JPS62150070A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

Info

Publication number
JPS62150070A
JPS62150070A JP28946685A JP28946685A JPS62150070A JP S62150070 A JPS62150070 A JP S62150070A JP 28946685 A JP28946685 A JP 28946685A JP 28946685 A JP28946685 A JP 28946685A JP S62150070 A JPS62150070 A JP S62150070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
valve
injection
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28946685A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Kuroyanagi
正利 黒柳
Yasuhiro Horiuchi
康弘 堀内
Masahiko Suzuki
昌彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP28946685A priority Critical patent/JPS62150070A/ja
Publication of JPS62150070A publication Critical patent/JPS62150070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディーセルエンジン等に燃料を噴射して供給す
る燃料噴射装置に関する。〔従来の技術〕最近のディー
セルエンジンでは、燃料の噴射圧力を高めて燃焼効率を
向上させる傾向にあり、また、エンジンの運転状態に応
して噴射量および噴射タイミングを高精度に制御する要
求が高くなっている。
このようなことから、従来特開昭59−162357号
公報に示されているように、エンジンにより駆動される
往復動プランジャでポンプ室の燃#lを加圧し、この加
圧された燃料を噴射ノズルに圧送して該ノズルよりnl
射するようにするとともに、上記ポンプ室の燃料を燃料
供給ポンプまたは燃料1タンクに戻す戻し通路に電磁弁
機構を設け、この電磁弁機(tによって戻し通路の開閉
を制御することにより」二足ポンプ室の燃料圧力を2J
整し、噴射ノズルへ送る瓜やタイミングを制御する燃料
噴射装置が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、」二足従来の装置は、戻し通路の開閉を
電磁弁機構によって制御する構造であり、この種の電磁
弁機構は、電力供給開始時にエアーギャップが大きくて
吸引力か小さく、また電力遮断時には残留磁気により離
反力が小さくなる等のため、駆動力および作動速度に限
界かある。したがってこの種の電磁弁機構では、エンジ
ンの回転速度が高くなった場合に迅速に追従できなくな
って、高速作動の応答性が得られなくなる心配かある。
また最近では、アイドリング運転時に騒音および振動を
低減させるため、パイロット噴射を行わせる場合があり
、このパイロット噴射の場合1m5ec(10’5ec
)以下の時間テ通路ノ開閉を行う必要があるが、上記電
磁弁機構ではこのような瞬時の作動は不可能である。
したがって本発明は、高速作動が可能であり、エンジン
の運転状態に応じて噴射量および噴射タイミングを高精
度に制御することができるとともに、パイロット噴射も
可能になる燃料噴射装置を提供しようとするものである
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、燃料供給ポンプとポンプ室を結ぶ戻し通路に
、この戻し通路を開閉する弁を設け、この弁は、電圧を
加えることにより伸長作動する圧電素子積層体を駆動源
とした圧電型アクチュエータによって加圧される油圧で
閉作動されるようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
上記のような構成によれば、プランジャによりポンプ室
の燃料を加圧する過程で上記戻し通路を上記弁で閉じる
と、ポンプ室の燃料圧力が上昇して噴射ノズルに燃料を
供給するようになり、また戻し通路を開くとポンプ室の
燃料はこの戻し通路を通じて逃かされるため噴射ノズル
に燃料を供給せず、よって弁による上記戻し通路の開閉
を制御すれは、噴射量および噴射タイミングならびにパ
イロット噴射か可能になる。しかも上記弁は電圧を加え
ることにより伸長作動する圧電素子積層体を駆動源とし
た圧電型アクチュエータによって加圧される油圧で作動
されるようにしたから、圧電素子積層体は数10μse
c (10−6sec)のオーダで迅速作動が可能であ
るので、エンジンの高速回転中の噴射量および噴射タイ
ミングの制御や、ごく短時間でのオン、オフ作動を要求
されるパイロット噴射でも、高精度に制御することがで
きる。
〔発明の実施例〕
以下本発明について、第1図ないし第3図に示す第1の
実施例にもとづき説明する。
図において1はシリンダボディでありポンプ室2を備え
ている。シリンダボディ1にはプランジャ3が油密にか
つ摺動自在に嵌挿されており、ポンプ室2の燃料を加圧
する。
プランジャ3の上端はカムフォロア4に連1+’iされ
ており、このカムフォロア4の上端には支I+l+ 5
およびスリーブ6を介してカムローラ7か回転自在(こ
取i″Jされている。カムローラ7はカム81こ巾云接
しており、このカム8は図示しないエンジンに同期して
回転駆動される。
カムフォロア4はフォロアスプリング9により上向きに
押圧付勢されている。
したがって、」−2カム8の回転によりカムフォロア4
か押されてプランジャ3は下降し、この際ポンプ室2の
燃料を加圧し、またカム8がさらに回転するとフォロア
スプリング9の力を受けてカムフォロア4およびプラン
ジャ3が上昇復帰され、この時ポンプ室2に燃料を吸入
する。
ポンプ室2の下端には燃料圧送通路1oが接続されてお
り、この燃料圧送通路1oは、シリンダボディ1に敗亡
された燃料噴射ノズル11に通じている。
噴射ノズル11はりテーナナット12によりシリンダボ
ディ1に固定されており、この噴射ノズル11は公知の
如く、上記燃料圧送通路10から所定の開弁圧以上の圧
力で燃料か送られてきた場合に、この燃料圧によって針
弁13をノズルスプリング14の押圧力に抗して作動さ
せ、これにより噴射孔15を開くようになっている。こ
の結果、この噴射孔■5からエンジンの燃焼室に燃料が
噴射される。
ノズルスプリング14は、ノズルスプリング室16に収
容されている。
前記ポンプ室2の下端部には通路17か連通されている
。この通路17はフィード通路18を介してフィード圧
室19に連通されており、このフィート圧室19は燃料
供給ポンプ20に接続されている。このフィード圧室1
9はフィードスクリュ2[により形成されている。なお
22.22はガスケットを示す。
フィード通路18には、燃料供給ポンプ20からポンプ
室2に向かって燃料を送り込むのを許す逆止弁23が設
けられている。
上記通路17とフィード圧室19の間には、上記フィー
ド通路18を迂回して戻し通路24が接続されている。
この戻し通路24の途中には、本発明の弁に相当するス
プール弁25か介在されている。
スプール弁25は弁室26に油密かつ摺動自在に収容さ
れており、スプール弁スプリング27によって一方向に
押圧されている。このスプール弁25には周面にリング
溝28が形成されており、このリング溝28が、第2図
(A)に示されたように、戻し通路24の上流側ポート
24aおよび下流側ポー1−24bに対向すると戻し通
路24が連通され、またスプール弁25の軸方向移動に
よりこのリング溝28が、第2図(B)に示されたよう
に、戻し通路24の上流側ポート24aおよび下流側ポ
ート24bと非対向位置になると戻し通路24は遮断さ
れるようになっている。
スプール弁25には上記スプール弁スプリング27の反
対側に小径ピストン29が連結されており、この小径ピ
ストン29は小径圧力室30に油密および摺動自在に嵌
挿されている。小径圧力室30は制御通路31を通じて
大径圧力室32に連通されている。
大径圧力室32には大径ピストン33が油密および摺動
自在に嵌挿されている。
大径ピストン33は皿ばね34により後退する方向に押
圧付勢されているとともに、圧電素子積層体35により
前進方向に抑圧=J能になっている。圧電素子積層体3
5は詳図しないが、故10枚のPZT素子を電極板と交
互に積層して構成され、外周面には耐電圧性を増すため
シリコン油が塗布され、かつ絶縁チューブ36で包まれ
ている。このような圧電素子積層体35は、その一端が
大径ピストン33の後面側にゴムリング37を介して]
談合されており、他端はホルダー38にゴムリング37
を介して嵌合されている。このホルダー38はシリンダ
ボディ■に螺合されている。なお、39.39は絶縁板
であり、また、40.40は圧電素子積層体35に電圧
を印加するためのリード線である。
したがって、リード線40.40を通じて圧電素子積層
体35に電圧を印加すると、この圧電素子積層体35は
軸方向に伸び変形し、これにより大径王力室32の燃料
が加圧される。この圧力は制御通路31を通じて小径圧
力室30に伝えられ、この小径圧力室30の小径ピスト
ン29を押す。この結果、スプール弁25は、大径圧力
室32と小径圧力室3oの断ik f青の比に応じて第
2図(B)に示すように変位させられるようになってい
る。
なお制御通路31は、供給通路41によりフィード圧室
19と連結されており、この供給通路41にはフィート
圧室19から制御通路3■に向かって燃+4の流れを5
′「す逆止弁42か設けられている。したかつて、1i
制御通路31、小径圧力室30および大i条圧力室32
には燃料−1か満たされているものである。
このような構成に係る第1実施例の作用について、第3
図の特性図を加えて説明する。
プランジャ3か上昇する吸入行程では、ポンプ室2が負
圧となるから、燃料供給ポンプ20、フィート圧室19
、フィート通路18、逆止弁23および通路17を通し
て燃料をポンプ室2に吸入する。なお、この場合、圧電
素子積層体35に高い電圧Ehを加えずElのレベルと
し、スプール弁25を第2図(A)に示すように作動さ
せておくと、リング溝28により戻し通路24の上流側
ポート24aおよび下流側ポート24bが導通し、した
がってこの戻し通路24を通じてもフィード圧室19か
ら燃料がポンプ室2に吸入される。
プランジャ3が上死点を越えてカム8により押されるこ
とにより下降する圧縮行程に移ると、ポンプ室2内の燃
料が加圧され始める。
この圧縮行程の初期には、スプール弁25のリング溝2
8により第2図(A)に示すように戻し通路24の−に
流側ポート24aと下流側ポート24bを導通させてお
くとポンプ室2の燃料かこの戻し通路24を通じてフィ
ード圧室19に逃がされる。
そして圧縮行程がある程度進んで所定のタイミニグT2
に達した段階で、リードm4o、 40を通じて圧電素
子積層体35に電圧Ehを印加すると、この圧電素子積
1<体35が軸方向に伸び変形し、これにより大径ピス
トン33が皿ばね34の付勢力に抗して大径圧力室32
の燃料を加圧する。この圧力は制御通路31を通じて小
径圧力室30に伝えられ、この小径圧力室30の小径ピ
ストン29を押す。この結果、スプール弁25は、大径
圧力室32と小径圧力室30の断面積の比に応じて第2
図(B)に示すように変位させられ、よってスプール弁
25のリング溝28が戻し通路24の上流側ポート24
aと下流側ポート24bに対向しなくなるので、戻し通
路24は閉止される。このため、ポンプ室2内で加圧さ
れる燃料の逃げ場がなくなり、この燃料は燃料圧送通路
10から燃料噴射ノズル11に送られ、この燃料圧力が
所定の開弁圧Po以上に達した場合に、この燃料圧によ
って針弁13をノズルスプリング14の押圧力に抗して
作動させ、よって噴射孔15を開き、この噴射孔15か
らエンジンの燃焼室に燃料を噴射する。
この噴射開始ののちT3に至ると、リード線40゜40
を通して圧電素子積層体35に加えていた電圧Ehを解
除すると、この圧rb素子積層体35は収縮復帰し、大
径ピストン33が皿ばね34の付勢力により図示右側に
復帰する。したかって、大径圧力室32の燃料圧力か低
下し、この圧力は1;1j御通路31を通じて小径圧力
室30に伝えられるので、小径ピストン29を押す力が
弱くなる。この結果、スプール弁25は、スプール弁ス
プリング27の力を受けて、第2図(A)に示すように
復帰させられ、よってスプール弁25のリング溝28は
戻し通路24の上流側ポー1−24aと下流側ポー1−
24bと導通させ、戻し通路24を開く。このため、ポ
ンプ室2内で加圧される撚+−1は戻し通路24を通じ
てフィード圧室19に逃がされる。よってポンプ室2の
撚(−1圧力か所定の閉弁圧Ps以下に下かり、針弁1
3か噴射孔15を閉じるので燃料の噴射を停止する。
これにより、パイロット噴射がなされることになる。
次にさらに圧縮行程が進み所定のタイミニグT4に達し
たら、再びリード線40.40を通じて圧電素子積層体
35に電圧Ehを印加し、この圧電素子積層体35を軸
方向に伸び変形させて、大径ピストン33により大径圧
力室32の燃料を加圧する。このため小径圧力室30の
小径ピストン29が押され、スプール弁25は、第2図
(B)に示すように、戻し通路24を閉止する。よって
、ポンプ室2内の燃料圧力が再び上昇し、この燃料は噴
射ノズル11に送られ、所定の開弁圧Poに達したら噴
射孔15を開き、この噴射孔15からエンジンの燃焼室
に燃料を噴射する。
この噴射開始ののちT5になると、圧電素子積層体35
に印加している電圧Ehを解除し、スプール弁25によ
り、第2図(A)に示すように、戻し通路24を開くと
、ポンプ室2内で加圧される燃料は戻し通路24を通じ
てフィード圧室19に逃がされ、よってポンプ室2の燃
料圧力が所定の閉弁圧Ps以下に下がり、燃料の噴射を
停止する。
これにより、メイン噴射がなされることになる。
プランジャ3は更に押し下げられ、下死点に達する。そ
して再び上昇して吸入行程に移り、以下上記の作動を繰
返す。
しかして、上記実施例で示したようにメイン噴射に先だ
ってパイロット噴射を行う場合、プランジャ3の1回の
圧縮行程中にパイロット噴射およびメイン噴射を行うこ
とになるから、噴射のオン。
オフ作動が極めて迅速に行われなければならない。
上記実施例では、アクチュエータの駆動源として圧電素
子積層体35を用いたから、高精度な噴射のオン、オフ
が可能となる。
すなわち、圧電素子積層体は数10tlsec(10−
6sec)のオーダで迅速作動が可能であり、加えて大
きな作動力を発し、したがってリード線40.40を通
じて電圧を印加した場合、圧電素子積層体35は大きな
力で瞬間に伸び変形するので、大径ピストン33を素早
く作動させることができる。このため、スプール弁25
の作動も迅速になされる。
しかも本実施例では、大径圧力室32の断面積が文字通
り小径圧力室30の断面積より大きく +7i成されて
いるので、大径圧力室32と小径圧力室3oの1折面積
の比に応じて小径ピストン29の移動速度が増幅され、
これによってもスプール弁25は迅速に[多動される。
このようなことから、ごく短い時間内でのスプール弁2
5による戻し通路24の開閉がシャープに行われること
になり、プランジャ3の1回の圧縮行程中にも拘らず、
パイロット噴射とメイン噴射を高精度に行うことができ
、かつその制御ら高精度に行なえる。
また、燃料噴射量は噴射ノズルIfの開弁から閉弁に至
るまでの時間によって決り、かつ噴射開始時期は当然な
がら噴射ノズル11の開弁タイミングで決定される。上
記実施例によると、噴射ノズルtiの開弁および閉弁が
シャープに行なえるから燃料噴射量および噴射開始タイ
ミングを高精度に制御することができ、エンジンの高速
回転中での制御が容易に行なえることになる。
第4図には本発明の第2の実施例を示し、これについて
説明するが、上記第1の実施例と同一の構成には同一番
号を付してその説明を省略する。
この第2の実施例では、ポンプ室2とフィード圧室19
を結ぶ戻し通路24に、ボール弁50を設けてあり、こ
のボール弁50を、スプール弁25により開閉される油
路から導入した燃料圧力で開閉制御するようにしである
。すなわち、ボール弁50は、ボール51と、バルブピ
ストン52と、背圧室53に収容したボール弁スプリン
グ54により(1η成されており、このボール弁スプリ
ング54がバルブピストン52を介してボール51を押
圧することにより戻し通路24を閉じ、フィード圧室1
9からポンプ室2に燃料が流れるのを阻止している。ボ
ール弁5oの背圧室53には油路55が接続されており
、この油路55はスプール弁25のリング溝28に常に
導通するように、つまりスプール弁25か軸方向に移動
しても、この油路55とリング溝28は常に連通を保つ
ようになっている。
一方、スプール弁25には蓄圧通路56および開放通路
57が臨まされており、これら蓄圧通路56および開放
通路57は、スプール弁25が軸方向に移動した場合に
いづれか一方がリング溝28に連通されるようになって
いる。
スプール弁25は前記第1の実施例と同様に、圧電素子
積層体35により駆動される大径ピストン33で加圧さ
れた燃料の圧力によって作動される。
蓄圧通路56はポンプ室2の上部に連通されており、こ
の蓄圧通路56の途中にはアキュムレータ6゜が接続さ
れている。アキュムレータ60はアキュムレート室61
にピストン62を油密および摺動自([ミに嵌挿し、こ
のピストン62の背面はアキュムレートスプリング63
により押圧付勢されている。ピストン62の前面のアキ
ュムレート室61は−に2蓄圧通路56に導通されてい
る。
開放通路57はフィード圧室19に連通されている。
このような構成の第2の実施例によれは、プランジャ3
か下降する圧縮行程の川めに、スブーIし弁25か図示
下方向に作動させられており、蓄圧通路56の下流端は
閉しられているとともに、開放通路57はスプール弁2
5のリング溝28を介して油路55に接続されている。
このため、ボール弁50の背圧室53には油路55、ス
プール弁25のリング溝28および開放通路57を通じ
てフィード圧が作用し、したかってヘルプピストン52
はフィード圧とボール弁スプリング54の力を受け、こ
れによりボール51が戻し通路24を閉塞している。な
お、このボール弁50はポンプ室2の圧力が、例えは燃
料噴射ノズル11の開弁圧Poの3分の1以上になると
、ボール51およびバルブピストン52がフィード圧と
ボール弁スプリング54の力に抗して押しさげられ、こ
れにより戻し通路24を開くようになっている。
しかして、プランジャ3による圧縮行程の初期に、ポン
プ室2で加圧された燃料は蓄圧通路56よりアキュムレ
ータ60のアキュムレート室61に圧送され、このアキ
ュムレート室61ではピストン62がアキュムレートス
プリング63の押圧力に抗して押されることにより該ア
キュムレート室61に燃料を導く。
プランジャ3の下降により、蓄圧通路56のポンプ室2
に臨むポートか閉じられると、上記アキュムレート室6
1にアキュムレートスプリング63の反発力に相当する
燃料圧力を蓄圧する。なお、この蓄圧力は、例えば燃料
nl射ノズル11の開弁圧P。
の3分の1程度に設定される。
プランジャ3がポンプ室2において蓄圧通路56のポー
トを閉じたのちは、ポンプ室2の圧力が燃料噴射ノズル
11の開弁圧Poに3分の1以上になるから、ボール弁
50を押して戻し通路24を開放し、よってポンプ室2
の燃料はこの戻し通路24を通じてフィード圧室I9に
逃がされ、ポンプ室2の圧力はそれ以上上昇しない。
圧縮行程が進んで所定のタイミニグT2に達した段階で
、圧電素子積層体35に電圧Ehを印加すると、これに
よりスプール弁25が作動され、スプール弁25のリン
グ溝28開放通路57を閉じるとともに、蓄圧通路56
を油路55に導通させる。したがってアキュムレータ8
0のアキュムレート室61に蓄圧していた燃料圧力が、
蓄圧通路56、スプール弁25のリング溝28、油路5
5を通じて、ボール弁50の背圧室53に作用し、ボー
ル弁50ははアキュムレータ60の蓄圧圧力とボール弁
スプリング54の力を受けて戻し通路24を閉塞する。
このため、ポンプ室2内で加圧される燃料の圧力が上昇
し、この燃料は燃料圧送通路10から燃料噴射ノズル1
1に送られ、この燃料圧力が所定の開弁圧Po以にに達
した場合に、噴射孔15からエンジンの燃焼室に燃料を
噴射する。
この噴射開始ののちT3に至ると、圧電素子積層体35
に加えていた電圧Ehを解除すると、スプール弁25は
復帰させられ、よってスプール弁25のリング溝28は
蓄圧通路56の下流端を閉じ、油路55を開放通路57
に導通させるから、ボール弁50の背圧が低くなり、該
ボール弁50は戻し通路24を開く。
このため、ポンプ室2内で加圧される燃料は戻し通路2
4を通してフィート圧室19に逃がされ、よってポンプ
室2の燃料圧力が所定の閉弁圧Ps以下にドかり、噴射
ノズル11からの燃料噴射を停止する。
これにより、パイロット噴射がなされることになる。
次にさらに圧縮行程が進み所定のタイミニグT4に達し
たら、圧電素子積層体35に電圧Ehを印加し、スプー
ル弁25を作動させて油路55を蓄圧通路56に導通さ
せ、ボール弁50によって戻し通路24を閉止する。す
ると、ポンプ室2内の燃料圧力が再び上昇し、この燃料
は噴射ノズル11に送られ、所定の開弁圧Poに達した
ら噴射孔15を開き、この噴射孔15からエンジンの燃
焼室に燃料を噴射する。
この噴射開始ののちT5になると、圧電素子積層体35
に印加している電圧Ehを解除し、前記と同様にスプー
ル弁25を復帰させ、ボール弁50で戻し通路24を開
く。これにより、ポンプ室2内で加圧される燃料は戻し
通路24を通じてフィード圧室19に逃がされ、よって
ポンプ室2の燃料圧力が所定の閉弁圧Ps以下に下がり
、燃料の噴射を停止する。
これにより、メイン噴射がなされることになる。
このような第2の実施例の場合は、前記第1の実施例に
おいて第1図に示すスプール弁25の作動ストロークか
小さくて戻し通路24を充分に開くことかできない場合
や、スプール弁25が房し通路24を閉塞している状態
でスプール弁25と弁室26のクリアランスからの燃料
漏れが無視できないような場合に、代替#114造とし
て好適する。
すなわち、戻し通路24はボール弁50で開閉するよう
にしたので、ポンプ室2側から戻し通路24を通じて作
用する燃料をボール51で受けることになり、このボー
ル51の受圧面積は、バルブピストン52の背面の面積
に比べてきわめて小さくすることかでき、よって背圧室
53に小さな圧力を導入するたけてボール弁50を迅速
かつ確実に閉作動させることができる。よって、背圧室
53に導入する燃料量は少なくてよい。
そして、ポンプ室2に発生する切崩の低い圧力をアキュ
ムレータ60に蓄圧し、この蓄圧圧力をスプール弁25
により上記ボール弁50の背圧室53に作用させるよう
にしたから、スプール弁25てのt= i’;+漏れが
少なく、かつ背圧室53に導入する燃!−1量が少なく
てよいためスプール弁25の作動ストロークも小さくて
すむ。
次に、第5図に示す第3の実施例について説明する。
この第3の実施例は、第1図に示した第1の実施例と構
成が似ているが、ポンプ室2の上部に蓄圧通路56を接
続して、この蓄圧通路56を他の大径ピストン70を収
容した受圧室71に連通ずるとともに、この蓄圧通路5
6の途中に、第2の実施例と同様なアキュムレータ60
を接続しである。上記他の大径ピストン70には他の電
源用圧電素子積層体72が連結されており、この電源用
圧電素子積層体72は圧縮力を与えられた場合に電圧を
発生するようになっている。
また、戻し通路24に設けられたスプール弁25とフィ
ード圧室19の間に第2の実施例で使用したボール弁5
0と同様のボール弁を介在させ、上記アキュムレータ6
0に所定圧力を蓄圧することができるようにしである。
このような構成の場合、プランジャ3による圧縮行程の
初期に、アキュムレータ60に所定圧力を蓄圧する。ア
キュムレータBOに貯えられた圧力は受圧室71に作用
し、他の大径ピストン70を抑圧して電源用圧電素子積
層体72を圧縮する。このため、電源用圧電素子積層体
72はその圧電効果により電圧を発生する。この電源用
圧電素子積層体72に発生した電圧を、所定のタイミン
グで先の噴射制御用圧電素子積層体35に印加すること
により、スプール弁25を作動させて噴射を開始する。
また、電源用圧電素子積層体72に発生した電圧を噴射
制御用圧電素子積層体35に印加するのを停止すると、
スプール弁25か復帰され、噴射を停止する。
したがって、この第3の実施例では、電源用圧電素子積
層体72に発生した電圧を噴射制御用圧電素子積層体3
5の電源として利用するので、外部に格別な電源を求め
る必要がない。
なお、上記第3の実施例において、電源用圧電素子積層
体としてパイロット噴射用の電源用圧電素子積層体およ
びメイン噴射用の電源用圧電素子積層体をそれぞれ構成
することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、プランジャによ、
リポンブ室の燃料を加圧する過程で戻し通路を弁によっ
て閉じると、ポンプ室の燃料圧力が上昇して噴射ノズル
に燃料を供給するようになり、また戻し通路を開くとポ
ンプ室の燃料はこの通路を通じて逃がされるため噴射ノ
ズルに燃料を供給せず、よって弁による上記戻し通路の
開閉を制御すれば、噴射量および噴射タイミングならび
にペイロット噴射か可能になる。しかも」二足弁は電圧
を加えることにより伸長作動する圧電素子積層体を駆動
源とした圧電型アクチュエータによって1Jfl圧され
る油圧で作動されるようにしたから、圧電素子積層体は
数10nsec (]0−” 5ec)のオーダで迅速
作動が可能であることにより、シャープな作動を可能に
し、エンジンの高速回転中の噴射量および噴射タイミン
グの制御や、ご<11i時間でのオン、オフ作動を要求
されるパイロノト11n射ても、高粘度に制御すること
かできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明ゾ第1の実施例を示し、第
1図はfM成を示す断面図、第2図(A)および(B)
はそれぞれスプール弁の異なる作動状すを示す表明図、
第3図は噴射特性図、第4図は本発明の第2の実施例を
示す構成図、第5図は本発明の第3の実施例を示す構成
図である。 1 ・シリンダボディ、2ポンプ室、3・・・プランジ
ャ、8 ・・カム、10・・・燃料圧送通路、11・・
・噴射ノズル、18・・フィード通路、19・・・フィ
ード圧室、20・・・燃料供給ポンプ、24・・・戻し
通路、25・・・スプール弁、28・・・リングlIM
、29・・・小径ピストン、31・・・制御通路、33
・・・大径ピストン、37・・・圧電素子積層体、50
・・ボール弁、60・・・アキュムレータ、72・・・
電源用圧電素子積層体。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) エンジンにより駆動される往復動プランジャお
    よびこのプランジャにより燃料を加圧するポンプ室を備
    え、このポンプ室に燃料供給ポンプから燃料を供給し、
    このポンプ室の燃料を上記プランジャによって加圧する
    ことにより噴射ノズルに圧送して該ノズルより噴射する
    燃料噴射装置において、上記燃料供給ポンプと上記ポン
    プ室を結ぶフィード通路に燃料供給ポンプから上記ポン
    プ室に燃料を供給するのを許す逆止弁を設けるとともに
    、上記燃料供給ポンプと上記ポンプ室を結ぶ戻し通路に
    、この戻し通路を開閉する弁を設け、この弁は、電圧を
    加えることにより伸長作動する圧電素子積層体を駆動源
    とした圧電型アクチュエータによって加圧される油圧で
    閉作動されることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. (2) 上記戻し通路を開閉する上記弁は、スプール弁
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃
    料噴射装置。
  3. (3) 上記戻し通路を開閉する弁は、ポンプ室から燃
    料供給ポンプへ燃料を戻すのを許すボール弁であり、こ
    のボール弁の背圧室と前記ポンプ室を蓄圧通路で結び、
    この蓄圧通路に上記ポンプ室で加圧された燃料の圧力を
    貯えるアキュムレータを設けるとともに、このアキュム
    レータと上記ボール弁の背圧室との間の上記蓄圧通路を
    、前記圧電型アクチュエータよって加圧される油圧によ
    り作動されるスプール弁で開閉するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃料噴射装置。
  4. (4) 上記電圧を加えることにより伸長作動する圧電
    素子積層体を駆動源とした圧電型アクチュエータの電源
    は、ポンプ室の燃料圧を受けて押圧されることによって
    電圧を発生する他の圧電素子積層体から供給される電圧
    を使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項もしくは第3項のいづれかに記載された燃料噴
    射装置。
JP28946685A 1985-12-24 1985-12-24 燃料噴射装置 Pending JPS62150070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28946685A JPS62150070A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28946685A JPS62150070A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 燃料噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62150070A true JPS62150070A (ja) 1987-07-04

Family

ID=17743635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28946685A Pending JPS62150070A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62150070A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0275755A (ja) * 1988-09-10 1990-03-15 Toyota Motor Corp ユニットインジェクタ
JP2001349241A (ja) * 2000-04-01 2001-12-21 Robert Bosch Gmbh 燃料噴射装置および該燃料噴射装置の作動方法
WO2001063119A3 (de) * 2000-02-24 2002-03-07 Bosch Gmbh Robert Einspritzeinrichtung
WO2003067074A1 (de) * 2002-02-07 2003-08-14 Volkswagen Mechatronic Gmbh & Co. Kg Verfahren und vorrichtung zur ansteuerung eines steuerventils einer pumpe-düse-einheit

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0275755A (ja) * 1988-09-10 1990-03-15 Toyota Motor Corp ユニットインジェクタ
WO2001063119A3 (de) * 2000-02-24 2002-03-07 Bosch Gmbh Robert Einspritzeinrichtung
JP2001349241A (ja) * 2000-04-01 2001-12-21 Robert Bosch Gmbh 燃料噴射装置および該燃料噴射装置の作動方法
JP4625196B2 (ja) * 2000-04-01 2011-02-02 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料噴射装置および該燃料噴射装置の作動方法
WO2003067074A1 (de) * 2002-02-07 2003-08-14 Volkswagen Mechatronic Gmbh & Co. Kg Verfahren und vorrichtung zur ansteuerung eines steuerventils einer pumpe-düse-einheit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3468813B2 (ja) 内燃機関のための燃料噴射装置
EP0774067B1 (en) Solenoid actuated miniservo spool valve
JPH06323220A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2001500218A (ja) 燃料噴射装置
JPH07117012B2 (ja) ユニツトインジエクタ
US5007584A (en) Fuel injection device
JPS62206238A (ja) 燃料噴射ポンプのパイロツト噴射装置
KR20060120105A (ko) 엔진의 연소실로 연료를 분사하기 위한 인젝터, 특히 압전액추에이터 제어식 커먼-레일-인젝터
US4941612A (en) Unit fuel injector
US4969600A (en) Fuel injection nozzle
JPS60175762A (ja) 燃料噴射装置
JPS62150070A (ja) 燃料噴射装置
KR20020038691A (ko) 내연기관용 연료 분사 장치
KR19980070460A (ko) 인젝터
JPH05507136A (ja) 内燃機関の燃料噴射ポンプ
JPS63113176A (ja) ユニツトインジエクタ
JPH059498Y2 (ja)
JPS5951156A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP6281296B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2841510B2 (ja) 燃料噴射ポンプ
JPS6196170A (ja) 切換弁装置
JPH0428902B2 (ja)
JPS63280981A (ja) 開閉弁の駆動装置
JPH0640926Y2 (ja) 燃料噴射装置
JPH0231226B2 (ja)