JP6908417B2 - 車載レーダ装置による物体の検知方法、及び車載レーダシステム - Google Patents
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[1.車載レーダシステムの構成]
まず、本実施形態に係る車載レーダシステム80の構成について、図1を参照して説明する。車載レーダシステム80は、少なくとも車載レーダ装置50と、ウィンドシールド10と、周波数選択板(以下、FSS)30と、を備える。FSSは、Frequency Selective Surfaceの略称である。
次に、FSS30の設置位置について、図4を参照して説明する。図4では説明のため図3に示した複数のFSS30の周波数選択素子31のうち任意の1つを抜き出して、FSS30が設置されるウィンドシールド10の2枚のガラス11,12とともにその断面を示している。ここでは、FSS30の設置位置として、第1実施例〜第5実施例の5つの実施例について説明する。図4に示すA〜Eは、第1実施例〜第5実施例に対応している。また、図4に示すFは、車載レーダシステムがFSSを備えていない従来例である。図4では、ガラス11の側がポートP1、ガラス12の側がポートP2となっている。
次に、第1実施例〜第5実施例において、ウィンドシールド10に対するレーダ波の入射角を変化させた電磁界シミュレーション結果について、図5〜図11を参照して説明する。図5は、入射角、及び取り付け角の関係を示す図である。取り付け角は、ウィンドシールド10と路面とがなす角である。入射角は、ウィンドシールド10に垂直な垂直面と路面とがなす角である。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)ガラス11及びガラス12のうち車室内側のガラスよりも車室外側にFSS30を設置したことにより、ウィンドシールド10でのレーダ波の反射率を低下させることができる。すなわち、ウィンドシールド10で反射されて車載レーダ装置50へ戻るレーダ波の強度を抑制することができる。ひいては、人などの反射強度の弱い物体から返ってきたレーダ波でも検出することができ、反射強度の弱い物体を含む車両周辺の物体を検知することができる。
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(b)上記実施形態では、FSS30の周波数選択素子31は、方形ループスロット型の形状となっているが、これは一例であり、周波数選択素子31の形状は、所望の機能を発揮できる限りにおいて種々の形状を採用することができる。
Claims (14)
- 車両のウィンドシールド(10)であって、車室外側のガラスである第1ガラスと車室内側のガラスである第2ガラスとで誘電体である中間層(13)を挟んで形成されたウィンドシールドよりも内側に搭載された車載レーダ装置(50)から、少なくとも、前記ウィンドシールドの前記第2ガラスよりも車室外側に設置され、予め設定された周波数帯域のレーダ波を選択的に通過させる周波数選択板(30)を介してレーダ波を送受信し、
前記ウィンドシールドの外側に存在する物体を検知し、
前記周波数選択板は、前記中間層内に設置されている、車載レーダによる物体を検知する方法。 - 前記周波数選択板は、前記第2ガラス(12)と前記中間層との界面と前記第1ガラス(11)と前記中間層との界面との中間の位置に設置されている、請求項1に記載の車載レーダによる物体を検知する方法。
- 車両のウィンドシールド(10)であって、車室外側のガラスである第1ガラスと車室内側のガラスである第2ガラスとで誘電体である中間層(13)を挟んで形成されたウィンドシールドよりも内側に搭載された車載レーダ装置(50)から、少なくとも、前記ウィンドシールドの前記第2ガラスよりも車室外側に設置され、予め設定された周波数帯域のレーダ波を選択的に通過させる周波数選択板(30)を介してレーダ波を送受信し、
前記ウィンドシールドの外側に存在する物体を検知し、
前記周波数選択板は、前記第1ガラス(11)の車室外側に設置されている、車載レーダによる物体を検知する方法。 - 前記第1ガラス(11)の車室外側に設置されている前記周波数選択板を第1周波数選択板(30A)とし、
前記第2ガラス(12)の車室内側に設置されている前記周波数選択板である第2周波数選択板(30B)、前記ウィンドシールド、及び前記第1周波数選択板を介して、前記レーダ波を送受信する、請求項3に記載の車載レーダによる物体を検知する方法。 - 車両のウィンドシールド(10)であって、車室外側のガラスである第1ガラスと車室内側のガラスである第2ガラスとで誘電体である中間層(13)を挟んで形成されたウィンドシールドよりも内側に搭載された車載レーダ装置(50)から、少なくとも、前記ウィンドシールドの前記第2ガラスよりも車室外側に設置され、予め設定された周波数帯域のレーダ波を選択的に通過させる周波数選択板(30)を介してレーダ波を送受信し、
前記ウィンドシールドの外側に存在する物体を検知し、
前記周波数選択板は、前記第2ガラス(11)と前記中間層との界面の位置に設置されている、車載レーダによる物体を検知する方法。 - 前記第2ガラス(11)と前記中間層との界面の位置に設置されている前記周波数選択板を第2周波数選択板(30A)とし、
前記第2ガラス、前記第2周波数選択板(30A)、前記第1ガラス(12)と前記中間層との界面の位置に設置されている前記周波数選択板である第1周波数選択板(30B)、及び前記第1ガラスを介して、前記レーダ波を送受信する、請求項5に記載の車載レーダによる物体を検知する方法。 - 電界ベクトルが入射面に平行な直線偏波の前記レーダ波を送受信する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の物体を検知する方法。
- 車両のウィンドシールド(10)よりも内側に搭載された車載レーダ装置(50)と、
車室外側のガラスである第1ガラスと車室内側のガラスである第2ガラスとで誘電体である中間層(13)を挟んで形成されたウィンドシールドと、
予め設定された周波数帯域の電磁波を選択的に透過させる少なくとも1枚の周波数選択板(30)と、を備え、
前記周波数選択板は、前記中間層内に設置されている、車載レーダシステム。 - 前記周波数選択板は、前記第2ガラス(12)と前記中間層との界面と前記第1ガラス(11)と前記中間層との界面との中間の位置に設置されている、請求項8に記載の車載レーダシステム。
- 車両のウィンドシールド(10)よりも内側に搭載された車載レーダ装置(50)と、
車室外側のガラスである第1ガラスと車室内側のガラスである第2ガラスとで誘電体である中間層(13)を挟んで形成されたウィンドシールドと、
予め設定された周波数帯域の電磁波を選択的に透過させる少なくとも1枚の周波数選択板(30)と、を備え、
前記周波数選択板は、前記第1ガラス(11)の車室外側の表面に設置されている、車載レーダシステム。 - 前記第1ガラス(11)の車室外側の表面に設定されている前記周波数選択板を第1周波数選択板(30A)とし、
前記第2ガラス(12)の車室内側の表面に設置された前記周波数選択板である第2周波数選択板(30B)を備える、請求項10に記載の車載レーダシステム。 - 車両のウィンドシールド(10)よりも内側に搭載された車載レーダ装置(50)と、
車室外側のガラスである第1ガラスと車室内側のガラスである第2ガラスとで誘電体である中間層(13)を挟んで形成されたウィンドシールドと、
予め設定された周波数帯域の電磁波を選択的に透過させる少なくとも1枚の周波数選択板(30)と、を備え、
前記周波数選択板は、前記第2ガラス(11)と前記中間層との界面の位置に設置されている、車載レーダシステム。 - 前記第2ガラス(11)と前記中間層との界面の位置に設置されている前記周波数選択板を第2周波数選択板(30A)とし、
前記第1ガラス(12)と前記中間層との界面の位置に設置された前記周波数選択板である第1周波数選択板(30B)を備える、請求項12に記載の車載レーダシステム。 - 電界ベクトルが入射面に平行な直線偏波の前記レーダ波を送受信する、請求項8〜13のいずれか1項に記載の車載レーダシステム。
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