JP4094880B2 - エンジン起動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン起動装置に係り、特に、自動車のエンジンを起動する際に、起動操作を簡単にするとともに、意図しないエンジン起動が発生するのを回避する安全手段を併用したエンジン起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のエンジンを起動させるエンジン起動装置としては、スマートエンジンスターターがあり、またパッシブキーレスエントリーの機能を兼ね備えたものが知られている。このものは、始めに、自動車に搭載された車載機とユーザーが携帯する1つ以上の携帯機との間で無線信号による通信を行う。このときの通信は、車載機が低電力の低周波無線信号を各携帯機に探査信号として間歇的に送信し、この探査信号をいずれかの携帯機が受信すると、受信した携帯機が応答信号を送信し、車載機がこの応答信号を受信すると、車載機とこの携帯機との間で交信が成立する。そして、車載機とこの携帯機との間で交信が成立すると、車載機は、交信相手の携帯機に対して、IDが登録されている正規の携帯機であることを認証する。かかる認証が行われると、パッシブキーレスエントリーがドアロック機構を施錠状態から解錠状態に設定変更し、ユーザー等が自動車のドアを自由に開くことができるようになり、また、スマートエンジンスターターがエンジン始動操作の禁止状態を解除状態に設定変更し、自由にエンジン始動を行うことができるようになる。
【0003】
ところで、前記エンジン起動装置に用いられているスマートエンジンスターターは、それまでの機械式キー(メカキー)を用いたイグニッションシステムに代わるもので、押し込み及び回動可能な操作つまみを回動可能なイグニッションスイッチに結合し、さらに、操作つまみの押圧状態を検知するスイッチ検知機構と、イグニッションスイッチの回動を規制または解除するスイッチ操作規制機構(セキュリティ機構)とが設けられている。
【0004】
ここで、図3は、既知のスマートエンジンスターターの外観部分の構成の一例を示す正面図である。
【0005】
図3に示されるように、このスマートエンジンスターターは、回動可能なイグニッションスイッチ(図示なし)の回動軸に結合された操作つまみ31を有し、操作つまみ31の周辺部分にスイッチオフ位置(OFF)32、アクセサリーオン位置(ACC)33、イグニッションオン位置(IGN)34、それにエンジン起動位置(Starter)35を表した表示がなされている。
【0006】
かかる構成を備えたスマートエンジンスターターは、次のように動作する。
【0007】
操作つまみ31は、常時、押圧操作することは可能であるが、スイッチ操作規制機構(図示なし)が規制状態を維持している限り、回動させることはできず、操作つまみ31をアクセサリーオン位置(ACC)33、イグニッションオン位置(IGN)34、エンジン起動位置(Starter)35のいずれにも回動させることができず、この時点において操作つまみ31の回動によりエンジン起動させることはできない。
【0008】
このとき、ユーザーによって操作つまみ31が押圧され、スイッチ検知機構が操作つまみ31の押圧を検知すると、その検知をトリガーとして車載機と当該携帯機との間で通信が行われる。車載機は、通信が成立すると、スイッチ操作規制機構をそれまでの規制状態から解放状態に設定変更し、操作つまみ31の回動操作の規制を解除する。これにより、操作つまみ31は、自由に回動することが可能になり、操作つまみ31を回動させてアクセサリーオン位置(ACC)33やイグニッションオン位置(IGN)34を経てエンジン起動位置(Starter)35に回動させることができ、この時点に操作つまみ31の操作によりエンジン起動させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知のエンジン起動装置は、操作つまみ31を押圧すると、第3の通信を行うことにより操作つまみ31の回動規制が解除され、操作つまみ31を回動操作することにより、アクセサリへの電源供給を行ったり、エンジン起動させることができるものである。
【0010】
このように、既知のエンジン起動装置は、操作つまみ31の回動規制が解除されたとき、アクセサリへの電源供給を行う場合には、操作つまみ31をアクセサリーオン位置(ACC)33まで回動させ、イグニッションをオンさせる場合には、操作つまみ31をイグニッションオン位置(IGN)34まで回動させ、また、エンジン起動させる場合には、操作つまみ31をエンジン起動位置(Starter)35に回動させる必要があって、操作つまみ31の回動操作位置をそれぞれの選択機能に従って使い分けねばならず、必ずしも操作性が良好であるということができない。
【0011】
また、既知のエンジン起動装置は、正規の携帯機を保持している者であれば、ユーザー以外の者でも簡単にエンジン起動させることができ、特に、正規の携帯機を保持している子供が自動車に搭乗し、操作つまみ31の押圧操作及びそれに続く回動操作を行った場合、自己の意図に反してエンジン起動が行われ、大変危険な状態に陥るようになる。
【0012】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、押ボタン型エンジン起動スイッチを用い、操作を簡単にかつ操作性を良好にし、スイッチ操作だけでエンジン起動されない安全性を高めたエンジン起動装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、自動車内にそれぞれ配置され、1つ以上の携帯機との間で通信を行なう車載機と、全体を統括制御する統括制御部と、エンジン起動を制御するエンジン制御部と、アクセサリ電源を供給するアクセサリ電源供給制御部と、押圧操作したときにオン信号を出力するモーメンタリー型のアクセサリ・エンジン起動スイッチと、ブレーキペタルの踏み込み時にオン信号を出力するブレーキペタルスイッチとを備え、アクセサリ・エンジン起動スイッチが押圧操作したときのオン信号をトリガにして車載機と1つ以上のいずれかの携帯機との間で通信を行ない、車載機が通信相手の携帯機を認証すると、エンジン制御部を通してエンジン起動やアクセサリ電源供給制御部を通してアクセサリへの電源供給を行なうエンジン起動装置であって、統括制御部は、アクセサリ・エンジン起動スイッチの押圧操作によるオン信号及びブレーキペタル踏み込みによるブレーキペタルスイッチのオン信号が供給されたことに応答し、エンジン制御部を通してエンジン起動及びアクセサリ電源供給制御部を通してアクセサリへの電源供給を行い、アクセサリ・エンジン起動スイッチの押圧操作によるオン信号だけが供給されたことに応答し、アクセサリ電源供給制御部を通してアクセサリへの電源供給だけを行う手段を具備する。
【0014】
前記手段によれば、アクセサリ・エンジン起動スイッチとして押圧操作したときにオン信号を出力する押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチを用いるともに、ブレーキペタルの踏み込み時にオン信号を出力するブレーキペタルスイッチを用い、アクセサリ・エンジン起動スイッチが押圧操作され、同時に、ブレーキペタル踏み込みによるブレーキペタルスイッチがオン操作されたときには、エンジン起動及びアクセサリへの電源供給が行われ、また、アクセサリ・エンジン起動スイッチだけが押圧操作されたときには、アクセサリへの電源供給だけが行われるので、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチの操作が簡単になるとともに、その操作性が良好になり、しかも、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチの押圧操作だけでエンジンが起動されることがないので、高い安全性を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明によるエンジン起動装置の一つの実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示されるように、この実施の形態に係わるエンジン起動装置は、自動車18側に、パッシブキーレスエントリー機能を備えた車載機1と、各部の動作を統括制御する統括制御部2と、エンジン起動及び停止を制御するエンジン制御部3と、アクセサリへの電源供給状態を制御するアクセサリ(ACC)電源供給制御部4と、押圧操作したときだけスイッチオンになるモーメンタリー型のスイッチであって、選択的にアクセサリへの電源供給や停止及びエンジン起動や停止させる押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5と、ブレーキペタルの踏み込みによりオンになるブレーキペタルスイッチ6と、ステアリングのロック及びアンロックを制御する電子ステアリングロック制御部7と、ドアの開状態及び閉状態を検出するドア開閉検出装置8と、ドアを施錠状態または解錠状態に設定するドアロック機構9と、ドア外部に取り付けられたリクエストスイッチ10とが配置され、この他に、ユーザー(図示なし)が携帯し、車載機1と間で無線信号による通信が行われる携帯機11が配置される。この場合、車載機1は、車載機1の各部の動作を制御する制御部12と、無線信号の送受信を行う送受信部13と、データ等の情報を一時記憶するメモリ14と、通信対象となる各携帯機11のIDを格納するID保管部15と、自動車18の車外に設けた車外アンテナ16と、自動車18の車内に設けた車内アンテナ17とを備えている。
【0018】
そして、統括制御部2は、車載機1の制御部12と、エンジン制御部3と、アクセサリ電源供給制御部4と、アクセサリ・エンジン起動スイッチ5と、ブレーキペタルスイッチ6と、電子ステアリングロック制御部7と、ドア開閉検出装置8と、ドアロック機構9と、リクエストスイッチ10にバスライン(図1に図示なし)を通してそれぞれ接続される。また、車載機1において、制御部12は、送受信部13と、メモリ14と、ID保管部15にそれぞれ接続され、送受信部13は、車外アンテナ16と、車内アンテナ17にそれぞれ接続される。この他に、携帯機11は、送受信アンテナ19を備えている。
【0019】
前記構成によるエンジン起動装置は、次のように動作する。
【0020】
運転者またはユーザー(図示なし)が携帯機11を携帯して自動車18に近づくか、または、自動車18に近づいた状態で携帯機11を操作すると、携帯機11と車載機1との間で無線信号の通信(以下、この通信を最初の通信という)が行われる。車載機1は、この最初の通信により通信相手の携帯機11が、ID保管部15にIDが既登録されている正規の携帯機11であることを認証すると、認証結果を統括制御部2に通知する。この通知を受けた統括制御部2は、自動車18のドアロック機構9を解除する。このとき、運転者(ユーザー)がロック解除されたドアを開くと、ドア開閉検出装置8がドア開を検知し、続いて運転者(ユーザー)が自動車18に乗り込んでドアを閉じると、ドア開閉検出装置8がドア閉を検知し、これら2つの検知信号が順次ドア開閉検出装置8から統括制御部2に供給される。この時点に、再び車載機1と運転者(ユーザー)が携帯する携帯機11との間で通信(以下、この通信を携帯機確認通信という)が行われ、携帯機確認通信により携帯機11が自動車18内にあることを検出する。
【0021】
以上の動作は既知のエンジン起動装置の動作と殆ど同じであるが、それ以後の動作はこの実施の形態によるエンジン起動装置に特有なものである。
【0022】
ここで、図2は、この実施の形態によるエンジン起動装置の動作時における状態遷移を示す説明図であって、アクセサリ及びイグニッション(エンジン)のオンオフ状態を示したものである。
【0023】
図2に図示された説明図を用い、この実施の形態によるエンジン起動装置に特有な動作について説明する。
【0024】
この場合、図2に図示された説明図においては、アクセサリオフ及びイグニッションオフの状態にあるのを初期状態、アクセサリオン及びイグニッションオンの状態にあるのを駆動状態、アクセサリオン及びイグニッションオフの状態にあるのを中間駆動状態という。また、動作開始時の状態は、運転者(ユーザー)が自動車18に乗り込んだ直後であるので、初期状態にあるものとする。
【0025】
始めに、初期状態から直接駆動状態に変遷するときの動作について述べる。
【0026】
初期状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込み、ブレーキペタルスイッチ6をオンにした状態で、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5を押圧操作してスイッチオンにすると、ブレーキペタルスイッチ6から第1オン信号、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から第2オン信号がそれぞれ出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、第1オン信号及び第2オン信号が供給されると、その供給をトリガーとして車載機1と自動車18内にある携帯機11との間で車内アンテナ17を用いた携帯機確認通信が行われる。車載機1は、この携帯機確認通信によって認証携帯機11が自動車18内にあることを検出すると、その検出結果を統括制御部2に通知する。統括制御部2は、この通知を受けると、エンジン制御部3及びアクセサリ電源供給制御部4にそれぞれ駆動指令を供給し、それによりエンジン制御部3の制御によりイグニッションがオフ状態からオン状態に変遷するともに、アクセサリ電源供給制御部4の制御によりアクセサリがオフ状態からオン状態に変遷し、アクセサリオン及びイグニッションオンの駆動状態になる。この変遷状態は、図2における矢印aにより示される。
【0027】
次に、初期状態から中間駆動状態を経て駆動状態に変遷するときの動作について述べる。
【0028】
初期状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込まず、ブレーキペタルスイッチ6をオフにした状態のままで、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5を押圧操作してスイッチオンにすると、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から第2オン信号が出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、第2オン信号だけが供給されると、その供給をトリガーとして車載機1と自動車18内にある携帯機11との間で車内アンテナ17を用いた携帯機確認通信が行われる。車載機1は、この携帯機確認通信によって認証携帯機11が自動車18内にあることを検出すると、その検出結果を統括制御部2に通知する。統括制御部2は、この通知を受けると、第2オン信号だけの供給であるので、アクセサリ電源供給制御部4だけに駆動指令を供給し、それによりアクセサリ電源供給制御部4の制御によりアクセサリがオフ状態からオン状態に変遷し、アクセサリオン及びイグニッションオフの中間駆動状態になる。この変遷状態は、図2における矢印bにより示される。
【0029】
この後、中間駆動状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込み、ブレーキペタルスイッチ6をオンにした状態で、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5を押圧操作して再びスイッチオンにすると、ブレーキペタルスイッチ6から第1オン信号、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から第2オン信号がそれぞれ出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、第1オン信号及び第2オン信号が供給されると、その供給をトリガーとして車載機1と自動車18内にある携帯機11との間で車内アンテナ17を用いた携帯機確認通信が行われる。車載機1は、この携帯機確認通信によって認証携帯機11が自動車18内にあることを検出すると、その検出結果を統括制御部2に通知する。統括制御部2は、この通知を受けると、エンジン制御部3に駆動指令を供給し、それによりエンジン制御部3の制御によりイグニッションがオフ状態からオン状態に変遷し、アクセサリオン及びイグニッションオンの駆動状態になる。
【0030】
この他にも、中間駆動状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込まず、ブレーキペタルスイッチ6をオフにした状態のままで、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5を通常の押圧操作時間より長くして、時間Tを超える時間スイッチオンにすると、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から比較的長い間持続する第2オン信号が出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、比較的長い間持続する第2オン信号が供給されると、その供給をトリガーとして車載機1と自動車18内にある携帯機11との間で車内アンテナ17を用いた携帯機確認通信が行われる。車載機1は、この携帯機確認通信によって認証携帯機11が自動車18内にあることを検出すると、その検出結果を統括制御部2に通知する。統括制御部2は、この通知を受けると、エンジン制御部3に駆動指令を供給し、それによりエンジン制御部3の制御によりイグニッションがオフ状態からオン状態に変遷し、アクセサリオン及びイグニッションオンの駆動状態になる。この場合、これらの変遷状態は、図2における矢印cにより示される。
【0031】
次いで、駆動状態から直接初期状態に変遷するときの動作について述べる。
【0032】
駆動状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込み、ブレーキペタルスイッチ6をオンにした状態で、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5を押圧操作してスイッチオンにすると、ブレーキペタルスイッチ6から第1オン信号、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から第2オン信号がそれぞれ出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、この時点に第1オン信号及び第2オン信号が同時供給されると、自動車18内の認証携帯機11の有無を確認することなく、エンジン制御部3及びアクセサリ電源供給制御部4に駆動停止指令を供給し、それによりエンジン制御部3の制御によりイグニッションがオン状態からオフ状態に変遷するともに、アクセサリ電源供給制御部4の制御によりアクセサリがオン状態からオフ状態に変遷し、アクセサリオフ及びイグニッションオフの初期駆動状態に復帰する。この変遷状態は、図2における矢印dにより示される。
【0033】
続いて、駆動状態から中間駆動状態を経て初期状態に変遷するときの動作について述べる。
【0034】
駆動状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込まず、ブレーキペタルスイッチ6をオフにした状態のままで、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5をを押圧操作してスイッチオンにすると、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から第2オン信号だけが出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、この時点に第2オン信号だけが供給されると、自動車18内の認証携帯機11の有無を確認することなく、エンジン制御部3に駆動停止指令を供給し、それによりエンジン制御部3の制御によりイグニッションがオン状態からオフ状態に変遷し、アクセサリオン及びイグニッションオフの中間駆動状態になる。この変遷状態は、図2における矢印eにより示される。
【0035】
この後、中間駆動状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込まず、ブレーキペタルスイッチ6をオフにした状態のままで、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5をを押圧操作してスイッチオンにすると、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から第2オン信号だけが出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、この時点に第2オン信号だけが供給されると、自動車18内の認証携帯機11の有無を確認することなく、アクセサリ電源供給制御部4に駆動停止指令を供給し、それによりアクセサリ電源供給制御部4の制御によりアクセサリがオン状態からオフ状態に変遷し、アクセサリオフ及びイグニッションオフの初期駆動状態に復帰する。
【0036】
この他にも、中間駆動状態にあるとき、運転者が自動車18のブレーキペタルを踏み込まず、ブレーキペタルスイッチ6をオフにした状態のままで、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5を通常の押圧操作時間より長くして、時間Tを超える時間スイッチオンにすると、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5から比較的長い間持続する第2オン信号が出力され、統括制御部2に供給される。統括制御部2は、この時点に比較的長い間持続する第2オン信号が供給されると、自動車18内の認証携帯機11の有無を確認することなく、アクセサリ電源供給制御部4に駆動停止指令を供給し、それによりアクセサリ電源供給制御部4の制御によりアクセサリがオン状態からオフ状態に変遷し、アクセサリオフ及びイグニッションオフの初期駆動状態に復帰する。この場合、これらの変遷状態は、図2における矢印fにより示される。
【0037】
このように、この実施の形態によるエンジン起動装置によれば、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5とブレーキペタルスイッチ6とを併用し、エンジンを起動する際には、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5の押圧操作とブレーキペタルスイッチ6の操作とを同時実行すればよく、また、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチ5の押圧操作の実行だけではアクセサリをオンにするだけであるので、エンジン起動時の操作が簡単であるだけでなく、その操作性が良好になり、しかも、ブレーキペタルスイッチ6の操作の併用により操作時の安全性を高めることが可能になる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、アクセサリ・エンジン起動スイッチとして押圧操作したときにオン信号を出力する押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチを用いるともに、ブレーキペタルの踏み込み時にオン信号を出力するブレーキペタルスイッチを用い、アクセサリ・エンジン起動スイッチが押圧操作され、同時に、ブレーキペタル踏み込みによるブレーキペタルスイッチがオン操作されたときには、エンジン起動及びアクセサリへの電源供給が行われ、また、アクセサリ・エンジン起動スイッチだけが押圧操作されたときには、アクセサリへの電源供給だけが行われるので、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチの操作が簡単になるとともに、その操作性が良好になり、しかも、押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチの押圧操作だけでエンジンが起動されることがないので、高い安全性を有するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジン起動装置の一つの実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に図示されたエンジン起動装置の動作時における状態遷移を示す説明図である。
【図3】既知のスマートエンジンスターターの外観部分の構成の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 車載機
2 統括制御部
3 エンジン制御部
4 アクセサリ電源供給制御部
5 アクセサリ・エンジン起動スイッチ
6 ブレーキペタルスイッチ
7 電子ステアリングロック制御部
8 ドア開閉検出装置
9 ドアロック機構
10 リクエストスイッチ
11 携帯機
12 制御部
13 送受信部
14 メモリ
15 ID保管部
16 車外アンテナ
17 車内アンテナ
18 自動車
19 送受信アンテナ

Claims (3)

  1. 自動車内にそれぞれ配置され、1つ以上の携帯機との間で通信を行なう車載機と、全体を統括制御する統括制御部と、エンジン起動を制御するエンジン制御部と、アクセサリ電源を供給するアクセサリ電源供給制御部と、押圧操作したときにオン信号を出力するモーメンタリ型のアクセサリ・エンジン起動スイッチと、ブレーキペタルの踏み込み時にオン信号を出力するブレーキペタルスイッチとを備え、前記アクセサリ・エンジン起動スイッチが押圧操作されたときのオン信号をトリガにして前記車載機と前記1つ以上の携帯機のいずれかとの間で通信を行ない、前記車載機が通信相手の携帯機を認証すると、前記エンジン制御部を通してエンジン起動や前記アクセサリ電源供給制御部を通してアクセサリへの電源供給を行なうエンジン起動装置であって、前記統括制御部は、前記アクセサリ・エンジン起動スイッチの押圧操作によるオン信号及びブレーキペタル踏み込みによるブレーキペタルスイッチのオン信号が供給されたことに応答し、前記エンジン制御部を通してエンジン起動するとともに前記アクセサリ電源供給制御部を通してアクセサリへの電源供給を行い、前記アクセサリ・エンジン起動スイッチの押圧操作によるオン信号だけが供給されたことに応答し、前記アクセサリ電源供給制御部を通してアクセサリへの電源供給だけを行うことを特徴とするエンジン起動装置。
  2. 前記押ボタン型アクセサリ・エンジン起動スイッチは、押圧操作したときだけオン信号を出力するモーメンタリスイッチであることを特徴とする請求項1に記載のエンジン起動装置。
  3. 前記車載機が通信相手の携帯機を認証する際の通信は、前記車載機の車内アンテナを使用した送受信によって行われることを特徴とする請求項1に記載のエンジン起動装置。
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