JP2005230596A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲が汚れない、スムースな立上りができる生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】微生物担体26を内蔵し生ごみ27を微生物により分解させる微生物分解処理部21と、前記微生物分解処理部21を開閉する蓋29の開閉を検知する蓋開閉検知手段33と、前記微生物担体26を撹拌する撹拌手段23と、前記微生物分解処理部21に連通し前記微生物担体26を貯蔵する着脱自在の貯蔵室38と、運転動作を制御する制御部40とを備え、前記蓋開閉検知手段33が前記蓋29の閉成を検知した後、所定時間は前記撹拌手段23を動作させないように構成したもので、微生物分解処理部21の貯蔵室38との連通部分から微生物担体26がこぼれることがなく、クリーンな排出作業ができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭や食堂の台所等で発生する生ごみを微生物を用いて減量及び減容させる生ごみ処理装置に関するものである。
従来の、この種の生ごみ処理装置として、図8に示されるようなものがあった。
図8において、生ごみ処理装置は、微生物(好気性)の生息場所となる杉チップや未分解の処理物等の微生物担体1を入れた微生物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5と、微生物分解槽2内の温度を適正に保つための槽加熱手段6と、酸素(空気)を供給するための換気ファン7と吸気口8と、それらの制御を行う制御手段(図示せず)を備え、投入された生ごみ3を微生物により最終的には二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量及び減容するようにしたものが一般的に知られている。
また、微生物分解槽2の上部には乾燥室9が設けられ、回転可能なプレート10で仕切られている。乾燥室9には、吸気ファン11を有する吸気口12が設けられるとともに、排気ファン13を有する排気口14が設けられている。空気加熱ヒータ15は吸気ファン11の下流に設けられている。重量センサ16はプレート10の重量を検出するものである。他方、取外し自在の貯蔵室17は連通口18を介して微生物分解槽2に連通している。
以上のように構成された生ごみ処理装置の動作を説明する。
本生ごみ処理装置では、微生物で生ごみ3を分解する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させるための環境条件を作る必要がある。1つには、微生物が多く生息でき増殖するための場所が必要であり、電源投入前の微生物担体1には、杉チップのような木片チップ、多孔質のプラスチック片等が用いられている。2つ目には、微生物による分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1に回転撹拌棒4の撹拌作用により供給されるようにする。また、3つ目には、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できず、逆に水分の多い状態では生ごみの分解の能力が低下するものである。
そこで、生ごみ3が乾燥室9に投入されると、空気が吸気ファン11の吸引作用により吸気口12から吸引され、空気加熱ヒータ15により加熱される。その後、高温になった空気は乾燥室9に供給され、排気ファン13の排気作用により排気口14から排出される。その際、高温の空気が乾燥室9に投入された生ごみ3を乾燥する。次に、重量センサ16が生ごみ3の乾燥状態、すなわち乾燥により生ごみ3が減量したことを検知すると、プレート10が回転して、乾燥した生ごみ3を微生物分解槽2内に落下させる。
続いて、落下した生ごみ3は回転撹拌棒4の撹拌作用により微生物担体1と十分に混合して、微生物分解が始まる。その際、生ごみ3の表面が乾いているので、生ごみ3自身や生ごみ3と微生物担体1の絡み付きが抑制でき、生ごみ3や微生物担体1の小粒化が防止できる。
他方、制御手段が乾燥室9での生ごみ3の乾燥率、槽加熱手段6の加熱量、換気ファン7の換気能力を調整して微生物担体1の含水率を一定に保っている。特に、水分の多い生ごみ3が乾燥室9に投入された場合でも、こと前に生ごみ3をある程度乾燥しているので、制御手段が乾燥室9での生ごみ3の乾燥率、槽加熱手段6の加熱量、換気ファン7の換気能力を上げて微生物担体1の水分調整を行い、適度の含水率(微生物担体1が固まりにくい30〜40%)となるようにしていた。なお、未分解の処理物が増加すると、回転撹拌棒4の撹拌により微生物担体1が連通口18から貯蔵室17に落下し貯蔵される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−29211号公報
しかしながら、上記従来の生ごみ処理装置の構成では、貯蔵室17に貯蔵された微生物担体1を排出するために貯蔵室17を取外した時に、回転撹拌棒4の撹拌により微生物担体1が連通口18から外へこぼれてしまうという課題を有していた。この課題を解決するために、貯蔵室17の取り外し検知手段を設けて、貯蔵室17の取外しを検知した時に、回転撹拌棒4の撹拌を停止して、微生物担体1が連通口18から外へこぼれてしまうことを防止することも可能であるが、その取外し検知手段を設けるために余分なコストが必要となる。また、万一貯蔵室17を取外したことを忘れ長時間貯蔵室17が取付けられなかった場合、取外し検知手段により、回転撹拌棒4の撹拌による微生物担体1への空気供給が断たれることになり、微生物担体1が嫌気性状態になり臭気が強くなるという副作用がある。
また、使用前に微生物分解槽2には、一般に切削された含水率55%前後の含水率の高い杉チップ(微生物の少ない)が投入されるが、立上り(電源プラグをコンセントに接続後からの微生物増殖時間)時に制御手段が乾燥室9での生ごみ3の乾燥率、槽加熱手段6の加熱量、換気ファン7の換気能力を上げて微生物担体1の含水率を急激に減少させる。すなわち、微生物の増殖に適した微生物担体1の含水率55%前後が維持されないので、微生物担体1での微生物の増殖が抑制されるという課題を有していた。言い換えると、立上り時に時間を要し、微生物分解能力がなかなか向上しない。
本発明は上記課題を解決するもので、周囲が汚れることがなく、スムースな立上りができる生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部を開閉する蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記微生物担体を撹拌する撹拌手段と、前記微生物分解処理部に連通し前記微生物担体を貯蔵する着脱自在の貯蔵室と、運転動作を制御する制御部とを備え、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の閉成を検知した後、所定時間は前記撹拌手段を動作させないように構成したもので、この所定時間内に、微生物担体を排出するために貯蔵室を取外しても、撹拌手段が停止しているので、微生物分解処理部の貯蔵室との連通部分から微生物担体がこぼれることがなく、クリーンに排出作業を行なうことができる。また、上記所定時間内に万一貯蔵室を取り付け忘れても、所定時間経過した後、撹拌手段が再運転されるので、微生物担体が嫌気性状態になり臭気が強くなるということもない。さらに貯蔵室の取外しを検知する取外し検知手段も不用なので、生ごみ処理装置を安価に構成することができる。
また、本発明の生ごみ処理装置は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部内に空気を供給する供給手段と、前記供給手段からの空気を加熱する加熱手段と、運転動作を制御する制御部とを備え、電源投入後、所定時間は前記加熱手段の運転を停止する構成としたもので、立上り時間の間、加熱手段の運転を禁止するので、その間に微生物担体の含水率が高く維持され、必要な微生物の増殖が図れる。
本発明は、周囲が汚れない、スムースな立上りができる生ごみ処理装置を提供することができる。
第1の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部を開閉する蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記微生物担体を撹拌する撹拌手段と、前記微生物分解処理部に連通し前記微生物担体を貯蔵する着脱自在の貯蔵室と、運転動作を制御する制御部とを備え、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の閉成を検知した後、所定時間は前記撹拌手段を動作させないように構成したもので、この所定時間内に、微生物担体を排出するために貯蔵室を取外しても、撹拌手段が停止しているので、微生物分解処理部の貯蔵室との連通部分から微生物担体がこぼれることがなく、クリーンに排出作業を行なうことができる。また、上記所定時間内に万一貯蔵室を取り付け忘れても、所定時間経過した後、撹拌手段が再運転されるので、微生物担体が嫌気性状態になり臭気が強くなるということもない。さらに貯蔵室の取外しを検知する取外し検知手段も不用なので、生ごみ処理装置を安価に構成することができる。
第2の発明は、微生物分解処理部内に空気を供給する供給手段を備え、蓋開閉検知手段が前記蓋の閉成を検知した後、所定時間は前記供給手段を動作させないように構成したもので、この所定時間、生ごみは微生物担体の表面に留まり、生ごみに付着していた水滴や汁は生ごみの表面を滑り落ち、微生物担体に落下、拡散するので、生ごみの水きりが効率良く行なわれ、同時に空気が微生物担体の表面近傍に浸透しながら微生物担体の表面を効率良く乾燥させることができる。また、生ごみの水きりが行なわれているので、供給手段が動作し始めたとき、前記供給手段からの風で吹き飛ばされた水滴や汁で、微生物分解処理部の内壁等が汚れるということもない。
第3の発明は、微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部内に空気を供給する供給手段と、前記供給手段からの空気を加熱する加熱手段と、運転動作を制御する制御部とを備え、電源投入後、所定時間は前記加熱手段の運転を停止する構成としたもので、立上り時間の間、加熱手段の運転を禁止するので、その間に微生物担体の含水率が高く維持され、必要な微生物の増殖が図れる。
第4の発明は、微生物担体の含水率を検知する含水率検知手段を備え、前記含水率検知手段で検知された含水率が所定の含水率より高い場合、所定時間内でも、前記加熱手段を動作させるもので、立上り時間でも、加熱手段を運転することにより、速やかに微生物担体があらかじめ定めた含水率まで乾燥され、微生物分解処理部で通気性が確保でき、生ごみの微生物分解性能を維持させることができる。その後の乾燥時間、生ごみの送風乾燥処理が実行されるので、微生物担体の含水率が比較的高く維持され、微生物の増殖が図れる。
第5の発明は、微生物分解処理部に供給される空気の温度を検知する温度検知手段を備え、前記温度検知手段で検知された温度が所定の温度より低い場合、所定時間内でも、前記加熱手段を動作させるもので、立上り時間内でも、温度検知手段の検知温度があらかじめ定めた温度より低い場合に乾燥ファンと加熱手段を運転することで、生ごみの温風送風乾燥処理が実行されるが、その際、乾燥ファンから送風された低温の空気は加熱手段で加熱されても、著しくは高温にならない。したがって、微生物担体が急激に乾燥されることはなく、微生物担体の含水率が比較的高く維持されるので、微生物の増殖が図れる。また、生ごみの温風送風乾燥処理により微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が維持される。
第6の発明は、微生物分解処理部に供給される空気の湿度を検知する湿度検知手段を備え、前記湿度検知手段で検知された湿度が所定の湿度より高い場合、所定時間内でも、前記加熱手段を動作させるもので、立上り時間内でも、湿度検知手段の検知湿度があらかじめ定めた湿度より低い場合に乾燥ファンと加熱手段を運転して生ごみの温風送風乾燥処理を行なう。その際、乾燥ファンから送風された湿度の高い空気は加熱手段で加熱されても、著しく乾燥していないので、微生物担体が急激に乾燥されることはなく、微生物担体の含水率が比較的高く維持されるので、微生物の増殖が図れる。また、生ごみの温風送風乾燥処理により微生物分解処理部での水分調整ができるので、微生物分解処理部では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が維持される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置の概略断面図、図2は同生ごみ処理装置の平面断面図、図3は同生ごみ処理装置のタイミングチャート、図4は同生ごみ処理装置のフローチャートである。
図1と図2において、21は有底状の微生物分解処理部であり、微生物分解槽22と撹拌手段23とから構成されている。撹拌手段23は、回転撹拌棒24とそれを回転駆動する駆動装置25とから構成されている。26は微生物の生息場所となる杉チップや未分解の処理物等の微生物担体である。そして、回転撹拌棒24は投入された生ごみ27と微生物担体26とを混合、撹拌し、微生物担体26に酸素(空気)を供給する。28は微生物分解槽22内の温度を適正に保つための電気ヒータ等からなる槽加熱手段で、微生物分解槽22の下部に設けてある。29は微生物分解槽22の上部に設けた蓋で、生ごみ27を投入する際に開閉するものであり、ヒンジ29aを介して回動自在としてある。
30は図2に示す如く微生物分解槽22の側面上部に設けた排気手段であり、換気ファン31と排気口32とから構成されている。33は蓋29の開閉を検知する蓋開閉検知手段で、図示しない磁石とリードスイッチから構成されている。34は微生物分解処理部21内に空気を送風して生ごみ27を乾燥させる送風乾燥処理部であり、微生物分解処理部21の上部側面に設けられ、横長の空気室35と、空気供給手段である乾燥ファン36及び生ごみ27を乾燥させる空気を微生物分解処理部21内に噴出する多数の空気噴出口37とから構成されている。38は微生物分解処理部21に対して取外し自在の貯蔵室であり、回転撹拌棒24先端の回転軌跡より上方に位置する二つの連通口39を介して微生物分解槽22に連通している。
40は制御部で、蓋開閉検知手段33の出力に基づき撹拌手段23、槽加熱手段28、排気手段30、乾燥ファン36の運転を制御するように構成してある。
なお、加熱手段41、含水率検知手段42、温度検知手段43、湿度検知手段44については、後述の第2、第3の実施の形態で詳細に述べる。
以上のように構成された生ごみ処理装置において図3と図4を用いて、その動作を説明する。
使用前に、微生物分解槽22には一般に切削された含水率55%前後の杉チップが投入されている。そして、電源プラグ(図示せず)をコンセントに接続、或いは電源スイッチ(図示せず)をONして電源が供給されると制御部40に通電され、換気ファン31と乾燥ファン36が運転を開始し(S1)、空気が空気室35を通り空気噴出口37から微生物分解処理部21の上部に流入する。続いて、この空気は換気ファン31の排気作用により排気口32から外へ排気される。すなわち、微生物分解処理部21の上部を略連続的に換気する。
なお、この換気ファン31は電源プラグをコンセントに接続、或いは電源スイッチをONしている間中運転し続けるが、必要に応じて蓋29を開いた時には停止するようにしてもよい。
さて、この状態で生ごみ27を微生物分解処理部21に投入するために蓋29を開けると、制御部40は蓋開閉検知手段33からの出力で蓋29が開いたことを検知する(S2)。この検知により、直ちに駆動装置25の駆動と換気ファン31の運転を停止する(S3)。次に、生ごみ27を微生物分解処理部21に投入後、再び蓋29を閉めると、制御部40は蓋開閉検知手段33からの出力で蓋29が閉じられたことを検知する(S4)。
この検知により、所定時間(例えば、10分間)制御部40は駆動装置25の駆動と換気ファン31の運転禁止を継続する(S5)。この所定時間、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まり、生ごみ27の表面の水滴や汁は生ごみ27の表面を滑り落ち、微生物担体26に拡散する。
続いて、所定時間経過後、制御部40は直ちに換気ファン31の運転を再開し、また、乾燥時間(例えば、3時間)に渡って乾燥ファン36を運転し(S6)、かつ撹拌手段23の運転禁止(停止状態)を継続する(S6)。これら一連の動作の結果、生ごみ27は微生物担体26の表面に留まっている。その間、乾燥ファン36により、空気室35に空気が送り込まれる。(例えば、300L/min)次に、空気室35に送り込まれた空気は、空気室35内で均一化され空気噴出口37から微生物分解処理部21、特に微生物担体26の表面に留まっている生ごみ27に向かって噴出する。噴出された空気は生ごみ27の上部から下部に貫通し、そして微生物担体26に衝突後、生ごみ27の側部から吹き出し、換気ファン31の運転により排気口32から外部に排気される。
その際、空気が生ごみ27から発生する蒸気を直ちに運び出すので、生ごみ27は乾燥する。(例えば、水分は20%減:生ごみ27の送風乾燥処理)特に、所定時間に生ごみ27の水滴や汁が減少しているので、生ごみ27の表面を十分に乾かすことができる。かつ、換気ファン31の運転により排気口32から外部に順次排気されるので、空気噴出口37から噴出する空気により吹き飛ばされた水滴や汁で微生物分解槽22の内壁や排気手段30が汚れるのを防止できる。
また、空気は、微生物担体26の表面近傍に浸透する。なお、微生物を生息させ、活性化させるための環境を作る必要がある。特に、微生物担体26の含水率は、微生物担体26自身が主に未分解物の粘性により固まらないように約40%以下にしなければならない。また、微生物担体26が乾燥しすぎの状態では、微生物は生存できないので、微生物担体26の含水率を20〜40%に維持する必要がある。そして、生ごみ27の送風乾燥処理の乾燥分、微生物分解処理部21での水分調整ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続でき、臭気の発生も抑制される。
次に、乾燥時間経過後直後、制御部40は乾燥ファン36の運転を停止する(S8)。続いて、制御部40は、間欠的に(例えば、90分間隔)撹拌手段23の駆動装置25を撹拌所定時間(例えば、正転と逆転との組合せで2分間)駆動し(S9)、回転撹拌棒24で乾燥した生ごみ27と微生物担体26とを混合する(通常撹拌)。この結果、微生物分解が開始し継続する。他方、微生物担体26が所定の温度(例えば30℃程度)に維持されるように、槽加熱手段28がON/OFF制御される。
その後、未分解の処理物が微生物分解処理部21に貯まり、微生物担体26が増加していく。微生物担体26の上面が連通口39に近づくほど大量になった場合、微生物担体26は正転と逆転する回転撹拌棒24の撹拌により上方へ持ち上げられ、二つの連通口39からスムースに貯蔵室38へ落下して貯まっていく。
他方、所定時間内に、貯蔵室38を取外し、貯蔵室38に貯まった微生物担体26を排出した後、再び連通口39を介して微生物分解槽22に連通し取付ける。すなわち、貯蔵室38を取外している間、撹拌手段23の駆動を禁止しているので、微生物担体26が連通口39から外へこぼれることを防止できる。
なお、所定時間後の乾燥時間の間、撹拌手段23が運転されないので、酸素(空気)が微生物担体26の下部に供給されない。従って、乾燥時間は、嫌気性微生物による強い臭気が発生しない範囲内、すなわち3〜4時間程度が限度である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置のタイミングチャート、図6は同生ごみ処理装置のフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1と異なるところは、空気室35内に空気を加熱する電気ヒータからなる加熱手段41を設け、蓋開閉検知手段33が蓋29が閉じられたことを検知すると、制御部40は、乾燥時間、乾燥ファン36と加熱手段41とを運転するとともに撹拌手段23の駆動を禁止し、かつ電源投入後あらかじめ定めた立上り時間加熱手段41の運転を禁止する点である。
実施の形態1と異なる動作について説明する。
蓋29が閉じられ所定時間経過後、制御部40は、直ちに換気ファン31と乾燥ファン36の運転を再開し、また、乾燥時間(例えば、3時間)に渡って乾燥ファン36を運転し(S6)、その間、撹拌手段23の運転を禁止する(S6)。続いて、電源プラグをコンセントに接続、或いは電源スイッチをONして電源が供給されてからの経過時間と微生物の増殖に必要な所定の立上り時間(例えば、2週間)とを比較(S10)し、現時間が立上り時間を経過した場合、制御部40は直ちに加熱手段41を運転する(S11)。
そして、乾燥ファン36から空気室35へ送風された空気は、加熱手段41により加熱されて10〜40℃程度温度上昇し、飽和蒸気量が増加する。この結果、空気噴出口37から噴出した高温の空気(乾いた空気)は生ごみ27の表面を流れながら生ごみ27を十分に乾燥する。(例えば、水分は30〜40%減:生ごみ27の温風送風乾燥処理)この結果、大量で水分の多い生ごみが連続して投入された場合でも、温風送風乾燥処理による乾燥分、微生物分解処理部21での水分調整(50%程度高含水率を防止)ができるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。次に、乾燥時間経過後直後制御部40は加熱手段41の運転を停止(S12)し、続いて乾燥ファン36の運転も停止(S8)する。
ただし、電源プラグをコンセントに接続、或いは電源スイッチをONして電源が供給されてからの経過時間と所定の立上り時間とを比較(S10)して現時間が立上り時間内の場合、制御部40は加熱手段41の運転を強制的に禁止する。この結果、加熱手段41の運転が禁止された分、噴出する空気による生ごみ27の乾燥量が減少する。(生ごみ27の送風乾燥処理)この結果、立上り時間微生物担体26の含水率が比較的高く(例えば、40〜50%)維持される。すなわち、使用前の微生物担体26(一般に含水率55%前後の杉チップ)には、当然微生物の数は非常に少ないが、立上り時間微生物の増殖が図れる。この結果、立上り時間経過後生物分解が活発になり、かつ微生物担体26の含水率は加熱手段41の運転により20〜40%に維持される。
なお、立上り時間微生物担体26の含水率が40%以上になるが、微生物担体26の大部分が粘度の小さい杉チップなので、微生物担体26自身が固まることはない。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置のフローチャートである。なお、上記実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2と異なるところは、微生物分解槽22の外壁に含水率検知手段42を設け、それが検出した微生物担体26の含水率が所定の第1の含水率より高い場合、立上り時間内でも、制御部40は、乾燥時間の間加熱手段41の運転禁止を解除する。この含水率検知手段42は、例えば温度センサにより微生物担体26の単位時間あたりの温度変化を捉えて含水率を検知する構成としてある。
さらに、乾燥ファン36の入口に温度検知手段43を取付け、その温度検知手段43が検出した外気温が第2の温度より低い場合、立上り時間内でも、制御部40は、乾燥時間の間、加熱手段41の運転禁止を解除するようにする。
また、同じく乾燥ファン36の入口に外気の湿度を検知する湿度検知手段43を取付け、その湿度検知手段44が検出した外気の湿度が第3の湿度より高い場合立上り時間でも、制御部40は、乾燥時間の間加熱手段41の運転禁止を解除するようにする。
以下に、電源プラグをコンセントに接続、或いは電源スイッチをONして電源が供給されてからの経過時間と所定の立上り時間とを比較(S10)して現時間が立上り時間内の場合について説明する。
含水率検知手段42が検出した微生物担体26の含水率が第1の含水率(例えば、杉チップが固まりやすい60%)より高い場合(S12)、立上り時間でも、制御部40は、乾燥時間の間、加熱手段41を運転し、生ごみ27の温風送風乾燥処理を実行する。この結果、速やかに微生物担体26を乾燥できるので、微生物分解処理部21では通気性が確保でき、生ごみ27の分解性能が継続できる。なお、立上り時間内で加熱手段41の運転が開始されるまでの間に、微生物担体26の含水率が比較的高く維持されるので、微生物の増殖が図れる。なお、微生物担体26は杉チップの割合が高いために、微生物担体26の含水率が60%以下なら固まることがない。
又、温度検知手段43が検出した外気温が第2の温度(例えば、飽和蒸気量が少ない5℃)より低い場合(S13)、立上り時間内でも、制御部40は、乾燥期間の間、加熱手段41を運転し、温度上昇した空気による生ごみ27の温風送風乾燥処理を実行する。この結果、立上り時間経過後、微生物担体26の含水率は40%以下にできる。その際、外気温が第2の温度より低いので、加熱手段41を運転しても空気噴出口37から噴出した空気はそんなに高温にならない(20〜40℃温度上昇)。したがって、微生物担体26が急激に乾燥されることはなく、微生物担体26の含水率が比較的高く維持されるので、微生物の増殖が図れる。
また、湿度センサ40が検出した外気の相対湿度が第3の湿度(例えば、乾燥しにくい90%)より高い場合(S14)、立上り時間でも、制御部40は、乾燥時間の間、加熱手段41を運転し、乾燥した空気による生ごみ27の温風送風乾燥処理を実行する。この結果、立上り時間経過後、微生物担体26の含水率は40%以下にできる。その際、外気の相対湿度が第3の湿度より高いので、加熱手段41を運転しても空気噴出口37から噴出した空気はそんなに乾燥していない。したがって、微生物担体26が急激に乾燥されることはなく、微生物担体26の含水率が比較的高く維持されるので、微生物の増殖が図れる。
上記実施の形態1〜3において、送風乾燥処理部34を従来の吸気口と兼用しているが、吸気口を別途設けても同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる生ごみ処理装置は、微生物担体の水分調整能力に優れているので、家庭、レストラン、各種施設の食堂から排出される厨芥を処理する機器の低臭気化に極めて有用なものである。
本発明の実施の形態1における生ごみ処理装置の概略断面図 同生ごみ処理装置の平面断面図 同生ごみ処理装置のタイミングチャート 同生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態2における生ごみ処理装置のタイミングチャート 同生ごみ処理装置のフローチャート 本発明の実施の形態3における生ごみ処理装置のフローチャート 従来の生ごみ処理装置の構成図
符号の説明
21 微生物分解処理部
23 撹拌手段
26 微生物担体
27 生ごみ
29 蓋
33 蓋開閉検知手段
36 乾燥ファン
38 貯蔵室
40 制御部
41 加熱手段
42 含水率検知手段
43 温度検知手段
44 湿度検知手段

Claims (6)

  1. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部を開閉する蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記微生物担体を撹拌する撹拌手段と、前記微生物分解処理部に連通し前記微生物担体を貯蔵する着脱自在の貯蔵室と、運転動作を制御する制御部とを備え、前記蓋開閉検知手段が前記蓋の閉成を検知した後、所定時間は前記撹拌手段を動作させないように構成した生ごみ処理装置。
  2. 微生物分解処理部内に空気を供給する供給手段を備え、蓋開閉検知手段が前記蓋の閉成を検知した後、所定時間は前記供給手段を動作させないように構成した請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 微生物担体を内蔵し生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部内に空気を供給する供給手段と、前記供給手段からの空気を加熱する加熱手段と、運転動作を制御する制御部とを備え、電源投入後、所定時間は前記加熱手段の運転を停止する構成とした生ごみ処理装置。
  4. 微生物担体の含水率を検知する含水率検知手段を備え、前記含水率検知手段で検知された含水率が所定の含水率より高い場合、所定時間内でも、前記加熱手段を動作させる請求項3記載の生ごみ処理装置。
  5. 微生物分解処理部に供給される空気の温度を検知する温度検知手段を備え、前記温度検知手段で検知された温度が所定の温度より低い場合、所定時間内でも、前記加熱手段を動作させる請求項3記載の生ごみ処理装置。
  6. 微生物分解処理部に供給される空気の湿度を検知する湿度検知手段を備え、前記湿度検知手段で検知された湿度が所定の湿度より高い場合、所定時間内でも、前記加熱手段を動作させる請求項3記載の生ごみ処理装置。
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