JP2017181480A - 車載レーダを備えたウィンドシールド - Google Patents

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Abstract

【課題】ミリ波帯の電波を送受信する車載レーダを備えたウィンドシールドに関し、ウィンドシールドを通過する送信波の損失を低減させる。【解決手段】送受信したミリ波帯の電波によって周囲の物体を検知するレーダ及び前記電波の少なくとも一部が入射するレーダウィンドウを備えたウィンドシールドであって、単一のガラス層、または樹脂層が貼り合わされた少なくとも一つのガラス層を含むウィンドシールド本体部を有し、前記ウィンドシールド本体部および前記レーダウィンドウは共に板形状を有し、前記レーダウィンドウの面積は前記ウィンドシールド本体部の面積よりも小さく、前記レーダウィンドウの比誘電率は、前記ガラス層の比誘電率よりも小さく、前記レーダウィンドウの外表面と内表面を繋ぐ側面の少なくとも一部は、前記ウィンドシールド本体部の外表面と内表面を繋ぐ側面と接する。【選択図】図9

Description

本発明は、ミリ波帯の電波を送受信する車載レーダを備えたウィンドシールドに関する。
電波を放射し、反射波を受信するためのレーダを、フロントノーズ部分、または、リアゲート付近に装備した自動車が存在する。しかし、これらの部位は、自動車が他の車両や物体と衝突する際には、たとえそれが軽微なものであったとしても、真っ先に変形、破損する部位である。そこに取り付けられているレーダも、同様に破損する可能性が高い。レーダは自動車の安全を確保するために必要な機器であり、わずかの接触事故で機能しなくなることは好ましくない。自動運転が実用化されるようになれば、尚更である。
レーダ装置を車室内に搭載すれば、そのような事態は発生し難くなる。しかし、ガラスを含むウィンドシールドを通して電波を送受信しなければならない。この場合、ガラスでの反射や吸収が起きることは避け難く、レーダの検知能力は制限されてしまう。
そこで、欧州特許第888646号明細書には、通信用のアンテナを車室内に設置する際に、ガラスによる電波の反射を抑制するために、ガラスとアンテナの放射面の間に誘電体中間素子を配置する方法が開示されている。また、欧州特許第888646号明細書では、ガラスとアンテナとの間の電気的に有効な間隔が半波長の数倍に調整される。
欧州特許第888646号
ところで、ミリ波帯の電波を送信波として用いる場合、ガラスを含むウィンドシールドの表面で強い反射が起きる。欧州特許第888646号明細書のように、ガラスとアンテナの放射面の間に誘電体中間素子を配置する場合も、誘電体そのものの表面で強い反射が起きてしまう。また、通常、ウィンドシールドがアンテナの放射面に対して傾斜するため、ガラスとアンテナとの間の間隔を、電波の半波長の数倍にて一定に調整することはできない。したがって、ウィンドシールドを通過する送信波の損失を低減する新規な手法が求められている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ウィンドシールドを通過する送信波の損失を低減することを目的としている。
本発明の例示的なウィンドシールドは、送受信したミリ波帯の電波によって周囲の物体を検知するレーダ及び前記電波の少なくとも一部が入射するレーダウィンドウを備えたウィンドシールドであって、単一のガラス層、または樹脂層が貼り合わされた少なくとも一つのガラス層を含むウィンドシールド本体部を有し、前記ウィンドシールド本体部および前記レーダウィンドウは共に板形状を有し、前記レーダウィンドウの面積は前記ウィンドシールド本体部の面積よりも小さく、前記レーダウィンドウの比誘電率は、前記ガラス層の比誘電率よりも小さく、前記レーダウィンドウの外表面と内表面を繋ぐ側面の少なくとも一部は、前記ウィンドシールド本体部の外表面と内表面を繋ぐ側面と接する。
本発明によれば、ウィンドシールドを通過する送信波の損失を低減することができる。
図1は、車両を簡略化して示す側面図である。 図2(a)は、車両を前方からみた図である。 図2(b)は、ウィンドシールドの断面図である。 図3は、レーダ装置の構成の概略を示すブロック図である。 図4は、第1の方向からみたアンテナ部である。 図5(a)は、垂直偏波の電波を使用するアンテナ部5を第1の方向から見た図である。 図5(b)は、垂直偏波の電波を使用するアンテナ部5を 第2の方向から断面図である。 図5(c)は、垂直偏波の電波を使用するアンテナ部5を第3の方向から断面図である。 図6(a)は、水平偏波の電波を使用するアンテナ部5を第1の方向から見た図である。 図6(b)は、水平偏波の電波を使用するアンテナ部5を第2の方向から断面図である。 図6(c)は、水平偏波の電波を使用するアンテナ部5を第3の方向から断面図である。 図7は、垂直偏波および水平偏波の電波を使用した場合における反射率と傾きτとの関係を示す図である。 図8は、水平偏波の電波を使用した場合における反射率と傾きτとの関係を示す図である。 図9(a)は、ウィンドシールドを第1の方向から見た図である。 図9(b)は、ウィンドシールドを第2の方向から見た断面図である。 図9(c)は、ウィンドシールドを第1の方向から見た図である。 図10(a)は、第2の方向位置Utにおける放射中心軸を含むXY平面内の空間電力分布である。 図10(b)は、第2の方向位置Utにおける放射中心軸を含むXZ平面内の空間電力分布である。 図11(a)は、本実施形態の変形例のウィンドシールドを第2の方向から見た断面図である。 図11(b)は、図11(a)の車載レーダをアンテナ部の開口部側から見た図である。 図11(c)は、図11(b)の車載レーダのA−Aにおける断面図である。 図12は、本実施形態の変形例である。 図13は、本実施形態の変形例である。 図14は、受信アンテナ部に到来した受信波を示す図である。 図15は、一般的なウィンドシールドに電波が入射する様子を示す図である。
図1は、本発明の実施例形態に係るウィンドシールド2を搭載した車両1を簡略化して示す側面図である。車両1は乗用車である。車両1は、車体10を移動させる駆動機構15を含む。駆動機構15は、エンジン、操舵機構、動力伝達機構、車輪等により構成される。ウィンドシールド2は、車載レーダ3を含む。
ウィンドシールド2は、車体10に固定され、車室13内と外部との間に位置する。ウィンドシールド2は、ウィンドシールド本体部20およびレーダウィンドウ4を含む。ウィンドシールド2が車両1の進行方向側であるフロント側に取り付けられる場合、車載レーダ3は、バックミラー(rear view mirror)14に取り付けられる。車載レーダ3は、レーダウィンドウ4とバックミラー14との間に配置される。別の取付形態として、ウィンドシールド2の内表面に直接的またはブラケット等の取付用部材を介して間接的に固定される。または、天井に取り付けることもできる。
ウィンドシールド2が車両1の進行方向側とは逆側であるリア側に取り付けられている場合、車載レーダ3はウィンドシールド2の内面に直接的またはブラケット等の取付用部材を介して間接的に固定される。または、天井に取り付けることもできる。
本図面では、ウィンドシールド2は車両1のフロント側に取り付けられるウィンドシールドのみを示すが、本明細書におけるウィンドシールド2は、リア側に取り付けられるウィンドシールドも含む。
車載レーダ3は、衝突回避、運転補助、自動運転等に利用される。車載レーダ3は、車両1のウィンドシールド2の内面に取り付けられ、車室13内に位置する。車室13は外部から完全に仕切られた空間である必要はなく、例えば、天井が開放されていてもよい。車載レーダ3は、ウィンドシールド2に取り付けられるバックミラー14の前方に位置する。
図2(a)は、車両1を前方からみた図である。簡略のため、ウィンドシールド2のみを示す。図2(b)は、ウィンドシールド2の断面図である。ウィンドシールド2は、それぞれが板状であるウィンドシールド本体部20およびレーダウィンドウ4を含む。レーダウィンドウ4の面積はウィンドシールド本体部20の面積よりも小さい。レーダウィンドウ4は、ウィンドシールド2の上方に位置し、ウィンドシールド本体部20の内部に配置される。矢印は、電波の進行方向を示している。電波は、車載レーダ3によって第1の方向(X方向)に放出され、レーダウィンドウ4を通して外部へと送出され、外部からレーダウィンドウ4を通して車室13内へと入射し、車載レーダ3によって受信される。
ウィンドシールド2がフロント側に取り付けられる場合、ウィンドシールド本体部20は2枚のガラス層の間に樹脂層が貼り合わされた合わせガラスである。ウィンドシールド2がリア側に取り付けられる場合、ウィンドシールド本体部20は、単一のガラス層からなる。レーダウィンドウ4は、樹脂製である。
ウィンドシールド本体部20は、車外を向くウィンドシールド本体部の外表面201および車室内を向くウィンドシールドの内表面202と、ウィンドシールド本体部の外表面201とウィンドシールドの内表面202とを繋ぐウィンドシールド本体部の側面203を有する。レーダウィンドウ4は、車外を向くレーダウィンドウの外表面41および車室内を向くレーダウィンドウの内表面42と、レーダウィンドウの外表面41とレーダウィンドウの内表面42とを繋ぐレーダウィンドウの側面43を有する。ウィンドシールド本体部の側面203およびレーダウィンドウの側面23は接触する。ウィンドシールド本体部の外表面201とレーダウィンドウの外表面41とは、連続したひとつの面をなす。同様に、ウィンドシールドの内表面202とレーダウィンドウの内表面42とは、連続したひとつの面をなす。ここで、連続したひとつの面をなす、とは、ウィンドシールド本体部の表面を仮想的に延長した場合、その延長した表面がレーダウィンドウの表面と一致する事を意味する。ウィンドシールド本体部とレーダウィンドウの境界において、溝などの凹みが在ったとしても、表面を仮想的に延長した場合に双方の表面が一致するのであれば、連続したひとつの面をなしていると、本明細書では定義する。
ウィンドシールド本体部の側面203とレーダウィンドウの側面23とは、接着剤等を介して接触していても良い。また、ウィンドシールド本体部の内表面および外表面とレーダウィンドウの内表面および外表面は、必ずしも連続していなくとも良い。どちらかの表面のみが連続していても良いし、どちらの表面とも連続していなくても良い。
ウィンドシールド本体部20は、横方向に伸び、横方向に垂直な上下方向にそれぞれ配置された上側の縁および下側の縁と、上下方向に伸びる右側の縁および左側の縁を有する。下側の縁は、上側の縁よりも長い。レーダウィンドウ4は、ウィンドシールド本体部20の上側の縁から下側の縁に向かうに従って幅が広がる形状を有する。本実施例では、ウィンドシールド本体部20の外形およびレーダウィンドウ4の外形はともに台形状である。
図3は、車載レーダ3の構成の概略を示すブロック図である。車載レーダ3は、アンテナ部5を含む。アンテナ部5はさらに、送信アンテナ部51および受信アンテナ部52を有する。送信アンテナ部51において指向性を持ったミリ波帯の電波を放射し、放射した電波に起因した反射波を受信アンテナ部52にて受ける。アンテナ部5の詳細については後述する。
車載レーダ3は、高周波発振器312と、受信器32と、検出部35と、をさらに含む。受信器32は、ミキサ321と、A/D変換器322と、を含む。送信アンテナ51は高周波発振器312に接続される。高周波発振器312により、送信アンテナ51に高周波電力が出力される。これにより、送信アンテナ51から送信波が送出される。
受信アンテナ部52は、ミキサ321およびA/D変換器322に順に接続される。A/D変換器322は検出部35に接続される。受信アンテナ部52では、送信波が外部の対象物にて反射して得られる反射波が受けられる。受信アンテナ部52で受けた電波の信号は、ミキサ321に入力される。ミキサ321には高周波発振器312からの信号も入力され、両信号が合わされることにより、送信波と反射波との周波数の差を示すビート信号が得られる。ビート信号は、A/D変換器322にてデジタル信号に変換され、受信信号として検出部35に出力される。検出部35では、ビート信号をフーリエ変換してさらに演算処理を行うことにより、対象物の位置、速度等が求められる。
[到来波について]
受信アンテナ部52にて、目標物の到来角度を特定する方法を述べる。図14は、受信アンテナ部に到来した受信波を示す。受信アンテナ部は、複数の受信アンテナ素子R0、R1、R2、・・で構成される。複数の受信アンテナ素子は、水平方向に等間隔Pで配置される。到来角度θから受信波が到来した時、隣り合う受信アンテナ素子はΔLの伝搬路長差が生じ、受信波には位相差Δφが生じる。
(数1)
ΔL=P・sinθ
(数2)
Δφ=k・ΔL+2iπ
iはΔφの絶対値を最小にする整数(0,±1,・・)、kは波数(=2π/λ)である。2式より、到来角度の検出値Θが算出される。
(数3)
Θ=sin−1{Δφ/(kP)}
Δφの大きさがπ(180°)より小さければ、Θとθは一致し方位が特定できる。
Δφ=πになる到来角度をχとすると、数4が成り立つ。
(数4)
χ=sin−1{λ/(2P)}
θがχより小さければΘ=θであるが、θがχを少し超える場合(θ=χ+δ)には、Θ≒−δと算出され左右が反転する。従って、監視する方位角範囲をΩとすると、受信アンテナ素子の間隔Pには数5が必要条件となる。
(数5)
P<λ/(2・sinΩ)
また、以下の数6で表される条件では視野角外の領域での到来波に対する検出値は|Θ|>Ωとなり、即ち視野角内には現れず誤検知は生じない。
(数6)
P<λ/(1+sinΩ)
複数の到来波に対しては、その数に応じて受信アンテナ素子を増やし、手法が用いられ適宜所定の検出方法が用いられるが、監視する方位角範囲Ωに対する受信間隔Pの条件は同じである。
ガラス層による電波の減衰について、原理を述べる。図15は、一般的なウィンドシールド9に電波が入射する様子を示す図である。ウィンドシールド9は単一のガラス層90からなり、ウィンドシールドの外表面91およびウィンドシールドの内表面92を有する。車室内13で送信された入射波は、ウィンドシールドの内表面92と空気との境界面921においてガラス層に進行する進行波および境界面921で反射される反射波が生じる。ウィンドシールドの外表面91と空気との境界面911においても、ガラス層に進行した入射波に対して、車室外へ進行する進行波および境界面911で反射してガラス層に戻る反射波が生じる。さらに、電波は境界面911および境界面921で多重反射を繰り返す。進行波の足しあわせが車室外へと送信される送信波となる。そのため、反射成分が大きいほど送信波に大きな損失が生じてしまう。
ミリ波帯の電波は他の周波数帯の電波と比較して、ガラス表面での反射が大きい。すなわち、入射波の大きさに対する反射波の大きさの比率である反射率が、他の周波数帯の電波と比較して大きい。そのため、送信波に大きな損失を生じてしまう。
ここで、反射率は物質の比誘電率に依存し、比誘電率が小さいと反射率は小さくなる。本実施例では、ガラス層の比誘電率よりも低い比誘電率を有する樹脂製のレーダウィンドウを使用することで、反射率を小さくし、送信波の損失を抑制することができる。
なお、ウィンドシールドがフロント側に取り付けられる場合、ウィンドシールド(ウィンドシールド本体部20)は、通常、2枚のガラス層の間に樹脂層が貼り合わされた3層の合わせガラスである。この場合も、単一のガラス層と同様に送信波に大きな損失が生じてしまう。
次に、アンテナ部5の構造の詳細を述べる。図4は、第1の方向からみたアンテナ部5である。前述の通り、アンテナ部5は、送信アンテナ部51および受信アンテナ部52を有する。送信アンテナ部51および受信アンテナ部52は、それぞれ、ひとつの送信ホーン510および3つの受信ホーン521、522、523からなる。各ホーンは、基部7から開口部6にかけて徐々に断面積が大きくなる形状である。送信ホーン510、受信ホーン521、522、523の順に、第1の方向に垂直な第2の方向(y方向)に間隔をもって配置される。それぞれのホーンは、第2の方向と、第1の方向と第2の方向とがなす面に垂直な第3の方向(Z方向)に向かって伸びる矩形状である。受信ホーン521、522、523は同一形状である。送信ホーン510の長辺は、受信ホーン521、522、523の長辺よりも長い。また、送信ホーン510の短辺は、受信ホーン521、522、523の短辺よりも長い。
ここで、車載レーダ3において、使用する電波としては垂直偏波または水平偏波が考えられる。垂直偏波の電波は、電波の進行方向に対して電界が垂直の電波であり、水平偏波の電波は、電波の進行方向に対して電界が水平である電波である。なお、本明細書において、垂直偏波の電波とは、垂直偏波成分が水平偏波成分よりも大きい電波のことをいい、必ずしも垂直偏波成分のみで無くてもよい。同じく、水平偏波の電波とは、水平偏波成分が垂直偏波成分よりも大きい電波のことをいい、必ずしも水平偏波成分のみで無くてもよい。
図5は、垂直偏波の電波を使用するアンテナ部5である。簡略のため受信アンテナ部53のみを示す。図5(a)は、第1の方向から見たアンテナ部5であり、図5(b)は第2の方向からみたアンテナ部5の断面図であり、図5(c)は、第3の方向からみたアンテナ部5の断面図である。矢印Eは、ホーン内部の電界の向きを示している。図5(b)に示すように、各受信ホーンは、開口部6及び基部7を有する。各基部7は、矩形導波管70の端部に繋がっている。矩形導波管のもう一方の端部は、MMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)(図示せず)に繋がっている。矩形導波管70の断面は矩形状であり、長辺Waの幅は、λ/2以上が必要である。各受信ホーンは、第2の方向に間隔Pで配置される。車載レーダ5で監視する方位角度範囲をΩとし、自由空間での電波の波長をλとすると、数5より、間隔Pは、λ/2・sinΩ未満であることが必要である。例えば、方位角度範囲Ωが50°の場合、Pは0.65λ未満であることが必要である。アンテナ部5は、アルミニウム等の鋳造によって製造される。鋳造成形には、溶融材の流動性や型抜きのためのテーパも考慮して、各受信ホーンの間に少なくとも0.5mm程度の厚みをとる必要がある。各受信ホーンの間の厚みも考慮すると、方位角度範囲が50°のような広角の場合の製造は困難である。
図6は、水平偏波の電波を使用するアンテナ部5である。簡略のため受信アンテナ部54のみを示す。図6(a)は、第1の方向から見たアンテナ部5であり、図6(b)は第2の方向からみたアンテナ部5の断面図であり、図6(c)は、第3の方向からみたアンテナ部5の断面図である。矢印Eは、ホーン内部の電界の向きを示している。垂直偏波の電波を使用するアンテナ部5と構造が同一の部分は説明を省略する。水平偏波の電波を使用する場合、短辺の幅Wbに下限値は無い。よって、各受信ホーンの間隔Pにも制限は無く設計の自由度が高まる。よって、方位角度範囲が50°のような広角の場合は水平偏波の電波を用いることが好ましい。
次に、垂直偏波の電波または水平偏波の電波を使用した場合の反射率の比較を行う。ウィンドシールドの電波の進行方向(第1の方向)に対する傾きをτとする。図7は、垂直偏波の電波および水平偏波の電波それぞれの反射率と傾きτとの関係を示す。実線51は垂直偏波の電波、点線52は水平偏波の電波の、ウィンドシールド9の境界面911での反射率である。ガラス層90の比誘電率εrは5〜8であり、本例ではεr=6.5とし、周波数はミリ波レーダに用いられる76.5GHzである。どの傾きにおいても垂直偏波の電波の方が水平偏波の電波よりも反射率は小さい。
以上より、車載レーダ用に、水平偏波の電波を使用するほうがアンテナの設計上に制限が無く、小型化も可能だが、反射率が大きいため、これまでは垂直偏波の電波を使用することが多かった。
本発明において、ガラス層の比誘電率よりも低い比誘電率を有する樹脂製のレーダウィンドウを使用したことによって、水平偏波の電波を使用する場合も送信波の損失を少なくすることが出来る。従って、車載レーダの小型化を達成しつつ、送信波の損失を小さくすることが出来る。
図8は、本発明における水平偏波の電波を使用した場合の反射率と傾きτとの関係を示す。tはレーダウィンドウの厚さである。レーダウィンドウ4は、一般的な樹脂材を用い、誘電率εrはεr=4、波長λは76.5GHzではλ=3.92mmである。境界面911での反射波と境界面921での反射波が逆位相になる場合、反射波は相殺され反射率は最小となる。反射率が最小となる時のレーダウィンドウの厚さtは以下の式で表される。
(数7)
t=(m/2)・λ/√(εr−cosτ)
mは正の整数である。
数7より、ウィンドシールド2の傾き(レーダウィンドウ4の傾き)τに対して、厚さtを選ぶ。例えば、τ=30°の時は、実線71で表され、t=4.35mmが最適値である。破線72、鎖線73は、t=4.3、4.4mmの場合であり、標準的な製造公差±0.05mm内での特性変化を示す。製造時において厚さtの誤差が最大であっても、反射率は―12dB以上(反射損失換算−0.3dB以下)であり、反射波は十分小さく抑えられる。
図7より、従来のウィンドシールド9の傾きτが約40°以上の場合では、水平偏波であっても反射率は比較的小さい。よって、本発明のレーダウィンドウ2は、ウィンドシールドの傾きτが約40°未満の車種に用いられるとより効果的である。
次に、アンテナ部5およびレーダウィンドウ4の寸法について述べる。図9(a)は、ウィンドシールドを第1の方向から見た図である。図9(b)は、ウィンドシールドを第2の方向から見た断面図である。アンテナ部5は、ひとつの送信ホーン510および複数の受信ホーン521、522・・・Nを有する。レーダウィンドウ4は、各ホーンの開口部6を全て覆う。レーダウィンドウ4は、第2の方向に伸びる第1の縁401及び第2の縁402と、第1の縁401と第2の縁402とを繋ぐ第3の縁403および第4の縁404とを有する。第3の縁403は第4の縁404よりも第2の方向の正の側に位置する。レーダウィンドウ4とアンテナ部5とは、間隔をあけて配置されているが、レーダウィンドウ4はアンテナ部5と接続されていても良い。
監視する方位角度範囲ΩがΩ=50°の時、送信ホーンおよび受信ホーンの第2の方向における寸法(横寸法)を、それぞれBtおよびBrとすると、受信ホーンの間隔P=2.2mm、Bt=4.6mm、Br=1.7mmで設定される。送信ホーンの第2の方向の寸法Btは、方位角度内にヌルを生じない条件であるBt<λ<sinΩを満たす。
乗用車のルームミラー位置からボンネットの先端を見た俯角は約15°である。送信ホーンおよび受信ホーンの第3の方向における寸法(縦寸法)を、それぞれAtおよびArとすると、寸法は、この範囲の視界を遮らないように、At=20mm、Ar=14mmと設定される。
仰角範囲におけるサイドローブの影響を弱めるために、送信波または受信波の一方のサイドローブのピークに他方のヌルを合わせる。サイドローブを更に低減させるためには、各ホーンの縦寸法および横寸法の比を1:0.7とするのがより好ましい。
送信ホーン510からの放射は、送信ホーン510の開口部6とレーダウィンドウの内表面42との距離Lが十分に離れていれば、遠方界となる。この時の送信ホーン510の開口部6とレーダウィンドウの内表面42との距離をLfとすると、数8が成り立つ。
(数8)
Lf=20Bt/λ
L<Lfの領域(近傍界)では、放射界は開口から離れるに従って徐々に広がる。
図10に、第2の方向位置Utおよび第3の方向位置Vtでの、放射界の空間電力分布を示す。ここで、Utは送信ホーン510の中心軸から第2の方向位置を、Vtは第3の方向位置を、それぞれ表す。空間電力分布は、中央での電力密度に対する相対値を表す。
前出の送信ホーン(At=20、Bt=4.6mm)510について、図10(a)は、第2の方向位置Utにおける放射中心軸を含む第2の方向と第3の方向とがなす面(XY平面)内の空間電力分布である。点線81、破線82、鎖線83、実線84、鎖線85は、各々L=10、20、30、40、50mmの場合である。
Lに応じて所要の電波を通過させる第3の方向位置Vt1(レーダウィンドウ4の第2の縁402から送信ホーン510の中心までの距離)を求める。ここでは、所要の電力を95%(.遮蔽損失0.2dB)とする。図10(a)において、◆はそれより内側の電力が95%になる位置を示す。レーダウィンドウの傾きτがτ=30°の場合、第3の方向位置Vt1は、Vt1=10mmでL=約40mmである。Vt1は少し余裕をもたせ、例えば12mmとする。レーダウィンドウ4の第1の縁401側は、図9(b)のように送信ホーン510の開口部6の上縁にレーダウィンドウの内表面42をできるだけ近づけて配置するとともに、第1の方向から見た場合に、レーダウィンドウ4が送信ホーン510の開口部6に重なるよう配置する。
次に、図10(b)は、第2の方向位置Utにおける放射中心軸を含む第1の方向と第3の方向とがなす面(XZ平面)内の空間電力分布である。点線86、破線87、鎖線88、実線89は、各々L=10、20、30、40mmの場合である。
Lに応じて所要の電波を通過させる第2の方向位置Ut1(レーダウィンドウ4の第4の縁404から送信ホーン510の中心までの距離)を求める。図10(b)において、◆はそれより内側の電力が95%になる位置を示す。これから第2の方向位置Ut1を求める。Vt1=12mm(L≒40mm)ではUt1=22mmとなる。
次に、前出の受信ホーン(Ar=14、Br=1.7mm)に対しても同様の解析を適用する。レーダウィンドウ4の第2の縁402から一番端に配置された受信ホーンNの中心までの距離Vr1およびレーダウィンドウ4の第3の縁403から受信ホーンNの中心までの距離Ur1を求める。距離Vr1は、Vr1=10mmと求められる。また、受信ホーンNの横寸法Brを数8のBtに代入すると、L>15mmで遠方界となる。よって、ホーンの開口中点から50°の範囲にレーダウィンドウ4を設ける必要がある。このためVr1=10mmでは、Ur1=40mmとなる。Ut1、Vr1およびUr1は、Vt1と同様に適宜余裕をもたせた寸法としてもよい。
図9(c)に第1の方向から見た上記の寸法のレーダウィンドウ4を示す。破線は送信ホーンの電界の寸法条件を満たす外形であり、鎖線は受信ホーンの電界の寸法条件を満たす外形である。両条件を満たす外形として、例えば、図9(a)の太線に示すような台形と方形を組み合わせた形状や、図中太鎖線のような方形状も選択可能である。いずれにせよ、送信ホーンの電界の寸法条件および受信ホーンの電界の寸法条件をともに満たすような外形であれば良い。
図11に、本実施形態の変形例を示す。図11(a)は、本実施形態の変形例のウィンウシールドを第2の方向から見た断面図である。図11(b)は、図11(a)の車載レーダをアンテナ部の開口部側から見た図である。図11(c)は、図11(b)におけるA−Aの断面図である。車載レーダ30のアンテナ部50がパッチアンテナから構成されることが異なる。アンテナ部50は、各々パッチアンテナから構成される、送信アンテナと受信アンテナを含む。複数の送信アンテナ素子および受信アンテナ素子が、アンテナ部の開口部60(破線で囲まれた部分)を構成する。車載レーダは、アンテナ部の開口部60側を覆うレドム90と、開口部60の逆側を覆う筐体91とを含む。図11(b)ではレドム90は省略されている。ここで、アンテナ部の開口部とは、電波が放射される面を意味する。開口部は、放射面と言い換える事もできる。アンテナ部50の開口部60は、レーダウィンドウの内表面42に沿って配置される。このため、ホーンアンテナを用いた車載レーダよりも省スペースで配置することが出来る。レドム90は、レーダウィンドウの内表面42に接触していても良い。アンテナ部50とレーダウィンドウ4とは別個の部品だが、アンテナ部50はレーダウィンドウ4と接続されていてもよい。
また、レーダウィンドウ4がレンズであってもよい。レーダウィンドウ4がレンズの場合、アンテナ部5とレンズであるレーダウィンドウ4を合わせてレンズアンテナとして機能する。レンズは、表面が曲面形状でも良いし、平板状でもよい。レンズアンテナを使用することで、ウィンドシールドでの反射損失をさらに低減することができる。レーダウィンドウ4は全体がレンズであっても良いし、一部がレンズの機能を有していても良い。
図12は、本実施形態の変形例を示す。レーダウィンドウの側面43は、レーダウィンドウの内表面42側において、ウィンドシールド本体部の内表面202に沿って広がるフランジ部44を有する。フランジ部44は、ウィンドシールド本体部の内表面202に密着する。接着剤などを介して密着していても良い。フランジ部44は、レーダウィンドウの側面43の全てに配置されなくとも良い。また、フランジ部44は、レーダウィンドウの外表面41側において、ウィンドシールド本体部の外表面201に沿って広がり、ウィンドシールド本体部の外表面201に密着しても良い。
この構造であれば、レーダウィンドウ4とウィンドシールド本体部2とをより強固に固定することが出来る。
図13は、本実施形態の変形例を示す。レーダウィンドウ4の第1の縁401側の側面43は、ウィンドシールド本体部20と接触しない。第1の縁401側の側面43は、車体と直に固定される。
本発明は、送受信したミリ波帯の電波によって周囲の物体を検知するレーダシステム8の発明と言い換えることもできる。レーダシステム8は、ウィンドシールド2を有する。ウィンドシールド2は、ウィンドシールド本体部20とレーダウィンドウ4を有する。ウィンドシールド本体部20およびレーダウィンドウ4の構造は、本実施例と同一である。
車両1は、乗用車には限定されず、トラック、列車等の様々な用途のものであってよい。さらには、有人運転のものには限定されず、工場内の無人搬送車等の無人運転車両であってもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明に係る車両およびレーダシステムは、様々な用途に利用することができる。
車両 1
車体 10
車室 13
バックミラー 14
駆動機構 15
ウィンドシールド 2
ウィンドシールド本体部 20
ウィンドシールド本体部の外表面 201
ウィンドシールド本体部の内表面 202
ウィンドシールド本体部の側面 203
車載レーダ 3
レーダウィンドウ 4
レーダウィンドウの外表面 41
レーダウィンドウの内表面 42
レーダウィンドウの側面 43
フランジ部 44
第1の縁 401
第2の縁 402
第3の縁 403
第4の縁 404
アンテナ部 5、50
送信アンテナ部 51
送信ホーン 510
受信アンテナ部 52
受信ホーン 521、522、523・・・N
開口部 6、60
基部 7
矩形導波管 70
垂直偏波用受信アンテナ部 53
受信ホーン 531、532、533
水平偏波用受信アンテナ部 54
受信ホーン 541、542、543

Claims (12)

  1. 送受信したミリ波帯の電波によって周囲の物体を検知する車載レーダ及び前記電波の少なくとも一部が入射するレーダウィンドウを備えたウィンドシールドであって、
    単一のガラス層、または樹脂層が貼り合わされた少なくとも一つのガラス層を含むウィンドシールド本体部を有し、
    前記ウィンドシールド本体部および前記レーダウィンドウは共に板形状を有し、
    前記レーダウィンドウの面積は前記ウィンドシールド本体部の面積よりも小さく、
    前記レーダウィンドウの比誘電率は、前記ガラス層の比誘電率よりも小さく、
    前記レーダウィンドウの外表面と内表面を繋ぐ側面の少なくとも一部は、
    前記ウィンドシールド本体部の外表面と内表面を繋ぐ側面と接する、
    ウィンドシールド。
  2. 前記レーダウィンドウの外表面と前記ウィンドシールド本体部の外表面は、連続した一つの面をなす、
    請求項1のウィンドシールド。
  3. 前記ウィンドシールド本体部は、横方向に伸びる上下の縁、および上下方向に伸びる左右の縁を有し、かつ、前記上下の縁は上側の縁よりも下側の縁の方が長く、
    前記レーダウィンドウは、前記ウィンドシールド本体部の前記上側の縁から前記下側の縁に向かうに従って幅が広がる形状を有する、
    請求項1または2のウィンドシールド。
  4. 前記レーダウィンドウの側面は、当該レーダウィンドウの外表面側または内表面側において、前記ウィンドシールド本体部の外表面または内表面に沿って広がるフランジ部を有し、
    前記フランジ部は当該ウィンドシールド本体部の外表面または内表面に密着する、
    請求項1から3のウィンドシールド。
  5. 送受信したミリ波帯の電波によって周囲の物体を検知するレーダシステムにおいて、
    車載レーダと、
    前記電波が前記レーダより放射される側に配置されるウィンドシールドと、を有し、
    前記ウィンドシールドは、単一のガラス層、または樹脂層が貼り合わされた少なくとも一つのガラス層を含むウィンドシールド本体部を有し、
    前記ウィンドシールドは、前記電波の少なくとも一部が入射するレーダウィンドウを有し、
    前記ウィンドシールド本体部および前記レーダウィンドウは共に板形状を有し、
    前記レーダウィンドウの面積は前記ウィンドシールド本体部の面積よりも小さく、
    前記レーダウィンドウの比誘電率は、前記ガラス層の比誘電率よりも小さく、
    前記レーダウィンドウの外表面と内表面を繋ぐ側面の少なくとも一部は、前記ウィンドシールド本体部の外表面と内表面を繋ぐ側面と接する、
    レーダシステム。
  6. 前記車載レーダは、前記電波を送受信するアンテナ部を有し、
    前記レーダウィンドウは、少なくとも一部が前記アンテナ部に接続されている、
    請求項5のレーダシステム。
  7. 前記アンテナの開口部の下縁は前記ウィンドシールド本体部の内表面よりも下側に位置する、
    請求項5または6のレーダシステム。
  8. 前記アンテナの開口面は前記ウィンドシールド本体部の内表面に沿って広がる、
    請求項5または6のレーダシステム。
  9. 前記電波の垂直偏波成分は水平偏波成分よりも小さい、
    請求項5から8のレーダシステム。
  10. 前記レーダウィンドウの側面は、当該レーダウィンドウの外表面側または内表面側において、前記ウィンドシールド本体部の外表面または内表面に沿って広がるフランジ部を有し、
    前記フランジ部は当該ウィンドシールド本体部の外表面または内表面に密着する、
    請求項5から9のレーダシステム。
  11. 請求項5から請求項10に記載のレーダシステムが搭載された車両であって、車室内にバックミラーを有し、前記車載レーダは、前記レーダウィンドウと前記バックミラーの間に配置される、車両。
  12. 前記前記ウィンドシールドと前記電波の進行方向とのなす角度は40°未満である、
    請求項11の車両。
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