JP2003152418A - レドーム及びそれに使用する周波数選択層 - Google Patents

レドーム及びそれに使用する周波数選択層

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JP2003152418A
JP2003152418A JP2001353643A JP2001353643A JP2003152418A JP 2003152418 A JP2003152418 A JP 2003152418A JP 2001353643 A JP2001353643 A JP 2001353643A JP 2001353643 A JP2001353643 A JP 2001353643A JP 2003152418 A JP2003152418 A JP 2003152418A
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JP2001353643A
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Ryuta Yotsukura
隆太 四ツ倉
Masato Tadokoro
眞人 田所
Koji Iwahashi
孝治 岩橋
Sadaaki Nishi
禎明 西
Tomoyuki Ishizu
知幸 石津
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Yokohama Rubber Co Ltd
IHI Marine United Inc
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
IHI Marine United Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの周波数を中心とする周波数帯域の電波の
みを良好に透過させるようにした、レーダ断面積が小さ
いレドーム及びそれに使用する周波数選択層を提供す
る。 【解決手段】表面層4間に表面層4より比誘電率が低い
コア層5を介設した積層体6に、周波数を選択的に透過
する周波数選択層7が設けられている。周波数選択層7
は、導電部7Bに2種類のパターン要素X,Yからなる
非導電部7Aのパターンを形成して構成され、離れた2
つの周波数f1,f2 を中心とする周波数帯域以外の周波
数帯の電波を減衰させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レドーム(レーダ
を覆うレーダドーム)及びそれに使用する周波数選択層
に関し、更に詳しくは、2つの周波数を中心とする周波
数帯域の電波のみを良好に透過させるようにしたレドー
ム及びそれに使用する周波数選択層に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶や航空機に使用されるレドームにお
いて、離れた2つの周波数f1,f2 で良好な電波透過特
性を要求されるものがある。このような透過特性が要求
されるレドームには、一般に、表面層間に該表面層より
比誘電率が低いコア層を介設したサンドイッチ構造の積
層体が用いられている。
【0003】上述したレドームは、従来、図20に示す
ように、2つの周波数f1,f2 に跨がる領域の電波透過
特性を良好にすることにより、両周波数f1,f2 に対す
る良好な電波透過特性を確保するようにしている。
【0004】しかし、このように電波が透過する領域が
広いと相手方のレーダから発射された電波がレドームを
容易に透過し、レドーム内に配置されたアンテナまたは
構造体等に反射して相手方のレーダに反射波を返してし
まい、大きなレーダ断面積を示すという欠点があった。
特に、アンテナで反射した反射波は、その強度が高いた
め、相手方のレーダに到達し、当方の存在が容易に探知
されてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2つ
の周波数を中心とする周波数帯域の電波のみを良好に透
過させるようにした、レーダ断面積が小さいレドーム及
びそれに使用する周波数選択層を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のレドームは、表面層間に該表面層より比誘電率が低
いコア層を介設した積層体からなるレドームにおいて、
前記積層体に周波数を選択的に透過する周波数選択層を
設け、該周波数選択層を導電部に2種類のパターン要素
からなる非導電部のパターンを形成して構成し、離れた
2つの周波数を中心とする周波数帯域以外の周波数帯の
電波を減衰させるようにしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の周波数選択層は、表面層間
に該表面層より比誘電率が低いコア層を介設した積層体
からなるレドームに使用する周波数選択層であって、該
周波数選択層を導電部に2種類のパターン要素からなる
非導電部のパターンを形成して構成し、離れた2つの周
波数を中心とする周波数帯域以外の周波数帯の電波を減
衰させるようにしたことを特徴とする。
【0008】上記本発明によれば、導電部に2種類のパ
ターン要素からなる非導電部のパターンを形成した周波
数選択層により、2つの周波数を中心とする周波数帯域
の電波がレドームを効果的に透過し、それ以外の周波数
帯域では減衰する。従って、2つの周波数を中心とする
周波数帯域の電波のみを良好に透過させることができ、
レーダ断面積の縮小が可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は本発明のレドームを装着した状態を
示し、1はレドーム、2はアンテナ、3はレーダ装置で
ある。
【0011】レドーム1は、図2に示すように、表面層
4間に表面層4より比誘電率が低いコア層5を介設した
サンドイッチ構造の積層体6を備えている。一方の表面
層4の表面には、周波数を選択的に透過する周波数選択
層7が設けられている。周波数選択層7は、導電部に2
種類のパターン要素からなる非導電部のパターンを形成
して構成され、離れた2つの周波数f1,f2 を中心とす
る周波数帯域の各電波に対して高い電波透過率を有し、
その以外の周波数帯の電波は大幅に減衰させるようにな
っている。
【0012】このような周波数選択層7として、例え
ば、図3〜7に示す2種類のパターン要素を備えた非導
電部7Aを有するものを好ましく用いることができる。
【0013】図3は、非導電部7Aの2種類のパターン
要素が、正方形からなる第1パターン要素Xと、正方形
内に同心円状に配置した小さい正方形からなる第2パタ
ーン要素Yとから構成されている。これらのパターン要
素X,Yが薄膜状の導電部7Bに所定の間隔で周期的に
形成されている。
【0014】図4は、図3の周波数選択層7において、
パターン要素X,Yを正方形に代えて大小2種類の円に
したものである。
【0015】図5は、非導電部7Aの2種類のパターン
要素が、正方形からなる第1パターン要素Xと、正方形
間に正方形から等間隔で離間するように配置した十字型
からなる第2パターン要素Yとからなり、これらが導電
部7Bに所定の間隔でパターン化されている。十字型
は、交点からの各長さが同一になっている。
【0016】図6は、図5の周波数選択層7において、
パターン要素Xを正方形に代えて円に変更したものであ
る。
【0017】図7は、非導電部7Aの2種類のパターン
要素が、直線からなる第1パターン要素Xと、第1パタ
ーン要素Xより短い直線からなる第2パターン要素Yと
から構成してある。図7(a)は、第1パターン要素X
と第2パターン要素Yが互いに平行になるようにして、
それぞれ直線上に配置され、導電部7Bにパターン化さ
れている。図7(b)は、第1パターン要素Xと第2パ
ターン要素Yを同一直線上に交互に配置したものであ
る。
【0018】図8〜12に、図3〜7のパターン要素
X,Yをもつ周波数選択層7を用いた際のレドームの電
波透過特性をグラフ図にして示す。なお、表面層4及び
コア層5の比誘電率は4.5と1.1、表面層4の厚さ
s と2つの周波数f1,f2 の平均周波数f0 の波長λ
0 との比ts /λ0 で表される表面層4の正規化厚さは
0.02、コア層5の厚さtc と波長λ0 との比tc
λ0 で表されるコア層5の正規化厚さは0.13で、い
ずれも共通である。横軸は周波数(GHz)、縦軸は単
方向電力透過率(%)である。
【0019】図8は、図3のパターン要素X,Yをもつ
周波数選択層7の場合である。なお、パターン要素X,
Yを構成する正方形の非導電部幅Wと波長λ0 との比W
/λ 0 で表されるパターン要素の正規化幅は0.006
5、第1パターン要素Xの正方形の1辺の長さm1と波
長λ0 との比m1/λ0 で表される第1パターン要素X
の正規化長さは0.20、第2パターン要素Yの正方形
の1辺の長さm2と波長λ0 との比m2/λ0 で表され
る第2パターン要素Yの正規化長さは0.10、パター
ン要素X,Yの配列ピッチ長さm3と波長λ0 との比m
3/λ0 で表されるパターン要素X,Yの正規化配列ピ
ッチは0.25である。
【0020】図9は、図4のパターン要素X,Yをもつ
周波数選択層7を用いた場合であり、パターン要素X,
Yの正規化幅は0.0065、第1パターン要素Xの円
の直径n1と波長λ0 との比n1/λ0 で表される第1
円X1の正規化直径は0.26、第2円Y1の直径n2
と波長λ0 との比n2/λ0 で表される第2円Y1の正
規化直径は0.20、パターン要素X,Yの配列ピッチ
長さn3と波長λ0 との比n3/λ0 で表されるパター
ン要素X,Yの正規化配列ピッチは0.30である。
【0021】図10は、図5のパターン要素X,Yをも
つ周波数選択層7を用いた場合である。パターン要素
X,Yの正規化幅は0.0065、第1パターン要素X
の正方形の1辺の長さp1と波長λ0 との比p1/λ0
で表される第1パターン要素Xの正規化長さは0.2
2、第2パターン要素Yの十字型の長さp2と波長λ0
との比p2/λ0 で表される第2パターン要素Yの正規
化長さは0.26、パターン要素X,Yの配列ピッチ長
さp3と波長λ0 との比p3/λ0 で表されるパターン
要素X,Yの正規化配列ピッチは0.30である。
【0022】図11は、図6のパターン要素X,Yをも
つ周波数選択層7を用いた場合であり、パターン要素
X,Yの正規化幅は0.0065、第1パターン要素X
の円の直径q1と波長λ0 との比q1/λ0 で表される
第1パターン要素Xの正規化直径は0.28、第2パタ
ーン要素Yの十字型の長さq2と波長λ0 との比q2/
λ0 で表される第2パターン要素Yの正規化長さは0.
26、パターン要素X,Yの配列ピッチ長さq3と波長
λ0 との比q3/λ0 で表されるパターン要素X,Yの
正規化配列ピッチは0.36である。
【0023】図12は、図7(b)のパターン要素X,
Yをもつ周波数選択層7の場合であり、パターン要素
X,Yの正規化幅は0.0065、第1パターン要素X
の長さr1と波長λ0 との比r1/λ0 で表される第1
パターン要素Xの正規長さは0.40、第2パターン要
素Yの長さr2と波長λ0 との比r2/λ0 で表される
第2パターン要素Yの正規化長さは0.26、パターン
要素X,Yの配列ピッチ長さr3と波長λ0 との比r3
/λ0 で表されるパターン要素X,Yの配列ピッチは
0.48である。
【0024】図8〜12は、いずれも2つの周波数f1,
2 を中心とする周波数帯域の電波透過率が高く、2つ
の周波数f1,f2 を中心とする周波数帯域の電波のみを
良好に透過できることがわかる。
【0025】このように本発明は、非導電部7Aが2種
類のパターン要素X,Yを有する周波数選択層7によ
り、2つの周波数f1,f2 を中心とする周波数帯域の電
波に対してのみ高い電波透過特性を発揮することがで
き、2つの周波数f1,f2 を中心とする周波数帯域以外
では周波数選択層7により減衰され、内部のアンテナ2
に到達する量が大幅に減少する。従って、2つの周波数
1,f2 を中心とする周波数帯域の電波のみを良好に透
過させることができ、レーダ断面積を小さくすることが
できる。
【0026】図13〜19は、本発明のレドームの他の
例をそれぞれ示す。図13のレドーム1は、図2のレド
ームにおいて、表面層4の表面に積層した周波数選択層
7を、表面層4とコア層5との間に配置したものであ
る。図14は、周波数選択層7をコア層5の中央に表面
層4と平行に埋設してある。
【0027】図15のレドーム1は、表面層4間に表面
層4と同じ材質からなりかつ2倍の厚さを有する中間層
8を介してコア層5を2層設けて積層体6を構成したも
のであり、周波数選択層7が表面層4に配設されてい
る。
【0028】図16は、図15のレドームにおいて、周
波数選択層7を表面層4とコア層5との間に介在させた
ものであり、図17は図14と同様にコア層5内に埋設
し、図18はコア層5と中間層8との間に配置し、図1
9は中間層8内に埋設したものである。このようなレド
ームにおいても、上記と同様の効果を得ることができ
る。
【0029】本発明において、上述した2つの周波数f
1,f2 がf2 ≒1.6f1 の関係にある場合、表面層4
と中間層8の比誘電率を3〜5、コア層5の比誘電率を
1〜1.5にするのがよい。
【0030】また、表面層4の正規化厚さは0.05以
下、コア層5の正規化厚さは、図2,13,14の構造
の周波数選択層7の場合は10以下、図15〜19の構
造の周波数選択層7の場合は5.5以下にすることがで
きる。中間層8の厚さtm と波長λ0 との比tm /λ0
で表される中間層8の正規化厚さは0.10以下にする
のがよい。
【0031】パターン要素X,Yの非導電部幅Wと波長
λ0 との比W/λ0 で表される正規化幅は、いずれの実
施形態においても0.1以下にするのがよい。
【0032】図3のパターン要素X,Yをもつ周波数選
択層7における第1パターン要素Xの正規化長さは0.
325〜0.65、好ましくは0.325〜0.55に
することができる。第2パターン要素Yの正規化長さは
0.20〜0.41、望ましくは0.20〜0.35が
よい。パターン要素X,Yの正規化配列ピッチは0.3
5〜0.8が好ましい。但し、正規化配列ピッチは第1
パターン要素Xの正規化長さより大きいものとする。
【0033】図4のパターン要素X,Yをもつ周波数選
択層7における第1パターン要素Xの正規化直径は0.
20〜0.41、好ましくは0.20〜0.38にする
ことができる。第2パターン要素Yの正規化直径は0.
13〜0.26、望ましくは0.15〜0.25がよ
い。パターン要素X,Yの配列ピッチは0.22〜0.
6が好ましい。但し、正規化配列ピッチは第1パターン
要素Xの正規化直径より大きいものとする。
【0034】図5のパターン要素X,Yをもつ周波数選
択層7における第1パターン要素Xの正規化長さは、図
3の第1パターン要素Xの正規化長さと同様にすること
ができる。第2パターン要素Yの正規化長さは0.20
〜0.41、好ましくは0.20〜0.35がよい。パ
ターン要素X,Yの正規化配列ピッチも図3の実施形態
と同様にすることができる。
【0035】図6のパターン要素X,Yをもつ周波数選
択層7における第1パターン要素Xの正規化直径は、図
4の第1パターン要素Xの正規化直径と同様にすること
ができる。第2パターン要素Yの正規化長さとパターン
要素X,Yの正規化配列ピッチは図5の場合と同様であ
る。
【0036】図7のパターン要素X,Yをもつ周波数選
択層7における第1パターン要素Xの正規長さは0.3
25〜0.65、好ましくは0.325〜0.55にす
ることができる。第2パターン要素Yの正規化長さは
0.20〜0.41、望ましくは0.25〜0.38が
よい。パターン要素X,Yの正規化配列ピッチは0.3
5〜0.8が好ましい。但し、正規化配列ピッチは第1
パターン要素Xの正規化長さより大きいものとする。図
7(b)に示すように、第1パターン要素Xと第2パタ
ーン要素Yを同一直線上に交互に配置する場合、配列ピ
ッチ長さr3を同一にした正三角形状に配列するのが好
ましい。
【0037】上記のような範囲に設定することにより、
2 ≒1.6f1 の関係にある2つの周波数f1,f2
中心とする周波数帯域の電波に対してのみ単方向電力透
過率を高くしたレドーム1を得ることができる。
【0038】上述した実施形態において、表面層4及び
中間層8としては、従来公知のものが使用でき、例え
ば、ガラス繊維で補強した樹脂板を好ましく用いること
ができる。
【0039】コア層5としては、従来と同様のものが使
用でき、例えば、非金属ハニカムコアやウレタンフォー
ムなどの発泡材から構成することができる。
【0040】周波数選択層7は、例えば、可撓性を有す
る樹脂フィルム上に貼着した銅箔をエッチングして上述
した非導電部7Aのパターンを形成することにより得る
ことができる。あるいは、フレキシブル基板上に導電性
インクを用いて上記パターンを形成してもよく、従来公
知のいずれの手法を採用して上述した周波数選択層7を
形成してもよい。
【0041】レドーム1は、一般の広帯域用レドームで
採用されている球形や円筒形であってもよいが、好まし
くは、平板状の部分を組み合わせた形状にするのがよ
い。
【0042】本発明は、新たに作製したレドーム1に限
らず、既存の積層体6のみからなるレドームの表面(好
ましくは、内面)に上述した周波数選択層7を積層して
形成することもできる。
【0043】
【発明の効果】上述したように本発明は、周波数選択層
を導電部に2種類のパターン要素からなる非導電部のパ
ターンを形成して構成し、離れた2つの周波数を中心と
する周波数帯域以外の周波数帯の電波を減衰させるよう
にしたので、2つの周波数を中心とする周波数帯域の電
波のみを良好に透過させることができ、レーダ断面積の
縮小が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレドームを装着した状態を示す断面図
である。
【図2】図1に示す本発明のレドームの一例を示す要部
断面図である。
【図3】周波数選択層のパターンの一例を示す拡大図で
ある。
【図4】周波数選択層のパターンの他の例を示す拡大図
である。
【図5】周波数選択層のパターンの更に他の例を示す拡
大図である。
【図6】周波数選択層のパターンの更に他の例を示す拡
大図である。
【図7】周波数選択層のパターンの更に他の例を示し、
(a)第1パターン要素と第2パターン要素をそれぞれ
直線上に配置した拡大図、(b)は第1パターン要素と
第2パターン要素を交互に同一直線上に配置した拡大図
である。
【図8】図3のパターンを有する周波数選択層を用いた
際の電波透過特性を示すグラフ図である。
【図9】図4のパターンを有する周波数選択層を用いた
際の電波透過特性を示すグラフ図である。
【図10】図5のパターンを有する周波数選択層を用い
た際の電波透過特性を示すグラフ図である。
【図11】図6のパターンを有する周波数選択層を用い
た際の電波透過特性を示すグラフ図である。
【図12】図7のパターンを有する周波数選択層を用い
た際の電波透過特性を示すグラフ図である。
【図13】本発明のレドームの他の例を示す要部断面図
である。
【図14】本発明のレドームの更に他の例を示す要部断
面図である。
【図15】本発明のレドームの更に他の例を示す要部断
面図である。
【図16】本発明のレドームの更に他の例を示す要部断
面図である。
【図17】本発明のレドームの更に他の例を示す要部断
面図である。
【図18】本発明のレドームの更に他の例を示す要部断
面図である。
【図19】本発明のレドームの更に他の例を示す要部断
面図である。
【図20】従来のレドームにおける電波透過特性を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
1 レドーム 2 アンテナ 3 レーダ装置 4 表面層 5 コア層 6 積層体 7 周波数選択層 7A 非導電部 7B 導電部 8 中間層 X,Y パターン要素 f1,f2 周波数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田所 眞人 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 岩橋 孝治 神奈川県横浜市磯子区中原町1番地 石川 島播磨重工業株式会社内 (72)発明者 西 禎明 神奈川県横浜市磯子区中原町1番地 石川 島播磨重工業株式会社内 (72)発明者 石津 知幸 神奈川県横浜市磯子区中原町1番地 石川 島播磨重工業株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA06 BA07 BC02 5J046 AA15 RA03 RA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面層間に該表面層より比誘電率が低い
    コア層を介設した積層体からなるレドームにおいて、前
    記積層体に周波数を選択的に透過する周波数選択層を設
    け、該周波数選択層を導電部に2種類のパターン要素か
    らなる非導電部のパターンを形成して構成し、離れた2
    つの周波数を中心とする周波数帯域以外の周波数帯の電
    波を減衰させるようにしたレドーム。
  2. 【請求項2】 前記非導電部の2種類のパターン要素
    が、正方形からなる第1パターン要素と、該正方形内に
    同心円状に配置した正方形からなる第2パターン要素で
    ある請求項1に記載のレドーム。
  3. 【請求項3】 前記非導電部の2種類のパターン要素
    が、円からなる第1パターン要素と、該円内に同心円状
    に配置した円からなる第2パターン要素である請求項1
    に記載のレドーム。
  4. 【請求項4】 前記非導電部の2種類のパターン要素
    が、正方形からなる第1パターン要素と、該正方形間に
    配置した十字型からなる第2パターン要素である請求項
    1に記載のレドーム。
  5. 【請求項5】 前記非導電部の2種類のパターン要素
    が、円からなる第1パターン要素と、該円間に配置した
    十字型からなる第2パターン要素である請求項1に記載
    のレドーム。
  6. 【請求項6】 前記非導電部の2種類のパターン要素
    が、直線からなる第1パターン要素と、該第1パターン
    要素より短い直線からなる第2パターン要素である請求
    項1に記載のレドーム。
  7. 【請求項7】 前記2つの周波数f1,f2 がf2 ≒1.
    6f1 の関係にある請求項2乃至6のいずれか1項に記
    載のレドーム。
  8. 【請求項8】 前記表面層の比誘電率が3〜5、前記コ
    ア層の比誘電率が1〜1.5である請求項7に記載のレ
    ドーム。
  9. 【請求項9】 前記パターン要素を構成する非導電部幅
    Wと前記2つの周波数f1,f2 の平均周波数f0 の波長
    λ0 との比W/λ0 で表されるパターン要素の正規化幅
    が0.1以下である請求項7または8に記載のレドー
    ム。
  10. 【請求項10】 前記周波数選択層を前記表面層に積層
    した請求項1乃至9のいずれか1項に記載のレドーム。
  11. 【請求項11】 前記周波数選択層を前記コア層内に埋
    設した請求項1乃至9のいずれか1項に記載のレドー
    ム。
  12. 【請求項12】 表面層間に該表面層より比誘電率が低
    いコア層を介設した積層体からなるレドームに使用する
    周波数選択層であって、該周波数選択層を導電部に2種
    類のパターン要素からなる非導電部のパターンを形成し
    て構成し、離れた2つの周波数を中心とする周波数帯域
    以外の周波数帯の電波を減衰させるようにした周波数選
    択層。
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