JP2005305351A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵室の有効利用ができる生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみ27の処理部21と、生ごみ27を撹拌する撹拌手段22と、処理部21で処理された微生物担体26を排出する二つの排出口39とを備え、制御部41は撹拌手段22を始めに正回転し更に逆回転する組合せと、始めに逆回転し更に正回転の組合せを交互に、かつ間歇的に制御するものであり、微生物担体26が二つの排出口39から略均等に排出される。この結果、微生物担体26が貯蔵室40に順次積もるので、貯蔵室40の内容積が有効利用でき、また、生ごみ27は微生物担体26内に十分に分散できる。
【選択図】図1

Description

本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
従来、この種の生ごみ処理装置は生ごみを減量、減容している(例えば、特許文献1、2参照)。図5と図6はこの特許文献1に記載された従来の生ごみ処理装置を示すものである。
この生ごみ処理装置は、微生物(好気性)の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体1を入れた処理部2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための撹拌手段4及びその駆動部5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量及び減容するようになっている。そして、駆動部5、処理部2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための換気ファン7と吸気口8、それらの制御を行う制御部(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみ3を分解し減量及び減容する。また、処理部2の上部側面に開口した二つの長方形形状の排出口9は貯蔵室10に連通している。さらに、処理部2の下部外面に水分センサ11が貼り付けられている。
また、処理部2の上部には乾燥室12が設けられ、この乾燥室12は回転可能なプレート13で仕切られている。乾燥室12には、乾燥用吸気ファン14を有する乾燥用吸気口15が設けられると共に、乾燥用排気ファン16を有する乾燥用排気口17が設けられている。そして、この乾燥用吸気ファン14からの空気を加熱する乾燥用加熱ヒータ18が設けられている。なお、図中19は重量センサで、プレート13上の生ごみ3の重量を検出するものである。
以上のように構成された生ごみ処理装置の動作を説明する。
微生物が生ごみ3を分解する方式の生ごみ処理装置は、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。その一つは、微生物が多く生息でき増殖するための場所づくりであり、そのための微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。二つめは、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)を微生物担体1に供給することであり、撹拌手段4の撹拌作用により実現している。そして三つめは、適度の含水率が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。
この適度の含水率確保のために上記生ごみ処理装置は、まず生ごみ3が乾燥室12に投入されると、乾燥用吸気ファン14の吸引作用により乾燥用吸気口15から外部空気を吸引してこれを乾燥用加熱ヒータ18により加熱し、乾燥室12に投入された生ごみ3を温風乾燥する。次に、重量センサ19が生ごみ3の乾燥状態、すなわち減量を検知すると、プレート13を回転して、乾燥した生ごみ3を処理部2内に落下させる。続いて、落下した生ごみ3を撹拌手段4の撹拌作用により微生物担体1と十分に混合させ、微生物分解を始める。
その際、生ごみ3の表面が乾いているので、生ごみ3自身や生ごみ3と微生物担体1の絡み付きが抑制でき、生ごみ3や微生物担体1の小粒化が防止できる。他方、制御部が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を調整して微生物担体1の水分を一定に保っている。すなわち、水分の多い生ごみ3が乾燥室12に投入された場合でも、事前に生ごみ3をある程度乾燥し、かつ、加熱手段6による加熱と換気ファン7の換気によって微生物担体1の水分調整を行い、適度の含水率となるようにしていた。
特許第3104777号公報 特開平10−99826号公報
しかしながら、上記従来の構成では、制御部は駆動部5を始めに正回転させ、次に逆回転させる組合せを間歇的に行わせ、撹拌手段4に付着した微生物担体1が排出口9から貯蔵室10に落下する。その際、初めに駆動する正回転の方が逆回転よりも沢山の微生物担体1が、撹拌手段4の上昇側の排出口8Aから貯蔵室10に落ちるので、貯蔵室10内に貯まった処理物が短時間で貯蔵室10に到達して排出口8Aが詰まるという課題を有していた。(図3参照)すなわち、貯蔵室10の内容積を有効に使えず、頻繁に貯蔵室10内に貯まった微生物担体1を廃棄または再利用しなければならない。また、撹拌手段4に微生物担体1が付着するので、撹拌手段4の通過直後には空間が生じやすくなる。この空間が水分センサ11の近傍にある場合、水分センサ11が微生物担体1の水分を正確に測定できないという課題を有していた。他方、駆動部5の駆動間隔が長いと、微生物担体1の排出口9から排出量が減り、処理部2に微生物担体1が満杯になるという課題を有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、貯蔵室の内容積の有効利用と状態検知部の精度向上を図る生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ処理装置は、生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部で処理された微生物担体を排出する排出口と、前記撹拌手段を制御する制御部と、前記制御部は撹拌手段を始めに正回転し更に逆回転する組合せと、始めに逆回転し更に正回転する組合せを交互に、かつ間歇的に制御するものである。
これによって、制御部は撹拌手段を始めの回転において、正回転または逆回転を交互に制御するので、微生物担体が排出口から略均等に排出される。この結果、貯蔵室の内容積が有効利用できる。
また、本発明の生ごみ処理装置は、生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部に設けた微生物担体の状態を検知する状態検知部と、前記撹拌手段を制御する制御部と、前記制御部は撹拌手段を正回転と逆回転を組合せ、かつ前記正回転と前記逆回転の合計回転数が整数にならないように制御するものである。
これによって、撹拌手段の位置が撹拌手段の駆動毎に変わり、状態検知部近傍の微生物担体は撹拌手段の駆動毎に変わるので、状態検知部は微生物担体の多様な位置の状態を検出できる。
また、本発明の生ごみ処理装置は、生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部で処理された微生物担体を排出する排出口と、前記処理部内に生ごみ乾燥用の空気を供給する乾燥ファンと、前記撹拌手段と前記乾燥ファンを制御する制御部と、前記制御部は処理部に生ごみが投入されると前記乾燥ファンを運転しつつあらかじめ定めた所定の乾燥期間前記撹拌手段の駆動を禁止する構成を備え、所定の乾燥期間経過後制御部が撹拌手段を駆動し所定期間経過後に逆の組合せを実行するものである。
そして、撹拌手段の駆動が禁止される所定の乾燥期間、微生物担体が排出口から排出されない。しかし、制御部が撹拌手段を駆動し所定期間経過後に逆の組合せを実行するので、微生物担体の排出量が確保され、処理部に微生物担体が満杯になることを防げる。
本発明は、貯蔵室の内容積の有効利用と水分センサの精度向上を図る生ごみ処理装置を提供することができる。
第1の発明は、生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部で処理された微生物担体を排出する排出口と、前記撹拌手段を制御する制御部と、前記制御部は撹拌手段を始めに正回転し更に逆回転する組合せと、始めに逆回転し更に正回転する組合せを交互に、かつ間歇的に制御するものである。
これによって、制御部は撹拌手段を、排出口からの排出量が多くなる始めの回転において、正回転または逆回転を交互に制御するので、微生物担体が排出口から略均等に排出される。この結果、微生物担体が貯蔵室に順次積もるので、貯蔵室の内容積が有効利用できる。また、撹拌手段により微生物担体が混合される際に、始めの回転において正回転または逆回転を交互に制御するので、生ごみは微生物担体内に十分に分散される。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御部は撹拌手段の撹拌量を始めの回転の方が後の回転より多くなるように制御するもので、始めの回転が生ごみと微生物担体とを混合し、後の回転が更に生ごみの分散を図ることができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の制御部は始めの回転と後の反対の回転との間に撹拌手段の撹拌停止期間を設けるもので、始めの回転により微生物担体が凸凹になり、形成された微生物担体の盛り上がった上部が崩れて排出口から排出される。この分、微生物担体がスムーズに貯蔵室に積もり、また、撹拌手段の撹拌量が少なくてすみ、駆動部の騒音低減が図れる。
第4の発明は、特に、第1の発明の撹拌手段の駆動間歇が長い間隔の場合、制御部が撹拌手段を駆動し前記間歇間隔より短い所定期間経過後に逆の組合せを実行するもので、撹拌手段の撹拌量が維持でき、すなわち排出口からの微生物担体の排出量も確保でき、処理部が微生物担体で満杯になることを防げる。
第5の発明は、特に、第1の発明の排出口を丸穴形状に形成するもので、角がない分撹拌手段が正逆どちらの回転でも同じように微生物担体が排出口から略均等に排出できる。この結果、微生物担体が貯蔵室に順次積もるので、貯蔵室の内容積が有効利用できる。また、排出口に角がないので、排出口に微生物担体が引っかかったり、固着したりすることを防止できる。
第6の発明は、生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部に設けた微生物担体の状態を検知する状態検知部と、前記撹拌手段を制御する制御部と、前記制御部は撹拌手段を正回転と逆回転を組合せにおいて、前記正回転と前記逆回転の合計回転数が整数にならないように制御するものである。
これによって、撹拌手段の位置が撹拌手段の駆動毎に変わる、すなわち、状態検知部近傍の微生物担体は撹拌手段の駆動毎に変わる。この結果、状態検知部は微生物担体の多様な位置の状態を検出でき、微生物担体の平均的な状態を把握できる。
第7の発明は、特に、第6の発明の制御部は撹拌手段を後の回転後僅かに反転させるので、後の回転の際に形成された撹拌手段の通過直後の空間は僅かに反転させた撹拌手段の振動により微生物担体が崩れて空間が減少する。この結果、状態検知部が微生物担体の状態を正確に検知できる。
第8の発明は、生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部で処理された微生物担体を排出する排出口と、前記処理部内に生ごみ乾燥用の空気を供給する乾燥ファンと、前記撹拌手段と前記乾燥ファンを制御する制御部と、前記制御部は処理部に生ごみが投入されると前記乾燥ファンを運転しつつあらかじめ定めた所定の乾燥期間前記撹拌手段の駆動を禁止する構成を備え、所定の乾燥期間経過後制御部が撹拌手段を駆動し所定期間経過後に逆の組合せを実行するものである。
これによって、撹拌手段の駆動が禁止される所定の乾燥期間、微生物担体が排出口から排出されない。しかし、制御部が撹拌手段を駆動し所定期間経過後に逆の組合せを実行するので、撹拌手段の撹拌量が維持でき、すなわち微生物担体の排出量も確保でき、処理部が微生物担体で満杯になることを防げる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図3は同生ごみ処理装置の貯蔵室の断面図を、図4は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、それぞれ示すものである。
図1〜図3において、21は撹拌手段22を内蔵した有底状の処理部である。撹拌手段22は回転撹拌棒23と、駆動モータと伝達ギア等からなる駆動部24とから構成されている。25は処理部21の外側を覆い間隙を有して設けた外装である。26は微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体である。そして、回転撹拌棒23は投入された生ごみ27と微生物担体26とを混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。28は処理部21内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる槽加熱手段で、処理部21の下部に設けてある。29は処理部21の上部に設けた蓋で、生ごみ27を投入する際に開閉するものであり、ヒンジ30を介して回動自在としてある。
31は処理部21の側面上部から外装25の底面に設け、処理部21と外気に連通した排気通路であり、換気ファン32を内蔵している。33は蓋29の開閉を検知する蓋開閉検知部で、例えば磁石とリードスイッチとで構成してある。34は処理部21内に空気を送風して生ごみ27を乾燥させる送風乾燥処理部であり、処理部21の上部側面に設けられ、空気室35と乾燥ファン36及び生ごみ27を乾燥させる空気を処理部21に対して噴出する空気噴出口37とから構成されている。38は空気室35と外気に連通した吸気通路である。また、39は処理部21の撹拌手段22が取り付けてある側面上部に、かつ撹拌手段22に略対称になるように二つ開口した排出口である。40は貯蔵室であり、上部には排出口39を内設して処理部21に連通している。41は撹拌手段22、乾燥ファン36を制御する制御部である。42は処理部21の外面に設けた状態検知部で、例えば温度センサにより処理部21内の微生物担体26の単位時間あたりの温度変化を捉えて含水率を検知する構成としてある。
以上のように構成された生ごみ処理装置において図4を用いて、その動作を説明する。
まず、電源プラグをコンセントに接続、或いは電源スイッチをONして電源が供給されると制御部41に通電され、換気ファン32が運転を開始し、吸気通路38から取り込まれた空気が空気室35を通り空気噴出口37から処理部21の上部に流入する。続いて、この空気は換気ファン32の排気作用により排気通路31から外部へ排気される。すなわち、処理部21の上部を略連続的に換気する。なお、この換気ファン32は電源プラグをコンセントに接続、或いは電源スイッチをONにしている間中回転しつづけるが、必要に応じて蓋29を開いたときは停止するようにしてもよいものである。
さて、この状態で生ごみ27を処理部21に投入するために蓋29を開けると、制御部41は蓋開閉検知部33からの出力で蓋29が開いたことを検知し、安全のために駆動部24の駆動を禁止する。そして、生ごみ27を処理部21に投入した後、再び蓋29を閉めると、制御部41は蓋開閉検知部33からの出力で蓋29が閉じられたこと、換言すれば生ごみが投入されたことを検知し、乾燥ファン36の運転を開始させる。
このとき、制御部41は乾燥ファン36を運転しつつあらかじめ定めた乾燥期間、例えば、4時間、駆動部24の駆動を禁止し続ける。これら一連の動作の結果、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。
他方、乾燥ファン36が送風を開始すると、吸気通路38から空気室35に空気が送り込まれる(例えば、300L/min)。空気室35に送り込まれた空気は、空気噴出口37から処理部21、特に微生物担体26の表面に留まっている生ごみ27に向かって噴出する。噴出された空気は生ごみ27の上部から下部に通り抜け、そして微生物担体26に衝突後、生ごみ27の側部から生ごみ27の外へ出て排気通路31から排気される。その際に、空気が生ごみ27から発生する蒸気を直ちに運び出すので、生ごみ27は乾燥する(例えば水分は20%減:生ごみ27の送風乾燥処理)。また、空気は、微生物担体26の表面近傍に浸透する。この乾燥分、大量の生ごみ27や水分の多い生ごみ27が投入された場合でも、処理部21での水分調整ができ、臭気の発生が抑制される。また、従来例で説明した乾燥室の機能を処理部が兼ねているので、コンパクト化が図れる。更に、生ごみ27の表面が乾いているので、生ごみ27自身や生ごみ27と微生物担体26の絡み付きが抑制でき、生ごみ27や微生物担体26の小粒化が防止できる。
次にこのような状態であらかじめ定めた乾燥期間が経過すると、制御部41は乾燥ファン36の運転を停止させる。制御部41は駆動部24を介して撹拌手段22を、第一撹拌組合せ(第一撹拌時間(例えば60秒)、始めに正回転→第一撹拌停止期間(例えば60秒)、撹拌停止→第二撹拌時間(例えば40秒)、逆回転)を実施し、続いて第二撹拌停止期間(例えば60秒)経過後第二撹拌組合せ(第一撹拌時間、始めに逆回転→第一撹拌停止期間撹拌停止→第二撹拌時間、正回転)を実施させる。その際、回転撹拌棒23が乾燥した生ごみ27と微生物担体26とを混合し、微生物による分解処理が開始される。ただし、撹拌手段23の駆動が禁止される所定の乾燥期間、微生物担体26が排出口39から排出されない。しかし、制御部41が第一通常撹拌組合せと第二撹拌組合せの両方を実行するので、乾燥した生ごみ27が十分に微生物担体26に混合し、かつ撹拌手段22の撹拌量が維持できる。すなわち、微生物担体26の排出量が確保され、処理部21が微生物担体26で満杯になることを防げる。なお、制御部41が第一撹拌組合せと第二撹拌組合せのどちらから実施しても、処理部21が満杯になるのを防止できる。さらに、第一撹拌時間で撹拌手段22は微生物担体26と生ごみ27とを混合させ、続いて第二撹拌時間で反転した撹拌手段22は生ごみ27を微生物担体26内に分散させることができる。
以降、制御部41は撹拌手段22を間歇的に(例えば、90分間隔)第一撹拌組合せと第二撹拌組合せを交互に実施し、回転撹拌棒23が乾燥した生ごみ27と微生物担体26とを混合する。この結果、微生物担体26に酸素(空気)が供給され、微生物による分解処理が継続される。また、制御部41は撹拌手段22を、排出口39からの排出量(回転撹拌棒23の駆動時間が長く設定)が多い第一撹拌時間において、正回転または逆回転を交互に制御するので、微生物担体26が二つの排出口39から略均等に排出される。この結果、排出された微生物担体26が貯蔵室40に順次積もるので、貯蔵室40の内容積が有効利用できる。また、第一撹拌時間で撹拌手段22は微生物担体26を十分に混合させ、続いて第二撹拌時間で反転した撹拌手段22は微生物担体26の成分分布を分散させ、均一化を図ることができる。特に、撹拌手段22により微生物担体26が混合される際に、常に撹拌手段22の回転方向と撹拌量が交互になるので、生ごみ27は微生物担体26内に十分に分散できる。なお、以上説明したことは排出口39が一つであって処貯蔵室40の横方向に長く形成されたものであっても同様の作用効果が期待できるものである。
さらに、微生物担体26は第一撹拌時間での撹拌手段22の回転により上部が凸凹になり、第一撹拌停止期間内でこの盛り上がった上部が崩れて排出口39から排出される。この分、微生物担体26がスムーズに貯蔵室40に積もり、また、撹拌手段22の撹拌量が少なくてすみ、駆動部24の駆動時間が少ない分、駆動部24の騒音低減が図れる。他方、微生物担体26を所定の温度(例えば30℃程度)に維持するように、槽加熱手段28がON/OFF制御される。
ここでこのような微生物を用いた生ごみ処理装置は、既述した通り微生物を生息させ、活性化させるための環境を維持する必要がある。そのための一つの環境条件である湿度、換言すると微生物担体26の含水率は20〜40%に維持しなければならない。そこで、制御部41は、状態検知部42が検出した微生物担体26の含水率に応じて駆動部24の駆動間隔を可変させて、微生物担体26の含水率を微調整する。例えば、微生物担体26の含水率が20%を下回った場合、制御部41は駆動部24を、例えば180分間隔で駆動させる。同時に、制御部41は駆動部24を介して撹拌手段22を、例えば第一撹拌組合せを実施し、続いて第二撹拌停止期間(例えば60秒)経過後第二撹拌組合せを実施させる。第一撹拌組合せと第二撹拌組合せをほぼ連続して実施するので、撹拌手段34の撹拌量が維持でき、すなわち微生物担体26の排出量も確保でき、処理部21に微生物担体26が満杯になることを防げる。
他方、排出口39に角がない分、撹拌手段22が正逆どちらの回転でも同じように微生物担体26がどちらの排出口39からでも排出できる。この結果、微生物担体26が二つの排出口39から更に略均等に排出できるので、微生物担体26が貯蔵室40に順次積もり貯蔵室40の内容積が有効利用できる。また、排出口39に角がないので、排出口39に微生物担体26が引っかかったり、固着したりすることを防止できる。
なお、第一撹拌組合せと第二撹拌組合せをほぼ連続して繰り返し実施しても、効果は僅かにしか向上しない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図1、図2、図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図4は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、それぞれ示すものである。以下、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と異なるところは、制御部41が撹拌手段22を正回転と逆回転を組合せ、かつ正回転と逆回転の合計回転数が整数にならないように制御する点である。また、制御部41は第二撹拌時間終了直後に撹拌手段22を僅かに反転させる点が異なる。
そして、制御部41は撹拌手段22を間歇的に(例えば、90分間隔)第一撹拌組合せと第二撹拌組合せを交互に実施し、回転撹拌棒23が乾燥した生ごみ27と微生物担体26とを混合する。その際、第一撹拌組合せや第二撹拌組合せの各組合せにおいて、制御部41が正回転と逆回転の合計回転数が整数にならないように、例えば6回転と2/3回転に制御する(例えば、1回転15秒なら合計100秒)ので、回転撹拌棒23の位置が通常撹拌毎に変わる。すなわち、状態検知部42近傍の微生物担体26は撹拌手段22の通常撹拌毎に変わるので、状態検知部42は微生物担体26の多様な位置の状態を検出できる。この結果、制御部41は微生物担体26の平均的な状態に対して制御できる。なお、回転撹拌棒23に微生物担体26が付着するので、回転撹拌棒23が通過した直後に空間が空く場合があり、状態検知部42近傍に先の空間が形成されると、状態検知部42は過乾燥状態と誤検知してしまう。しかし、この空間も撹拌手段22の撹拌毎に位置が変わるので、平均化処理等により制御部41は微生物担体26の平均的な状態に対しての制御が可能になる。
また、制御部41は回転撹拌棒23を第二撹拌時間終了直後、僅かに回転撹拌棒23を反転させる(例えば2秒程度駆動)ので、回転撹拌棒23が通過した直後に形成された空間は回転撹拌棒23の振動により微生物担体26が崩れて空間が減少する。この結果、状態検知部42が微生物担体26の含水率を正確に検知できる。
以上の実施の形態1、2において、送風乾燥処理部34を吸気部と兼用しているが、吸気部を別途もうけても同様の効果が得られる。また、撹拌量や回転撹拌棒23の位置は駆動部24の駆動時間で設定しているが、微生物担体26の粘性の影響を避けるために、回転検知手段を設けて制御する方が、撹拌量が安定と回転撹拌棒23の位置決めが図れる。
以上のように、本発明にかかる生ごみ処理装置は、微生物担体の排出能力に優れているので、家庭、レストラン、各種施設の食堂から排出される厨芥を処理する機器の使い勝手向上に極めて有用なものである。
本発明の実施の形態1と2における生ごみ処理装置の構成図 同実施の形態1と2における生ごみ処理装置の平面断面図 同実施の形態1における生ごみ処理装置の貯蔵室の断面図 同実施の形態1と2における生ごみ処理装置のタイミングチャート 従来の生ごみ処理装置の構成図 同生ごみ処理装置の貯蔵室の断面図
符号の説明
21 処理部
22 撹拌手段
26 微生物担体
27 生ごみ
36 乾燥ファン
39 排出口
41 制御部
42 状態検知部

Claims (8)

  1. 生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部で処理された微生物担体を排出する排出口と、前記撹拌手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は撹拌手段を始めに正回転し更に逆回転する組合せと、始めに逆回転し更に正回転する組合せを交互に、かつ間歇的に制御する生ごみ処理装置。
  2. 制御部は撹拌手段の撹拌量を始めの回転の方が後の反対の回転より多くなるように制御する請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 制御部は始めの回転と後の反対の回転との間に撹拌手段の撹拌停止期間を設ける請求項1記載の生ごみ処理装置。
  4. 撹拌手段の駆動間歇が長い間隔の場合、制御部が撹拌手段を駆動し前記間歇間隔より短い所定期間経過後に逆の組合せを実行する請求項1記載の生ごみ処理装置。
  5. 排出口を略丸穴形状に形成する請求項1記載の生ごみ処理装置。
  6. 生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部に設けた微生物担体の状態を検知する状態検知部と、前記撹拌手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は撹拌手段を正回転と逆回転を組合せ、かつ前記正回転と前記逆回転の合計回転数が整数にならないように制御する生ごみ処理装置。
  7. 制御部は撹拌手段を後の回転後僅かに反転させる請求項1〜6のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  8. 生ごみの処理部と、前記生ごみを撹拌する撹拌手段と、前記処理部で処理された微生物担体を排出する排出口と、前記処理部内に生ごみ乾燥用の空気を供給する乾燥ファンと、前記撹拌手段と前記乾燥ファンを制御する制御部とを備え、前記制御部は処理部に生ごみが投入されると前記乾燥ファンを運転しつつあらかじめ定めた所定の乾燥期間前記撹拌手段の駆動を禁止する構成を備え、所定の乾燥期間経過後制御部が撹拌手段を駆動し所定期間経過後に逆の組合せを実行する生ごみ処理装置。
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