにより前記車輪および前記モータの振動を減衰する弾性部材と、
    前記弾性部材に取付けられ、前記車輪を回転可能に支持する回転支持部材と、
    車両の走行時において路面から受ける力により前記モータと共に振動する振動部材と、
    前記振動部材と所定の部位で当接することで前記モータの振動を規制する規制部材と、
    前記振動部材と、前記回転支持部材とにそれぞれ接続し、前記弾性部材の振動を減衰して、前記弾性部材の伸縮を抑制する単一の振動減衰機構と、
    前記振動部材または前記規制部材の前記当接する所定の部位に対応する箇所に設けられる緩衝部材とを含み、
    前記緩衝部材は、前記振動部材に対して、前記振動部材の振動軌道上に間隙を有するように離間して前記回転支持部材のみに設けられ、前記車輪の上下方向に加えて、前記車輪の左右方向および前後方向についての衝撃を吸収するゴム部材である、車輪支持装置。
  3. 前記緩衝部材は、前記振動部材の振動の軌道上であって、前記振動部材と前記規制部材とが当接する部位に設けられる、請求項1または2に記載の車輪支持装置。
  4. 前記緩衝部材は、前記モータの振動に基づく衝撃を吸収する部材である、請求項1〜3のいずれかに記載の車輪支持装置。
  5. 前記弾性部材は、上下1対の弾性部材からなり、
    前記1対の弾性部材の一方は、前記回転支持部材の上部に連結され、
    前記1対の弾性部材の他方は、前記回転支持部材の下部に連結される、請求項1〜4のいずれかに記載の車輪支持装置。
  6. 前記動力伝達機構は、等速ジョイントである、請求項1〜5のいずれかに記載の車輪支持装置。
  7. 前記動力伝達機構は、フレキシブルカップリングである、請求項1〜5のいずれかに記載の車輪支持装置。
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