JPH1199979A - 自動二輪車用セパレートハンドル - Google Patents

自動二輪車用セパレートハンドル

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JPH1199979A
JPH1199979A JP26376097A JP26376097A JPH1199979A JP H1199979 A JPH1199979 A JP H1199979A JP 26376097 A JP26376097 A JP 26376097A JP 26376097 A JP26376097 A JP 26376097A JP H1199979 A JPH1199979 A JP H1199979A
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JP
Japan
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handle
handle pipe
rod
pipe
separate
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JP26376097A
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Hiroshi Takimoto
宏 瀧本
Toyoo Nishida
豊士 西田
Hiroya Funahashi
啓弥 舟橋
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルパイプの肉厚が薄く軽量なセパレー
トハンドルを低コストで提供する。 【解決手段】 ハンドル本体3に棒状体12を突設す
る。この棒状体12の基部に雄ねじ13を刻設するとと
もに先端部にハンドルパイプ4の内周面4aが嵌合する
嵌合面(円柱14の外周面14a)を形成する。この棒
状体12にハンドルパイプ4を嵌合させて前記ねじと接
着剤17とによって固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車用セパ
レートハンドルに関するもので、ハンドル本体にハンド
ルパイプを固定する固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車に用いるセパレートハ
ンドルとしては、フロントフォークの筒体を緊縛するハ
ンドル本体と、このハンドル本体に固定するグリップ装
着用ハンドルパイプとから構成したものがある。この種
のセパレートハンドルにおいてハンドル本体にハンドル
パイプを固定するためには、例えば、ハンドル本体に円
柱形の棒状体を突設し、この棒状体にハンドルパイプ先
端部の内周面を嵌合させた状態でこれら両者を溶接する
手法を採ることが多い。前記棒状体は、ハンドルパイプ
の内径程度の短いものであり、ハンドルパイプの内周面
に嵌入できるように外周面に機械加工を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成したセパレートハンドルは、ハンドルパイプの
肉厚が厚くなるために重量が重くなるという問題があっ
た。ハンドルパイプの肉厚が厚くなるのは、ハンドルパ
イプに乗員から荷重が加えられて曲げ応力が生じる状態
でハンドルパイプにおける前記棒状体の先端縁と接触す
る部分に応力が集中してもハンドルパイプが折れること
がないようにするためである。
【0004】前記応力集中が発生するのを抑えることが
できれば、ハンドルパイプの肉厚を薄くすることはでき
る。しかし、これを実現するためには、棒状体の外周面
に施す機械加工の精度を高くして棒状体とハンドルパイ
プとの間に形成される微小な隙間をより一層狭くし、応
力が分散するようにしなければならず、製造コストが高
くなってしまう。
【0005】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、ハンドルパイプの肉厚が薄く軽量な
セパレートハンドルを低コストで提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用セパレートハンドルは、ハンドル本体に突設する棒状
体の基部に雄ねじを刻設するとともに先端部にハンドル
パイプの内面が嵌合する嵌合面を形成し、この棒状体に
ハンドルパイプを嵌合させて前記ねじと接着剤とによっ
て固定したものである。
【0007】本発明によれば、棒状体の基部の雄ねじと
先端部の嵌合面がこれらの形成範囲の全域にわたってハ
ンドルパイプに接着する。したがって、ハンドルパイプ
に乗員から荷重が加えられたときに生じる応力は、棒状
体の先端縁が接触する一箇所に集中することなく、ハン
ドルパイプの内周面における棒状体が接着している部分
の全域に分散する。ここで、棒状体は雄ねじ部分の先端
から嵌合面が延出する構造であるので、従来のものより
ハンドルパイプとの嵌合代が長く、応力が分散する面積
は従来より広い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動二輪車用
セパレートハンドルの一実施の形態を図1ないし図3に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る自動二輪車
用セパレートハンドルをフロントフォークに取付けた状
態を示す平面図、図2は本発明に係る自動二輪車用セパ
レートハンドルを示す図で、同図(a)は平面図、同図
(b)は後面図である。図3は要部を拡大して示す図で
ある。図3の破断位置は、図2(a)中にIII−III線に
よって示してある。
【0009】これらの図において、符号1は自動二輪車
用フロントフォークを示し、2はこの実施の形態による
セパレートハンドルを示す。前記フロントフォーク1
は、従来周知のテレスコピック式のもので、左右一対の
筒体1aどうしをハンドルクラウン1bで連結してい
る。なお、図1は、フロントフォーク1の前輪支持部
や、ハンドルクラウン1bの下方で筒体1aどうしを連
結する下側のブリッジなどを省略して描いてある。
【0010】前記セパレートハンドル2は左右一対で、
前記筒体1aを緊縛するハンドル本体3と、このハンド
ル本体3に接着したハンドルパイプ4(図2参照)とを
備え、ハンドルパイプ4にブレーキレバー5、クラッチ
レバー6、ハンドルスイッチ7およびグリップ8などを
取付けている。前記グリップ8の先端には防振用ダンパ
ー9が取付けてある。この実施の形態では、セパレート
ハンドル2を前記ハンドルクラウン1bの下方に配設
し、ハンドルクラウン1bを上方から貫通するボルト
(図示せず)をハンドル本体3のねじ孔3aに螺着させ
ることによって、セパレートハンドル2が筒体1aを中
心として回るのを阻止している。
【0011】ハンドル本体3は、アルミニウム合金から
なり、鋳造あるいは鍛造によって成形した後に機械加工
を施すことによって形成している。このハンドル本体3
は、前記筒体1aを挿入するための円形穴10と、すり
割り部を構成する二つのボルト締結片11とを形成する
とともに、ハンドルパイプ4を取付けるための棒状体1
2を突設している。
【0012】前記棒状体12は、図3に示すように、基
部に雄ねじ13を刻設するとともに先端部に円柱14を
形成している。また、この棒状体12の全長は、ハンド
ルパイプ4の内径の2倍より長くなるように設定してい
る。前記円柱14は、外周面14aがハンドルパイプ4
の内周面4aに嵌合するように形成し、先端の外周縁に
面取りを施している。円柱14の外周面14aが本発明
に係る嵌合面を構成している。なお、前記雄ねじ13の
ねじ径は、円柱14の外径より大きくなるように設定し
ている。
【0013】前記ハンドルパイプ4は、ハンドル本体3
側の端部に前記雄ねじ13が螺合する雌ねじ15を刻設
している。なお、雌ねじ15より内側の内周面4aは、
このハンドルパイプ4を成形してから機械加工を施して
いない。図2において符号16で示す穴は、前記ハンド
ルスイッチ7の図示してない突起を嵌合させるための位
置決め穴である。
【0014】図3において棒状体12の外面とハンドル
パイプ4の内面を覆う符号17で示すものは接着剤であ
る。
【0015】このように構成したセパレートハンドル2
は、ハンドル本体3の棒状体12をハンドルパイプ4に
嵌入させて組立てる。この組立ては、棒状体12とハン
ドルパイプ4とに接着剤17を予め塗布し、棒状体12
の円柱14をハンドルパイプ4の内周面4aに嵌合させ
るとともに、雄ねじ13をハンドルパイプ4の雌ねじ1
5に螺着させ、このねじと接着剤17とによって棒状体
12にハンドルパイプ4を固定して行う。
【0016】上述したようにハンドル本体3にハンドル
パイプ4を取付けることにより、棒状体12の雄ねじ1
3と円柱14の外周面14aがこれらの形成範囲の全域
にわたってハンドルパイプ4に接着する。したがって、
ハンドルパイプ4に乗員から荷重が加えられたときに生
じる応力は、棒状体12の先端縁が接触する一箇所に集
中することなく、ハンドルパイプ4の内周面における棒
状体12が接着している部分の全域に分散する。ここ
で、棒状体12は雄ねじ13の先端から嵌合面(円柱1
4の外周面14a)が延出する構造であるので、従来の
ものよりハンドルパイプとの嵌合代が長く、応力が分散
する面積は従来より広い。このため、棒状体12に高い
精度をもって機械加工を施さなくても前記応力を広い範
囲に分散させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動二
輪車用セパレートハンドルは、棒状体の基部の雄ねじと
先端部の嵌合面がこれらの形成範囲の全域にわたってハ
ンドルパイプに接着する。したがって、ハンドルパイプ
に乗員から荷重が加えられたときに生じる応力は、棒状
体の先端縁が接触する一箇所に集中することなく、ハン
ドルパイプの内周面における棒状体が接着している部分
の全域に分散する。ここで、棒状体は雄ねじ部分の先端
から嵌合面が延出する構造であるので、従来のものより
ハンドルパイプとの嵌合代が長く、応力が分散する面積
は従来より広い。
【0018】このため、高い精度をもって機械加工を施
さなくても前記応力を広い範囲に分散させることができ
るから、従来のものに較べてハンドルパイプの肉厚が薄
く軽量なセパレートハンドルを低コストで提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車用セパレートハンド
ルをフロントフォークに取付けた状態を示す平面図であ
る。
【図2】 本発明に係る自動二輪車用セパレートハンド
ルを示す図である。
【図3】 要部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
2…セパレートハンドル、3…ハンドル本体、4…ハン
ドルパイプ、4a…内周面、12…棒状体、13…雄ね
じ、14…円柱、15…雌ねじ、17…接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントフォークの筒体を緊縛するハン
    ドル本体にグリップ装着用ハンドルパイプを接続してな
    る自動二輪車用セパレートハンドルにおいて、前記ハン
    ドル本体に棒状体を一体に突設し、この棒状体の基部に
    雄ねじを刻設するとともに先端部に前記ハンドルパイプ
    の内面が嵌合する嵌合面を形成し、この棒状体に前記ハ
    ンドルパイプを嵌合させて前記ねじと接着剤とによって
    固定したことを特徴とする自動二輪車用セパレートハン
    ドル。
JP26376097A 1997-09-29 1997-09-29 自動二輪車用セパレートハンドル Expired - Lifetime JP4108797B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274564A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車

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