JP4098788B2 - 電波減衰体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動料金収受システムにおいて路上側アンテナと車載器側アンテナとの双方向通信において発生する不要な電波を抑制するために用いられる電波減衰体に関する。
最近、有料道路の料金所における渋滞を緩和する手段として、自動料金収受システム(ETC(Electronic Toll Collection System)とも呼ばれる。)が注目されている。このシステムは、路上側アンテナと車に搭載した車載器における車載器側アンテナとの間で、通行料金に関する情報を無線で双方向通信することによって、自動的に通行料金の収受を行うものである。
このシステムにおいて、路上側アンテナは、料金所のゲートや路上に設置された表示器等に設置され、ゲートを通過する車に対して上方より電波を放射する。
ところで、立体交差において、下側の道路に自動料金収受システムを採用した料金所が設けられた場合には、路上側アンテナより放射された電波が道路面と上側の道路の下面との間で多重反射する可能性がある。そのため、車載器側アンテナが受信可能なしきい値以上の電波の到達範囲が目標とする範囲よりも広がり、その到達範囲内に、同一レーンや隣接する複数のレーンを走行中の複数の車が入り、システムが誤動作する可能性があるという問題点がある。
また、立体交差の場合に限らず、路上側アンテナより放射された電波が道路面と、路上に設置された表示器との間で多重反射したり、路上側アンテナより放射された電波が道路面と、料金所のゲートの屋根部分との間で多重反射したりして、同様の問題を生じる可能性もある。更には、路上側アンテナより放射された電波が、表示器の支持部や料金所のゲートの側部で反射して、同様の問題を生じる可能性もある。また、複数のレーンにおいて自動料金収受システムが採用されている場合には、あるレーンにおける路上側アンテナより放射された電波が、隣接する他のレーンに漏れて、隣接する複数のレーン間において混信が発生する可能性もある。
ところで、従来より、不要な電波を減衰させるものとして、フェライト等の電波吸収材料を用いて構成された電波吸収体が知られている。そこで、このような電波吸収体を、上述のような自動料金収受システムにおける不要電波を抑制するために用いることも考えられる。
しかし、自動料金収受システムにおいて、上記電波吸収体のような、不要電波抑制のための手段を設ける場合には、その手段は必然的に屋外に設置される。そのため、自動料金収受システムにおける不要電波抑制のための手段としては、耐久性や設置の容易性を高めるために、構成の簡単な手段が望まれる。
特許文献1には、反射波の位相を反転させる凹凸の表面形状を有する反射体を用いた電波吸収体が開示されている。また、特許文献2や特許文献3には、電波吸収体に凹凸面を形成して、電波吸収帯域を広げる技術が開示されている。
特開平11−261283号公報 特開昭58−34602号公報 特開平9−181474号公報
特許文献1には、反射波の位相を反転させる凹凸の表面形状を有する反射体を用いた電波吸収体が開示されている。しかしながら、特許文献1では、その第4欄第11〜13行目には「通信用電波の波長λ以上の凹凸とすることにより、凹凸面の反射波同士で低減させる」と記載されている一方で、その図2(B)では凹凸の段差が「λ/2」と記載されており、反射波を低減させるために必要な凹凸の段差がどのような大きさであるかは不明である。
また、特許文献1の図2(B)に示されるように凹凸の段差の大きさをλ/2とした場合には、後で実施の形態の欄でも説明するように、0°から50°程度の範囲内の入射角度で入射する電波に対してはほとんど電波吸収体としての機能を果たさない。特許文献1の図1からも分かるように、電波吸収体としては、実用上、0°から50°程度の範囲内の入射角度で入射する電波を吸収することが必要な場合が多いと考えられるが、特許文献1の図2(B)に示された電波吸収体では、この要求を満たすことができない。
更に、特許文献1では、電波の入射角度と凹凸の段差の大きさとの関係は全く考慮されておらず、所定の入射角度で入射する電波に対する反射波を低減させるために必要な凹凸の段差の大きさも不明である。
また、特許文献1には、凹凸の表面形状として、三角波面の形状と矩形波面の形状が示されている。しかしながら、このような三角波面の形状や矩形波面の形状を有する反射体を用いた電波吸収体では、反射面の形状が等方的ではないため、電波吸収体に対する電波の入射方向や、電波の偏波状態によって特性が大きく変化する可能性がある。
なお、特許文献2や特許文献3には、電波吸収体に凹凸面を形成して、電波吸収帯域を広げる技術が開示されている。しかしながら、これらの技術では、いずれも、電波の吸収は主に電波吸収体によるものであり、凹凸面によるものではない。また、これらの技術では、電波吸収体に凹凸面を形成するので、製造が難しいという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で、所定の入射角度で入射する電波に対する反射波を効果的に減衰させることができるようにした電波減衰体を提供することにある。
本発明の電波減衰体は、電波を反射する第1の反射面と、第1の反射面から電波の到来側に所定の距離だけ離れた位置に配置され、電波を反射する第2の反射面とを備え、第2の反射面に対する電波の入射角度をθ、電波の波長をλ、第1の反射面と第2の反射面との間の部分の比誘電率をεr、mを0以上の整数としたとき、第1の反射面と第2の反射面との距離dが、d=(2m+1)λ/{4√(εr−sin2θ)}で表されるものである。
また、本発明の電波減衰体において、第1の反射面は、電波を反射する材料によって形成されたメッシュによって形成されている。また、本発明の電波減衰体は、更に、メッシュにおける電波到来側とは反対側に配置された吸音材を備えている。
本発明の電波減衰体では、第2の反射面に対する入射角度がθで電波が入射したときに、第1の反射面で反射された電波と第2の反射面で反射された電波の間に2分の1波長の奇数倍に相当する位相差が生じ、この位相差により、2つの反射波が重なった後の電波が減衰される。
本発明の電波減衰体において、第1の反射面で反射する電波から見た第1の反射面の面積の合計と、第2の反射面で反射する電波から見た第2の反射面の面積の合計は等しくてもよい。
本発明の電波減衰体において、第1の反射面および第2の反射面に対して平行で且つ互いに直交する2方向について、第1の反射面と第2の反射面が交互に配置されていてもよい。この場合、2方向のそれぞれについて、第1の反射面と第2の反射面の境界部分の間隔は電波の波長以上であってもよい。
また、本発明の電波減衰体は、自動料金収受システムにおける路上側アンテナと車載器側アンテナとの双方向通信において発生する不要な電波を抑制するために用いられてもよい。
本発明の電波減衰体によれば、第1の反射面と第2の反射面とを備えた簡単な構成で不要な電波を抑制することが可能になると共に、第2の反射面に対する電波の入射角度をθ、電波の波長をλ、第1の反射面と第2の反射面との間の部分の比誘電率をεr、mを0以上の整数としたとき、第1の反射面と第2の反射面との距離dを、d=(2m+1)λ/{4√(εr−sin2θ)}としたので、所定の入射角度で入射する電波に対する反射波を効果的に減衰させることができるという効果を奏する。
また、本発明の電波減衰体によれば、第1の反射面を、電波を反射する材料によって形成されたメッシュによって形成し、このメッシュにおける電波到来側とは反対側に吸音材を配置したので、吸音材によって騒音を低減することが可能になると共に、吸音材の前面にはメッシュが配置されるので、吸音材による吸音効果を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の電波減衰体において、第1の反射面および第2の反射面に対して平行で且つ互いに直交する2方向について第1の反射面と第2の反射面を交互に配置した場合には、電波の入射方向や電波の偏波状態によって特性が大きく変化することなく不要な電波を抑制することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
始めに、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る電波減衰体と、この電波減衰体が適用される自動料金収受システムの概要について説明する。
図1は、本実施の形態が適用される自動料金収受システムにおける料金所の周辺の構成の一例を示す説明図である。この例では、料金所1にはゲート2が設けられ、ゲート2の上部に、自動料金収受システムにおける路上側アンテナ3が設けられている。自動料金収受システムでは、路上側アンテナ3と、車4に搭載した車載器5における車載器側アンテナとの間で、通行料金に関する情報を無線で交信することによって、自動的に通行料金の収受を行うようになっている。路上側アンテナ3は、料金所1が設置されている道路6に向けて電波を放射するようになっている。
また、料金所1の上方には、道路6と立体交差する他の道路7が配置されている。このような状況において、本実施の形態に係る電波減衰体を用いない場合には、路上側アンテナ3より放射された電波が、下側の道路6の上面と、上側の道路7の下面との間で多重反射する可能性がある。その結果、車載器5における車載器側アンテナが受信可能なしきい値以上の電波の到達範囲が目標とする範囲よりも広がり、その到達範囲内に、同一レーンや隣接する複数のレーンを走行中の複数の車が入り、システムが誤動作する可能性がある。
これを防止するために、本実施の形態に係る電波減衰体10は、例えば、路上側アンテナ3より放射される電波の不要な進行方向の先の周辺構造物である上側の道路7に取り付けられる。具体的には、電波減衰体10は、料金所の上方に配置された道路7の下の桁において、路上側アンテナ3から放射され、下方の道路6で反射した電波の進行方向の先の位置に取り付けられている。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態に係る電波減衰体10の構成について説明する。図2は電波減衰体10の正面図、図3は図2のA−A線断面図である。
電波減衰体10は、例えば金属板によって形成された電波反射体11を有している。この電波反射体11には格子状に配列された凹部と凸部が形成されている。なお、便宜上、図2では、凹部はハッチングを付して表している。
また、電波減衰体10は、電波を反射する複数の第1の反射面21と、第1の反射面21から電波の到来側に所定の距離だけ離れた位置に配置され、電波を反射する複数の第2の反射面22とを備えている。第1の反射面21は電波反射体11の凹部によって形成され、第2の反射面22は電波反射体11の凸部によって形成されている。
第1の反射面21と第2の反射面22は、面積の等しい正方形形状をなしている。また、第1の反射面21と第2の反射面22は、第1の反射面21および第2の反射面22に対して平行で且つ互いに直交する2方向、すなわち図2における上下方向および左右方向について交互に配置されている。
図2における上下方向および左右方向の2方向のそれぞれについて、第1の反射面21と第2の反射面22の境界部分の間隔、すなわち第1の反射面21と第2の反射面22の一辺の長さLは、各反射面21,22が実際に電波を反射する面として機能するように、電波の波長以上であることが好ましい。一方、長さLが大き過ぎると、反射面21で反射した電波と反射面22で反射した電波との重なり方が小さくなるので、長さLは、電波の波長の3倍以下であることが好ましい。
また、本実施の形態では、後述するように位相差を有する第1の反射面21での反射波と第2の反射面22での反射波とを重ね合わせることによって電波の強度を減衰させるので、電波減衰体10の全体において、第1の反射面21で反射する電波から見た第1の反射面21の面積の合計と、第2の反射面22で反射する電波から見た第2の反射面22の面積の合計は、等しいか、ほぼ等しいことが好ましい。
ここで、図4を参照して、上述の第1の反射面21で反射する電波から見た第1の反射面21の面積の合計と、第2の反射面22で反射する電波から見た第2の反射面22の面積の合計の意味について説明する。図4に示したように、第1の反射面21および第2の反射面22に対して斜め方向から電波が入射する場合には、第2の反射面22では、その全体の領域A2に電波が入射し、且つ入射した電波は全て第2の反射面22の前方に出射される。これに対し、第1の反射面21では、その一部の領域A1に入射した電波のみが第1の反射面21で反射し、且つ第2の反射面22の前方に出射される。従って、第1の反射面21の領域A1の面積の合計と、第2の反射面22の領域A2の面積の合計とが、等しいか、ほぼ等しいことが好ましい。第1の反射面21で反射する電波から見た第1の反射面21の面積の合計とは上記領域A1の面積の合計であり、第2の反射面22で反射する電波から見た第2の反射面22の面積の合計とは上記領域A2の面積の合計である。
なお、第1の反射面21および第2の反射面22に対して電波に垂直に入射する場合には、第1の反射面21で反射する電波から見た第1の反射面21の面積の合計は、第1の反射面21の全体の領域の面積の合計となる。
また、本実施の形態では、図3に示したように第2の反射面22に対する電波の入射角度をθとし、電波の波長をλ、第1の反射面21と第2の反射面22との間の部分の比誘電率をεr、mを0以上の整数としたとき、第1の反射面21と第2の反射面22との距離dは、以下の式(1)で表されるようにする。
d=(2m+1)λ/{4√(εr−sin2θ)} …(1)
なお、第1の反射面21と第2の反射面22との間の部分が空気の場合には、εr=1となり、上記式(1)は、d=(2m+1)λ/(4cosθ)となる。また、距離dは、m=0のときに最も小さくなり、この場合には、式(1)は、d=λ/(4cosθ)となる。
また、本実施の形態では、凹部と凸部を有する電波反射体11によって、第1の反射面21と第2の反射面22とを形成したので、第1の反射面21と第2の反射面22は電気的に連続している。しかし、第1の反射面21と第2の反射面22は電気的に不連続であってもよい。
次に、本実施の形態に係る電波減衰体10の作用について説明する。図3に示したように、同じ位相の電波が第2の反射面22に対して入射角度θで入射する場合において、第1の反射面21と第2の反射面22との距離dが式(1)を満たす場合には、第1の反射面21での反射波と第2の反射面22での反射波との間には、2分の1波長の奇数倍に相当する位相差が生じる。第1の反射面21での反射波と第2の反射面22での反射波は、それぞれ広がりを有するので、電波減衰体10から十分離れた位置では、2つの反射波は重なり合う。ここで、第1の反射面21での反射波と第2の反射面22での反射波の強度が等しければ、この2つの反射波が重なった後の電波の強度は原理的にはゼロになる。また、第1の反射面21での反射波と第2の反射面22での反射波の強度が多少異なっていても、2つの反射波が重なった後の電波の強度は、各反射波単独の強度に比べて大幅に減少し、ゼロに近い値となる。このように、本実施の形態に係る電波減衰体10によれば、この電波減衰体10に対して所定の入射角度θで入射する電波を減衰させることができる。
また、本実施の形態に係る電波減衰体10では、第1の反射面21および第2の反射面22に対して平行で且つ互いに直交する2方向について、第1の反射面21と第2の反射面22が交互に配置されている。従って、第1の反射面21と第2の反射面22とを含む電波減衰体10の反射面全体の形状は、ほぼ等方的である。そのため、本実施の形態に係る電波減衰体10では、電波の入射方向や電波の偏波状態によって特性が大きく変化することを防止することができる。なお、電波の偏波状態には、電界が入射面に垂直な直線偏波であるTE(Transverse Electronic)波、磁界が入射面に垂直な直線偏波であるTM(Transverse Magnetic)波、円偏波等がある。
図5は、シミュレーションで求めた本実施の形態に係る電波減衰体10の特性の一例を示す特性図である。ここでは、電波の周波数を5.8GHzとしている。この場合、電波の波長λは約51.7mmとなる。図5には、第1の反射面21と第2の反射面22との距離dが13mm、14mm、15mm、17mm、26mmおよび30mmの6つの場合について、それぞれ、入射角度と反射減衰量との関係を示している。式(1)によれば、dが13mm、14mm、15mm、17mm、26mmおよび30mmの6つの場合は、それ入射角度θが約4°、約23°、約30°、約40°、約60°および約64°の場合に対応する。
図5に示した例では、dが13mm、14mm、15mm、17mm、26mmおよび30mmの6つの場合には、それぞれ、入射角度が約4°、約23°、約30°、約40°、約60°および約64°の近傍において反射減衰量が大きくなっている。
ここで、dが26mm、すなわちλ/2の場合は、入射角度が約60°のときに反射減衰量がピークに達するが、0°から50°程度の範囲内の入射角度で入射する電波に対しては反射減衰量が小さく、電波減衰体としての機能を果たさない。このことから、特許文献1の図2(B)に示された電波吸収体では、0°から50°程度の範囲内の入射角度で入射する電波に対しては電波吸収体としての機能を果たさないことが分かる。また、dを更に大きくし、例えば30mmとすると、反射減衰量のピークは、入射角度がより大きい方へ移動する。
次に、試作した電波減衰体10の特性の測定結果の一例について説明する。試作した電波減衰体10は、入射角度30°で入射する周波数5.8GHzの電波を減衰させるようにdを15mmとし、且つ第1の反射面21と第2の反射面22の境界部分の間隔を、電波の波長λの約2倍である100mmとしたものである。試作した電波減衰体10の特性の測定では、周波数5.8GHzの円偏波の電波を2°、20°および40°の入射角度で電波減衰体10に入射させて、反射減衰量を測定した。その結果、入射角度が2°、20°および40°のときの電波減衰体10による反射減衰量は、それぞれ13.4dB、15.6dBおよび12.4dBであった。なお、入射角度が2°、20°および40°のときの電波減衰体10による反射減衰量の計算値は、それぞれ12.2dB、17.0dBおよび15.2dBである。
以上説明したように、本実施の形態に係る電波減衰体10によれば、第1の反射面21と第2の反射面22とを備えた簡単な構成で不要な電波を抑制することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、第1の反射面21と第2の反射面22との距離dを、式(1)で表されるように設定したので、電波減衰体10に対して所定の入射角度で入射する電波に対する反射波を効果的に減衰させることができる。なお、本実施の形態に係る電波減衰体10では、反射減衰量が十分大きくなる入射角度の範囲は狭い。しかし、電波減衰体10を自動料金収受システムに用いる場合には、電波減衰体10に対する不要な電波の入射角度は、ある一定の狭い角度範囲内に限られる場合が多いので、電波減衰体10によって不要な電波を十分減衰させることができる。
また、本実施の形態に係る電波減衰体10によれば、第1の反射面21と第2の反射面22とを含む電波減衰体10の反射面全体の形状がほぼ等方的であるため、電波の入射方向や電波の偏波状態によって特性が大きく変化することなく不要な電波を抑制することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、電波減衰体10を、図1に示したように自動料金収受システムにおける路上側アンテナ3と車載器側アンテナとの双方向通信において発生する不要な電波の進路に設けることにより、不要な電波を抑制することができる。その結果、本実施の形態によれば、自動料金収受システムの誤動作を防止することができる。
ところで、本実施の形態において、電波反射体11は、金属板によって形成されたものに限らず、他の材料によって形成されていてもよい。例えば、電波反射体11は、樹脂製の基材に導電性の薄膜をコーティングして形成されたものでもよい。
また、電波反射体11は、可視光を透過させるものであってもよい。このような可視光を透過させる電波反射体11は、例えば、光学的に透明な誘電体と、その面上に形成された光学的に透明な導電性の薄膜とを有するものであってもよい。この場合、光学的に透明な誘電体は、例えば、透明なガラスからなっていてもよいし、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ABS樹脂、アクリル、塩化ビニール、テフロン(登録商標)等の有機高分子からなっていてもよい。また、導電性の薄膜としては、例えば、金属酸化物、金属窒化物、金属またはこれらの混合体からなる薄膜がある。このような薄膜としては、具体的には、酸化錫、酸化錫ドープ酸化インジウム(ITO)、酸化亜鉛、窒化チタンまたは銀等からなる薄膜がある。また、光学的に透明な誘電体の面上に光学的に透明な導電性の薄膜を形成する方法としては、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等がある。また、光学的に透明な導電性の薄膜の面抵抗値は、0Ω□より大きく、50Ω□以下であることが好ましい。すなわち、この場合には、導電性の薄膜によって十分に大きな反射量を得ることができる。
電波反射体11が金属板のように可視光を透過させないものである場合には、既設の照明装置や表示板等の目視が必要な物の前に電波減衰体10を設置することができない。これに対し、電波反射体11が可視光を透過させるものである場合には、電波減衰体10は照明装置からの光を透過させ、あるいは電波減衰体10を通して表示板等を目視することが可能になるので、既設の照明装置や表示板等の前に電波減衰体10を設置することも可能になる。
[第2の実施の形態]
次に、図6および図7を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る電波減衰体30について説明する。図6は電波減衰体30の正面図、図7は図6のB−B線断面図である。
本実施の形態に係る電波減衰体30は、板状の第1の電波反射体31と、この第1の電波反射体31から電波の到来側に所定の距離だけ離れた位置において第1の電波反射体31に対して平行に配置された板状の第2の電波反射体32と、第1の電波反射体31と第2の電波反射体32との間に充填された充填部材33とを備えている。第1の電波反射体31および第2の電波反射体32は、例えば、金属板によって形成されていてもよいし、樹脂製の基材に導電性の薄膜をコーティングして形成されていてもよい。また、第1の電波反射体31および第2の電波反射体32は、可視光を透過させるものであってもよい。
第2の電波反射体32には、第1の電波反射体31および第2の電波反射体32に対して平行で且つ互いに直交する2方向、すなわち図6における上下方向および左右方向についてそれぞれ所定の間隔を空けて配列された複数の正方形の孔32aが形成されている。本実施の形態では、第1の反射面は、第1の電波反射体31のうち、第2の電波反射体32の孔32aに対応する部分によって形成され、第2の反射面は第2の電波反射体32の孔32a以外の部分によって形成される。なお、孔32aの形状は、正方形に限らず、円形等でもよい。
充填部材33は、電波を透過させる材料によって形成される。充填部材33は吸音性を有していてもよい。また、充填部材33は誘電体であってもよい。充填部材33としては、例えば、吸音性を有し且つ誘電体であるグラスウールを用いてもよい。なお、充填部材33を設けずに、第1の電波反射体31と第2の電波反射体32の間の部分を空気としてもよい。この場合には、例えば枠によって、第1の電波反射体31と第2の電波反射体32とを所定の間隔を隔てて保持するようにしてもよい。
図6における上下方向および左右方向の2方向のそれぞれについて、第1の反射面と第2の反射面の境界部分の間隔は、電波の波長以上、電波の波長の3倍以下であることが好ましい。
また、電波反射体30の全体において、第1の反射面で反射する電波から見た第1の反射面の面積の合計と、第2の反射面で反射する電波から見た第2の反射面の面積の合計は、等しいか、ほぼ等しいことが好ましい。
本実施の形態に係る電波減衰体30は、電波反射体に凹凸を形成する必要がないので製造が容易である。
また、本実施の形態において、充填部材33が吸音性を有するようにした場合には、騒音を低減することも可能になる。
また、本実施の形態において、充填部材33を誘電体とした場合には、式(1)における右辺の分母が大きくなるので、第1の反射面と第2の反射面との距離dを小さくすることができる。従って、第1の電波反射体31と第2の電波反射体32との距離を小さくすることができ、その結果、電波減衰体30の厚みを小さくすることができる。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る電波減衰体40について説明する。図8は電波減衰体40の断面図である。
本実施の形態に係る電波減衰体40は、電波を反射する材料によって形成されたメッシュよりなる第1の電波反射体41と、この第1の電波反射体41から電波の到来側に所定の距離だけ離れた位置において第1の電波反射体41に対して平行に配置された第2の電波反射体42とを備えている。第1電波反射体41は第1の反射面を形成し、第2の電波反射体42は第2の反射面を形成する。第1の電波反射体41としてのメッシュの格子間隔は、電波の波長の10分の1以下であることが好ましい。
第2の電波反射体42の形状は、第2の実施の形態における第2の電波反射体32と同様である。第2の電波反射体42は、例えば、金属板によって形成されていてもよいし、樹脂製の基材に導電性の薄膜をコーティングして形成されていてもよいし、第1の電波反射体41と同様のメッシュによって形成されていてもよい。
また、第1の電波反射体41と第2の電波反射体42の間に充填部材を設けてもよいし、枠等によって第1の電波反射体41と第2の電波反射体42とを所定の間隔を隔てて保持するようにしてもよい。
また、図8に示したように、第1の電波反射体41における第2の電波反射体42とは反対側、すなわち電波到来側とは反対側に、吸音材43を配置してもよい。この場合には、吸音材43によって騒音を低減することが可能になる。しかも、吸音材43の前面には、金属板ではなく、第1の電波反射体41としてのメッシュが配置されるので、吸音材43による吸音効果を高めることができる。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1または第2の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
次に、図9を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る電波減衰体50について説明する。図9は電波減衰体50の構成を示す説明図である。
本実施の形態に係る電波減衰体50は、所定の第1の波長λ1の電波に対して第1の反射面として機能する反射面S1を有する第1の反射部51と、第1の波長λ1の電波に対して第2の反射面として機能する反射面S2を有する第2の反射部52とを備えている。反射面S1と反射面S2の距離d1は、以下の式(2)で表されるようにする。
d1=(2m+1)λ1/{4√(εr−sin2θ)} …(2)
また、反射面S1および反射面S2に平行で且つ互いに直交する2方向について、反射面S1と反射面S2の境界部分の間隔は、第1の波長λ1以上、波長λ1の3倍以下であることが好ましい。
図9において、第1の反射部51の一部を拡大して示したように、第1の反射部51は、それぞれ第1の波長λ1よりも短い所定の第2の波長λ2の電波に対して第1の反射面および第2の反射面として機能する反射面S11および反射面S12を有している。同様に、第2の反射部52は、所定の第2波長λ2の電波に対して第1の反射面および第2の反射面として機能する反射面S21および反射面S22を有している。
第1の反射部51における反射面S11と反射面S12の距離と、第2の反射部52における反射面S21と反射面S22の距離は等しく、これをd2とする。この距離d2は、以下の式(3)で表されるようにする。
d2=(2m+1)λ2/{4√(εr−sin2θ)} …(3)
また、第1の反射部51における反射面S11と反射面S12に平行で且つ互いに直交する2方向について、反射面S11と反射面S12の境界部分の間隔L2は、第2の波長λ2以上、波長λ2の3倍以下であることが好ましい。第2の反射部52における反射面S21と反射面S22に平行で且つ互いに直交する2方向についての反射面S21と反射面S22の境界部分の間隔は、上記の間隔L2と同じである。
第2の波長λ2は、例えば第1の波長λ1の8分の1以下である。ここで、式(2)および式(3)におけるmの値を等しく(例えば1に)すると、第2の波長λ2が第1の波長λ1の8分の1以下の場合には、距離d2も距離d1の8分の1以下になる。この場合には、第1の波長λ1の電波から見れば、距離d2は無視できる程度の距離となる。
また、第2の波長λ2が第1の波長λ1の8分の1以下の場合には、間隔L2は、例えば間隔L1の8分の1以下になる。この場合には、第1の波長λ1の電波から見れば、間隔L2は無視できる程度の間隔となる。
従って、第1の反射部51における反射面S1は、実際には距離d2の段差を有する反射面S11と反射面S12を含んだものであるが、第1の波長λ1の電波から見れば1つの第1の反射面とみなすことができる。同様に、第2の反射部52における反射面S2も、実際には距離d2の段差を有する反射面S21と反射面S22を含んだものであるが、第1の波長λ1の電波から見れば1つの第2の反射面とみなすことができる。
反射面S1と反射面S2との位置関係、反射面S11と反射面S12との位置関係、および反射面S21と反射面S22との位置関係についてのその他の条件は、第1ないし第3の実施の形態における第1の反射面と第2の反射面との位置関係の場合と同様である。また、第1の反射部51および第2の反射部52を構成する材料は、第1ないし第3の実施の形態における電波反射体の場合と同様である。
本実施の形態に係る電波減衰体50では、第1の波長λ1の電波は、第1の反射部51の反射面S1と第2の反射部52の反射面S2とによって減衰される。一方、第2の波長λ2の電波は、第1の反射部51の反射面S11と反射面S12とによって減衰されると共に、第2の反射部52の反射面S21と反射面S22とによって減衰される。従って、電波減衰体50は、2つの波長の電波に対して電波を減衰させる機能を有する。
本実施の形態に係る電波減衰体50によれば、波長(周波数)の異なる複数の電波を減衰させることが可能になる。従って、本実施の形態に係る電波減衰体50は、例えば、自動料金収受システムにおいて使用される電波(周波数5.8GHz)やミリ波衝突防止用車載レーダにおいて使用される電波(周波数60GHzまたは77GHz)等の波長(周波数)の異なる複数の電波を使用するトンネル内や高速道路等のコーナー部分に使用することができる。この場合には、波長(周波数)の異なる複数の電波による電波障害を改善することが可能になる。
本実施の形態におけるその他の構成、作用および効果は、第1ないし第3の実施の形態と同様である。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明の電波減衰体は、料金所の上方に配置された道路の下に限らず、料金所のゲートの前方に配置される表示器やその支持部に取り付けてもよいし、ゲートの屋根部分の下やゲートの側部に取り付けてもよい。また、本発明の電波減衰体は、複数のレーンの間に配置してもよい。また、本発明の電波減衰体は、自動料金収受システム以外に用いてもよい。
本発明の第1の実施の形態が適用される料金所の周辺の構成の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電波減衰体の正面図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電波減衰体における第1の反射面と第2の反射面の面積について説明するための説明図である。 シミュレーションで求めた本発明の第1の実施の形態に係る電波減衰体の特性の一例を示す特性図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電波減衰体の正面図である。 図6のB−B線断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電波減衰体の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電波減衰体の構成を示す説明図である。
符号の説明
1…料金所、2…ゲート、3…路上側アンテナ、4…車、5…車載器、6…道路、7…道路、10…電波減衰体、11…電波反射体、21…第1の反射面、22…第2の反射面。

Claims (5)

  1. 電波を反射する第1の反射面と、
    前記第1の反射面から電波の到来側に所定の距離だけ離れた位置に配置され、電波を反射する第2の反射面とを備えた電波減衰体であって、
    前記第2の反射面に対する電波の入射角度をθ、電波の波長をλ、前記第1の反射面と前記第2の反射面との間の部分の比誘電率をεr、mを0以上の整数としたとき、前記第1の反射面と前記第2の反射面との距離dは、d=(2m+1)λ/{4√(εr−sin2θ)}で表され、
    前記第1の反射面は、電波を反射する材料によって形成されたメッシュによって形成され、
    更に、前記メッシュにおける電波到来側とは反対側に配置された吸音材を備えたことを特徴とする電波減衰体。
  2. 前記第1の反射面で反射する電波から見た第1の反射面の面積の合計と、前記第2の反射面で反射する電波から見た第2の反射面の面積の合計は等しいことを特徴とする請求項1記載の電波減衰体。
  3. 前記第1の反射面および前記第2の反射面に対して平行で且つ互いに直交する2方向について、前記第1の反射面と前記第2の反射面が交互に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の電波減衰体。
  4. 前記2方向のそれぞれについて、前記第1の反射面と前記第2の反射面の境界部分の間隔は電波の波長以上であることを特徴とする請求項3記載の電波減衰体。
  5. 自動料金収受システムにおける路上側アンテナと車載器側アンテナとの双方向通信において発生する不要な電波を抑制するために用いられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電波減衰体。
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