JP4062936B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給装置に関し、特に、自動車等の車両に装備される燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に装備される燃料供給装置おいては、その一例が特開2001−180309号に開示されている。
【0003】
図17示される如く、この燃料供給装置においては、燃料を給油するフューエルソーサ部(インレットボックスともいう)100に水抜きホース102を備えている。また、水抜きホース102は燃料タンク104内の気化燃料を吸着するキャニスタ106に接続したホース108の大気導入開放口部を兼用しており、キャニスタ106への水、泥の浸入を防止押さえるとともにキャニスタ106の性能向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような燃料供給装置では、フューエルソーサ部100から燃料タンク104へ延びるインレットパイプ108の樹脂化にともない、インレットパイプ108の開口部108Aが車両衝突時等の衝撃により損傷する恐れがある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両衝突時等の衝撃からインレットパイプの開口部を保護できる燃料供給装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の燃料供給装置は、インレットパイプの開口部の周囲に配設され、キャニスタへ大気を導入するための大気導入開放口部と、
前記大気導入開放口部に設けられ、前記キャニスタに導入する大気を濾過すると共に、前記インレットパイプの開口部の外周部に配設されることで、前記インレットパイプの開口部を保護するフィルタと、
を有し、装着状態とされた前記インレットパイプのキャップにより前記フィルタの一部が閉塞されることを特徴とする。
【0007】
従って、車両衝突時等の衝撃を受けた場合には、キャニスタへの大気導入開放口部に設けられ、キャニスタに導入する大気を濾過するフィルタをインレットパイプの開口部の外周部に配設したことにより、フィルタによってインレットパイプの開口部を保護できる。また、インレットパイプの開口部の周囲にキャニスタへの大気導入開放口部を配設することによって、大気導入開放口を大きくできると共に、大気導入開放口からの塵等の浸入も少なくできる。また、装着状態とされたインレットパイプのキャップにより、キャニスタへの大気導入開放口部に設けたフィルタの一部を閉塞することで、給油時以外では、大気導入開放面積を狭くすることができ、水、塵等の浸入を防止できる。また、給油時は、キャップを外すことにより、大気導入開放面積を広くすることができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
請求項2記載の本発明は、インレットパイプの開口部の周囲に配設され、キャニスタへ大気を導入するための大気導入開放口部と、
前記大気導入開放口部に設けられ、前記キャニスタに導入する大気を濾過すると共に、前記インレットパイプの開口部の外周部に配設されることで、前記インレットパイプの開口部を保護するフィルタと、
を有し、前記フィルタと前記インレットパイプとの間の空間が装着状態とされた前記インレットパイプのキャップにより閉塞されることを特徴とする。
【0015】
従って、車両衝突時等の衝撃を受けた場合には、キャニスタへの大気導入開放口部に設けられ、キャニスタに導入する大気を濾過するフィルタをインレットパイプの開口部の外周部に配設したことにより、フィルタによってインレットパイプの開口部を保護できる。また、インレットパイプの開口部の周囲にキャニスタへの大気導入開放口部を配設することによって、大気導入開放口を大きくできると共に、大気導入開放口からの塵等の浸入も少なくできる。また、装着状態とされたインレットパイプのキャップにより、フィルタとインレットパイプとの間に形成された空間を閉塞することで、給油時以外では、大気導入開放面積を狭くすることができ、水、塵等の浸入を防止できる。また、給油時は、キャップを外すことにより、大気導入開放面積を広くなり、通気抵抗を小さくすることができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明における燃料供給装置の第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0021】
図1に示すように、本実施形態の燃料供給装置では、図示を省略した周知の燃料タンクとキャニスタとを備えており、燃料タンクに連結された樹脂製のインレットパイプ10の開口側端部10Aには、インレットパイプ10の開口部を構成する樹脂製のインレットフィラー12の下端部12Aが連結されている。また、インレットフィラー12の上部12Bにおける上端開口部12Cの近傍は、車体14に形成された取付孔16を通ってインレットボックス18内に挿入されている。なお、取付孔16には、シール材17が配設されている。
【0022】
インレットフィラー12の上端開口部12Cには、金属製のリテーナ20が取付けられており、このリテーナ20にフューエルキャップ22が装着可能となっている。また、インレットフィラー12における上部12Bの外周部には、キャニスタへの大気導入開放口部を構成するフィルタ部32が配設されており、フィルタ部32の外周部32Aにシール材17が当接している。
【0023】
図2に示される如く、フィルタ部32は筒状とされており、外周部32A、内周部32B及び底部32Cは、大気を通さない密閉するための密閉層となっている。また、フィルタ部32の内部は、連立発泡材により大気を濾過し、大気内の塵、水、泥を取り除くフィルタとしてのフィルタ層32Dとなっている。なお、密閉層に独立発泡材を使用し、フィルタ層と一体成形としても良い。
【0024】
図1に示される如く、フィルタ部32の上部には、大気を導入及び開放する大気導入開放口34が形成されている。また、フィルタ部32の底部32Cにおける上方の部位には、キャニスタと大気のやり取りを行うためのポート36が形成されており、このポート36には、キャニスタに至るチューブ38が連結されている。
【0025】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0026】
本実施形態の燃料供給装置では、車両衝突時等の衝撃を受けた場合に、インレットパイプ10の開口部を構成するインレットフィラー12の外周部に配設したキャニスタへの大気導入開放口部を構成するフィルタ部32によって、インレットフィラー12を衝撃から保護できる。
【0027】
また、インレットパイプ10の開口側端部10Aの周囲にキャニスタへの大気導入開放口34を配設することによって、大気導入開放口34を大きくできると共に、大気導入開放口34をインレットボックス18内に設けることで、大気導入開放口34からの塵等の浸入も少なくできる。
【0028】
また、大気導入開放口34を大きくできることで、キャニスタへの通気抵抗が小さくなる。この結果、給油時にキャニスタからの大気開放がスムーズに行われると共に、フィルタをキャニスタに至るチューブの途中に設ける構成に比べて、フィルタ部32を小型化できる。
【0029】
また、フィルタ部32の密閉層とフィルタ層32Dとを一体成形することにより、部品点数を低減できると共に、組付け作業性も向上する。
【0030】
次に、本発明の燃料供給装置の第2実施形態を図3に従って説明する。
【0031】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】
図3に示される如く、本実施形態では、第1実施形態(図1)におけるインレットフィラー12とフィルタ部32とが一体構造とされており、フィルタインレット40となっている。
【0033】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0034】
本実施形態では、第1実施形態の作用に加えて、フィルタ部32をインレットフィラー12に内臓し、一体構造のフィルタインレット40とすることで、部品点数を低減できると共に、組付け作業性も向上できる。
【0035】
次に、本発明の燃料供給装置の第3実施形態を図4及び図5に従って説明する。
【0036】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】
図4に示される如く、本実施形態では、第1実施形態のシール材17に代えて、金属プレート42が配設されている。
【0038】
図5に示される如く、金属プレート42は筒部44と、筒部の上端部に形成されたリング状の鍔部46とを備えており、筒部44がフィルタ部32の内周部32Bに挿入され、インレットフィラー12との結合部となっている。また、鍔部46の外周部には、複数の取付孔48が形成されており、鍔部46の内周部には、複数の大気導入開放口50が形成されている。
【0039】
図4に示される如く、金属プレート42の筒部44は、インレットフィラー12とフィルタ部32との間に配設され両者を結合しており、金属プレート42の鍔部46の外周部は、インレットボックス18に形成された取付孔16の外周部18Aにボルト53とナット54とで固定されている。また、金属プレート42の大気導入開放口50が、フィルタ部32の大気導入開放口34に対向しており、金属プレート42の鍔部46がフィルタ部32のカバーとなっている。
【0040】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0041】
本実施形態では、金属プレート42の筒部44にインレットフィラー12を挿入することで、衝突時などの衝撃から、より確実にインレットフィラー12を保護できる。また、金属プレート42の筒部44にインレットフィラー12を挿入することで、膨潤時にもインレットフィラー12の寸法変化を少なくできるため、他部品との関係を維持できると共に、寸法に依存する性能も確保できる。
【0042】
更に、金属プレート42の鍔部46がフィルタ部32のカバーとなっているため、金属プレート42の鍔部46によって、衝突時などの衝撃から、確実にフィルタ部32及びフューエルキャップ22を保護できる。また、金属プレート42の鍔部46がフィルタ部32のカバーとなっているため、膨潤時にもフィルタ部32の寸法変化を少なくできるため、他部品との関係を維持できると共に、寸法に依存する性能も確保できる。
【0043】
次に、本発明の燃料供給装置の第4実施形態を図6に従って説明する。
【0044】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
図6に示される如く、本実施形態では、金属プレート42の筒部44が、一体構造とされたインレットフィラー12とフィルタ部32との境に挿入されている。また、金属プレート42の半径R1がフューエルキャップ22の半径R2よりも大きくなっている(R1>R2)。
【0046】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0047】
本実施形態では、金属プレート42の半径R1をフューエルキャップ22の半径R2よりも大きくすることで、衝突時などの衝撃から、より確実にフューエルキャップ22を保護できる。
【0048】
なお、インレットフィラー12とフィルタ部32とが別体とされた第3実施形態において、金属プレート42の半径R1をフューエルキャップ22の半径R2よりも大きくした構成としても良い。
【0049】
次に、本発明の燃料供給装置の第5実施形態を図7に従って説明する。
【0050】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0051】
図7に示される如く、本実施形態では、金属製のリテーナ20の外周部に、鍔部20Aが形成されており、この鍔部20Aが、第4実施形態における金属プレート42の鍔部46と同じ構造となっている。即ち、リテーナ20の鍔部20Aの外周部は、インレットボックス18に形成された取付孔16の外周部18Aにボルト53とナット54とで固定されている。また、リテーナ20の鍔部20Aに形成した大気導入開放口50が、フィルタ部32の大気導入開放口34に対向しており、リテーナ20の鍔部20Aがフィルタ部32の大気導入開放口34のカバーとなっている。
【0052】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0053】
本実施形態では、金属製のリテーナ20の外周部に形成した鍔部20Aがフィルタ部32の大気導入開放口34のカバーとなっており、第4実施形態の金属プレート42とリテーナ20を一体とした構造となっている。このため、部品点数を低減できると共に、組付け作業性も向上する。
【0054】
なお、インレットフィラー12とフィルタ部32とが別体とされた第1実施形態において、金属製のリテーナ20の外周部に、鍔部20Aが形成した構成としても良い。
【0055】
次に、本発明の燃料供給装置の第6実施形態を図8に従って説明する。
【0056】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】
図8に示される如く、本実施形態では、金属プレート42の鍔部46の外周部に突出部としての縦壁部52が形成されており、この縦壁部52の高さがフューエルキャップ22の摘み部22Aの高さと同じかそれより高くなっている(H1≧0)。
【0058】
なお、本実施形態では、金属プレート42の縦壁部52が、車体14に形成された取付孔16を通ってインレットボックス18内に挿入されており、取付孔16に配設されたシール材17が縦壁部52の外周部に当接している。
【0059】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0060】
本実施形態では、金属プレート42の鍔部46の外周部に形成した縦壁部52の高さが、フューエルキャップ22の摘み部22Aの高さと同じかそれより高くなっている(H1≧0)ため、衝突時などの衝撃から、より確実にフューエルキャップ22を保護できる。
【0061】
なお、第5実施形態のように金属プレート42とリテーナ20を一体とした構造において、金属プレート42の鍔部46の外周部に突出部としての縦壁部52を形成しても良い。
【0062】
次に、本発明の燃料供給装置の第7実施形態を図9に従って説明する。
【0063】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0064】
図9に示される如く、本実施形態では、フィルタインレット40のフィルタ部32が2重管構造となっている。2重管内側にフィルタ層32Dが内臓されており、フィルタ層32Dはポート36を介してキャニスタにつながっている。また、2重管外側にフィルタ部32の大気導入開放口34が形成されており、2重管外側と2重管内側は、通気抵抗ないように複数の開口部56を有する壁部58で区画されている。
【0065】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0066】
本実施形態では、フィルタインレット40のフィルタ部32を2重管構造とすることで、フィルタ部32の開口面積が増え、フィルタ層32Dの通気抵抗を低くできる。この結果、キャニスタからの大気導入及び大気開放をよりスムーズに行うことができると共に、フィルタをキャニスタに至るチューブの途中に設ける構成に比べて、フィルタ部32を小型化できる。
【0067】
次に、本発明の燃料供給装置の第8実施形態を図10に従って説明する。
【0068】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0069】
図10に示される如く、本実施形態では、フューエルキャップ22が、リテーナ20に装着された状態で、フューエルキャップ22の摘み部(カバー)22Aが、パージに必要な隙間60を残してフィルタ部32の大気導入開放口34の一部を閉塞するようになっている。
【0070】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0071】
本実施形態では、フューエルキャップ22をリテーナ20に装着することで、フューエルキャップ22の摘み部22Aが、パージに必要な隙間60を残してフィルタ部32の大気導入開放口34の一部を閉塞するため、大気導入開放口34からの塵、埃、水、泥等の浸入をより確実に防止できる。
【0072】
次に、本発明の燃料供給装置の第9実施形態を図11に従って説明する。
【0073】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0074】
図11に示される如く、本実施形態では、フューエルキャップ22が、リテーナ20に装着された状態で、フューエルキャップ22の摘み部(カバー)22Aが、フィルタ部32の大気導入開放口34を閉塞するようになっている。また、フューエルキャップ22の摘み部(カバー)22Aにおける大気導入開放口34を閉塞している部位には、ワンウエイバルブ等の弁装置62が配設されており、パージ負圧により弁装置62が開放することで、パージに必要な大気を導入できるようになっている。
【0075】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0076】
本実施形態では、フューエルキャップ22をリテーナ20に装着することで、フューエルキャップ22の摘み部22Aが、フィルタ部32の大気導入開放口34を閉塞するため、大気導入開放口34からの塵、埃、水、泥等の浸入をより確実に防止できる。一方、パージ負圧に対しては、フューエルキャップ22の摘み部(カバー)22Aに配設した弁装置62が開放することで、パージに必要な大気を導入できる。
【0077】
なお、本実施形態では、フューエルキャップ22の摘み部(カバー)22A側にワンウエイバルブ等の弁装置62を配設したが、これに代えて、図12に示される如く、インレットフィラー12とフィルタ部32とが一体構造とたフィルタインレット40側にワンウエイバルブ等の弁装置62を配設した構成としても良い。また、図12に符号64はシール材である。
【0078】
次に、本発明の燃料供給装置の第10実施形態を図13に従って説明する。
【0079】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0080】
図13に示される如く、本実施形態では、フィルタインレット40のフィルタ部32が2重管構造となっており、2重管外側にフィルタ層32Dが内臓されている。また、2重管内側は、空間69となっておりポート36を介してキャニスタにつながっている。また、2重管外側と2重管内側は、通気抵抗ないように複数の開口部56を有する壁部58で区画されており、2重管外側と2重管内側との双方に大気導入開放口34が形成されている。
【0081】
また、フューエルキャップ22が、リテーナ20に装着された状態で、フューエルキャップ22の摘み部(カバー)22Aが、2重管内側の大気導入開放口34のみを閉塞するようになっている。即ち、フューエルキャップ22が、フィルタ層32Dと内周部32との間に形成された空間69を閉塞するようになっている。なお、図13に符号68はシール材である。
【0082】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0083】
本実施形態では、フューエルキャップ22をリテーナ20から外すことで、2重管構造とされたフィルタインレット40のフィルタ部32における2重管外側と2重管内側との双方の大気導入開放口34を使用できる状態となり、キャニスタへの通気抵抗が小さくなる。この結果、給油時にキャニスタからの大気開放がスムーズに行われると共に、フィルタをキャニスタに至るチューブの途中に設ける構成に比べて、フィルタ部32を小型化できる。
【0084】
また、フューエルキャップ22をリテーナ20に装着することで、フューエルキャップ22の摘み部22Aが、2重管内側の大気導入開放口34のみ、即ち、フィルタ層32Dと内周部32との間に形成された空間69を閉塞するため、2重管外側のフィルタ層32Dによって大気導入開放口34からの塵、埃、水、泥等の浸入をより確実に防止できる。
【0085】
次に、本発明の燃料供給装置の第11実施形態を図14及び図15に従って説明する。
【0086】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0087】
図15に示される如く、本実施形態では、インレットボックス18における取付孔16の外周部18Aに、フィルタインレット40を所定の位置に、位置決め及び固定するための円弧状の取付け用切欠70、72、74が形成されている。また、これらの取付け用切欠70、72、74の長さは、切欠70の長さが切欠72、74より長く、切欠72長さと切欠74の長さが等しくなっており、これらの取付け用切欠70、72、74の外周縁部には、係合用の凹部76がそれぞれ形成されている。
【0088】
図14に示される如く、フィルタインレット40におけるフィルタ部32の上端縁部は、取付け用切欠70、72、74に挿入可能な形状に分割されており、分割されたフィルタ部32の上端縁部の各外周部32Aには、前記凹部76に係合する爪部80が形成されている。
【0089】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0090】
本実施形態では、インレットボックス18に形成した取付け用切欠70、72、74に、フィルタインレット40におけるフィルタ部32の上端縁部を挿入し、フィルタ部32の爪部80を、取付け用切欠70、72、74の凹部76に係合することで、フィルタ部32の位置決めができると共に、インレットボックス18にフィルタインレット40を結合できる。この結果、組付け時の組付けミスを防止できると共に、組付作業性が向上する。
【0091】
次に、本発明の燃料供給装置の第12実施形態を図16に従って説明する。
【0092】
なお、上記各実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0093】
図16に示される如く、本実施形態では、フィルタ部32の最下部に水抜き用の孔84が形成されており、キャニスタと大気のやり取りを行うポート36の上端開口部36Aの高さが、水抜き用の孔84の高さより高い位置になっている(H2>0)。即ち、ポート36より下方の最下部に水抜き用の孔84が形成されている。
【0094】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0095】
本実施形態では、フィルタ部32におけるポート36より下方の最下部に水抜き用の孔84が形成されている。この結果、フィルタ部32に水が入った場合に、この水を水抜き用の孔84から排出できる。このため、キャニスタ側に水が入り難く、且つ、フィルタ部32内に溜まった水を取り除くことができる。
【0096】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【0097】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の燃料供給装置は、インレットパイプの開口部の周囲に配設され、キャニスタへ大気を導入するための大気導入開放口部と、大気導入開放口部に設けられ、キャニスタに導入する大気を濾過すると共に、インレットパイプの開口部の外周部に配設されることで、インレットパイプの開口部を保護するフィルタと、を有し、装着状態とされたインレットパイプのキャップによりフィルタの一部が閉塞されるため、インレットパイプの開口部を保護できると共に、大気導入開放口部からの塵等の浸入も少なくなるという優れた効果を有する。また、給油時は大気導入開放面積を広し、給油時以外は大気導入開放面積を狭くすることができるという優れた効果を有する。
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
請求項2記載の本発明は、インレットパイプの開口部の周囲に配設され、キャニスタへ大気を導入するための大気導入開放口部と、大気導入開放口部に設けられ、キャニスタに導入する大気を濾過すると共に、インレットパイプの開口部の外周部に配設されることで、インレットパイプの開口部を保護するフィルタと、を有し、フィルタとインレットパイ プとの間の空間が装着状態とされたインレットパイプのキャップにより閉塞されるため、インレットパイプの開口部を保護できると共に、大気導入開放口部からの塵等の浸入も少なくなるという優れた効果を有する。また、給油時は大気導入開放面積を広し、給油時以外は大気導入開放面積を狭くすることができるという優れた効果を有する。
【0102】
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る燃料供給装置のフィルタ部を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態に係る燃料供給装置のフィルタ部と金属プレートを示す斜視図である。
【図6】 本発明の第4実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図7】 本発明の第5実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図8】 本発明の第6実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図9】 本発明の第7実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図10】 本発明の第8実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図11】 本発明の第9実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図12】 本発明の第9実施形態の変形例に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図13】 本発明の第10実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図14】 本発明の第11実施形態に係る燃料供給装置を示す斜視図である。
【図15】 本発明の第11実施形態に係る燃料供給装置のインレットボックスを示す斜視図である。
【図16】 本発明の第12実施形態に係る燃料供給装置を示す側断面図である。
【図17】 従来例の燃料供給装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 インレットパイプ
12 インレットフィラー(インレットパイプの開口部)
18 インレットボックス
20 リテーナ
20A リテーナの鍔部
22 フューエルキャップ
32 フィルタ部(キャニスタへの大気導入開放口部)
32D フィルタ層(フィルタ)
34 大気導入開放口
36 ポート
40 フィルタインレット
42 金属プレート
44 金属プレートの筒部
46 金属プレートの鍔部
50 金属プレートの大気導入開放口
52 金属プレートの縦壁部(突出部)
62 弁装置
69 フィルタ部の空間
84 水抜き用の孔

Claims (2)

  1. インレットパイプの開口部の周囲に配設され、キャニスタへ大気を導入するための大気導入開放口部と、
    前記大気導入開放口部に設けられ、前記キャニスタに導入する大気を濾過すると共に、前記インレットパイプの開口部の外周部に配設されることで、前記インレットパイプの開口部を保護するフィルタと、
    を有し、装着状態とされた前記インレットパイプのキャップにより前記フィルタの一部が閉塞されることを特徴とする燃料供給装置。
  2. インレットパイプの開口部の周囲に配設され、キャニスタへ大気を導入するための大気導入開放口部と、
    前記大気導入開放口部に設けられ、前記キャニスタに導入する大気を濾過すると共に、前記インレットパイプの開口部の外周部に配設されることで、前記インレットパイプの開口部を保護するフィルタと、
    を有し、前記フィルタと前記インレットパイプとの間の空間が装着状態とされた前記インレットパイプのキャップにより閉塞されることを特徴とする燃料供給装置。
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