JP4096503B2 - 給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレイに積層されて収容される用紙等のシート状の搬送媒体を1枚毎に分離しながら下流側に搬送する給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にコピー機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置においては、積層された用紙を1枚毎に分離して、搬送路に設けた搬送ローラ装置により処理部に向けて搬送する手段が設けられている。
【0003】
従来、例えば、前記用紙を給紙トレイから送り出すために、給紙トレイにピックアップローラを配置し、該ピックアップローラにより取り出された用紙をセパレートローラとリタードローラとからなる用紙さばき装置により1枚ずつに分離し、読取部又は記録部等の処理部に向けて送り出すように構成している。
【0004】
前記給紙装置が、フラットベッドスキャナ(以下「FBS」という)と組み合わせて、画像形成装置の上部に配置される原稿読取用自動原稿搬送装置(以下「ADF」という)の場合には、用紙搬送路を横向き略U字状に形成し、用紙を非常に小さい半径で湾曲させて送る機構が採用されている。
【0005】
具体的には図6に示すように、用紙さばき装置11の用紙搬送方向と直角方向に両側で支持リンク機構70を用いて、リタードローラ13が支持されている。支持リンク機構70は、搬送ローラ装置の駆動ローラ15の軸15aを支点として揺動する横リンク部材71と、リタードローラ13を支持する縦リンク部材72とから構成されている。
【0006】
リタードローラ13の軸13aは、用紙搬送路を構成する用紙ガイド60の下面に形成された逆U字型溝の軸支部61内を上下に摺動可能に支持され、リタードローラ13の軸芯、セパレートローラ12の軸芯及び両ローラ12、13の接点とが常時一直線上にあるようリタードローラ13は前記軸支部61にガイドされる。また、セパレートローラ12とリタードローラ13とは弾接されるように構成されており、両ローラの間で所定の値のニップ圧力が発生するように設定されるようにしている。
【0007】
そして、前記リタードローラ13がセパレートローラ12に弾接するよう構成する手段として押圧力調整部材30が設けられ、リタードローラ13のセパレートローラ12に対するニップ圧力を適宜調整可能にし、送り出す用紙に重送が生じないようにしている。
【0008】
前記押圧力調整部材30は調整用ボルト34と圧縮スプリング32とからなり、前記ボルト34は横リンク部材71に螺装され、圧縮スプリング32はボルト34の頭部と中間フレームとの間に弾装されている。これにより、横リンク部材71、及び縦リンク72は上向きに付勢される。また、ボルト34の緩締操作により、圧縮スプリング32の圧縮量が変化し、上記付勢力が調整される。そして、前記用紙ガイド60の軸支部61にリタードローラの軸13aがガイドされ、リタードローラ13のセパレートローラ12に対する押圧作用は、両ローラの軸芯を結ぶ線に一致する方向で行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような給紙装置においては、リタードローラが破損したり、摩耗して用紙の分離性能が低下してくると、リタードローラの交換の必要がでてくる。ところが、従来の給紙装置では、用紙搬送路を構成する用紙ガイドは給紙装置に固定され、リタードローラが給紙装置に組み付けられている。このため、リタードローラを交換しようとすると、前記リタードローラの周囲にある駆動伝達用のギアや他のローラやリンク機構等を取り外す必要があり、リタードローラの交換やリタードローラ周りのメンテナンスするときは、給紙装置全体を分解しなければならなかった。このように、リタードローラ交換作業が大がかりのものとなり、短時間ではサービスマンがメンテナンスすることができず、一旦サービスセンターへ持ち帰らなければリタードローラの交換ができないこともあった。
【0010】
さらに、リタードローラに対して、その直下から弾性押圧部材を作用させているため、弾性押圧部材にリタードローラの荷重がかかり、その押圧力は大きいものとしなければならず、弾性押圧部材も大きなものとなり、給紙装置自体も嵩高となっていた。
【0011】
本発明は、前記従来の給紙装置の問題を解決しようとするもので、特に用紙を1枚ずつ分離するリタードローラをフィールドにおいてサービスマンが容易に交換でき、しかもコンパクトな給紙装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の用紙搬送ガイドを備えて、給紙トレイと排紙トレイとを接続する湾曲した搬送路と、開閉可能な上部フレームに支持された給紙部材と、上記一方の用紙搬送ガイド内に上記搬送路側に一部が突出し且つ上記給紙部材に弾接するように配置された着脱自在な分離部材とを備えた給紙装置に関する。
【0013】
本発明の請求項1の発明は、上部フレームを開放し、上記一方の用紙搬送ガイドの一部を取り外すことにより分離部材が交換可能であり、前記分離部材は支持ブラケットに一体に支持されており、前記搬送ガイド内に揺動可能に設けられたアーム部材の一端に着脱可能且つ回動可能に取り付けられ、上方へ前記アーム部材によって持ち上げられていることを特徴とする。したがって、分離部材の交換が簡単になし得る。また、支持ブラケットに支持された分離部材は、アーム部材を介して円弧状に揺動する。
【0014】
請求項2記載の発明は、前記給紙部材は、用紙を画像処理部へ搬送するセパレートローラであり、前記分離部材が用紙の搬送方向とは逆回転し、用紙を1枚ずつに分離するリタードローラであることを特徴とする。したがって、セパレートローラとリタードローラ間に複数枚の用紙が進入した場合にリタードローラが逆回転することにより、最下の用紙が押し戻され、さばかれた用紙はセパレートローラにより下流側に搬送される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図示される例にしたがって、本発明の一つの実施例の給紙装置を説明する。図1に示されるものは、ファクシミリ装置や画像形成装置と組み合わせて使用し、原稿の画像読取りに用いられるADF1である。前記ADF1においては、側面視で横向きU字形状に構成した湾曲した搬送路6を通して原稿の搬送を行い、前記搬送路6の下部に配置しているプラテン7の下方に配置される走査装置43(図5参照)により原稿の画像読取りを行うように構成されている。
【0021】
画像形成装置の上部に配置された基部フレーム4に対して、上部フレーム2及び中間フレーム3がそれぞれ揺動可能に配置されている。前記上部フレーム2は、基部フレーム4に形成された支軸2aを中心に揺動可能に設けられている。前記図1に示す例において、前記上部フレーム2には、給紙トレイ51から原稿を取り込むためのピックアップローラ10と、用紙さばき装置11のセパレートローラ12、搬送ローラ装置14のプレスローラ16と、湾曲した搬送路6に配置された大径駆動ローラ17に対するプレスローラ18が取り付けられている。
【0022】
前記中間フレーム3には、用紙の搬送される方向にしたがって、上面ガイド部材60(図2参照)と、上面ガイド部材60から一部が突出した用紙さばき装置11のリタードローラ13と、搬送ローラ装置14の駆動ローラ15、及び排出ローラ装置8の駆動ローラ8aが取り付けられており、排紙トレイ52に接続される用紙ガイド21(図2参照)が設けられている。また、基部フレーム4には、搬送路6の湾曲部で用紙を搬送するための大径駆動ローラ17と排出側の従動ローラ8bとが取り付けられ、前記基部フレーム4には、読取部と排出側の搬送路16のガイド部材を配置している。
【0023】
前述のようなフレームを組み合わせて構成したADF1においては、搬送路6に沿って用紙の搬送を行うために、給紙トレイ51に対応させて配置する上下揺動可能なピックアップローラ10により用紙を取り込んで、搬送路6に向けて送り込み、次に用紙さばき装置11のセパレートローラ12とリタードローラ13との間で1枚の用紙のみを分離して、搬送ローラ装置14に向けて送り込むようにする。前記搬送ローラ装置14により搬送される用紙は、搬送路6の湾曲部で大径駆動ローラ17とプレスローラ18との間でニップされて、プラテン7の読取部を通過し、駆動ローラ8aとプレスローラ8bとを対向させた排出ローラ装置8により排紙トレイ52へと排出される。
【0024】
また、用紙さばき装置11のリタードローラ13に対しては、セパレートローラ12との間でニップ圧力の調整を行うために、押圧力調整機構30を配置している。この押圧力調整機構30により、用紙さばき装置11において用紙が1枚ずつさばかれるように、適宜両ローラのニップ圧の調整を行い得るようにしている。
【0025】
図2は、前記ADF1に配置される中間フレーム3の構成を示している。中間フレーム3には上面に給紙トレイ51に接続され、用紙搬送ガイドともなる上面ガイド部材60が取り付けられ、下方に排出される用紙の搬送ガイドを行う下面ガイド板21とを設け、大径駆動ローラ17に対して用紙を案内するリブ9を、前記中間フレーム3の先端部から突出させるように原稿巾方向に複数個設けている(図3参照)。また、中間フレーム3には、リタードローラ13と、搬送ローラ装置14の駆動ローラ15と排出ローラ装置8の駆動ローラ8aとが取り付けられ、駆動ローラ15の軸15aを支点として、前記中間フレーム3は上下に揺動自在に構成されている。
【0026】
前記用紙さばき装置11において、リタードローラ13のセパレートローラ12に対するニップ圧が設定できるよう押圧力調整機構30が設けられる。前記リタードローラ13は、支持ブラケット24にユニット化され、アーム部材26の接続軸25にて保持されている。また、前記アーム部材26は、ギア支持部材27とを支点28を介して接続されている。そして、押圧力調整機構30をギア支持部材27側に設け、押圧力調整機構30の圧縮スプリング32は調整ネジ34によって押圧力調整できるように設けられている。
【0027】
このとき、圧縮スプリング32と支点28間の距離を接続軸25と支点28間の距離より離間させると、テコの原理により圧縮スプリング32は、前述の従来例のように前記リタードローラ13に対して直接圧縮スプリング32を作用させる場合に比べて、押圧力の小さい、即ち圧縮スプリング32自体も小さいもので足りる。その結果、中間フレーム3の厚みも薄くすることができるほか、圧縮スプリング32の配置の自由度も大きくなる。なお、弾性押圧部材としての好適例としては、圧縮スプリング32をあげているが、同様の効果を発生し得るもの、例えば、弾性体、ダンパー部材等でもよいことは勿論である。
【0028】
次に、前記中間フレーム30に配置されるリタードローラ13を着脱する動作について図2を参照しつつ説明する。用紙搬送ガイドの一部をなす上面ガイド部材60(図4参照)を取り外すと、リタードローラ13、支持ブラケット24をユニット化したものが露出する。上面ガイド部材60が取り付けられた状態では、リタードローラの軸13aは、その両端部に設けられている軸受け部材35が上面ガイド部材60に形成された逆U字型溝の軸支部61内を摺動するよう配置されている。この軸支部61は、軸13aの上下動を許容できるように深い縦溝状に形成されており、前記溝に案内される軸13aとセパレートローラ12の軸との軸芯が一直線となるように形成されている。したがって、リタードローラ13はセパレートローラ12に対して両ローラ12、13の軸芯とニップ位置が一直線上になるため、用紙がリタードローラ13に噛み込むことがなく、円滑な用紙搬送ができる。なお、リタードローラ13の軸13aをガイドする軸支部61は中間フレーム3側に設けてもよいことはもちろんである。
【0029】
前記リタードローラ13の交換について述べる。まず、図2に示すように中間フレーム30の上カバーである上面ガイド部材60を取り外すと、アーム部材26に支持されるリタードローラ13及び支持ブラケット24をユニット化したものが露出する。上部フレーム2が閉じた状態では、用紙さばき装置11の機能状態でリタードローラ13はセパレートローラ12により下方に規制されている。ところが、上部フレーム2を開放すると、セパレートローラ12の規制が解かれる。さらに、上面ガイド部材60を取り外して前記逆U字型溝の軸支部61の規制を解くと、図2に示すようにアーム部材26、及びリタードローラ13は、支点28を中心に円弧状に揺動する。その結果、リタードローラ13に支持ブラケット24をユニット化したものが上方へアーム部材26によって持ち上げられ、取りやすくなっている。そして、リタードローラ13の交換をするために支持ブラケット24のハンドル部分を手で持ち上げ、アーム部材26に設けられた接続軸25から脱着する。
【0030】
この接続軸25は、断面長方形で短手側をDカットしたもので所望の角度をもたせてあり、前記リタードローラ13がセパレートローラ12に圧接している場合には外れないものとしている。
【0031】
接続軸25の短手側の幅は、前記軸受に設けた開口部69と略同じ巾に設定されている。そして、リタードローラ13の交換の際には、支持ブラケット24を多少持ち上げた状態で回動させ、接続軸25の短手側と支持ブラケット24の軸受69の開口部とを一致させることにより、リタードローラ13を容易に取り外すことができる。
【0032】
次に、前記押圧力調整機構30について説明する。押圧調整機構30は、中間フレーム3本体に上面側の用紙搬送路の下面と、調整ネジ34の頭部鍔29と、調整ネジ34に螺合し、ギア支持部材27に取り付けられた付勢アーム33と、頭部鍔29と付勢アーム33との間に介在させた圧縮スプリング32とからなる。前記調整ネジ34をドライバーなどの止具(図示を省略)を調整孔31(図3参照)から挿入し、該止具によりネジ34を回転させ、ネジ34の頭部鍔29と付勢アーム33との距離を変化させる。これにより、前記ネジ34の頭部鍔29と用紙搬送路の下面との間で圧縮スプリング32の長さを変化させ、前記圧縮スプリング32の押圧力を調整する。これにより、前記支持ブラケット24に支持されるリタードローラ13を、セパレートローラ12に対して弾接する力(ニップ圧)を調整するものである。
【0033】
前記中間フレーム3の調整孔31から、ドライバーのような止具を挿入して押圧力調整機構30の押圧力を調整するので、前記フレーム3の用紙搬送路の一部に、小さい孔を設けておくのみで良く、用紙の案内作用に支障がなく、上部フレーム1を開放したときに押圧力の調整が簡単にできるので便利である。
【0034】
図3は、中間フレーム3から上部ガイド部材60を取り外した状態を示す平面図である。用紙の搬送方向下流側にはリブ9が複数個設けられている。該リブ9の間には搬送駆動ローラ15が複数個設けられている。また、中間フレーム3には凹部が設けられている。該凹部にはリタードローラ13、支持ブラケット24、アーム部材26及びギア支持部材27が収納されている。
【0035】
前記リタードローラ13の軸13aの両端部にはベアリングがEリングを介して設けられている。上面ガイド部材60を取り付け、上部フレーム2を閉じ、上面ガイド部材60を取り付けた状態(図1参照)において、このベアリングが想像線で示されるU字型溝61上を摺動する。したがって、支点28を中心に円弧状に揺動するアーム部材26に取り付けられたリタードローラ13を該ローラ軸芯とセパレートローラ12の軸芯と両ローラのニップ位置が一直線上に配置されるように移動することができる。
【0036】
前記ギア支持部材27にはリタードローラ13が逆回転するようにアイドラギア群22が設けられる。このアイドラギア群22は、駆動源(図示を省略)から駆動軸15aに伝達された駆動をリタードローラ13に伝達する。また、駆動軸15aからの駆動は、図示しないエンドレスベルトを介して排出ローラ装置8の駆動ローラ8aにも伝達される。
【0037】
アイドラギア群22からリタードローラ13へはトルクリミッタ20を介して駆動伝達が行われる。このトルクリミッタ20は、用紙さばき装置10に2枚以上の原稿が繰り込まれてくると、リタードローラ13を逆転させ、最上の原稿1枚だけを下流側の搬送ローラ装置14に送るとともに、最下の原稿を原稿トレイ51へ送り返すように作用しているものである。
【0038】
ところで、前述したように前記リタードローラ13は支持ブラケット24に支持され、該支持ブラケット24の軸受部69の開口が揺動フレーム26の接続軸25(図1参照)とが着脱自在とされている。また、リタードローラ13とトルクリミッタ20とが軸13aにてユニット化されている。そのため、リタードローラ13の交換とともにトルクリミッタ20の交換も簡単にできる。もちろん、トルクリミッタ20のみの交換を行うこともできる。
【0039】
前記図1に示されるADF1は、例えば、図5に示されるように、複写機やファクシミリ装置のような画像形成装置と一体に設けた画像読取装置40として組み合わせて用いることができる。前記画像読取装置40において、走査装置43は、従来より、一般に知られている複写機の走査装置に用いられている装置と同様に、ランプ44aと1つのミラーm1を設けたフルレートキャリッジ44と、一対の対向するミラーm2、m3を配置するハーフレートキャリッジ45とを組み合わせて設けている。
【0040】
そして、原稿の読取り情報をレンズ装置48を介してCCD49に伝達し、光信号を電気信号に変換して画像形成装置の画像情報処理部に伝達するように構成されている。前記走査装置43においては、フルレートキャリッジ44とハーフレートキャリッジ45とを駆動するために、径が2:1の2つのプーリ46、46aに巻き付けたワイヤ47、47aを介して、2つのキャリッジを各々連動させて移動される機構を設けている。
【0041】
前記フレーム41の上部には、ブックものの原稿を載置し、FBSとしての動作に対応させるプラテン42と、ADFに対応させて原稿搬送路の下部に配置するプラテン7とを設けている。前記プラテン42に対しては、プラテンカバー50を開いて原稿をセットし、プラテンカバー50を閉じることにより、プラテンカバー50がプラテンの42上面に原稿の画像面を押圧してセットした原稿の走査を行う。
【0042】
そして、前記プラテン42にセットした原稿に対しては、図示を省略したセンサの検知情報に応じて、フルレートキャリッジ44が原稿の長さ分だけ往復移動し、ハーフレートキャリッジ45が前記フルレートキャリッジ44の半分の速度で移動しながら画像情報の読取りを行い、CCD49を介して画像信号を出力する。
【0043】
また、給紙トレイ51を用いてシートものの原稿の走査を行う際には、ADFとして原稿搬送部に設けた原稿搬送路6を通して原稿を搬送し、プラテン7部分に走査装置43を固定する状態で画像の読取り動作を行う。
【0044】
前記原稿搬送路6を用いて給紙トレイ51にセットした原稿の走査を行う際には、原稿を給紙トレイ51にセットしたことを図示を省略した検知手段を用いて検知し、その検知信号により制御装置を動作させることや、コントロールパネルに原稿搬送部を用いた走査を行う指令を入力することにより行う。
【0045】
そして、前記画像形成装置に設定した原稿の読取り指令の信号に応じて、走査装置43のフルレートキャリッジ44をプラテン7の直下に停止させ、ハーフレートキャリッジ45を走査部フレーム41の左側端部まで移動させ、給紙トレイ51から原稿を1枚ずつ横向きU字状搬送路6内で搬送し、プラテン7部分で原稿の画像読取りを行う。したがって、走査部フレーム41に配置する走査装置43においては、2つのプラテン42、7に対応させて走査装置43をセットし、任意の原稿に対する読取り動作を行うことができ、ファクシミリ装置の送信機能を利用して遠隔地のファクシミリ装置、あるいは通信装置(パーソナルコンピュータ等を含む)に画像情報を送信すること、また複写機の機能を利用して記録紙に印字することができる。
【0046】
なお、本実施例では、分離部材としてリタードローラをあげているが、それと同様に用紙を1枚ずつさばく作用を有するもの、例えば分離パッドなどに変えてもよく、変形例も包含することは勿論である。また、押圧弾性部材として圧縮スプリングを使用しているが、リタードローラがセパレートローラに弾接し得るようにするなら、引張スプリングを用いてた構成でもよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明では、上部フレームを開放して用紙搬送ガイドの一部を形成する上面ガイド部材を取り外すだけで、簡単に分離部材が露出され、上方に分離部材が押し上げられているため、脱着行為が容易であるから、分離部材のメンテナンス性を向上させることができる。したがって、サービスマンがフィールドにおいて、容易にリタードローラの交換を行いうる。
【0048】
請求項2の発明では、給紙部材がセパレートローラであり、分離部材がリタードローラであるため、分離性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を適用可能なADFの側面断面図である。
【図2】ADFからリタードローラの着脱した際の側面断面図である。
【図3】中間フレームから上面ガイド部材を取り外した状態を示す平面図である。
【図4】上面ガイド部材の平面図である。
【図5】ADFを備えた画像読取装置の側面断面図である。
【図6】従来のリタードローラの押圧調整手段の説明図である。
【符号の説明】
1 自動原稿搬送装置(ADF)
2 上部フレーム
3 中間フレーム
5 用紙搬送ガイド
8 排出ローラ装置
10 ピックアップローラ
12 セパレートローラ
13 リタードローラ
14 搬送ローラ装置
24 支持ブラケット
26 アーム部材
30 押圧力調整手段
32 弾性押圧部材
51 給紙トレイ
52 排紙トレイ
Claims (2)
- 給紙トレイと排紙トレイとを接続し、一対の用紙搬送ガイドを備えて湾曲した搬送路と、開閉可能な上部フレームに支持された給紙部材と、上記一対の用紙搬送ガイドの一方の用紙搬送ガイド内側に上記搬送路側に一部が突出し且つ上記給紙部材に弾接するように配置された着脱自在な分離部材とを備え、
上記上部フレームを開放し、上記一方の用紙搬送ガイドの一部を取り外すことにより分離部材が交換可能であり、
前記分離部材は支持ブラケットに一体に支持されており、前記搬送ガイド内に揺動可能に設けられたアーム部材の一端に着脱可能且つ回動可能に取り付けられ、上方へ前記アーム部材によって持ち上げられていることを特徴とする給紙装置。 - 前記給紙部材は、用紙を画像処理部へ搬送するセパレートローラであり、前記分離部材が用紙の搬送方向とは逆回転し、用紙を1枚ずつに分離するリタードローラであることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
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