JP4214796B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置は生ごみを減量、減容している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、前記公報に記載された従来の生ごみ処理装置を示すものである。図7において、微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量及び減容するもので、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための換気ファン7と吸気口8、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみを分解し減量及び減容する生ごみ処理装置が一般的に知られている。また、乾燥室9は微生物分解槽2の上部に設けられ、回転可能なプレート10で仕切られている。乾燥室9には、吸気ファン11を有する吸気口12が設けられると共に、排気ファン13を有する排気口14が設けられる。
【0004】
生ごみ処理装置は微生物が生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つには、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の攪拌作用により供給される。
【0005】
また、3つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。
【0006】
そこで、生ごみが乾燥室9に投入されると、外気が吸気ファン11の吸引作用により吸気口12から乾燥室9に供給され、再び排気ファン13の排気作用により排気口14から排出される。その際、外気が乾燥室9に投入された生ごみを乾燥する。
【0007】
次に、生ごみ3の乾燥終了後プレート10が回転して、乾燥した生ごみ3は微生物分解槽2内に落下する。続いて、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を調整して微生物担体1の水分を一定に保っている。特に、大量の生ごみ3や水分の多い生ごみ3が乾燥室9に投入された場合でも、事前に生ごみ3をある程度乾燥しているので、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を上げて微生物担体1の水分調整をできる。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−29211号公報(第2頁、第7図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、乾燥室9のコストがかかり、大きさが乾燥室9の分だけ大きくなるという課題を有していた。また、乾燥室9は生ごみ3の汁や生ごみ3自身の付着により乾燥室9の内壁が汚れ、かつ微生物分解槽2の微生物担体1の状態がプレート10に視界を遮られ観察できないという課題を有していた。
【0010】
更に、微生物担体1の水分を一定に保っているが、回転撹拌棒4の攪拌作用により微生物担体1に供給される酸素(空気)がまだ不十分なために臭気が発生するという課題を有していた。なお、攪拌頻度を多くすると、微生物担体1が細かく破砕されるので、微生物担体1は固まりやすくなり、逆に酸素(空気)が微生物担体1に供給され難くなる。
【0011】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、低コスト・コンパクトと汚れの防止と微生物担体の観察及び低臭気化を図った生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵した回転攪拌棒と、前記微生物分解処理部の天上部に設け、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する多数開口した空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記微生物分解処理部の上部に設けた吸気口と排気口と、前記吸気口または前記排気口に対応して設けた換気ファンと、前記微生物分解処理部の上部に生ごみを投入する際に開閉する蓋と、空気室の微生物分解処理部側の壁に設けた断熱材と、前記断熱材に形成され前記空気噴出口へ空気を供給する供給通路とを備え、前記蓋が閉まった時点から前記乾燥ファンを所定時間駆動させることで、前記微生物分解処理部に投入され前記蓋が閉じられた状態での前記生ごみを微生物担体の表面に留めかつ前記生ごみの表面を乾燥させ、前記所定時間完了後に前記回転攪拌棒が駆動して微生物担体と乾燥した前記生ごみとを混合して微生物分解させ、前記所定時間は、前記生ごみの水分を10〜50%減少させる期間としたものである。
【0013】
これによって、乾燥ファンから空気室に送風された空気は、空気噴出口から微生物分解処理部に噴出し、再び換気ファンの排気作用により排気口から排出される。すなわち、噴出した空気は吸気口から排気され難い。また、噴出した空気は、微生物分解処理部に投入された生ごみの上部に衝突しながら生ごみを乾燥する。また、噴出した空気は、微生物分解処理部の微生物担体表面近傍に浸透するので、微生物分解処理部では良好な通気性が確保できる。
【0014】
更に、従来の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部の上部に一元化したので、従来例の視界を遮るプレートがなく、微生物分解処理部を開口することにより微生物担体の状態が直接観察できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵した回転攪拌棒と、前記微生物分解処理部の天上部に設け、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する多数開口した空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記微生物分解処理部の上部に設けた吸気口と排気口と、前記吸気口または前記排気口に対応して設けた換気ファンと、前記微生物分解処理部の上部に生ごみを投入する際に開閉する蓋と、空気室の微生物分解処理部側の壁に設けた断熱材と、前記断熱材に形成され前記空気噴出口へ空気を供給する供給通路とを備え、前記蓋が閉まった時点から前記乾燥ファンを所定時間駆動させることで、前記微生物分解処理部に投入され前記蓋が閉じられた状態での前記生ごみを微生物担体の表面に留めかつ前記生ごみの表面を乾燥させ、前記所定時間完了後に前記回転攪拌棒が駆動して微生物担体と乾燥した前記生ごみとを混合して微生物分解させ、前記所定時間は、前記生ごみの水分を10〜50%減少させる期間としたものである。
【0016】
そして、蓋が閉まった時点から乾燥ファンを所定時間駆動させることで、乾燥ファンから空気室に送風された空気は、空気噴出口から微生物分解処理部に噴出し、再び換気ファンの排気作用により排気口から排出される。すなわち、噴出した空気は吸気口から排気され難い。また、噴出した空気は、微生物分解処理部に投入された生ごみの上部に衝突しながら生ごみの水分を10〜50%減少させる。この乾燥分、大量の生ごみや水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整(水分を減らすこと)ができる。また、噴出した空気は、微生物分解処理部の微生物担体表面近傍に浸透するので、微生物分解処理部では良好な通気性が確保でき、臭いが少ない生ごみの分解性能が継続できる。
【0017】
更に、従来例の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部の上部に一元化したので、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、従来例の乾燥室がないので、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ従来例の視界を遮るプレートがないので、微生物分解処理部を開口する際に微生物担体の状態が直接観察できる。
【0018】
そして、乾燥ファンが停止し、換気ファンのみが運転している場合、微生物分解処理部や微生物担体の温度(通常30〜40℃)は通常外気の温度とは異なるので、次の課題がある。外気が低い冬の場合、外気への放熱により送風乾燥処理部も温度が低くなり、微生物担体から発生した蒸気が送風乾燥処理部の微生物分解処理部側の壁面に結露し、空気噴出口を塞ぐ場合がある。しかし、空気室に、かつ微生物分解処理部側の壁に断熱材を設けたので、空気室の微生物分解処理部側の壁温を高く維持でき、蒸気の結露を抑制できる。他方、乾燥ファンが運転した場合、乾燥ファンから空気室に送風された空気は、供給通路を通りながら整流されるので、空気噴出音が低く抑えられる。
【0019】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
【0021】
図1において、21は有底状の微生物分解処理部であり、微生物分解槽22と3本の回転撹拌棒23とから構成されている。24は微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体である。25は回転撹拌棒23を駆動する駆動装置である。そして、回転撹拌棒23は投入された生ごみ26と微生物担体24とを混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。27は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる加熱手段である。28は微生物分解槽22の上部に、生ごみ26を投入する際に開閉する蓋である。29は微生物分解槽22の側面上部に開口した排気口であり、換気ファン30を内蔵している。31は吸気口であり、排気口29に対向している。32は送風により生ごみ26を乾燥させる送風乾燥処理部であり、蓋28の下面に接し、かつ空気噴出口33を多数均等に開口した空気室34と、この空気室34に連通した乾燥ファン35とから構成されている。
【0022】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0023】
まず、電源が供給されると換気ファン30が連続運転を開始し、空気が吸気口31から微生物分解処理部21の上部に流入する。続いて、この空気は換気ファン30の排気作用により排気口29から外へ排気される。すなわち、微生物分解処理部21の上部を常時換気する。
【0024】
そして、蓋28を開けて、生ごみ26を微生物分解槽22に投入後、再び蓋28を閉める。続いて、乾燥ファン35が送風を開始し、空気室34に空気が送り込まれる。次に、空気室34に送り込まれた空気は、空気噴出口33から微生物分解処理部21底部全体に向かって噴出する。噴出された空気は生ごみ26の上部から下部に貫通し、そして微生物担体24に衝突後、生ごみ26の側部から生ごみ26の外へ出て排気口29から排気される。その際に、空気が生ごみ26から発生する水蒸気を直ちに運び出す(生ごみ26の雰囲気の水蒸気分圧が下がる)ので、生ごみ26は速やかに乾燥する。なお、換気ファン30の排気作用により、空気噴出口33から噴出した空気は吸気口31から外へ逆流することは少なく、排気口29からほとんど排気される。
【0025】
その後、乾燥ファン35が送風を開始して所定時間経過後(例えば3時間後)、乾燥ファン35が停止する。続いて、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23が乾燥した生ごみ26(例えば水分は10〜50%減)と微生物担体24とを混合する。他方、微生物分解槽22の微生物担体24が所定の温度(例えば30℃程度)に維持するように、加熱手段27がON/OFF制御される。また、駆動装置25により駆動する回転撹拌棒23は微生物担体24と乾燥した生ごみ26を間欠的に混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給する。同時に、回転撹拌棒23の攪拌動作は微生物担体24の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出させる。
【0026】
更に、換気ファン30が、排気口29から微生物分解処理部21内の水蒸気や空気等を排気するので、微生物担体24の水分調整(水分を減らす)ができる。また、換気ファン30が吸気口31から微生物分解処理部21へ外気を導入する。次に、微生物担体24に生息する微生物は乾燥した生ごみ26を最終的には二酸化炭素と水に分解し、乾燥した生ごみ26を減量及び減容する。
【0027】
また、大量の生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合でも、乾燥ファン35から供給され、送風乾燥処理部31から噴出する空気が生ごみ26を乾燥する。この乾燥分、微生物担体24の水分調整ができるので、微生物担体24が粒や塊にならず、通気性が確保できる。すなわち、回転撹拌棒23の間欠的な混合、撹拌により微生物担体24に酸素(空気)が供給できる。特に、空気噴出口33から噴出した空気は、微生物分解処理部21の微生物担体24表面近傍に浸透するので、微生物分解処理部21では良好な通気性が確保でき、臭いの少ない乾燥した生ごみ26の分解性能が継続できる。また、エネルギー消費の大きい加熱手段(電気ヒータやバーナ)の熱源を使わず、大気熱を利用する乾燥ファン35の送風により生ごみ26を乾燥させるので、省エネルギーが図れる。
【0028】
更に、生ごみ26の表面が乾いているので、生ごみ26の表面が微生物担体24から水分を吸収するまでの間、生ごみ26の分解が抑えられる。この結果、投入された生ごみ26の分解性能が平準化され、臭気成分の発生ピークが小さくなり、瞬間的な臭いが少なくなる。また、微生物担体24が少ない場合や微生物担体24の表面が凸凹になった場合でも、常に微生物分解処理部21の底部に向かって噴出した空気は微生物分解処理部21に投入された生ごみ26の上部に衝突し、生ごみ26を貫通しながら生ごみ26を乾燥する。この結果、常に安定した生ごみ26の乾燥性能が得られる。
【0029】
他方、従来例の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部21の上部に一元化したので、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、従来例の乾燥室がない分、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ視界が遮られるプレートがないので、微生物分解処理部21を開口する際に微生物分解処理部21の微生物担体24の状態が簡単に観察できる。
【0030】
なお、空気噴出口33は丸穴である必要はなく、例えば角穴でも効果は変わらない。また、乾燥ファン35は押し込み式であるが、生ごみ26に空気が貫流できるなら吸い込み式でよい。
【0031】
以上のように、本実施例においては、生ごみ26を微生物により分解させる微生物分解処理部21の上部に設けた吸気口31と排気口29と、排気口29に対応して設けた換気ファン30と、空気室34を形成した送風乾燥処理部32に連通した乾燥ファン35と、送風乾燥処理部32に多数開口し生ごみ26を乾燥させる空気を微生物分解処理部21に対応して噴出する空気噴出口33を備えたことにより、大量の生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合でも、微生物分解処理部21での乾燥した生ごみ26の分解性能が継続できる。
【0032】
また、空気噴出口33から噴出した空気は、微生物担体24表面近傍に浸透するので、微生物分解処理部21では良好な通気性が確保でき、臭いの少ない乾燥した生ごみ26の分解性能が継続できる。更に、従来例の乾燥室の乾燥機能を微生物分解処理部21の上部に一元化したので、低コスト化とコンパクト化が図れる。また、生ごみ処理装置の汚れが防止でき、かつ微生物分解処理部21を開口する際に微生物担体24の状態が直接観察できる。
【0033】
(実施例2)
図3は、本発明の実施例2における生ごみ処理装置の要部構成図を示すものである。尚、実施例1と同一部分には、同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
【0034】
実施例1の構成と異なるところは、空気噴出口36を送風乾燥処理部37の中央側を密に、外側を疎に徐々に配列した点である。
【0035】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0036】
通常、生ごみ26は微生物分解処理部21の微生物担体24中央部に向って投入されるので、生ごみ26は微生物分解処理部21の微生物担体24中央側を密に、外側を疎に偏る。他方、空気噴出口36は、送風乾燥処理部37の中央側を密に、外側を疎に配列ので、空気噴出口36から噴出した空気の分布は生ごみ26の分布に略相似である。この結果、生ごみ26の偏りに応じて空気量が設定されているので、一般に微生物分解処理部21に投入された生ごみ26は、ほぼ均一に乾燥することができる。この均一な乾燥分、微生物担体24全体が均一な含水率にできるので、微生物担体24がより粒や塊にならず、通気性が確保できる。
【0037】
なお、空気噴出口は微生物担体24中央部に向って斜めに開口しても効果は同じである。
【0038】
以上のように、本実施例においては、空気噴出口36は、送風乾燥処理部37の中央側を密に、外側を疎に配列したので、生ごみ26は、ほぼ均一に乾燥することができる。
【0039】
(実施例3)
図4は、本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要部構成図を示すものである。尚、実施例1と同一部分には、同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
【0040】
実施例1の構成と異なるところは、空気噴出口38を送風乾燥処理部39の中央側を大径に、外側を小径に徐々に径を変えて開口した点である。
【0041】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0042】
通常、生ごみ26は微生物分解処理部21の微生物担体24中央部に投入されるので、生ごみ26は微生物分解処理部21の微生物担体24中央側を密に、外側を疎に偏る。他方、空気噴出口38は、送風乾燥処理部39の中央側を大径に、外側を小径に開口したので、空気噴出口38から噴出した空気の分布は生ごみ26の分布に略相似である。この結果、生ごみ26の偏りに応じて空気量が設定されているので、一般に微生物分解処理部21に投入された生ごみ26は、ほぼ均一に乾燥することができる。この均一な乾燥分、微生物担体24全体が均一な含水率にできるので、微生物担体24がより粒や塊にならず、通気性が確保できる。
【0043】
以上のように、本実施例においては、空気噴出口36は、送風乾燥処理部37の中央側を大径に、外側を小径に開口したので、生ごみ26は、ほぼ均一に乾燥することができる。
【0044】
(実施例4)
図5は、本発明の実施例4における生ごみ処理装置の要部構成図を示すものである。尚、実施例1と同一部分には、同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
【0045】
実施例1の構成と異なるところは、乾燥ファン40を空気噴出口41に直接吹き込まないように空気室42の略側面側に設けた点である。
【0046】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0047】
そして、乾燥ファン40から空気室42に供給された空気は、空気室42の内部面に衝突し拡がり、空気室42の内圧を均一化して空気噴出口41から噴出する。すなわち、空気は、空気噴出口41の開口面積に応じて、安定して噴出する。この結果、生ごみ26の乾燥性能が安定する。また、乾燥ファン40を空気室42の略側面側に設けたので、生ごみ処理装置の高さを低くできる。
【0048】
以上のように、本実施例においては、乾燥ファン40を空気噴出口41に直接吹き込まないように送風乾燥処理部32の略側面側に設けたので、生ごみ26の乾燥性能が安定できる。また、生ごみ処理装置の高さを低くできる。
【0049】
(実施例5)
図6は、本発明の実施例5における生ごみ処理装置の要部構成図を示すものである。尚、実施例1と同一部分には、同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
【0050】
実施例1の構成と異なるところは、送風乾燥処理部43の外側に断熱材44を設けた点である。
【0051】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0052】
そして、乾燥ファン35が停止し、換気ファン30のみが運転している場合、微生物分解処理部21や微生物担体24の温度(通常30〜40℃)は通常外気の温度とは異なるので、次の課題がある。例えば、外気が低い冬の場合、送風乾燥処理部43を介して放熱するので、微生物分解処理部21や微生物担体24の加熱手段が必要になる。逆に、外気が高い夏の場合、送風乾燥処理部43を介して加熱するので、微生物担体24の含水率が低くなり微生物の活性が低下する。しかし、送風乾燥処理部43の外側に断熱材44を設けたので、冬の場合、微生物分解処理部21や微生物担体24は加熱手段を使わず、容易に設定温度に維持できる。また、夏の場合、微生物担体24の含水率は設定値(例えば30〜40%)に維持できる。これらの結果、微生物による分解性能が安定化できる。
【0053】
以上のように、本実施例においては、送風乾燥処理部43の外側に断熱材44を設けたので、冬や夏でも微生物による分解性能が安定する。
【0054】
(実施例6)
図6は、本発明の実施例6における生ごみ処理装置の要部構成図を示すものである。尚、実施例5と同一部分には、同一符号を付与して、その詳細な説明を省略する。
【0055】
実施例5の構成と異なるところは、送風乾燥処理部43に、かつ空気室45の内側に設けた断熱材46と、断熱材46に空気噴出口47へ空気を供給する供給通路48を形成した点である。
【0056】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0057】
そして、乾燥ファン35が停止し、換気ファン30のみが運転している場合、微生物分解処理部21や微生物担体24の温度(通常30〜40℃)は通常外気の温度とは異なるので、次の課題がある。例えば、外気が低い冬の場合、送風乾燥処理部43も温度が低くなり、微生物担体24から発生した蒸気が空気室45の微生物分解処理部21側の壁面に結露し、空気噴出口47を塞ぐ場合がある。しかし、空気室45に、かつ微生物分解処理部21の内側に断熱材46を設けたので、空気室45の微生物分解処理部21側の壁温を高く維持でき、蒸気の結露を抑制できる。
【0058】
また、乾燥ファン35が運転した場合、乾燥ファン35から空気室45送風された空気は、供給通路48を通りながら供給通路48の内壁による摩擦により整流されるので、空気噴出音が低く抑えられ、空気は空気噴出口47から微生物分解処理部21に噴出する。
【0059】
なお、断熱材46に吸音材を用いれば更に静音化が図れる。
【0060】
以上のように、本実施例においては、送風乾燥処理部43に、かつ空気室45の内側に設けた断熱材46を設けたので、空気室45の微生物分解処理部21側の壁面への蒸気の結露を抑制でき、かつ空気噴出音が低く抑えられる。
【0061】
(実施例7)
図1は、本発明の実施例7における生ごみ処理装置の構成図を示すものである。
【0062】
実施例1の構成と異なるところは、蓋28の開閉を検知する蓋開閉手段49(マグネットスイッチ)を蓋28と微生物分解槽22の開放端に設け、この蓋開閉手段49が蓋28の開口を検知した場合、乾燥ファン35は運転を停止する点である。
【0063】
以上のように構成された生ごみ処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0064】
そして、生ごみ26の投入や微生物担体24の観察のために、蓋28を開口した場合、蓋開閉手段49は蓋28と微生物分解槽22の開放端が離れたことを、マグネットスイッチにより検知する。この時に、乾燥ファン35は運転を停止するので、生ごみ26や微生物担体24の外への飛散が防止でき、かつ乾燥ファン35との接触事故も防止できる。
【0065】
以上のように、本実施例においては、乾燥ファン35は、微生物分解処理部21を開口した場合、運転を停止するので、生ごみ26や微生物担体24の外部への飛散が防止でき、かつ乾燥ファン35との接触事故も防止できる。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明は低コスト・コンパクトと汚れの防止と微生物分解槽の観察及び低臭気化を図った生ごみ処理装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1と7における生ごみ処理装置の構成図
【図2】 本発明の実施例1における生ごみ処理装置のフローチャート
【図3】 本発明の実施例2における生ごみ処理装置の要部構成図
【図4】 本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要部構成図
【図5】 本発明の実施例4における生ごみ処理装置の要部構成図
【図6】 本発明の実施例5、6における生ごみ処理装置の要部構成図
【図7】 従来の生ごみ処理装置の構成図
【符号の説明】
21 微生物処理部
29 排気口
30 換気ファン
31 吸気口
32、37、39、43 送風乾燥処理部
33、36、38、41、47 空気噴出口
34 空気室
35、40 乾燥ファン
44、46 断熱材
48 供給通路
49 蓋開閉手段

Claims (1)

  1. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵した回転攪拌棒と、前記微生物分解処理部の天上部に設け、空気室と乾燥ファン及び前記生ごみを乾燥させる空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する多数開口した空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記微生物分解処理部の上部に設けた吸気口と排気口と、前記吸気口または前記排気口に対応して設けた換気ファンと、前記微生物分解処理部の上部に生ごみを投入する際に開閉する蓋と、空気室の微生物分解処理部側の壁に設けた断熱材と、前記断熱材に形成され前記空気噴出口へ空気を供給する供給通路とを備え、前記蓋が閉まった時点から前記乾燥ファンを所定時間駆動させることで、前記微生物分解処理部に投入され前記蓋が閉じられた状態での前記生ごみを微生物担体の表面に留めかつ前記生ごみの表面を乾燥させ、前記所定時間完了後に前記回転攪拌棒が駆動して微生物担体と乾燥した前記生ごみとを混合して微生物分解させ、前記所定時間は、前記生ごみの水分を10〜50%減少させる期間とした生ごみ処理装置。
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