JP3840162B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ等の画像読取装置において、特に原稿の両面の画像を一度の原稿搬送過程で読みとることのできる両面原稿読取用の自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から画像読取装置には、複数枚の原稿を連続的に搬送する原稿搬送装置(原稿搬送手段)を備えたものがある。また原稿の両面の画像を読みとるために、原稿を反転させて画像読取手段に二度搬送するものと、二つの画像読取手段を備えて一度の搬送で両面の画像を読みとるものとがある。後者の例としては、例えば特開2000−201251号公報に記載されるようなものが知られている。
【0003】
すなわち、原稿台上の原稿を読み取るラインセンサを備えた第一画像読取手段と、原稿台上に原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段に設けられ当該原稿搬送手段により搬送される原稿の前記第一画像読取手段で読み取る画像と反対側の画像を読み取るラインセンサを備えた第二画像読取手段と、を備えた構成となっている。
【0004】
そして、読取可能な最大原稿の短手方向をラインセンサの配列方向(主走査方向)にし、読取可能な最大原稿の長手方向は、ラインセンサの読取位置、または原稿を移動(副走査方向)させることで、原稿の画像を読取っている。これは、最大原稿の長手方向を主走査方向にするよりも画素数の少ないラインセンサで読取ることが可能になるからである。
【0005】
また、装置本体に対して原稿搬送手段を回動可能に支持する回動支持手段を設けている。これにより、原稿台を清掃したり、搬送されている原稿の紙詰まりを処理したり、原稿台上に原稿を載置する時には、原稿搬送装置を装置本体から離間する方向に回動させて原稿台上を開放し、それぞれの作業を行った後に、再び原稿搬送装置を接近する方向に回動させて、原稿搬送装置が動作可能な状態となる。
【0006】
従来、この種の原稿搬送装置に第二画像読取手段を備えた画像読取装置では、原稿搬送装置の開閉により原稿搬送装置に設けられた第二画像読取手段に加わる衝撃を極力低減するために、原稿搬送装置の回動支持手段の回動軸を主走査方向と平行にすることで、原稿搬送装置の回動による第二画像読取手段の移動量を減少させ、第二画像読取手段の破損、変形を防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原稿搬送手段の回動軸を主走査方向と平行にしても、原稿搬送手段開閉時の衝撃が第二画像読取手段に加わらないわけではなく、使用者が原稿搬送手段に強い衝撃を与えるような開閉を行なった場合、依然として、読取手段が変形したり、調整が異常になるなどの不具合が発生するおそれがある。
【0008】
また、原稿搬送手段の回動軸を主走査方向と平行にした場合、最大原稿の短手方向と平行に配置されることになるので、原稿搬送手段の回動軸を奥側にして使用者が操作することを想定すると、原稿の長手方向は前奥方向になり、指標ラベルが使用者から遠くなってしまう。また、原稿の短手方向が前奥方向になるようにして使用者が操作することを想定すると、原稿搬送手段の回動軸は右か左になり、原稿搬送手段の開閉操作が非常に煩わしくなってしまう。
【0009】
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、原稿搬送手段内に原稿の裏面を読み取る第二画像読取手段を有する画像読取装置において、原稿搬送手段開閉時の第二画像読取手段へ加わる衝撃を緩和し、かつ原稿搬送手段の開閉操作性を向上し、容易に読取部に原稿を載置することができる画像読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、原稿を載置する原稿台と、前記原稿台上の原稿を読み取るラインセンサを備えた第一画像読取手段と、稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段を前記原稿台に対して回動可能に支持する回動支持手段と、前記原稿搬送手段に設けられ当該原稿搬送手段により搬送される原稿の前記第一画像読取手段で読み取る画像と反対側の画像を読み取るラインセンサを備えた第二画像読取手段と、前記第二画像読取手段と対向する位置に設けられ、シェーディング補正に用いるプラテン白板と、を備える画像読取装置において、前記第二画像読取手段、弾性体を介して前記原稿搬送手段の側板に取り付けられるとともに、固定部材を介して前記プラテン白板に固定されていることを特徴とする画像読取装置。
【0011】
【発明の実施の形態】
参考例
本発明に係る画像読取装置の参考例について図を用いて説明する。図1は参考例に係る画像読取装置の構成を説明する全体断面図、図2は画像読取装置の外観斜視図、図3は原稿搬送装置に設けられている密着型イメージセンサの取付け部の詳細図である。
【0012】
図1に示す画像読取装置は、原稿台を備えた装置本体としてのスキャナ部100と、原稿台上に原稿を搬送する原稿搬送手段としての原稿搬送装置200と、原稿搬送装置200をスキャナ部100に対して回動可能に支持する回動支持手段としてのヒンジ部21とを備えている。
【0013】
スキャナ部100は筐体を有し、筐体上面に原稿台を構成するブック原稿用プラテンガラス3と、シート原稿用プラテンガラス2を備えており、筐体内に原稿台としてのブック原稿用プラテンガラス3およびシート原稿用プラテンガラス2上の原稿を読み取るラインセンサ11を備えた第一画像読取手段としての第一読取ユニット1が設けられている。
【0014】
ブック原稿用プラテンガラス3には、基準白板901が設けられており、この基準白板901の濃度データをラインセンサ11により読み取り、この濃度データを基にシューディング値S1を生成することで、第一読取ユニット1に読取られた画像の濃度補正を行なう。
【0015】
第一読取ユニット1は、ランプ4と第一ミラー5が取り付けられた第一ミラー台6と、第二、第三ミラー7、8が取り付けられた第二ミラー台9と、レンズ10と、光電変換手段であるラインセンサ11とを備えている。ラインセンサ11は、図2の矢印A方向に配列されている。
【0016】
ブック原稿用プラテンガラス3またはシート原稿用プラテンガラス2上の原稿Sの画像は、ランプ4で照明され、第一、第二、第三ミラー5、7、8で光路を折り曲げながらレンズ10でラインセンサ11上に結像して、光電変換されることで読み取られる。第一ミラー台6及び第二ミラー台9は、図示しない駆動手段により2対1の速度比で移動されるので、ブック原稿用プラテンガラス3及びシート原稿用プラテンガラス2上に載置された原稿からラインセンサ11までの物像間は一定に保たれる。
【0017】
原稿搬送装置200は、この原稿搬送装置200により搬送される原稿の前記第一読取ユニット1で読み取る画像と反対側の画像を読み取る第二画像読取手段としての密着型イメージセンサ20とを備えている。
【0018】
原稿搬送装置200の搬送系は、原稿トレイ300上の原稿Sを一枚づつ取り出すピックアップローラ12と、取り出された原稿の重送を防止するための分離ローラ対13と、原稿Sをシート原稿用プラテンガラス2に導く搬送ローラ対14、15、16、17、給送シートガイド904及び中継シートガイド905、シート原稿用プラテンガラス2に接近させるプラテンローラ18と、密着型イメージセンサ20に接近させるプラテン白板902と、原稿排出トレイ400へ移送するための排出ローラ対19と排出シートガイド906とを備えており、密着型イメージセンサ20は、プラテンローラ18の下流側の搬送ローラ対17と排出ローラ対19の間に設けられている。
【0019】
密着型イメージセンサ20は、図示しない光源であるLED、レンズ、光電変換手段であるラインセンサとしてのセンサー素子で構成されている。ラインセンサ11に読み取られた面とは反対側の原稿Sの画像は、原稿搬送装置200により原稿Sが搬送されている時に、密着型イメージセンサ20内のランプにより照射され、レンズによりセンサ素子上に結像され、光電変換されることで、読み取られる。
【0020】
プラテン白板902の濃度データを密着型イメージセンサ20により読取り、この濃度データを基にシェーディング値S2を生成することで、密着型イメージセンサ20に読取られた画像の濃度補正を行なう。
【0021】
原稿搬送装置200により搬送される原稿を読み取る場合には、第一、第二ミラー台6、9を図1に示した位置に固定する。また、ブック原稿や原稿搬送装置200を使用できない原稿を読み取るときには、原稿搬送装置200を回動させてブック原稿用プラテンガラス3を開放してから、その上に原稿を載置し、第一ミラー台6、第二ミラー台9を移動走査することで、読み取りをおこなう。
【0022】
原稿搬送装置200は、原稿を読取部としてのシート原稿用プラテンガラス2に押さえつけて搬送する機能と、ブック原稿用プラテンガラス3上の原稿を覆って押さえる機能とを有し、シート原稿用プラテンガラス2の清掃や、プラテンローラ18での紙詰まりの処理のときには、上記ヒンジ部21を支点として、原稿搬送装置200をシート原稿用プラテンガラス2から離間するように回動させる。
【0023】
そして、ヒンジ部21の回動軸Xは、前記第一読取ユニット1のラインセンサ11及び密着型イメージセンサ20に備えられたラインセンサ(不図示)の配列方向と直交するように設けられている。
【0024】
ここで、図2を用いて、装置の操作性について説明する。
【0025】
まず、原稿搬送装置200の開閉操作性では、使用者がスキャナ部100に対して矢印Cで示す位置(装置前面)で操作する場合、使用者に対して原稿搬送装置200のヒンジ部21の回動軸Xを装置奥側(A2方向)にし、原稿搬送装置200の手前(A1方向)を持上げる配置が優れているので、読取動作開始や枚数の設定等の操作をする手段も、使用者が矢印Cで示す装置前面位置で操作することを想定して、配置されている(装置手前A1方向)。
【0026】
一方、原稿をブック原稿用プラテンガラス3に載置するときに、原稿のブック原稿用プラテンガラス3に対する位置決め手段としての指標ラベル3aがブック原稿用プラテンガラス3奥側に配置されている。このとき、使用者は矢印Cに示す業置前面位置で操作するので、指標ラベル3aが使用者から離れないように、最大原稿の短手方向が前奥方向(A方向)、長手方向が左右方向(B方向)に配置している。
【0027】
次に動作を説明する。
【0028】
原稿トレイ300上に原稿Sを積載すると、ピックアップローラ12がトレイ上の最上部の原稿を取り出して搬送する。もし、ここで何枚かの原稿が同時に送り出された場合であっても、分離ローラ対13によって1枚に分離して搬送される。そして次の搬送ローラ対14、15、16によってシート原稿用のプラテンローラ18に向けて搬送される。
【0029】
1枚目の原稿Sが、ラインセンサ11及び密着型イメージセンサ20の読取り位置を通過する前に、それぞれ基準白板901、プラテン白板902の濃度データを読取り、シェーディング値S1、S2を生成する。そして、ラインセンサ11がプラテンローラ18の濃度D1を読取ってから、一枚目の原稿Sが、ラインセンサ11の読み取り位置を所定の速度で通過することにより、1面目の画像情報の読み取りが開始される。
【0030】
次いで、密着型イメージセンサ20がプラテン白板902の濃度E1を読取ってから、一枚目の原稿Sが、搬送ローラ対17に搬送されて、密着型イメージセンサ20の読み取り位置を通過することにより、2面目の画像情報の読み取りが開始される。ラインセンサ11及び密着型イメージセンサ20により読取られた画像データは、それぞれシェーディング値S1、S2に基づき画像濃度のシェーディング補正が行なわれる。読み取りを終了した原稿Sは排出ローラ対19により原稿排出トレイ400へ向けて搬送される。
【0031】
その後、再度プラテンローラ18の濃度D2、プラテン白板902の濃度E2を読取ってから、2枚目の原稿Sの1面目と2面目の画像を、ラインセンサ11と密着型イメージセンサ20で読み取る。ランプ4及び密着型イメージセンサ20内のランプは経時的に光量が変化するので、濃度D1とD2の変化に応じて、補正したシェーディング値S1に基づき2枚目の原稿Sの1面目の画像濃度のシェーディング補正をし、濃度E1とE2の変化に応じて、補正したシェーディング値S2に基づき2枚目の原稿Sの2面目の画像濃度のシェーディング補正を行なう。3枚目以降も同じ動作を繰り返し、最後の原稿Sが排出された後、動作を停止する。なお、給送搬送などの駆動は図示されていないモータにより行なわれる。
【0032】
このようにしてスキャナ部100のラインセンサ11と、原稿搬送装置200に装備された密着型イメージセンサ20とによって、一度の搬送過程中に両面原稿Sの表裏を読み取ることができる。
【0033】
次に、密着型イメージセンサ20の取付け例を示す。
【0034】
図3に示すように、密着型イメージセンサ20は、弾性体としてのゴムブッシュ51a、51bを介して原稿搬送装置200の前側板31、後側板32へ、ビス52a、52bにより固定されている。前側板31、後側板32はステー33により一体的に固定されて筐体を構成されている。
【0035】
なお、本参考例では、スキャナ部100はラインセンサ11による縮小光学系を包含し、原稿搬送装置200は密着型イメージセンサ20を包含するとしたが、組み合わせば逆であってもよいし、スキャナ部100と原稿搬送装置200が同じであってもよい。
【0036】
また、密着型イメージセンサを、前側板31、後側板32の代わりにプラテン白板902に固定すれば、密着型イメージセンサ20をプラテン白板902に対して正確に固定できるので、プラテン白板902により原稿Sを密着型イメージセンサ20により確実に接近させることができる。
【0037】
第一実施形態
本発明に係る画像読取装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図4は本実施形態に係る密着型イメージセンサの取付部の詳細図であって、上記参考例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
図4aは密着型イメージセンサ20の取付け部の詳細図、図4bはプラテン白板902を下から見た図である。本実施形態は、密着型イメージセンサ20を弾性体としての板バネ35a、35bを介して原稿搬送装置200に取り付けたものである。
【0039】
密着型イメージセンサ20は板バネ35a、35bにより、段軸904a、904bを介してプラテン白板902に突き当たるように付勢されている。段軸904a、904bは密着型イメージセンサ20に固定されており、プラテン白板902に形成されている穴902a、902bに嵌合し、かつプラテン白板902に突き当たっているので、密着型イメージセンサ20は板バネ35a、35bの精度によらすプラテン白板902に対して固定することができる。内蔵するLEDやラインセンサの熱による密着型イメージセンサ20の膨張に対応するために、密着型イメージセンサ20は板バネ35a、35bの一端に形成されている長穴906a、906bに段ビス37a、37bを介して固定され、板バネ35a、35bの一端はビス36a、36bによりそれぞれ前側板31、後側板32に固定されている。
【0040】
本実施形態では、密着型イメージセンサ20は、板バネ35a、35bのたわみによらず、常にプラテン白板902に対して位置決めされるので、プラテン白板902により原稿Sを密着型イメージセンサ20に確実に接近させることができる。もちろん、長穴をステー33に設けても同様に、板バネ35a、35bのたわみによらず密着型イメージセンサ20を正確に固定することが可能である。
【0041】
第二実施形態
本発明に係る画像読取装置の第二実施形態について、図を用いて説明する。図5は本実施形態に係る画像読取装置の構成を説明する図、図6は本実施形態に係る密着型イメージセンサの取付部の詳細図であって、上記参考例又は実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】
図5に示すように、本実施形態では、参考例の原稿搬送装置200に備えられた密着型イメージセンサ20と対向して、第二プラテンローラ22を配置したものである。
【0043】
図6に示すように、第二プラテンローラ22は、弾性体としてのゴムブロック33a、33bを介して原稿搬送装置200に取り付けられている。前側板31、後側板32はステー33により一体的に固定されて筐体を構成しており、ゴムブロック33a、33bはそれぞれ前側板31、後側板32に接着剤で固定されている。
【0044】
密着型イメージセンサ20はホルダ38に固定されている。このホルダ38には、第二プラテンローラ22が軸受39a、39bを介して密着型イメージセンサ20と接離する方向に移動できるように支持されると共に(図示せず)、圧縮バネ40a、40bにより、第二プラテンローラ22の両端部に設けられたフランジ部22a、22bがそれぞれ密着型イメージセンサ20に圧接されている。従って、第二プラテンローラ22と密着型イメージセンサ20との間隔gが確実に保証されるので、原稿Sを確実に密着型イメージセンサ20に密着させることができる構成になっている。ホルダ38には、原稿Sが通過する開口部38cが設けられており、ゴムブロック33a、33bにビス34a、34bにより固定されている。
【0045】
上記の如く構成したことにより、ゴムブロック33a、33bが変形しても、原稿Sは第二プラテンローラ22により密着型イメージセンサ20に接近させられるので、ピントずれ等の無い高画質な読取画像が得られる。また、ゴムブロック33a、33bの硬度は、紙詰まり等の不具合無く原稿Sを搬送できる範囲内の変形になるように設定されている。
【0046】
また、ゴムブロック33a、33bを、前側板31、後側板32の代わりに中継シートガイド905や排出シートガイド906に固定すれば、密着型イメージセンサ20を中継シートガイド905や排出シートガイド906に対して正確に固定できるので、原稿Sの紙詰まり等を発生させること無く、より確実に中継シートガイド905や排出シートガイド906との受け渡しを行なうことが可能となる。
【0047】
第三実施形態
本発明に係る画像読取装置の第三実施形態について、図を用いて説明する。図7は本実施形態に係る密着型イメージセンサの取付部の詳細図であって、上記各実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
本実施形態においても密着型イメージセンサ20と対向する位置に第二プラテンローラ22を配置しており、第二実施形態のゴムブロック33a、33bの代わりに板バネ35a、35bを用いたものである。
【0049】
すなわち、密着型イメージセンサ20は、弾性体としての板バネ35a、35bを介して原稿搬送装置200に取り付けられている。密着型イメージセンサ20が固定されているホルダ38は板バネ35a、35bにより、ステー33に固定された段軸905a、905bに突き当たりかつホルダ38に形成された穴38a、38bは段軸905a、905bと嵌合している。ホルダ38は板バネ35a、35bの一端に形成されている長穴906a、906bに段ビス37a、37bを介して固定され、板バネ35a、35bの一端はビス36a、36bによりそれぞれ前側板31、後側板32に固定されている。
【0050】
本実施形態では、密着型イメージセンサ20は、板バネ35a、35bのたわみによらず、常にステー33に対して位置決めされるので、原稿Sの紙詰まり等を発生させること無く、確実に中継シートガイド905や排出シートガイド906との受け渡しを行なうことが可能である、もちろん、段軸905a、905bを中継シートガイド905や排出シートガイド906に設けても、同様に板バネ35a、35bのたわみによらず密着型イメージセンサ20を正確に固定することが可能である。
【0051】
なお、上記各実施の形態では、ヒンジ部21の回動軸Xは、第一読取ユニット1のラインセンサ11及び密着型イメージセンサ20に備えられたラインセンサの配列方向と直交するように設けられているが、原稿搬送装置200に設けられる密着型イメージセンサ20をゴムなどの弾性体で支持して衝撃を吸収する場合には、必ずしもヒンジ部21の回動軸Xを、第一読取ユニット1のラインセンサ11及び密着型イメージセンサ20に備えられたラインセンサの配列方向と直交するように設けられていなくてもよく、ラインセンサの配列方向と平行に設けられていてもよい。
【0052】
【発明の効果】
上記説明した如く、本発明に係る画像読取装置においては、原稿搬送手段開閉時の第二画像読取手段へ加わる衝撃を緩和するとともに、第二画像読取手段の位置決めと固定を正確に行うことができる。また、内部に第二画像読取手段を備えた原稿搬送手段の回動軸を、画像を読み取るラインセンサの配列方向と直交するように配置したことにより、使用者に対して装置奥側に原稿搬送手段の回動軸を配置し、かつ装置の読取部に載置する最大原稿の短手方向を前奥方向とすることができるため、原稿搬送手段の開閉操作性を向上するとともに、容易に読取部に原稿を載置することができる。
【0053】
また、原稿搬送手段に設けられる第二画像読取手段をゴムなどの弾性体で支持したことにより、使用者が原稿搬送手段に強い衝撃を与えるような開閉を行なった場合でも、読取手段が変形したり、調整が異常になるなどの不具合を発生せず、安定した読取画質を保証することができる。
【0054】
また、弾性体をゴム材や板バネとすることにより、きわめて簡単な構成で第二画像読取手段に対する衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例に係る画像読取装置の構成を説明する全体断面図である。
【図2】 画像読取装置の外観斜視図である。
【図3】 原稿搬送装置に設けられている密着型イメージセンサの取付け部の詳細図である。
【図4】 第一実施形態に係る密着型イメージセンサの取付部の詳細図である。
【図5】 第二実施形態に係る画像読取装置の構成を説明する図である。
【図6】 第二実施形態に係る密着型イメージセンサの取付部の詳細図である。
【図7】 第三実施形態に係る密着型イメージセンサの取付部の詳細図である。
【符号の説明】
S …原稿
1 …第一読取ユニット
2 …シート原稿用プラテンガラス
3 …ブック原稿用プラテンガラス
3a …指標ラベル
4 …ランプ
5 …第一ミラー
6 …第一ミラー台
7 …第二ミラー
8 …第三ミラー
9 …第二ミラー台
10 …レンズ
11 …ラインセンサ
12 …ピックアップローラ
13 …分離ローラ対
14〜16 …搬送ローラ対
17 …搬送ローラ対
18 …プラテンローラ
19 …排出ローラ対
20 …密着型イメージセンサ
21 …ヒンジ部
22 …第二プラテンローラ
22a、22b …フランジ部
31 …前側板
32 …後側板
33 …ステー
33a、33b …ゴムブロック
34a、34b …ビス
35a、35b …板バネ
36a、36b …ビス
37a、37b …段ビス
38 …ホルダ
38c …開口部
39a、39b …軸受
40a、40b …圧縮バネ
51a、51b …ゴムブッシュ
52a、52b …ビス
100 …スキャナ部
200 …原稿搬送装置
300 …原稿トレイ
400 …原稿排出トレイ
901 …基準白板
902 …プラテン白板
902a、902b …穴
904 …給送シートガイド
904a、904b …段軸
905 …中継シートガイド
905a、905b …段軸
906 …排出シートガイド
906a、906b …長穴

Claims (7)

  1. 原稿を載置する原稿台と、
    前記原稿台上の原稿を読み取るラインセンサを備えた第一画像読取手段と、
    稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段を前記原稿台に対して回動可能に支持する回動支持手段と、
    前記原稿搬送手段に設けられ当該原稿搬送手段により搬送される原稿の前記第一画像読取手段で読み取る画像と反対側の画像を読み取るラインセンサを備えた第二画像読取手段と、
    前記第二画像読取手段と対向する位置に設けられ、シェーディング補正に用いるプラテン白板と、
    を備える画像読取装置において、
    前記第二画像読取手段、弾性体を介して前記原稿搬送手段の側板に取り付けられるとともに、固定部材を介して前記プラテン白板に固定されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿を載置する原稿台と、
    前記原稿台上の原稿を読み取るラインセンサを備えた第一画像読取手段と、
    原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段を前記原稿台に対して回動可能に支持する回動支持手段と、
    前記原稿搬送手段に設けられ当該原稿搬送手段により搬送される原稿の前記第一画像読取手段で読み取る画像と反対側の画像を読み取るラインセンサを備えた第二画像読取手段と、
    前記第二画像読取手段と対向する位置に設けられ、原稿を前記第二画像読取手段に密着させて搬送するプラテンローラと、
    前記第二画像読取手段と前記プラテンローラとを支持する支持手段と、
    を備える画像読取装置において、
    前記支持手段は、弾性体を介して前記原稿搬送手段の側板に取り付けられるとともに、固定部材を介して前記原稿搬送手段の底板に固定されていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記回動支持手段の回動軸は、第一及び第二画像読取手段に備えられたラインセンサの配列方向と直交する方向に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記弾性体はゴム材であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  5. 前記弾性体は板バネであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  6. 前記プラテンローラを前記第二画像読取手段に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  7. 前記プラテンローラの両端にフランジ部を設け、該フランジ部が前記第二画像読取手段に圧接されることにより、前記プラテンローラと前記第二画像読取手段との間隔を所定間隔に保つことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置
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