JP3814161B2 - キーレスエントリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯可能な送受信機から送信される識別コードが予め設定された固有のコードと一致したときにドアロック機構の施錠を解除する車両用キーレスエントリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より車両用ドアのアウトサイドハンドルに設置した指令スイッチを操作することにより、車両に搭載されたキーレスエントリ装置本体(以降、車載機と称す)と操作者が携帯する送受信機(以降、携帯機と称す)との間で交信が開始され、携帯機から発信されたIDコードが車載機に設定されたコードと合致した場合にドアを解錠するキーレスエントリ装置が使用されている。このようなキーレスエントリ装置においては、指令スイッチの操作直後にドアのアウトサイドハンドルを操作した場合、例えば特開平10−121810号公報や特開2000−179211号公報にも記述されているように、開錠動作とアウトサイドハンドルの操作とによる機械的な干渉が発生して開錠用のアクチュエータが動作不能に陥ることが多々あり、必ずしも操作性の良いものではなかった。
【0003】
上記の開示例もこのような課題を解決するものであるが、例えば特開平10−121810号公報に開示された解決方法は、アウトサイドハンドルを操作し始めると常時はアウトサイドハンドルに押圧されている起動スイッチが解放されて車載機が起動され、車載機が携帯機に動作信号を与えて携帯機がIDコードを発信し、このIDコードを車載機が受信して登録コードと合致しておればドアロック機構を解除するもので、アウトサイドハンドルを操作し始めてから所定の位置まで回動させる間に車載機と携帯機とを起動してIDコードを照合し、ドアロック解放のアクチュエータを動作させようとするものである。
【0004】
また、特開2000−179211号公報に開示された技術は、アウトサイドハンドルに設けられたリクエストスイッチの操作により車載機が携帯機に動作信号を与えて携帯機がIDコードを発信し、このIDコードを車載機が受信して登録コードと合致しておればドアロック機構を解除するものにおいて、リクエストスイッチの操作後、ドアロック解除までの一連の動作中にアウトサイドハンドルが操作された場合にはドアロック解除動作を中断し、警報を発してアウトサイドハンドルの操作を中止させ、操作中止を確認してドアロック機構を解除することにより、機械的な干渉を回避しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置では以上のような課題の解決策がとられているが、前者の場合、アウトサイドハンドルを操作し始めてから所定の位置まで回動させるのには個人差があり、ハンドル操作が早ければドアロック解放用アクチュエータの動作が完了するまでにアウトサイドハンドルが所定の位置まで回動されてしまい、機械的な干渉のためにアクチュエータが動作不能になる現象は完全には避けられないものである。特に同公報に開示された技術は、アウトサイドハンドルと起動スイッチとの操作方向が同一であるため、後述するように機械的な干渉が発生しやすいものである。また、後者においてはこのような場合にリクエストスイッチの操作からやり直す必要はないものの、アウトサイドハンドルの操作を中断して再操作を行う必要があり、依然として課題を残すものであった。
【0006】
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、操作時に機械的な干渉によるアクチュエータの動作不能が発生せず、より操作性の良好なキーレスエントリ装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わるキーレスエントリ装置は、車両用ドアの開錠と施錠とを行うドアロック手段と、ドアロック手段を駆動制御すると共に、送信機と受信機と識別コードの照合手段とを有するドアロック制御手段と、車両用ドアを開閉するアウトサイドハンドルに設けられ、ドアロック制御手段に指令を伝達する指令スイッチと、アウトサイドハンドルに設けられ、操作者がアウトサイドハンドルに触れたことを検知してドアロック制御手段に信号を伝達するタッチセンサと、ドアロック制御手段からの信号を受信する受信機およびドアロック制御手段に識別コードを送信する送信手段を有する携帯機とを備え、操作者がアウトサイドハンドルに触れたこと、または、指令スイッチを操作したことを検知してドアロック制御手段が携帯機と交信し、識別コードを照合して一連の開錠動作、または、閉錠動作を行うようにしたものである。
【0008】
また、指令スイッチの操作方向と、アウトサイドハンドルのドアを開くときの操作方向とを逆方向に設定したものである。
さらに、ドアロック制御手段が携帯機と交信するとき、ドアロック制御手段からの送信に対して携帯機からの返信がない場合、ドアロック制御手段が警報を発するようにしたものである。
さらにまた、ドアロック制御手段に警報モードの切り替え手段を有しており、警報モードの設定時のみ警報を発するようにしたものである。
また、ドアロック制御手段が携帯機と交信するとき、ドアロック制御手段の送信に対して携帯機から返信のない状態が所定回数継続した場合、ドアロック制御手段からの送信を停止するようにしたものである。
【0009】
さらに、アウトサイドハンドル用に照明装置が設けられ、操作者がアウトサイドハンドルに触れたことを検知して照明装置が点灯するようにしたものである。
さらにまた、ドアロック制御手段が携帯機と交信するとき、ドアロック制御手段の送信に対して携帯機からの返信があるときのみ照明装置が点灯するようにしたものである。
また、ドアロック制御手段により施錠がなされて操作者の降車が確認されたとき、降車の確認から所定の時間経過後にタッチセンサの機能を停止するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1ないし図6は、この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の構成と動作とを説明するためのもので、図1は、構成を説明するブロック図、図2は、ドアのアウトサイドハンドルの動きを説明する説明図、図3と図4とは、アンロック動作の干渉を説明するタイムチャート、図5は、車載機の動作を説明するフローチャート、図6は、携帯機の動作を説明するフローチャートである。
【0011】
図1により構成を説明すると、車両の運転席側のドアには電動のドアロック装置1とドアコントロールスイッチ2とが装備されており、ドアロック装置1はドアコントロールスイッチ2とキーレスエントリ装置の車載機であるドアロック制御装置3とにより制御されるドアコントロール用のリレー回路4と、このリレー回路4により制御され駆動されるアクチュエータとしてのドアロックモータ5とから構成されている。また、ドアロック制御装置3は車室内に低周波の電波を送信するLF車内送信機6と、車室外に低周波の電波を送信するLF車外送信機7と、UHFの電波を受信するUHF受信機8と、キーレスエントリ装置全体を制御するECU9とから構成されている。
【0012】
ECU9は図示しないCPUと入出力回路とを含む電子制御装置であり、LF車内送信機6と、LF車外送信機7と、UHF受信機8と、イグニションスイッチ10と、キーリマインダースイッチ11と、ドアカーテシスイッチ12と、ドアロックスイッチ13と、指令スイッチ14と、タッチ信号15と、警報モード解除スイッチ16と、待機電源17とが接続され、後述するように、スイッチ類やセンサからの入力により、LF電波を送信して携帯機18を起動し、携帯機18からのUHF電波によるIDコードを受信して保持されたコードと照合し、この照合結果によりドアロック装置1を制御したり、警報ブザー19やランプ20やタッチセンサ21などを操作する。なお、タッチ信号15は車両のアウトサイドハンドルに設けられたタッチセンサ21からの信号である。
【0013】
LF車内送信機6の送信アンテナ22は車室内に配置され、LF車外送信機7の送信アンテナ23は車両のドアのアウトサイドハンドルに内蔵されるように設置され、LF送信機6と7とは交信領域を例えば1m以内程度に限定するためLF(例えば125KHz)の電波が使用される。従って、LF車内送信機6は携帯機18が車室内にあるときのみ交信が可能であり、LF車外送信機7は携帯機18がドアのアウトサイドハンドル近くにあるときのみ交信が可能になる。携帯機18からの送信はUHF(例えば315MHz)で行われ、受信アンテナ24を介してUHF受信機8により受信される。LF車内送信機6は携帯機18が車内に置き忘れていないかどうかを確認するための確認信号の送出用であり、LF車外送信機7は携帯機18に対する質問信号送出用である。
【0014】
イグニションスイッチ10は、エンジンキーがエンジン動作位置にあるときにONとなり、それ以外の位置にあるときにはOFFとなってこの位置信号IGをECU9に与え、キーリマインダースイッチ11は、エンジンキーがキーシリンダに差し込まれてロック位置にあるときにONとなり、キーが差し込まれていないか、または、ロック位置にないときにはOFFとなってこれを表わす信号KRがECU9に与えられる。また、ドアカーテシスイッチ12は、ドアが開のときONとなり、閉のときOFFとなってドアの開閉状態を表す信号DSをECU9に与え、ドアロックスイッチ13は、ドアロック装置1が施錠状態のときにONとなり、解錠状態のときにはOFFとなってこの施錠状態を表わす信号DLをECU9に与える。
【0015】
また、指令スイッチ14は、図2に示すアウトサイドハンドル33に取り付けられた押ボタンスイッチ34であり、これを押したときにONとなり、押していないときにはOFFとなってこの信号CSをECU9に与える。タッチ信号15は上記したようにタッチセンサ21の信号であり、図2のアウトサイドハンドル33に、タッチセンサ21が装着されており、操作者の手がアウトサイドハンドル33に接触した場合にONとなり、接触のないときにはOFFとなって信号TSをECU9に与える。警報モード解除スイッチ16は後述する警報手段を無効にするときにONとなり、警報手段を有効にするときにはOFFとなってこの信号ALをECU9に与える。
【0016】
ドアロック制御装置、すなわち、車載機3にはドアロック装置1を含めたシステム全体に電力を供給する図示しない動作電源を有しており、ECU9もこの動作電源から電力供給を受けるが、ECU9には内蔵するCPUにのみ動作電圧を与える待機電源17が設けられ、動作電源のON/OFFは待機電源17で動作するCPUにより制御される。また、ECU9に内蔵されるCPUは、低速と高速の2つの動作クロック(例えば10MHzと32KHz)が選択可能に構成されており、通常動作ではCPUは高速のクロックで動作すると共に、動作電源はONされて高速モードに設定され、エンジン停止中など、制御が不必要な状態では電力消費量を少なくするため、CPUは低速のクロックで動作すると共に、動作電源をOFFして低速モードに切り換えられる。
【0017】
操作者(ドライバ)が携帯する携帯機18はキーホルダにエンジンキーと共に取り付けられる極く小型の携帯型無線機からなっている。この携帯機18は、CPUおよび入出力回路を含む電子制御装置(ECU)25と、後述する待機電源26と、ドアの解錠を指示するアンロックスイッチ27と、ドアの施錠を指示するロックスイッチ28と、UHF送信機29およびUHF送信アンテナ30と、LF受信機31およびLF受信アンテナ32とから構成されている。ECU25には携帯機18全体に電力を供給する図示しない動作電源とECU25に内蔵するCPUにのみ動作電圧を与える待機電源26とから電力が供給され、動作電源のON/OFFは待機電源26で動作するCPUにより制御される。以降の動作説明において、CPUが動作電源をオンにする動作をWAKE UPと称し、動作電源をオフにする動作を待機と称することにする。
【0018】
このような構成を持つこの発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置において、携帯機18のECU25に内蔵するCPUは常時は動作電源をオフにして待機状態にされているが、UHF送信機29を除く回路には待機電源から電力が供給され、LF受信機31は動作状態になっている。操作者が車両側の指令スイッチ14を操作するか、タッチセンサ21に触れるなどの操作を行うと、車載機3の動作電源がONになり、LF送信機7からのID要求指令等のデ−タを担持した電波を送信する。携帯機18のLF受信器31がこの電波を受信してECU25に与えると、CPUは動作電源をONにしてIDコードを担持した電波をUHF送信機29から発信する。この電波をドアロック制御装置3のUHF受信機8が受信してIDコードの照合を行い、コードが合致すればECU9がドアロック装置1を操作する。
【0019】
ドアロック装置1は、ロック信号が与えられた場合には、リレー回路4の正転駆動回路のリレーが閉じてドアロックモータ5を正転駆動し、運転席ドアの内部に装着されたロック機構をロック位置に駆動する。もし、ロック信号を与えたときにロック機構がすでにロック位置にある場合には、リレー回路4の正転回路に介挿されたロックリミットスイッチが機械的に開になっているので正転駆動回路のリレーが閉じてもモータ5には通電がなされない。アンロック信号がドアロック装置1に与えられた場合、リレー回路4の逆転駆動回路のリレーが閉じてドアロックモータ5を逆転駆動し、ロック機構をアンロック位置に駆動する。このとき、ロック機構がすでにアンロック位置にあれば、リレー回路4の逆転回路に介挿されたアンロックリミットスイッチが機械的に開になっているので逆転回路のリレーが閉じてもモータ5には通電がなされない。
【0020】
警報ブザー19は、例えば、ドアが開いたままでドアロックしようとした場合の注意喚起として設けられたものであり、不正な乗車行為が検出された場合の警報手段としても使用される。ランプ20は暗いところでの指令スイッチ操作を容易にするための照明として使用されるもので、例えば、車両のルームランプの点灯時や、タッチセンサ21に操作者の手が触れたことを検知して点灯する。このタッチセンサ21は、例えば容量式センサである場合、検出用電極は図2のアウトサイドハンドル33に内蔵されるように構成され、タッチセンサ21はECU9により動作または非動作に制御される。
【0021】
このキーレスエントリ装置の操作と動作タイミングとを説明するのが図3と図4のタイムチャートであり、図3は開錠動作ができない場合のタイミングを、図4はこの発明により開錠不能な状況を排除した場合のタイミングを示している。通常はこのようなキーレスエントリ装置において、アウトサイドハンドル33に設けられた指令スイッチ14を操作してからドアロック装置1が開錠動作を完了するまでの時間は150ms程度である。従って、指令スイッチ14を操作してからアウトサイドハンドル33を操作すれば問題なくドアを開くことができるものであるが、アウトサイドハンドル33を引きながら指令スイッチ14を操作した場合にはドアロック装置1が機械的に干渉して開錠が不能になる。
【0022】
図3はこのような場合のタイミングを示したもので、まず、操作者がアウトサイドハンドル33を握ることによりタッチ信号15のTSがONになる(a)。続いて指令スイッチ14を押圧することにより信号CSが反転し(b)、ドアロック制御装置3の動作電源がONになってLF車外送信機7から携帯機18に対する質問信号が送信される(c)。携帯機18はこの質問信号をLF受信機31で受信し、応答信号(IDコード)をUHF送信機27から送信する(d)。車載機3はこの応答信号をUHF受信機8で受信してIDコードを予め設定された固有コードと照合し、合致した場合にドアロック装置1にアンロック駆動を指示し解錠動作を開始する(e)。このとき、指令スイッチ14の押圧直後にアウトサイドハンドル33を引き始めると図の(f)に示すように、アウトサイドハンドル33のストロークがドアロック装置1のアンロック動作が完了する前に点線にて示した干渉レベルを越え、干渉して開錠不能に陥る。
【0023】
このときの操作を分析してみると、指令スイッチ14が小さな押ボタンスイッチ34であるため、指令スイッチ14の操作に比較的時間を要している。指令スイッチ14の操作方向を図2の(b)に示すようにアウトサイドハンドル33の操作方向とは逆方向にすると、同方向の操作に較べ、スイッチを押してからハンドルを引くまでの時間が長くかかる。この同方向の操作とは、例えば、上記の従来例で示したような、アウトサイドハンドル33の内側に指令スイッチ14が設置され、アウトサイドハンドル33を引くと同時に指令スイッチの操作がなされる場合であり、動作時間は非常に短縮されて干渉が起きやすくなる。素早く開扉操作する場合においても、指令スイッチ14の操作方向とアウトサイドハンドル33の操作方向とが逆方向の場合には指令スイッチ14を押してからアウトサイドハンドル33を引くまでの時間短縮割合は少なく、より早く開扉操作するためには指令スイッチ14を押す前にアウトサイドハンドル33を握っておかなければならない。
【0024】
従って、図3のような干渉を避けるには、指令スイッチ14の操作方向とアウトサイドハンドル33の操作方向とを逆方向にすること、および、アウトサイドハンドル33を握ったことを検知することが有効である。図4はこのような構成を有する場合のタイムチャートであり、操作者の手がアウトサイドハンドル33触れたことをタッチセンサ15が検知することにより、ドアロック制御装置3の動作電源がONになってLF車外送信機7から携帯機18に対する質問信号を送信するように構成したものである。図4を図3と比較してみると、タッチ信号15のTSが反転してから指令スイッチ14による信号CSが反転するまでの時間分、ドアロック装置1によるアンロック駆動完了が早まり、アウトサイドハンドル33のストロークによる干渉が回避されることになる。
【0025】
図5に基づきこの発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の動作を説明すると次の通りである。CPUがリセット状態から始まる場合はまずステップ100のSTARTから始まり、ステップ101で初期設定が行われ、初期設定ではCPUは上記した高速モードに設定される。CPUがリセット状態でない場合はステップ102から始まるが、ステップ102ではCPUモードをチェックし、低速モードになっておればステップ103で降車タイマがタイムアップしてるかどうかを判断する。この降車タイマ時間は、操作者が降車してドアロックした後の経過時間であり、例えば24時間に設定される。
【0026】
降車タイマがタイムアップしておればステップ104にてタッチセンサ21の機能を停止させる制御出力を行ってステップ105に進み、タイムアップしていなければ直接ステップ105に進む。ステップ105では指令スイッチ14の信号CSが立ち下がり状態か、タッチ信号15のTSが立下り状態か、イグニションスイッチ10がオンまたはUHF受信機8に受信信号があったか、をチェックし、NOであればステップ102に戻り、降車状態で操作がなければこの間を繰り返す。ステップ105でYESであった場合にはステップ106に進み、ステップ106ではCPUを高速モードに切り換えて、タッチセンサ21の機能を作動させる制御出力を行い、ステップ107に進む。ステップ102ですでにCPUが高速モードになっておれば直接ステップ107に進む。
【0027】
ステップ107では、タイマのチェックがなされ、応答待ちタイマとコマンド待ちタイマのいずれもが非作動中の場合はステップ110に進み、ここでは後述する応答待ち回数を示すNGカウンタが所定値、例えば10回を越えておればステップ113に、越えていなければステップ111に進む。ステップ111では指令スイッチ14の信号CSまたはタッチ信号15のTSが立ち下がり状態になったか(各スイッチが0Nになったか)どうかを検出し、ONが検出された場合には乗車手続きが開始されたとしてステップ112に進み、ステップ112では質問信号の送信を開始すると共に応答待ちタイマをスタートさせ、上記したNGカウンタをインクリメントしてステップ113に進む。
【0028】
ステップ113ではUHF受信機8に受信があり、受信内容のIDコードとデータフォーマットが正規であったかどうかをチェックし、正規であった場合にはステップ114に進み、そうでない場合には直接ステップ140に進む。ステップ114ではNGカウンタをクリアし、ステップ115に進む。ステップ115では受信データを判別し、受信データがドアロックの指令なら、ステップ116にてドアカーテシスイッチ12の信号DSから現在ドアが閉状態かどうかを判断し、ドアが閉状態であればステップ117に進んでドアを施錠すべくロック信号をドアロック装置1に指令する。ステップ116でドアが閉状態でないと判断された場合は図示しないが警報ブザー19を動作させてステップ140に進む。また、ステップ115で受信データがアンロックの指令であればステップ118に進み、ドアを解錠すべくアンロック信号をドアロック装置1に指令してステップ140に進む。
【0029】
ステップ107において、応答待ちタイマが作動中の場合はステップ130に進み、ステップ130でUHF受信機8に受信があってその受信内容のIDコードとデータフォーマットが正規であったかどうかをチェックする。受信内容が正規であった場合にはステップ131にて応答待ちタイマを停止させてステップ132に進み、正規でなかった場合にはステップ140に進む。ステップ132ではタッチセンサ15の信号TSがONならステップ133にて指令スイッチ14の照明のためのランプを点灯してステップ134に、また、TS信号がONでなければ直接ステップ134に進む。ステップ134では受信したデータのなかのIDコードが予め設定されていた固有のコードと合致しているかどうかの照合を行い、合致していなければステップ140に行き、合致しておればステップ135でコマンド待ちタイマをスタートさせる。
【0030】
ステップ107にてコマンド待ちタイマが作動中の場合にはステップ120に進む。ステップ120にて指令スイッチ14の信号CSがOFFの場合にはステップ140に進み、ONの場合にはステップ121に進んでコマンド待ちタイマを停止し、ステップ122に進む。ステップ122ではドアロック機構が施錠状態かどうかをドアロックスイッチ13の信号DLで判定し、施錠状態であればステップ124に進み、解錠状態にすべくアンロック信号をドアロック装置1に指令してステップ140に進む。また、ステップ122で解錠状態と判断した場合にはステップ125に進む。
【0031】
ステップ125ではドアカーテシスイッチ12の信号DLからドアの閉状態を確認し、キーリマインダスイッチ11の信号KRからキーシリンダにキーがないことを確認し、車内送信機6から携帯機18に信号を送出して、所定時間内に携帯機18からの肯定信号の受信がないことから車室内に携帯機18がないことを確認し、それぞれの確認が全てYESならステップ126に進んでドアを施錠すべくロック信号をドアロック装置1に指令し、警報を停止状態にしてステップ140に進む。ステップ125での確認がNOの場合には、ステップ127で警報モード解除スイッチ16状態を判定し、0Nであればステップ128で警報出力を停止状態にし、OFFであればステップ129にて警報を出力してステップ140に進む。
【0032】
従って、警報モードでは、キーの抜き忘れ、半ドア状態、携帯機18の置き忘れなどを警告し、キーや携帯機18の閉じ込めを防止する。また、図5の一連のルーチンには示していないが、この警報ブザー19は指令スイッチ14が操作されたりタッチ信号15によりドアロック制御装置3の動作電源がONとなり、LF車外送信機7から携帯機18に対する質問信号を送信したとき、携帯機18からの信号がなく、応答待ちタイマが所定値以上ダウンカウントしたときに所定時間動作させることもでき、このときランプ20も警報手段として使用することもできる。
【0033】
ステップ140では図1に図示しない車速信号を入力して停車状態であるか否かを判定し、停車状態であって、キーリマインダスイッチ11の信号KRがオフ(キーシリンダ内にキーがない状態)であり、ドアカーテシスイッチ12の信号DSがオンであり、ドアロックスイッチ13の信号DLがオンでドアロック状態であり、応答待ちタイマとコマンド待ちタイマとが作動中でない場合、ステップ141に進んでCPUを低速モードにし、ステップ102に戻る。また、ステップ140にて上記の条件が満たされていなければ直接ステップ102に戻る。なお、上記の各タイマは一定時間毎にダウンカウント処理が行われ、タイマ停止のステップを経由しない場合には所定時間の経過に伴い停止する。従って、携帯機18から返信がない場合には所定時間経過後に送信が停止されることになる。
【0034】
また、携帯機18の動作は図6に示すとおりである。電池交換などによりCPUがリセット状態のときにはステップ200のSTARTから始まり、ステップ201でCPUの初期設定を行い、ステップ202で待機モードになる。CPUがリセット状態でなければこのステップ202の待機モードからルーチンが始まる。ステップ203でロックスイッチ28からの信号入力があれば、ステップ204にてWAKE UPし、すなわち、CPUが動作電源をオンにし、ステップ205にてIDコードとLOCK信号とを送信して送信終了後、ステップ202に戻る。
【0035】
ステップ203にてロックスイッチ28からの信号入力がなければステップ206に進む。ステップ206にてアンロックスイッチ27からの信号入力があればステップ207にてWAKE UPし、ステップ208にてIDコードとアンロック信号とを送信する。ステップ206でアンロックスイッチ27からの信号入力がなければステップ209に進み、ステップ209でLF受信機31に受信があればステップ210に進んでWAKE UPし、ステップ211で受信内容を確認して質問信号であればステップ212にてIDコードと応答信号とを送信する。また、ステップ211での受信内容が、確認信号であればステップ213にてIDコードと肯定信号とを送信し、それぞれの送信が終了すれば、ステップ202に戻る。また、ステップ209にてLF受信機31に受信がなければステップ202に戻ることになる。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明のキーレスエントリ装置において、請求項1に記載の発明によれば、携帯機と交信する送受信機と携帯機のIDコードを照合する照合手段とを有し、IDコードの合致によりドアロック手段を駆動してドアの開錠または施錠を行うドアロック制御手段と、アウトサイドハンドルの外側表面に取り付けられた押ボタンスイッチからなる指令スイッチと、操作者がアウトサイドハンドルに触れたことを検知してドアロック制御手段に信号を伝達するタッチセンサとを備え、指令スイッチの押圧方向と、アウトサイドハンドルのドアを開くときの操作方向とを逆方向に設定したので、このタッチセンサに操作者が触れたことを検知して、または指令スイッチを押圧したことを検知して、ドアロック制御手段が携帯機に質問信号を送信し、一連の開錠動作、または、閉錠動作を行うようにしたので、開錠動作を早めることが可能になり、アウトサイドハンドルを如何に早く操作してもドアロック手段との干渉を起こすことがなく、操作性の良好なキーレスエントリ装置を得ることができるものである。
【0037】
また、請求項2に記載の発明によれば、ドアロック制御手段が携帯機と交信するとき、ドアロック制御手段からの送信に対して携帯機からの返信がない場合、警報を発するようにしたので、盗難防止やいたずら防止になり、セキュリティ性を向上することができるものである。
【0038】
さらにまた、請求項3に記載の発明によれば、ドアロック制御手段に警報モードの切り替え手段を有しており、警報モードの設定時のみ警報を発するようにしたので、不用意な操作による不必要な警報を防止でき、必要時のみ警報を発するようにすることができるものである。また、請求項4に記載の発明によれば、ドアロック制御手段が携帯機と交信するとき、ドアロック制御手段の送信に対して携帯機から返信のない状態が所定回数継続した場合、ドアロック制御手段からの送信を停止するようにしたので、いたずら操作などがあっても車両の電力消費が抑制できるものである。
【0039】
さらに、請求項5に記載の発明によれば、アウトサイドハンドルに照明装置が設けられ、操作者がアウトサイドハンドルに触れたことを検知して照明装置が点灯するようにしたので、暗い環境下においても指令スイッチの操作が容易となり操作性を向上することができ、さらにまた、請求項6に記載の発明によれば、ドアロック制御手段が携帯機と交信するとき、ドアロック制御手段の送信に対して携帯機からの返信があるときのみ照明装置が点灯するようにしたので、また、請求項7に記載の発明によれば、ドアロック制御手段により施錠がなされて操作者の降車が確認されたとき、降車の確認から所定の時間経過後にタッチセンサの機能を停止するようにしたので、いたずら操作などによる電力消費を抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置のアウトサイドハンドルの説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の車載機の動作を説明するフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1によるキーレスエントリ装置の携帯機の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ドアロック装置、2 ドアコントロールスイッチ、
3 ドアロック制御装置、4 リレー回路、5 ドアロックモータ、
6 LF車内送信機、7 LF車外送信機、8 UHF受信機、
9、25 ECU、10 イグニションスイッチ、
11 キーリマインダースイッチ、12 ドアカーテシスイッチ、
13 ドアロックスイッチ、14 指令スイッチ、
15 タッチセンサ信号、16 警報モード解除スイッチ、
18 携帯機、19 警報ブザー、20 ランプ、21 タッチセンサ、
27 アンロックスイッチ、28 ロックスイッチ、
29 UHF送信機、31 LF受信機、33 アウトサイドハンドル、
34 押しボタンスイッチ。
Claims (7)
- 車両用ドアの開錠と施錠とを行うドアロック手段、前記ドアロック手段を駆動制御すると共に、送信機と受信機と識別コードの照合手段とを有するドアロック制御手段、前記車両用ドアを開閉するアウトサイドハンドルの外側表面に取り付けられ、前記ドアロック制御手段に指令を伝達する押ボタンスイッチからなる指令スイッチ、前記アウトサイドハンドルに設けられ、操作者が前記アウトサイドハンドルに触れたことを検知して前記ドアロック制御手段に信号を伝達するタッチセンサ、前記ドアロック制御手段からの信号を受信する受信機と、前記ドアロック制御手段に識別コードを送信する送信手段とを有する携帯機を備え、前記指令スイッチの押圧方向が、前記アウトサイドハンドルのドアを開くときの操作方向とは逆方向に設定され、前記操作者が前記アウトサイドハンドルに触れたこと、または、前記指令スイッチを押圧したことを検知して前記ドアロック制御手段が前記携帯機と交信して識別コードを照合し、前記指令スイッチの押圧操作がある場合に一連の開錠動作、または、閉錠動作を行うことを特徴とするキーレスエントリ装置。
- 前記ドアロック制御手段が前記携帯機と交信するとき、前記ドアロック制御手段からの送信に対して前記携帯機からの返信がない場合、前記ドアロック制御手段が警報を発することを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリ装置。
- 前記ドアロック制御手段に警報モードの切り替え手段を有しており、警報モードの設定時のみ警報を発するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のキーレスエントリ装置。
- 前記ドアロック制御手段が前記携帯機と交信するとき、前記ドアロック制御手段の送信に対して前記携帯機から返信のない状態が所定回数継続した場合、前記ドアロック制御手段からの送信を停止することを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリ装置。
- 前記アウトサイドハンドル用に照明装置が設けられ、前記操作者が前記アウトサイドハンドルに触れたことを検知して前記照明装置が点灯するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリ装置。
- 前記ドアロック制御手段が前記携帯機と交信するとき、前記ドアロック制御手段の送信に対して前記携帯機からの返信があるときのみ前記照明装置が点灯するように構成したことを特徴とする請求項5に記載のキーレスエントリ装置。
- 前記ドアロック制御手段により施錠がなされて操作者の降車が確認されたとき、降車の確認から所定の時間経過後に前記タッチセンサの機能を停止することを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリ装置。
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