JP4131118B2 - アーマチャの駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁弁などに用いられるアーマチャ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば内燃機関の燃料供給系には、内燃機関側に送り出される燃料量を調整するための調量弁が設けられている。この調量弁は、燃料が流れる燃料通路内に設けられた弁体と、この弁体を変位させて同通路の燃料流通面積を変更するアクチュエータとを備えている。
【0003】
こうしたアクチュエータとしては、例えば特開平10−246169公報に示されるアクチュエータ、即ち弁体と一体移動可能に連結された磁性体からなるアーマチャを電磁力を用いて往復移動させるアクチュエータを適用することが考えられる。
【0004】
ここで、上記アクチュエータが適用された調量弁について、図12〜図14を参照して説明する。
図12は、上記調量弁のアクチュエータ部分を示す拡大断面図である。
【0005】
同図に示されるように、アクチュエータ91は、そのハウジング92内に設けられた円柱上のアーマチャ93と、アーマチャ93に電磁力を作用させるための電磁ソレノイド94とを備えている。上記アーマチャ93は、ハウジング92を貫通して燃料通路96内に突出する軸95に連結されるとともに、この軸95を介して燃料通路96内の弁体(図示せず)とも連結されている。
【0006】
これらアーマチャ93、軸95、及び弁体は、同一軸線上に位置しており、燃料通路96側に設けられたバネ(図示せず)によって軸95をハウジング92内に没入させる方向に付勢されている。また、アーマチャ93は、電磁ソレノイド94の通電に伴い発生する電磁力によってバネの付勢力に抗して、軸95をハウジング92から突出させる方向に摺動するようになる。こうしたアーマチャ93の摺動により燃料通路96内の弁体が変位し、同通路96の燃料流通面積が変更される。なお、電磁ソレノイド94の非通電時には、弁体がバネの付勢力によって燃料通路96の燃料流通面積を最大とする位置(全開位置)に保持されるようになる。
【0007】
また、ハウジング92内には、軸95が貫通する部分を通じて、燃料通路96内の燃料が潤滑のために送り込まれる。従って、ハウジング92内は燃料で満たされ、この燃料によってアーマチャ93が摺動するときの同アーマチャ93とハウジング92との間の微少隙間δの潤滑が行われるようになる。ただし、ハウジング92内において、アーマチャ93の軸線方向両側の空間(以下、流体室97,98という)が流体で満たされていると、その流体がアーマチャ93を軸線方向に摺動させる際の妨げとなる。
【0008】
そのため、二つの流体室97,98は、図13及び図14に示されるように、アーマチャ93に軸95と平行に延びるように形成された連通孔99を通じて連通させられている。このように連通孔99を形成すれば、アーマチャ93を摺動させるときに二つの流体室97,98の間で燃料が行き来でき、流体室97,98内の燃料がアーマチャ93の軸線方向への摺動の妨げとなるのを最小限に抑えることができる。なお、図13はアーマチャ93の径方向断面であって、図14は図13のアーマチャ93を矢印A−A方向から見た断面図である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにアーマチャ93に連通孔99を形成することで、アーマチャ93が軸線方向に摺動する際に生じる流体室97,98内の流体による抵抗を最小限にとどめることはできる。
【0010】
しかしながら、アーマチャ93のその軸線を中心とする回転については何の考慮もされていないため、アーマチャ93がその軸線を中心に回転するとは考えにくく、アーマチャ93が軸線方向に摺動する際に同アーマチャ93とハウジング92とが常に同じ部分で摺り合わされる。
【0011】
ハウジング92におけるアーマチャ93との摺動面については、摺動時の摩擦抵抗を低減するためのコーティングがなされることが多いが、上記のようにアーマチャ93とハウジング92とが常に同じ部分で摺り合わされると、その部分のコーティングが剥がれるおそれがある。
【0012】
そして、剥がれたコーディング材がアーマチャ93とハウジング92との間に存在した状態で同アーマチャ93が軸線方向に摺動すると、アーマチャ93におけるハウジング92との摺動面において例えば図12の斜線部分Cが上記コーティング材で削られて偏摩耗する。
【0013】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、アーマチャをその軸線周りに回転させ、アーマチャとハウジングとの間で偏摩耗が生じるのを抑制することのできるアーマチャ駆動装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、流体で満たされたハウジング内に摺動可能に設けられ、同ハウジング内を二つの流体室に区画するとともに、これら流体室を連通する連通孔が形成されたアーマチャに対し、電磁ソレノイドへの通電によって生じる電磁力を作用させて、前記アーマチャを前記ハウジング内で摺動させるアーマチャの駆動装置において、前記アーマチャの摺動時に前記連通孔を通過する流体の同アーマチャからの流出が、前記アーマチャの中心軸線の側方で同軸線に対し傾斜して行われるよう、前記連通孔が形成され、前記アーマチャの駆動開始時、または駆動終了時に前記電磁ソレノイドの電流量を変化させて前記アーマチャを摺動させ、前記流体の流出に基づき前記アーマチャに対しその軸線を中心とする回転方向に同アーマチャを回転させることの可能な力を付与するとともに、前記アーマチャの駆動開始時または駆動終了時における前記電流量の変化を前記アーマチャの駆動開始時から駆動終了時までの間における電流量の制御範囲の上限値と下限値との差よりも大きくする制御手段を備えることを要旨とした。
【0026】
アーマチャの摺動時には、連通孔を通過する流体のアーマチャからの流出により、同アーマチャにその軸線を中心とする回転方向への力が働くようになる。上記構成によれば、アーマチャの駆動開始時や駆動終了時に上記回転方向への力がアーマチャをその軸線周りに回転させることが可能な値となるようアーマチャが摺動させられ、アーマチャの軸線周りの回転が実現される。これにより、アーマチャとハウジングとが同じ部分で摺り合わされて両者の間で偏摩耗が生じるのを抑制することができるようになる。
また、アーマチャの駆動中、即ち駆動開始から駆動終了までの間において、アーマチャを軸線方向に移動(摺動)させるとき、アーマチャがその軸線周りに回転すると、上記軸線方向への移動に加えて回転も同時に行われる。従って、上記回転に伴う摩擦がアーマチャの軸線方向についての移動制御に悪影響及ぼすおそれがある。しかし、上記構成によれば、アーマチャの駆動開始から駆動終了までの間における電磁ソレノイドの電流量の変化は、その駆動開始時や駆動終了時における電流量の変化よりも小さくなる。そのため、アーマチャの駆動開始時や駆動終了時に上記電流量を変化させるときだけアーマチャを回転させるようにし、その駆動開始から駆動終了までの間における上記電流量の変化ではアーマチャが回転しないようにすることができる。これにより、上記のような不都合が生じるのを抑制することができる。
【0027】
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアーマチャの駆動装置において、
前記アーマチャは、内燃機関の燃料供給系に設けられる調量弁に用いられるものであって、前記制御手段は、機関運転時には前記電磁ソレノイドの電流量を前記制御範囲内で制御するとともに、機関始動開始時または機関停止開始時に生じる前記電磁ソレノイドの電流量の変化を前記制御範囲の上限値と下限値との差よりも大きくすることを要旨としている。
【0028】
機関運転時であって燃料量の調量のために調量弁のアーマチャをその軸線方向に移動(摺動)させるとき、アーマチャがその軸線周りに回転すると、上記軸線方向への移動に加えて回転も同時に行われることから、その回転に伴う摩擦がアーマチャの軸線方向についての移動制御に悪影響及ぼすおそれがある。しかし、上記構成によれば、機関始動開始時や機関停止開始時など、アーマチャの摺動が伴う調量弁による燃料流量の調量が行われないとき、アーマチャがその軸線周りに回転させられるため、上記のような不都合が生じることはない。
【0029】
(3)請求項3に記載の発明は、流体で満たされたハウジング内に摺動可能に設けられ、同ハウジング内を二つの流体室に区画するとともに、これら流体室を連通する連通孔が形成されたアーマチャに対し、電磁ソレノイドへの通電によって生じる電磁力を作用させて、前記アーマチャを前記ハウジング内で摺動させるアーマチャの駆動装置において、前記アーマチャの摺動時に前記連通孔を通過する流体の同アーマチャからの流出が前記アーマチャの中心軸線の側方で同軸線に対し傾斜して行われるよう、前記連通孔が形成され、前記アーマチャの駆動開始時または駆動終了時に前記電磁ソレノイドの電流量を変化させて前記アーマチャを摺動させ、前記流体の流出に基づき前記アーマチャに対しその軸線を中心とする回転方向に同アーマチャを回転させることの可能な力を付与するとともに、前記アーマチャの駆動開始時と駆動終了時との間においては、前記流体が前記連通孔から前記流体室に流出する際のこれにともなう反力の成分である前記アーマチャの径方向の成分について、これが前記アーマチャを回転させる値に達しない所定範囲内で前記電磁ソレノイドの電流量を変化させる制御手段を備えることを要旨としている。
【0030】
上記構成によっても、請求項1に記載の発明と同様に、アーマチャとハウジングとが同じ部分で摺り合わされて両者の間で偏摩耗が生じることを抑制することができるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、自動車に搭載されるディーゼルエンジンの燃料供給系に設けられて燃料流量の調量を行う調量弁に適用した一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
【0032】
図1は、ディーゼルエンジン1の燃料供給系を示す概略図である。
この燃料供給系では、燃料タンク2の燃料がサプライポンプ3に吸入され、同ポンプ3で加圧された後に高圧燃料としてコモンレール4に送り出される。このコモンレール4内の高圧燃料は、ディーゼルエンジン1の燃料噴射弁5に供給され、同弁5の駆動に基づきディーゼルエンジン1の燃焼室内に噴射供給される。こうしたディーゼルエンジン1においては、コモンレール4内が所定の圧力となるようにサプライポンプ3の燃料吐出量が調整されるとともに、燃料噴射弁5から噴射される燃料量を変更してアイドル回転速度やエンジン出力の調整が行われる。
【0033】
上記サプライポンプ3は、燃料タンク2内の燃料を吸入するフィードポンプ6と、このフィードポンプ6によって吸入された燃料を加圧するプランジャポンプ7と、フィードポンプ6からプランジャポンプ7に燃料を送る燃料通路8の燃料流量を調量する調量弁9とを備えている。
【0034】
調量弁9は、コモンレール4内が所定圧力となるように燃料通路8の燃料流量を調量するものであって、自動車に搭載された電子制御装置10によって駆動制御される。この電子制御装置10には、ディーゼルエンジン1の始動開始時及び停止開始時に運転者によって操作されるイグニッションスイッチ11からの信号が入力される。
【0035】
ここで、上記調量弁9の内部構造について図2を参照して詳しく説明する。
図2に示されるように、調量弁9は、燃料通路8内に設けられた弁体12と、燃料通路8の燃料流通面積を変更すべく弁体12を変位させるアクチュエータ13とを備えている。
【0036】
アクチュエータ13のハウジング14内には、磁性体からなる円柱状のアーマチャ15が、その軸線方向(図中左右方向)について摺動可能に設けられている。アーマチャ15は、その中心軸線Lと同軸上に延びて上記弁体12に当接する軸16と連結されている。これらアーマチャ15、軸16、及び弁体12は、燃料通路8側に設けられたバネ21によって軸16をハウジング14の内奥部に没入させる方向に付勢されている。
【0037】
また、ハウジング14には、アーマチャ15に電磁力を作用させてアーマチャ15をバネ21の付勢力に抗して摺動させる電磁ソレノイド17が設けられている。アーマチャ15に作用する電磁力は、電子制御装置10を通じて電磁ソレノイド17の電流量を制御することによって調整される。そして、アーマチャ15は、上記電磁力によって軸16がハウジング14の内奥部から突出する方向に押されるようになる。
【0038】
従って、アーマチャ15は、バネ21による付勢力及び電磁ソレノイド17による電磁力によって、アーマチャ15の軸線方向に摺動(変位)することとなる。こうしたアーマチャ15の摺動により燃料通路8内の弁体12が変位し、同通路8の燃料流通面積が変更される。
【0039】
ハウジング14内には燃料通路8から弁体12に形成された孔22を通じて燃料が入り込み、この燃料によってアーマチャ15が軸線方向に摺動するときのハウジング14とアーマチャ15との間の潤滑が行われるようになる。このようにハウジング14内に燃料が入りこむため、ハウジング14内においてアーマチャ15の摺動方向両側には、当該アーマチャ15により区画されるとともに燃料が満たされる流体室18,19が存在するようになる。
【0040】
流体室18,19に燃料が満たされていると、アーマチャ15が軸線方向に摺動しようとしても、容積が小さくなるほうの流体室から他方の流体室へと燃料が流れないと、アーマチャ15を摺動させることができないことから、流体室18,19内の燃料がアーマチャ15の摺動の妨げとなるおそれがある。このため、アーマチャ15には、両方の流体室18,19の間で燃料を行き来させる連通孔20が形成され、同連通孔20を通じた二つの流体室18間での燃料の流通によって上記のような不都合を抑制するようにしている。
【0041】
次に、アーマチャ15の連通孔20について、図3を併せ参照して詳しく説明する。
上記連通孔20については、アーマチャ15の中心軸線L周りに等間隔をおいて同形状のものが二つ設けられている。このため、アーマチャ15の重心は中心軸線L上に存在することとなり、アーマチャ15が軸線L周りにスムーズに回転可能となる。また、連通孔20は、中心軸線Lと平行に延びて流体室19側に開口する平行部分20aと、この平行部分20aよりも流体室18側の端部よりに位置する傾斜部分20bとからなる。傾斜部分20bは、平行部分20aに対し所定角度(例えば45°)だけ傾斜し、中心軸線Lの側方で同軸線Lに対し傾斜した状態で流体室18側に開口している。
【0042】
従って、電磁ソレノイド17の電流量を制御してアーマチャ15を流体室19側に摺動させると、流体室19内の燃料が連通孔20の平行部分20aに導入され、この流体が傾斜部分20bを通過してアーマチャ15から流体室18側に流出される。この燃料の流出は、図3に矢印で示されるように、アーマチャ15の中心軸線Lの側方で同軸線Lに対し傾斜するよう行われる。そして、このように燃料を流出させる際には、図4に大きい矢印で示される燃料流出方向とは反対の方向に働く反力Fが連通孔20(平行部分20a)の内壁に作用する。
【0043】
この反力Fをアーマチャ15の径方向成分Frと軸方向成分Fsとに分けた場合、径方向成分Frは中心軸線Lから離れた位置で径方向に作用することから、アーマチャ15に対しその軸線Lを中心とする回転方向への力として働くこととなる。こうした回転方向への力の作用でアーマチャ15が中心軸線L周りに回転することにより、アーマチャ15が駆動時にハウジング14と常に同じ部分で摺り合わされ、両者の間で偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
【0044】
次に、アーマチャ15を軸線方向への摺動によって中心軸線L周りに回転させる強制回転制御について、図5のタイムチャートを参照して説明する。なお、こうした強制回転制御は、電子制御装置10による電磁ソレノイド17の電流制御を通じて実行される。
【0045】
ディーゼルエンジン1の運転時には、コモンレール4内を所定圧力とする燃料通路8の燃料流量が得られるように、電磁ソレノイド17の電流制御を通じてアーマチャ15が軸線方向に摺動させられる。このような燃料流量の調量が行われる際には、アーマチャ15の流体室19側への摺動が、同アーマチャ15を中心軸線L周りに回転させることのない移動量及び移動速度をもって行われるよう、電磁ソレノイド17の電流量が所定範囲A内だけで変更される。即ち、所定範囲A内だけで上記電流量を変更する限りは、連通孔20の傾斜部分20bから流体室18側に燃料が流出される際の反力Fの径方向成分Frがアーマチャ15を回転させる値に達しないよう、当該所定範囲Aが設定されているのである。
【0046】
そして、運転中のディーゼルエンジン1を停止させるため、運転者によってイグニッションスイッチ11がオフにされると、アーマチャ15を中心軸線L周りに回転させる強制回転制御が実行される。なお、イグニッションスイッチ11がオフされても所定時間Tが経過するまでの間は、電磁ソレノイド17に対する通電が可能な状態とされ、この期間中に強制回転制御が実行されることとなる。
【0047】
上記強制回転制御では、まず電子制御装置10を通じて電磁ソレノイド17の電流量が一時的に上記所定範囲Aを越えて大とされ、アーマチャ15が流体室18側に摺動させられる。その後、電流量が減少側への変化量Bをもって所定範囲Aの下限値を越えて減少され、アーマチャ15が流体室19側に摺動させられる。このアーマチャ15の摺動により、連通孔20を通過する燃料が傾斜部分20bからアーマチャ15外に流出するようになる。
【0048】
上記電流量の変化量B分の低下によるアーマチャ15の流体室19側への摺動は、上記連通孔20を通過する燃料のアーマチャ15からの流出により、同アーマチャ15を中心軸線L周りに回転させ得る移動量及び移動速度をもって行われる。即ち、上記燃料の流出の際にアーマチャ15に作用する反力Fの径方向成分Frが、アーマチャ15を回転させる値以上になるように上記移動量および移動速度をもってアーマチャ15が流体室19側に摺動するのである。なお、強制回転制御として最初に電流量が一時的に所定範囲Aを越えて大きくされたときには、電流量が変化量B分だけ低下するときに上述したアーマチャ15の流体室19側への移動量を確保できるよう、アーマチャ15が流体室18側へと摺動させられる。
【0049】
こうした強制回転制御の実行により、アーマチャ15が中心軸線L周りに回転させられ、アーマチャ15とハウジング14とが常に同じ部分で摺り合わされることに伴い、両者の間、とりわけアーマチャ15側に偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
【0050】
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)アーマチャ15を流体室19側に摺動させるとき、流体室19内の燃料が連通孔20における平行部分20aに導入され、その後に連通孔20の傾斜部分20bからアーマチャ15外に流出される。上記傾斜部分20bはアーマチャ15の中心軸線Lの側方で同軸線Lに対し傾斜するように形成されているため、傾斜部分20bからの燃料流出が上記中心軸線Lの側方で同軸線L1に対し傾斜するように行われる。従って、上記傾斜部分20bからの燃料流出により、アーマチャ15にはその軸線を中心とする回転方向への力が的確に働くようになる。そして、この回転方向への力の作用でアーマチャ15が軸線L周りに回転することにより、アーマチャ15とハウジング14とが常に同じ部分で摺り合わされて両者の間で偏摩耗が生じるのを抑制することができる。更に、同偏摩耗の進行によってエンジン運転中にアーマチャ15を軸線方向に摺動させる際に引っ掛かり等が生じ、アーマチャ15の位置を適切に制御できずに燃料通路8の燃料流量の調量が不適切になるのを抑制することができる。なお、燃料通路8の燃料流量の調量が不適切になると、例えばディーゼルエンジンのアイドル回転速度を燃料噴射量の調整によって制御する場合に、そのアイドル回転速度の制御を適切に行えず、アイドル回転速度のハンチングといった不具合が生じる可能性がある。こうした不具合の発生を抑制することができる。
【0051】
(2)アーマチャ15を流体室19側に摺動させるときに連通孔20を通過した燃料をアーマチャ15外へ流出させる傾斜部分20bは、流体室18側に開口している。従って、連通孔20からアーマチャ15外への燃料の流出がスムーズに行われ、連通孔20を通過する燃料の勢いが増すため、アーマチャ15(傾斜部分20b)からの燃料の流出によって同アーマチャ15に働く回転方向への力を高めることができる。
【0052】
(3)アーマチャ15を流体室19側に摺動させるとき、流体室19内の燃料が最初に導入される連通孔20の平行部分20aは、アーマチャ15の中心軸線Lと平行、即ちアーマチャ15の摺動方向に平行となっている。従って、連通孔20に流体室19内の燃料がスムーズに導入され、この流体が傾斜部分20bを通過してアーマチャ15外へと流出される。上記のような連通孔20へのスムーズな燃料の導入によって連通孔20を通過する流体の勢いが増すため、アーマチャ15(傾斜部分20b)からの燃料の流出によって同アーマチャ15に働く回転方向への力を高めることができる。
【0053】
(4)連通孔20については、アーマチャ15の中心軸線L周りに等間隔をおいて同形状のものが複数設けられているため、アーマチャ15の重心を同アーマチャ15の中心軸線L上に位置させることができる。そのため、アーマチャ15をその軸線L周りに回転させ易くし、上記傾斜部分20bからの燃料流出によるアーマチャ15の回転を、より小さい力で実現することができる。また、アーマチャ15に回転方向への力を付与するための傾斜部分20bからの燃料流出が複数箇所から行われるため、上記回転方向への力が大きくなってアーマチャ15を回転させ易くなる。
【0054】
(5)ディーゼルエンジン1の運転中には、調量弁9で燃料通路8の燃料流量を調量するためにアーマチャ15を軸線方向に摺動させる際、アーマチャ15が中心軸線L周りに回転しない移動量及び移動速度をもって当該摺動が行われるよう、電磁ソレノイド17の電流量が所定範囲A内で制御される。一方、ディーゼルエンジン1を停止開始すべくイグニッションスイッチ11がオフにされたときには、アーマチャ15を流体室19側への摺動によって中心軸線L周りに回転させる強制回転制御が実行される。この強制回転制御では、上記所定範囲Aの上限値と下限値との差よりも大きい変化量Bだけ、電磁ソレノイド17の電流量が低下させられるため、それに伴うアーマチャ15の流体室19側への摺動によって同アーマチャ15を的確に中心軸線L周りに回転させることができる。従って、アーマチャ15を中心軸線L周りに強制的に回転させることは、運転者によってイグニッションスイッチ11がオフされたときに限られるようになる。仮に、エンジン運転時であって調量弁9による燃料流量の調量が行われているとき、アーマチャ15を中心軸線L周りに回転させたとすると、アーマチャ15は軸線方向への移動に加えて回転も同時に行うことになる。そのため、当該回転に伴う摩擦がアーマチャ15の軸線方向への移動制御に悪影響を及ぼすおそれがある。しかし、上記のように調量弁9による燃料流量の調量が行われないエンジン停止開始時に強制回転制御の実行を限ることで、上述した悪影響を回避することができる。
【0055】
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・図6に示されるように、連通孔20の平行部分20aを流体室18側に開口させ、この連通孔20において平行部分20aよりも流体室19側を傾斜部分20bとしてもよい。この場合、上記実施形態とは逆にアーマチャ15を流体室18側に摺動させるとき、流体室18内の燃料が連通孔20の平行部分20aに導入され、この燃料が傾斜部分20bから流出されることとなる。従って、強制回転制御については、図7に示されるように、イグニッションスイッチ11がオフにされたとき、まず電磁ソレノイド17の電流量が一時的に所定範囲Aを越えて小とされ、アーマチャ15が流体室19側に摺動させられる。その後、電流量が変化量Bをもって所定範囲Aの上限値を越えて大とされ、アーマチャ15が流体室18側に摺動させられる。このアーマチャ15の摺動により、連通孔20を通過する燃料が傾斜部分20bからアーマチャ15外に流出し、アーマチャ15が中心軸線L周りに回転するようになる。
【0056】
・エンジン停止開始すべくイグニッションスイッチ11がオフされたとき(アーマチャ15の駆動終了時)に強制回転制御を実行する代わりに、エンジン始動開始すべくイグニッションスイッチ11がオンされたとき(アーマチャ15の駆動開始時)に強制回転制御を実行してもよい。この場合、強制回転制御の実行が調量弁9による燃料流量の調量が行われないエンジン始動開始時に限られるため、上記(4)に示されるような悪影響を回避することができる。なお、この場合の強制回転制御の具体的な実行手順については以下に示すようなものになる。
【0057】
アーマチャ15の連通孔20を図2に示すように形成したとすると、イグニッションスイッチ11がオンとされたとき、図8に示されるように電磁ソレノイド17の電流量が例えば一時的に所定範囲Aを越えて大とされ、その後に変化量Bをもって所定範囲Aの下限値を越えて小とされる。この電流量の増減に基づきアーマチャ15が流体室19側に摺動するとき、同アーマチャ15が中心軸線L周りに回転するようになる。
【0058】
また、アーマチャ15の連通孔20を図6に示すように形成したとすると、イグニッションスイッチ11がオンとされたとき、図9に示されるように電磁ソレノイド17の電流量が「0」から変化量B以上の変化量で上昇させられることによって所定範囲Aの上限値を越えて大とされる。この電流量の増大に基づきアーマチャ15が流体室18側に摺動するとき、同アーマチャ15が中心軸線L周りに回転するようになる。
【0059】
これらのように強制回転制御を実行した後、電流値は要求される燃料通路8の燃料流量に応じて所定範囲A内で変更されるようになる。
・強制回転制御をイグニッションスイッチ11がオンにされたときとオフにされたときとの両方で実行してもよい。
【0060】
・アーマチャ15の流体室19側への摺動時に傾斜部分20bからの流出が、アーマチャ15の中心軸線Lの側方で同軸線Lと傾斜して行われるようにすることを前提として、連通孔20の形状を適宜変更することも可能である。例えば図10に示されるように、連通孔20の流体室18側の端部23をアーマチャ15の単面付近で中心軸線Lに対し90°屈曲させ、その端部を上記アーマチャ15の単面で開口させる開口部23aを形成してもよい。この場合も、開口部23aから流体室18への燃料の流出が、アーマチャ15の中心軸線Lに対し傾斜するように行われる。そして、このように燃料を流出させる際には、図11に大きい矢印で示される燃料流出方向とは反対方向に働く反力Fが連通孔20の端部23の内壁に作用する。この反力Fの径方向成分Frがアーマチャ15に対しその軸線Lを中心とする回転方向への力として働き、アーマチャ15がその中心軸線L周りに回転するようになる。
【0061】
・連通孔20の数を適宜変更してもよい。
・各連通孔20について、必ずしも同形状である必要はなく、また中心軸線L周りに等間隔毎に設けられている必要もない。なお、この場合には、アーマチャ15の重心が中心軸線L上に位置するように各連通孔20の形状及び位置を設定することが好ましい。
【0062】
・ディーゼルエンジン1の燃料供給系に設けられる調量弁9に本発明を適用したが、これに代えてガソリンエンジンの燃料供給系に設けられる調量弁に適用してもよい。
【0063】
・調量弁9以外の電磁弁に本発明を適用してもよい。また、電磁弁以外にもアーマチャを電磁力で移動させることで作動するアクチュエータを備えるものであれば、それに本発明を適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される調量弁を備えるディーゼルエンジンの燃料供給系を示す概略図。
【図2】調量弁の内部構造を示す断面図。
【図3】調量弁に用いられるアーマチャを示す正面図。
【図4】アーマチャに形成された連通孔を燃料が通過するとき、アーマチャに働く力について説明するための説明図。
【図5】ディーゼルエンジンを停止させるとき、調量弁における電磁ソレノイドの電流量をどのように変化させるかを示すタイムチャート。
【図6】連通孔の形状の他の例を示す調量弁におけるアクチュエータ部分の断面図。
【図7】ディーゼルエンジンを停止させるとき、調量弁における電磁ソレノイドの電流量をどのように変化させるかを示すタイムチャート。
【図8】ディーゼルエンジンを始動させるとき、調量弁における電磁ソレノイドの電流量をどのように変化させるかを示すタイムチャート。
【図9】ディーゼルエンジンを始動させるとき、調量弁における電磁ソレノイドの電流量をどのように変化させるかを示すタイムチャート。
【図10】連通孔の形状の他の例を示す調量弁におけるアクチュエータ部分の断面図。
【図11】上記連通孔を燃料が通過するとき、アーマチャに働く力について説明するための説明図。
【図12】調量弁におけるアクチュエータ部分の従来例を示す断面図。
【図13】上記アクチュエータに用いられるアーマチャの断面図。
【図14】図13のアーマチャを矢印A−A方向から見た断面図。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン、2…燃料タンク、3…サプライポンプ、4…コモンレール、5…燃料噴射弁、6…フィードポンプ、7…プランジャポンプ、8…燃料通路、9…調量弁、10…電子制御装置(制御手段)、11…イグニッションスイッチ、12…弁体、13…アクチュエータ、14…ハウジング、15…アーマチャ、16…軸、17…電磁ソレノイド、18,19…流体室、20…連通孔、20a…平行部分、20b…傾斜部分(一端部)、21…バネ、22…孔、23…端部。

Claims (3)

  1. 流体で満たされたハウジング内に摺動可能に設けられ、同ハウジング内を二つの流体室に区画するとともに、これら流体室を連通する連通孔が形成されたアーマチャに対し、電磁ソレノイドへの通電によって生じる電磁力を作用させて、前記アーマチャを前記ハウジング内で摺動させるアーマチャの駆動装置において、
    前記アーマチャの摺動時に前記連通孔を通過する流体の同アーマチャからの流出が前記アーマチャの中心軸線の側方で同軸線に対し傾斜して行われるよう、前記連通孔が形成され、
    前記アーマチャの駆動開始時または駆動終了時に前記電磁ソレノイドの電流量を変化させて前記アーマチャを摺動させ、前記流体の流出に基づき前記アーマチャに対しその軸線を中心とする回転方向に同アーマチャを回転させることの可能な力を付与するとともに、前記アーマチャの駆動開始時または駆動終了時における前記電流量の変化を前記アーマチャの駆動開始時から駆動終了時までの間における電流量の制御範囲の上限値と下限値との差よりも大きくする制御手段を備える
    ことを特徴とするアーマチャの駆動装置。
  2. 請求項1に記載のアーマチャの駆動装置において、
    前記アーマチャは、内燃機関の燃料供給系に設けられる調量弁に用いられるものであって、
    前記制御手段は、機関運転時には前記電磁ソレノイドの電流量を前記制御範囲内で制御するとともに、機関始動開始時または機関停止開始時に生じる前記電磁ソレノイドの電流量の変化を前記制御範囲の上限値と下限値との差よりも大きくする
    ことを特徴とするアーマチャの駆動装置。
  3. 流体で満たされたハウジング内に摺動可能に設けられ、同ハウジング内を二つの流体室に区画するとともに、これら流体室を連通する連通孔が形成されたアーマチャに対し、電磁ソレノイドへの通電によって生じる電磁力を作用させて、前記アーマチャを前記ハウジング内で摺動させるアーマチャの駆動装置において、
    前記アーマチャの摺動時に前記連通孔を通過する流体の同アーマチャからの流出が前記アーマチャの中心軸線の側方で同軸線に対し傾斜して行われるよう、前記連通孔が形成され、
    前記アーマチャの駆動開始時または駆動終了時に前記電磁ソレノイドの電流量を変化させて前記アーマチャを摺動させ、前記流体の流出に基づき前記アーマチャに対しその軸線を中心とする回転方向に同アーマチャを回転させることの可能な力を付与するとともに、前記アーマチャの駆動開始時と駆動終了時との間においては、前記流体が前記連通孔から前記流体室に流出する際のこれにともなう反力の成分である前記アーマチャの径方向の成分について、これが前記アーマチャを回転させる値に達しない所定範囲内で前記電磁ソレノイドの電流量を変化させる制御手段を備える
    ことを特徴とするアーマチャの駆動装置。
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