JP4096783B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーレーザプリンタなどの画像形成装置、および、その画像形成装置に装着される現像ユニットなどの現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式のカラーレーザプリンタとして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎のトナーに対応して、現像剤ホッパ、供給ローラ、現像ローラおよび感光体ドラムを備えるプロセスユニットが複数設けられる、いわゆるタンデム方式のカラーレーザプリンタが知られている。
【0003】
このようなタンデム方式のカラーレーザプリンタでは、各プロセスユニットにおいて、現像剤ホッパに収容される各色のトナーが、供給ローラによって現像ローラに供給され、次いで、現像ローラによって感光体ドラムに担持される静電潜像が現像されることにより、各色のトナー像が感光体ドラムにほぼ同時に形成されるので、モノクロレーザプリンタとほぼ同じ速度でカラー像を形成することができる。
【0004】
このようなタンデム方式のカラーレーザプリンタとして、たとえば、特開平9−274423号公報(特許文献1)には、各プロセスユニットが水平方向に並列的に配置される、いわゆる横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタが記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−274423号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特許文献1に記載されるような横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタでは、供給ローラの上方に現像剤ホッパが配置されるので、現像剤ホッパに収容されているトナーの自重が、供給ローラに、その上方から直接作用する。そうすると、供給ローラを回転させても、供給ローラが現像ローラから掻き取ったトナーが循環せずに、その掻き取ったトナーが供給ローラ付近に滞留してしまう。そして、掻き取ったトナーは劣化しているため、多くの掻き取ったトナーを供給ローラから現像ローラへ供給してしまうと、劣化したトナーによる画像のかぶりが生じるという不具合がある。
【0006】
本発明の目的は、良好な画像を形成するための現像装置、および、その現像装置が装着される画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像剤を収容する現像剤収容室と、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤収容室に収容されている現像剤を前記現像剤担持体に供給するための供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能であり、画像形成装置本体に対する装着時には、前記現像剤収容室の下方に、前記現像剤担持体および前記供給手段が配置される現像装置において、前記現像剤収容室と前記供給手段との間に設けられ、画像形成装置本体に対する装着時において、前記供給手段の上方を覆う第1壁と、前記現像剤担持体と前記供給手段との対向位置よりも、前記現像剤担持体の移動方向における下流側において、前記現像剤担持体に担持される現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、画像形成装置本体に対する装着時において、前記層厚規制部材の上方において、その一端部が前記現像剤担持体と前記層厚規制部材との対向位置近傍に配置された第2壁と、前記現像剤収容室に設けられ、現像剤を攪拌するための攪拌手段とを備え、前記第2壁は、画像形成装置本体に対する装着時において、前記一端部が下方、他端部が上方に傾斜し、前記層厚規制部材は、前記第2壁の前記一端部に対して隙間なく設けられ、画像形成装置本体に対する装着時において、前記攪拌手段は、前記現像剤担持体に最も近い位置において、前記現像剤担持体の移動により前記現像剤担持体近傍に生じる現像剤の流れと、同じ方向に、移動するように構成されたことを特徴としている。
【0008】
このような構成によると、現像剤収容室と、その下方に配置される供給手段との間には、供給手段の上方を覆う第1壁が設けられているので、現像剤収容室に収容されている現像剤の自重は、この第1壁において受け止められる。そのため、現像剤収容室に収容されている現像剤の自重が、供給手段に直接作用することを防止することができる。その結果、供給手段の移動により形成される現像剤担持体から掻き取られた現像剤の流れが阻害されることを防止でき、掻き取られた現像剤の循環不良に起因する画像のかぶりを低減して、良好な画像を形成することができる。
また、画像形成装置本体に対する装着時においては、第2壁によって、層厚規制部材の上方において、現像剤担持体の移動に伴って移動する現像剤の流れを形成できる。そのため、層厚規制部材の上方において現像剤が滞留することを防止することができる。その結果、現像剤の循環を確保して、画像のかぶりを防止することができる。
さらに、画像形成装置本体に対する装着時においては、第2壁が、その一端部が下方、他端部が上方に傾斜しているので、層厚規制部材の上方において、現像剤担持体の移動に伴って移動する現像剤の流れを、第2壁によって現像剤収容室側に案内することができる。そのため、より一層効率的な現像剤の循環を確保することができる。
また、画像形成装置本体に対する装着時においては、攪拌手段の移動に伴って攪拌される現像剤の流れに、現像剤担持体の移動に伴って移動する現像剤の流れを、同一方向から合流させることができる。そのため、より安定した現像剤の流れを確立することができ、現像剤の安定した循環を図ることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1壁は、画像形成装置本体に対する装着時において、前記第1壁の鉛直方向の投影面内に、前記供給手段が収容されるように、設けられていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、画像形成装置本体に対する装着時においては、第1壁の鉛直方向の投影面内に供給手段が収容されるので、現像剤収容室に収容されている現像剤の自重が、供給手段に直接作用することを、より防止することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第1壁は、前記供給手段の近傍に配置されていることを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、第1壁が供給手段の近傍に配置されているので、画像形成装置本体に対する装着時においては、現像剤収容室に収容されている現像剤の自重が、供給手段に直接作用することを、より防止することができる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記現像剤担持体が現像ローラであり、前記供給手段が供給ローラであり、画像形成装置本体に対する装着時において、前記現像ローラおよび前記供給ローラは、前記現像ローラの回転中心を水平方向に通過する第1線と、前記現像ローラの回転中心と前記供給ローラの回転中心とを結ぶ第2線とのなす角度が、45°以上となるように配置されていることを特徴としている。
【0014】
このような構成によると、画像形成装置本体に対する装着時においては、現像ローラおよび供給ローラが、現像ローラの回転中心を水平方向に通過する第1線と、現像ローラの回転中心と供給ローラの回転中心とを結ぶ第2線とのなす角度が45°以上となるように配置されているので、現像剤収容室から第1壁より下方に循環した現像剤と、供給手段が接触する面積を十分に確保することができる。そのため、供給手段から現像剤担持体へ循環している現像剤を安定して供給することができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、現像剤が、略球形のトナーであることを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、現像剤が略球形のトナーであるので、現像剤の流動性の向上を図ることができる。そのため、より一層、現像剤の安定した循環を図ることができる。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、現像剤の使用初期における固め見掛密度が、0.646g/mL以上であることを特徴としている。
【0018】
このような構成によると、現像剤の使用初期における固め見掛密度が、0.646g/mL以上であるので、使用初期において、現像剤収容部から供給手段に現像剤を十分に供給することができる。そのため、使用初期における画像形成濃度の低下を防止して、良好な画像を形成することができる。
【0019】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記現像剤担持体と前記供給手段とは、それらの対向位置において接触され、その接触部分において互いに反対方向に移動するように設けられていることを特徴としている。
【0020】
このような構成によると、現像剤担持体と供給手段とは、それらの接触部分において互いに反対方向に移動するので、供給手段から現像剤担持体に供給された現像剤を効率的に帯電させることができる。そのため、良好な現像を達成することができる。さらに、現像されずに現像剤担持体上に残った現像剤を、供給手段にて良好に掻き取ることができる。
【0021】
また、請求項8に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1ないし7のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴としている。
【0022】
このような構成によると、画像形成装置には、現像剤の循環不良が防止された現像装置が備えられているので、画像のかぶりを低減して、良好な画像を形成することができる。
【0023】
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記現像剤収容室、前記現像剤担持体、前記供給手段および前記第1壁を、複数色の現像剤の各色毎に備えていることを特徴としている。
【0024】
このような構成によると、各色毎に現像剤像を形成することができるので、迅速にカラー像を形成することができる。しかも、各色毎に第1壁を備えているので、各色毎における現像剤の循環を確保して、カラー像のかぶりを防止することができる。
【0025】
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記第2壁を、複数色の現像剤の各色毎に備えていることを特徴としている。
【0026】
このような構成によると、各色毎に第2壁を備えているので、各色毎における現像剤の循環を、より確保して、カラー像のかぶりを、より防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【0028】
図1において、このカラーレーザプリンタ1は、複数のプロセス部16が水平方向において並列的に配置される、いわゆる横置きタイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタであって、画像形成装置本体としての本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。
【0029】
本体ケーシング2は、上側が開口される側面視略矩形状のボックス形状をなし、その上側にはトップカバー7が設けられている。このトップカバー7は、本体ケーシング2の後側(以下の説明において、図1における左側を後側、右側を前側とする。)に設けられるヒンジ8を介して回動可能に支持されており、仮想線で示すように、本体ケーシング2に対して開閉自在に設けられている。
【0030】
このトップカバー7には、用紙3を排紙するための排紙口9と、排紙口9から排紙された用紙3をスタックするために、排紙口9側がより深く窪む凹状の排紙トレイ10と、排紙口9における排紙トレイ10の後端部に設けられる排紙ローラ11とを備えている。これら排紙口9、排紙トレイ10および排紙ローラ11は、トップカバー7の開閉動作時には、トップカバー7と一体的に移動される。
【0031】
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部において、本体ケーシング2に対して前側から水平方向に着脱自在に装着される給紙トレイ12と、その給紙トレイ12の一端部上方(前側上方)に設けられる給紙ローラ13と、給紙ローラ13の上方であって、給紙ローラ13に対して用紙3の搬送方向下流側に設けられる搬送ローラ14とを備えている。
【0032】
給紙トレイ12内には、用紙3がスタックされており、その最上位にある用紙3は、給紙ローラ13の回転によって、1枚毎に搬送ローラ14に向けて給紙され、その搬送ローラ14から搬送ベルト67と各感光ドラム56との間(転写位置)に順次送られる。
【0033】
なお、給紙ローラ13と搬送ローラ14との間には、上下方向に配置されるガイド部材15が設けられている。給紙ローラ13によって給紙された用紙3は、ガイド部材15によって搬送ローラ14に案内され、搬送ローラ14から、その後方に配置される搬送ベルト67と各感光ドラム56との間(転写位置)に搬送される。
【0034】
画像形成部5は、プロセス部16、転写部17および定着部18を備えている。プロセス部16は、複数色のトナーの各色毎に設けられている。すなわち、プロセス部16は、イエロープロセス部16Y、マゼンタプロセス部16M、シアンプロセス部16Cおよびブラックプロセス部16Kの4つからなる。これらプロセス部16は、前側から後側に向かって互いに所定間隔を隔てて、水平方向において重なる並列状に順次配置されている。
【0035】
各プロセス部16は、スキャナユニット19、現像装置としての現像ユニット20、感光ドラムユニット21を備えている。
【0036】
スキャナユニット19は、鉛直方向において搬送ベルト67と所定間隔を隔てて配置され、各スキャナユニット19毎に本体ケーシング2に固定されている。
【0037】
スキャナユニット19は、図2に示すように、スキャナケーシング22内に、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー23、2つのレンズ24および25、3つの反射鏡26、27および28を備えている。
【0038】
スキャナケーシング22は、側面視略細長矩形状のボックス形状をなし、その長手方向が鉛直方向に配置された状態で、本体ケーシング2に対して固定されている。スキャナケーシング22における感光ドラムユニット21と対向する壁には、レーザ光が射出される射出窓29が形成されている。
【0039】
そして、このスキャナユニット19では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー23で反射され、レンズ24、反射鏡26、反射鏡27、レンズ25、反射鏡28を、順次通過または反射して、射出窓29から射出される。射出窓29から射出されたレーザ光は、感光ドラム56に高速走査にて照射される。
【0040】
また、各スキャナユニット19は、鉛直方向において、互いに略同一位置に配置されており、つまり、互いに水平方向において重なるように配置されている(図1参照)。
【0041】
現像ユニット20は、各現像ユニット20毎に本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されており、現像ケーシング30内に、現像剤収容室としてのトナー収容室31、供給手段としての供給ローラ32、現像剤担持体としての現像ローラ33および層厚規制部材としての層厚規制ブレード34を備えている。
【0042】
現像ケーシング30は、下方が開口される側面視略細長矩形状のボックス形状をなし、その上壁42には、この現像ケーシング30を把持するための把持部35が設けられている。把持部35は、現像ケーシング30の上壁42から、上方に向かって側面視略三角形状に突出するように形成されており、その前面が手でしっかりと把持しやすいように鋸状に形成されている。
【0043】
また、現像ケーシング30の後壁43は、平面状に形成されるスキャナケーシング22の前壁と平行する略平面状に形成されている。
【0044】
また、現像ケーシング30の前壁44は、その上端部の角部が、上壁42と連続する側面視湾曲状に形成されている。また、前壁44の上下方向途中部が、後壁43と平行する略平面状に形成されている。また、前壁44の下端部が、トナー収容室31内に設けられるアジテータ48との対向部分である第1壁としてのアジテータ対向壁36とされており、そのアジテータ48の回動軌跡に沿う側面視湾曲状(下方に向かって後方に湾曲する側面視湾曲状)に形成されている。
【0045】
さらに、現像ケーシング30の前壁44におけるアジテータ対向壁36より下方には、供給ローラ32および現像ローラ33を被覆するカバー壁37が形成されている。
【0046】
すなわち、このカバー壁37は、側面視において、後方に向かって湾曲状に延びるアジテータ対向壁36の後側端部から連続して折り返され、前方に向かって水平方向に延びる第1壁としての供給ローラ上側壁部38と、その供給ローラ上側壁部38の前端部から連続して、前方斜め下方に延びる第1壁としての供給ローラ傾斜壁部39と、その供給ローラ傾斜壁部39の前端部から連続して、供給ローラ32の外周面に沿う側面視湾曲状(上下両側が後方、中央が前方に配置される側面視湾曲状)に延びる供給ローラ前側被覆壁40と、後方に向かって湾曲状に延びる供給ローラ前側被覆壁40の後側端部から連続して折り返され、前方斜め下方に延びる現像ローラ前側被覆壁41とを一体的に備えている。
【0047】
供給ローラ上側壁部38および供給ローラ傾斜壁部39は、トナー収容室31と供給ローラ32との間において、供給ローラ32の上方を覆うように設けられている。より具体的には、供給ローラ上側壁部38および供給ローラ傾斜壁部39は、供給ローラ32の近傍において、供給ローラ上側壁部38および供給ローラ傾斜壁部39の鉛直方向の投影面内に、供給ローラ32のローラ部分すべてが収容されるように設けられており、特に、供給ローラ32の後側側面よりも、供給ローラ上側壁部38の後端部が後側に配置されるように設けられている。
【0048】
また、現像ケーシング30の後壁43の下端部からは、その下端部から屈曲して、前方やや斜め上方に向かって延びるブレード支持壁45が、後壁43と接合されている。このブレード支持壁45の遊端部は、現像ローラ33の後側側面と対向するように配置されている。
【0049】
また、現像ケーシング30の後壁43における下端部の近傍の上方部分からは、ブレード支持壁45の上方を覆うような状態で、前方やや斜め下方に向かって延びる第2壁としてのガイド壁46が設けられている。このガイド壁46は、より具体的には、その前端部が、現像ローラ33の上方であって、現像ローラ33と層厚規制ブレード34との対向位置近傍に配置されるように、その後端部が、後壁43から延びている。これによって、このガイド壁46は、ブレード支持壁45および層厚規制ブレード34の上方を覆うような状態で、水平方向に対して、現像ローラ33に近い側の前端部が下方、現像ローラ33から遠い側の後端部が上方に傾斜するように配置されている。
【0050】
なお、このガイド壁46は、板状をなし、現像ケーシング30の幅方向(平面視において前後方向と直交する方向、以下同じ。)の全体にわたって設けられている。
【0051】
また、現像ケーシング30は、たとえば、ポリスチレン樹脂などで形成されており、後壁43およびガイド壁46が一体成形され、上壁42、前壁44(アジテータ対向壁36およびカバー壁37を含む。)、ブレード支持壁45および前壁44の幅方向両端部から後壁43に向かって対向状に延びる両側壁51が一体成形されている。そして、後壁43の上端部および両側部において、上壁42の後端部および両側壁51の後端部が溶着され、また、後壁43の下端部において、ブレード支持壁45の後端部が溶着されている。このようにして、現像ケーシング30が成形されている。
【0052】
そして、この現像ケーシング30では、鉛直方向において、上壁42からアジテータ対向壁36の下端部(すなわち、供給ローラ上側壁部38と折り返し状に連続しているアジテータ対向壁36の後側端部)までの上側の内部空間がトナー収容室31として構成されており、それよりも下側の内部空間、すなわち、鉛直方向において、供給ローラ上側壁部38から現像ローラ前側被覆壁41の下端部までの下側の内部空間が、供給ローラ32、現像ローラ33および層厚規制ブレード34が設けられる現像室47として構成されている。
【0053】
トナー収容室31には、各色毎の現像剤としてのトナーが収容されている。すなわち、トナー収容室31内には、トナーとして、各プロセス部16毎に、イエロープロセス部16Yにはイエロー、マゼンタプロセス部16Mにはマゼンタ、シアンプロセス部16Cにはシアンおよびブラックプロセス部16Kにはブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが、それぞれ収容されている。
【0054】
より具体的には、各色毎のトナーは、重合法により得られた略球形の重合トナーが用いられている。重合トナーは、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる結着樹脂を主成分とし、これに、着色剤、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらにこれに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなるものである。
【0055】
着色剤としては、上記した、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
【0056】
このような重合トナーは、重合法によって得られているため、粒子径が均一な球状をなし、流動性が極めて良好である。
【0057】
また、このようなトナーとして、本実施形態では、使用初期(未使用状態を含む。)における固め見掛密度が、0.646g/mL以上のものが用いられている。このようなトナーを用いれば、使用初期において、トナー収容室31から供給ローラ32にトナーを十分に供給することができる。そのため、使用初期における画像形成濃度の低下を防止して、良好な画像を形成することができる。
【0058】
なお、固め見掛密度は、ホソカワミクロン社製PT−R型測定装置を用いて、トナー100mL以上を円筒管に充填し、180回タッピングした後、円筒管の上部を分離し、100mL以上あふれたトナーを掻き取って100mL分の重量を測定することにより、求めることができる。
【0059】
また、トナー収容室31内の下方には、トナーを攪拌するための攪拌手段としてのアジテータ48が設けられている。このアジテータ48は、現像ケーシング30の幅方向両側に配置される両側壁51に、回転自在に支持される回転軸49と、その回転軸49から径方向に延びるフィルムからなる攪拌部材50とを備えている。
【0060】
そして、このアジテータ48では、図示しないモータからの動力が回転軸49に入力されると、回転軸49が回転駆動され、これによって、攪拌部材50が矢印方向(時計方向)に回転される。このアジテータ48の駆動において、攪拌部材50が、現像ケーシング30の前壁44のアジテータ対向壁36に接触すると、攪拌部材50の遊端部が、攪拌部材50の回転方向下流側に撓むようにして、そのアジテータ対向壁36と摺動される。このような攪拌部材50の攪拌により、トナー収容室31のトナーは、アジテータ対向壁36の後側端部から、現像室47側に流動される(第1流れF1参照)。
【0061】
供給ローラ32は、現像室47内の前側上方において、供給ローラ上側壁部38の下方であって、湾曲状に形成される供給ローラ前側被覆壁40に沿うように設けられている。
【0062】
なお、この供給ローラ32は、より具体的には、供給ローラ32の上側の表面と供給ローラ上側壁部38との間隔が、0〜10mmに設定されている。供給ローラ32の前側の表面と供給ローラ前側被覆壁40との間隔が、0〜2mmに設定されている。
【0063】
この供給ローラ32は、金属製のローラ軸32aに、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分が被覆されている。この供給ローラ32の外径は、現像ローラ33の外径よりも小さく形成されている(この実施形態では、φ13mm)。また、この供給ローラ32のローラ軸32aは、現像ケーシング30の両側壁51に回転自在に支持されており、現像時には、図示しないモータからの動力が伝達される。
【0064】
そして、この供給ローラ32は、図示しないモータからの動力が伝達されると、現像ローラ33と対向接触するニップ部分において、現像ローラ33と逆方向に回転するように、矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。なお、供給ローラ32の周速は、現像ローラ33の周速に対して、0.5〜2倍(この実施形態では、0.73倍)である。
【0065】
現像ローラ33は、現像室47内の前側下方において、供給ローラ32の下方において供給ローラ32と対向配置され、供給ローラ32と圧縮されるような状態で設けられている。この現像ローラ33は、現像ローラ33の前側において現像ローラ前側被覆壁41と対向し、現像ローラ33の後側においてブレード支持壁45と対向するように設けられている。また、現像ローラ33の下側の表面が、現像ケーシング30から露出するように配置されている。
【0066】
より具体的には、この現像ローラ33は、図3に示すように、現像ローラ33のローラ軸33aの回転中心を水平方向に通過する第1線L1と、現像ローラ33のローラ軸33aの回転中心と供給ローラ32のローラ軸32aの回転中心とを結ぶ第2線L2とのなす角度θ1が、45°以上90°以下(この実施形態では、70°)となるように配置されている。
【0067】
また、図2に示すように、この現像ローラ33は、金属製のローラ軸33aに、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。より具体的には、現像ローラ33のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ部と、そのローラ部の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造によって形成されている。この現像ローラ33の外径は、感光ドラム56の外径よりも小さく形成されている(この実施形態では、φ20mm)。また、この現像ローラ33のローラ軸33aは、現像ケーシング30の両側壁51に回転自在に支持されており、現像時には、図示しないモータからの動力が伝達される。そして、この現像ローラ33は、図示しないモータからの動力が伝達されると、感光ドラム56と対向接触するニップ部分において、感光ドラム56と同方向に回転するように、矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。なお、現像ローラ33の周速は、感光ドラム56の周速に対して、0.5〜2倍(この実施形態では、1.6倍)である。また、この現像ローラ33のローラ軸33aには、現像時において、図示しない電源から現像バイアスが印加される。
【0068】
なお、現像ローラ前側被覆壁41には、現像ローラ33の前側の表面に圧接されるフィルム部材52が設けられている。このフィルム部材52によって、現像ローラ33の前側の表面と、現像ローラ前側被覆壁41との隙間からトナーが漏れることを防止している。
【0069】
層厚規制ブレード34は、現像ケーシング30の幅方向の全体にわたって設けられ、現像ローラ33と供給ローラ32との対向位置よりも、現像ローラ33の回転方向における下流側に配置され、金属の板ばね部材からなるブレード本体53と、そのブレード本体53の遊端部に設けられ、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部54とを備えている。
【0070】
ブレード本体53は、その基端部がブレード支持壁45の上面に接合され、その遊端部がブレード支持壁45から前方に向かって延び、現像ローラ33の上側の表面と対向するように配置されている。
【0071】
なお、ブレード本体53の遊端部における上面(ガイド壁46側)には、スポンジ部材(図示せず)が設けられており、そのスポンジ部材の上にガイド壁46の遊端部が当接している。これにより、現像ローラ33によって掻き取られたトナーが、ガイド壁46と層厚規制ブレード34との間から層厚規制ブレード34の上側に侵入しないようにしている。
【0072】
押圧部54は、ブレード本体53の遊端部の下面に設けられており、現像ローラ33の上側の表面に、ブレード本体53の弾性力によって圧接されている。
【0073】
なお、このような配置において、現像ローラ33の上側の表面は、その前側において供給ローラ32が接触され、その供給ローラ32とのニップ部分と所定間隔を隔てた後側において層厚規制ブレード34の押圧部54が接触されている。これによって、現像ローラ33の上側の表面は、供給ローラ32とのニップ部分と押圧部54の接触部分との隙間において、トナーと接触される。なお、この隙間は、現像ローラ33の外周面に沿う長さとして、2〜10mm(この実施形態においては7mm)に設定されている。
【0074】
また、このような配置において、ガイド壁46は、その前端部が、ブレード本体53の遊端部の上面に接合されており、その前端部から、ブレード本体53およびブレード支持壁45の上方を覆う状態で、水平方向に対する角度θ2(図3参照)が、0°以上(この実施形態においては20°)で上方に傾斜するように後方に向かって延び、その後端部が後壁43に接合されている。
【0075】
また、このような配置においては、鉛直方向において、供給ローラ上側壁部38、供給ローラ32および現像ローラ33が重なって配置される。より具体的には、鉛直方向において、供給ローラ33は、供給ローラ上側壁部38に完全に覆われる一方で、現像ローラ33は、供給ローラ上側壁部38の後端部から、その後側の表面が露出するように配置されている。
【0076】
そして、トナー収容室31内に収容されているトナーが、攪拌部材50の攪拌により、アジテータ対向壁36の後側端部から、現像室47側に流動されると、そのトナーは、供給ローラ32の回転駆動によって、現像ローラ33に供給され、このときに、供給ローラ32と現像ローラ33との間で正に摩擦帯電される。なお、このとき、供給ローラ32と現像ローラ33とは、ニップ部分において互いに反対方向に回転しているので、供給ローラ32から現像ローラ33に供給されたトナーは、効率的に帯電され、良好な現像が達成される。さらに、感光ドラム56に現像されずに現像ローラ33上に残ったトナーを、供給ローラ32によって良好に掻き取ることができる。
【0077】
そして、現像ローラ33に供給され摩擦帯電されたトナーは、現像ローラ33の回転駆動に伴って、層厚規制ブレード34の押圧部54と現像ローラ33との間に進入し、一定の厚さの薄層に規制された状態で、現像ローラ33上に担持される。
【0078】
さらに詳述すると、現像室47においては、現像時には、攪拌部材50の攪拌により、トナー収容室31からアジテータ対向壁36の後側端部を介して現像室47側に流動されるトナーの第1流れF1と、供給ローラ32の回転駆動により、供給ローラ32から現像ローラ33に向かって流動されるトナーの第2流れF2とが形成される。また、層厚規制ブレード34によって現像ローラ33上から掻き取られたトナーが、現像ローラ33の回転駆動により、ガイド壁46に沿って流動して、トナー収容室31に戻るトナーの第3流れF3が形成される。
【0079】
また、トナー収容室31においては、第3流れにより流動されてきたトナーが、その第3流れと同方向に回転するアジテータ48によってトナー収容室31内に取り込まれ、トナー収容室31において攪拌された後、再び、アジテータ対向壁36の後側端部から現像室47側に第1流れF1として流動される。
【0080】
このように、各現像ユニット20内では、現像時において、トナーが良好に循環している。
【0081】
また、各現像ユニット18は、鉛直方向において、互いに略同一位置に配置されており、つまり、互いに水平方向において重なるように配置されている(図1参照)。より具体的には、各現像ユニット18と各スキャナユニット17とが、給紙トレイ11の上方において、水平方向において交互に重なるように配置されている(図1参照)。
【0082】
感光ドラムユニット21は、各感光ドラムユニット21毎に本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されており、ドラムケーシング55内に、現像ローラ33と対向配置される静電潜像担持体としての感光ドラム56と、スコロトロン型帯電器57とを備えている。
【0083】
ドラムケーシング55は、上下方向が貫通状に開口される略矩形枠状のドラム収容部58と、ドラム収容部58から上方に延び、現像ケーシング30のカバー壁37を受ける受け板部59とが一体的に形成されている。
【0084】
感光ドラム56は、アルミニウムなどの円筒形状の金属素管からなり、その表面には、ポリカーボネートを主成分とする有機感光体からなる感光層が被覆されている。この感光ドラム56の外径は、現像ローラ33の外径よりも大きく形成されている(この実施形態では、φ30mm)。また、この感光ドラム56は、回転軸60を介して、ドラム収容部56の両側壁に回転自在に支持されており、転写時には、回転軸60に図示しないモータからの動力が伝達される。そして、この感光ドラム56は、図示しないモータからの動力が伝達されると、搬送ベルト67と対向接触するニップ部分において、搬送ベルト67と同方向に回転するように、矢印方向(時計方向)に回転駆動される。
【0085】
また、スコロトロン型帯電器57は、感光ドラム56の後側側方において、感光ドラム56と所定間隔を隔ててドラム収容部58の後壁に固定されている。このスコロトロン型帯電器57は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、図示しない電源からの電圧の印加により、感光ドラム56の表面を一様に正極性に帯電できるように設けられている。
【0086】
そして、感光ドラム56が回転されると、まず、スコロトロン型帯電器57によって、感光ドラム56の表面が一様に正帯電される。その後、感光ドラム56の回転に伴って、感光ドラム56の表面には、スキャナユニット19からのレーザ光が高速走査され、これにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ33と対向した時に、現像ローラ33上に担持されかつ正帯電されているトナーが、その感光ドラム56の表面に形成された静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム56の表面のうち、レーザ光によって露光され電位が下がっている部分に電気的に移動して担持されることによって可視像化され、反転現像が達成される。これによって、感光ドラム56上に各色毎のトナー像が形成される。
【0087】
また、各感光ドラムユニット21は、鉛直方向において、互いに略同一位置に配置されており、つまり、互いに水平方向において重なるように配置され(図1参照)、各感光ドラム56が、各現像ユニット20の各現像ローラ33と対向接触する状態で、鉛直方向において重なるように配置されている。
【0088】
また、現像ユニット20および感光ドラムユニット21は、図4に示すように、本体ケーシング2に対して、鉛直方向から着脱自在に設けられている。すなわち、図4において、各現像ケーシング30の両側壁51の上部後側には、幅方向両側方に突出するガイド軸61が設けられている。
【0089】
また、本体ケーシング2における幅方向両側の側壁には、各現像ユニット20の装着位置に対応して、現像ユニット案内溝62が形成されている。この現像ユニット案内溝62は、本体ケーシング2の側壁に鉛直方向に延びるように設けられている。現像ユニット案内溝62の上端部は、トップカバー7の開状態において、本体ケーシング2の上端部から上方に向かって開放されるように形成されている。また、現像ユニット案内溝62の下端部には、緩衝ばね63が設けられており、現像ユニット20の装着位置で、ガイド軸61が緩衝ばね63と弾性的に当接するように配置されている。
【0090】
また、本体ケーシング2における幅方向両側の側壁には、各感光ドラムユニット21の装着位置に対応して、感光ドラムユニット案内溝64が形成されている。この感光ドラムユニット案内溝64は、本体ケーシング2の側壁において、現像ユニット案内溝62と平行状に、鉛直方向に延びるように設けられている。感光ドラムユニット案内溝64の上端部は、トップカバー7の開状態において、本体ケーシング2の上端部から上方に向かって開放されるように形成されている。また、感光ドラムユニット案内溝64の下端部には、圧接ばね71が設けられており、感光ドラムユニット21の装着位置で、感光ドラム56の回転軸60が、圧接ばね71に圧接されるように配置されている。
【0091】
そして、現像ユニット20および感光ドラムユニット21は、感光ドラム56の回転軸60を感光ドラムユニット案内溝64に係合させ、現像ケーシング30のガイド軸61を現像ユニット案内溝62に係合させて、下方に移動させることにより、実線で示す装着位置に配置することができ、この装着位置に配置されている状態から、仮想線で示すように着脱自在とされる。
【0092】
なお、装着位置に配置された状態では、感光ドラム56の回転軸60が、圧接ばね71の圧接により位置決めされる。
【0093】
また、各現像ケーシング30の両側壁51の上部前側には、幅方向両側方に突出する当接軸72が設けられており、装着位置に配置された状態では、本体ケーシング2に設けられる押圧レバー73によって、この当接軸72が下方に向かって押圧されることにより、現像ローラ33が感光ドラム56に対して位置決めされる。
【0094】
押圧レバー73は、図示しないモータの駆動により、破線で示す退避位置と、実線で示す押圧位置とに移動される。感光ドラム56が回転するときには、押圧位置に移動され、感光ドラム56の回転が停止すると、退避位置に移動される。これにより、感光ドラム56に対して現像ローラ33を確実に接触させるように位置決めすることができる。なお、押圧レバー73は、モータではなく、トップカバー7の開閉に連動させてもよい。
【0095】
また、このカラーレーザプリンタ1では、感光ドラムユニット21に対して現像ユニット20が着脱可能とされており、本体ケーシング2に対して、現像ユニット20および感光ドラムユニット21を一体として着脱することができ、また、感光ドラムユニット21を本体ケーシング2に装着したままの状態で、その感光ドラムユニット21に対して現像ユニット20を着脱させることもできる。
【0096】
転写部17は、図1に示すように、本体ケーシング2内において、水平方向に配置される各感光ドラム56における各現像ユニット20の反対側において、各感光ドラム56と対向するように設けられている。この転写部17は、駆動ローラ65と、従動ローラ66と、搬送ベルト67と、転写ローラ68とを備えている。
【0097】
駆動ローラ65は、イエロープロセス部16Yの感光ドラム56よりも前方に配置されている。従動ローラ66は、ブラックプロセス部16Kの感光ドラム56よりも後方に配置されている。
【0098】
また、搬送ベルト67は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。この搬送ベルト67は、駆動ローラ65と従動ローラ66との間に巻回されている。搬送ベルト67は、巻回されている外側の接触面が、各プロセス部16の感光ドラム56のすべてと対向接触するように、配置されている。
【0099】
そして、駆動ローラ65の駆動により、従動ローラ66が従動され、搬送ベルト67が、これら駆動ローラ65および従動ローラ66の間を、各プロセス部16の感光ドラム56と対向接触する接触面において、感光ドラム56と同方向に回転するように、反時計方向に周回移動される。
【0100】
また、転写ローラ68は、巻回されている搬送ベルト67内において、各プロセス部16の感光ドラム56と、搬送ベルト67を挟んで対向するように、それぞれ設けられている。この転写ローラ68は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。また、転写ローラ68は、搬送ベルト67と対向接触する接触面において、搬送ベルト67の周回移動方向と同方向に回転するように、反時計方向に回転可能に設けられており、転写時には、図示しない電源から転写バイアスが印加される。
【0101】
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、搬送ローラ14によって搬送され、駆動ローラ65の駆動および従動ローラ66の従動により周回移動される搬送ベルト67と、各プロセス部16の感光ドラム56との間を順次通過し、その通過している間に、各プロセス部16の感光ドラム56に形成されている各色毎のトナー像が順次転写され、これにより、用紙3にカラー像が形成される。
【0102】
すなわち、たとえば、イエロープロセス部16Yの感光ドラム56上に形成されたイエローのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、マゼンタプロセス部16Mの感光ドラム56上に形成されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、同様の動作によって、シアンプロセス部16Cによって形成されるシアンのトナー像、ブラックプロセス部16よって形成されるブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー像が形成される。
【0103】
このようなカラー像の形成において、このカラーレーザプリンタ1では、感光ドラム56を各色毎に備えるタンデム方式の装置構成であるため、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、各色毎のトナー像を形成して、迅速なカラー像の形成を達成することができる。
【0104】
定着部18は、各プロセス部16および転写部17の後方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。この定着部18は、加熱ローラ70および押圧ローラ69を備えている。加熱ローラ70は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ70の表面が定着温度に加熱される。また、押圧ローラ69は、加熱ローラ70を押圧するように設けられている。
【0105】
そして、用紙3上に転写されたカラー像は、次いで、定着部18において、用紙3が加熱ローラ70と押圧ローラ69との間を通過する間に、熱定着される。
【0106】
排紙部6は、上記した排紙口9、排紙トレイ10および排紙ローラ11を備えている。熱定着された用紙3は、排紙ローラ11によって、排紙口9から本体ケーシング2の外側に排紙され、排紙トレイ10上にスタックされる。
【0107】
そして、このカラーレーザプリンタ1の各現像ユニット20においては、現像ケーシング30の前壁44に、供給ローラ上側壁部38が設けられており、この供給ローラ上側壁部38によって、供給ローラ32の上方がトナー収容室31から画成されるように覆われている。そのため、トナー収容室31に収容されているトナーの自重は、この供給ローラ上側壁部38において受け止められるので、トナー収容室31に収容されているトナーの自重が、供給ローラ32に直接作用することを防止することができる。
【0108】
これによって、供給ローラ上側壁部38と供給ローラ32の上側の表面との間に存在するトナーを、供給ローラ32の回転駆動に伴って流動させて、供給ローラ32から現像ローラ33に向かって流動するトナーの第2流れF2を形成することができる。その結果、供給ローラ32の回転駆動により形成されるトナーの流れが阻害されることを防止できるので、供給ローラ32によって現像ローラ33から掻き取られたトナーは、第2流れF2により、第3流れF3のトナーと合流し、他のトナーと混合されてトナー収容室31に入り、さらに、他のトナーと混合されて循環される。よって、劣化したトナーの循環不良に起因する画像のかぶりを低減することができる。
【0109】
特に、供給ローラ上側壁部38は、供給ローラ傾斜壁部39と一体となって、供給ローラ32の近傍において、鉛直方向の投影面内に供給ローラ32のローラ部分すべてが収容されるように設けられているので、トナー収容室31に収容されているトナーの自重が、供給ローラ32に直接作用することを、より防止することができる。
【0110】
また、各現像ユニット20においては、現像ローラ33における層厚規制ブレード34との対向位置の近傍にガイド壁46が設けられているので、現像ローラ33の回転駆動により、層厚規制ブレード34によって現像ローラ33上から掻き取られたトナーが、そのガイド壁46に沿って流動して、トナー収容室31に戻るトナーの第3流れF3を形成することができる。そのため、層厚規制ブレード34によって現像ローラ33上から掻き取られたトナーが、ブレード支持壁45上で滞留することを防止することができ、トナーの循環を確保して、画像のかぶりを防止することができる。
【0111】
すなわち、ガイド壁46がない場合には、層厚規制ブレード34によって現像ローラ33上から掻き取られたトナーは、その一部がトナー収容室31に戻るが、その一部は層厚規制ブレード34およびブレード支持壁45の上側に流動されるので、ブレード支持壁45上で循環されずに滞留する。
【0112】
しかし、上記したように、ブレード支持壁45および層厚規制ブレード34の上方を覆うような状態で、水平方向に対して、現像ローラ33に近い側の前端部が下方、現像ローラ33から遠い側の後端部が上方に傾斜するようにガイド壁46を設ければ、層厚規制ブレード34によって現像ローラ33上から掻き取られたトナーは、現像ローラ33の回転駆動に伴って、ブレード支持壁45上で滞留することなく流動して、そのガイド壁46によってトナー収容室31へ案内され、これによって、トナー収容室31に戻るトナーの第3流れF3が形成される。その結果、トナーがブレード支持壁45上で滞留することを防止することができ、トナーの循環を確保して、画像のかぶりを防止することができる。
【0113】
また、各現像ユニット20においては、現像ローラ33が、現像ローラ33の回転中心を水平方向に通過する第1線L1と、現像ローラ33の回転中心と供給ローラ32の回転中心とを結ぶ第2線L2とのなす角度θ1が、45°以上となるように配置されている。そのため、トナー収容室31から第1流れF1により流動したトナーと、供給ローラ32が、供給ローラ32の後側の表面において接触する面積を十分に確保することができる。そのため、供給ローラ32から現像ローラ33へ循環しているトナーを安定して供給することができる。このように、トナーの安定した循環が確保できて、画像のかぶりを防止することができる。
【0114】
また、各現像ユニット20においては、トナー収容室31に設けられているアジテータ48の回転方向が、現像ローラ33に最も近い位置において、現像ローラ33の回転駆動により現像ローラ33近傍に生じるトナーの流れと同方向、すなわち、上記したトナー収容室31に戻るトナーの第3流れF3と同方向であるため、アジテータ48の回転駆動に伴って攪拌されるトナーの流れに、その第3流れによって流動されてきたトナーを、同一方向から合流させることができる。そのため、その第3流れによって流動されてきたトナーを、トナー収容室31内に取り込んで、トナー収容室31において攪拌した後、再び、アジテータ対向壁36の後側端部から現像室47側に第1流れF1として流動させる、より安定したトナーの流れを確立することができ、トナーの安定した循環を図ることができる。
【0115】
また、このレーザプリンタ1では、トナーとして、略球形の重合トナが用いられているので、各現像ユニット20においては、トナーの流動性の向上を図ることができる。そのため、より一層、トナーの安定した循環を図ることができる。
【0116】
特に、このレーザプリンタ1では、使用初期における固め見掛密度が、0.646g/mL以上のトナーが用いられているので、トナー収容室31から供給ローラ32にトナーを十分に供給することができる。そのため、使用初期における画像形成濃度の低下を防止して、良好な画像を形成することができる。
【0117】
なお、上記の説明では、各感光ドラム56から、直接、用紙3に転写する直接転写タイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、各色毎のトナー像を、各感光体から一旦転写媒体としての中間転写体に転写し、その後、用紙に一括転写する中間転写タイプのタンデム方式のカラーレーザプリンタとして構成してもよい。
【0118】
また、上記の説明では、本発明の第1壁を、アジテータ対向壁36と、供給ローラ上側壁部38と、供給ローラ傾斜壁部39とによって構成したが、供給ローラ上側壁部38および供給ローラ傾斜壁部39を形成せずに、供給ローラ前側被覆壁40を上方に延ばして、前壁44におけるアジテータ対向壁36の上端部と接続して、第1壁を、前側から後側に向かって湾曲状に延びるアジテータ対向壁36のみによって構成してもよい。ただし、供給ローラ32の回転駆動に伴って、現像室47においてトナーの第2流れF2を生じさせるには、上記のように、供給ローラ上側壁部38と供給ローラ傾斜壁部39とを形成することが好適である。
【0119】
【試験例】
トナー母粒子に粒径の異なる2種の外添剤を表1に示す割合で配合したトナーをそれぞれ調製した。
【0120】
各トナーの使用前の固め見掛密度(使用初期の固め見掛密度に相当)を下記の方法により求め、上記した実施形態のカラーレーザプリンタを用いて、各トナーによって画像を形成したときの印刷開始直後の初期の印刷および印刷終了後一定期間放置後の印刷について評価した。その結果を表1に示す。
【0121】
固め見掛け密度の測定方法:ホソカワミクロン社製PT−R型測定装置を用いて、トナー100mL以上を円筒管に充填し、180回タッピングした後、円筒管の上部を分離し、100mL以上あふれたトナーを掻き取って100mL分の重量を測定することにより求めた。
【0122】
なお、表1中、初期の印刷および放置後の印刷の評価において、
○は、15枚目から安定した画像の濃度で印刷できたことを示し、
△は、30枚目以内で安定した画像の濃度で印刷できたことを示し、
×は、31〜60枚目で安定した画像の濃度で印刷できたことを示す。
【0123】
【表1】
表1から、初期の印刷において、画像の低下を防止するには、固め見掛け密度が0.646g/mL以上のトナーがよいことがわかる。また、放置後の印刷において、画像の低下を改善するには、固め見掛け密度が0.656g/mLより小さいトナーがよいことがわかる。
【0124】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、供給手段の移動により形成される現像剤担持体から掻き取られた現像剤の流れが阻害されることを防止でき、掻き取られた現像剤の循環不良に起因する画像のかぶりを低減して、良好な画像を形成することができる。
また、より安定した現像剤の流れを確立することができ、現像剤の安定した循環を図ることができる。
【0125】
請求項2に記載の発明によれば、現像剤収容室に収容されている現像剤の自重が、供給手段に直接作用することを、より防止することができる。
【0126】
請求項3に記載の発明によれば、現像剤収容室に収容されている現像剤の自重が、供給手段に直接作用することを、より防止することができる。
【0127】
請求項4に記載の発明によれば、現像剤収容室から第1壁より下方に循環した現像剤と、供給手段が接触する面積を十分に確保することができ、供給手段から現像剤担持体へ循環している現像剤を安定して供給することができる。
【0128】
請求項5に記載の発明によれば、より一層、現像剤の安定した循環を図ることができる。
【0129】
請求項6に記載の発明によれば、使用初期における画像形成濃度の低下を防止して、良好な画像を形成することができる。
【0130】
請求項7に記載の発明によれば、良好な現像を達成することができる。さらに、現像されずに現像剤担持体上に残った現像剤を、供給手段にて良好に掻き取ることができる。
【0131】
請求項8に記載の発明によれば、画像のかぶりを低減して、良好な画像を形成することができる。
【0132】
請求項9に記載の発明によれば、迅速にカラー像を形成することができる。また、各色毎における現像剤の循環を確保して、カラー像のかぶりを防止することができる。
【0133】
請求項10に記載の発明によれば、各色毎における現像剤の循環を、より確保して、カラー像のかぶりを、より防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】 図1におけるプロセス部の要部拡大側断面図である。
【図3】 図2の要部拡大側断面図である。
【図4】 図1に示すカラーレーザプリンタの感光ドラムユニットおよび現像ユニットの本体ケーシングに対する着脱状態を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 カラーレーザプリンタ
31 トナー収容室
33 現像ローラ
32 供給ローラ
34 層厚規制ブレード
38 供給ローラ上側壁部
39 供給ローラ傾斜壁部
46 ガイド壁
48 アジテータ
56 感光ドラム
Claims (10)
- 現像剤を収容する現像剤収容室と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤収容室に収容されている現像剤を前記現像剤担持体に供給するための供給手段とを有し、
画像形成装置本体に対して着脱可能であり、画像形成装置本体に対する装着時には、前記現像剤収容室の下方に、前記現像剤担持体および前記供給手段が配置される現像装置において、
前記現像剤収容室と前記供給手段との間に設けられ、画像形成装置本体に対する装着時において、前記供給手段の上方を覆う第1壁と、
前記現像剤担持体と前記供給手段との対向位置よりも、前記現像剤担持体の移動方向における下流側において、前記現像剤担持体に担持される現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、
画像形成装置本体に対する装着時において、前記層厚規制部材の上方において、その一端部が前記現像剤担持体と前記層厚規制部材との対向位置近傍に配置された第2壁と、
前記現像剤収容室に設けられ、現像剤を攪拌するための攪拌手段とを備え、
前記第2壁は、画像形成装置本体に対する装着時において、前記一端部が下方、他端部が上方に傾斜し、
前記層厚規制部材は、前記第2壁の前記一端部に対して隙間なく設けられ、
画像形成装置本体に対する装着時において、前記攪拌手段は、前記現像剤担持体に最も近い位置において、前記現像剤担持体の移動により前記現像剤担持体近傍に生じる現像剤の流れと、同じ方向に、移動するように構成されたことを特徴とする、現像装置。 - 前記第1壁は、画像形成装置本体に対する装着時において、前記第1壁の鉛直方向の投影面内に、前記供給手段が収容されるように、設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
- 前記第1壁は、前記供給手段の近傍に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
- 前記現像剤担持体が現像ローラであり、前記供給手段が供給ローラであり、
画像形成装置本体に対する装着時において、前記現像ローラおよび前記供給ローラは、前記現像ローラの回転中心を水平方向に通過する第1線と、前記現像ローラの回転中心と前記供給ローラの回転中心とを結ぶ第2線とのなす角度が、45°以上となるように配置されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。 - 現像剤が、略球形のトナーであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置。
- 現像剤の使用初期における固め見掛密度が、0.646g/mL以上であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置。
- 前記現像剤担持体と前記供給手段とは、それらの対向位置において接触され、その接触部分において互いに反対方向に移動するように設けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
- 前記現像剤収容室、前記現像剤担持体、前記供給手段および前記第1壁を、複数色の現像剤の各色毎に備えていることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記第2壁を、複数色の現像剤の各色毎に備えていることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
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