JP4279213B2 - インホイールモータシステム - Google Patents

インホイールモータシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4279213B2
JP4279213B2 JP2004191580A JP2004191580A JP4279213B2 JP 4279213 B2 JP4279213 B2 JP 4279213B2 JP 2004191580 A JP2004191580 A JP 2004191580A JP 2004191580 A JP2004191580 A JP 2004191580A JP 4279213 B2 JP4279213 B2 JP 4279213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
vehicle
suspension
mounting plate
side mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004191580A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006008058A (ja
Inventor
豪 長屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2004191580A priority Critical patent/JP4279213B2/ja
Publication of JP2006008058A publication Critical patent/JP2006008058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4279213B2 publication Critical patent/JP4279213B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、ダイレクトドライブホイールを駆動輪とする車輌において用いられるインホイールモータシステムに関するもので、特に、モータを足回り部品に対して弾性支持した構成のインホイールモータシステムに関する。
一般に、足回りにバネ等のサスペンション機構を備えた車輌においては、ホイールやナックル部、サスペンションアームといったバネ下に相当する部品の質量、いわゆるバネ下質量が大きい程、凹凸路を走行した場合に上記バネ下部分が大きく振動するため、接地性能及び乗り心地性能が悪化することが知られている。
図16及び図17は、従来のインホイールモータシステムの一例を示す図で、図16の例では、インホイールモータ33のステータ33Sは固定部であるアップライト37に連結・支持されて、ダイレクトドライブホイール32のホイールディスク32bの内側に配置され、上記ホイールディスク32bに連結された回転軸34とは軸受け34Jにより結合されている。また、上記ステータ33Sの外周側に配置されたロータ33Rは、上記回転軸34と結合された第1のブラケット35aと、上記アップライト37と軸受け37Jを介して回転可能に固定された第2のブラケット35bとにより支持されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、図17の例では、ホイール41に固定されたハウジング42の内側に、磁気手段(永久磁石)40Mを有するロータ40Rを搭載し、上記磁気手段40Mの内側に、コイル40Cを有するステータ40Sを配置し、このステータ40Sをナックル43に連結された中空状のシャフト44に固定的に取付けるとともに、上記ハウジング42の内側及び外側の側壁42a,42bを、軸受け44a,44bを介して上記ステータ40Sと結合することにより、インホイールモータ40のロータ40Rを、上記ステータ40Sに対して回転可能に結合するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
このように、従来のインホイールモータ搭載車輌では、アップライト37やナックル43といったバネ下部分に非常に質量の大きい駆動用のモータ33,40が固定される構造であるため、バネ下質量が大きくなる。そのため、従来のモータ固定型のインホイールモータ搭載車輌では、悪路走行時でのサスペンションの追従性能や乗り心地性能が悪いといった欠点があった。
この問題に対して、駆動用モータを粘弾性要素を介してバネ下部に支持することで、上記モータをダイナミックダンパとして作用させ、インホイールモータ搭載車輌の接地性能と乗り心地性能とを改良する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。図18はその一例を示す図で、インホイールモータ3のステータ3Sを支持するステータ側ケース3aを、直動ガイド51を介して互いに車輌の上下方向に作動方向が限定され、かつ、車輌の上下方向に作動するバネ52及びダンパ53により結合された2枚のプレート54,55を備えた緩衝機構50を介して、車輌の足回り部品であるナックル5に対して弾性支持するとともに、ロータ3Rを支持するロータ側ケース3bとホイール2とを、モータのロータ側ケース3bに取付けられた中空円盤状のプレート21と、このプレート21とホイール2間を結合する、表裏で作動方向が直交する複数個の直交ガイド22とを備えたフレキシブルカップリング20により結合する。これにより、上記モータ3の質量は、車輌のバネ下質量相当分から切り離され、いわゆるダイナミックダンパのウエイトとして作用するので、接地性能や乗り心地性能を向上させることができる。
ところで、バネ下部分は上下方向だけでなく前後方向にも振動するので、上記モータ3を上下方向だけでなく、前後方向に対しても弾性支持し、上記モータ3を上下方向に加えて前後方向に対してもダイナミックダンパとして作用させる必要がある。
しかしながら、モータ3に車輪を駆動させながら、上記モータ3を上下方向及び前後方向に対してダイナミックダンパとして作用させるには、モータ3の固定部分は回転せず、かつ、上下方向及び前後方向にのみ作動するように上記モータ3を弾性支持しなければならない。
このような要求を実現する方法としては、モータを1方向のみ作動するような直動案内機構と粘性及び弾性を持つ部品を組合わせたモータサスペンション装置を2組直交させて組合わせる構成が考えられる。具体的には、例えば、図19及び図20に示すように、モータ3のステータ側ケース3aを、中央に切り欠き部61hが形成されたモータ取付部材61Aの外周部に取付け、このモータ取付部材61Aと前後方向に長軸を有する中間支持部材61Bとを、車輌上下方向に案内するスライドガイド62Gに装着されたバネ部材から成るダンパ62及び車輌上下方向に案内する第1の直動ガイド63Aを介して結合するとともに、上記中間支持部材61Bと固定部であるナックル5に取付けられるナックル取付部材61Cとを、弾性体64と車輌前後方向に案内する第2の直動ガイド63Bとにより結合する構成の緩衝機構60により支持する構成とすることにより、インホイールモータ3を車輌上下方向に直動ガイド及び弾性体を介して支持するとともに、上記上下方向支持部品を車輌足回り部品に対して、直動ガイド及び弾性体を介して、車輌前後方向に支持することができる。
これにより、インホイールモータ3を車輌の足回り部品であるバネ下部分に対してフローティングマウントすることができ、タイヤの接地果樹変動を低減することができるとともに、モータ軸と車輪軸とは別々に車輌前後方向にも揺動可能となるので、タイヤ前後力変動も減少させることができ、前後方向のタイヤ発生力についても安定化させることができる。
特許第2676025号公報 特表平9−506236号公報 WO 02/083446 A1
しかしながら、上記インホイールモータシステムでは、モータを上下方向に弾性支持するモータサスペンションと上下方向に弾性支持するモータサスペンションとを中間支持部材を共通プレートとして連結した構成となっていることから、部品点数も多く、装置が複雑化するだけでなく、緩衝機構を構成する装置自体の重量が大きくなってしまうといった問題点があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡潔な構成で、モータを上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして作用させることのできるインホイールモータシステムを提供することを目的とする。
願発明は、車輪部に電気モータを備え、上記モータによりホイールを駆動するインホイールモータシステムであって、上記モータのステータを支持するステータ側ケースを、車輌の足回り部品であるナックルに対して、弾性支持する緩衝機構を備えており、上記緩衝機構は、上記ステータ側ケースに取付けられるモータ側取付プレートと、上記ナックルに取付けられるナックル側取付プレートと、ダンパシリンダとピストンと一端が上記ピストンに連結されたダンパロットとを備えた上下用粘弾性要素と上下用バネ要素とを有し、上記モータ側取付プレートと上記ナックル側取付プレートとを結合する、車輌上下方向に作動する上下方向用モータ支持サスペンションと、ダンパシリンダとピストンと一端が上記ピストンに連結されたダンパロットとを備えた前後用粘弾性要素と前後用バネ要素とを有し、上記モータ側取付プレートと上記ナックル側取付プレートとを結合する、車輌前後方向に作動する前後方向用モータ支持サスペンションと、車輌上下方向に配向した直動ガイドと車輌前後方向に配向した直動ガイドとから成り、上記モータ側取付プレートと上記ナックル側取付プレートとを結合する直交ガイドと、上記ナックル側取付プレートと上記上下方向用モータ支持サスペンションとを連結する車輌前後方向に配向した第1のサスペンション用直動ガイドと、上記ナックル側取付プレートと上記前後方向用モータ支持サスペンションとを連結する車輌上下方向に配向した第2のサスペンション用直動ガイドとを備え、上記上下用粘弾性要素のダンパシリンダは上記モータ側取付プレートに取付けられ、ダンパロットの他端は上記第1のサスペンション用直動ガイドに連結され、上記上下用バネ要素の一端は上記上下用粘弾性要素のダンパシリンダに取付けられ、他端は上記第1のサスペンション用直動ガイドに連結され、上記前後用粘弾性要素のダンパシリンダは上記モータ側取付プレートに取付けられ、ダンパロットの他端は上記第2のサスペンション用直動ガイドに連結され、上記前後用バネ要素の一端は上記前後用粘弾性要素のダンパシリンダに取付けられ、他端は上記第2のサスペンション用直動ガイドに連結されていることを特徴とするものである
本発明によれば、車輪部に電気モータを備え、上記モータによりホイールを駆動するインホイールモータシステムにおいて、上記モータ、車輌の足回り部品に対して、車輌上下方向及び前後方向にそれぞれダンパシリンダ、ピストン、及び、ダンパロットとを備えた粘弾性要素で支持するとともに、車輌上下方向及び前後方向に配向した直交ガイドとにより連結し、更に、上下方向支持用の粘弾性要素とナックルとの接続部分に、作動方向が車輌前後方向になるように配置された直動ガイドを介在させ、前後方向支持用の粘弾性要素とナックルとの接続部分に、作動方向が車輌上下方向になるように配置された直動ガイドを介在させるように構成し、上下方向支持用の粘弾性要素には上下方向の振動のみが入力し、前後方向支持用の粘弾性要素には前後方向の振動のみが入力するようにしたので、簡潔な構成で、モータを上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして作用させることができ、タイヤの接地性能や車輌の乗り心地性能を向上させることができる。
また、上記粘弾性要素を構成する質量の大きなダンパシリンダをモータ側に固定して、バネ下質量から切り離すようにすれば、バネ下質量を低減しつつダンパマスを増やすことができるので、接地性能や乗り心地性能を更に向上させることができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態1に係るインホイールモータシステムの構成を示す図で、同図において、1はタイヤ、2はリム2aとホイールディスク2bとから成るホイール、3は半径方向に対して内側に設けられたステータ側ケース3aに固定されたモータステータ(以下、ステータという)3Sと、半径方向に対して外側に設けられ、ベアリング3jを介して上記ステータ側ケース3aに対して回転可能に接合されたロータ側ケース3bに固定されたモータロータ(以下、ロータという)3Rとを備えたアウターロータ型のインホイールモータ、4はホイール2とその回転軸において連結されたハブ部、5は上下のサスペンションアーム6a,6bに連結された、車輌の足回り部品であるナックル、7はショックアブゾーバ等から成るサスペンション部材、8は上記ハブ部4に装着されたブレーキディスクから成る制動装置である。
また、10は車輌上下方向及び前後方向に配向した直交ガイド11と、上記モータ3を車輌上下方向及び車輌前後方向に支持する2つのモータ支持サスペンション14,15とを備え、上記インホイールモータ3のステータ側ケース3aを上記ナックル5に弾性支持するための緩衝機構、20は複数の直交ガイド22を備え、上記モータ3のロータ側ケース3bとホイール2とを結合するフレキシブルカップリングである。
緩衝機構10は、図2及び図3にも示すように、中空形状のダイレクトドライブモータ(インホイールモータ)3のステータ3Sを支持するステータ側ケース3aに取付けられるモータ側取付プレート12と、固定部であるナックル5に取付けられるナックル側取付プレート13とを、車輌上下方向に作用する上下方向用モータ支持サスペンション(以下、上下用サスペンションという)14、車輌前後方向に作用する前後方向用モータ支持サスペンション(以下、前後用サスペンションという)15、及び、車輌上下方向に配向した直動ガイド11aと車輌前後方向に配向した直動ガイド11bとを組合わせて成る4個の直交ガイド11を介して結合したもので、上記ナックル側取付プレート13の4隅に車輌上下方向に配向した直動ガイド11aのガイド部材を、モータ側取付プレート12の、上記直動ガイド11aに対応する位置に車輌前後方向に配向した直動ガイド11bのガイド部材をそれぞれ取付け、上記直交ガイド11の間に上記上下用及び前後用サスペンション14,15を、その作動方向がそれぞれ車輌上下方向及び前後方向になるように配置するとともに、上記上下用及び前後用サスペンション14,15とナックル側取付プレート13とを、それぞれ、作動方向が車輌前後方向及び上下方向になるように配置された直動ガイド16,17を介して連結することにより、上記インホイールモータ3を車輌上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして作用させるようにしたものである。
上記上下用サスペンション14は、ダンパシリンダ14aとこのダンパシリンダ14a内に設けられたピストン14bに連結されたダンパロッド14cとを備えた上下支持用粘弾性要素14Aと、上下方向に伸縮する上下用のバネ要素14Bとを備えたもので、上記上下支持用粘弾性要素14Aの固定部であるダンパシリンダ14aは、上下サスペンション取付部材18を介して、上記モータ側取付プレート12に固定されており、上記ダンパロッド14cの他端側は、作動方向が車輌前後方向である直動ガイド16の上記ダンパロッド14c側のガイド部材16bを支持する第1の上下部連結部材16mに取付けられている。一方、上記バネ要素14Bは、一端側が上記第1の上下部連結部材16mに固定されたバネロッド14pと、このバネロッド14pの外周側で、上記上下サスペンション取付部材18の上下に配置された第1及び第2のバネ部材14q,14rとを備えたもので、上記バネロッド14pの他端側は自由端になっている。
本例では、上記直動ガイド16の上記第1の上下部連結部材16mとは反対側のガイド部材16aを、上記ナックル側取付プレート13に取付けられた第2の上下部連結部材16nに固定するようにしているので、モータ側取付プレート12とナックル側取付プレート13とが上記上下支持用粘弾性要素14A及び上下用のバネ要素14Bとにより連結されるとともに、上記上下支持用粘弾性要素14A及び上下用のバネ要素14B(上下用サスペンション14)とバネ下部であるナックル5に連結されるナックル側取付プレート13との接続部分には、作動方向が車輌前後方向になるように配置された直動ガイド16が介在する構成となっている。
上記前後用サスペンション15も、上記上下用サスペンション14と同様の構成で、ダンパシリンダ15aとこのダンパシリンダ15a内に設けられたピストン15bに連結されたダンパロッド15cとを備えた前後支持用粘弾性要素15Aと、前後方向に伸縮する前後用のバネ要素15Bとを備えており、上記前後支持用粘弾性要素15Aのダンパシリンダ15aは、前後サスペンション取付部材19を介して、上記モータ側取付プレート12に固定されている。また、ダンパロッド15cの他端側は、作動方向が車輌上下方向である直動ガイド17を支持する第1の前後部連結部材17mに取付けられている。一方、その外周側に、上記前後サスペンション取付部材19の左右に第1及び第2のバネ部材15q,15rが配置された上記バネ要素15Bのバネロッド15pの一端側は上記第1の前後部連結部材17mに固定されている。更に、上記直動ガイド17の上記第1の前後部連結部材17mとは反対側のガイド部材を、上記ナックル側取付プレート13に取付けられた第2の前後部連結部材17nに固定するようにしているので、上記前後用サスペンション15とナックル側取付プレート13との接続部分においては、作動方向が車輌上下方向になるように配置された直動ガイド17が介在する構成となる。
従来のモータを上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして搭載したインホイールモータシステムにおいては、ダンパ62及び車輌上下方向に案内する第1の直動ガイド63Aによりモータ取付部材61Aと中間支持部材61Bを上下方向に揺動可能に連結し、弾性体64と車輌前後方向に案内する第2の直動ガイド63Bとにより、上記中間支持部材61Bとナックル取付部材61Cとを連結した構成であったが、本例のインホイールモータシステムにおいては、上記のように、上下用サスペンション14及び前後用サスペンション15と、4個の直交ガイド11とにより、モータ側取付プレート12とナックル側取付プレート13とを連結する構成となっているので、プレート(中間支持部材61B)や直動ガイド等の部品点数を減らすことができるだけでなく、構成が簡潔であるので組立も容易であるという利点を有する。
また、上記モータ3はナックル5に対して上下方向及び前後方向に振動するが、上下用サスペンション14は上下方向にしか移動できないため、前後方向の入力があった場合には、上記上下用サスペンション14には不要な力が作用し動作が不安定になってしまう恐れがあるが、本発明のように、上記上下用サスペンション14とナックル側取付プレート13との間に、作動方向が車輌前後方向になるように配置された直動ガイド16を介在させるようにすれば、上記前後方向の入力は上記直動ガイド16で吸収されて上記上下用サスペンション14には上下方向の振動だけが入力されるので、動作が安定する。
また、前後用サスペンション15とナックル側取付プレート13との間にも、作動方向が車輌上下方向になるように配置された直動ガイド17を介在させているので、上記前後用サスペンション15には前後方向の振動だけが入力されるので、動作が安定する。
また、本例では、無視できない質量を持つ上下支持用粘弾性要素14A及び前後支持用粘弾性要素15Aの各ダンパシリンダ14a,15aを、それぞれ、上下サスペンション取付部材18及び前後サスペンション取付部材19を介して、モータ側取付プレート12に固定した構成としているので、バネ下質量が低減されるとともに、ダンパマスを増やせるので、タイヤの接地性能や車輌の乗り心地性能を更に向上させることができる。
ところで、インホイールモータ3がナックル5に対して上方に移動する時には、図2に示すナックル側取付プレート13に固定された第2の上下部連結部材16nが、図2及び図3に示す直動ガイド16と、この直動ガイド16に連結された第1の上下部連結部材16mを押す。この上方から押された第1の上下部連結部材16mは、それに連結された上下支持用粘弾性要素14Aのダンパロッド14c及びピストン14bを押す。これにより、上記上方向へ移動に対して、上下用サスペンション14のダンパ部分である上下支持用粘弾性要素14Aによる減衰力が発生する。また、第1の上下部連結部材16mは、同時に、上下用のバネ要素14Bの第1のバネ部材14qを押すので、上記上方への移動に対して、上記バネ要素14Bによる反発力が発生する。
逆に、上記モータ3がナックル5に対して下方に移動する時には、ピストン14bが引き上げられて減衰力を発生させるとともに、上記バネ要素14Bのバネロッド14pが引き上げられるので、第2のバネ部材14rが圧縮され反発力を発生させる。
これにより、上記モータ3がナックル5に対して上下方向に変位した場合には、上記上下用サスペンション14は、減衰力ととともにバネの反発力を発生させるので、上記変位を有効に減衰させることができる。
また、上記モータ3がナックル5に対して前後方向に変位した場合には、上記前後用サスペンション15は、上記上下用サスペンション14と同様に、前後支持用粘弾性要素15Aによる前後方向に減衰力ととともに、前後用のバネ要素15Bによる反発力を発生させるので、上記変位を有効に減衰させることができる。
また、フレキシブルカップリング20は、モータのロータ側ケース3bに取付けられた中空円盤状のプレート21と、ホイール2との間を結合する、表裏で作動方向が直交する複数個の直交ガイド22とを備えたもので、このフレキシブルカップリング20により上記ロータ側ケース3bとホイール2とを結合することにより、車輪軸に対してモータ軸は車輪軸に垂直な面に対してどの方向にも平行移動することができるので、インホイールモータ3が車輌上下方向及び前後方向に対してダイナミックダンパとして作用する際に、車輪軸とモータ軸とがずれた場合でも、モータ3の回転力をホイール2へ効率よく伝達させることが可能となる。
このように、本最良の形態によれば、インホイールモータ3に結合されたモータ側取付プレート12とナックル5に結合されナックル側取付プレート13とを、上下支持用粘弾性要素14Aと上下用のバネ要素14Bとを備えた上下用サスペンション14と、前後支持用粘弾性要素15Aと前後用のバネ要素15Bとを備えた前後用サスペンション15と、4個の直交ガイド11とにより連結するとともに、上記ナックル側取付プレート13に設けられた第2の上下部連結部材16nと第2の前後部連結部材17nとに直動ガイド16,17の一方のスライド面をそれぞれ取付け、上記直動ガイド16,17の他方のスライド面に、上記粘弾性要素14A,15Aを構成するダンパのロッド14c,15cを取付けて、上下用サスペンション14とナックル側取付プレート13との間には作動方向が車輌前後方向の直動ガイド16を介在させ、前後用サスペンション15とナックル側取付プレート13との間には作動方向が車輌上下方向の直動ガイド17を介在させて、上記上下用サスペンション14には上下方向の振動だけが入力し、前後用サスペンション15には前後方向の振動だけが入力するようにしたので、モータを上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして有効に作用させることができ、タイヤの接地性能や車輌の乗り心地性能を向上させることができる。
また、少ない部品点数でモータ3を車輌上下方向及び前後方向に弾性支持することができるとともに、構造が簡素化されるので、組立作業が容易となる。
更に、上記粘弾性要素14A,15Aを構成する質量の大きなダンパシリンダ14a,15aをモータ側取付プレート12に固定して、バネ下質量から切り離すようにしたので、バネ下質量を低減しつつダンパマスを増やせるので、接地性能や乗り心地性能を更に向上させることができる。
なお、本発明においては、上記のように、インホイールモータ3として、中空形状のダイレクトドライブモータを用いることが好ましいが、スペースに余裕がある場合には、上記モータ3に代えて、電気モータと減速ギヤ(遊星減速機)をモータケースに一体に組み込んだギヤードモータを装着してもよい。上記ギヤードモータを、車輌バネ下部に対して、車輌上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして作用させる方法としては、非回転部であるモータケースを、上記最良の形態で用いた緩衝機構10を介してナックル等のバネ下部品に取付けるようにすればよい。
図4の表は、車輌が悪路を走行する際のタイヤの接地荷重変動と前後力変動、及び、車輌上下方向と前後方向のバネ上振動を計算するための、車輌の上下方向及び前後方向の特性を表わすパラメータを示す表で、図5〜図7はその振動モデル、図8〜図15は上記振動モデルにより計算した結果を示すグラフで、図8,図12はタイヤの接地性を表わす接地荷重変動の周波数特性の計算結果、図9,図13は車体上下方向振動の周波数特性の計算結果、図10,図14はタイヤの前後力の周波数特性の計算結果、図11,図15は車体前後方向の周波数特性の計算結果である。
タイヤの接地荷重変動とは、車輌が悪路を走行する際のタイヤの接地状態を表わす指標であり、接地荷重変動が小さいほどタイヤはより大きな力が出せる。また、前後力変動はタイヤのトランクションを表わす指標であり、これが小さいほど安定したトランクションが得られる。
なお、上記図4の表において、
m1 は車輌上下方向のバネ下質量
m1’は車輌前後方向のバネ下質量
m2 は車輌上下方向のバネ上質量
m2’は車輌前後方向のバネ上質量
m3 は車輌上下方向のダイナミックダンパ質量
m3’は車輌前後方向のダイナミックダンパ質量
k1 はタイヤ縦バネ定数
k1’はタイヤ前後バネ定数
k2 はサスペンション上下方向バネ定数
k2’はサスペンション前後方向バネ定数
k3 は車輌上下方向のモータ支持バネ定数
k3’は車輌前後方向のモータ支持バネ定数
c1 はタイヤ上下方向減衰係数
c1’はタイヤ前後方向減衰係数
c2 はサスペンション上下方向減衰係数
c2’はサスペンション前後方向減衰係数
c3 はモータ支持ダンパ上下方向減衰係数
c3’はモータ支持ダンパ前後方向減衰係数である。
表の比較例1は、図5(a),(b)の振動モデルで表わせる、モータをボディに搭載したタイプの一般的な電気自動車の条件である。なお、(a)図は車輌上下方向の振動モデルであり、(b)図は車輌前後方向の振動モデルである。また、以下の図6,図7についても同様である。
また、比較例2は、図6(a),(b)の振動モデルで表わせる、従来のモータバネ下固定型のインホイールモータ搭載車輌の条件である。
比較例3は、図7(a)及び図6(b)の振動モデルで表わせる、上下方向のみ作動するダイナミックダンパ型インホイールモータ搭載車輌の条件である。
比較例4は、図7(a),(b)の振動モデルで表わせる、上下方向及び前後方向に作動するダイナミックダンパ型インホイールモータ搭載車輌の条件である。
また、表の実施例1,2は、図7(a),(b)の振動モデルで表わせる、本発明の上下方向及び前後方向に作動するダイナミックダンパ型インホイールモータ搭載車輌の条件である。
比較例2のようにホイール、ナックル等のバネ下質量相当部分に対してモータを装着すると、図8に示すように、比較例1のようにモータをボディ(バネ上)に搭載した、バネ下質量が軽い車輌に比べて、タイヤの接地荷重変動が大きくなるだけでなく、図10に示すように、タイヤの前後力変動も増大し、車輪の駆動力が不安定になるため、タイヤの発揮できる力が減少する。更に、図9及び図11に示すように、バネ上上下方向及び前後方向の振動も大きくなるため、乗り心地性能が極めて悪化する。
これを、比較例3のように、モータを上下方向にダイナミックダンパとして搭載すれば、バネ下からモータ質量がなくなるために、車輌上下方向のバネ下質量を比較例1と同等まで軽くすることができる上に、ダイナミックダンパの吸振作用でバネ下振動が抑制され、その結果、図8,図9に示すように、タイヤの接地荷重変動や上下方向のバネ上振動を大幅に低減することができる。しかし、上記のダイナミックダンパは車輌上下方向にしか作動せず、車輌前後方向においてはバネ下質量は重いままなので、図10,図11に示すように、前後力変動や前後方向のバネ上振動は悪化したままである。
これを、比較例4のように、モータを上下方向に加えて前後方向にもダイナミックダンパとして作動するように搭載すれば、車輌上下方向及び前後方向のバネ下質量を比較例1と同等まで軽くすることができるので、図8〜図11に示すように、接地荷重変動や前後力変動、及び、上下・前後方向のバネ上振動を大幅に低減することができる。
これを、本発明の実施例1のように、リニアガイド付きの上下及び前後モータサスペンションで支持する構成とすれば、比較例4に比べて車輌上下方向のバネ下質量を軽くすることができるので、図12及び図13に示すように、接地荷重変動や上下方向のバネ上振動を更に低減することができる。
また、実施例2のように、モータサスペンションを構成するダンパシリンダ質量をダイナミックダンパ側に固定することで、比較例4に比べて車輌上下・前後方向のバネ下質量を軽くでき、かつ、車輌上下・前後方向のダンパマスを増やすことができるので、図12〜図15に示すように、比較例4に比べて、接地荷重変動や前後力変動、及び、上下・前後方向のバネ上振動を低減することができる。
このように、本発明によれば、構成が簡単で部品数の少ない緩衝機構を用いてインホイールモータを車輌上下方向及び前後方向に対してダイナミックダンパとして作用させることができるので、生産性を向上させることができるとともに、インホイールモータを安価に製造することができる。
本発明の最良の形態に係るインホイールモータシステムの構成を示す縦断面図である。 本最良の形態に係る緩衝装置の構成を示す図である。 本最良の形態に係る緩衝装置の構成の詳細を示す図である。 車輌の上下方向及び前後方向の特性を表わすパラメータを示す表である。 モータを車体側に搭載した車輌の振動モデルを示す図である。 モータを車輌バネ下部に固定した車輌の振動モデルを示す図である。 モータを車輌バネ下部に対してダイナミックダンパとして作用させた車輌の振動モデルを示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(タイヤ接地荷重変動)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(車輌上下方向のバネ上振動加速度)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(タイヤ前後力変動)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(車輌前後方向のバネ上振動加速度)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(タイヤ接地荷重変動)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(車輌上下方向のバネ上振動加速度)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(タイヤ前後力変動)を示す図である。 車輌振動モデルの解析結果(車輌前後方向のバネ上振動加速度)を示す図である。 従来のモータをバネ下部に固定したインホイールモータシステムの構成を示す縦断面図である。 従来のモータをバネ下部に固定したインホイールモータシステムの他の構成を示す縦断面図である。 従来のモータを上下方向にのみダイナミックダンパとして搭載したインホイールモータシステムの構成を示す縦断面図である。 従来のモータを上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして搭載したインホイールモータシステムの構成を示す縦断面図である。 従来の緩衝装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 タイヤ、2 ホイール、2a リム、2b ホイールディスク、
3 インホイールモータ、3R モータロータ、3S モータステータ、
3a ステータ側ケース、3b ロータ側ケース、3j ベアリング、4 ハブ部、
5 ナックル、6a,6b サスペンションアーム、7 サスペンション部材、
8 制動装置、10 緩衝機構、11 直交ガイド、11a,11b 直動ガイド、
12 モータ側取付プレート、13 ナックル側取付プレート、
14 上下方向用モータ支持サスペンション、14A 上下支持用粘弾性要素、
14a,15a ダンパシリンダ、14b,15b ピストン、
14c,15c ダンパロッド、14B 上下用のバネ要素、
14p,15p バネロッド、14q,15q 第1のバネ部材、
14r,15r 第2のバネ部材、15 前後方向用モータ支持サスペンション、
15A 前後支持用粘弾性要素、15B 前後用のバネ要素、16,17 直動ガイド、16m 第1の上下部連結部材、16n 第2の上下部連結部材、
17m 第1の前後部連結部材、17n 第2の前後部連結部材、
18 上下サスペンション取付部材、19 前後サスペンション取付部材、
20 フレキシブルカップリング、21 中空円盤状のプレート、22 直交ガイド。

Claims (1)

  1. 車輪部に電気モータを備え、上記モータによりホイールを駆動するインホイールモータシステムであって、
    上記モータのステータを支持するステータ側ケースを、車輌の足回り部品であるナックルに対して、弾性支持する緩衝機構を備えており、
    上記緩衝機構は、上記ステータ側ケースに取付けられるモータ側取付プレートと、
    上記ナックルに取付けられるナックル側取付プレートと、
    ダンパシリンダとピストンと一端が上記ピストンに連結されたダンパロットとを備えた上下用粘弾性要素と上下用バネ要素とを有し、上記モータ側取付プレートと上記ナックル側取付プレートとを結合する、車輌上下方向に作動する上下方向用モータ支持サスペンションと、
    ダンパシリンダとピストンと一端が上記ピストンに連結されたダンパロットとを備えた前後用粘弾性要素と前後用バネ要素とを有し、上記モータ側取付プレートと上記ナックル側取付プレートとを結合する、車輌前後方向に作動する前後方向用モータ支持サスペンションと、
    車輌上下方向に配向した直動ガイドと車輌前後方向に配向した直動ガイドとから成り、上記モータ側取付プレートと上記ナックル側取付プレートとを結合する直交ガイドと、
    上記ナックル側取付プレートと上記上下方向用モータ支持サスペンションとを連結する車輌前後方向に配向した第1のサスペンション用直動ガイドと、
    上記ナックル側取付プレートと上記前後方向用モータ支持サスペンションとを連結する車輌上下方向に配向した第2のサスペンション用直動ガイドとを備え、
    上記上下用粘弾性要素のダンパシリンダは上記モータ側取付プレートに取付けられ、ダンパロットの他端は上記第1のサスペンション用直動ガイドに連結され、
    上記上下用バネ要素の一端は上記上下用粘弾性要素のダンパシリンダに取付けられ、他端は上記第1のサスペンション用直動ガイドに連結され、
    上記前後用粘弾性要素のダンパシリンダは上記モータ側取付プレートに取付けられ、ダンパロットの他端は上記第2のサスペンション用直動ガイドに連結され、
    上記前後用バネ要素の一端は上記前後用粘弾性要素のダンパシリンダに取付けられ、他端は上記第2のサスペンション用直動ガイドに連結されていることを特徴とするインホイールモータシステム。
JP2004191580A 2004-06-29 2004-06-29 インホイールモータシステム Expired - Fee Related JP4279213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191580A JP4279213B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 インホイールモータシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191580A JP4279213B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 インホイールモータシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006008058A JP2006008058A (ja) 2006-01-12
JP4279213B2 true JP4279213B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=35775757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004191580A Expired - Fee Related JP4279213B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 インホイールモータシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4279213B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5257064B2 (ja) * 2008-12-26 2013-08-07 日産自動車株式会社 サスペンション制御装置、及びサスペンション制御方法
JP2010269665A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 車輪支持装置
CN105235459B (zh) * 2015-10-27 2017-05-10 李志联 悬架减震电动轮

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006008058A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4139353B2 (ja) 車輪支持装置
EP1733911B1 (en) In-wheel motor system
US7287611B2 (en) In-wheel motor system
EP1547843B1 (en) In-wheel motor system for steering wheel
JP4113506B2 (ja) 車輪支持装置
JP2005289324A (ja) 後輪補助駆動用モータ付車輌
JPWO2002083446A1 (ja) インホイールモータの取付方法及びインホイールモータシステム
JP2006188153A (ja) インホイールモータ
JP4607603B2 (ja) 車輪支持装置
JP4279213B2 (ja) インホイールモータシステム
JP4213028B2 (ja) インホイールモータシステム
JP4789628B2 (ja) インホイールモータシステム
JP4133125B2 (ja) インホイールモータシステム
JP2005104166A (ja) 車輪構造
JP4350591B2 (ja) インホイールモータシステム
JP2005047481A (ja) インホイールモータシステム
JP4279067B2 (ja) インホイールモータシステム
JP4795764B2 (ja) インホイールモータシステム
JP2005329767A (ja) インホイールモータシステム
JP2005329909A (ja) インホイールモータシステム
JP2008094166A (ja) インホイールモータシステム
WO2007032345A1 (ja) インホイールモータシステム
JP2007090971A (ja) インホイールモータシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090311

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4279213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees