JP6621427B2 - フィラーパイプの入口部構造 - Google Patents

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本発明は、車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部構造に関する。
図15に示すように、車体2に設けられた給油口3から自動車用の燃料タンク1へ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
また、燃料タンク1には、燃料タンク1内に発生した燃料蒸発ガスを外部に放出しないようにキャニスタ160が設けられて、フィラーパイプ110の入口部111に、キャニスタ160と連結して大気を供給する大気流路パイプ150の先端が取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
このとき、キャニスタ160に大気を送る大気流路パイプ150の先端には、埃や水等が大気流路パイプ150内に進入しないように、エアフィルタを有するフィラーネック130が取付けられている。
また、図16に示すように、フィラーパイプ210の入口部211には、キャニスタ160へ大気を送る大気流路パイプ250や、エアフィルタ231を内蔵したフィルタ部材230や、大気の導入経路をカバーする樹脂カバー220を設けているものがあり、部品点数が多くなっている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、図17と図18に示すように、フィラーパイプ310を合成樹脂で形成することも行われている。しかしながら、フィラーパイプ310の先端に取付けるフィラーネック330の先端331には、フューエルキャップ(図示せず)を取付けるネジ部321やフューエルキャップと当接するシール面322には、剛性とシール性の確保のため、金属製のリテーナ320を使用しているものもある。
また、フィラーネック330の先端331には、大気の導入経路を形成する樹脂カバー320も、フィラーネック330に取付けられている。さらに、フィラーネック330の内部には、給油ガンの先端を保持するノズルガイド340も取付けられている。
これらの部品を一体化して、部品点数を減らすことが望まれているが、これらの部品を一体化するには、大気の導入経路等の形状が複雑であり、一体成形することは困難であった。
特開2011−256760号公報 特開2009−156103号公報
そこで本発明は、フィラーパイプ110の入口部111の大気の流路を確保し、部品点数を減らすことのできるフィラーパイプの入口部構造を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部構造において、
フィラーパイプの入口部には、合成樹脂製のリテーナと合成樹脂製のフィラーネックが取付けられて、
リテーナは、筒状のリテーナ本体部と、リテーナ本体部の下部に形成されたフィラーネックと溶着する溶着部と、フィラーネックと連通するリテーナ大気流路を有し、
フィラーネックは、円筒状のフィラーネック本体部と、フィラーネック本体部の下部に形成されフィラーパイプを取付けるフィラーパイプ取付部と、フィラーネック本体部の上部に形成されリテーナを溶着するフィラーネック上板部を有し、
フィラーネック上板部は、リテーナ大気流路と連通するフィラーネック大気流路と、リテーナの溶着部と溶着するフィラーネック溶着溝を有し、リテーナとフィラーネックの溶着部分に、給油ノズルを保持するノズルガイドが取付けられたことを特徴とするフィラーパイプの入口部構造である。
請求項1の本発明では、車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部構造において、フィラーパイプの入口部には、合成樹脂製のリテーナと合成樹脂製のフィラーネックが取付けられている。このため、リテーナとフィラーネックを別々に成形し、組付け時に溶着させて一体的にフィラーパイプの入口部に取付けることができるとともに、大気流路等の形成が容易である。
リテーナは、筒状のリテーナ本体部と、リテーナ本体部の下部に形成されたフィラーネックと溶着する溶着部と、フィラーネックと連通するリテーナ大気流路を有する。このため、リテーナの溶着部をフィラーネックに溶着して一体的に形成することができ、一体的に形成後は、リテーナ大気流路を経由して、大気をフィラーネック送ることができる。
フィラーネックは、円筒状のフィラーネック本体部と、フィラーネック本体部の下部に形成されフィラーパイプを取付けるフィラーパイプ取付部と、フィラーネック本体部の上部に形成されリテーナを溶着するフィラーネック上板部を有する。このため、フィラーネック上板部にリテーナを溶着したフィラーネックを、フィラーパイプ取付部によりフィラーパイプに取付けることができる。リテーナ本体部とフィラーネック本体部の円筒状の内部を一体的に連通させることができる。
フィラーネック上板部は、リテーナ大気流路と連通するフィラーネック大気流路と、リテーナの溶着部と溶着するフィラーネック溶着溝を有する。このため、フィラーネック上板部のフィラーネック溶着溝にリテーナを溶着して、溶着時のバリをフィラーネック溶着溝で封じ込めて、リテーナとフィラーネックを安定して確実に溶着する。また、リテーナ大気流路とフィラーネック大気流路を連通させて、大気をキャニスタに送付することができる。
リテーナとフィラーネックの溶着部分に、給油ノズルを保持するノズルガイドが取付けられたため、リテーナとフィラーネックを一体的に溶着するときに、同時にノズルガイドを取付けることができるとともに、給油ノズルをノズルガイドが保持して、確実に給油作業をすることができる。
請求項2の本発明は、フィラーネックは、フィラーネック大気流路と連通するエアフィルタが取付けられたフィラーパイプの入口部構造である。
請求項2の本発明では、フィラーネックは、フィラーネック大気流路と連通するエアフィルタが取付けられている。このため、フィラーネック大気流路から流入する大気から埃や雨水、洗車水が流入することを防止できる。
請求項3の本発明は、フィラーネック大気流路は、フィラーネック上板部のフィラーネック溶着溝の外周に形成されたフィラーパイプの入口部構造である。
請求項3の本発明では、フィラーネック大気流路は、フィラーネック上板部のフィラーネック溶着溝の外周に形成されたため、フィラーネック上板部にリテーナを溶着してリテーナとフィラーネック上板部の間に大気流路を形成して、リテーナ大気流路からの大気をフィラーネックの外周に取付けたキャニスタに送付することができる。
請求項4の本発明は、リテーナのリテーナ大気流路は、リテーナ本体の外周に設けられたリテーナ外周部に形成されたフィラーパイプの入口部構造である。
請求項4の本発明では、リテーナのリテーナ大気流路は、リテーナ本体の外周に設けられたリテーナ外周部に形成されている。このため、リテーナ本体の外周面から大気を取り入れることができ、大気取入のためのスペースを小さくすることができるとともに、リテーナの形状を小型化することができる。また、リテーナ大気流路をフィラーパイプのフィラーネック大気流路に連通させることができる。
請求項5の本発明は、フィラーネック上板部は、大気流路排出孔と水抜き孔が形成されたフィラーパイプの入口部構造である。
請求項5の本発明では、フィラーネック上板部は、大気流路排出孔と水抜き孔が形成されたため、フィラーネック大気流路から大気流路排出孔へ流入する大気をエアフィルタと大気流路パイプを経由してキャニスタに送るとともに、大気から雨水、洗車水を分離して、水抜き孔から車外に排出することができる。
請求項6の本発明は、フィラーネックに、大気流路パイプ取付部を形成したフィラーパイプの入口部構造である。
請求項6の本発明では、フィラーネックに、大気流路パイプ取付部を形成したため、フィラーネックに大気流路パイプを取付けることができ、フィラーパイプの入口部の構造を簡単にすることができるとともに、フィラーパイプの入口部からキャニスタ等に大気を送風することができる。
フィラーネックは、フィラーネック上板部を有するため、フィラーネック上板部にリテーナを溶着したフィラーネックをフィラーパイプ取付部によりフィラーパイプに取付けることができる。
フィラーネック上板部は、リテーナ大気流路と連通するフィラーネック大気流路と、リテーナと溶着するフィラーネック溶着溝を有するため、フィラーネック上板部にリテーナを溶着して、溶着時のバリをフィラーネック溶着溝で封じ込めて、リテーナとフィラーネックを安定して確実に溶着する。また、リテーナ大気流路とフィラーネック大気流路を連通させて、大気をキャニスタに送ることができる。
本発明の実施の形態を示すもので、リテーナ、フィラーネック及びノズルガイドを組付けた状態の正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナ、フィラーネック及びノズルガイドを組付けた状態の側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナ、フィラーネック及びノズルガイドを組付けた状態の平面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナ、フィラーネック及びノズルガイドを組付けた状態の断面図であり、図3のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナ、フィラーネック及びノズルガイドを組付けた状態の断面図であり、図3のB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、リテーナの平面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーネックの正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーネックの側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーネックの平面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、ノズルガイドの正面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、ノズルガイドの側面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、ノズルガイドの平面図である。 燃料タンク、フィラーパイプ、キャニスタ、大気流通パイプ及びエアフィルタの構成図である。 従来のフィラーパイプ入口部分の断面図である。 従来の他のフィラーパイプ入口部分の断面図である。 従来の他のフィラーネックの先端部分の拡大断面図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10の入口部11の構造に関するものである。
本発明の実施の形態について、図1〜図15に基づき説明する。フィラーパイプ10は、合成樹脂又は金属で形成することができるが、本実施の形態では、合成樹脂で形成されたものを例にとり説明する。
本発明の実施の形態において、図15に示すように、フィラーパイプ10は、燃料タンク1と車体2の給油口3とを接続し、給油口3から燃料を燃料タンク1に流入させる。
フィラーパイプ10の入口部11には、後述するリテーナ20、フィラーネック30及びノズルガイド40が取付けられている。フィラーネック30には、大気流路パイプ50が接続され、大気流路パイプ50は、キャニスタ60に接続され、キャニスタ60は、燃料タンク1と接続される。
また、ブリーザパイプ70もフィラーパイプ10の入口部11接続されている。
燃料の流入や内部温度の上昇等で、燃料タンク1の内圧が上昇すると、燃料蒸発ガスを含んだ大気がキャニスタ60に導入されて、キャニスタ60の吸着材で燃料蒸発ガスが吸着され、大気のみが後述するフィラーネック30のフィラーネックエアフィルタ39bを通過して、大気中に放出される。これにより、燃料蒸発ガスの大気中への放出が防止される。
エンジン(図示せず)の吸気負圧や、燃料の減少や内部温度の下降等で、燃料タンク1の内圧が下降すると、フィラーネック30内に取付けられたフィラーネックエアフィルタ39bを通過して、大気流路パイプ50を通り、大気がキャニスタ60に導入されて、キャニスタ60の吸着材に吸着された燃料蒸発ガスが脱離され、エンジン内で燃料蒸発ガスが燃焼される。
図1〜図5に示すように、フィラーパイプ10の入口部11には、リテーナ20、フィラーネック30及びノズルガイド40が一体的に組み付けられて、取付けられている。
まず、リテーナ20、フィラーネック30及びノズルガイド40のそれぞれの形状について説明し、フィラーパイプ10の入口部11に取付けた構造については後述する。
リテーナ20は、図4〜図8に示すように、円筒状のリテーナ本体部21と、リテーナ本体部21の外周に形成されたリテーナ外周部22を有し、リテーナ本体部21とリテーナ外周部22には軸方向に貫通するリテーナ大気流路24が複数本形成され、リテーナ大気流路24の入口部は、リテーナ大気取入口23を形成する。
リテーナ本体部21の下端には外周方向(図6の横方向)に円盤状に延設されるリテーナ底板部25が形成されている。リテーナ本体部21の軸方向先端側(図6の下方)にはリテーナ溶着突条部26が形成されている。リテーナ溶着突条部26は、後述するフィラーネック30のフィラーネック溶着溝35に溶着する。
次に、図4、図5及び図9〜図11に基づきフィラーネック30について説明する。
フィラーネック30は、円筒状のフィラーネック本体部31と、フィラーネック本体部31の下部に形成されフィラーパイプ10を取付けるフィラーパイプ取付部37と、フィラーネック本体部31の上部に形成されリテーナ20を取付けるフィラーネック上板部32を有する。
フィラーネック本体部31は、一方の外側面にフィラーネックフィルタ取付部38が形成され、フィラーネックフィルタ取付部38には、フィラーネックエアフィルタケース39が取付けられている。フィラーネックエアフィルタケース39のなかには、フィラーネックエアフィルタ39bが内蔵されている。フィラーネックエアフィルタケース39の下部にはフィラーネック大気流路取付部39aが設けられている。フィラーネックエアフィルタ39bは、後述するフィラーネック大気流路33から流入する大気から埃や雨水、洗車水がキャニスタ60に流入することを防止できる。
フィラーネック本体部31は、他方の外側面には、ブリーザパイプ取付部31aが形成されている。ブリーザパイプ取付部31aには、図15に示すように、ブリーザパイプ70が接続される。ブリーザパイプ70は、燃料タンク1に接続される。
フィラーネック本体部31の円筒状の内部は、リテーナ本体部21の円筒状の内部と連通して、一本の円筒状の中空部を形成している。
図11に示すように、フィラーネック上板部32は、リテーナ大気流路24と連通するフィラーネック大気流路33と、リテーナ20と溶着するフィラーネック溶着溝35が形成されている。フィラーネック溶着溝35は、円弧状に形成され、リテーナ20のリテーナ溶着突条部26が溶着される。フィラーネック溶着溝35の内周側には、フィラーネック立壁36が形成され、リテーナ溶着突条部26がフィラーネック溶着溝35に溶着される際に、溶着バリをフィラーネック溶着溝35に封じ込めると共に、後述するノズルガイド40の位置決めをしている。
フィラーネック大気流路33は、フィラーネック溶着溝35の外周にフィラーネック溶着溝35とは分離されて、円弧状に形成されるとともに、フィラーネック大気流路33の外周部に円弧状に延設されたフィラーネック大気流路出口路33aが形成されている。フィラーネック大気流路出口路33aには、フィラーネック大気流路排出孔34が形成されている。フィラーネック大気流路33には、フィラーネック大気流路出口路33aから離れる位置にフィラーネック水抜き孔34aが形成されている。
フィラーネック上板部32にリテーナ20を溶着すると、リテーナ底板部25がフィラーネック上板部32を覆って、フィラーネック大気流路33は、リテーナ大気流路24と連通し、フィラーネック大気流路出口路33aとフィラーネック大気流路排出孔34にも連通することができる。
フィラーネック大気流路排出孔34は、フィラーネック上板部32の下側に形成されたフィラーネックフィルタ取付部38に連通し、フィラーネックフィルタ取付部38にはフィラーネックエアフィルタケース39が取付けられている。
フィラーネックエアフィルタケース39の内部にはフィラーネックエアフィルタ39bが内蔵されている。
リテーナ大気取入口23から吸引された大気は、リテーナ大気流路24とフィラーネック大気流路33とを経由して、フィラーネックエアフィルタ39bを通過してフィラーネック大気流路排出孔34からキャニスタ60に送付することができる。
フィラーパイプ取付部37は、フィラーネック本体部31のフィラーネック上板部32が設けられた上端とは反対側の下端から形成されている。フィラーパイプ取付部37の外周面には、複数本のフィラーパイプ取付部突条37aが円周状に形成されて、フィラーパイプ10の入口部11が挿入されている。複数本のフィラーパイプ取付部突条37aの間には、シールリング12が取付けられて、フィラーパイプ10とフィラーネック30との間のシール性を確保している。
次に、図12〜図14に基づきノズルガイド40について説明する。
ノズルガイド40は、円筒状のノズルガイド本体部41と、ノズルガイド本体部41の上端(図12における上部先端)に形成されたノズルガイド取付部42と、ノズルガイド本体部41の下端(図12における下部先端)に形成されたノズルガイド先端部43を有する。
ノズルガイド取付部42は、リテーナ20とフィラーネック30の溶着時に、溶着したリテーナ20とフィラーネック30の円筒状の内側の接合部分に嵌め込まれて、ノズルガイド40をフィラーネック30に取付けることができる。ノズルガイド40は、給油ノズル(図示せず)の先端部分を案内し保持して、円滑に給油をすることができる。
ノズルガイド本体部41の外面には、ヒレ部44が形成されて、ヒレ部44は、フィラーネック30のフィラーパイプ取付部37の内面に当接して、ノズルガイド40を安定して保持させることができる。
また、ノズルガイド本体部41の中央付近にはノズル孔45が形成されて、給油時の給油ノズルセンサー(図示せず)付近に燃料がたまらないように排出し、正しく給油ノズルセンサーを作動させることができる。
ノズルガイド先端部43には、ノズルストッパ46が形成されて、給油ノズルの先端を保持することができる。
次に、図1〜図5に基づき、リテーナ20、フィラーネック30及びノズルガイド40を組付けた状態について説明する。
リテーナ20とフィラーネック30の組付けは、リテーナ20のリテーナ溶着突条部26をフィラーネック30のフィラーネック溶着溝35に溶着する。リテーナ底板部25がフィラーネック上板部32を覆って、リテーナ底板部25の外周先端とフィラーネック上板部32の外周先端は、溶着又は接着することもできる。
溶着後は、リテーナ20のリテーナ底板部25とフィラーネック上板部32の外周先端が当接して、フィラーネック大気流路33が形成される。
フィラーネック大気流路33は、図4と図5に示すように、リテーナ20のリテーナ大気流路24と連通して形成される。フィラーネック大気流路33は、図11に示すようにフィラーネック大気流路33と連通したフィラーネック大気流路出口路33aが形成されているため、リテーナ大気取入口23から吸い込まれて、リテーナ大気流路24を経由して流入した大気は、図11に示す点線の矢印のように流れて、フィラーネック大気流路排出孔34に達する。
図4に示すように、フィラーネック大気流路排出孔34は、フィラーネックエアフィルタ39bを内蔵したフィラーネックエアフィルタケース39と連通しているため、大気は、フィラーネックエアフィルタ39bにより埃や水を除去されて、フィラーネック大気流路取付部39aに接続された大気流路パイプ50を通り、キャニスタ60に到達する。
このとき、フィラーネック大気流路出口路33aとフィラーネック大気流路33は、屈曲した迷路構造となっているため、フィラーネック大気流路33に侵入した水は、図11に実線の矢印に示すように流れて、フィラーネック大気流路出口路33aには進入せずに、フィラーネック水抜き孔34aからも外部に排出される。
上述のように、リテーナ20とフィラーネック30を別々に成形して、その後合体させたため、リテーナ大気流路24からフィラーネック大気流路33及びフィラーネック大気流路出口路33aの形状を容易に形成することができ、それらの流路を経由してフィラーネックエアフィルタ39bまで連通した大気の流路を形成することができる。
10 フィラーパイプ
20 リテーナ
24 リテーナ大気流路
25 リテーナ底板部
26 リテーナ溶着突条部
30 フィラーネック
32 フィラーネック上板部
33 フィラーネック大気流路
35 フィラーネック溶着溝
40 ノズルガイド

Claims (6)

  1. 車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部構造において、
    該フィラーパイプの入口部には、合成樹脂製のリテーナと合成樹脂製のフィラーネックが取付けられて、
    上記リテーナは、筒状のリテーナ本体部と、該リテーナ本体部の下部に形成された上記フィラーネックと溶着する溶着部と、上記フィラーネックと連通するリテーナ大気流路を有し、
    上記フィラーネックは、円筒状のフィラーネック本体部と、該フィラーネック本体部の下部に形成されフィラーパイプを取付けるフィラーパイプ取付部と、上記フィラーネック本体部の上部に形成され上記リテーナを溶着するフィラーネック上板部を有し、
    該フィラーネック上板部は、上記リテーナ大気流路と連通するフィラーネック大気流路と、上記リテーナの溶着部と溶着するフィラーネック溶着溝を有し、上記リテーナと上記フィラーネックの溶着部分に、給油ノズルを保持するノズルガイドが取付けられたことを特徴とするフィラーパイプの入口部構造。
  2. 上記フィラーネックは、上記フィラーネック大気流路と連通するエアフィルタが取付けられた請求項1に記載のフィラーパイプの入口部構造。
  3. 上記フィラーネック大気流路は、フィラーネック上板部の上記フィラーネック溶着溝の外周に形成された請求項1又は請求項2に記載のフィラーパイプの入口部構造。
  4. 上記リテーナのリテーナ大気流路は、リテーナ本体の外周に設けられたリテーナ外周部に形成された請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプの入口部構造。
  5. 上記フィラーネック上板部は、大気流路排出孔と水抜き孔が形成された請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィラーパイプの入口部構造。
  6. 上記フィラーネックに、大気流路パイプ取付部を形成した請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプの入口部構造。
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