JP3928306B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙や原稿等のシート類を搬送する用紙搬送装置に関し、特に、湾曲路に沿わせてシートを搬送する際に、送り作用を良好に行わせ得る用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置等の装置に設けられている用紙搬送装置においては、給紙トレイに収容している用紙を、分離搬送装置を用いて1枚ずつ分離して用紙搬送路に取り込み、用紙搬送路内に配置する搬送ローラ装置により排出トレイに向けて搬送する機構が用いられている。前記用紙搬送路を自動原稿搬送装置のような装置に適用する場合には、原稿トレイから原稿を分離しながら1枚ずつ原稿搬送路に向けて供給し、原稿搬送路内で搬送しながら画像の読取りを行うようにしている。前記原稿搬送路の入口部に配置する分離搬送装置としては、ピックアップローラと用紙さばき装置とを配置して、用紙さばき装置で分離作用を行いながら、下流部に配置する搬送ローラ装置に向けて送り出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、前記自動原稿搬送装置を複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置に組み合わせて設ける場合には、前記装置をできるだけ小型化し、給紙トレイと排出トレイとが側部に突出しないように配置することが要求される。そこで、前記装置の用紙搬送路を、シートをUターンさせて搬送するような経路として構成し、給紙トレイと排出トレイとを上下に重なる状態で配置することで、コンパクトな装置を構成している。前記湾曲路として構成される用紙搬送路では、入口部に配置する用紙さばき装置のフィードローラの搬送力により、用紙搬送路内の下流部に向けて送り込む作用が行われる。
【0004】
ところが、前記用紙さばき装置は、搬送力の弱い装置として構成されているものであること、および、リタードローラによる抵抗作用が付与されるために、用紙さばき装置から送られる用紙が斜行した状態で下流部の搬送ローラ装置に供給されることがある。そして、前記斜行を生じている用紙が、湾曲路の搬送ローラ装置により搬送されると、用紙の一部がガイド部材に強く摺動されたりして、斜行状態がより大きくなり、用紙搬送作用に支障が生じたりする場合がある。また、画像読取装置においては、斜行を生じている原稿の画像を読取って、そのまま記録部に向けて画像信号を伝達すると、記録紙の画質が良くないという問題がある。
【0005】
本発明は、前記湾曲路に沿って用紙を搬送する装置において、用紙の斜行を補正しながら搬送できるようにするとともに、湾曲路内での搬送ローラ装置により搬送作用を良好に行い得る用紙搬送装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、給紙トレイと排出トレイとの間を接続し、湾曲路を設けた用紙搬送路に、複数の搬送ローラ装置によって用紙を搬送する用紙搬送装置に関する。本発明の請求項1の発明は、前記用紙搬送路の上流側の搬送ローラ装置のニップ圧力が、それよりも下流側であって、かつ、画像読取りがなされる位置よりも上流側の他の搬送ローラ装置のニップ圧力よりも大きく設定され、前記用紙搬送路に設けられた前記湾曲路の上流側の搬送ローラ装置のプレスローラは、画像読取りがなされる位置よりも上流側のものを含む他の下流側に配置する搬送ローラ装置のニップ圧力よりも大きく設定され、前記他の下流側に配置する搬送ローラ装置のニップ圧力よりも大きいニップ圧力に設定された、前記用紙搬送路の上流側の搬送ローラ装置のプレスローラは、用紙の斜行調整機構を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、前記湾曲路を設けた用紙搬送路は、給紙トレイと排出トレイとを上下に位置させるように配置される装置に設けられることを特徴とする。したがって、U字状に湾曲した用紙搬送路を介してトレイを接続することで、装置の構成をコンパクトにすることができ、シート類の取扱いを容易に行うことができる。
【0008】
請求項3の発明は、前記斜行調整機構は、固設されたベースブラケットに、揺動自在でかつ用紙の斜行を修正可能な位置で固定可能に支持されたプレスローラ支持ブラケットと、軸の両端部が前記プレスローラ支持ブラケットで支持されたプレスローラと、前記ベースブラケットに支軸を介して支持され、前記プレスローラを対向する駆動ローラに対して付勢する押圧作用を前記プレスローラの軸の両端部に付与するプレスアームと、を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図示する例にしたがって、本発明の画像読取装置を説明する。図1に示す例では、画像読取装置に組み合わせて用いる自動原稿搬送装置の構成を示しており、一般の自動原稿搬送装置の場合と同様に、原稿を1枚ずつさばいて搬送する途中で、原稿搬送路に配置した読取部で画像の読取りを行うように構成している。本実施例に示す自動原稿搬送装置1においては、装置本体に略U字状の原稿搬送路10を配置して、その原稿搬送路の曲り部には大径の駆動ローラ14を配置し、原稿搬送路の入り口の部分には、原稿トレイに接続される原稿挿入口3を設けている。
【0010】
前記原稿搬送路内での原稿の搬送を行うために、原稿挿入口3の上部に揺動可能な支持アーム5を介してピックアップローラ4を配置し、その下流側にはフィードローラ7とリタードローラ8とを組み合わせた用紙さばき装置6を配置している。前記用紙さばき装置6は、一般の複写機等の給紙装置に設けられる装置と同様に、給紙方向に駆動されるフィードローラ7と、給紙方向と反対方向に駆動されるリタードローラ8とを対向させて配置している。そして、ピックアップローラ4により取り込まれた用紙が複数枚重なった場合に、上の1枚のみを分離して、原稿搬送路の搬送ローラ装置11に向けて送り出す作用を行うものとして構成する。
【0011】
前記用紙さばき装置6の下流部には、駆動ローラ12とプレスローラ13とを組み合わせた搬送ローラ装置11を設けて、大径駆動ローラ14による搬送領域に向けて用紙を供給する。前記大径駆動ローラ14の搬送領域では、プレスローラ15、16とが大径駆動ローラ14に用紙を押圧する部分の間で、前記大径駆動ローラ14の軸芯の下部付近にプラテン18を設けて、そのプラテン18の下部に位置させる走査装置により画像の読取りを行う。また、前記大径駆動ローラ14とプレスローラ16により挟持搬送される部分から、原稿搬送路を略水平に設けてその搬送路の終端部に排出ローラ装置17を配置し、読取りが終了した原稿を排出トレイに向けて送り出すようにする。
【0012】
前記自動原稿搬送装置1においては、原稿搬送路10に配置する複数の搬送ローラ装置でのニップ圧力を、図2に示すように設定しているもので、用紙さばき装置6の下流部に配置する搬送ローラ装置11では、駆動ローラ12に対するプレスローラ13の押圧力をP1に設定する。また、湾曲路においては、大径ローラ14に対するプレスローラ15の押圧力をP2、プレスローラ16での押圧力をP3、排出ローラ装置17におけるニップ圧力(押圧力)をP4にそれぞれ設定している。そして、前記押圧力の関係は、P1>P2、P1>P3、P1>P4の関係となるようにして、最上流部の搬送ローラ装置11でのニップ圧力を最も大きい値とすることで、搬送ローラ装置11により湾曲路に向けて送られる用紙に対して大きな搬送力を発揮させ、ガイドに対する抵抗が大きい湾曲路で用紙を高速で搬送する作用を良好に発揮できるようにする。
【0013】
前記原稿搬送路10に配置する搬送ローラ装置11に対して、大径駆動ローラに対応させて配置する2つのプレスローラ15、16においては、P2=P3として設定することが可能である。なお、排出ローラ装置17でのニップ圧力P4は、プレスローラ16により強い送り力で送られてくる用紙を、排出トレイに向けて排出するのみであるから、前記ニップ圧力P3よりも小さいニップ圧力に設定しても良い。また、前記原稿搬送路10に配置する搬送ローラ装置のうち、最上流部に配置している搬送ローラ装置11では、プレスローラ13に斜行補正機構を設けており、用紙さばき装置でさばき作用を受けた用紙が、斜行を生じた状態で原稿搬送路に送り込まれる傾向がある時には、後述する斜行補正機構を調整することで、用紙の斜行を修正しながら読取部に向けて送ることができる。
【0014】
前記自動原稿搬送装置1において、原稿搬送路の上部フレーム2は、図示を省略した支軸を介して開閉可能に構成されており、前記上部フレーム2にはプレスローラ13、15を各々支持するプレスローラ支持ユニット20を、フレームに固設して設けたステイ21を介して配置している。前記プレスローラ支持ユニット20は、図3、図4に示されるような構成を有するもので、上部フレーム2に設けたステイ21にベースブラケット23を設け、前記ベースブラケット23の両端部にプレスローラ支持ブラケット30、30aを設け、プレスローラ13、15を各々配置している。
【0015】
前記プレスローラ支持ブラケットに対するプレスローラの支持機構を一方のプレスローラ13で説明すると、プレスローラ支持ブラケットの先端部に配置した軸支部33に長孔34を設けておき、プレスローラ13の軸13aを前記長孔34を介して支持する。また、前記プレスローラ13を対向する駆動ローラに対して付勢するために、プレスアーム25を支軸28を介してベースブラケット23に支持し、前記プレスアーム25の一方の端部に設けた係止部26を介してスプリング29を設けている。そして、前記プレスアーム25を支軸28を介してスプリング29により時計方向に付勢し、押圧部27によりプレスローラ13の軸13aを押圧し、対向して配置する駆動ローラへ押圧する作用を発揮する。
【0016】
前記ベースブラケット23の他方の端部に配置し、プレスローラ15を支持するプレスローラ支持ブラケット30aにおいても、プレスローラ支持ブラケット30aの先端部に配置した軸支部33aに設けた長孔34aに、プレスローラ15の軸15aを支持し、プレスアーム25aの押圧部27aを介してスプリング29aにより押圧し、大径駆動ローラ14に向けて付勢する。前記2つのローラ軸付勢のために用いるスプリング29、29aは、ステイ21に設けた係止部22を介して支持し、前記スプリングの引っ張り作用によりプレスローラに対する押圧作用を行わせる。
【0017】
前述したように構成してなる自動原稿搬送装置1において、ピックアップローラ4により原稿搬送路10に取り込まれる原稿は、トレイから取り出される際や用紙さばき装置6によりさばかれる時、および、原稿搬送路10内を搬送される時等に、何等かの理由により真っ直ぐに送られずに、若干斜めの状態になったままで、読取部等に向けて搬送される場合がある。前記原稿の斜め送りが発生する初期の原因としては、原稿搬送路10に配置する各構成部材の取付け誤差や、部品の製造精度等に影響されることが多いが、装置を組み立ててテスト運転を行った時、およびユーザーに納品した時に斜め送りの調整が行われている。また、装置を使用している途中では、ローラ部材の摩耗やその他の原因により、用紙に斜め送りが発生することがあり、そのような用紙が真っ直ぐに送られない状態が生じた時には、用紙の斜行調整が随時行われる。
【0018】
前記用紙の斜行調整を行うために、本実施例では、図4に示すように、駆動ローラに向けて押圧されるプレスローラに対して、斜行調整のための機構を設けており、プレスローラ13の軸13aを駆動ローラの軸に対して仮想線で示すように、水平視で左右方向に移動可能に設けている。前記プレスローラ13を支持する機構においては、ステイ21に固設しているベースブラケット23の支持板24に対して、プレスローラ支持ブラケット30の上板部材31を支持させ、前記上板部材31を2つの巾方向に間隔をおいて配置する固定ねじ35と調整ねじ36を用いて取り付けている。前記図1の搬送ローラ装置において、用紙の斜行を調整しようとする場合には、その用紙の斜行の状態に対応させて、調整ねじ36を緩めて支点35を介してプレスローラ支持ブラケット30を所定の方向に円弧状に揺動させる。そして、用紙の斜行が修正される位置で調整ねじ36を固定することにより、原稿を原稿搬送路に取り込んだ際に発生した斜行を修正することができる。
【0019】
また、前記図4のプレスローラ13に対する支持機構と同様な機構をプレスローラ15にも配置しておき、原稿搬送路内での原因により、大径駆動ローラ14で搬送する途中で斜行が発生する時には、固定ねじ35を介して調整ねじ36による調整を行って、斜行を修正させるようにする。なお、前記プレスローラ13を支持するプレスローラ支持ブラケット30においては、上板部材31の両側にローラ支持アーム32を配置し、前記2つのアームによりローラ軸13aを支持しているもので、上板部材31のベースブラケット23に対する支持位置を変更することにより、ローラ軸の支持角度の調整を行うことができるように設けている。
【0020】
前記図4に示す斜行調整機構においては、プレスローラの軸の両端部を支持するプレスローラ支持ブラケットのアームは、上板部材31と一体に構成されており、前記上板部材31はベースブラケットの支持板24に対して面接触する状態におかれ、2つのねじ部材により一体化された状態に取付けられる。そして、前記固定ねじ35と調整ねじ36とを緩めて、固定ねじ35を中心にして円弧状に揺動させてプレスローラ支持ブラケットの固定位置を調整した後に、前記2つのねじを締めてベースブラケット23とプレスローラ支持ブラケット30とを一体化するので、両部材の間には遊びがない状態とされる。前記軸に対する支持状態を設定した上で、ローラ軸13aに対してはその両端部でプレスアーム25により押圧作用を付与しているので、前記ローラ軸13aに設けたプレスローラ13は、駆動ローラ12に対して偏った力が作用しないように均一な力で押圧される。そして、搬送ローラ装置11により用紙を搬送するに際して、用紙の斜行を補正しながら搬送する際に、プレスローラ13の駆動ローラ12に対する押圧作用が均一に行われる。
【0021】
前記大径駆動ローラ14に対して押圧するプレスローラ15においても、前記プレスローラ13の場合と同様な構成の調整機構を配置することによりU字型用紙搬送路の湾曲部で、用紙の斜行を補正しながら搬送する作用を良好に行わせることができる。また、前記画像読取装置を調整する際には、自動原稿搬送装置1の上部フレーム2のカバーを取り外して、プレスローラ支持ユニット20の上部分を露出させ、随時プレスローラに対する斜行調整の作業を行うことができる。そして、前述したようにしてローラ軸の位置を調整することにより、駆動ローラ12に対するプレスローラ13の押圧を確実に発揮させ得て、用紙の斜行調整の作用を容易に行うことができる。
【0022】
前記自動原稿搬送装置1はファクシミリ装置の読取り部に配置して、多数枚の原稿を連続して読取り、画像情報の送信のために用いることができるが、その他に、図5に示すように、複写機等の画像形成装置の読取部に斜行調整機構を設けて、多数枚の原稿を順次読取って、記録紙を作成するためにも用いることができる。図5に示す例は、画像形成装置と一体に設けた読取装置40の構成を示すもので、走査部フレーム41には、図5に示すように構成した走査装置43を設けている。
【0023】
前記走査装置43は、従来より一般に知られている複写機の走査装置に用いられている装置と同様に、ランプ44aと1つのミラーm1を設けたフルレートキャリッジ44と、2つの対向するミラーm2、m3を配置するハーフレートキャリッジ45とを組み合わせて設けている。そして、原稿の読取り情報をレンズ装置48を介してCCD49に伝達し、光信号を電気信号に変換して画像形成装置の画像情報処理部に伝達するように構成している。前記走査装置においては、フルレートキャリッジ44とハーフレートキャリッジ45とを駆動するために、径が2:1に設定された駆動プーリ46、46aを同軸に配置し、各々の駆動プーリに巻き掛けたワイヤ47、47aを介して、2つのキャリッジを各々連動させて移動させる機構を設けている。
【0024】
前記フレーム41の上部には、ブックものの原稿を載置し、FBS(フラットベッドスキャナー)としての動作に対応させるプラテン42と、ADF(自動原稿搬送装置)に対応させて、原稿搬送部1の下部に配置するプラテン18とを設けている。前記プラテン42に対しては、上部開閉フレーム50を開いて原稿をセットし、上部開閉フレーム50を閉じることにより、プラテンカバー53がプラテンの上面に原稿の画像面を押圧させて、セットした原稿の走査を行う。そして、前記プラテン42にセットした原稿に対しては、図示を省略したセンサの検知情報に応じて、走査装置43のフルレートキャリッジ44が原稿の走査方向の長さだけ往復移動し、ハーフレートキャリッジ45が前記フルレートキャリッジの半分の速度で移動しながら画像情報の読取りを行い、CCD48を介して画像信号を出力する。また、原稿トレイ51を用いてシートものの原稿の走査を行う際には、ADFとしての原稿搬送部に設けた原稿搬送路10を通して原稿を搬送しながら、プラテン18の部分に走査装置を固定する状態で画像の読取りの動作を行う。
【0025】
前記原稿搬送部40を用いて、原稿トレイ51にセットした原稿の走査を行う際には、原稿を原稿トレイにセットしたことを、図示を省略した検知手段の検知信号により制御装置を作動させること、またはコントロールパネルに原稿搬送部を用いた走査を行う指令を入力することにより行う。そして、前記読取り指令の信号に応じて、走査装置43のフルレートキャリッジ44をプラテン18に対応する位置に停止させ、ハーフレートキャリッジ45を走査部フレーム43の左側の端部にまで移動させ、原稿トレイ51から原稿を1枚ずつU型搬送路10内で搬送し、プラテン18の部分で原稿の画像の読取りを行う。したがって、前記走査部フレーム41に配置する走査装置においては、2つのプラテン42、18に対応させて走査装置をセットし、任意の原稿に対する読取りの動作を行うことができ、ファクシミリ装置の送信機能を利用して画像情報を送信すること、または、複写機の機能を利用して記録紙に印字することができる。
【0026】
なお、前記実施例に示される自動原稿搬送装置を単独で用いる場合、および、前記自動原稿搬送装置とFBSとを一体化して構成する読取装置は、それを単独で読取装置として構成することができる。また、一般的には、画像形成装置に一体に組み合わせて設ける原稿読取り手段として、または、ファクシミリ装置の読取り装置として用いることができる。そして、前記自動原稿搬送装置に設ける原稿に対する斜行調整機構は、給紙トレイ等の用紙収容装置から画像転写部に向けて用紙を搬送する用紙搬送路にも適用が可能であり、特に、用紙搬送路内で用紙を急激に曲げるようにして搬送する機構に対しては有効に作用させることができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の装置は、前述したように構成したものであるから、前記用紙搬送路に設けられた前記湾曲路の上流側の搬送ローラ装置のニップ圧力が、それよりも下流側であって、かつ、画像読取りがなされる位置よりも上流側の他の搬送ローラ装置のニップ圧力よりも大きく設定することで、供給される用紙を、その下流部に配置する搬送ローラ装置により確実に送り込むとともに、湾曲した用紙搬送路内での搬送を円滑に行うことができる。さらに、前記搬送ローラ装置のプレスローラは、用紙の斜行調整機構を備えるので、用紙搬送装置に斜行調整機構を配置することにより、画像読取り位置や、記録紙作成部での用紙の位置を正確に設定でき、湾曲路内を搬送する際に斜行の影響が生じることを回避できる。
また、湾曲路を設けた用紙搬送路は、給紙トレイと排出トレイとを上下に位置させるように配置される装置に設けられるので、U字状に湾曲した用紙搬送路を介してトレイを接続して、装置の構成をコンパクトにすることができ、シート類の取扱いを容易に行うことができる。
また、前記斜行調整機構は、固設されたベースブラケットに、揺動自在でかつ用紙の斜行を修正可能な位置で固定可能に支持されたプレスローラ支持ブラケットと、軸の両端部が前記プレスローラ支持ブラケットで支持されたプレスローラと、前記ベースブラケットに支軸を介して支持され、前記プレスローラを対向する駆動ローラに対して付勢する押圧作用を前記プレスローラの軸の両端部に付与するプレスアームと、を備えるので、プレスローラによる押圧作用が均一に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動原稿搬送装置の構成を示す説明図である。
【図2】 図1の装置における搬送ローラ装置のニップ圧力の関係を示す説明図である。
【図3】 図1の装置に設けるプレスローラ支持ユニットの側面図である。
【図4】 前記プレスローラ支持ユニットの平面図である。
【図5】 自動原稿搬送装置を組み込んだ読取り装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動原稿搬送装置、 2 上部フレーム、 3 原稿挿入口、
4 ピックアップローラ、 6 用紙さばき装置、
7 フィードローラ、 8 リタードローラ、 10 原稿搬送路、
11 搬送ローラ装置、 12 駆動ローラ、
13・15 プレスローラ、 14 大径駆動ローラ、
17 排出ローラ装置、 18 プラテン、
20 プレスローラ支持ユニット、
30 プレスローラ支持ブラケット、 31 上板部材、
35 固定ねじ、 36 調整ねじ、 40 読取装置、
42 プラテン、 43 走査装置、 44 フルレートキャリッジ、
45 ハーフレートキャリッジ、 48 レンズ、 49 CCD、
51 原稿トレイ、 52 排出トレイ。

Claims (3)

  1. 給紙トレイと排出トレイとの間を接続し、湾曲路を設けた用紙搬送路に、複数の搬送ローラ装置によって用紙を搬送する用紙搬送装置において、
    前記用紙搬送路に設けられた前記湾曲路の上流側の搬送ローラ装置のニップ圧力が、それよりも下流側であって、かつ、画像読取りがなされる位置よりも上流側の他の搬送ローラ装置のニップ圧力よりも大きく設定され、
    前記用紙搬送路に設けられた前記湾曲路の上流側の搬送ローラ装置のプレスローラは、用紙の斜行調整機構を備えることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記湾曲路を設けた用紙搬送路は、給紙トレイと排出トレイとを上下に位置させるように配置される装置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記斜行調整機構は、
    固設されたベースブラケットに、揺動自在でかつ用紙の斜行を修正可能な位置で固定可能に支持されたプレスローラ支持ブラケットと、
    軸の両端部が前記プレスローラ支持ブラケットで支持されたプレスローラと、
    前記ベースブラケットに支軸を介して支持され、前記プレスローラを対向する駆動ローラに対して付勢する押圧作用を前記プレスローラの軸の両端部に付与するプレスアームと、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙搬送装置。
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