JP2005144348A5 - - Google Patents

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生ごみ処理装置
本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
従来、この種の生ごみ処理装置は生ごみを減量、減容している(例えば、特許文献1参照)。図12は、特許文献1に記載された従来の生ごみ処理装置を示すものである。
微生物(好気性)の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量及び減容するもので、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段6、酸素(空気)を供給するための換気ファン7と吸気口8、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働きにより生ごみを分解し減量及び減容する生ごみ処理装置が一般的に知られている。また、乾燥室9は微生物分解槽2の上部に設けられ、回転可能なプレート10で仕切られている。乾燥室9には、吸気ファン11を有する吸気口12が設けられると共に、排気ファン13を有する排気口14が設けらている。空気加熱ヒータ15は吸気ファン11の下流に設けられている。重量センサ16はプレート10の重量を検出するものである。
以上のように構成された生ごみ処理装置の動作を説明する。
生ごみ処理装置は微生物が生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つには、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の攪拌作用により供給される。また、3つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。
そこで、生ごみ3が乾燥室9に投入されると、空気が吸気ファン11の吸引作用により吸気口12から吸引され、空気加熱ヒータ15により加熱される。その後、高温になった空気は乾燥室9に供給され、再び排気ファン13の排気作用により排気口14から排出される。その際、高温の空気が乾燥室9に投入された生ごみ3を乾燥する。次に、重量センサ16が生ごみ3の乾燥状態、すなわち減量を検知した場合、プレート10が回転して、乾燥した生ごみ3を微生物分解槽2内に落下させる。続いて、落下した生ごみ3は回転撹拌棒4の攪拌作用により微生物担体1と十分に混合して、微生物分解が始まる。その際、生ごみ3の表面が乾いているので、生ごみ3自身や生ごみ3と微生物担体1の絡み付きが抑制でき、生ごみ3や微生物担体1の小粒化が防止できる。他方、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を調整して微生物担体1の水分を一定に保っている。特に、水分の多い生ごみ3が乾燥室9に投入された場合でも、事前に生ごみ3をある程度乾燥しているので、制御手段が加熱手段6の加熱量と換気ファン7の換気能力を上げて微生物担体1の水分調整ができる。
特開平9−29211号公報
しかしながら、上記構成では、常に空気加熱ヒータ15で空気を加熱しながら生ごみ3を乾燥させるので、電気代がかかるという課題を有していた。また、乾燥室9や重量センサ16の分、サイズが大きくなるという課題を有していた。
本発明は上記課題を解決するもので、省エネルギー化を図り、コンパクトな生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると排気手段が運転を開始し、空気が空気噴出口から微生物分解処理部に導入される。続いて、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後排気される。
そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後第2の所定期間、攪拌手段の駆動を禁止すると共に、乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率(微生物担体の含水率の上限)より低い場合送風加熱手段の運転を禁止する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを乾燥する(生ごみの送風乾燥処理)。
他方、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後第2の所定期間、乾燥ファンを運転すると共に攪拌手段の駆動を禁止する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合送風加熱手段を運転する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風された空気は加熱手段に加熱されて高温になり、空気噴出口から噴出した高温の空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する(生ごみの温風送風乾燥処理)。
また、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間より短い第4の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、続いて前記第4の所定期間経過後前記第2の所定期間が完了するまで間欠的に前記攪拌手段が前記第1の所定期間より短い第5の所定期間駆動して前記微生物担体の表面に生ごみを留めたまま酸素を供給し、前記第2の所定期間、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると排気手段が運転を開始して、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後排気される。
そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より低い場合送風加熱手段の運転を禁止する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを乾燥する。
次に、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまでの間、攪拌手段が間欠的に第5の所定期間駆動するので、酸素(空気)が微生物担体に供給され嫌気性微生物による強い臭気発生が防止できる。この結果、第2の所定期間を非常に長く設定することができる。かつ、攪拌手段が第1の所定期間より短い第5の所定期間駆動するので、大部分の生ごみは依然微生物担体の表面に留まり、空気噴出口から噴出した空気が十分に先の生ごみを乾燥する(生ごみの送風乾燥処理)。
他方、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段を運転する。この結果、第2の所定期間乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風された空気は加熱手段に加熱されて高温になり、空気噴出口から噴出した高温の空気は微生物担体の表面に留まっている生ごみの表面を流れながら生ごみを更に十分に乾燥する(生ごみの温風送風乾燥処理)。
また、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間より短い第4の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、続いて前記第4の所定期間経過後前記第2の所定期間が完了するまで前記攪拌手段が前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知直前と同様に攪拌し、前記排気手段と前記乾燥ファンの運転を継続し、他方前記第2の所定期間、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると排気手段が運転を開始して、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後排気される。
そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より低い場合送風加熱手段の運転を禁止する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを乾燥する。
次に、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまで、攪拌手段が微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知直前と同様に攪拌する。この結果、乾燥ファンと排気手段による大量の空気が微生物分解処理部を通過するので、微生物担体の蒸発能力が上昇する(生ごみの送風乾燥処理)。
他方、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段を運転する。この結果、第2の所定期間乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風された空気は加熱手段に加熱されて高温になり、空気噴出口から噴出した高温の空気は微生物担体の表面に留まっている生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する(生ごみの温風送風乾燥処理)。
本発明によれば、省エネルギー化が図れ、コンパクトな生ごみ処理装置を提供することができる。
第1の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると排気手段が運転を開始し、空気が空気噴出口から微生物分解処理部に導入される。続いて、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後排気される。
そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後第2の所定期間、攪拌手段の駆動を禁止すると共に、乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率(微生物担体の含水率の上限)より低い場合送風加熱手段の運転を禁止する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを乾燥する(生ごみの送風乾燥処理)。この結果、送風加熱手段を使わない分、省ネルギーが図れる。また、乾燥室の機能を微生物分解処理部が兼ねているので、コンパクト化が図れる。
他方、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後第2の所定期間、攪拌手段の駆動を禁止すると共に、乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合送風加熱手段を運転する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風された空気は送風加熱手段に加熱されて高温になり、飽和蒸気量が増加する。この結果、空気噴出口から噴出した高温の空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する(生ごみの温風送風乾燥処理)。この乾燥分、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。この結果、臭気の発生が抑制される。
第2の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間より短い第4の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、続いて前記第4の所定期間経過後前記第2の所定期間が完了するまで間欠的に前記攪拌手段が前記第1の所定期間より短い第5の所定期間駆動して前記微生物担体の表面に生ごみを留めたまま酸素を供給し、前記第2の所定期間、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると排気手段が運転を開始して、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後排気される。
そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より低い場合送風加熱手段の運転を禁止する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを乾燥する。
次に、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまでの間、攪拌手段が第5の所定期間駆動するので、酸素(空気)が微生物担体に供給され嫌気性微生物による強い臭気発生が防止できる。この結果、第2の所定期間を非常に長く設定することができる。かつ、攪拌手段が第1の所定期間より短い第5の所定期間駆動(最小攪拌)するので、大部分の生ごみは依然微生物担体の表面に留まり、空気噴出口から噴出した空気が生ごみを乾燥する(生ごみの送風乾燥処理)。この結果、送風加熱手段を使わない分、省ネルギーが図れる。また、乾燥室の機能を微生物分解処理部が兼ねているので、コンパクト化が図れる。
他方、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段を運転する。そして、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風された空気は送風加熱手段に加熱されて高温になり、飽和蒸気量が増加する。この結果、空気噴出口から噴出した高温の空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する(生ごみの温風送風乾燥処理)。この乾燥分、大量で水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。この結果、臭気の発生が抑制される。
第3の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間より短い第4の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、続いて前記第4の所定期間経過後前記第2の所定期間が完了するまで前記攪拌手段が前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知直前と同様に攪拌し、前記排気手段と前記乾燥ファンの運転を継続し、他方前記第2の所定期間、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転するものである。
これによって、まず、電源が供給されると排気手段が運転を開始して、空気噴出口から噴出した空気は微生物分解処理部を通過した後排気される。
そして、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知した後、第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より低い場合送風加熱手段の運転を禁止する。この結果、生ごみは微生物担体の表面に留まると共に、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風され、空気噴出口から噴出した空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを乾燥する。
次に、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまで、攪拌手段が微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知直前と同様に攪拌するので、微生物担体の蒸気が微生物分解処理部の上部へ放出される。そして、乾燥ファンと排気手段による大量の空気が微生物分解処理部を通過するので、微生物担体の蒸発能力が上昇する(生ごみの送風乾燥処理)。この結果、送風加熱手段を使わない分、省ネルギーが図れる。また、乾燥室の機能を微生物分解処理部が兼ねているので、コンパクト化が図れる。
他方、微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第4の所定期間攪拌手段の駆動を禁止すると共に、第2の所定期間乾燥ファンを運転する。同時に、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段を運転する。そして、乾燥ファンから送風乾燥処理部へ送風された空気は送風加熱手段に加熱されて高温になり、飽和蒸気量が増加する。この結果、空気噴出口から噴出した高温の空気は先の生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する。そして、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまで、空気噴出口から噴出した高温の空気が微生物担体に衝突し微生物担体の表面を加熱する。同時に、攪拌手段が微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知直前と同様に攪拌するので、温度上昇した微生物担体の蒸気が大量に微生物分解処理部の上部へ放出され、高温の空気により排出される(生ごみの送風乾燥処理)。この結果、大量で水分の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。この結果、臭気の発生が抑制される。
第4の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の第2の所定期間を、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い第6の含水率より更に高い場合長く設定するので、第2の所定期間経過するまでの長期間、空気噴出口から噴出した高温の空気は生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する(長期間の生ごみの温風送風乾燥処理)。この結果、大量で水分の多い生ごみが連続して投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。
第5の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の第2の所定期間を、外気温が低い場合長く設定するので、第2の所定期間経過するまでの長期間、空気噴出口から噴出した高温の空気は生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する。この乾燥分、外気温が低い場合でも、微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。
第6の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の送風加熱手段の運転時間を、外気温が高い場合短くするもので、外気温が高い場合飽和蒸気量が多く、送風乾燥処理や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部での水分調整ができる。この送風加熱手段の運転時間を短くする分、省ネルギーが図れる。
第7の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の送風加熱手段の運転を、外気温が第7の温度より高い場合禁止するもので、外気温が高い場合飽和蒸気量が多く、送風乾燥処理や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部での水分調整ができる。この送風加熱手段を運転しない分、省ネルギーが図れる。
第8の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の送風乾燥処理部の運転を、外気温が第7の温度より高い第8の温度より更に高い場合禁止するもので、外気温が非常に高い場合飽和蒸気量が非常に多く、送風乾燥処理や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部での水分調整ができる。すなわち、送風乾燥処理部(乾燥ファンと送風加熱手段)を運転しない分、省ネルギーが図れる。
第9の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の第2の所定期間を、外気温が梅雨時期の温度である第9の温度から第10の温度の範囲の場合長く設定するので、第2の所定期間経過するまでの長期間、空気噴出口から噴出した高温の空気は生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する(長期間の生ごみの温風送風乾燥処理)。この結果、換気による乾燥能力が小さい梅雨時期でも微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。なお、梅雨時期以外の第9の温度から第10の温度の範囲の場合、相対湿度が梅雨時期に比べて低いので、微生物担体の含水率が急激に減少し、送風加熱手段の運転分電気代がかかることは避けられない。しかし、微生物担体の含水率が第3の含水率より低くなると送風加熱手段を運転しないので、微生物担体が過乾燥になることを抑制できる。
第10の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の送風加熱手段の運転を、外気温が梅雨時期の温度である第9の温度から第10の温度の範囲の場合運転するもので、空気噴出口から噴出した高温の空気は生ごみの表面を流れながら生ごみを十分に乾燥する。この結果、換気による乾燥能力が小さい梅雨時期でも微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続できる。なお、梅雨時期以外の第9の温度から第10の温度の範囲の場合、相対湿度が梅雨時期に比べて低いので、微生物担体の含水率が急激に減少し、送風加熱手段の運転分電気代がかかることは避けられない。しかし、微生物担体の含水率が低くなると送風加熱手段を運転しないので、微生物担体が過乾燥になることを抑制できる。
また、外気温が第9の温度から第10の温度の範囲以外の場合、すなわち、梅雨時期のように高湿度が続かないので、送風乾燥処理や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部での水分調整ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図3は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図4は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。
図1と図2において、21は有底状の微生物分解処理部であり、微生物分解槽22と攪拌手段23とから構成されている。攪拌手段23は回転撹拌棒24と駆動装置25とから構成されている。26は微生物の生息場所となるおがくずや未分解の処理物等の微生物担体である。そして、回転撹拌棒24は投入された生ごみ27と微生物担体26とを混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。28は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータからなる槽加熱手段である。29は微生物分解槽22の上部に、生ごみ27を投入する際に開閉する蓋である。30は微生物分解槽22の側面上部に設けた排気手段であり、換気ファン31と排気口32とから構成されている。
33は蓋29の開閉を検知する磁石とリードスイッチから成る蓋開閉検知部である。34は送風により生ごみ27を乾燥させる送風乾燥処理部であり、微生物分解処理部21の上部側面に設けられ、空気室35と乾燥ファン36及び生ごみ27を乾燥させる空気を微生物分解処理部21に対して噴出する多数の空気噴出口37とから構成されている。38は空気室35に内設され空気を加熱する電気ヒータからなる送風加熱手段である。39は乾燥ファン36の入口に取付けられた外気温を検出する外気温センサである。40は微生物分解槽22の底部側に微生物担体26の含水率を検出する含水率センサである。
以上のように構成された生ごみ処理装置において図3と図4を用いて、その動作を説明する。
まず、電源が供給されると換気ファン31が運転を開始し、空気が乾燥ファン36から空気室35を通り空気噴出口37から微生物分解処理部21の上部に流入する。続いて、この空気は換気ファン31の排気作用により排気口32から外へ排気される。すなわち、微生物分解処理部21の上部を略連続的に換気する。
そして、生ごみ27を微生物分解処理部21に投入するために蓋29を開けると、蓋開閉検知部33は蓋29が開いたことを検知する。そして、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第6の含水率(例えば、水分過多である50%)より低い場合、第2の所定期間を変更しない。この検知により、直ちに第2の所定期間(例えば、1時間)駆動装置25の駆動を禁止する。次に、生ごみ27を微生物分解処理部21に投入後、再び蓋29を閉めると、蓋開閉検知部33は蓋29が閉じられたことを検知する。この検知により、直ちに先の第2の所定期間乾燥ファン36を運転する。これら一連の動作の結果、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。他方、乾燥ファン36が送風を開始し、空気室35に空気が送り込まれる(例えば、300L/min)。同時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第3の含水率(例えば、水分の多い40%)より低い場合、送風加熱手段38の運転を禁止する。次に、空気室35に送り込まれた空気は、空気噴出口37から微生物分解処理部21、特に微生物担体26の表面に留まっている生ごみ27に向かって噴出する。空気噴出口37から噴出された空気は生ごみ27の上部から下部に貫通し、そして微生物担体26に衝突後、生ごみ27の側部から生ごみ27の外へ出て排気口32から排気される。その際に、空気が生ごみ27から発生する水蒸気を直ちに運び出すので、生ごみ27は乾燥する(例えば、水分は20%減:生ごみ27の送風乾燥処理)。また、空気は、微生物担体26の表面近傍に浸透する。この結果、送風加熱手段38を使わない分、省ネルギーが図れる。また、従来例の乾燥室の機能を微生物分解処理部が兼ねているので、コンパクト化が図れる。
次に、攪拌手段23が間欠的に(例えば、90分間隔)駆動装置25により第1の所定期間(例えば、2分間)駆動し、回転撹拌棒24が乾燥した生ごみ27と微生物担体26とを混合する。(通常攪拌)この結果、微生物分解が開始し継続する。他方、微生物担体26が所定の温度(例えば、30℃程度)に維持するように、槽加熱手段28がON/OFF制御される。
なお、微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。その一つの条件は適度の水分であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の能力が低下する。そこで、微生物担体26の含水率は20〜40%に維持しなければならない。そこで、蓋開閉検知部33が、蓋29が閉じられたことを検知した時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段38を運転する。乾燥ファン36から送風乾燥処理部34へ送風された空気は送風加熱手段38に加熱されて10〜20℃程度温度上昇し、飽和蒸気量が増加する。この結果、空気噴出口37から噴出した高温の空気は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する(例えば、水分は30〜40%減:生ごみ27の温風送風乾燥処理)。この乾燥分、微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。この結果、臭気の発生が抑制される。
他方、蓋開閉検知部33が蓋29の開いたことを検知した時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第6の含水率より高い場合、第2の所定期間を長く設定する(例えば、3時間)。この結果、第2の所定期間経過するまでの長期間、空気噴出口37から噴出した高温の空気は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する(例えば、水分は40〜50%減:長期間の生ごみ27の温風送風乾燥処理)。この結果、微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。
ただし、第2の所定期間、酸素(空気)が微生物担体26の下部に供給されない。すなわち、第2の所定期間は、嫌気性微生物による強い臭気発生しない範囲内しなければならない。したがって、安全を考慮すると第2の所定期間は3〜4時間程度が限度である。
なお、日々の外気の相対湿度により生ごみ27の送風乾燥処理の乾燥能力が変動することは避けられない。しかし、外気温と外気の相対湿度は月間平均では一定の傾向をもっている(例えば、冬は乾燥ぎみ)。したがって、微生物担体1の含水率は1日以上のレベルで変化するので、日々の外気の相対湿度の変動は問題にはならない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図1、図2、図5、図6を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図5は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図6は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。以下、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と異なるところは、蓋開閉検知部33が蓋29の開を検知後第2の所定期間乾燥ファン36を運転し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合送風加熱手段38を運転し、更に第2の所定期間より短い第4の所定期間、攪拌手段23の駆動を禁止し、その後第2の所定期間が完了するまで、攪拌手段23が間欠的に第2の所定期間より短い第5の所定期間駆動する(最小攪拌)する点である。また、外気温センサ39が検出した温度が第11の温度より高い場合、送風加熱手段38の運転時間を短くする。
本実施の形態は、生ごみ27を微生物分解槽22に投入するために蓋29を開けると、蓋開閉検知部33は蓋29が開いたことを検知し、直ちに駆動装置25の駆動を禁止する。そして、第2の所定期間(例えば、6時間)より短い第4の所定期間(例えば、3時間)駆動装置25の駆動禁止を継続する。次に、生ごみ27を微生物分解槽22に投入後、再び蓋29を閉めると、蓋開閉検知部33は蓋29が閉じられたことを検知する。この検知により、直ちに第2の所定期間、乾燥ファン36を運転する。同時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第3の含水率より低い場合、送風加熱手段38の運転を禁止する。次に、空気室35に送り込まれ、空気噴出口37から噴出した空気は、微生物担体26の表面に留まっている生ごみ27を乾燥する。
続いて、第4の所定期間経過後から第2の所定期間が完了するまで駆動装置25が間欠的に(例えば、60分間隔)第1の所定期間(2分間)より非常に短い第5の所定期間(15秒間:最小攪拌)回転撹拌棒24を駆動するので、酸素(空気)が微生物担体26に供給され嫌気性微生物による強い臭気発生が防止できる。この結果、実施の形態1よりも、第2の所定期間を非常に長く設定することができる。また、大部分の生ごみ27は依然微生物担体26の表面に留まり、かつ生ごみ27は攪拌手段23の最小攪拌により位置が変わるので、噴出した空気が新たな生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を更に乾燥する(例えば、水分は20%減:生ごみ27の送風乾燥処理)。また、空気は、微生物担体26の表面近傍に浸透する。この結果、送風加熱手段38を使わない分、省ネルギーが図れる。また、乾燥室の機能を微生物分解処理部21が兼ねているので、コンパクト化が図れる。
なお、微生物担体26の含水率は20〜40%に維持しなければならない。そこで、蓋開閉検知部33が、蓋29が閉じられたことを検知した時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段38を運転する。乾燥ファン36から送風乾燥処理部34へ送風された空気は送風加熱手段38に加熱されて10〜20℃程度温度上昇し、飽和蒸気量が増加する。この結果、実施の形態1よりも長い間、空気噴出口37から噴出した高温の空気は先の生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する(例えば、水分は40〜50%減:生ごみ27の温風送風乾燥処理)。この乾燥分、微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。
他方、外気温センサ39が検出した温度が第11の温度(例えば、飽和蒸気量が多くなる25℃)より高い場合、送風加熱手段38を第4の所定期間運転し、第4の所定期間経過後から第2の所定期間が完了するまでは、送風加熱手段38の運転を禁止する。すなわち、外気温が高い場合飽和蒸気量が多く、送風乾燥処理や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部21での水分調整ができる。この結果、送風加熱手段38の運転時間を短くする分、省ネルギーが図れる。または、送風加熱手段38を第4の所定期間経過後から第2の所定期間が完了するまで運転しても、同様の効果が得られる。
なお、攪拌手段23は所定期間に応じて駆動しているが、回転撹拌棒24のスピードや回転数に応じて駆動しても同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図1、図2、図7、図8を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図7は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図8は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。以下、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と異なるところは、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知後第2の所定期間乾燥ファン36が運転し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合送風加熱手段38を運転し、更に第2の所定期間より短い第4の所定期間攪拌手段23の駆動を禁止し、その後第2の所定期間が完了するまで攪拌手段23が微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知直前と同様に攪拌する点である。
そして、生ごみ27を微生物分解槽22に投入するために蓋29を開けると、蓋開閉検知部33は蓋29が開いたことを検知し、直ちに駆動装置25の駆動を禁止する。同時に、第2の所定期間(例えば、9時間)より短い第4の所定期間(例えば、3時間)駆動装置25の駆動禁止を継続する。次に、生ごみ27を微生物分解槽22に投入後、再び蓋29を閉めると、蓋開閉検知部33は蓋29が閉じられたことを検知する。この検知により、直ちに第2の所定期間、乾燥ファン36を運転する。同時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第3の含水率より低い場合、送風加熱手段38の運転を禁止する。次に、空気室35に送り込まれ、空気噴出口37から噴出した空気は、微生物担体26の表面に留まっている生ごみ27を乾燥する。
次に、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまでの間(例えば、6時間)、攪拌手段23が微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知直前と同様に第1の所定期間攪拌する(例えば、2分間、30分間隔駆動の通常攪拌)。この結果、酸素(空気)が微生物担体26に供給され嫌気性微生物による強い臭気発生が防止できる。また、生ごみ27の一部分は依然微生物担体26の表面に留まり、かつ生ごみ27は攪拌手段23の攪拌により位置が変わるので、噴出した空気が新たな生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を乾燥する。更に、乾燥ファン36と換気ファン31の運転により、換気ファン31単独運転(通常攪拌)に比べて20%程度空気量が増加するので、微生物担体26の蒸気が微生物分解処理部21の上部に放出され、かつ空気噴出口37から噴出した空気が微生物担体26の表面に衝突し沿って流れて排気口32から排出される(生ごみ27の送風乾燥処理)。
他方、蓋開閉検知部33が、蓋29が閉じられたことを検知した時に、含水率センサ40が検出した微生物担体26の含水率が第3の含水率より高い場合、第2の所定期間送風加熱手段38を運転する。乾燥ファン36から送風乾燥処理部34へ送風された空気は送風加熱手段38に加熱されて10〜20℃程度温度上昇し、飽和蒸気量が増加する。この結果、空気噴出口37から噴出した高温の空気は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する(生ごみ27の温風送風乾燥処理)。続いて、第4の所定期間経過後第3の所定期間が完了するまでの間、乾燥ファン36と換気ファン31の運転により、大量の空気量が微生物担体26から大量の蒸気を微生物分解処理部21の上部に放出させ、排気口32から排出される。この結果、微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。したがって、臭気の発生が抑制される。
なお、第4の所定期間経過後第2の所定期間が完了するまでの期間、微生物分解処理部21に生ごみ27が投入されることを検知直前と全く同じに攪拌する必要は無く、要は攪拌手段23が通常の一般的な通常攪拌が実施されればよい。例えば、15分間隔で攪拌手段23が攪拌してもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について、図1、図2、図9を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態4における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図9は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。以下、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と異なるところは、外気温センサ39が検出した温度が第12の温度より低い場合、第2の所定期間を長く設定する点である。また、外気温センサ39が検出した温度が第7の温度より高い場合送風加熱手段38の運転を禁止する。更に、外気温センサ39が検出した温度が第7の温度より高い第8の温度より更に高い場合送風乾燥処理部34の運転を禁止する。
そして、外気温センサ39が検出した外気温が第12の温度(例えば、飽和蒸気量が少ない5℃)より低い場合第2の所定期間を長く設定する(例えば、3時間)。したがって、この第2の所定期間経過するまでの長期間、10〜20℃程度温度上昇して空気噴出口37から噴出した空気は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する(長期間の生ごみ27の温風送風乾燥処理)。この乾燥分、外気温が低い場合でも、微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ21の分解性能が継続できる。
他方、外気温が高い場合飽和蒸気量が多く、温風送風乾燥処理や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部での水分調整ができる。したがって、外気温センサ39が検出した外気温が第7の温度(例えば、飽和蒸気量が多い30℃)より高い場合送風加熱手段38の運転を禁止しても、微生物分解処理部21での水分調整ができる。すなわち、送風加熱手段38を運転しない分、省ネルギーが図れる。
また、外気温センサ39が検出した外気温が第7の温度より高い第8の温度(例えば、飽和蒸気量が多い35℃)より更に高い場合送風乾燥処理部34の運転を禁止しても、微生物分解処理部21での水分調整ができる。すなわち、送風乾燥処理部34(乾燥ファン36と送風加熱手段38)を運転しない分、更に省ネルギーが図れる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5について、図1〜図3、図10を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態5における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図3は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図10は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。以下、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。実施の形態1と異なるところは、第9の温度から第10の温度の範囲の場合第2の所定期間を長く設定する。
そして、微生物担体26の含水率が第3の含水率より高い場合について説明する。外気温が梅雨時期の温度である第9の温度(例えば、15℃)から第10の温度(30℃)の範囲の場合、第2の所定期間を長く設定する(例えば、3時間)ので、第2の所定期間経過するまでの長期間、空気噴出口37から噴出した高温の空気は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する(長期間の生ごみの温風送風乾燥処理)。この結果、換気による乾燥能力が小さい梅雨時期でも微生物分解処理部34での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。なお、梅雨時期以外の第9の温度から第10の温度の範囲の場合、相対湿度が梅雨時期に比べて低いので、微生物担体26の含水率が急激に減少し、送風加熱手段38の運転分電気代がかかることは避けられない。しかし、微生物担体26の含水率が低くなると送風加熱手段38を運転しないので、微生物担体26が過乾燥になることを抑制できる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態5について、図1〜図3、図11を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態5における生ごみ処理装置の構成図を、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図を、図3は同生ごみ処理装置のタイミングチャートを、図11は同生ごみ処理装置のフローチャートを、それぞれ示すものである。以下、実施の形態1と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。実施の形態1と異なるところは、第9の温度から第10の温度の範囲の場合送風加熱手段38を運転する点である。
そして、微生物担体26の含水率が第3の含水率より高い場合について説明する。外気温が梅雨時期の温度である第9の温度から第10の温度の範囲の場合、送風加熱手段38を運転するもので、空気噴出口37から噴出した高温の空気は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する。この結果、換気による乾燥能力が小さい梅雨時期でも微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。なお、梅雨時期以外の第9の温度から第10の温度の範囲の場合、相対湿度が梅雨時期に比べて低いので、微生物担体26の含水率が急激に減少し、送風加熱手段38の運転分電気代がかかることは避けられない。しかし、微生物担体26の含水率が低くなると送風加熱手段38を運転しないので、微生物担体26が過乾燥になることを抑制できる。
また、外気温が第9の温度から第10の温度の範囲以外の場合、送風乾燥処理34や換気による乾燥で十分に微生物分解処理部21での水分調整ができる。
以上の実施の形態1〜6において、送風乾燥処理部34を吸気口と兼用しているが、吸気口を別途もうけても同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる生ごみ処理装置は、微生物担体の水分調整能力に優れているので、家庭、レストラン、各種施設の食堂から排出される厨芥を処理する機器の低臭気化に極めて有用なものである。
本発明の実施の形態1〜6における生ごみ処理装置の構成図 本発明の実施の形態1〜6における生ごみ処理装置の平面断面図 本発明の実施の形態1と5における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態1と5における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置のタイミングチャート 本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態4における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態5における生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態6における生ごみ処理装置のフローチャート 従来の生ごみ処理装置の構成図
符号の説明
21 微生物分解処理部
23 攪拌手段
26 微生物担体
30 排気手段
34 送風乾燥処理部
35 空気室
36 乾燥ファン
37 空気噴出口
38 送風加熱手段
40 含水率センサ

Claims (10)

  1. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転する生ごみ処理装置。
  2. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間より短い第4の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、続いて前記第4の所定期間経過後前記第2の所定期間が完了するまで間欠的に前記攪拌手段が前記第1の所定期間より短い第5の所定期間駆動して前記微生物担体の表面に生ごみを留めたまま酸素を供給し、前記第2の所定期間、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、かつ微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転する生ごみ処理装置。
  3. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部に内蔵し間欠的に第1の所定期間駆動して前記微生物担体と生ごみとを混合する攪拌手段と、前記微生物分解処理部に設けた排気手段と、空気室と乾燥ファン及び生ごみを乾燥する空気を前記微生物分解処理部に対して噴出する空気噴出口とを有する送風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部に設けた送風加熱手段とを備え、前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知後第2の所定期間より短い第4の所定期間、前記攪拌手段の駆動を禁止して前記微生物担体の表面に生ごみを留め、前記乾燥ファンを運転し前記空気噴出口から空気を前記微生物担体の表面に留めた生ごみに噴出し、続いて前記第4の所定期間経過後前記第2の所定期間が完了するまで前記攪拌手段が前記微生物分解処理部に生ごみが投入されることを検知直前と同様に攪拌し、前記排気手段と前記乾燥ファンの運転を継続し、他方前記第2の所定期間、微生物担体の含水率が第3の含水率より高い場合前記送風加熱手段を運転する生ごみ処理装置。
  4. 微生物担体の含水率が第3の含水率より高い第6の含水率より更に高い場合第2の所定期間を長く設定する請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  5. 外気温が低い場合第2の所定期間を長く設定する請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  6. 外気温が高い場合送風加熱手段の運転時間を短くする請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  7. 外気温が第7の温度より高い場合送風加熱手段の運転を禁止する請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  8. 外気温が第7の温度より高い第8の温度より更に高い場合送風乾燥処理部の運転を禁止する請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  9. 外気温が梅雨時期の温度である第9の温度から第10の温度の範囲の場合第2の所定期間を長く設定する請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
  10. 外気温が梅雨時期の温度である第9の温度から第10の温度の範囲の場合送風加熱手段を運転する請求項1から3のいずれか1項に記載の生ごみ処理装置。
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