JP4350591B2 - インホイールモータシステム - Google Patents
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Description
一般に、足回りにバネ等のサスペンション機構を備えた車輌においては、一般に、ホイールやナックル部、サスペンションアームといったバネ下に相当する部品の質量、いわゆるバネ下質量が大きい程、凹凸路を走行した場合、バネ下部分は上下方向に大きく振動し、このため、ロードホールディング性が悪化することから、上記のように、質量の大きいモータをダイナミックダンパとして上下方向の振動抑制に適応すれば、車輌の接地性能と乗り心地性能とを大幅に改善することができる。
また、バネ下部分は、上記のように上下方向だけではなく、前後方向に対しても振動することから、上記モータを上下方向だけでなく、前後方向に対しても弾性体で支持し、ダイナミックダンパとして作用させるようにすれば、前後方向のバネ下振動についても低減することができるので、車輌の接地性能と乗り心地性能とを更に改善することができる。
これにより、インホイールモータ3を車輌の足回り部品であるバネ下部分に対してフローティングマウントすることができるとともに、モータ軸と車輪軸とは別々に車輌前後方向にも揺動可能となるので、タイヤ前後力変動も減少させることができ、前後方向のタイヤ発生力を安定化させることができる。したがって、走破性能を更に向上させることができるとともに、車輌前後方向の振動も低減できるので、乗り心地性も更に向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記粘弾性要素として、車輌前後方向の弾性率が車輌上下方向の弾性率よりも高い粘弾性要素を用いたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインホイールモータシステムにおいて、上記粘弾性要素の前後方向端面に、上記粘弾性要素の前後方向の剪断変形を規制する規制部材を設けたものである。
ここで、上記直交ガイドは、車輌上下方向に配向した第1の直動ガイドと車輌前後方向に配向した第2の直動ガイドとを組み合わせて成る直交ガイドとを備えており、上記第1及び第2の直動ガイドのうちの一方の直動ガイドが、上記モータの非回転側ケースもしくは上記モータ側プレートに取付けられ、他方の直動ガイドが上記ナックルもしくは上記ナックル側プレートに取付けられている。
また、上記粘弾性要素は平板状で、平板の互いに対向する面が、それぞれ、上記モータの非回転側ケースもしくは上記非回転側ケースに取付けられるモータ側プレートと、車輌の足回り部品であるナックルもしくは上記ナックルに取付けられるナックル側プレートとに取付けられている。
また、上記粘弾性要素として、車輌前後方向の弾性率が車輌上下方向の弾性率よりも高い粘弾性要素を用いて、前後方向の共振周波数を高くするようにすれば、前後方向のバネ下振動を有効に低減することができる。このとき、上記粘弾性要素の前後方向端面に、上記粘弾性要素の前後方向の剪断変形を規制する規制部材を設け、前後方向の剪断剛性を高めるようにすれば、簡単な構成で前後方向のバネ下振動を低減することができる。
図1は、本実施の形態1に係わるインホイールモータシステムの構成を示す図で、同図において、1はタイヤ、2はリム2aとホイールディスク2bとから成るホイール、3は半径方向に対して内側に設けられたステータ側ケース3aに固定されたモータステータ(以下、ステータという)3Sと、半径方向に対して外側に設けられ、ベアリング3jを介して上記ステータ側ケース3aに対して回転可能に接合されたロータ側ケース3bに固定されたモータロータ(以下、ロータという)3Rとを備えたアウターロータ型のインホイールモータ、4はホイール2とその回転軸において連結されたハブ部、5は上下のサスペンションアーム6a,6bに連結された、車輌の足回り部品であるナックル、7はショックアブゾーバ等から成るサスペンション部材、8は上記ハブ部4に装着されたブレーキディスクから成る制動装置である。
また、10は粘弾性体11と車輌上下方向及び前後方向に配向した直交ガイド12とにより、モータのステータ側ケース3aを上記ナックル5に弾性支持するための緩衝機構、20は複数のクロスガイド22を備え、モータのロータ側ケース3bとホイール2とを結合するオルダムカップリングである。
また、各粘弾性体11の前後方向の端面に、上記各粘弾性体11の剪断変形を規制するための規制部材14,14をそれぞれ設けて、上記粘弾性体の前後方向の剪断剛性を上下方向に対して高くするようにしたので、粘弾性体11に異方性を付与することなく、前後方向のバネ下振動を効果的に低減することができる。
上記ギヤードモータ30を、車輌バネ下部に対して、車輌上下方向及び前後方向にダイナミックダンパとして作用させる方法としては、非回転部であるモータケース33を、上記最良の形態で用いた緩衝機構10を介してナックル5に取付けるようにすればよい。なお、この場合には、モータ側取付プレート13Aを省略してもよい。また、上記ギヤードモータ30の出力をホイール2に伝達する際には、例えば、減速ギヤ32の出力軸とホイール2とを自在継手34jを有するシャフト34により連結するようにすればよい。
これにより、ギヤードモータ30を車輌上下方向及び前後方向に粘弾性体11及び直交ガイド12を介して支持することができる。
したがって、ギヤードモータ30を搭載した場合でも、タイヤ接地力の変動を低減させ、車輌のロードホールディング性を向上させることができるとともに、タイヤ前後力変動も減少させることができるので、タイヤ性能を安定化することができる。
3 インホイールモータ、3R モータロータ、3S モータステータ、
3a ステータ側ケース、3b ロータ側ケース、3j ベアリング、4 ハブ部、
5 ナックル、6a,6b サスペンションアーム、7 サスペンション部材、
8 制動装置、10 緩衝機構、11 粘弾性体、12 直交ガイド、
13A モータ側取付プレート、13B ナックル側取付プレート、14 規制部材、
20 オルダムカップリング、21 中空円盤状のプレート、22 クロスガイド。
Claims (4)
- 車輪部に電気モータを備え、上記モータによりホイールを駆動するインホイールモータシステムにおいて、
上記モータが、車輌の足回り部品に対して、車輌上下方向に配向した第1の直動ガイドと車輌前後方向に配向した第2の直動ガイドとを組み合わせて成る直交ガイドと、粘弾性要素とにより支持されており、
上記粘弾性要素は平板状で、平板の互いに対向する面が、それぞれ、上記モータの非回転側ケースもしくは上記非回転側ケースに取付けられるモータ側プレートと、車輌の足回り部品であるナックルもしくは上記ナックルに取付けられるナックル側プレートとに取付けられ、
上記第1及び第2の直動ガイドのうちの一方の直動ガイドが、上記モータの非回転側ケースもしくは上記モータ側プレートに取付けられ、他方の直動ガイドが上記ナックルもしくは上記ナックル側プレートに取付けられていることを特徴とするインホイールモータシステム。 - 上記粘弾性要素として、車輌前後方向の弾性率が車輌上下方向の弾性率よりも高い粘弾性要素を用いたことを特徴とする請求項1に記載のインホイールモータシステム。
- 上記粘弾性要素の前後方向端面に、上記粘弾性要素の前後方向の剪断変形を規制する規制部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載のインホイールモータシステム。
- 上記モータを中空形状のダイレクトドライブモータとするとともに、上記モータとナックルとを、上記モータのステータを支持するステータ側ケースに取付けられるモータ取付プレートと、車輌の足回り部品であるナックルに取付けられるナックル取付プレートと、上記モータ取付プレートとナックル取付プレートとを結合する、粘弾性要素及び車輌上下方向及び前後方向に配向した直交ガイドとを備えた緩衝装置により連結したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインホイールモータシステム。
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