JP2003126819A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP2003126819A
JP2003126819A JP2001328454A JP2001328454A JP2003126819A JP 2003126819 A JP2003126819 A JP 2003126819A JP 2001328454 A JP2001328454 A JP 2001328454A JP 2001328454 A JP2001328454 A JP 2001328454A JP 2003126819 A JP2003126819 A JP 2003126819A
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JP
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food waste
water content
garbage
waste processing
tank
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Application number
JP2001328454A
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English (en)
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Isao Katagiri
勲 片桐
Yasunori Yonezawa
康則 米澤
Hirotaka Josa
弘隆 帖佐
Minetake Yamashita
峰毅 山下
Yoshihisa Kanetsuna
良壽 金綱
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は生ごみ処理槽の外に生ごみや生ごみ処
理材が漏れ出ない生ごみ処理装置を提供する。 【解決手段】生ごみ処理槽1内に投入した生ごみ処理材
2により生ごみを分解処理する生ごみ処理装置におい
て、生ごみ処理槽1内の生ごみと生ごみ処理材2とを粉
砕混合するための攪拌手段3を設けた。生ごみ処理槽1
内の気体を換気するための換気手段4を設けた。生ごみ
処理槽1内の生ごみ処理材2の含水率を検知する含水率
検知手段5を設けた。生ごみ処理材2が生ごみを分解す
るのに適した生ごみ処理材2の含水率域を所定含水率域
とし、攪拌手段3の運転時において含水率検知手段5が
所定含水率域以上の含水率を検知した場合は換気手段4
を運転するように制御し、且つ攪拌手段3の運転時にお
いて含水率検知手段5が所定含水率域未満の含水率を検
知した場合は換気手段4を停止するように制御するため
の制御手段を設けて成ることを特徴とした生ごみ処理装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、微生物を利用して有機物や水
分を含有する生ごみを環境に影響を与えない程度に分解
処理することが行われており、この処理を行う生ごみ処
理装置が知られている。この従来の生ごみ処理装置は、
生ごみ処理槽内に投入した生ごみ処理材により生ごみを
分解処理する生ごみ処理装置において、生ごみ処理槽内
の生ごみと生ごみ処理材とを粉砕混合するための攪拌手
段を設け、生ごみと生ごみ処理槽を加温するための加熱
手段を設け、生ごみ処理槽内の水蒸気や二酸化炭素等の
気体を換気するための換気手段を設けている。
【0003】上記従来の生ごみ処理装置で生ごみを分解
処理する場合は、生ごみ処理材が充填された生ごみ処理
槽に生ごみを投入した後、攪拌手段により生ごみと生ご
み処理材とを混合し、換気手段により常時生ごみ処理材
に生息する微生物に酸素を供給し、加熱手段により生ご
み処理槽内を微生物が生ゴミを分解処理するのに適した
温度まで加温する。上記によって生ごみ処理材に生息す
る微生物は生ごみを分解処理する。また生ごみを分解処
理することによって生ごみ処理槽内に発生した水蒸気や
二酸化炭素は換気手段により排気される。
【0004】しかしながらこの従来の生ごみ処理装置に
おいては、生ごみを投入する量が使用者によって異な
り、生ごみ処理槽に生ごみを投入する量が少ない場合、
生ごみ処理材が過乾燥状態になってしまうことがあり、
特に攪拌手段が運転している間は上記過乾燥状態にある
生ごみ処理材は生ごみ処理槽内で大量に舞い上がってし
まうため、換気によって生ごみ処理槽内の気体と一緒に
生ごみ処理材も外部に漏れ出ていた。また、換気手段に
生ごみ処理槽内の生ごみと生ごみ処理材とが生ごみ処理
槽の外部へ漏れ出ることを防止するためのフィルタを設
けた上記生ごみ処理装置においては、攪拌手段の運転時
に生ごみ処理材がフィルタに目詰まりしてしまい、フィ
ルタ性能が低下してしまうという問題があった。さらに
最近の生ごみ処理装置には換気手段により排気された気
体を高温に加熱して触媒で脱臭するための脱臭装置が備
えられているのだが、このような脱臭装置を備えた生ご
み処理装置においてはフィルタで取り除くことができな
かった小さな生ごみ処理材が高温に加熱された脱臭装置
に入り込んでしまい、火災の原因となってしまってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、生ごみ処理槽の外に生ごみや
生ごみ処理材が漏れ出ない生ごみ処理装置を提供するこ
とを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽1内に
投入した生ごみ処理材2により生ごみを分解処理する生
ごみ処理装置において、生ごみ処理槽1内の生ごみと生
ごみ処理材2とを粉砕混合するための攪拌手段3を設
け、生ごみ処理槽1内の気体を換気するための換気手段
4を設け、生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材2の含水率
を検知する含水率検知手段5を設け、生ごみ処理材2が
生ごみを分解するのに適した生ごみ処理材2の含水率域
を所定含水率域とし、攪拌手段3の運転時において含水
率検知手段5が所定含水率域以上の含水率を検知した場
合は換気手段4を運転するように制御し、且つ含水率検
知手段5が攪拌手段3の運転時において所定含水率域未
満の含水率を検知した場合は換気手段4を停止するよう
に制御するための制御手段を設けて成ることを特徴とし
たものである。
【0007】上記により、過乾燥状態にある生ごみ処理
材2が舞いあがりやすい攪拌手段3の運転時において、
生ごみ処理材2が生ごみ処理槽1の外部へ漏れ出ること
を防ぐことができる。また、生ごみ処理材2が外部へ漏
れ出ることを防止するためのフィルタ7を設けた上記生
ごみ処理装置においては、生ごみ処理材2がフィルタ7
に目詰まりすることを防止できる。さらに生ごみ処理槽
1より排出した空気を高温に加熱して触媒で脱臭する脱
臭装置8を備えた上記生ごみ処理装置においても、過乾
燥状態にある生ごみ処理材2が攪拌手段3の運転時に脱
臭装置8に入り込むことがなくなり、脱臭装置8の火災
等のトラブルが無くなる。
【0008】また請求項2記載の生ごみ処理装置は、請
求項1記載の生ごみ処理装置において、攪拌手段3の運
転時と攪拌手段3の運転終了直後の一定期間とにおいて
所定含水率域未満の含水率を検知した場合、換気手段4
を停止するように制御するための制御手段を設けて成る
ことを特徴としたものである。
【0009】上記により、未だ生ごみ処理槽1内を生ご
み処理材2が舞っている攪拌手段3の運転停止直後の期
間においても生ごみ処理材3が生ごみ処理槽1の外へ漏
れ出ることを防止できる。
【0010】また請求項3記載の生ごみ処理装置は、請
求項1又は請求項2記載の生ごみ処理装置において、含
水率検知手段5によって検知された含水率が上記所定含
水率域未満にあるか否かという判定結果を所定時間毎に
記憶し、その判定結果を最新の判定結果から過去にさか
のぼって予め定められた取り出し回数分だけ取り出し、
取り出した判定結果のうち含水率が所定含水率域未満に
ある判定の回数が予め設定した所定回数を超えた場合、
攪拌手段3が運転する期間において換気手段4を停止す
るようにした制御手段を設けたことを特徴としたもので
ある。
【0011】上記のように毎回の判定の統計処理結果か
ら換気手段4の運転を停止するようにしたことで、より
一層生ごみ処理槽1内の生ごみ処理材2が外に漏れ出る
ことを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0013】図1に示すように、本実施形態の生ごみ処
理装置は、上面にケース開口部9を有する箱状のケース
10を設け、ケース10の後部の上端部にケース10の
上面を覆うための回動自在な蓋11を設けている。ケー
ス10には上面に開口部12を有する生ごみ処理槽1を
内装してあり、ケース開口部9より生ごみ処理槽1に生
ごみと生ごみ処理材2とを投入できるようにケース開口
部9と開口部12とは連通している。
【0014】生ごみ処理槽1の外面には生ごみ処理槽1
を加温するためのヒーター等の加熱部13を設けてあ
り、生ごみ処理槽1には生ごみ処理槽1内の温度を測定
する温度計を設けている(図示せず)。上記加熱部13
と温度計とで加熱手段14は構成されている。
【0015】生ごみ処理槽1の内面部には生ごみ処理槽
1内の生ごみ処理材2の含水率を検知するための含水率
検知手段5を設けている。図2に示すように含水率検知
手段5は外方に突出する水分検知部15と、水分検知部
15の内部には水分検知部15を加熱するヒータ16
と、水分検知部15の温度を測定する温度センサ17を
設けている。上記含水率検知手段5により生ごみ処理材
2の含水率を検知する方法を下に記す。まずヒータ16
を加熱していない状態での生ごみ処理材2の温度を温度
センサ17にて測定し、この時の温度をT0℃とする。
次にヒータ16によって水分検知部15を一定時間加熱
した後、生ごみ処理材2の温度を温度センサ17にて測
定し、この時の温度をT1とする。この加熱後の温度T
1と加熱前の温度T0の差(T1−T0)は水分検知部
15の上昇温度にあたり、生ごみ処理材2の含水率が高
くなると水分検知部15からの放熱が大きくなるため
に、この水分検知部15の上昇温度は小さくなる。また
逆に生ごみ処理材2の含水率が低くなると水分検知部1
5からの放熱は小さくなり、水分検知部15の上昇温度
は大きくなる。つまり水分検知部15の上昇温度と生ご
み処理材2の含水率は図3に示すような関係になる。本
実施形態では上記水分検知部15の上昇温度より、生ご
み処理材2の含水率を検知している。
【0016】ケース10の後壁の内面の中央付近にはモ
ータ18を設けてあり、モータ18にはモータ18の回
転と連動して回転する回転軸19を前方に突出して設け
てあり、回転軸19は生ごみ処理槽1を貫通し、回転軸
19を回転自在とするように回転軸19の先端部はケー
ス10前部の内面の中央付近に設けられた軸受け部20
に軸支されている。生ごみ処理槽1内の回転軸19の周
部には夫々前後間隔をあけて、数枚(図1では4枚)の
断面く字状のミキシングフィン21が回転軸19の外方
に向けて突出するように設けられており、夫々のミキシ
ングフィン21は回転軸19に対して90度ずつずらし
た状態で突出している。上記モータ18、回転軸19、
軸受け部20、ミキシングフィン21で攪拌手段3を構
成している。
【0017】また生ごみ処理槽1の前壁の上部には1対
の吸気口22を設けてあり、各吸気口22には下向きに
伸びる吸気路23を夫々設けてあり、吸気路23は下方
に開口した吸気路開口部24を有し、吸気路開口部24
は上記吸気口22と連通している。生ごみ処理槽1の後
壁上部には排気口25を設けてあり、排気口25はケー
ス10の底面に設けられたケース排気口26と排気路2
7を介してつながっている。また排気口25の生ごみ処
理槽1側には生ごみや生ごみ処理材2が生ごみ処理槽1
より漏れ出ないようにするためのフィルタ7が設けられ
ている。さらにフィルタ7と排気口25との間には処理
槽1内の気体を排気路27に吸い込むためのファン28
が設けられている。ケース10側面にはケース吸気口2
9が設けられており、ケース10内に外気を吸気する希
釈用ファン30を介して上記排気路27の途中とつなが
っている。上記吸気路23、フィルタ7、排気口25、
ファン28、排気路27、ケース吸気口29、希釈用フ
ァン30、ケース排気口26で換気手段4は構成されて
いる。
【0018】前記希釈用ファン30が取り付けられてい
る位置より排気口25寄りの排気路27には高温に加熱
して触媒で脱臭するための脱臭装置8が設けられてい
る。
【0019】ケース10の前面下部には上記吸気路開口
部24と対向するように上方に開口したカセットトレー
31を設けてあり、カセットトレー31はケース10か
ら引出し自在である。
【0020】ケース10の上面の後端部には生ごみ処理
装置の電源をON、OFFできる操作部32が設けられ
ている。また、生ごみ処理装置には加熱手段14、攪拌
手段3、換気手段4を制御するための制御手段が設けら
れている。
【0021】本実施形態における生ごみ処理装置におい
ては、生ごみの分解処理に生ごみを分解処理するための
微生物を生息させているおが屑状の木質細片等の生ごみ
処理材2を使用する。
【0022】上記生ごみ処理装置を利用して生ごみを分
解処理する方法を記す。生ごみ処理材2を生ごみ処理装
置の蓋11を開けてケース開口部9より投入し、生ごみ
処理槽1内に生ごみ処理材2を充填する。この生ごみ処
理材2が充填された生ごみ処理槽1内に生ごみを投入
し、生ごみ処理装置の蓋11を閉めた後操作部32を操
作して生ごみ処理装置の電源を入れ、生ごみの分解処理
に移る。生ごみの分解処理は生ごみ処理材2内に生息す
る微生物によって行われるのだが、微生物による生ごみ
の分解処理を促進するために生ごみ処理槽1内を微生物
が生ごみを分解しやすい環境にする必要がある。本実施
形態ではこの環境を作るために加熱手段14、攪拌手段
3、換気手段4を用いる。
【0023】微生物が生ごみを効率よく分解するには生
ごみ処理槽1内を最適な温度にする必要があり、本実施
形態では加熱手段14による加温によってこの微生物が
生ごみを分解するのに適した環境を作る。
【0024】また、攪拌手段3によって生ごみを細かく
砕き、生ごみと生ごみ処理材2とを混合し、生ごみの分
解処理を促進する。
【0025】また生ごみと生ごみ処理材2に酸素を供給
し、且つ生ごみの分解処理後に発生する水蒸気や二酸化
炭素を排気するために、生ごみ処理槽1内は換気手段4
によって換気される。換気する場合はファン28を運転
することによって、生ごみ処理装置の外部よりカセット
トレー31、吸気路23、吸気口22を通過して生ごみ
処理槽1内に外部の新鮮な空気を吸気し、生ごみの分解
処理によって発生した生ごみ処理槽1内の水蒸気や二酸
化炭素等の気体をフィルタ7、排気口25、ファン2
8、排気路27、脱臭装置8、ケース排気口26と順次
通過して、生ごみ処理装置より排気される。この時、フ
ィルタ7は細かく砕かれた生ごみや生ごみ処理材2が生
ごみ処理槽1の外部に漏れ出ることを防止している。ま
た脱臭装置8は生ごみ処理槽1内より排気された気体を
高温に加熱し、脱臭装置8内の触媒と反応させることに
より、脱臭を行なっている。一方ケース排気口26とケ
ース吸気口29との間に設けられた希釈用ファン30の
運転によって、生ごみ処理装置の外の新鮮な空気はケー
ス吸気口29、希釈用ファン30、と通過した後排気路
27に入り、排気路27内を流れている気体と混合する
ことで加温された気体を冷やすと共に臭いを薄めた後、
ケース排気口26より排気する。
【0026】また、生ごみ処理槽1内の生ごみや生ごみ
処理材2が吸気口22の高さまで充填されると、この生
ごみと生ごみ処理材2は吸気口22より吸気路23を介
してカセットトレー31に排出される。上記によって生
ごみや生ごみ処理材2が生ごみ処理槽1より溢れ出るこ
とを防止している。
【0027】上記加熱手段14、攪拌手段3、換気手段
4は制御手段によって例えば図4に示すように制御され
ている。加熱手段14による温度制御は、温度計によっ
て生ごみ処理槽1内の温度を測定し、測定した温度をも
とに制御手段によって加熱部13をON、OFFし、生
ごみ処理槽1内の温度を例えば60℃に自動調節する。
攪拌手段3は定期的に運転を行い、例えば1分間攪拌手
段3の運転を行なった後14分間運転を停止する。換気
手段4は常時運転している(図5に動作タイムチャート
を示す)。また生ごみ処理材2が最も効率良く生ごみを
分解処理できる含水率域を所定含水率域(例えば50%
〜65%)とし、含水率検知手段5によって検知される
生ごみ処理材2の含水率が上記所定含水率域になるよう
に上記加熱手段14、攪拌手段3、換気手段4の出力は
調整される。例えば生ごみ処理材2の含水率が所定含水
率域より高い場合は、加熱手段14の出力を上げ、攪拌
手段3の頻度を上げ、換気手段4の出力を上げることに
よって生ごみ処理材2の含水率を下げたり、生ごみ処理
材2の含水率が所定含水率域より低い場合は、加熱手段
14の出力を下げ、攪拌手段3の頻度を下げ、換気手段
4の出力を下げることによって生ごみ処理材2の含水率
を上げるように制御手段によって調整する。
【0028】ところで、上記生ごみ処理材2を使用して
生ごみを分解処理する時に、使用者によって生ごみの投
入量が少ない場合がある。このような場合、生ごみや生
ごみ処理材2の含水率が過乾燥状態になり、攪拌手段3
の運転時に生ごみ処理槽1内の生ごみや生ごみ処理材2
が舞い上がり、換気手段4によって生ごみ処理槽1内の
気体を排気する際、生ごみや生ごみ処理材2が生ごみ処
理槽1から外へ漏れ出てしまうことがあった。また本実
施形態のように排気口25にフィルタ7を備えた生ごみ
処理装置においては、フィルタ7が生ごみや生ごみ処理
材2によって目詰まりを起こしていた。さらに本実施形
態のように排気路27に脱臭装置8を備えた生ごみ処理
装置においては、細かく粉砕された燃えやすい生ごみや
生ごみ処理材2がフィルタ7を通過して脱臭装置8に入
り込み、脱臭装置8が燃えてしまい火災の原因となって
しまったりする問題があった。
【0029】本実施形態では上記の問題を解決するため
に下記のような制御方法を取る。攪拌手段3の運転時に
おいて含水率検知手段5によって検知された生ごみ処理
材2の含水率が所定含水率域未満(50%未満)の場
合、制御手段により常時運転状態にある換気手段4の運
転を停止するように制御する(図6に動作タイムチャー
トを示す)。上記のように過乾燥状態にある生ごみ処理
材2が最も舞い上がりやすい攪拌手段3の運転時におい
て換気手段4の運転を停止することで、生ごみ処理材2
が換気手段4の排気によって生ごみ処理槽1の外へ漏れ
出ることを防止することができる。
【0030】また、攪拌手段3の運転が停止された直後
の一定期間は攪拌手段3の運転時に舞い上がっていた生
ごみ処理材2が未だ沈着していないために下記のように
制御することが好ましい。攪拌手段3の運転時と攪拌手
段3の運転終了直後の一定期間とにおいて、含水率検知
手段5が所定含水率域未満(50%未満)にある生ごみ
処理材2の含水率を検知した場合は換気手段4を停止す
るように制御する(図7に動作タイムチャートを示
す)。上記のように制御することで、攪拌手段3の運転
停止直後の生ごみ処理槽内を未だ舞い上がった状態にあ
る生ごみ処理材2が生ごみ処理槽1の外へ漏れ出ること
を防止できる。
【0031】また、図3に示すように含水率検知手段5
は生ごみ処理材2の含水率が低い場合、含水率の変化に
よる上述した加熱後の温度T1と加熱前の温度T0の差
(T1−T0)の変化が小さいため、測定精度が悪くな
ってしまう。上記の制御手段による制御は1回だけ検知
した生ごみ処理材2の含水率を所定含水率域と比較して
判定し制御するため、もし実際には所定含水率域未満に
ある生ごみ処理材2の含水率を所定含水率域にあると誤
って判定してしまった場合、生ごみ処理材2が生ごみ処
理槽1の外に出てしまう。よって下記のような制御を行
うことが好ましい。含水率検知手段5によって検知され
た生ごみ処理材2の含水率が所定含水率域未満(50%
未満)にあるか否かという判定結果を制御手段が有する
メモリに所定時間毎(例えば1分毎)に記憶し、その記
憶された判定結果を最新の判定結果から過去にさかのぼ
って予め定められた取り出し回数分(例えば10回)だ
け取り出し、攪拌手段3の運転時において取り出した判
定結果のうち含水率が所定含水率域未満(50%未満)
にある判定の回数が予め設定された所定回数(例えば5
回)を超えた場合、換気手段4の運転を停止するように
制御する。上記のように毎回の判定の統計処理結果から
換気手段4を停止するようにしたことで、より一層生ご
み処理槽1内の生ごみ処理材2が外に漏れ出ることを防
止できる。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、過乾燥状態にある生ごみ処理材が最も舞
い上がりやすい攪拌手段の運転時において換気手段の運
転を停止することで、生ごみ処理材が換気手段の排気に
よって生ごみ処理槽の外へ漏れ出ることを防止すること
ができる。また、生ごみ処理材が生ごみ処理槽の外へ漏
れ出ることを防止するためのフィルタを設けた生ごみ処
理装置においては、生ごみ処理材がフィルタに目詰まり
することを防止できる。さらに生ごみ処理槽より排出し
た空気を高温に加熱して触媒で脱臭する脱臭装置を備え
た生ごみ処理装置においても、過乾燥状態にある生ごみ
処理材が攪拌手段の運転時に脱臭装置に入り込むことが
なくなり、脱臭装置の火災等のトラブルが無くなる。
【0033】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて未だ生ごみ処理槽内
を生ごみ処理材が舞っている攪拌手段の運転を停止した
直後の期間においても生ごみ処理材が生ごみ処理槽の外
へ漏れ出ることを防止できる。
【0034】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項1又は請求項2の効果に加えて毎回の判定の統計
処理結果から換気手段を停止するようにしたことで、よ
り一層生ごみ処理槽内の生ごみ処理材が外に漏れ出すこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の生ごみ処理装置の透視図
である。
【図2】同上の含水率検知手段の説明図である。
【図3】含水率と検知部の温度上昇度との関係を示した
グラフである。
【図4】本発明の生ごみ処理装置の各機器の関連を示す
ブロック図の一例である。
【図5】従来の生ごみ処理装置の動作タイムチャートの
一例である。
【図6】本発明の生ごみ処理装置の動作タイムチャート
の一例である。
【図7】本発明の生ごみ処理装置の動作タイムチャート
の他の例である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理槽 2 生ごみ処理材 3 攪拌手段 4 換気手段 5 含水率検知手段 6 制御手段 7 フィルタ 8 脱臭装置
フロントページの続き (72)発明者 帖佐 弘隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山下 峰毅 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 金綱 良壽 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 AB01 CA04 CA15 CA19 CA22 CA48 CB02 CB28 CB32 CC08 CC09 DA01 DA02 DA09 DA20 4G078 AA20 AB20 BA01 DA01 EA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ごみ処理槽内に投入した生ごみ処理材に
    より生ごみを分解処理する生ごみ処理装置において、生
    ごみ処理槽内の生ごみと生ごみ処理材とを粉砕混合する
    ための攪拌手段を設け、生ごみ処理槽内の気体を換気す
    るための換気手段を設け、生ごみ処理槽内の生ごみ処理
    材の含水率を検知する含水率検知手段を設け、生ごみ処
    理材が生ごみを分解するのに適した生ごみ処理材の含水
    率域を所定含水率域とし、攪拌手段の運転時において含
    水率検知手段が所定含水率域以上の含水率を検知した場
    合は換気手段を運転するように制御し、且つ攪拌手段の
    運転時において含水率検知手段が所定含水率域未満の含
    水率を検知した場合は換気手段を停止するように制御す
    るための制御手段を設けて成ることを特徴とする生ごみ
    処理装置。
  2. 【請求項2】攪拌手段の運転時と攪拌手段の運転終了直
    後の一定期間とにおいて所定含水率域未満の含水率を検
    知した場合、換気手段を停止するように制御するための
    制御手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】含水率検知手段によって検知された含水率
    が所定含水率域未満にあるか否かという判定結果を所定
    時間毎に記憶し、その判定結果を最新の判定結果から過
    去にさかのぼって予め定められた取り出し回数分だけ取
    り出し、取り出した判定結果のうち含水率が所定含水率
    域未満にある判定の回数が予め設定された所定回数を超
    えた場合、攪拌手段の運転時において換気手段を停止す
    るようにした制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005144348A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 生ごみ処理装置

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JP2005144348A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 生ごみ処理装置

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