JP4625196B2 - 燃料噴射装置および該燃料噴射装置の作動方法 - Google Patents
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Description
本発明は、請求項1の上位概念に記載の装置および請求項7の上位概念に記載の方法すなわち圧電素子駆動時のシャシアースとの短絡を検出する装置および方法に関する。
【0002】
圧電素子はアクチュエータとして使用することができる。なぜならば周知のようにそれらはそこに印加される電圧またはそこに発生する電圧の関数として収縮したり伸張したりする特性をもっているからである。
【0003】
圧電素子を使用したアクチュエータによって実際に利点がもたらされるのは、対象となるアクチュエータが迅速および/または頻繁な運動を行わなければならないときである。
【0004】
とりわけ内燃機関用の燃料噴射ノズルにおいて、アクチュエータとして圧電素子を使用することによって利点がもたらされる。たとえば 燃料噴射ノズルにおける圧電素子の有用性に関して、EP 0 371 469 B1 および EP 0 379 182 B1 を参照されたい。
【0005】
圧電素子は容量性素子であり、すでに先に少し触れたように特定の充電状態またはそこで発生する電圧またはそれに加えられる電圧に従い、収縮したり伸張したりする。燃料噴射ノズルの実例であれば、噴射ニードルの直線的なストロークを操作するバルブをコントロールするために圧電素子の伸張または収縮が用いられる。ドイツ連邦共和国特許出願 DE 197 42 073 A1 および DE 197 29 844 A1 には、燃料噴射装置における相応の噴射ニードルをコントロールするための複動複座バルブを備えた圧電素子を使用することが示されている。これを本出願の参考文献とする。
【0006】
圧電素子を使用した燃料噴射装置の特徴はまず第1に、圧電素子は印加される電圧と直線的な伸張との間で比例関係を有していることである。燃料噴射ノズルの場合、たとえば内燃機関のシリンダへの燃料噴射のためにニードルの直線的なストロークをコントロールするために複動複座バルブとして実装されている燃料噴射ノズルの場合、対応するシリンダへ噴射される燃料の量はバルブが開いている時間の関数であり、圧電素子を使用した場合には圧電素子に印加される動作電圧の関数である。
【0007】
図6は、圧電素子2010をアクチュエータとして使用した燃料噴射装置の概略図である。図6を参照すると、圧電素子2010は電気的に励起され、与えられる動作電圧に応じて伸張および収縮する。圧電素子2010はピストン2015と結合されている。伸張状態では圧電素子2010によりピストン2015は、作動液たとえば燃料を含んでいる液圧式アダプタ2020へ押し出される。圧電素子が伸張した結果、複動コントロールバルブ2025は液圧式に液圧式アダプタ2020からから押し出され、バルブプラグ20325が第1の閉鎖位置から延ばされる。複動コントロールバルブ2025と中空ボア2050との組み合わせは複動複座バルブと呼ばれ、その理由は圧電素子2010が非励起状態にあるとき、複動コントロールバルブ2025がその第1閉鎖位置2040にあることによる。他方、圧電素子2010が完全に伸張しているとき、それは第2閉鎖位置2030にある。バルブプラグ2035の後者の位置は、図6の破線で表されている。
【0008】
この燃料噴射装置は噴射ニードル2070を有しており、これによって加圧された燃料供給管2060からシリンダ(図示せず)へ燃料を噴射させることができる。圧電素子2010が励起されていない場合あるいはそれが完全に伸張している場合、複動コントロールバルブ2025はそれぞれ第1閉鎖位置2040をとるかまたは第2閉鎖位置2030をとる。いずれの場合にせよ、液圧式レール圧力により噴射ニードル2070は閉鎖位置に保持される。したがって燃料混合物はシリンダ(図示せず)中に入らない。これとは逆に、複動コントロールバルブ2025が中空ボア2050に関していわゆる中間位置におかれるよう、圧電素子2010が励起されると、加圧された燃料供給管2060における圧力が低下する。この圧力低下の結果、加圧された燃料供給管2060において噴射ニードル2070の頂部と底部の間で圧力差が発生し、これにより噴射ニードル2070が持ち上げられ、シリンダ(図示せず)への燃料噴射が可能となる。
【0009】
ここで重要であるのは、たとえば対応するバルブプラグが燃料噴射サイクルにおける適切な時点で精確に位置決めされるよう、十分な精度で動作電圧を決定し供給することである。したがって、圧電素子を駆動する電気回路における様々な問題点を検出できるようにすることが重要である。そのような問題点の1つは、1つまたは複数の圧電素子の端子内または端子におけるシャシアースへの短絡である。
【0010】
したがって本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載の装置および請求項12の上位概念に記載の方法において、1つまたは複数の圧電素子の端子内または端子におけるシャシアースへの短絡を確実に検出することである。
【0011】
本発明によればこの課題は、請求項1の特徴部分に記載の構成(装置)ならびに請求項12の特徴部分に記載の構成(方法)により解決される。
【0012】
本発明によれば燃料噴射装置は電流診断ユニットを有しており、該電流診断ユニットは駆動回路を流れる電流の障害を該障害の発生の10μs以内で検出する。また、駆動回路を流れる電流をチェックし、該駆動回路を流れる電流において生じる可能性のある障害を該障害の発生の10μs以内で検出する。
【0013】
アースへの短絡は、圧電素子および圧電素子駆動回路について短絡の場所に依存して様々な不所望な作用をもつ可能性がある。たとえばアクチュエータとして用いられる圧電素子の正の端子における短絡によって、その充電が妨げられることになる。さらに圧電素子の正の端子における短絡によって、それらと並列に配置された他の素子の充電も妨げられるおそれがある。
【0014】
また、圧電素子の負の端子におけるアースへの短絡によって圧電素子が、そのアクチュエータが充電のために選択されていないときに誤って充電されてしまうおそれがある。たとえば本発明の有利な実施形態によれば、ある特定のアクチュエータを充電するためのセレクタスイッチが圧電素子の負の端子と直列に接続されている。そのセレクタスイッチを短絡することで、たとえ他の圧電素子が充電のために選択されていたとしても、その圧電素子が引き続き充電されることになる。計画外のこのような充電の結果として、燃料の意図しない噴射の発生する可能性があり、これは非常に望ましくない状況である。
【0015】
圧電素子からシャシアースへの短絡の結果、圧電素子駆動回路の一部分から電流が迂回することになる。しかし電流は圧電素子駆動回路において電流の流れることの予期される他の部分には流れ続ける。
【0016】
本発明によれば、シャシアースへの短絡を検出するため圧電素子駆動回路においてそれぞれ異なる部分に流れる電流が調べられる。本発明によれば、電流が通常は圧電素子駆動回路中の特定の分岐を流れると予期されるときに、圧電素子の充放電サイクル内で短絡が検出される。しかし短絡によって分岐の1つから電流がそれることになる。そして本発明によれば2つの場所における電流の異常な不均衡が検出され、短絡を表すエラー信号が発せられる。
【0017】
たとえば充電スイッチの閉じられている充電サイクル中、電流は電圧源バッファ回路中の分路と圧電素子の負の端子に直列接続された分路の両方を流れる。このサイクル中、電流検出回路は、予期された電流が両方の場所に流れているのか否かを調べることができる。電流が電圧供給バッファの分路抵抗に流れているが圧電分岐の分路抵抗には流れていなければ短絡が検出され、エラーメッセージが発せられる。電流が回路内の両方の場所に適正に流れているか否かを検出するために、個々の分路に対応する測定ポイントからの電流信号を比較器回路が受け取る。そして比較器回路は、2つの分路における電流間の差を表す信号をロジック回路へ出力する。2つの電流における差が所定の最大値よりも大きいとき、ロジック回路は適切なエラー信号を発生する。
【0018】
従属請求項、以下の説明ならびに図面には本発明の有利な実施形態が示されている。次に、図面を参照しながら実施例に基づき本発明について詳しく説明する。
【0019】
図1には、複動コントロールバルブの動作を説明するため、実例として挙げられたコントロールバルブストロークの概略的なプロフィルが2つ合わさったグラフで示されている。図1の上方のグラフではx軸により時間が、y軸によりバルブプラグの変位(バルブのリフト)が表されている。また、図1の下方のグラフではx軸はやはり時間を表すのに対し、y軸は上方のグラフにおけるバルブのリフトの結果として燃料の流れを生じさせるノズルニードルのリフトが表されている。上方と下方のグラフは、それぞれx軸で表される時間を一致させるため、互い整列させてある。
【0020】
噴射サイクル中、あとで詳しく説明するように圧電素子が充電されてそれが伸張し、それにより対応するバルブプラグが予備噴射ストロークのため、図1の上方のグラフに示されているように第1の閉鎖位置から第2の閉鎖位置へ移動する。図1の下方のグラフには燃料の僅かな噴射が示されており、これはバルブプラグが複動コントロールバルブの2つの弁座間を移動したときに生じ、その際、プラグが弁座間を移動したときにバルブが開閉する。
【0021】
一般に、圧電素子の充電は2つのステップで行うことができる。第1のステップは、圧電素子を所定の電圧まで充電し、それによりコントロールバルブを開放することである。第2のステップは、圧電素子をさらに充電し、それによりバルブプラグが第2の閉鎖位置と接触したときにコントロールバルブを再び閉鎖することである。これら両方のステップの間に遅延時間を設けてもよい。
【0022】
次に、まえもって選定された期間の後、あとで詳しく説明するように放電動作が実行され、これにより圧電素子内の電荷が低減し、その結果、あとで詳しく説明するように圧電素子が収縮し、これによってバルブプラグが第2の閉鎖位置から移動し、2つの弁座間の位置に保持される。圧電素子内の動作電圧は、主噴射に割り当てられた期間中、最大燃料流に対応するUopt と等しい値に達しなければならない。図1の上方および下方のグラフに示されているように、中間位置でバルブのリフトが保持される。
【0023】
主噴射の期間最後に圧電素子が放電されて動作電圧がゼロになり、その結果、圧電素子がさらに収縮し、それによってバルブプラグは中間位置から移動して第1の閉鎖位置へ向かい、図1の上方および下方のグラフに示されているように、バルブが閉鎖されて燃料流が停止する。この時点でバルブプラグはもう1度、上述のように予備噴射と主噴射の別のサイクルを繰り返す位置をとる。
【0024】
図2には、本発明を適用することのできる装置の1つの実施形態のブロック図が示されている。
【0025】
図2には詳細な領域Aと詳細でない領域Bとがあり、それらの分離境界線は破線cで表されている。詳細領域Aは、圧電素子10,20,30,40,50,60の充放電のための回路を有している。この実施例ではこれらの圧電素子10,20,30,40,50,60は、内燃機関の燃料噴射ノズル(たとえばいわゆるコモンレールインジェクタ)におけるアクチュエータとする。圧電素子をそのような目的で使用することができ、それというのも圧電素子は周知のように、また、上述のように、それらに印加された電圧またはそこで発生した電圧の関数として収縮または伸張する特性をもっているからである。また、この実施形態において6つの圧電素子10,20,30,40,50,60をとる理由は、1つの内燃機関において6つのシリンダを別個にコントロールするためである。したがって、他の目的のためには別の個数の圧電素子が適切なものとなるかもしれない。
【0026】
非詳細領域BはコントロールユニットDおよび作動IC E有しており、それらの両方によって詳細領域A内の素子がコントロールされ、さらに非詳細領域Bには、システム特性を測定するための測定システムFも設けられている。作動IC Eは、他のすべての圧電素子駆動回路から電圧および電流の測定値を受け取る。本発明によればコントロールユニットDおよび作動IC Eは、圧電素子のための動作電圧および作動時間をコントロールするようにプログラミングされている。コントロールユニットDおよび/または作動IC Eは、圧電素子駆動回路全体にわたる種々の電圧および電流を監視するようにもプログラミングされている。
【0027】
以下の説明ではまずはじめに、詳細領域A内の個々の素子について述べることにする。その後、圧電素子10,20,30,40,50,60の充電および放電の手順について全般的に説明し、最後に2つの手順をコントロールユニットDと作動IC Eによって制御および監視するやり方について詳しく説明する。
【0028】
詳細領域A内の回路は6つの圧電素子10,20,30,40,50,60を有している。
【0029】
圧電素子10,20,30,40,50,60は、第1のグループG1および第2のグループG2に分けられており、これらのグループはそれぞれ3つの圧電素子から成る(すなわち第1のグループG1内の圧電素子10,20,30および第2のグループG2内の圧電素子40,50,60)。グループG1およびG2は、互いに並列に接続された回路部分の要素である。圧電素子10,20,30もしくは40,50,60から成るグループG1,G2のいずれを共通の充放電装置によって各々放電させるのかを定めるため、グループセレクタスイッチ310,320を使用することができる(しかしグループセレクタスイッチ310,320はあとで詳しく説明するように充電手順については意味をなさない)。
【0030】
グループセレクタスイッチ310,320はコイル240と個々のグループG1,G2との間に配置されており(そのコイル側の端子)、トランジスタとして実装されている。さらにサイドドライバ311,321が設けられており、これは作動IC Eから受け取ったコントロール信号を要求されるスイッチの閉成および開放に適した電圧に変換する。
【0031】
また、グループセレクタスイッチ310,320に並列に、それぞれダイオード315,325(グループセレクタダイオードと称する)が設けられている。たとえばグループセレクタスイッチ310,320がMOSFETまたはIGBTとして実装されているならば、それらのグループセレクタダイオード315,325をそれ自体の寄生ダイオードとして構成することができる。これらのダイオード315,325によって充電手順中、グループセレクタ310,320がバイパスされる。したがってグループセレクタスイッチ310,320の機能は、放電手順のためだけに圧電素子10,20,30もしくは40,50,60のグループG1,G2を選択することに限られる。
【0032】
各グループG1もしくはG2において、圧電素子10,20,30もしくは40,50,60は圧電分岐110,120,130(グループG1)および140,150,160(グループG2)の構成要素として配置されており、これらの圧電分岐は並列に接続されている。さらに各圧電分岐は、圧電素子10,20,30,40,50,60と抵抗13,23,33,43,53,63(分岐抵抗と称する)から成る第1の並列回路と、トランジスタとして実装されたセレクタスイッチ11,21,31,41,51,61(分岐セレクタスイッチと称する)とダイオード12,22,32,42,52,62(分岐ダイオードと称する)から成る第2の並列回路によって構成された直列回路を有している。
【0033】
分岐抵抗13,23,33,43,53もしくは63によって、対応する各圧電素子10,20,30,40,50もしくは60は充填手順中および充電手順後、それ自体で連続的に放電するようになる。それというのも、それらの抵抗は各容量性圧電素子10,20,30,40,50もしくは60における両方の端子を互いに接続しているからである。しかし分岐抵抗13,23,33,43,53もしくは63はこの手順を、あとで説明するようなコントロールされた充放電手順に比べゆっくりと行うのに十分な大きさのものである。したがっていずれの圧電素子10,20,30,40,50または60の電荷も充電手順後の適切な時間内では変化しないとみなすことは、やはり妥当な想定である(それにもかかわらず分岐抵抗13,23,33,43,53,63を実装する理由は、システムのブレークダウンあるいは他の例外的な状況において圧電素子10,20,30,40,50,60に電荷が残留するのを避けるためである)。このため以下の説明では分岐抵抗13,23,33,43,53,63を無視してもかまわない。
【0034】
個々の圧電分岐110,120,130,140,150もしくは160における分岐セレクタスイッチと分岐ダイオードのペアは、つまり圧電分岐110におけるセレクタスイッチ11とダイオード12,圧電分岐120におけるセレクタスイッチ21とダイオード22などは、(グループセレクタスイッチとダイオードのペア310と315もしくは320と325について先に述べたように)寄生ダイオードをもつ電子スイッチ(すなわちトランジスタ)たとえばMOSFETまたはIGBTを用いて実装することができる。
【0035】
圧電素子10,20,30,40,50または60のいずれを共通の充放電装置によりそれぞれ充電するのかを定めるために、分岐セレクタスイッチ11,21,31,41,51もしくは61を使用することができる。各事例において充電される圧電素子10,20,30,40,50または60は、あとで説明する充電手順中にそれらの分岐セレクタスイッチ11,21,31,41,51または61が閉じられているすべてのものである。通例はいつでも、分岐セレクタスイッチのうちただ1つのスイッチだけが閉じられることになる。
【0036】
分岐ダイオード12,22,32,42,52,62は、放電手順中に分岐セレクタスイッチ11,21,31,41,51もしくは61をバイパスするために用いられる。したがってこの実施例では、充電手順については個々の圧電素子を選択できるのに対し、放電手順については圧電素子10,20,30もしくは40,50,60から成る第1のグループG1または第2のグループG2の一方あるいはその両方を選択しなければならない。
【0037】
もう一度、圧電素子10,20,30,40,50,60自体について述べると、分岐セレクタの圧電端子15,25,35,45,55もしくは65を、分岐セレクタスイッチ11,21,31,41,51もしくは61を介して、あるいは相応のダイオード12,22,32,42,52もしくは62を介して、そして両方の事例とも付加的に抵抗300を介して、アースに接続することができる。
【0038】
抵抗300を設ける目的は、圧電素子10,20,30,40,50,60の充電および放電中に分岐セレクタ圧電端子15,25,35,45,55,65とアースとの間に流れる電流を測定することである。それらの電流を把握することによって、圧電素子10,20,30,40,50,60の充電および放電をコントロールすることができる。殊に、電流の大きさに依存するようにして充電スイッチ220と放電スイッチ230を閉じたり開いたりすることで、充電電流および放電電流をまえもって定められた平均値にセットすることができ、および/またはそれらがまえもって定められた最大値および/または最小値を上回ったり下回ったりしないよう維持することができる。これについてはあとで詳しく説明する。
【0039】
この実施例では測定自体のためにさらに、たとえば5V DCの電圧を供給する電圧源621と、2つの抵抗622,623として実装された分圧器が必要とされる。これは(測定を実行する)作動IC Eを負の電圧から保護することを目的としており、さもないとそのような負の電圧が測定点620に発生するおそれがあり、それは作動IC Eによって処理することができない。この場合、そのような負の電圧は、前記の電圧源621および分圧器抵抗622,623によって供給される正の電圧を形成して加えることによって、正の電圧に変えられる。
【0040】
各圧電素子10,20,30,40,50,60の他方の端子すなわちグループセレクタ圧電端子14,24,34,44,54もしくは64を電圧源のプラス極と接続することができ、これはグループセレクタスイッチ310もしくは320を介して、またはグループセレクタダイオード315もしくは325を介して、ならびに充電スイッチ220と充電ダイオード221から成る並列回路とコイル240とを介して行うことができ、択一的にあるいはこれに加えてグループセレクタ圧電端子をアースと接続することができ、これはグループセレクタスイッチ310もしくは320を介して、またはダイオード315もしくは325を介して、ならびに放電スイッチ230または放電ダイオード231から成る並列回路とコイル240を介して行うことができる。充電スイッチ220と放電スイッチ230はトランジスタとして実装されており、たとえばそれらはサイドドライバ222もしくは232介してコントロールされる。
【0041】
電圧源は、この実施例では(バッファ)コンデンサ210である容量性特性をもつ素子を有している。コンデンサ210はバッテリ200(たとえば自動車バッテリ)およびその下流にあるDC電圧変換器201によって充電される。DC電圧変換器201は、バッテリ電圧(たとえば12V)を実質的に他のどのようなDC電圧(たとえば250V)にも変換し、その電圧までコンデンサ210を充電する。DC電圧変換器201はトランジスタスイッチ202および抵抗203によってコントロールされ、これは測定ポイント630でなされる電流測定のために用いられる。
【0042】
クロスチェックのため測定ポイント650においてたとえば、作動IC Eならびに抵抗651,652,653ならびに5V DC電圧源654によってさらに電流測定を行うことができる。また、測定ポイント640において、作動IC Eならびに分圧器抵抗641,642によって電圧測定を行うこともできる。
【0043】
さらに、圧電素子10,20,30,40,50,60を放電させるために(それらがあとで説明するような「通常の」放電動作によってもたまたま放電しないときに)、抵抗330(完全放電抵抗と称する)、トランジスタ(ストップスイッチと称する)として実装されたストップスイッチ331およびダイオード332(完全放電ダイオード)が用いられる。ストップスイッチ331は有利には、「通常の」放電手順(放電スイッチ230を介した周期的な放電))後に閉じられる。それにより圧電素子10,20,30,40,50,60が抵抗330および300を介してアースに接続され、したがって圧電素子10,20,30,40,50,60に残されている可能性のあるいかなる残留電荷も取り除かれる。完全放電ダイオード332によって、環境によってはダメージを与えかねない負の電圧が圧電素子10,20,30,40,50,60に発生するのが回避される。
【0044】
すべての圧電素子10,20,30,40,50,60あるいはいずれか特定の1つの充電および放電は、(すべてのグループおよびその圧電素子に共通の)ただ1つの充放電装置によって行われる。この実施例では、共通の充放電装置はバッテリ200、DC電圧変換器201、コンデンサ210、充電スイッチ220と放電スイッチ230、充電ダイオード221と放電ダイオード231、ならびにコイル240である。
【0045】
各圧電素子の充放電は同じように動作し、第1の圧電素子10についてのみ言及しながらこれについて以下で説明する。
【0046】
充電および放電の手順中に発生する条件について、図3Aから図3Dを参照しながら説明する。図3Aおよび図3Bには圧電素子10の充電の様子が示されており、図3Cおよび図3Dには圧電素子10の放電の様子が示されている。
【0047】
充電または放電すべき1つまたは複数の特定の圧電素子10,20,30,40,50または60の選択、以下で説明する充電手順ならびに放電手順は、作動IC EおよびコントロールユニットDにより上述のスイッチ11,21,31,41,51,61;310,320;220,230および331のうちの1つまたは複数の開放または閉成によって行われる。詳細領域A内の各素子と作動IC EおよびコントロールユニットDの相互作用については、あとで詳しく説明する。
【0048】
充填手順に関してまずはじめに、充電すべきいずれか特定の圧電素子10,20,30,40,50または60を選択する必要がある。もっぱら第1の圧電素子10を充電するためには、第1の分岐110の分岐セレクタスイッチ11が閉成されるのに対し、他のすべての分岐セレクタスイッチ21,31,41,51,61は開放されたままである。また、もっぱら他の圧電素子20,30,40,50,60を充電するためには、あるいは同時に複数の圧電素子を充電するためには、対応する分岐セレクタスイッチ21,31,41,51および/または61の閉成によりそれらの圧電素子が選択されることになる。
【0049】
次に、充電手順自体を行うことができる:
一般にこの実施例においては充電手順のために、コンデンサ210と第1の圧電素子10のグループセレクタ圧電端子14との間に正の電位差が必要とされる。とはいえ充電スイッチ220と放電スイッチ230が開放されている間は、圧電素子10の充電または放電は行われない。この状況において、図2に示されている回路は定常状態であり、つまり圧電素子10はその充電状態を実質的に変化しないかたちで保ち続け、電流は流れない。
【0050】
第1の圧電素子10を充電する目的で充電スイッチ220が閉成される。理論的には、第1の圧電素子10はそのようにすれば充電することができるであろう。しかしこれによって、関連する素子にダメージを与えかねない大電流の発生するおそれがある。したがって、発生する電流が測定ポイント620において測定され、検出された電流が所定の限界を超えるとただちにスイッチ220が閉じられる。このため、第1の圧電素子10において望ましい電荷が得られるようにする目的で、充電スイッチ220が繰り返し開閉される一方、放電スイッチ230は開放されたままである。
【0051】
詳しくは、充電スイッチ220が閉じられているときに図3Aに示されている状態が発生し、つまり圧電素子10とコンデンサ210とコイル240から成る直列回路によって構成された閉回路が形成され、この閉回路では電流iLE(t)は図3Aの矢印で示されているように流れる。このように電流が流れた結果、両方の正の電荷が第1の圧電素子10のグループセレクタ圧電端子14に運ばれ、エネルギーがコイル240に蓄積される。
【0052】
充電スイッチ220が閉成されていた後に短期間(たとえば数μs)開放されると、図3Bに示されている状態が生じる。この場合、圧電素子10と充電ダイオード221とコイル240から成る直列回路によって構成された閉回路が形成され、この回路では電流iLA(t)が図3Bの矢印で示されているように流れる。このように電流が流れた結果、コイル240に蓄積されていたエネルギーが圧電素子10へ流れる。圧電素子10へのエネルギー供給に応じて、圧電素子において発生する電圧およびその外寸が大きくなる。コイル240から圧電素子10へエネルギーが移送されてしまうと、図2に示した既述の回路の定常状態が再び生じる。
【0053】
その時点で、あるいはそれ以前またはそれ以降に(充電動作の所望の時間プロフィールに依存して)充電スイッチ220が再び閉じられ再び開かれ、その結果、上述のプロセスが繰り返されることになる。充電スイッチ220がこのように再び閉じられ再び開かれた結果、圧電素子10に蓄積されるエネルギーが増大し(圧電素子10にすでに蓄積されていたエネルギーと新たに供給されたエネルギーがいっしょに加算される)、圧電素子10において発生する電圧およびその外寸がこれに応じて増大する。
【0054】
充電スイッチ220の上述の開閉を非常に多くの回数繰り返せば、圧電素子10において発生する電圧および圧電素子10の伸長が段階的に増大する。
【0055】
充電スイッチ220が所定の回数だけ開閉されてしまうと、および/または圧電素子10が所望の充電状態に達してしまうと、充電スイッチ220を開いたままにすることで圧電素子の充電が終了する。
【0056】
放電手順に関してこの実施例では、圧電素子10、20、30、40、50,60がグループ(G1および/またはG2)で次のように放電される。
【0057】
まずはじめに、放電すべき圧電素子をもつ1つまたは複数のグループG1および/またはG2のグループセレクタスイッチ310および/または320が閉じられる(分岐セレクタスイッチ11,21,31,41,51,61は放電手順のためには圧電素子10,20,30,40,50,60の選択には作用しない。それというのもこの場合、それらの分岐セレクタスイッチは分岐ダイオード12,22,32,42,52,62によってバイパスされるからである)。このため第1のグループG1の一部分である圧電素子10を放電するために、第1のグループセレクタスイッチ310が閉じられる。
【0058】
放電スイッチ230が閉じられると、図3Cに示されている状態が発生する。
つまり、圧電素子10とコイル240から成る直列回路を有する閉回路が形成され、この閉回路において電流iEE(t)が図3Cに矢印で示されているように流れる。このように電流が流れた結果、圧電素子に蓄積されていたエネルギ(の一部分)がコイル240に移送される。圧電素子10からコイル240へのエネルギ移送に応じて、圧電素子10において発生する電圧およびその外寸が減少する。
【0059】
放電スイッチ230が閉じられていた後で短時間(たとえば数μs)それが開かれると、図3Dに示されている状態が発生する。つまりこの場合、圧電素子10とコンデンサ210と放電ダイオード231とコイル240から成る直列回路を有する閉回路が形成され、この閉回路において電流iEA(t)が図3Dに矢印で示されているように流れる。このように電流が流れた結果、コイル240に蓄積されていたエネルギがコンデンサ210にフィードバックされる。エネルギがコイル240からコンデンサ210に移送されてしまうと、図2に示した既述の回路の定常状態が再び生じるようになる。
【0060】
その時点で、あるいはれ以前またはそれ以後に(放電動作の所望の時間プロフィールに依存して)放電スイッチ230が再び閉じられ再び開かれる。その結果、上述のプロセスが繰り返される。放電スイッチ230がこのように再び閉じられたり開かれたりした結果、圧電素子10に蓄積されるエネルギーがさらに減少し、この圧電素子において生じる電圧およびその外寸がこれに応じて減少する。
【0061】
放電スイッチ230の上述の開閉が非常に多くの回数繰り返されるならば、圧電素子10において生じる電圧およびこの圧電素子10の伸長が段階的に減少する。
【0062】
放電スイッチ230が所定の回数だけ開閉されてしまうと、および/または圧電素子が所望の放電状態に達してしまうと、放電スイッチ230を開いたままにすることで圧電素子10の放電が終了する。
【0063】
作動IC EおよびコントロールユニットDと詳細領域A内の素子との間の相互作用は、作動IC Eから詳細領域A内の素子へ送られるコントロール信号によって実行され、このコントロール信号は、分岐セレクタコントロールライン410,420,430,440,450,460、グループセレクタコントロールライン510,520、ストップスイッチコントロールライン530、充電スイッチコントロールライン540、放電スイッチコントロールライン550、ならびにコントロールライン560を介して送られる。他方、詳細領域A内の測定ポイント600,610,620,630,640,650においてセンサ信号が得られ、これらのセンサ信号はセンサライン700,710,720,730,740,750を介して作動IC Eに伝送される。
【0064】
これらのコントロールラインは、上述のように対応するスイッチの開閉により圧電素子10,20,30,40,50または60を選択して1つまたは複数の圧電素子10,20,30,40,50,60の充電または放電の手順を実施する目的で、トランジスタのベースに電圧を供給したり供給しなかったりするために用いられる。これらのセンサ信号はたとえば、測定ポイント600もしくは610においては圧電素子10,20,30もしくは40,50,60で生じた電圧を検出するために使用され、測定ポイント620においては充電電流および放電電流を検出するために使用される。
【0065】
図4Aから図4Dには充放電サイクルにおける2つの時相が描かれており、この場合、本発明によれば短絡を検出するために異常電流を測定することができる。図4Aおよび図4Bには図3Aと同じ充電サイクル中の時相が描かれており、このとき充電スイッチは閉じられている。図4Aおよび図4Bには、圧電素子の正の端子から(図4A)または負の端子から(図4B)アースに向かって短絡が発生したとき、回路がどのように変化するのかが示されている。ここに示されているように、いずれの事例でも電流はバッファ分路抵抗651とバッファコンデンサ210を通って時計回り方向に流れ続けることになるが、圧電素子の分路抵抗300を通っては流れない。短絡のない通常の条件のもとでは、電流は両方の分路抵抗651および300を通って流れることになる。
【0066】
図4Cおよび図4Dには図3Dと同じ放電サイクル中の時相が描かれており、このとき放電スイッチは開かれている。図4Cおよび図4Dは、圧電素子の正の端子から(図4C)または負の端子から(図4D)アースに向かって短絡が発生したとき、回路がどのように変化するのかが示されている。このサイクルの時相中、電流はバッファコンデンサ210およびバッファ分路抵抗651を通って反時計回りに流れる続けることになるが、圧電素子の分路抵抗300を通っては流れない。
【0067】
図2に示されているように、コントロールユニットDおおび作動IC Eは、パラレルバス840および付加的にシリアルバス850によって互いに接続されている。これらのパラレルバス840は殊にコントロールユニットDから作動IC Eへのコントロール信号の高速伝送のために使用される一方、シリアルバス850はそれよりも低速のデータ伝送のために使用される。
【0068】
図5には、作動IC Eに設けられているいくつのコンポーネントが示されており、すなわちこれにはロジック回路800、RAMメモリ810、ディジタル/アナログ変換器システム820および比較器システム830が設けられている。さらにここに示されているように、(コントロール信号のために使われる)高速パラレルバス840が作動IC Eのロジック回路800に接続されている一方、それよりも低速のシリアルバス850がRAMメモリ810に接続されている。ロジック回路800は、RAMメモリ810、比較器システム830および信号ライン410、420、430、440、450、460;510、520;530;540、550、560に接続されている。RAMメモリ810はロジック回路800ならびにデジタル/アナログ変換器システム820に接続されている。デジタル/アナログ変換器システム820はさらに比較器システム830に接続されている。比較器システム830はさらにセンサライン700、710;720;730、740、750、ならびに(すでに述べたように)ロジック回路800に接続されている。
【0069】
先に挙げた各コンポーネントはたとえば以下のようにして充電手順において使用される:
コントロールユニットDによって、所定の目標電圧まで充電すべき特定の圧電素子10、20、30、40、50または60が決められる。したがってまずはじめに(デジタル数字により表現された)目標電圧の値が、比較的低速なシリアルバス850を介してRAMメモリ810へ伝送される。目標電圧はたとえば、主噴射において使われるUopt のための値とすることができる。その後あるいはそれと同時に、選択すべき特定の圧電素子10、20、30、40、50または60に対応するコードおよびRAMメモリ810内の所望の電圧のアドレスが、パラレルバス840を介してロジック回路800に伝送される。その後でストローブ信号がロジック回路800へパラレルバス840を介して送られ、これは充電手順のためのスタート信号を供給する。
【0070】
そしてこのスタート信号によりまずはじめにロジック回路800は、RAMメモリ810から目標電圧のデジタル値を取り出し、このデジタル値をデジタル/アナログ変換器システム820に伝達させる。これによりこの変換器820の1つのアナログ出力側に所望の電圧が現れる。さらに前記アナログ出力側(図示せず)は比較器システム830に接続されている。これに加えてロジック回路800は、(第1のグループG1の圧電素子10、20、30のいずれかのための)測定ポイント600または(第2のグループG2の圧電素子40、50または60のいずれかのための)測定ポイント610を比較器システム830に対して選択する。その結果、目標電圧と選択された圧電素子10、20、30、40、50または60における目下の電圧とが比較器システム830によって比較される。この比較の結果が、すなわち目標電圧と目下の電圧との間の差が、ロジック回路800へ伝送される。これによりロジック回路800は、目標電圧と目下の電圧とが互いに等しくなるとただちにこの手順を停止することができる。
【0071】
次にロジック回路800は、選択された圧電素子10、20、30、40、50または60に対応する分岐セレクタスイッチ11、21、31、41、51または61にコントロール信号を供給し、それによりこのスイッチが閉じられる(全ての分岐セレクタスイッチ11、21、31、41、51、61はこの実施例では充電手順の開始の前には開いた状態にあるものとみなされる)。次いで、ロジック回路800はコントロール信号を充電スイッチ220に供給し、その結果、このスイッチが閉じられることになる。さらにロジック回路800は測定ポイント620に生じる電流の測定を開始する。ここで、測定された電流はまえもって定められている最大値と比較器システム830によって比較される。検出された電流がまえもって定めらた最大値に到達するとただちに、ロジック回路800は充電スイッチ220を再び開くよう指示する。
【0072】
再び、測定ポイント620における残留電流が検出され、まえもって定められた最小値と比較される。このまえもって定められた最小値に到達するとただちに、ロジック回路800は充電スイッチ220を再び閉じるよう指示し、この手順がもう一度始められる。
【0073】
充電スイッチ220の開閉は、測定ポイント600または610において検出された電圧が目標電圧を下回るとただちに繰り返される。目標電圧に到達するとただちに、ロジック回路はこの手順の継続を停止する。
【0074】
放電手順は相応のやり方で行われる。すなわち圧電素子10、20、30、40、50または60の選択がグループセレクタスイッチ310もしくは320によって行われ、充電スイッチ220の代わりに放電スイッチ230が開閉され、この場合、まえもって定められた最小目標電圧に到達しなくてはならない。
【0075】
充放電動作のタイミングならびに圧電素子10、20、30、40、50または60における電圧レベルの維持たとえば主噴射の時間などは、たとえば図2に示されているようなバルブストロークに従うものとすることができる。
【0076】
なお、充電または放電の手順についてこれまで述べてきた説明は実例にすぎないことは自明である。したがって上述の回路あるいは他の回路を利用するどのような他の手順であってもあらゆる所望の目的に整合させることができ、上述の実例の代わりにいかなる相応の手順であっても使うことができる。
【0077】
圧電素子を作動させるための目標電圧はRAMメモリ810に格納されている。RAMメモリ810に格納されている値には、計量ユニットの期間計算と、たとえば上述のような充放電手順における目標電圧として用いられるUopt に対する初期値が含まれている。
【0078】
Uopt の値を、たとえば燃料圧力など燃料噴射装置における動作特性の関数として変化させることができる。これについては本願と同じ出願日の並行出願 "Method and Apparatus for Charging a Piezoelectric Element" に詳しく説明されている。したがってRAMメモリ810に格納されている値には、測定された燃料圧力の関数として、セットされた初期のUopt 電圧に加算されたあるいはそこから減算されたデルタ値が含まれている。これについては本願と同じ出願日の並行出願 "Method and Apparatus for Charging a Piezoelectric Element" に記載されている。記憶されている電圧は変えることが、連続的に最適化することができる。これについては本願と同じ出願日の並行出願 "Online Optimization of Injection Systems Having Piezoelectric Elements" に記載されている。圧電素子駆動中のシャーシアースに対する短絡を検出するための本発明は、上述の実施形態を用いて容易に実装することができる。上述のように本発明は、圧電素子駆動回路内の様々な場所で電流を監視することにより短絡を検出する。殊に、充電時相中は充電スイッチ220が閉じられたとき、そして放電時相中は放電スイッチ230が開かれたとき、電流は図3Aと図3Dに描かれているようにバッファ分路抵抗651と圧電分路抵抗300の両方を通って流れることになる。しかし、圧電素子からシャシアースに向かって短絡が発生すると、図4Aから図4Dに示されているように圧電分路抵抗300には電流が生じないことになる。典型的には、回路が充電モードまたは放電モードにある間、電流の最大勾配は10A/μsである。
【0079】
図2に示されているように、バッファ分路抵抗651を流れる電流は測定ポイント650を介して測定される。また、圧電分路抵抗300を流れる電流は測定ポイント620を介して測定される。本発明の目的のために、測定ポイント620および650からの電流測定は比較器システム830により比較され、2つの電流の差を表す信号が生成され、ロジック回路800へ供給される。
【0080】
短絡が存在していないとき電流値がだいたい等しいことがわかっていれば、ロジック回路800は上述の駆動サイクル時相中、この差を監視することになる。
充電サイクル中に充電スイッチ220を閉じるためロジック回路800がコントロール信号を供給すると、および放電サイクル中に放電スイッチ230を開くためコントロール信号を供給すると、ロジック回路800は比較器システム830からの電流差を監視する。電流差信号が所定の最大値よりも大きければ、ロジック回路800は短絡発生を表すエラー信号を発生する。本発明の1つの実施形態によれば電流診断ユニットは、抵抗652および653から成る分圧器と、作動IC Eと、検出された電流差を評価するコントロールユニットDを有している。
【0081】
この場合、所定の最大差をほぼ1Aにセットすることができる。したがって10A/μsの電流勾配であれば0.1μsで閾値に達して検出可能となる。いっそう有利であるのは、所定最大差を約3〜5Aにして圧電駆動回路中のノイズに起因する誤検出を避けることである。3〜5Aの限界値であれば、0.3〜0.5μsで閾値に達して検出可能となる。ロジック回路800および比較器システム830における限界周波数によって、短絡検出時間の遅れる可能性がある。典型的には、検出回路の限界は1〜2μsの範囲内となる。したがってたとえば5Aの所定最大差であれば、検出時間は1.5〜2.5μsの範囲内となる。
【0082】
ロジック回路800により発生されたエラー信号は、作動IC Eにエラーメモリを形成するために使用することができる。さらにコントロールユニットDと作動IC Eをプログラミングして、短絡エラー信号が発生したときに圧電素子10,20,30,40,50,60の駆動を停止させるようにすることができる。短絡エラー信号によって充放電サイクルが停止されるときに重要であるのは、意図せずに充電されてしまった圧電素子10,20,30,40,50,60が放電されるようにすることである。したがって短絡が検出され駆動サイクルが停止された後で作動IC Eは、充電された圧電素子が完全に放電されるようストップスイッチ331とグループスイッチ310,320を閉じるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実例としてのコントロールバルブストロークのプロフィールを示す図である。
【図2】本発明を実行することのできる装置の1つの実施形態を示すブロック図である。
【図3A】図2の回路における第1の充電時相(充電スイッチ200閉成)中に発生する状態の説明図である。
【図3B】図2の回路における第2の充電時相(充電スイッチ220再開放)中に発生する状態の説明図である。
【図3C】図2の回路における第1の放電時相(放電スイッチ230閉成)中に発生する状態の説明図である。
【図3D】図2の回路における第1の放電時相(放電スイッチ230閉成)中に発生する状態の説明図である。
【図4A】図3Aに示した充電時相中、充電スイッチが閉じられている間の圧電素子の正の端子における短絡状態を示す図である。
【図4B】図3Aに示した充電時相中、充電スイッチが閉じられている間の圧電素子の負の端子における短絡状態を示す図である。
【図4C】図3Dに示した放電時相中、放電スイッチが閉じられている間の圧電素子の正の端子における短絡状態を示す図である。
【図4D】図3Dに示した放電時相中、放電スイッチが閉じられている間の圧電素子の正の端子における短絡状態を示す図である。
【図5】図2にも示した作動IC Eのコンポーネントのブロック図である。
【図6】圧電素子をアクチュエータとして使用する燃料噴射システムの概略図である。
Claims (12)
- 駆動回路を用いて圧電素子(10,20,30,40,50または60)を充電および/または放電することにより噴射燃料量をコントロールするための、圧電素子(10,20,30,40,50または60)を備えた燃料噴射装置において、
燃料噴射装置は電流診断ユニットを有しており、該電流診断ユニットは、駆動回路を流れる電流の障害を該障害の発生の10μs以内で検出するものであって、圧電素子(10,20,30,40,50または60)へ流入する入力電流と圧電素子(10,20,30,40,50または60)から流出する出力電流とを検出し、前記入力電流と前記出力電流とを比較することにより障害を検出することを特徴とする、
燃料噴射装置。 - 前記電流診断ユニットは障害発生の0.1μs〜10μs以内で該障害を検出する、請求項1記載の燃料噴射装置。
- 前記電流診断ユニットは障害発生の3μs以内で該障害を検出する、請求項1または2記載の燃料噴射装置。
- 前記電流診断ユニットは駆動サイクル中の所定の期間だけ障害を調べる、請求項1から3のいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 前記障害には、圧電素子(10,20,30,40,50または60)駆動中の該素子からアースへの短絡が含まれている、請求項1から4のいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 前記電流診断ユニットは、駆動回路の異なる部分を流れる電流を比較する比較器回路と、該比較器回路から差信号を受け取るコントロールユニット(D)を有しており、該コントロールユニット(D)は、圧電素子(10,20,30,40,50または60)の充電または放電中に差信号が所定の最大値よりも大きくなるとエラー信号を発生する、請求項1から5のいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 前記比較器回路は、圧電素子(10,20,30,40,50または60)に直列に接続された圧電分路抵抗とバッファ回路を流れる電流を比較する、請求項6記載の燃料噴射装置。
- 駆動サイクル中の前記所定の期間は、短絡の生じていないときに前記のバッファ回路と圧電分路抵抗の両方が共通の電流を搬送しているときである、請求項4記載の燃料噴射装置。
- 前記比較器回路は分圧器回路内の二つの抵抗の間に位置する接続点である測定ポイントから電流測定信号を受け取る、請求項6,7または8記載の燃料噴射装置。
- 前記エラー信号はエラーメモリ内に記録される、請求項6から9のいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 前記電流診断ユニットはエラーが検出されたときにすべての圧電素子を放電させる、請求項1から10のいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 駆動回路を用いて圧電素子(10,20,30,40,50または60)を充電および/または放電することにより噴射燃料量をコントロールするための、圧電素子(10,20,30,40,50または60)を備えた燃料噴射装置の作動方法、特に請求項1から11のいずれか1項記載の燃料噴射装置の作動方法において、
駆動回路を流れる電流をチェックし、該駆動回路を流れる電流において生じる可能性のある障害を該障害の発生の10μs以内で検出し、圧電素子(10,20,30,40,50または60)へ流入する入力電流と圧電素子(10,20,30,40,50または60)から流出する出力電流とを検出し、前記入力電流と前記出力電流とを比較することにより障害を検出することを特徴とする、
燃料噴射装置の作動方法。
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