JP4129448B2 - 無段変速機用ベルト - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車のベルト式無段変速機に用いられる無段変速機用ベルトに関する。
ベルト式無段変速機に用いられるベルトは、無端状のリングに多数のエレメントが保持されて構成されており、例えば、図10に示すようにエレメント140のイヤー部142とボディ部144に肉厚部142a,144aを形成して前方に位置するエレメント140に接触させて振動を防止する対策が施されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平5−37067号公報
しかしながら、上述のような構成の場合、前方に位置するエレメント140との接触が、イヤー部142とボディ部144に形成された肉厚部142a,144aに制限されるため、図10に示すように、このベルト107における押し側弦部でのベルト進行方向の剛性を十分確保することができず振動が生じてしまう。また、このようにイヤー部142とボディ部144に肉厚部142a.144aを形成した場合、高ベルト周速時に、ドライブプーリ出口で生じる、エレメント140の外側が早く進行することによるピッチングに起因して発生する振動を防止することができない。さらに、ベルト107の巻付き部においても、エレメント140はそのV面がプーリに対して直角になるように付勢されたときに、ロッキングエッジ部145に板厚差が生じているとこのロッキングエッジ部145がエレメント140の背面に安定して接触することができず、V面摩耗を促進する可能性がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、金属エレメントのピッチングを抑制することにより押し側弦部でのベルト進行方向の剛性を十分に確保した無段変速機用ベルトを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る無段変速機用ベルト(例えば、実施形態における金属Vベルト7)は、無端状の金属リング(例えば、実施形態におけるリング50)に保持されてこの金属リングの周方向に整列された多数の金属エレメント(例えば、実施形態におけるエレメント40)であって、ドライブプーリ及びドリブンプーリと接触するV面及び金属リングが巻き掛けられる左右のロッキングエッジ部を有し、金属リングの内周側に位置するボディ部と、金属リングの外周側に位置し、左右に延びてロッキングエッジ部と対向するイヤー部を有するヘッド部と、ボディ部とヘッド部とを一体に繋ぐネック部とからなる金属エレメントを有するものであり、金属エレメントの左右のイヤー部の先端部(例えば、実施形態における42a)、ネック部及びロッキングエッジ部の前面の中央部に、隣接する金属エレメントが互いに接触可能な接触部が形成され、ネック部に形成された接触部の上端が、左右のイヤー部の先端部に形成された接触部の下端より上方に位置するように形成され、かつ、ネック部における接触部とロッキングエッジ部の中央部の接触部との境界部が段状に形成される。
本発明に係る無段変速機用ベルトを以上のように構成すると、イヤー部、ネック部及びロッキングエッジ部に形成された接触部によりこの無段変速機用ベルトの押し側弦部における剛性を十分に確保することができる。また、巻付き部において、金属エレメントがプーリに直角になるように付勢されても、ロッキングエッジ部同士が安定して接触することにより、金属エレメントのV面の偏摩耗を確実に防止することができる。さらに、ネック部に形成された接触部の上端をイヤー部に形成された接触部の下端よりも上方に位置させることにより、イヤー部の接触部をピボット点としてピッチング方向に回転することを防止し、回転によるネック部の曲げ応力を効果的に防止して、無段変速機用ベルトの押し側弦部における剛性を向上させることができる。
また、イヤー部及びネック部の接触部の板厚を略同一大きさにし、ロッキングエッジ部の接触部の板厚をこれらより薄くすることにより、特に高周速時においてドライブプーリの出口において発生する金属エレメントのピッチングを防止しこの無段変速機用ベルトの振動を防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例に係る無段変速機用ベルト(以下、「金属Vベルト7」と呼ぶ)が用いられるベルト式無段変速機1の全体構成を示している。ベルト式無段変速機(CVT)1は、エンジンENGの出力シャフトとフライホイールダンパー10を介して繋がる変速機入力シャフト2と、この変速機入力シャフト2に平行に配設された変速機カウンタシャフト3と、これら両シャフト2,3の間に配設された金属Vベルト機構4と、変速機入力シャフト2の上に配設された遊星歯車式前後進切替機構20とから構成される。このベルト式無段変速機1には、油圧ポンプ30、変速制御バルブ60等が設けられ、油圧ポンプ30からの作動油が油路30c〜30eを通り、変速制御バルブ60により制御されて金属Vベルト機構4に送られて変速制御がなされる。
金属Vベルト機構4は、変速機入力シャフト2上に回転自在に配設されたドライブプーリ5と、変速機カウンタシャフト3上にこの変速機カウンタシャフト3と一体回転するように配設されたドリブンプーリ8と、両プーリ5,8間に巻き掛けられた金属Vベルト7とから構成されている。
金属Vベルト7は、図3に示す通り、連結された多数のエレメント40と、このエレメント40が周方向に整列されて取り付けられた2束のリング50とから構成される。エレメント40は、図4および図5に示す通り、平板状に形成されており、左右にイヤー部42が延びるヘッド部41と、左右に延びるボディ部44及びこのヘッド部41とボディ部44とを上下に繋ぐネック部43とから構成されている。ヘッド部41の前面(ドライブプーリ5から押し出された金属Vベルト7が進む方向の面)にはノーズ部47が突出して形成されており背面にはノーズホール48が凹状に形成されている。そのため、エレメント40同士がこのノーズ部47及びノーズホール48が嵌合して連結されている。リング50はエレメント40の左右に形成されたイヤー部42とボディ部44の上部であるロッキングエッジ部45の上面(サドル面)との間に形成されたリングスロット49に挟持されている。ボディ部44の左右両側面にはV面46が形成されており、このV面46が後述するドライブ及びドリブンプーリ5,8のV面11に接触して挟持される。
ドライブプーリ5は、変速機入力シャフト2の上に回転自在に配設された固定プーリ半体5Aと、この固定プーリ半体5Aに対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体5Bとから構成される。可動プーリ半体5Bの側方にはドライブ側シリンダ室6が形成され、変速制御バルブ60から油路30dを介して供給される油圧により、可動プーリ半体5Bを軸方向に移動させる軸方向推力(ドライブプーリ軸方向推力)が発生する。固定プーリ半体5Aの金属Vベルト7と接触する部分にはV面11が形成されており、このV面11は可動プーリ半体5Bの固定プーリ半体5Aと対向する面にも形成されている。そして固定プーリ半体5A及び可動プーリ半体5Bに形成されたV面11により金属Vベルト7が挟持されている。
ドリブンプーリ8は、変速機カウンタシャフト3の上に結合して配設された固定プーリ半体8Aと、この固定プーリ半体8Aに対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体8Bとから構成される。可動プーリ半体8Bの側方にはドリブン側シリンダ室9が形成され、変速制御バルブ60から油路30eを介して供給される油圧により、可動プーリ半体8Bを軸方向に移動させる軸方向推力(ドリブンプーリ軸方向推力)が発生する。ドリブンプーリ8においてもドライブプーリ5と同様にV面11が形成されており、固定プーリ半体8Aと可動プーリ半体8BのV面11で金属Vベルト7が挟持されている。
このように、ドライブ側シリンダ室6及びドリブン側シリンダ室9へ供給される油圧(プーリ側圧制御油圧)を制御することにより、金属Vベルト7にスリップが発生しないプーリ軸推力(スリップ防止軸推力と称する)が設定できるとともに、ドライブプーリ5及びドリブンプーリ8のプーリ幅を可変設定することができ、金属Vベルト7の両プーリ5,8に対する巻き掛け半径を連続的に変化させて変速比を無段階に(連続的に)制御することができる。
遊星歯車式前後進切替機構20は、シングルピニオン式の遊星歯車機構を備え、変速機入力シャフト2に結合されたサンギヤ21と、固定プーリ半体5Aに結合されたキャリア22と、後進用ブレーキ25により固定保持可能なリングギヤ23と、サンギヤ21とリングギヤ23とを連結可能な前進用クラッチ24とを有して構成される。前進用クラッチ24が係合されると、サンギヤ21、キャリア22及びリングギヤ23が変速機入力シャフト2と一体に回転し、ドライブプーリ5は変速機入力シャフト2と同一方向(前進方向)に回転駆動される。一方、後進用ブレーキ25が係合されるとリングギヤ23が固定保持され、キャリア22がサンギヤ21と逆方向(後進方向)に回転駆動される。
以上のような構成の金属Vベルト機構4、遊星歯車式前後進切替機構20を介して変速されて変速機カウンタシャフト3に伝達されたエンジンENGからの動力は、発進クラッチ26及びギヤ27a,27b,28a,28bを介してディファレンシャル機構29に伝達され、図示しない左右の車輪に分割して伝達される。
なお、上述のように、ドライブ側及びドリブン側シリンダ室6,9への油圧供給を変速制御バルブ60により制御して変速制御がなされるのであるが、変速制御バルブ60の作動制御は、制御ユニット70からの変速制御信号CDR,CDNにより行われる。この変速制御バルブ60は、ドライブ側シリンダ室6及びドリブン側シリンダ室9に供給する油圧を制御する二個のソレノイドバルブを有して構成され、これらソレノイドバルブが変速制御ユニット70から出力される変速制御信号CDR,CDNに基づいて両シリンダ室6,9内の油圧が設定され、ドライブ及びドリブンプーリ5,8に作用するドライブ及びドリブンプーリ軸方向推力が設定される。この変速制御のため、変速制御ユニット70には、エンジン回転信号Ne、エンジンスロットル開度信号TH,車速信号V、ドライブ側回転数検出器71より得られたドライブプーリ回転信号NDR及びドリブン側回転数検出器72より得られたドリブンプーリ回転信号NDNが検出されて入力されている。
以上のように構成されたベルト式無段変速機1の金属Vベルト機構4において、金属Vベルト7を構成するエレメント40は、互いに接触してドライブプーリ5からドリブンプーリ8へトルクを伝達する。そのため、エレメント40の接触やピッチングにより金属Vベルト7に振動が発生し、ドライブ及びドリブンプーリ5,8と金属Vベルト7との接触面(V面46)における偏摩耗や金属Vベルト7に捻れが発生する虞がある。そこで、本実施例におけるエレメント40は、図4および図5に示すように、イヤー部42の先端部、ネック部43及びロッキングエッジ部45の中央部の板厚を他の部分に比べて厚くして接触部42a,43a,45aを形成して、互いに接触させることによりこの金属Vベルト7の振動等を防止するように構成されている。
なお、イヤー部42とネック部43の接触部42a,43aの厚さは略同一大きさになるように形成されており、ロッキングエッジ部45の接触部45aの厚さはそれらより薄くなるように形成されている。そのため、図5(a)に示すように、エレメント40の背面側において、ネック部43とサドル面の境界部が段状に形成されていても良いし、図5(b)に示すように、エレメント40の前面側において、ネック部43とサドル面の境界部が段状に形成されていても良い。あるいは、図5(b)に示すように、エレメント40の前面側において、ネック部43の下部からロッキングエッジ部45にかけてテーパ状に板厚が薄くなるように形成されていても良い。
それでは、このように構成された金属Vベルト7の動作について図7を用いて説明する。なお、図6に示すように、金属Vベルト7のドライブプーリ5に巻き掛けられている部分を巻付き部Mと呼び、ドライブプーリ5から押し出された部分を押し側弦部Nと呼ぶ。また、図7において、説明を容易にするために接触部42a,43a,45aを半リング状に表現している。
まず、巻付き部Mにおいては、図7に示すように、金属部Vベルト7がドライブプーリ5に沿って曲がっているため、エレメント40のロッキングエッジ部45の接触部45aが前方に位置するエレメント40の背面に接触する(図7(a)におけるS3)。そのため、エレメント40がドライブプーリ5(若しくはドリブンプーリ8)に対して直角になるように付勢されても、エレメント40のロッキングエッジ部45同士は互いに接触して安定支持されて振動が発生しないため、V面46の偏摩耗を確実に防止することができる。
そして、この金属Vベルト7が巻付き部Mから押し側弦部Nに押し出されるときは、まず、ネック部43の接触部43aが前方のエレメント40の背面に接触し(図7(a)におけるS1)、次に、イヤー部42の接触部42aが前方のエレメント40の背面に接触して押し側弦部Nに入るため(図7(a)におけるS2)、エレメント40が巻付き部Mから押し側弦部Nに押し出されるときに、後方のエレメント40が前方のエレメント40に接触するときの衝撃を、ネック部43及びイヤー部42の接触部43a,42aの2回に分散して緩和する。そのため、エレメント40の接触の衝撃による金属Vベルト7の振動が誘発されない。
なお、ドライブプーリ5から金属Vベルト7が押し出される力が大きい場合は、押し側弦部において、ロッキングエッジ部45の板厚部45aも前方のエレメント40の背面に接触し、金属Vベルト7の安定性を増大させることができる。
本実施例においては、図4に示すように、従来のエレメント140に比較してネック部43に接触部43aを形成しているため、金属Vベルト7の振動の幅を低減することが可能である。例えば、このようなエレメント40,140を有する金属Vベルト7の弦部Nにおける張力の変動率(レシオ:LOW,Nin:3000rpm,Tin:10Kgf・mのとき)は、図9に示すように、イヤー部42及びネック部43の板厚とロッキングエッジ部45の板厚の差(図9において「上下板厚差」と呼ぶ)が3μmのときを比較すると、本実施例における張力の変動率(図9におけるG2)は、従来のエレメント140を用いた金属Vベルト107の変動率(図9におけるG1)に比べて1/3とすることができる。
金属Vベルト7の弦部Nにおける張力の変動量を従来の1/3に抑えることができた理由は、図7に示すように、ドライブプーリ5の出口(巻付き部Mと押し側弦部Nの境界)において、押し側弦部Nに出て前のめりにピッチングしながら直線運動に移行しようとしているエレメント40を、ネック部43の一箇所の接触部43aをイヤー部42の接触部42aより早く前のエレメント40の背面に接触させることによりそのピッチングを防止することができるからである。特に、金属Vベルト7が高ベルト周速時に、ドライブプーリ5の出口においてエレメント40の外側が早く進行することによるピッチングに起因する振動を防止することができる。
また、図4に示すように、本実施例に係るエレメント40においては、ネック部43の接触部43aの上端をイヤー部42の接触部42aの下端よりも上方に位置するように形成しているため、互いに隣接するエレメント40のネック部43間の隙間がなくなるため、ネック部43の剛性が更に増し、防振効果が高くなる。
なお、ボディ部44の中央部とネック部43の接触部43aは連続していても良く、本実施例の効果を全て得ることができる。
以上説明した本発明の実施形態において達成される主要な効果を整理すれば、下記のようになる。
第1に、エレメント40同士の接触を、イヤー部42に形成された左右対称二箇所の接触部42a、ネック部43に形成された接触部43a、及び、ボディ部44のロッキングエッジ部45の中央部に形された接触部45aとすることにより、金属Vベルト7の押し側弦部Nでのロッキングエッジ部45を中心としたピッチングをネック部43の接触部43aで効果的に防止することができ、これにより、押し側弦部Nでのベルト進行方向の金属Vベルト7の剛性を十分に確保することができる。また、巻付き部Mにおいても、エレメント40がプーリ5,8に直角になるように付勢されても、ロッキングエッジ部45同士が接触部45aで安定して接触することができるため、エレメント40のV面46の偏摩耗を確実に防止することができる。
第2に、接触部42a,43a,45aが形成された部分を、イヤー部42及びネック部43の板厚を略同一にし、ロッキングエッジ部45の板厚をこれらより薄くすることにより、第1の効果に加えて、ドライブプーリ5の出口において、巻付き部Mから押し側弦部Nに出て前のめりにピッチングしながら直線運動に移行しようとしているエレメント40を、ネック部43に形成された一箇所の接触部43aをイヤー部42に形成された接触部42aより早く前のエレメント40の背面と接触させることにより、そのピッチングを防止し、高ベルト周速時にドライブプーリ5の出口で生じるピッチングに起因する振動を防止することができる。
第3に、ネック部43に形成された接触部43aの上端が、イヤー部42に形成された接触部42aの下端より上方に位置するため、金属Vベルト7の押し側弦部Nにおける剛性を向上させることができる。
ベルト式無段変速機の全体構成を示す断面図である。 ベルト式無段変速機の全体構成を示すスケルトン図である。 金属Vベルトの構造を示す斜視図である。 本発明に係る金属Vベルトを構成するエレメントの背面図である。 図4のV−V断面図であり、(a)は背面側においてネック部とサドル面の境界に段部を形成した場合であり、(b)は前面側においてネック部とサドル面の境界に段部を形成した場合であり、(c)は前面側においてネック部とロッキングエッジ部をテーパ状に板厚が薄くなるように形成した場合である。 金属Vベルト機構を示す図である。 本発明に係る金属Vベルトの動作を示す図であり、(a)は要部の拡大図であり、(b)は巻付き部及び押し側弦部の状態を示す図である。 エレメントの構造を示す平面図であり、(a)は従来のエレメントを示す図であり、(b)は本発明に係るエレメントを示す図である。 金属Vベルトの張力変動率を示すグラフである。 従来の金属Vベルトの動作を示す図であり、(a)は要部の拡大図であり、(b)は巻付き部及び押し側弦部の状態を示す図である。
符号の説明
5 ドライブプーリ
8 ドリブンプーリ
7 金属Vベルト(無段変速機用ベルト)
40 エレメント(金属エレメント)
41 ヘッド部
42 イヤー部
42a 接触部
43 ネック部
43a 接触部
44 ボディ部
45 ロッキングエッジ部
45a 接触部
46 V面
50 リング(金属リング)

Claims (1)

  1. 無端状の金属リングに保持されて前記金属リングの周方向に整列された多数の金属エレメントであって、ドライブプーリ及びドリブンプーリと接触するV面及び前記金属リングが巻き掛けられる左右のロッキングエッジ部を有し、前記金属リングの内周側に位置するボディ部と、前記金属リングの外周側に位置し、左右に延びて前記ロッキングエッジ部と対向するイヤー部を有するヘッド部と、前記ボディ部と前記ヘッド部とを一体に繋ぐネック部とからなる金属エレメントを有する無段変速機用ベルトにおいて、
    前記金属エレメントの前記左右のイヤー部の先端部、前記ネック部及び前記ロッキングエッジ部の前面の中央部に、隣接する前記金属エレメントが互いに接触可能な接触部を形成し、
    前記ネック部に形成された前記接触部の上端が、前記左右のイヤー部の先端部に形成された前記接触部の下端より上方に位置すること、
    前記ネック部における前記接触部と前記ロッキングエッジ部の中央部の接触部との境界部が段状に形成されていること、
    を特徴とする無段変速機用ベルト。
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