JP4096709B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の生ゴミの量を減量したり、減容したりする生ゴミ処理装置について説明する(例えば、特許文献1参照)。図9は従来の生ゴミ処理装置の断面図を示す。
【0003】
図9に示すように、微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量するもので、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための換気ファン7と吸気口8、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみを分解し減量する生ごみ処理装置が一般的に知られている。また、未分解の処理物等を貯める排出部9は排出口10を介して微生物分解槽2に連通している。
【0004】
生ごみ処理装置は微生物が生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つには、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の撹拌作用により供給される。
【0005】
また、3つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。なお、微生物担体1は微生物分解槽2内の湿度を適度に調整するバッファーの役目も果たしている。また、微生物分解槽2内に貯まった未分解の生成物(例えば、セルロース、無機物、骨等)は排出口10から排出部9に落下し、貯まる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−84526号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を調整して微生物担体1の水分を一定に保っている。そして、大量の生ごみ3や水分の多い生ごみ3が投入された場合、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を上げても微生物担体1の水分調整、すなわち水分を減らすことに限度がある。この結果、微生物担体1が粒や塊になり通気性が悪化して、回転撹拌棒4の撹拌作用による酸素(空気)供給が阻害されて微生物の活性が低下するので、生ごみの分解性能が悪化するという課題を有していた。そして、微生物は生ごみ3を十分に分解できずに強烈な悪臭が発生した。
【0008】
また、換気ファン7により吸気口8から流入する空気は主に微生物担体1の表面を流れるために、微生物担体1や生ごみ3から発生する水蒸気が効率良く排出できない。このことを補うために加熱手段6の加熱量を大きくしなければならず、電気代がかさむという課題を有していた。
【0009】
また、微生物分解槽2に投入された生ごみは微生物担体1に混ざりながら比較的短時間(例えば24時間)で分解するので、臭気成分の発生ピークが大きく、臭気が強いという課題を有していた。
【0010】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、生ごみの分解性能の確保と省エネルギ化及び低臭気化を図った生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と送風ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記微生物分解処理部に開口し前記送風乾燥処理部から噴出された空気を排出する排気口と、前記微生物分解処理部の上部に生ごみを投入する際に開閉する蓋とを備え、前記空気噴出口は前記蓋の略中央部または端に設けられ、前記蓋が閉まった時点から前記乾燥ファンを所定時間駆動させることで、前記微生物分解処理部に投入され前記蓋が閉じられた状態での前記生ごみを微生物担体の表面に留めかつ前記生ごみの表面を乾燥させ、前記所定時間経過後に前記攪拌手段が駆動して微生物担体と乾燥した前記生ごみとを混合して微生物分解させ、前記所定時間は、前記生ごみの水分を10〜50%減少させる期間としたものである。送風ファンから送風された空気は、空気噴出口から噴出し、微生物分解処理部に投入された生ごみの上部に当たりながら乾燥する。この送風された空気により乾燥した分、大量の生ごみや水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整(水分を減らすこと)ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。
【0012】
また、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を使わず、送風ファンの送風により生ごみを乾燥させるので、省エネルギ化が図れる。更に、生ごみの表面が乾いているので、生ごみの表面が湿ってくるまでの間、微生物分解が抑えられる(生ごみの分解性能が平準化)のでされ、臭気成分の発生ピークが小さくなり、臭いが少なくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と送風ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記微生物分解処理部に開口し前記送風乾燥処理部から噴出された空気を排出する排気口と、前記微生物分解処理部の上部に生ごみを投入する際に開閉する蓋とを備え、前記空気噴出口は前記蓋の略中央部または端に設けられ、前記蓋が閉まった時点から前記乾燥ファンを所定時間駆動させることで、前記微生物分解処理部に投入され前記蓋が閉じられた状態での前記生ごみを微生物担体の表面に留めかつ前記生ごみの表面を乾燥させ、前記所定時間経過後に前記攪拌手段が駆動して微生物担体と乾燥した前記生ごみとを混合して微生物分解させ、前記所定時間は、前記生ごみの水分を10〜50%減少させる期間としたものである。送風ファンから送風された空気は、空気噴出口から噴出し、噴出された空気は微生物分解処理部に投入された生ごみの上部から下部、そして側部へ貫通しながら生ごみを乾燥する。この乾燥した分、大量の生ごみや水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。また、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を使わず、大気熱を利用する送風ファンの送風により生ごみを乾燥させるので、省エネルギ化が図れる。更に、生ごみの表面が乾いているので、生ごみの表面が微生物担体等から吸湿して湿ってくるまでの間、微生物分解が抑えられる(生ごみの分解性能が平準化)ので、臭気成分の発生ピークが小さくなり、臭いが少なくなる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の排気口は、微生物分解処理部の上方天面または上方側面で、かつ空気の流れが微生物担体表面を横断するように空気噴出口から離れた位置に開口したことにより、送風乾燥処理部から噴出した空気は、微生物担体の表面に沿って流れる。すなわち、送風乾燥処理部から離れた位置にある排気口まで流れる空気は、微生物分解処理部に投入された生ごみの大部分を貫通しながら生ごみを乾燥する。この結果、生ごみの乾燥性能が向上する。
【0015】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風乾燥処理部は、微生物分解処理部の上方天面略全体に形成し、下方に向かって空気を噴出することにより、送風乾燥処理部は、微生物分解処理部の上方天面略全体に形成しているので、送風乾燥処理部から噴出した空気は下方の微生物分解処理部全体に向かって空気を噴出する。そして、空気は微生物分解処理部に投入された生ごみの大部分を上部から貫通しながら生ごみを乾燥する。この結果、生ごみの乾燥性能が向上する。
【0016】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項1に記載の排気口は微生物分解処理部の側面上部全体に複数個開口としたことにより、送風乾燥処理部から噴出した空気は、送風乾燥処理部の側面全体に多数開口した排気口に向かって微生物担体の表面を四方八方に流れる。すなわち、噴出した空気は、微生物分解処理部に投入された生ごみの大部分を貫通しながら生ごみを乾燥する。この結果、生ごみの乾燥性能が向上する。
【0017】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項1に記載の微生物分解処理部に形成した処理物を排出する排出口は、微生物分解処理部の上方で、かつ微生物担体表面を横断する空気の流れに臨まないように空気噴出口及び排気口から離れた位置に開口したことにより、送風乾燥処理部から噴出した空気は微生物担体や生ごみに衝突する。続いて、微生物担体の小片を微生物分解処理部の側面まで吹き飛ばす場合もある。すなわち、排出口を微生物分解処理部の上部に、かつ排気口に対峙する位置に開口したので、小片が直接排出口から流出することを防止できる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1に記載の送風ファンは、送風乾燥処理部による生ごみの乾燥後、送風量を減少することにより、送風乾燥処理部から噴出した空気は微生物分解処理部に投入された生ごみの上部から下部、そして側部へ貫通しながら生ごみを乾燥する。次に、生ごみの乾燥後、送風ファンは、送風量を減少する。その後、空気は微生物分解処理部を換気するので、微生物分解処理部での水分調整ができる。言い換えると、送風ファンが従来例にある換気ファンを兼ねているので、コスト上昇が抑制できる。なお、送風量を減少しない場合、微生物担体の表面が過乾燥になり、微生物の活動が抑えられてしまう。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における生ごみ処理装置の側面構成を、図2は、同生ごみ処理装置の平面構成を、図3は、同、生ごみ処理装置のフローチャートをそれぞれ示すものである。
【0021】
図1と図2において、21は箱形状の微生物分解処理部であり、微生物分解槽22と4本の回転撹拌棒23とから構成されている。24は微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体である。25は回転撹拌棒23を駆動する駆動装置である。
【0022】
そして、回転撹拌棒23は投入された生ごみ26と微生物担体24とを混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。27は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる加熱手段である。28は微生物分解槽22の上部に生ごみ26を投入時に開閉する蓋である。29は微生物分解槽22の側面上部に開口した排気口である。30は送風により生ごみ26を乾燥させる送風乾燥処理部であり、蓋28の略中央部に開口した四角形状の空気噴出口31と、この空気噴出口31を覆う箱形状の空気室32とから構成されている。33は空気室32に連通した送風ファンである。34は吸気口であり、35は空気や水蒸気を排出する換気ファンである。また、36は着脱自在の箱形状した排出部であり、排出口37を介して微生物分解槽22に連通している。
【0023】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0024】
まず、蓋28を開けて、生ごみ26を微生物分解槽22に投入後、再び蓋28を閉める。そして、送風ファン33が送風を開始し、空気室32に空気が送り込まれる。また、同時に換気ファン35が停止する。
【0025】
次に、空気室32で整流された空気は、空気噴出口31から微生物分解処理部21底部、かつその中央に向かって噴出するので、噴出された空気は生ごみ26の上部から下部に貫通し、そして微生物担体24に衝突後、側部から生ごみの外へ出て排気口29から排出される。その際に、空気が生ごみ26から発生する水蒸気を直ちに運び出す(生ごみ26の雰囲気の水蒸気分圧が下がる)ので、生ごみ26は速やかに乾燥する。
【0026】
送風ファン33が送風を開始して所定時間経過後(例えば6時間後)、送風ファン33が停止すると同時に、換気ファン35が駆動を開始する。続いて、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23が乾燥した生ごみ26(水分は10〜50%減)と微生物担体24とを混合する。他方、微生物分解槽22の微生物担体24を所定の温度(例えば30℃程度)に維持するように、加熱手段27がON/OFF制御される。
【0027】
また、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23は微生物担体24と乾燥した生ごみ26を間欠的に混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。同時に、回転撹拌棒23の攪拌動作は微生物担体24の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させる。
【0028】
更に、換気ファン35が、微生物分解処理部21内の水蒸気や空気等を排出するので、微生物担体24の水分調整(水分を減らす)ができる。また、換気ファン35が微生物分解処理部21へ外気を導入する。次に、微生物担体24に生息する微生物は乾燥した生ごみ26を最終的には二酸化炭素と水に分解し、乾燥した生ごみ26を減量する。
【0029】
特に、大量の生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合でも、送風ファン33から供給され送風乾燥処理部31から噴出する空気が、生ごみ26を乾燥する。この乾燥した分、微生物担体24の水分調整ができるので、微生物担体24が粒や塊にならず、通気性が確保できる。すなわち、回転撹拌棒23の間欠的な混合、撹拌により微生物担体24に酸素(空気)を供給できるので、微生物分解処理部21での乾燥した生ごみ26の分解性能が継続できる。
【0030】
また、エネルギ消費の大きい加熱手段(電気ヒータやバーナ)の熱源を使わず、大気熱を利用する送風ファン33の送風により生ごみ26を乾燥させるので、省エネルギが図れる。更に、生ごみ26の表面が乾いているので、生ごみ26の表面が微生物担体24から水分を吸収するまでの間、生ごみ26の分解が抑えられる。この結果、投入された生ごみ26の分解性能が平準化され、臭気成分の発生ピークが小さくなり、瞬間的な臭いが少なくなる。
【0031】
また、微生物担体24が少ない場合や微生物担体24の表面が凸凹になった場合でも、常に微生物分解処理部21の底部に向かって噴出した空気は微生物分解処理部21に投入された生ごみ26の上部に衝突し、生ごみ26を貫通しながら生ごみ26を乾燥する。この結果、常に安定した生ごみ26の乾燥性能が得られる。
【0032】
なお、空気噴出口31は角穴である必要はなく、例えば丸穴でも効果は変わらない。また、送風ファン33は押し込み式であるが、生ごみ26に空気が貫流できるなら吸い込み式でよい。
【0033】
なお、本実施例では送風ファン33と換気ファン35の2つを設けるようにしたが、どちらか一方でもう一方を兼用するようにしても支障ないものである。
【0034】
(実施例2)
図4は、本発明の第2の実施例における生ごみ処理装置の側面構成を示すものである。実施例1の構成と異なるところは、送風乾燥処理部38は蓋39の端に開口した四角形状の空気噴出口40と、この空気噴出口40を覆う箱形状の空気室41とから構成され、排気口42は微生物分解処理部21の上部に、かつ送風乾燥処理部38から離れた位置に開口した点である。
【0035】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0036】
生ごみ26が微生物分解槽22に投入されると、送風ファン33が送風を開始し、空気室41に空気が送り込まれる。次に、空気噴出口40から噴出した空気は、微生物担体24に衝突後、微生物分解槽22の端から中央近傍を横断し排気口42まで流れる。すなわち、送風乾燥処理部38から離れた位置にある排気口42まで流れる空気は、微生物分解処理部21に投入された生ごみ26の大部分を生ごみ26の側面から貫通しながら生ごみ26を乾燥する。この結果、生ごみ26の乾燥性能が向上する。
【0037】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例における生ごみ処理装置の側面構成を示すものである。実施例1の構成と異なるところは、送風乾燥処理部44は、蓋45の全体に多数開口した丸穴形状の空気噴出口46と、全ての空気噴出口46を覆う箱形状の空気室47とから構成されている点である。
【0038】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0039】
生ごみ26が微生物分解処理部21に投入されると、送風ファン33が送風を開始し、空気室47に空気が送り込まれる。次に、空気噴出口46が蓋45の全体に多数開口しているので、空気室47で均一化し、空気噴出口46から噴出した空気は微生物分解槽22の底部全体に向かって噴出する。その際、空気は生ごみ26の大部分を上部から下部、そして側部へ貫通しながら生ごみ26を均一に乾燥する。その後、排気口29から排出される。この結果、生ごみ26の乾燥性能が向上する。
【0040】
(実施例4)
図6は、本発明の第4の実施例における生ごみ処理装置の平面構成を示すものである。実施例1の構成と異なるところは、排気口48は、微生物分解処理部49の側面上部全体に多数開口した点である。
【0041】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0042】
生ごみ26が微生物分解槽22に投入されると、送風ファン33が送風を開始し、空気室32に空気が送り込まれる。次に、排気口48を微生物分解処理部49の側面全体に多数開口したので、送風乾燥処理部33から噴出した空気は、微生物担体24に衝突した後、微生物担体24の表面を四方八方に流れる。すなわち、噴出した空気は、微生物分解処理部21に投入された生ごみ26の大部分を生ごみ26の側面から貫通しながら生ごみ26を乾燥する。この結果、生ごみ26の乾燥性能が向上する。
【0043】
(実施例5)
本発明の第5の実施例の説明を、実施例1の図1、図2を用いて説明する。
【0044】
図1、図2において、微生物分解処理部21に形成した未分解の処理物が排出する排出口37は、微生物分解処理部21の上部に、かつ送風乾燥処理部33と排気口29から離れた位置に開口している。
【0045】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0046】
生ごみ26が微生物分解処理部21に投入されると、送風ファン33が送風を開始し、空気室32に空気が送り込まれる。次に、空気噴出口31から噴出された空気は生ごみ26や微生物担体24等に衝突する。続いて、生ごみ26や微生物担体24等の小片が排気口29へ向かう空気により排気口29近傍まで吹き飛ばされる場合がある。
【0047】
しかし、排出口37を送風乾燥処理部30側に対向し、かつ離れた位置に開口したので、生ごみ26や微生物担体24等小片が直接排出口29から流出することを防止できる。なお、一般にフィルターを付ける場合があるが、通路抵抗が大きくなるという課題が生じる。
【0048】
(実施例6)
図7は、本発明の第6の実施例における生ごみ処理装置の側面構成図を示し、図8は、同生ごみ処理装置のフローチャートをそれぞれ示すものである。そして、実施例1の構成と異なるところは、送風ファン33は、送風乾燥処理部30による生ごみ50の乾燥後、送風量を減少する点である。なお、吸気口34と換気ファン35は削除している。
【0049】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0050】
生ごみ50が微生物分解槽22に投入されると、送風ファン33が送風を開始し、空気室32に空気(例えば200L/分)が送り込まれる。次に、空気噴出口31から噴出された空気は生ごみ50の上部から下部、そして側部へ貫通しながら生ごみ50を乾燥する。送風ファン33が送風を開始して所定時間経過後(例えば3時間後)、送風ファン33の回転数を減らし送風量(例えば50L/分)を減少する。
【0051】
続いて、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23は微生物担体24と乾燥した生ごみ50を間欠的に混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。同時に、回転撹拌棒23の攪拌動作は微生物担体24の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させる。
【0052】
さらに、送風ファン33から送風された空気は、減少させてはいるが、排気口29から微生物分解処理部21内の放出された水蒸気や空気等を排出するので、微生物担体24の水分調整(水分を減らす)ができる。
【0053】
また、送風ファン33自身が微生物分解処理部21へ外気を導入する。すなわち、送風ファン33が換気ファン35を兼ねているので、コスト上昇が抑制できる。なお、送風ファン33の送風量を減らす方法はダンパー等を使ってもよく、要は送風量が減らせればよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から6に記載の本発明によれば、生ごみの分解性能の確保と省エネルギ化及び低臭気化を図った生ごみ処理装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における生ごみ処理装置の側面構成を示す断面図
【図2】 同、生ごみ処理装置の平面構成図
【図3】 同、生ごみ処理装置の乾燥工程を示すフローチャート
【図4】 本発明の実施例2における生ごみ処理装置の側面構成を示す断面図
【図5】 本発明の実施例3における生ごみ処理装置の側面構成を示す断面図
【図6】 本発明の実施例4における生ごみ処理装置の平面構成図
【図7】 本発明の実施例6における生ごみ処理装置の平面構成図
【図8】 同、生ごみ処理装置の乾燥工程を示すフローチャート
【図9】 従来の生ごみ処理装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
21、49 微生物処理部
29、42、48 排気口
30、38、44 送風乾燥処理部
33 送風ファン
37 排出口

Claims (6)

  1. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と送風ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記微生物分解処理部に開口し前記送風乾燥処理部から噴出された空気を排出する排気口と、前記微生物分解処理部の上部に生ごみを投入する際に開閉する蓋とを備え、前記空気噴出口は前記蓋の略中央部または端に設けられ、前記蓋が閉まった時点から前記乾燥ファンを所定時間駆動させることで、前記微生物分解処理部に投入され前記蓋が閉じられた状態での前記生ごみを微生物担体の表面に留めかつ前記生ごみの表面を乾燥させ、前記所定時間経過後に前記攪拌手段が駆動して微生物担体と乾燥した前記生ごみとを混合して微生物分解させ、前記所定時間は、前記生ごみの水分を10〜50%減少させる期間とした生ごみ処理装置。
  2. 排気口は、微生物分解処理部の上方天面または上方側面で、かつ空気の流れが微生物担体表面を横断するように空気噴出口から離れた位置に開口した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 送風乾燥処理部は、微生物分解処理部の上方天面略全体に形成し、下方に向かって空気を噴出する請求項1記載の生ごみ処理装置。
  4. 排気口は微生物分解処理部の側面上部全体に複数個開口とした請求項1記載の生ごみ処理装置。
  5. 微生物分解処理部に形成した処理物を排出する排出口は、微生物分解処理部の上方で、かつ微生物担体表面を横断する空気の流れに臨まないように空気噴出口及び排気口から離れた位置に開口した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  6. 送風ファンは、送風乾燥処理部による生ごみの乾燥後、送風量を減少する請求項1記載の生ごみ処理装置。
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