JP4108797B2 - 自動二輪車用セパレートハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車用セパレートハンドルに関するもので、ハンドル本体にハンドルパイプを固定する固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車に用いるセパレートハンドルとしては、フロントフォークの筒体を緊縛するハンドル本体と、このハンドル本体に固定するグリップ装着用ハンドルパイプとから構成したものがある。この種のセパレートハンドルにおいてハンドル本体にハンドルパイプを固定するためには、例えば、ハンドル本体に円柱形の棒状体を突設し、この棒状体にハンドルパイプ先端部の内周面を嵌合させた状態でこれら両者を溶接する手法を採ることが多い。前記棒状体は、ハンドルパイプの内径程度の短いものであり、ハンドルパイプの内周面に嵌入できるように外周面に機械加工を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上述したように構成したセパレートハンドルは、ハンドルパイプの肉厚が厚くなるために重量が重くなるという問題があった。ハンドルパイプの肉厚が厚くなるのは、ハンドルパイプに乗員から荷重が加えられて曲げ応力が生じる状態でハンドルパイプにおける前記棒状体の先端縁と接触する部分に応力が集中してもハンドルパイプが折れることがないようにするためである。
【0004】
前記応力集中が発生するのを抑えることができれば、ハンドルパイプの肉厚を薄くすることはできる。しかし、これを実現するためには、棒状体の外周面に施す機械加工の精度を高くして棒状体とハンドルパイプとの間に形成される微小な隙間をより一層狭くし、応力が分散するようにしなければならず、製造コストが高くなってしまう。
【0005】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、ハンドルパイプの肉厚が薄く軽量なセパレートハンドルを低コストで提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルは、ハンドル本体に棒状体を前記ハンドル本体から車幅方向の外側に延びるように一体に突設し、この棒状体の基部に雄ねじを刻設するとともに先端部にハンドルパイプの内面が嵌合する嵌合面を形成し、この棒状体にハンドルパイプを嵌合させて前記ねじと接着剤とによって固定したものである。
【0007】
本発明によれば、棒状体の基部の雄ねじと先端部の嵌合面がこれらの形成範囲の全域にわたってハンドルパイプに接着する。
したがって、ハンドルパイプに乗員から荷重が加えられたときに生じる応力は、棒状体の先端縁が接触する一箇所に集中することなく、ハンドルパイプの内周面における棒状体が接着している部分の全域に分散する。ここで、棒状体は雄ねじ部分の先端から嵌合面が延出する構造であるので、従来のものよりハンドルパイプとの嵌合代が長く、応力が分散する面積は従来より広い。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルの一実施の形態を図1ないし図3によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルをフロントフォークに取付けた状態を示す平面図、図2は本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は後面図である。図3は要部を拡大して示す図である。図3の破断位置は、図2(a)中にIII−III線によって示してある。
【0009】
これらの図において、符号1は自動二輪車用フロントフォークを示し、2はこの実施の形態によるセパレートハンドルを示す。前記フロントフォーク1は、従来周知のテレスコピック式のもので、左右一対の筒体1aどうしをハンドルクラウン1bで連結している。なお、図1は、フロントフォーク1の前輪支持部や、ハンドルクラウン1bの下方で筒体1aどうしを連結する下側のブリッジなどを省略して描いてある。
【0010】
前記セパレートハンドル2は左右一対で、前記筒体1aを緊縛するハンドル本体3と、このハンドル本体3に接着したハンドルパイプ4(図2参照)とを備え、ハンドルパイプ4にブレーキレバー5、クラッチレバー6、ハンドルスイッチ7およびグリップ8などを取付けている。前記グリップ8の先端には防振用ダンパー9が取付けてある。この実施の形態では、セパレートハンドル2を前記ハンドルクラウン1bの下方に配設し、ハンドルクラウン1bを上方から貫通するボルト(図示せず)をハンドル本体3のねじ孔3aに螺着させることによって、セパレートハンドル2が筒体1aを中心として回るのを阻止している。
【0011】
ハンドル本体3は、アルミニウム合金からなり、鋳造あるいは鍛造によって成形した後に機械加工を施すことによって形成している。このハンドル本体3は、前記筒体1aを挿入するための円形穴10と、すり割り部を構成する二つのボルト締結片11とを形成するとともに、ハンドルパイプ4を取付けるための棒状体12を突設している。
【0012】
前記棒状体12は、図3に示すように、基部に雄ねじ13を刻設するとともに先端部に円柱14を形成している。また、この棒状体12の全長は、ハンドルパイプ4の内径の2倍より長くなるように設定している。前記円柱14は、外周面14aがハンドルパイプ4の内周面4aに嵌合するように形成し、先端の外周縁に面取りを施している。円柱14の外周面14aが本発明に係る嵌合面を構成している。なお、前記雄ねじ13のねじ径は、円柱14の外径より大きくなるように設定している。
【0013】
前記ハンドルパイプ4は、ハンドル本体3側の端部に前記雄ねじ13が螺合する雌ねじ15を刻設している。なお、雌ねじ15より内側の内周面4aは、このハンドルパイプ4を成形してから機械加工を施していない。図2において符号16で示す穴は、前記ハンドルスイッチ7の図示してない突起を嵌合させるための位置決め穴である。
【0014】
図3において棒状体12の外面とハンドルパイプ4の内面を覆う符号17で示すものは接着剤である。
【0015】
このように構成したセパレートハンドル2は、ハンドル本体3の棒状体12をハンドルパイプ4に嵌入させて組立てる。この組立ては、棒状体12とハンドルパイプ4とに接着剤17を予め塗布し、棒状体12の円柱14をハンドルパイプ4の内周面4aに嵌合させるとともに、雄ねじ13をハンドルパイプ4の雌ねじ15に螺着させ、このねじと接着剤17とによって棒状体12にハンドルパイプ4を固定して行う。
【0016】
上述したようにハンドル本体3にハンドルパイプ4を取付けることにより、棒状体12の雄ねじ13と円柱14の外周面14aがこれらの形成範囲の全域にわたってハンドルパイプ4に接着する。
したがって、ハンドルパイプ4に乗員から荷重が加えられたときに生じる応力は、棒状体12の先端縁が接触する一箇所に集中することなく、ハンドルパイプ4の内周面における棒状体12が接着している部分の全域に分散する。ここで、棒状体12は雄ねじ13の先端から嵌合面(円柱14の外周面14a)が延出する構造であるので、従来のものよりハンドルパイプとの嵌合代が長く、応力が分散する面積は従来より広い。このため、棒状体12に高い精度をもって機械加工を施さなくても前記応力を広い範囲に分散させることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルは、棒状体の基部の雄ねじと先端部の嵌合面がこれらの形成範囲の全域にわたってハンドルパイプに接着する。したがって、ハンドルパイプに乗員から荷重が加えられたときに生じる応力は、棒状体の先端縁が接触する一箇所に集中することなく、ハンドルパイプの内周面における棒状体が接着している部分の全域に分散する。ここで、棒状体は雄ねじ部分の先端から嵌合面が延出する構造であるので、従来のものよりハンドルパイプとの嵌合代が長く、応力が分散する面積は従来より広い。
【0018】
このため、高い精度をもって機械加工を施さなくても前記応力を広い範囲に分散させることができるから、従来のものに較べてハンドルパイプの肉厚が薄く軽量なセパレートハンドルを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルをフロントフォークに取付けた状態を示す平面図である。
【図2】 本発明に係る自動二輪車用セパレートハンドルを示す図である。
【図3】 要部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
2…セパレートハンドル、3…ハンドル本体、4…ハンドルパイプ、4a…内周面、12…棒状体、13…雄ねじ、14…円柱、15…雌ねじ、17…接着剤。

Claims (1)

  1. フロントフォークの筒体を緊縛するハンドル本体にグリップ装着用ハンドルパイプを接続してなる自動二輪車用セパレートハンドルにおいて、前記ハンドル本体に棒状体を前記ハンドル本体から車幅方向の外側に延びるように一体に突設し、この棒状体の基部に雄ねじを刻設するとともに先端部に前記ハンドルパイプの内面が嵌合する嵌合面を形成し、この棒状体に前記ハンドルパイプを嵌合させて前記ねじと接着剤とによって固定したことを特徴とする自動二輪車用セパレートハンドル。
JP26376097A 1997-09-29 1997-09-29 自動二輪車用セパレートハンドル Expired - Lifetime JP4108797B2 (ja)

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