JP2005052772A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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剛 羽田野
Tatsuo Yoshikawa
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Yoshiyuki Higashiyama
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Abstract

【課題】 生ごみ処理装置において、コンパクトと低臭気化を図ること。
【解決手段】 微生物担体26を内蔵し生ごみ27を微生物により分解させる微生物分解処理部21と、攪拌手段23と、空気室33と乾燥ファン34及び生ごみ27を乾燥させる空気を噴出する空気噴出口35とを有する送風乾燥処理部32とを備え、生ごみ27が投入されたことを検知後第1の所定期、間攪拌手段23の駆動を禁止すると共に乾燥ファン34を大風量で運転する構成とした。これにより、生ごみ27の投入検知後、第1の所定期間、攪拌手段23の駆動を禁止され、生ごみ27が微生物担体の表面に留まり、同時に、乾燥ファン34により大量の空気が生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を乾燥して、従来の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部21の上部に一元化できる。この結果、生ごみ処理装置の低コスト化とコンパクト化が図れるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
従来、この種の生ごみ処理装置は生ごみを減量、減容している(例えば、特許文献1参照)。
図15は、前記特許文献1に記載された従来の生ごみ処理装置を示すものである。図15において、微生物(好気性)の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量及び減容するもので、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための換気ファン7と吸気口8、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみを分解し減量及び減容する生ごみ処理装置が一般的に知られている。また、乾燥室9は微生物分解槽2の上部に設けられ、回転可能なプレート10で仕切られている。乾燥室9には、吸気ファン11を有する吸気口12が設けられると共に、排気ファン13を有する排気口14が設けられる。
生ごみ処理装置は微生物が生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つには、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の攪拌作用により供給される。また、3つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。
そこで、生ごみ3が乾燥室9に投入されると、空気が吸気ファン11の吸引作用により吸気口12から乾燥室9に供給され、再び排気ファン13の排気作用により排気口14から排出される。その際、空気が乾燥室9に投入された生ごみ3を乾燥する。次に、生ごみ3の乾燥終了後プレート10が回転して、乾燥した生ごみ3は微生物分解槽2内に落下する。続いて、落下した生ごみ3は回転撹拌棒4の攪拌作用により微生物担体1と十分に混合して、微生物分解2が始まる。その際、生ごみ3の表面が乾いているので、生ごみ3自身や生ごみ3と微生物担体1の絡み付きが抑制でき、生ごみ3や微生物担体1の小粒化が防止できる。他方、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を調整して微生物担体1の水分を一定に保っている。特に、大量の生ごみ3や水分の多い生ごみ3が乾燥室9に投入された場合でも、事前に生ごみ3をある程度乾燥しているので、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を上げて微生物担体1の水分調整をできる。
特開平9−29211号公報
しかしながら、前記従来の構成では、乾燥室9にコストがかかり、大きさが乾燥室9の分だけ大きくなるという課題を有していた。また、乾燥室9は生ごみ3の汁や生ごみ3自身の付着により乾燥室9の内壁が汚れ、かつ微生物分解槽2の微生物担体1の状態がプレート10に視界を遮られ観察できないという課題を有していた。更に、微生物担体1の水分を一定に保っているが、回転撹拌棒4の攪拌作用により微生物担体1に供給される酸素(空気)がまだ不十分なために臭気が発生するという課題を有していた。なお、攪拌頻度を多くすると、微生物担体1が細かく破砕されるので、微生物担体1は固まりやすくなり、逆に酸素(空気)が微生物担体1に供給され難くなる。他方、微生物分解槽2内に落下した生ごみ3は回転撹拌棒4の攪拌作用により微生物担体1と混合して、微生物分解が始まり約1日かけて二酸化炭素と水に分解する。その際、約半日〜一日でアンモニアやアミン類等の臭気成分が大量に生成されるので、臭気が強くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、低コスト・コンパクトと汚れの防止と微生物担体の観察及び低臭気化を図った生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると乾燥ファンが小風量で運転して、空気(例えば200L/分)が送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から微生物分解処理部に導入される。続いて、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後、排気口から排気される。そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段の駆動を禁止するので、生ごみは微生物担体の表面に留まっている。同時に、第1の所定期間、乾燥ファンが大風量で運転するので、空気噴出口から噴出した大量の空気(例えば400L/分)は生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する。この十分な乾燥分、大量で水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができる。また、空気は微生物担体の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体に十分に供給される。
これらの結果、微生物分解処理部では良好な通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。すなわち、部分的な嫌気性の微生物分解による臭気発生が防止できる。更に、従来例の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部の上部に一元化したので、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、従来例の乾燥室がないので、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ従来例の視界を遮るプレートがないので、微生物分解処理部を開口する際に微生物担体の状態が直接観察できる。
本発明の生ごみ処理装置は、低コスト・コンパクトと汚れの防止と微生物担体の観察及び低臭気化が図れる。
第1の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると乾燥ファンが小風量で運転して、空気(例えば200L/分)が送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から微生物分解処理部に導入される。続いて、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後、排気口から排気される。そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段の駆動を禁止するので、生ごみは微生物担体の表面に留まっている。同時に、第1の所定期間、乾燥ファンが大風量で運転するので、空気噴出口から噴出した大量の空気(例えば400L/分)は生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する。この十分な乾燥分、大量で水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができる。また、空気は微生物担体の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体に十分に供給される。
これらの結果、微生物分解処理部では良好な通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。すなわち、部分的な嫌気性の微生物分解による臭気発生が防止できる。更に、従来例の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部の上部に一元化したので、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、従来例の乾燥室がないので、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ従来例の視界を遮るプレートがないので、微生物分解処理部を開口する際に微生物担体の状態が直接観察できる。
第2の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止し、外気温が低い場合あるいは微生物担体の含水率が高い場合、前記乾燥ファンを大風量で運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると乾燥ファンが小風量(例えば200L/分)で運転して微生物分解処理部を換気する。この換気は微生物分解処理部の水分調整を行う。そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段の駆動を禁止し、同時に、第1の所定期間乾燥ファンが大風量で運転するので、空気噴出口から噴出した大量の空気(例えば400L/分)は生ごみを十分に乾燥する。その際、空気は微生物担体の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体に十分に供給される。
他方、外気温が低い場合、外気の飽和蒸気量が減少するので、換気による微生物担体の蒸発能力が低下する。加えて、送風乾燥処理部の生ごみの乾燥能力が低下する。これらの結果、微生物分解処理部の水分調整が追着かず、微生物担体の含水率が設定値より高くなる(水分過多)。そこで、外気温が低い場合、乾燥ファンは第1の所定期間も含め常に大風量(例えば空気量400L/分)で運転する。この結果、換気量が増加するので、外気温が低い場合に換気による微生物担体の蒸発能力が低下する分をカバーできる。また、大量で水分の多い生ごみが連続して投入された場合等、微生物担体の含水率が設定値より高くなる(水分過多)。このように微生物担体の含水率が設定値より高い場合、微生物担体の含水率を下げるために、換気による微生物担体の蒸発能力の向上が必要になる。そこで、微生物担体の含水率が高い場合、外気温が低い場合と同様に乾燥ファンは第1の所定期間も含め常に大風量(例えば空気量400L/分)で運転するので、換気量が増加する。この結果、換気による微生物担体の蒸発能力の向上するので、短時間で微生物担体の含水率分を設定値にできる。
第3の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止し、外気温が高い場合あるいは微生物担体の含水率が低い場合、乾燥ファンを小風量で運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると乾燥ファンが小風量(例えば空気量200L/分)で運転して微生物分解処理部を換気し、微生物分解処理部の水分調整を行う。そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段の駆動を禁止し、同時に、第1の所定期間乾燥ファンを大風量で運転するので、空気噴出口から噴出した大量の空気(例えば400L/分)は生ごみを十分に乾燥する。その際、空気は微生物担体の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体に十分に供給される。これらの結果、微生物分解処理部では良好な通気性が確保できる。
他方、外気温が高い場合、外気の飽和蒸気量が増加するので、換気による微生物担体の蒸発能力が上昇する。加えて、送風乾燥処理部の生ごみ乾燥能力が上昇する。これらの結果、微生物分解処理部の水分調整が行き過ぎ、微生物担体の含水率が設定値より低くなる(過乾燥)。そこで、外気温が高い場合、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段の駆動を禁止し、同時に、第1の所定期間乾燥ファンが小風量(例えば200L/分)で運転するので、空気噴出口から噴出した小量の空気は生ごみの表面のみを乾燥する。この結果、生ごみの乾燥率が低下するので、残った生ごみの水分により微生物担体の含水率が低下することを抑制できる。また、微生物担体の含水率が設定値より低い場合、微生物担体の含水率を上げるために、送風乾燥処理部の生ごみ乾燥能力の抑制が必要になる。そこで、微生物担体の含水率が低い場合、外気温が高い場合と同様に乾燥ファンは第1の所定期間も含め常に小風量(例えば空気量200L/分)で運転するので、生ごみの表面のみが乾燥する。すなわち、送風乾燥処理部の生ごみ乾燥能力が低下するので、微生物担体の含水率分が低下することを抑制できる。
第4の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1の所定期間に続いて第2の所定期間経過後第3の所定期間も大風量で運転し、前記第1、第3の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転するものである。
そして、攪拌手段は微生物担体と乾燥した生ごみを間欠的に混合、撹拌し、微生物担体に酸素(空気)を供給する。この結果、微生物分解が継続する。その際、微生物担体の水蒸気が攪拌手段の攪拌作用により微生物分解処理部の上部空間に放出され、続いて、乾燥ファンにより排気口から外へ排気される。その後、第2の所定期間経過(例えば8時間)でアンモニアやアミン類等の臭気成分が大量に生成される。その際、第3の所定期間(例えば4時間)乾燥ファンが大風量で運転するので、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した大風量の空気が臭気成分を希釈する。この結果、排気口から噴出する排気の臭気が抑えられる。
第5の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、また前記攪拌手段の駆動に応じて第4の所定期間、前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1、第4の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転するものである。
そして、乾燥した生ごみは攪拌手段の攪拌作用により微生物担体と混合して、微生物分解が始まる。その後、攪拌手段は間欠的に駆動し、酸素(空気)が、微生物担体に供給される毎に、アンモニアやアミン類等の臭気成分を含む水蒸気が一時的に大量に微生物分解部の上部に放出される。その際、攪拌手段の駆動に応じて第4の所定期間(例えば10分間)乾燥ファンが大風量で運転するので、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は臭気成分を希釈する。この結果、排気口から噴出する排気の臭気が抑えられる。また、噴出した空気が大量の水蒸気を短時間で排出(換気)するので、微生物分解処理部の内部での結露防止が図れ、結露水が微生物分解部に発生しない。この結果、微生物担体が局所的に水分過多になることが防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同、生ごみ処理装置の平面断面図を、図3は同、生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図4は同、生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
図1において、21は微生物分解処理部であり、有底状の微生物分解槽22と攪拌手段23とから構成されている。攪拌手段23は回転撹拌棒24と駆動装置25とから構成されている。26は微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体である。そして、回転撹拌棒24は投入された生ごみ27と微生物担体26とを混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。28は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる加熱手段である。29は微生物分解槽22の上部に、生ごみ27を投入する際に開閉する蓋である。30は微生物分解槽22の側面上部に開口した排気口である。31は蓋29の開閉を検知する磁石とリードスイッチから成る蓋開閉検知部である。32は送風により生ごみ27を乾燥させる送風乾燥処理部であり、微生物分解処理部21の上部側面に設けられ、空気室33と乾燥ファン34及び生ごみ27を乾燥させる空気を微生物分解処理部21に対応して噴出する多数の空気噴出口35とから構成されている。
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源が供給されると乾燥ファン34が運転を開始し、空気が微生物分解処理部21の上部に流入し、続いて排気口30から外へ排気される。すなわち、微生物分解処理部21の上部を略連続的に換気する。
そして、生ごみ27を微生物分解槽22に投入するために蓋29を開けると、蓋開閉検知部31は蓋29が開いたことを検知する。この検知により、直ちに第1の所定期間(例えば、4時間)駆動装置25の駆動を禁止する。同時に、乾燥ファン34が停止する。次に、生ごみ27を微生物分解槽22に投入後、再び蓋29を閉めると、蓋開閉検知部31は蓋29が閉じられたことを検知する。この検知により、乾燥ファン34が再び運転する。これら一連の動作の結果、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。他方、乾燥ファン34が送風し、空気室33に送り込まれた空気は、空気噴出口35から微生物分解処理部21に向かって噴出する。空気噴出口35から噴出された空気は生ごみ27表面近傍を流れ、または生ごみ27や微生物担体26に衝突後、排気口30から排気される。その際に、空気が生ごみ27から発生する水蒸気を直ちに運び出すので、生ごみ27は乾燥する。この乾燥分、水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部21の水分調整ができる。また、空気は微生物担体26の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体26に供給される。これらの結果、微生物分解処理部21では通気性が確保できる。すなわち、部分的な嫌気性の微生物分解による臭気発生が防止できる。
その後、蓋開閉検知部31が蓋29の開を検知してから第1の所定時間経過後、攪拌手段23が駆動装置25により駆動し、回転撹拌棒24が乾燥した生ごみ27(例えば水分は10〜50%減)と微生物担体26とを混合する。この結果、微生物分解が開始する(まずは、細胞膜が微生物の酵素により分解する)。他方、微生物分解槽22の微生物担体26が所定の温度(例えば30℃程度)に維持するように、加熱手段28がON/OFF制御される。
続いて、回転撹拌棒24は微生物担体26と乾燥した生ごみ27を間欠的に混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。同時に、回転撹拌棒24の攪拌動作は微生物担体26の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させ、続いて、換気ファン31の排気作用により排気口30から外へ排気される。すなわち、換気により微生物担体26の水分調整ができる。
他方、生ごみ27の表面が特によく乾いているので、生ごみ27自身や生ごみ27と微生物担体26の絡み付きが抑制でき、生ごみ27や微生物担体26の小粒化が防止できる。この結果、微生物分解処理部21では良好な通気性が確保できる。更に、生ごみ27の表面が微生物担体26等から吸湿して湿ってくるまでの間、微生物分解の進行速度が抑えられる(生ごみ27の分解性能が平準化)ので、臭気成分の発生ピークが小さくなり、臭いが少なくなる。最終的には、乾燥した生ごみ27は二酸化炭素と水に分解され、減量及び減容する。更に、従来例の乾燥室9の乾燥機能を微生物分解処理部21の上部に一元化したので、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、従来例の乾燥室9がないので、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ従来例の視界を遮るプレート10がないので、微生物分解処理部21を開口する際に微生物担体26の状態が直接観察できる。
以上のように、本実施の形態においては、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知後第1の所定期間攪拌手段23の駆動を禁止するので、従来例の乾燥室9の乾燥機能を微生物分解処理部21の上部に一元化が図れる。この結果、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、従来例の乾燥室9がないので、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ従来例の視界を遮るプレート10がないので、微生物分解処理部21を開口する際に微生物担体26の状態が直接観察できる。
(実施の形態2)
図1は、本発明の第2の実施の形態における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図5は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図6は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
実施の形態1と異なるところは、乾燥ファン34は2段階の能力切替ができ、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知後、第1の所定期間乾燥ファン34が大風量で運転し、それ以外の期間乾燥ファン34が小風量で運転する点である。
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源が供給されると乾燥ファン34が小風量で運転して空気(例えば200L/分)が送風乾燥処理部32へ送風され、空気噴出口35から微生物分解処理部21に導入される。続いて、空気噴出口35から噴出した空気は微生物分解処理部21を通過した後、排気口30から排気される。
そして、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段23の駆動を禁止するので、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。同時に、第1の所定期間乾燥ファン34が大風量で運転するので、空気噴出口35から噴出した大量の空気(例えば400L/分)は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する。この十分な乾燥分、大量の生ごみ27や水分の多い生ごみ27が投入された場合でも、微生物分解処理部21での水分調整ができる。また、空気は微生物担体26の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体26に十分に供給される。これらの結果、微生物分解処理部21では良好な通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。すなわち、部分的な嫌気性の微生物分解による臭気発生が防止できる。
以上のように、本実施の形態においては、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知後、第1の所定期間乾燥ファン34が大風量で運転し、それ以外の期間乾燥ファン34が小風量で運転するので、大量で水分の多い生ごみ27が投入された場合でも、微生物分解処理部21での水分調整ができる。この結果、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。
(実施の形態3)
図1は、本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図7は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図8は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
実施の形態1の構成と異なるところは、乾燥ファン34の入口に外気温センサ36を設け、また、微生物分解槽22に含水率センサ37を設けている点である。そして、外気温センサ36の検知した外気温が低い場合や含水率センサ37の検出した微生物担体26の含水率が高い場合、乾燥ファン34が大風量で運転する点である。
これによって、まず、電源が供給されると乾燥ファン34が小風量(例えば空気量200L/分)で運転して微生物分解処理部21を換気する。この換気は微生物分解処理部21の水分調整を行う。そして、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段23の運転を禁止し、同時に、第1の所定期間乾燥ファン34を大風量(例えば400L/分)で運転するので、空気噴出口35から噴出した大量の空気は生ごみ27を十分に乾燥する。その際、空気は微生物担体26の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体26に十分に供給される。これらの結果、微生物分解処理部21では良好な通気性が確保できる。
他方、外気温度が低い場合、外気の飽和蒸気量が減少するので、換気による微生物担体26の蒸発能力が低下する。加えて、送風乾燥処理部32の生ごみ27の乾燥能力が低下する。これらの結果、微生物担体26の含水率が設定値より高くなる(水分過多)。そこで、外気温センサ36の検知した外気温度が10℃を以下になった場合(第1レベル)、乾燥ファン34は第1の所定期間も含め常に大風量(例えば空気量400L/分)で運転する。この結果、換気量が増加するので、外気温が低い場合に換気による微生物担体26の蒸発能力が低下する分をカバーできる。
また、微生物担体26の含水率が設定値より高い場合、微生物担体26の含水率を下げるために、換気による微生物担体26の蒸発能力の向上が必要になる。そこで、含水率センサ40の検知した微生物担体26の含水率が45%以上になった場合(第2レベル)、外気温が低い場合と同様に乾燥ファン34は第1の所定期間も含め常に大風量(例えば空気量400L/分)で運転するので、換気量が増加する。この結果、換気による微生物担体26の蒸発能力が向上するので、短時間で微生物担体26の含水率分を設定値にできる。
なお、微生物担体26のphが低い場合(例えばph7以下)や外気の湿度が高い場合、乾燥ファンが大風量で運転することは、同様の効果が得られる。
以上のように、本実施の形態においては、外気温センサ36の検知した外気温が低い場合や含水率センサ37の検出した微生物担体26の含水率が高い場合、乾燥ファン34が大風量で運転するので、換気による微生物担体26の蒸発能力が低下する分をカバーできる。また、短時間で微生物担体26の含水率分を設定値にできる。
(実施の形態4)
図1は、本発明の実施の形態4における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図9は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図10は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
実施の形態2と異なるところは、外気温が高い場合や微生物担体26の含水率が低い場合、乾燥ファン34が小風量で運転する点である。
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源が供給されると乾燥ファン34が小風量(例えば空気量200L/分)で運転して微生物分解処理部21を換気し、微生物分解処理部21の水分調整を行う。そして、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段23の駆動を禁止し、同時に、第1の所定期間乾燥ファン34が大風量(例えば400L/分)で運転するので、空気噴出口35から噴出した大量の空気は生ごみ27を十分に乾燥する。その際、空気は微生物担体26の表面近傍にも浸透するので、酸素(空気)が微生物担体26に十分に供給される。これらの結果、微生物分解処理部21では良好な通気性が確保できる。
他方、外気温が高い場合、外気の飽和蒸気量が増加するので、換気による微生物担体26の蒸発能力が上昇する。加えて、送風乾燥処理部32の生ごみ27の乾燥能力が増加する。これらの結果、微生物担体26の含水率が設定値より低くなる(過乾燥)。そこで、外気温センサ36の検知した外気温度が30℃を以上になった場合(第3レベル)、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知した後、第1の所定期間(例えば4時間)攪拌手段23の駆動を禁止し、同時に、第1の所定期間乾燥ファン34は小風量(例えば200L/分)のままで運転するので、空気噴出口35から噴出した小量の空気は生ごみ27の表面のみを乾燥する。この結果、生ごみ27の乾燥率が低下するので、残った生ごみ27の水分により微生物担体26の含水率が低下することを抑制できる。
また、微生物担体26の含水率が設定値より低い場合、微生物担体26の含水率を上げるために、送風乾燥処理部32の乾燥能力の抑制が必要になる。そこで、含水率センサ37の検知した微生物担体26の含水率が20%以下になった場合(第4レベル)、外気温が高い場合と同様に乾燥ファン34は第1の所定期間も含め常に小風量(例えば空気量200L/分)で運転するので、生ごみ27の表面のみが乾燥する。この結果、送風乾燥処理部32の乾燥能力が低下するので、短時間で微生物担体26の含水率分を設定値にできる。
なお、微生物担体26のphが高い場合(例えばph9以上)や外気の湿度が低い場合、乾燥ファンが大風量で運転することは、同様の効果が得られる。
以上のように、本実施の形態においては、外気温が高い場合や微生物担体26の含水率が低い場合、乾燥ファン34を小風量で運転するので、微生物担体26の含水率が低下することを抑制できる。また、短時間で微生物担体26の含水率分を設定値にできる。
(実施の形態5)
図1は、本発明の実施の形態5における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図11は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図12は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
実施の形態2と異なるところは、乾燥ファン34が第1の所定期間に続いて第2の所定期間経過後第3の所定期間大風量で運転する点である。
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源が供給されると乾燥ファン34が小風量で運転を開始し、微生物分解処理部21を換気する。
そして、生ごみ27を微生物分解槽22に投入するために蓋29を開けると、蓋開閉検知部31は蓋29が開いたことを検知する。この検知により、直ちに第1の所定期間(例えば、4時間)駆動装置25の駆動を禁止する。同時に、乾燥ファン34が停止する。次に、生ごみ27を微生物分解槽22に投入後、再び蓋29を閉めると、蓋開閉検知部31は蓋29が閉じられたことを検知する。この検知により、直ちに乾燥ファン34が再び小風量で運転を開始する。これら一連の動作の結果、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。他方、乾燥ファン34から送風され、空気噴出口35から噴出された空気は生ごみ27を乾燥する。この乾燥分、大量で水分の多い生ごみ27が投入された場合でも、微生物分解処理部21での水分調整ができる。
次に、攪拌手段23は微生物担体26と乾燥した生ごみ27を間欠的に混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。この結果、微生物分解が継続する。その際、回転撹拌棒24の攪拌動作は微生物担体26の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させ、続いて、乾燥ファン34の換気作用により排気口30から外へ排気される。その後、第2の所定期間経過後(例えば8時間)アンモニアやアミン類等の臭気成分が大量に生成される。その際、第3の所定期間(例えば4時間)乾燥ファン34が大風量で運転するので、乾燥ファン34から送風乾燥処理部21へ送風され、空気噴出口35から噴出した大風量の空気が臭気成分を希釈する。この結果、排気口30から噴出する排気の臭気が抑えられる。すなわち、臭気成分の量は変わらないが、臭気成分が拡散するので快適な生活環境が維持できる。
以上のように、本実施の形態においては、乾燥ファン34が第1の所定期間に続いて第2の所定期間経過後第3の所定期間大風量で運転するので、大風量の空気が臭気成分を希釈する。この結果、排気口30から噴出する排気の臭気が抑えられる。
(実施の形態6)
図1は、本発明の実施の形態6における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図13は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図14は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
実施の形態2と異なるところは、乾燥ファン34が攪拌手段23の駆動に応じて第4の所定期間大風量で運転する点である。
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源が供給されると乾燥ファン34が小風量で運転を開始し、微生物分解処理部21を換気する。
そして、生ごみ27を微生物分解槽22に投入するために蓋29を開けると、蓋開閉検知部31は蓋29が開いたことを検知する。この検知により、直ちに第1の所定期間(例えば、4時間)駆動装置25の駆動を禁止する。同時に、乾燥ファン34が停止する。次に、生ごみ27を微生物分解槽22に投入後、再び蓋29を閉めると、蓋開閉検知部31は蓋29が閉じられたことを検知する。この検知により、直ちに乾燥ファン34が再び小風量で運転を開始する。これら一連の動作の結果、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。他方、乾燥ファン34から送風され、空気噴出口35から噴出された空気は生ごみ27を乾燥する。この乾燥分、大量で水分の多い生ごみ27が投入された場合でも、微生物分解処理部21での水分調整ができる。
次に、攪拌手段23は微生物担体26と乾燥した生ごみ27を混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。この結果、微生物分解が始まる。その後、攪拌手段23は間欠的に駆動し、酸素(空気)が、微生物担体26に供給される毎に、アンモニアやアミン類等の臭気成分を含む水蒸気が一時的に大量に微生物分解部21の上部に放出される。その際、攪拌手段23の駆動に応じて第4の所定期間(例えば10分間)乾燥ファン34が大風量で運転するので、乾燥ファン34から送風乾燥処理部32へ送風され、空気噴出口35から噴出した空気は臭気成分を希釈する。この結果、排気口30から噴出する排気の臭気が抑えられる。また、噴出した空気が大量の水蒸気を短時間で排出(換気)するので、微生物分解処理部21の内部での結露防止が図れる。この結果、微生物担体26が局所的に水分過多になることが防止できる。
以上のように、本実施の形態においては、乾燥ファン34が攪拌手段23の駆動に応じて第4の所定期間大風量で運転するので、乾燥ファン34から送風乾燥処理部32へ送風され、空気噴出口35から噴出した空気が臭気成分を希釈し、大量の水蒸気を短時間で排出する。この結果、排気口30から噴出する排気の臭気が抑えられ、かつ微生物担体1が局所的に水分過多になることが防止できる。
なお、実施の形態2〜6の乾燥ファン34は2段階の能力切替であるが、多段階や比例制御の場合、更なる効果が得られる。また、乾燥ファン34の更なる小風量をON/OFF運転で実現した場合、更なる効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる生ごみ処理装置は、低コスト・コンパクトと汚れの防止と微生物担体の観察及び低臭気化が可能となるので、業務用の生ごみ処理装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1〜6における生ごみ処理装置の構成図 本発明の実施の形態1〜6における生ごみ処理装置の平面断面図 本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態4における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態4における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態5における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態5における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態6における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態6における生ごみ処理装置のフローチャート 従来の生ごみ処理装置の構成図
符号の説明
21 微生物処理部
23 攪拌手段
26 微生物担体
30 排気口
32 送風乾燥処理部
33 空気室
34 乾燥ファン
35 空気噴出口

Claims (5)

  1. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転する生ごみ処理装置。
  2. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止し、外気温が低い場合あるいは微生物担体の含水率が高い場合、前記乾燥ファンを大風量で運転する生ごみ処理装置。
  3. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止し、外気温が高い場合あるいは微生物担体の含水率が低い場合、乾燥ファンを小風量で運転する生ごみ処理装置。
  4. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1の所定期間に続いて第2の所定期間経過後第3の所定期間も大風量で運転し、前記第1、第3の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転する生ごみ処理装置。
  5. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に開口した排気口と、前記微生物分解処理部に内蔵した攪拌手段と、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されたことを検知後第1の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止すると共に前記乾燥ファンを大風量で運転し、また前記攪拌手段の駆動に応じて第4の所定期間、前記乾燥ファンを大風量で運転し、前記第1、第4の所定期間以外の期間は、乾燥ファンを小風量で運転する生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102211106A (zh) * 2011-03-07 2011-10-12 黄陈超 一种生活垃圾自动快速分类机
CN106155146A (zh) * 2016-08-19 2016-11-23 上海德瑾绿水科技有限公司 一种垃圾完全生物降解专用混合机的监控系统及其方法

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