JP2003251316A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP2003251316A
JP2003251316A JP2002056950A JP2002056950A JP2003251316A JP 2003251316 A JP2003251316 A JP 2003251316A JP 2002056950 A JP2002056950 A JP 2002056950A JP 2002056950 A JP2002056950 A JP 2002056950A JP 2003251316 A JP2003251316 A JP 2003251316A
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Japan
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air
food waste
garbage
drying
processing section
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JP2002056950A
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English (en)
Inventor
Hideo Tomita
英夫 富田
Takeshi Hatano
剛 羽田野
Masanobu Kawai
雅信 河合
Hiroshi Nishida
博史 西田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみ処理装置において、分解性能の確保と
省エネルギ化を図ること。 【解決手段】 乾燥させた生ごみ26を微生物により分
解させる微生物分解処理部21と、微生物分解処理部2
1の上部に連通して設けた送風により生ごみ26を乾燥
させる送風乾燥処理部31と、送風乾燥処理部31の側
面に連通し送風する送風手段37と、送風乾燥処理部3
1の底部に設け、微生物分解処理部21へ乾燥した生ご
み26を落下させるように駆動する落下手段34とを備
える構成とした。これにより、大量の生ごみや水分の多
い生ごみが投入された場合でも、送風乾燥処理部31が
送風手段37からの送風により生ごみ26を乾燥する。
この乾燥分、微生物分解部21での生ごみ26の分解性
能が継続できる。またエネルギ消費の大きい加熱手段等
の熱源を使わないので省エネルギ化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に家庭の台所で発
生する生ごみを減量及び減容させる生ごみ処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の生ごみを減量したり、減容したり
する生ごみ処理装置では、図7に示すように、微生物の
生息場所となるおがくず等の微生物担体1を入れた微生
物分解槽2と、投入された生ごみ3と微生物担体1とを
混合、撹拌するための回転撹拌棒4及びその駆動装置5
を有し、投入された生ごみ3を微生物により最終的には
二酸化炭素と水に分解し、生ごみ3を減量するもので、
微生物分解槽2内の温度を適正に保つための加熱手段
6、酸素(空気)を供給するための送風装置7、それら
の制御を行う制御手段(図示せず)を備え、微生物の働
きにより生ごみを分解し減量する生ごみ処理装置が一般
的に知られている。
【0003】生ごみ処理装置は微生物が生ごみ3を分解
する方式のため、この微生物を生息させ、活性化させる
ための環境を作る必要がある。1つには、微生物が多く
生息でき増殖するための場所が必要であり、微生物担体
1には、おがくずのような木片チップ、多孔質のプラス
チック片等が用いられている。2つには、微生物による
分解に必要な条件である酸素(空気)が、微生物担体1
に回転撹拌棒4の攪拌作用により供給される。また、3
つには、適度の湿度が必要であり、乾燥しすぎの状態で
は、微生物は生存できなし、水分の多い状態でも分解の
能力が低下する。なお、微生物担体1は微生物分解槽2
内の湿度を適度に調整するバッファーの役目も果たして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、制御手段が加熱手段6の加熱量と送風装
置7の送風能力を調整して微生物担体1の水分を一定に
保っている。しかし、大量の生ごみ3や水分の多い生ご
み3が投入された場合、制御手段が加熱手段6の加熱量
と送風装置7の送風能力を上げても微生物担体1の水分
調整、すなわち水分を減らすことに限度がある。この結
果、微生物担体1が粒や塊になり通気性が悪化して、回
転撹拌棒4の攪拌作用による酸素(空気)供給が阻害さ
れて微生物の活性が低下するので、生ごみの分解性能が
悪化するという課題を有していた。この結果、微生物は
生ごみ3を分解できずに強烈な悪臭が発生した。
【0005】また、送風装置7から送風される空気は主
に微生物担体1の表面を流れるために、微生物担体1内
や生ごみ3から発生する水蒸気が効率良く排出できな
い。このことを補うために加熱手段6の加熱量を大きく
しなければならず、電気代がかかるという課題を有して
いた。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、生ごみの分解性能の確保と省エネルギを図った生ご
み処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、乾燥させた生ごみを微生物により分解させ
る微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部の上部に
連通して設けられた送風により生ごみを乾燥させる送風
乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部の側面に連通して設
けられた送風のための送風手段と、前記送風乾燥処理部
の底部に設けられ、前記微生物分解処理部へ乾燥した前
記生ごみを落下させるように駆動する落下手段とを備え
た構成にしたものである。
【0008】上記発明によれば、大量の生ごみや水分の
多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部に
落下する前に、送風乾燥処理部が生ごみの水分をある程
度乾燥させる。次に、落下手段が乾燥した生ごみ(以降
乾燥生ごみと称す)を落下させるように駆動して、乾燥
生ごみが自重により微生物分解処理部へ落下する。この
結果、微生物分解処理部での生ごみの分解性能が継続で
きる。また、加熱手段等の熱源を使わず、送風手段によ
り生ごみを乾燥させるので、省エネルギ化が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、乾燥さ
せた生ごみを微生物により分解させる微生物分解処理部
と、前記微生物分解処理部の上部に連通して設けられた
送風により生ごみを乾燥させる送風乾燥処理部と、前記
送風乾燥処理部の側面に連通して設けられた送風のため
の送風手段と、前記送風乾燥処理部の底部に設けられ、
前記微生物分解処理部へ乾燥した前記生ごみを落下させ
るように駆動する落下手段とを備えたものである。
【0010】そして、送風手段が送風乾燥処理部の側面
から送風するので、送風乾燥処理部が送風により生ごみ
を乾燥する。その後、落下手段が乾燥生ごみを落下させ
るように駆動して、乾燥生ごみが微生物分解処理部へ落
下する。この乾燥分、大量の生ごみや水分の多い生ごみ
が投入された場合でも、微生物分解処理部での水分調整
(水分を減らすこと)ができるので、微生物分解処理部
では通気性が確保でき、生ごみの分解性能が継続でき
る。また、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を使
わず、送風手段により生ごみを乾燥させるので、省エネ
ルギが図れる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明に加え、空気噴出口を、噴出した空気が送風乾燥
処理部の内側面に沿って下方へ流れるように、前記送風
乾燥処理部の上方側面に形成し、空気排出口を、前記空
気噴出口の上方で、前記送風乾燥処理部の側面または天
面に設けたものである。
【0012】そして、空気噴出口から噴出した空気は主
に上方から送風乾燥処理部の内側面に沿って降下する。
次に、空気は送風乾燥処理部の底部に衝突した後、生ご
み内部を上昇し空気排出口から排出される。その際、空
気は生ごみから発生した水蒸気を効率よく送風乾燥処理
部の外へ排出するので、生ごみが速く乾燥できる。か
つ、空気は乾燥生ごみが送風乾燥処理部の内側面や落下
手段に付着することを防止する。また、送風乾燥処理部
の上方に空気噴出口と空気排出口を設けているので、送
風手段が停電等で停止しても、生ごみの汁や水分が空気
噴出口や空気排出口から逆流することが防止できる。
【0013】請求項3に記載の発明は、乾燥させた生ご
みを微生物により分解させる微生物分解処理部と、前記
微生物分解処理部の上部に連通して設けられた空気室
と、前記空気室の上部に連通して設けられた送風により
生ごみを乾燥させる送風乾燥処理部と、前記空気室に送
風する送風手段と、前記送風乾燥処理部の底部に設けら
れ、前記空気室に乾燥した前記生ごみを落下させるよう
に駆動する乾燥落下手段と、前記空気室の底部に設けら
れ、前記微生物分解処理部へ乾燥した前記生ごみを落下
させるように駆動する落下手段とを備えたものである。
【0014】そして、送風手段により空気室に送風され
た空気が空気噴出口から均一に送風乾燥処理部に噴出す
るので、空気は生ごみに底部から衝突し、生ごみの内部
を上昇しながら生ごみを均一に乾燥させる。そして、乾
燥落下手段が駆動して、乾燥生ごみが空気室へ落下す
る。その後、落下手段が乾燥生ごみを落下させるように
駆動して、乾燥生ごみが自重により微生物分解処理部へ
落下する。この均一に乾燥する分、大量の生ごみや水分
の多い生ごみが投入された場合でも、微生物分解処理部
全体が水分調整(水分を減らすこと)できるので、微生
物分解処理部全体で通気性が確保でき、生ごみの分解性
能が十分に確保し継続できる。すなわち、微生物分解処
理部には、微生物担体が粒や塊になる部分がない。ま
た、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を使わず、
送風手段により生ごみを乾燥させるので、省エネルギが
図れる。
【0015】請求項4に記載の発明は、特に、請求項1
または3に記載の落下手段が、振動手段を備えるもので
ある。
【0016】そして、送風手段が送風乾燥処理部に送風
するので、送風乾燥処理部が送風により生ごみを乾燥す
る。その後、落下手段が駆動して、乾燥生ごみが微生物
分解処理部へ落下する。その祭、振動手段が落下手段を
振動させ、落下手段に付着した乾燥生ごみを自重と振動
により落下手段から剥離させ、微生物分解処理部へ落下
させる。この結果、落下手段が駆動後、落下手段に付着
した乾燥生ごみが少なく、送風乾燥処理部から発生する
臭気が抑制できる。
【0017】請求項5に記載の発明は、特に、請求項1
または3に記載の落下手段が駆動途中で一旦、停止また
は減速するものである。
【0018】そして、送風手段が送風乾燥処理部に送風
するので、送風乾燥処理部が送風により生ごみを乾燥す
る。その後、落下手段が駆動途中でいったん停止または
減速するので、送風手段から送風する空気が落下手段に
直接衝突し、落下手段に付着した乾燥生ごみを落下手段
から剥離することができる。そして、落下手段が駆動し
た際、乾燥生ごみが自重により落下手段から微生物分解
処理部へ落下する。この結果、落下手段が駆動後、落下
手段に付着した乾燥生ごみが少なく、送風乾燥処理部か
ら発生する臭気が抑制できる。
【0019】請求項6に記載の発明は、特に、請求項1
または3に記載の落下手段が加熱手段を備え、前記加熱
手段は、落下手段が駆動後に加熱を開始するものであ
る。
【0020】そして、送風手段が送風乾燥処理部に送風
するので、送風乾燥処理部が送風により生ごみを乾燥す
る。その後、落下手段が駆動して、乾燥生ごみが微生物
分解処理部へ落下する。次に、落下手段の駆動後に加熱
手段が加熱を開始するので、加熱手段に付着した乾燥生
ごみが、炭化し自重により落下手段から剥離し、落下手
段から微生物分解処理部へ落下する。この結果、落下手
段が動作後、落下手段に付着した乾燥生ごみが少なく、
送風乾燥処理部から発生する臭気が抑制できる。また、
乾燥生ごみを落下させるために駆動した落下手段は自然
対流を抑制するので、加熱手段の省エネルギが図れる。
【0021】請求項7に記載の発明は、特に、請求項1
または3に記載の落下手段は加熱手段を備え、前記加熱
手段は、送風手段が停止後に加熱を開始するものであ
る。
【0022】そして、送風手段が送風乾燥処理部に送風
するので、送風乾燥処理部が送風により生ごみを乾燥す
る。その後、送風手段が停止すると加熱手段が加熱を開
始するので、落下手段に付着した乾燥生ごみが、更に乾
燥し、かつ炭化して落下手段から剥離する。そして、落
下手段が駆動して、乾燥生ごみが自重により微生物分解
処理部へ落下する。この結果、落下手段が動作後、落下
手段に付着した乾燥した生ごみが少なく、送風乾燥処理
部から発生する臭気が抑制できる。また、乾燥生ごみを
炭化するので、病原菌は死滅し、安全性が確保できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける生ごみ処理装置の構成図を示すものである。図1
において、21は微生物分解処理部であり、微生物分解
槽22と3本の回転撹拌棒23とから構成されている。
24は微生物の生息場所となるおがくず等の微生物担体
である。25は回転撹拌棒23を駆動する駆動装置であ
る。そして、回転撹拌棒23は投入された生ごみ26と
微生物担体24とを混合、撹拌し、微生物担体24に酸
素(空気)を供給する。27は微生物分解槽22内の温
度を適正に保つための電気ヒータからなる加熱手段であ
る。28、29は給気筒と排気筒で、排気筒29には空
気や水蒸気を排出するためのファンからなる換気装置3
0を設けている。31は、送風により生ごみ26を乾燥
させる円筒形状の送風乾燥処理部であり、上部に生ごみ
26を投入時に開閉する蓋32を設けている。
【0025】33は送風乾燥処理部31と微生物分解槽
22とを連通する連通口である。34は連通口33に設
けられ、送風乾燥処理部31から微生物分解処理部21
へ乾燥生ごみ26Aを落下させる落下手段であり、回転
駆動装置(図示せず)により回転板35が軸36を中心
に回転する構成である。37は送風乾燥処理部31の底
部側面に設けた送風手段であり、送風を整流する空気室
38とDCモータとファンからなる乾燥送風装置39と
から構成している。40は送風乾燥処理部31の底部側
周面に多数開口した空気噴出口である。41は送風乾燥
処理部31から空気が排出する空気排気口であり、蓋3
2に開口している。
【0026】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。まず、蓋32
を開けて、生ごみ26を送風乾燥処理部31に投入後、
再び蓋32を閉める。そして、乾燥送風装置39が送風
を開始し、空気室38に空気が送り込まれる。次に、空
気室38で整流された空気は、多数の空気噴出口40か
ら送風乾燥処理部31の底部に噴出し、生ごみ26内部
を上昇しながら空気排出口41から排出される。その際
に、空気が生ごみ26から発生する水蒸気を直ちに運び
出す(生ごみ26の雰囲気の水蒸気分圧が下がる)の
で、生ごみ26は乾燥する。
【0027】特に、多数の噴出した空気の流れは、送風
乾燥処理部31の底部に溜まった生ごみ26に周囲から
衝突した後、生ごみ26の中央で互いに衝突しながら流
れの方向を変えるので、流れが乱れ水蒸気の拡散が容易
になる。この結果、生ごみ26から発生した水蒸気を効
率よく送風乾燥処理部31の外へ排出できるので、生ご
み26が速やかに乾燥できる。
【0028】乾燥送風装置39が送風を開始して所定時
間経過後(例えば10時間後)、乾燥送風装置39が停
止し、回転板35は回転駆動装置により軸36を中心に
回転し反転するので、乾燥生ごみ26A(水分は40〜
50%減)は自重により送風乾燥処理部31から微生物
分解槽22に落下、搬送される。他方、微生物分解槽2
2の微生物担体24が所定の温度(例えば40℃程度)
に維持するように、加熱手段27の出力が制御される。
【0029】また、駆動装置25により駆動する回転撹
拌棒23は微生物担体24と乾燥生ごみ26Aを間欠的
に混合、撹拌し、微生物担体24に酸素(空気)を供給
する。更に、回転撹拌棒23の攪拌動作は微生物担体2
4の水蒸気を微生物分解処理部21の上部空間に放出さ
せる。同時に、駆動した換気装置30が、排気筒29か
ら微生物分解処理部21内のこの水蒸気や空気等を排出
するので、微生物担体24の水分調整(水分を減らす)
ができる。
【0030】また、換気装置30が給気筒28から微生
物分解処理部21へ外気を導入する。次に、微生物担体
24に生息する微生物は乾燥生ごみ26Aを最終的には
二酸化炭素と水に分解し、乾燥生ごみ26Aを減量す
る。
【0031】特に、大量の生ごみ26や水分の多い生ご
み26が投入された場合でも、送風手段37から供給さ
れる空気により送風乾燥処理部31が生ごみ26を乾燥
する。この乾燥分、微生物担体24の水分調整ができる
ので、微生物担体24が粒や塊にならず、通気性が確保
できる。すなわち、回転撹拌棒23の間欠的な混合、撹
拌により微生物担体24に酸素(空気)を供給できるの
で、微生物分解処理部21での乾燥生ごみ26Aの分解
性能が継続できる。
【0032】また、エネルギ消費の大きい加熱手段(電
気ヒータやバーナ)の熱源を使わず、乾燥送風装置39
により生ごみ26を乾燥させるので、省エネルギが図れ
る。
【0033】以上のように、本実施例によれば、大量の
生ごみ26や水分の多い生ごみ26が投入された場合で
も、微生物分解処理部21での乾燥生ごみ26Aの分解
性能が継続できる。また、エネルギ消費の大きい加熱手
段の熱源を使わず、送風手段37により生ごみ26を乾
燥させるので、省エネルギが図れる。
【0034】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
おける生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
実施例1の構成と異なるところは、空気噴出口42を送
風乾燥処理部43の上部側面に、かつ上方へ切り起して
送風乾燥処理部43の内側面に沿って下方へ送風するよ
うに成形した点である。また、落下手段44を回転駆動
装置(図示せず)により回転板45が端部に設けた軸4
6を中心に約90゜回転する構成にした点である。
【0035】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。そして、多数
の空気噴出口42から噴出した空気は主に上方から送風
乾燥処理部43の内側面に沿って降下する。次に、空気
の流れは送風乾燥処理部43の底部に衝突した後、生ご
み26の中央で互いに衝突しながら流れの方向を変える
ので、流れが乱れ水蒸気の拡散が容易になる。この結
果、空気は生ごみ26から発生した水蒸気を効率よく送
風乾燥処理部43の外へ排出するので、生ごみ26が非
常に速く乾燥することができる。他方、送風乾燥処理部
43の内側面に沿って降下する空気は、送風乾燥処理部
43の内側面と回転板45に乾燥生ごみ26A(水分は
40〜50%減)が付着することを防止する。
【0036】その後、乾燥送風装置43が送風を開始し
て所定時間経過後(例えば10時間後)、回転手段45
は回転駆動装置により軸46を中心に約90゜回転する
ので、回転手段45は垂直になり、加えて、乾燥生ごみ
26Aは送風乾燥処理部43の内側面と回転板45に付
着できず、乾燥生ごみ26Aの自重により送風乾燥処理
部43から微生物分解槽22に落下、搬送される。
【0037】また、送風乾燥処理部43の内側面に沿っ
て降下する空気が乾燥生ごみ26Aを削ぎ落とす。この
結果、送風乾燥処理部43の内部には付着した乾燥生ご
み26Aが少なく、送風乾燥処理部43から発生する臭
気が抑制できる。
【0038】また、送風乾燥処理部43の上部に空気噴
出口42と空気排出口41を設けているので、送風手段
37が停電等で停止しても、生ごみ26の汁や水分が空
気噴出口42と空気排出口41から逆流することを防止
できる。
【0039】以上のように、本実施例によれば、乾燥生
ごみ26Aが送風乾燥処理部43の内側面と回転板45
に付着することを防止できる。この結果、送風乾燥処理
部43の内部には付着した乾燥生ごみ26Aが少なく、
送風乾燥処理部43から発生する臭気が抑制できる。
【0040】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
おける生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
実施例1の構成と異なるところは、送風手段47から送
風される空気室48を送風乾燥処理部49と微生物分解
処理部50との間に設け、空気噴出口51を多数開口
し、かつ乾燥生ごみ52Aを落下させるように回転させ
る乾燥落下手段53を送風乾燥処理部43の底部に設
け、また微生物分解処理部50へ乾燥生ごみ52Aを落
下させるように回転させる落下手段54を空気室48の
底部に設けた点である。また、乾燥落下手段53を回転
駆動装置(図示せず)により空気噴出口51を開口した
回転板55が回転するように構成した点である。
【0041】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。そして、送風
手段47により空気室48に供給された空気が空気噴出
口51から送風乾燥処理部49へ均一に噴出するので、
空気は生ごみ52に底部から衝突し、生ごみ52の内部
を上昇しながら生ごみ52を乾燥する。ただし、多数の
噴出した空気の流れは、互いに衝突し乱れないので乾燥
能力は低いが、空気は生ごみ52に対して均一に流れる
ので、生ごみ52を均一に乾燥させることがてきる。
【0042】そして、乾燥送風装置39が送風を開始し
て所定時間経過後(例えば10時間後)、回転板55が
回転し反転して、乾燥生ごみ52Aが落下手段54へ落
下する。次に、落下手段54が回転し反転して、乾燥生
ごみ52Aが微生物分解処理部50へ落下する。特に、
大量の生ごみ52や水分の多い生ごみ52が投入された
場合でも、乾燥生ごみ26Aが均一に乾燥されているた
めに、微生物分解処理部50全体で均一に水分調整(水
分を減らすこと)ができる。この結果、微生物分解処理
部50の通気性が確保でき、乾燥生ごみ52Aの分解性
能が継続できる。すなわち、微生物分解処理部50に
は、部分的にも微生物担体24が粒や塊になりることが
ない。また、エネルギ消費の大きい加熱手段等の熱源を
使わず、送風手段47により生ごみ52を乾燥させるの
で、省エネルギが図れる。
【0043】以上のように、本実施例によれば、大量の
生ごみ52や水分の多い生ごみ52が投入された場合で
も、微生物分解処理部50での乾燥生ごみ52Aの分解
性能が継続できる。また、エネルギ消費の大きい加熱手
段の熱源を使わず、送風手段47により生ごみ52を乾
燥させるので、省エネルギが図れる。
【0044】(実施例4)図4は、本発明の実施例4に
おける生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
実施例1の構成と異なるところは、振動モータ等からな
る振動手段56を軸57端に設けた点である。58は軸
57の他端に取り付けた回転駆動装置であり、軸57を
回転させるモータと歯車から構成されている。
【0045】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。そして、送風
手段37が送風乾燥処理部31に送風するので、送風乾
燥処理部31が送風により生ごみ26を乾燥する。その
後、乾燥送風装置39が送風を開始して所定時間経過後
(例えば10時間後)、回転板35は回転駆動装置58
により軸57を中心に回転し反転する。その際、振動手
段56が軸57を介して回転板35を振動させ、回転板
35に付着した乾燥生ごみ26Aは自重と振動により回
転板35から微生物分解処理部21へ落下する。この結
果、落下手段34が駆動後、回転板35に付着した乾燥
生ごみ26Aが少なく、送風乾燥処理部31から発生す
る臭気が抑制できる。
【0046】なお、送風手段37が送風乾燥処理部31
に送風する間、振動手段56が時々軸57を介して回転
板35を振動させる。その際、生ごみ26の並びが変わ
るので、空気は生ごみ26ほぼ全体を上昇し、生ごみ2
6を効率良く乾燥できる。
【0047】以上のように、本実施例によれば、落下手
段34が駆動後、回転板35に付着した乾燥生ごみ26
Aが少なく、送風乾燥処理部31から発生する臭気が抑
制できる。
【0048】(実施例5)図5は、本発明の実施例5に
おける生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
実施例1の構成と異なるところは落下手段59が動作途
中でいったん減速する点である。
【0049】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。そして、送風
手段37が送風乾燥処理部31に送風するので、送風乾
燥処理部31が送風により生ごみ26を乾燥する。その
後、乾燥送風装置39が送風を開始して所定時間経過後
(例えば10時間後)、回転板35は回転駆動装置によ
り回転板35が軸36を中心に回転を開始する。そし
て、回転板35が回転途中でいったん減速するので、そ
の間送風手段34から送風された空気が回転板35に衝
突し、回転板35に付着した乾燥生ごみ26Aを回転板
35から剥離することができる。その後、回転板35の
速度が元に戻り、回転板35は反転する。その際、乾燥
生ごみ26Aが自重により回転板35から微生物分解処
理部21へ落下する。この結果、落下手段59が駆動
後、回転板35に付着した乾燥生ごみ26Aが少なく、
送風乾燥処理部31から発生する臭気が抑制できる。
【0050】なお、回転板35が回転途中でいったん停
止するようにしても良く、この場合には、確実に回転板
35に付着した乾燥生ごみ26Aを回転板35から剥離
する機会が多い。
【0051】以上のように、本実施例によれば、落下手
段34が駆動途中でいったん減速するので、落下手段5
9が駆動後、回転板35に付着した乾燥生ごみ26Aが
少なく、送風乾燥処理部31から発生する臭気が抑制で
きる。
【0052】(実施例6)図6は、本発明の実施例6に
おける生ごみ処理装置の要部断面図を示すものである。
実施例1の構成と異なるところは、回転板60の上面に
設けた加熱手段61は、回転板60が反転後に加熱を開
始する点である。
【0053】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。まず、蓋32
を開けて、生ごみ26を送風乾燥処理部31に投入後、
再び蓋32を閉める。この生ごみ26は加熱手段61に
のっている。そして、送風手段37が送風乾燥処理部3
1に送風するので、送風乾燥処理部31が送風により生
ごみ26を乾燥する。その後、乾燥送風装置39が送風
を開始して所定時間経過後(例えば10時間後)、回転
板60が回転し反転して、乾燥生ごみ26Aが自重によ
り微生物分解処理部21へ落下する。
【0054】続いて、加熱手段61が加熱を開始するの
で、回転板60に付着した乾燥生ごみ26Aが部分的に
炭化し回転板60から剥離する。この結果、剥離した乾
燥生ごみ26Aが回転板60から微生物分解処理部21
へ落下する。すなわち、落下手段34が駆動後、回転板
60に付着した乾燥生ごみ26Aが少なく、送風乾燥処
理部31から発生する臭気が抑制できる。
【0055】また、落下手段34が駆動後、回転板60
の下面に加熱手段61が位置するので、加熱手段61に
より発生する自然対流(熱損失)が抑制されるので、加
熱手段61の省エネルギが図れる。また、乾燥生ごみ2
6Aを炭化するので、病原菌は死滅し、安全性が確保で
きる。
【0056】以上のように、本実施例によれば、送風乾
燥処理部21から発生する臭気が抑制できる。加えて、
加熱手段61の省エネルギが図れる。
【0057】(実施例7)本発明の実施例7における生
ごみ処理装置の説明を、実施例6の図6を用いて行う。
そして実施例6と異なるところは、加熱手段61が、送
風手段37停止後に加熱を開始するようにした点であ
る。
【0058】以上のように構成された生ごみ処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。そして、送風
手段37が送風乾燥処理部31に送風するので、送風乾
燥処理部31が送風により生ごみ26を乾燥する。その
後、乾燥送風装置39が送風を開始して所定時間経過後
(例えば10時間後)、乾燥送風装置39が停止し、加
熱手段61が直接乾燥した生ごみ26及び回転板60の
加熱を開始する。
【0059】この結果、加熱手段61に付着した乾燥生
ごみ26Aが更に乾燥し、ついに炭化して加熱手段61
の表面から剥離する。この結果、回転板60が回転し反
転して、剥離した乾燥生ごみ26Aが自重により微生物
分解処理部21へ落下するので、送風乾燥処理部21か
ら発生する臭気が抑制できる。また、乾燥生ごみ26A
を炭化するので、病原菌は死滅し、安全性が確保でき
る。
【0060】以上のように、本実施例によれば、送風乾
燥処理部21から発生する臭気が抑制できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1から7に記載の
発明によれば、生ごみの分解性能の確保と省エネルギ化
を図った生ごみ処理装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における生ごみ処理装置の構
成図
【図2】本発明の実施例2における生ごみ処理装置の要
部断面図
【図3】本発明の実施例3における生ごみ処理装置の要
部断面図
【図4】本発明の実施例4における生ごみ処理装置の要
部断面図
【図5】本発明の実施例5における生ごみ処理装置の要
部断面図
【図6】本発明の実施例6における生ごみ処理装置の要
部断面図
【図7】従来の生ごみ処理装置の構成図
【符号の説明】
21、50 微生物処理部 31、43、49 送風乾燥処理部 34、44、54、59 落下手段 37、47 送風手段 41 空気排出口 42、51 空気噴出口 48 空気室 53 乾燥落下手段 56 振動手段 61 加熱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 雅信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西田 博史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB06 AC08 AC19 AC45 AC58 AC67 BA01 CB24 CB35 DA02 4D004 AA03 AB01 CA15 CA19 CA42 CA48 CB04 CB28 CB32 CB42 CC08 DA02 DA06 DA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥させた生ごみを微生物により分解さ
    せる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部の上部
    に連通して設けられた送風により生ごみを乾燥させる送
    風乾燥処理部と、前記送風乾燥処理部の側面に連通して
    設けられた送風のための送風手段と、前記送風乾燥処理
    部の底部に設けられ、前記微生物分解処理部へ乾燥した
    前記生ごみを落下させるように駆動する落下手段とを備
    えた生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 空気噴出口を、噴出した空気が送風乾燥
    処理部の内側面に沿って下方へ流れるように、前記送風
    乾燥処理部の上方側面に形成し、空気排出口を、前記空
    気噴出口の上方で、前記送風乾燥処理部の側面または天
    面に設けた請求項1に記載の生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 乾燥させた生ごみを微生物により分解さ
    せる微生物分解処理部と、前記微生物分解処理部の上部
    に連通して設けられた空気室と、前記空気室の上部に連
    通して設けられた送風により生ごみを乾燥させる送風乾
    燥処理部と、前記空気室に送風する送風手段と、前記送
    風乾燥処理部の底部に設けられ、前記空気室に乾燥した
    前記生ごみを落下させるように駆動する乾燥落下手段
    と、前記空気室の底部に設けられ、前記微生物分解処理
    部へ乾燥した前記生ごみを落下させるように駆動する落
    下手段とを備えた生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 落下手段は、振動手段を備えた請求項1
    または3に記載の生ごみ処理装置。
  5. 【請求項5】 落下手段が駆動途中で一旦、停止または
    減速する請求項1または3に記載の生ごみ処理装置。
  6. 【請求項6】 落下手段は加熱手段を備え、前記加熱手
    段は、落下手段が駆動後に加熱を開始する請求項1また
    は3記載の生ごみ処理装置。
  7. 【請求項7】 落下手段は加熱手段を備え、前記加熱手
    段は、送風手段が停止後に加熱を開始する請求項1また
    は3記載の生ごみ処理装置。
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