JPH09274423A - 画像形成プロセスユニット - Google Patents

画像形成プロセスユニット

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JPH09274423A
JPH09274423A JP8081170A JP8117096A JPH09274423A JP H09274423 A JPH09274423 A JP H09274423A JP 8081170 A JP8081170 A JP 8081170A JP 8117096 A JP8117096 A JP 8117096A JP H09274423 A JPH09274423 A JP H09274423A
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JP
Japan
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image forming
bag
forming process
developer
process unit
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Withdrawn
Application number
JP8081170A
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English (en)
Inventor
Kuninori Ono
訓紀 小野
Tatsumi Shimaya
辰美 島也
Takao Yorifuji
隆雄 依藤
Morimichi Takashika
守通 高鹿
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】廃トナーを回収して保持する部材と他の機構を
構成する部材との干渉を防止して支障なく画像形成を行
う画像形成プロセスユニットを提供する。 【解決手段】現像剤ホッパ14の収容空間上部の長手方
向に廃トナーパイプ16が延設される。廃トナーパイプ
16はクリーナ23に回収した廃トナーを現像剤ホッパ
14内に搬入する。それを包み込むように回収袋15の
一端が配置され、回収袋15の残る部分は、初期時には
壁部14aに沿って折り畳まれている。これより下方で
且つ攪拌部材18より上方で、長手方向に対向立設され
る長尺の対向壁部14a、14bに連結して棒状の支持
部材22が配設される。印字処理が繰り返され充填され
ていたトナー12が消費され減少する一方、回収袋15
内に廃トナーが堆積し下方に膨らんで垂れ下がるが、支
持部材22によって下支えされて、それ以上は垂れ下が
ることはなく、下方の攪拌部材18の回転を阻害するこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上から回
収された廃トナーを現像剤ホッパ内の回収袋に収容する
画像形成プロセスユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真式画像形成装置にお
いて、像担持体上に現像されたトナー像が、転写部で用
紙に転写された後、残余のトナーはクリーナで回収され
ている。この回収されたトナーの取り扱いとしては、第
1の方法として、クリーナ内に溜めておく。第2の方法
として、廃トナーボトルに回収する。第3の方法とし
て、現像器へリサイクルして再使用するなど種々の提案
がなされている。
【0003】ところで、上記第1の方法は、近年では一
般に、画像形成部を現像器と共にユニット化する方式を
採用する場合が多いので、このユニットの容積が大型化
するという問題を伴う。それであるからといって大型化
を忌避するとトナー収容部の容積が圧迫されて今度はユ
ニットの寿命が短縮されるという問題が発生する。ま
た、上記第2の方式は、廃トナーボトルを適宜な時期に
交換しなければならないから、この廃トナーボトルの交
換が面倒であるという問題を有している。そして、上記
第3の方式は、黒及び三原色の合計4色の色トナーを用
いる例えばタンデム方式のカラー画像形成装置の場合、
色の混入が発生し易く、したがって、この方式の使用に
は適さない。そこで、現像剤ホッパー内のトナーが消費
されて空いてくる空間を有効に利用して、ここに回収ト
ナーを還流させようとする提案がなされている。
【0004】図6(a),(b) は、そのような例(特公63
−10424)を示す図である。同図(a) の例に示すよ
うに、現像剤ホッパー1の下部開口に現像ローラ2が配
設され、内部には上部にわずかの空隙3を残してトナー
4が充填されている。その上部の空隙3と、トナー4と
は、可撓性の仕切り部材5で仕切られており、空隙3の
一方の側壁にトナー回収孔6が穿設されている。このト
ナー回収孔6とクリーナとの間に不図示の廃トナー搬送
部材が配設されて、クリーナに回収された廃トナーを搬
送し、同図(b) に示すように、トナー回収孔6から空隙
3内にその廃トナー4´を還流させる。当初からほぼ一
杯に充填されていたトナー4は使用に伴って減少してい
くから、これに応じて可撓性の仕切り部材5が下方に垂
れ下がり、上部の空隙3が漸次拡大する。この拡大する
空隙3に、廃トナー4′が逐次堆積していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像剤
ホッパー内のトナーは放置しておくと固結しやすいもの
であり、本来は、常に攪拌する必要がある。上述した例
では、その点が考慮から全く外れた構成となっている。
【0006】図7は、本来あるべき現像器(現像剤ホッ
パー)の側断面図である。同図は図6(a),(b) と同一機
能を有する部分には図6(a),(b) と同一の番号を付して
示している。同図に示すように、現像器1は、トナー4
に埋没する位置に攪拌器7が配設されている。攪拌器7
は、図の破線で示すように回転して常にトナーを攪拌す
る。
【0007】ところで、一般に現像器は、このように内
部に攪拌器を必ず備えるべきものであるから(備えない
と使用に耐えない)、廃トナー4′が堆積して、図6
(b) に示したように、可撓性の仕切り部材5が下方に垂
れ下がると、比較的早い時期に仕切部材5の底部が攪拌
部材7に摺接して攪拌部材7の攪拌動作に干渉するよう
になって装置全体に支障を来すようになる。
【0008】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
廃トナーを回収して保持する部材と他の機構を構成する
部材との干渉を防止して支障なく画像形成を行う画像形
成プロセスユニットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
画像形成プロセスユニットの構成を述べる。本発明は、
像担持体上に形成される潜像を現像剤を用いて現像する
現像手段と、該現像手段へ供給するための現像剤を収容
する現像剤ホッパと、該現像剤ホッパの上部に接合部を
固定支持され上記像担持体上から回収された廃トナーを
内部に収容する伸縮自在な回収袋とを少なくとも備え、
画像形成装置に着脱自在な画像形成プロセスユニットを
前提とする。
【0010】本発明の画像形成プロセスユニットにおい
ては、上記現像剤ホッパは、上記像担持体と上記現像手
段により形成される現像部の長手方向に沿って対向立設
される長尺の対向壁部と、該壁部の端部に延設される短
尺の対向壁部とで囲繞された収容空間を有し、上記長尺
の対向壁部間を連結すると共に上記廃トナーの回収量の
増加に伴って所定位置以下に上記回収袋が垂れ下がるの
を防止すべく該回収袋を支える支え部材を備えて構成さ
れる。
【0011】そして、例えば請求項2記載のように、上
記現像剤ホッパの下方に現像剤攪拌手段を備え、上記支
え部材の配設位置は上記現像剤攪拌手段と干渉しない上
方に設けられる。また、上記支え部材は、例えば請求項
3記載のように、上記現像剤ホッパの収容空間を補強す
る補強部材を兼ねて形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
係る画像形成プロセスユニットの外観斜視図であり、同
図(b) は、その内部構成を示す側断面図である。尚、同
図(a) は匡体を一部切り欠いて示している。同図(a),
(b) に示すように、画像形成プロセスユニット10は、
感光体ドラム11(像担持体)と、この感光体ドラム1
1上に潜像を形成するためのトナー12(現像剤)と、
このトナー12を用いて潜像を現像する現像ローラ13
(現像手段)と、この現像ローラ13へ供給する上記ト
ナー12を収容する現像剤ホッパ14と、この現像剤ホ
ッパ14の上部に接合部を固定支持され、感光体ドラム
11上から回収された廃トナーを内部に収容する伸縮自
在な回収袋15とを少なくとも備えている。
【0013】上記現像剤ホッパ14は、感光体ドラム1
1と現像ローラ13により形成される現像部の長手方向
に沿って対向立設される長尺の対向壁部14a、14b
と、これら壁部14a、14bの端部に延設される短尺
の対向壁部14c、14dとで囲繞された収容空間を形
成している。
【0014】この収容空間の上部には、長手方向に廃ト
ナーパイプ16が延設される。この廃トナーパイプ16
内には例えばスクリュウ型等の適宜な型の廃トナー搬送
部材が配設されている。廃トナーパイプ16は、一端が
閉じ、他端が不図示の受納パイプに連結している。廃ト
ナーパイプ16は、その周半面を所定の間隔で切除され
て複数の開口16−1を形成している。この廃トナーパ
イプ16全体を包み込むように上記の回収袋15の一端
が配置され、回収袋15の残る部分は、長尺の一方の対
向壁部14aに沿って折り畳まれている。
【0015】この現像剤ホッパ14の下部は、現像器を
構成しており、その側部開口には上述の現像ローラ13
を回転可能に保持している。また、内部に収容するトナ
ー12に埋没するようにして攪拌部材18、スポンジ部
材からなる供給ローラ19、及び板バネ状のドクターブ
レード21が配設されている。攪拌部材18は、図1
(b) の破線で示すように回転して、トナー12を攪拌し
ながら供給ローラ19へトナー12を送り込み、供給ロ
ーラ19は、現像ローラ13に圧接し、攪拌部材18か
ら送られるトナー12を擦り付けるようにして現像ロー
ラ13周面に供給する。現像ローラ13の回転方向周面
に当接するドクターブレード21は、トナー12に摩擦
電荷を与えて現像ローラ13への付着を助成すると共
に、付着するトナー層を一定の厚さに規制する。
【0016】この現像剤ホッパ14の長尺の対向壁部間
に差し渡されて針金状の複数個の支持部材22が配設さ
れている。この支持部材22は、詳しくは後述するが、
廃トナーの回収量の増加に伴って回収袋15が垂れ下が
って攪拌部材18の回転を阻害することのないように、
一定の位置以下に垂れ下がるのを防止すべく回収袋15
を支えるために配置されている。
【0017】感光体ドラム11の現像ローラ13から反
対側には、感光体ドラム11の周面に沿ってクリーナ2
3が配設され、そのやや上方に初期化帯電器24が配設
されている。クリーナ23には廃トナーを送り出す送出
パイプ25が配設されており、この送出パイプ25が上
述した不図示の受納パイプを介して現像剤ホッパ14内
の廃トナーパイプ16と連結している。
【0018】また、画像形成プロセスユニット10の側
面からは、上記感光体ドラム11の支持軸11−1及び
現像ローラ13の支持軸13−1が外部に突出してお
り、感光体ドラム11の真上には軸に平行に切り溝26
が穿設されている。
【0019】図2は、上記のように構成される画像形成
プロセスユニットを多段式に備えたタンデム型のフルカ
ラー画像形成装置の側断面図である。同図に示すよう
に、フルカラー画像形成装置30は、装置本体の上面に
上蓋31を備えている。上蓋31の前部側方には図では
見えないが電源スイッチ、液晶表示装置、複数の入力キ
ー等が配設されている。また、装置本体の下部には用紙
カセット32が着脱自在に設けられる。用紙カセット3
2には多枚数の用紙が載置・収容されている。
【0020】装置本体内部には、略中央に、搬送ベルト
33が水平方向に偏平なループ状に配置される。そのル
ープの水平方向の両端部を駆動ローラ34と従動ローラ
35が保持している。搬送ベルト33は、その駆動ロー
ラ34と従動ローラ35によって駆動され、図の反時計
回り方向に循環移動する。搬送ベルト33の上循環部の
裏面に押接して4個の補助ローラ36が配設されてい
る。補助ローラ36は搬送ベルト33の自重による弛み
を抑止している。また、搬送ベルト33の下循環部の裏
面に押接してテンションローラ37が配設されている。
テンションローラ37は、不図示の付勢部材により下方
に付勢されて、搬送ベルト33を張設している。
【0021】搬送ベルト33の上流(図の右方)では、
吸着ローラ38が、搬送ベルト33を介して従動ローラ
35に圧接し、ここに用紙搬入部を形成している。吸着
ローラ38は、用紙搬入部に搬入されてくる用紙に吸着
バイアスを印加しながら搬送ベルト33に押圧して、搬
送ベルト33に用紙を静電的に吸着させる。この搬送ベ
ルト33の上循環部の上方に4個の画像形成プロセスユ
ニット10(10a、10b、10c、10d)が、用
紙搬送方向(図の右から左方向)に、多段式に並設され
る。
【0022】これら画像形成プロセスユニット10の各
感光体ドラム11(11a、11b、11c、11d)
の下部が、搬送ベルト33の上循環部に当接して、ここ
に転写部を形成する。そして、各感光体ドラム11の真
上には、上蓋31裏面に配設されている記録ヘッド39
(39a、39b、39c、39d)が、上蓋31の閉
成により挿入され、位置決め装置により切り溝26(図
1(a),(b) 参照)に位置決めされて配置される。上蓋3
1は装置本体30後方の支持軸を中心にして開閉する。
【0023】駆動回転ローラ34に最も近い画像形成プ
ロセスユニット10dの現像剤ホッパには文字等に専用
されるBk(ブラック:黒)トナーが収容されている。
そして、他の画像形成プロセスユニット10a、10
b、及び10cには、減法混色の三原色であるY(イエ
ロー:黄色)、M(マゼンタ:赤色染料)及びC(シア
ン:緑味のある青色)の色トナーが夫々収容されてい
る。
【0024】これらの画像形成プロセスユニット10に
組み込まれている上述の諸装置は、夫々不図示のギア又
は電極を備えており、各ギアは画像形成プロセスユニッ
ト10内部で夫々係合している。画像形成プロセスユニ
ット10が図2に示すように装置本体30に装着される
と、各電極及び図1(a) に示す感光体ドラム11の支持
軸11−1や現像ローラ13の支持軸13−1等が装置
本体30の電源電極及び駆動機構に係合して駆動され
る。
【0025】このように4個の画像形成プロセスユニッ
ト10と搬送ベルト33によって形成される多段式の画
像形成・転写部の用紙搬送方向上流側(図の右方)に
は、待機ロール対41が配設される。上述した用紙カセ
ット32に収容されている用紙は、用紙カセット32の
給紙端上方に配設されている断面が半球形状の給紙コロ
42の一回転毎に最上部の一枚が取り出され、給紙ロー
ラ43により上方に給送され、2枚のガイド板から形成
される搬送路44によって左方に反転して、上記の待機
ロール対41に向けて供給される。
【0026】また、画像形成・転写部部の搬送方向下流
(図の左方)には、定着器45が配置される。定着器4
5は、断熱性の匡体内に組み付けられた圧接ローラ、発
熱ローラ、周面清掃器、オイル塗布ローラ、サーミスタ
等から構成され、用紙上に転写されたトナー像を紙面に
熱定着させる。定着器45の下流側には、搬出ロール対
46、搬出ガイド47および排紙ロール対48が配置さ
れる。定着器45でトナー像を熱定着された用紙は、搬
出ロール対46によって搬送され、搬出ガイド47によ
って上方に案内され、排紙ロール対48によって反転
し、トナー像を下にして、後部排紙口49から、装置本
体上部後方と上蓋31の後部とで形成されている排紙ト
レー51上に排出される。
【0027】上記搬送ベルト33と、用紙カセット32
の間に、所定枚数の回路基盤を装着可能な電装部52が
配設されている。この電装部52に配設される回路基盤
には複数の電子部品からなる制御装置(制御手段)が搭
載されている。電装部52の後方にはファン53が配設
され、電装部52から放散される熱や定着器45から漏
出する熱を機外に排出する。
【0028】上記の構成において、本実施の形態におけ
るカラー画像形成装置30の動作を、再び図1及び図2
を用いて説明する。先ず、カラー画像形成装置30への
電源投入後、用紙枚数、用紙サイズ、及びその他の指定
がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号とし
て入力されて、初期設定処理が行われ、印字スタートが
指示されると、不図示の駆動機構によって図2に示す各
部が駆動される。
【0029】この駆動によって、先ず、感光体ドラム1
1が時計回り方向に回転する。そして、初期化帯電ブラ
シ24は(図1(b) 参照)、感光体ドラム11の周面に
一様な電荷を付与し、記録ヘッド39は、その感光体ド
ラム11周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ド
ラム11周面上に静電潜像を形成する。画像形成プロセ
スユニット10の現像ローラ13は、静電潜像の低電位
部にトナー12を転移させて感光体ドラム11周面上に
トナー像を形成(反転現像)する。
【0030】これと共に、駆動ローラ34は、反時計回
り方向に回転を開始し、従動ローラ35が従動して同じ
く反時計回り方向に回転を開始する。これにより搬送ベ
ルト33は、上循環部が感光体ドラム11に当接して全
体が反時計回り方向に循環移動する。
【0031】また、給紙コロ42が1回転して、用紙カ
セット32に載置収容されている用紙を最上部から一枚
毎に取り出して、給紙ローラ43、搬送路44を介して
待機ロール対41へ給送する。待機ロール対41は、給
送されてきた用紙の先端を挟持したまま停止して待機す
る。
【0032】上記の感光体ドラム11周面上の形成(現
像)されたトナー像の先端が、搬送ベルト33との対向
点に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に用
紙の印字開始位置の先端が一致するように、待機ロール
対41が回転を開始して、用紙を吸着ローラ38と搬送
ベルト33及び従動ローラ35が圧接する用紙搬入部へ
給送する。
【0033】従動ローラ35と吸着ローラ38は、給送
された用紙を搬送ベルト33と共に挟持して回転して用
紙を搬送する。用紙は、各感光体ドラム11a〜11d
に圧接しながら搬送され、感光体ドラム11a〜11d
上のトナー像を転写器50a〜50dにて順次転写され
る。トナー像を転写された用紙は、搬送ベルト33の下
流方向へ搬送され、定着器45に搬入される。定着器4
5は、トナー像を用紙に熱定着させながら用紙の搬送を
引き継いで後方へ搬出する。搬出ロール対46は、その
用紙を搬出ガイド47及び排紙ロール対48を介して後
部排紙口49からトナー像を下にして排紙トレー51上
に排出する。
【0034】このような印字処理の動作において、上記
感光体ドラム11上に形成され、用紙に転写された後、
感光体ドラム11上に残留するトナーはクリーナ23に
より感光体ドラム11から除去されてクリーナ23内に
落下し、内部に滞留する間もなく送出パイプ25によっ
て搬送され、受納パイプ及び廃トナーパイプ16を介し
て回収袋15内に堆積する。
【0035】図3(a),(b) は、その間の画像形成プロセ
スユニット10の回収袋15の変化の状態を示す図であ
る。図3(a) は、図1(b) に示した初期状態を再掲して
おり、図3(b) は、上述した画像形成処理(印字処理)
が繰り返されて廃トナーが回収袋15内に堆積した状態
を示している。図3(a) に示すように、初め現像剤ホッ
パ14の8分目程の位置まで充填されたいたトナー12
が、度重なる印字処理に使用されて消費され、同図(b)
に示すように現像剤ホッパ14の2分目程度の位置まで
減少している。そして他方では、当初は図3(a) に示す
ように空であった回収袋15が、感光体ドラム11上か
ら回収された廃トナー12′が内部に堆積することによ
って下方に大きく膨らんで垂れ下がっている。しかし、
現像剤ホッパ14の中程に在る支持部材22によって下
支えされ、以後、更に、廃トナー12′の量が増えて
も、多少は支持部材22間から下方に垂れ出すことはあ
っても、それ以上は垂れ下がることはなく、そのままの
位置に保持される。これによって、回収袋15が、無用
に垂れ下がって、下方の攪拌部材18の回転を阻害する
ようなことがなく、安定した画像形成処理を行うことが
できる。
【0036】図4は、上述した画像形成プロセスユニッ
ト10を装置本体30へ着脱する際における、最も一般
的な取り扱いの状態を示したものである。画像形成プロ
セスユニット10は、図2に示した上蓋31を開成した
後、図4に示すように、現像剤ホッパ14の長手方向の
対向壁部を手に挟み持って、図の両方向矢印Aで示すよ
うにやや斜め右上方向に出し入れする。
【0037】カラー画像形成装置30が例えば葉書判や
B5判など比較的小サイズの用紙を対象として印字する
ように構成されている場合は何等の支障もないが、例え
ばA3判の用紙までを印字可能に構成されたカラー画像
形成装置であると、現像剤ホッパ14の長手方向の寸法
は、用紙幅の297mmを越えることになる。現像剤ホ
ッパ14の匡体は、合成樹脂による比較的薄地の成型品
であるから撓みを生じ易い。場合によっては、溶着によ
る中央部の継ぎ目から破断が発生しないとも限らない。
【0038】図5(a) は、そのような大型化の場合にも
対処できる他の実施の形態における画像形成プロセスユ
ニットの斜視図であり、同図(b) は、その側断面図であ
る。同図(a),(b) に示す画像形成プロセスユニット55
は、支持部材及び全体のサイズが異なるのみで、他の構
成部分は図1(a),(b) に示した画像形成プロセスユニッ
ト10と同一であるので説明に必要な部分以外の番号は
省略して示してある。同図(a),(b) に示すように、この
画像形成プロセスユニット55の現像剤ホッパ14内に
配設される支持部材56は、幅広な板状をなしており、
この板状の幅方向(短手方向)を現像剤ホッパ14の上
下方向に向け、板状の長手方向端部が現像剤ホッパ14
の長手方向の対向壁部と連結している。これによって、
この場合も図1(a),(b) の場合と同様に、回収袋15に
廃トナー12′が堆積しても、回収袋15の下方に膨ら
んだ底部が板状の支持部材56の上部縁によって下支え
され、それ以上垂れ下がって他の構成部分の動作に支障
を来すことが無いばかりでなく、この画像形成プロセス
ユニット55が、図4に示す画像形成プロセスユニット
10のように現像剤ホッパ14の長手方向の対向壁部を
手に挟み持たれた場合でも、対向壁部が撓んで溶着部が
破損するような虞がなくなる。したがって、ユーザの要
望に応じた大型の用紙に対応するような大型の画像形成
装置にも、本発明の画像形成プロセスユニットを適用す
ることができる。
【0039】尚、上記板状の支持部材は、板状に限るこ
となく、例えばパイプ状あるいは角柱状の棒でもよく、
要は回収袋を下支えすることができると共に現像剤ホッ
パの長手方向の対向壁部の強度を補強できる形状であれ
ばよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤ホッパ内に簡単な形状の支持部材を設けて廃トナ
ー回収袋を下支えするので、廃トナーの堆積した回収袋
の垂れ下がりを適宜の位置で抑制することが容易にで
き、したがって、回収袋が現像剤ホッパ内の他部材の動
作を妨げなることがなく、これにより、安定した画像形
成を継続的に行うことができるようになる。また、支持
部材で現像剤ホッパの側壁の補強を兼ねることができる
ので、大型用紙サイズ対応の大型の画像形成プロセスユ
ニットに適用して安定した画像形成を継続的に実現でき
ると共に良い操作性を維持することができて便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態に係る画像形成プロセスユ
ニットの外観斜視図、(b) はその内部構成を示す側断面
図である。
【図2】図1の画像形成プロセスユニットを多段式に備
えたタンデム型のフルカラー画像形成装置の側断面図で
ある。
【図3】(a),(b) は画像形成プロセスユニットの回収袋
の変化状態図である。
【図4】画像形成プロセスユニットを装置本体へ着脱す
る際の最も一般的な取り扱いの状態を示す図である。
【図5】(a) は他の実施の形態における画像形成プロセ
スユニットの斜視図、(b) はその側断面図である。
【図6】(a),(b) は従来の現像剤ホッパー内の空間を有
効に利用して回収トナーを還流させる構成を説明する図
である。
【図7】従来の本来あるべき現像剤ホッパーの構成を示
す側断面図である。
【符号の説明】
10(10a、10b、10c、10d) 画像形成プ
ロセスユニット 11(11a、11b、11c、11d) 感光体ドラ
ム(像担持体) 11−1 支持軸 12 トナー(現像剤) 13 現像ローラ(現像手段) 13−1 支持軸 14 現像剤ホッパ 14a、14b 長尺の対向壁部 14c、14d 短尺の対向壁部 15 回収袋 16 廃トナーパイプ 16−1 開口 18 攪拌部材 19 供給ローラ 21 ドクターブレード 22 支持部材 23 クリーナ7 24 初期化帯電器 25 送出パイプ 26 切り溝 30 フルカラー画像形成装置(装置本体) 31 上蓋 32 用紙カセット 33 搬送ベルト 34 駆動ローラ 35 従動ローラ 36 補助ローラ 37 テンションローラ 38 吸着ローラ 39(39a、39b、39c、39d) 記録ヘッド 41 待機ロール対 42 給紙コロ 43 給紙ローラ 44 搬送路 45 定着器 46 搬出ロール対 47 搬出ガイド 48 排紙ロール対 49 後部排紙口 50(50a,50b,50c,50d) 転写器 51 排紙トレー 52 電装部 53 ファン 55 画像形成プロセスユニット 56 板状支持部材
フロントページの続き (72)発明者 依藤 隆雄 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 高鹿 守通 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成される潜像を現像剤を
    用いて現像する現像手段と、該現像手段へ供給するため
    の現像剤を収容する現像剤ホッパと、該現像剤ホッパの
    上部に接合部を固定支持され前記像担持体上から回収さ
    れた廃トナーを内部に収容する伸縮自在な回収袋とを少
    なくとも備え、画像形成装置に着脱自在な画像形成プロ
    セスユニットにおいて、 前記現像剤ホッパは、前記像担持体と前記現像手段によ
    り形成される現像部の長手方向に沿って対向立設される
    長尺の対向壁部と、該壁部の端部に延設される短尺の対
    向壁部とで囲繞された収容空間を有し、 前記長尺の対向壁部間を連結すると共に前記廃トナーの
    回収量の増加に伴って所定位置以下に前記回収袋が垂れ
    下がるのを防止すべく該回収袋を支える支え部材を備え
    ることを特徴とする画像形成プロセスユニット。
  2. 【請求項2】 前記現像剤ホッパの下方に現像剤攪拌手
    段を備え、前記支え部材の配設位置は前記現像剤攪拌手
    段と干渉しない上方に設けられることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成プロセスユニット。
  3. 【請求項3】 前記支え部材は、前記現像剤ホッパの収
    容空間を補強する補強部材を兼ねて形成されることを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像形成プロセスユニッ
    ト。
JP8081170A 1996-04-03 1996-04-03 画像形成プロセスユニット Withdrawn JPH09274423A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339689B1 (en) 1999-02-09 2002-01-15 Fujitsu Peripherals Limited Toner collection device with displaceable partition
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