JP2014019413A - 給油装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給油装置は、インレットパイプを通じて燃料タンクの燃料の抜き取りを防止するとともに、流路抵抗が小さい格子部材を備えている。
【解決手段】給油装置は、給油管の燃料通路FPaに設けられた格子部材16を備え、格子部材16は、燃料通路FPaの中心線CLを中心とした同心円上に配置されかつ直径の異なる複数の環状の仕切体17と、仕切体17を給油管の内壁に対して支持する支持部材18とを備え、給油管の内壁、仕切体17、支持部材18の間に形成される間隙を燃料通路の一部である複数の間隙流路19とし、各々の仕切体17の中心は、中心線CL上で、異なった位置に配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の燃料タンクに燃料を供給するための給油装置に関する。
従来、自動車の燃料タンクには、インレットパイプから細いパイプを挿入して、パイプを通じて燃料タンクから燃料を盗まれるのを防止するために、インレットパイプの燃料通路に、格子部材を設けた盗用防止機構が知られている(特許文献1)。こうした盗用防止機構は、アルコール20%以上を含む燃料を使用するエンジンを搭載した車両では、法令により義務化されている場合がある。
特開2010−6246号公報
特許文献1にかかる格子部材は、インレットパイプの燃料通路に同心円状に配置した複数の環状体と、上記環状体をインレットパイプに対して支持する支持部材とを備え、盗用パイプの挿入を阻止するとともに、流路抵抗の低減を図っている。しかし、従来の格子部材において、一層、流路抵抗を低減させることが求められていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態は、給油口から注入された燃料を燃料タンクに供給するための給油管を有する給油装置において、上記給油管の燃料通路に設けられた格子部材を備え、上記格子部材は、上記燃料通路の中心線を中心とした同心円上に配置されかつ直径の異なる複数の環状の仕切体と、該仕切体を上記給油管の内壁に対して支持する支持部材とを備え、上記給油管の内壁、上記仕切体、上記支持部材の間に形成される間隙を上記燃料通路の一部である複数の間隙流路とし、上記各々の仕切体の中心は、上記中心線上で、異なった位置に配置されている。この形態によれば、格子部材の間隙流路は、中心軸より直角の面に配置される格子よりも大きな開口面積であるから、大きな流量をスムーズに流せる。
(2)上記形態の給油装置において、上記仕切体および上記支持部材は、該仕切体および支持部材の全てと交差する円錐曲面を規定できる位置に配置されていてもよい。
(3) 上記形態の給油装置において、上記仕切体は、上記給油口側から燃料タンク側へ向けて断面積が増大する断面突形状に形成され、該仕切体の外表面が上記円錐の曲面と一致するように形成してもよい。この構成により、格子部材の複数の間隙流路を通過する流量を均一化でき、特に中心線の付近に流れが集中することなく、スムーズな給油ができる。
(4) 上記形態の給油装置において、上記複数の間隙流路は、外周側から内周側へ所定幅の円弧形状に形成され、上記仕切体は、上記複数の間隙流路を上記中心線と直角の面に投影したときに、外周側の間隙流路の流路面積は、内周側の間隙流路の流路面積より大きくなるように形成してもよい。
自動車の燃料タンクに燃料を供給するための給油装置を示す概略図である。 燃料タンクの燃料タンク用管接続体、通路形成部材および逆止弁の付近を拡大した断面図である。 図2の矢印3の方向から見た平面図である。 図3の4−4線に沿った断面図である。 図3の5−5線に沿った断面図である。 燃料タンク用管接続体の一部を破断した斜視図である。 格子部材を説明する斜視図である。 格子部材の形状を説明する説明図である。 弁プレートを示す説明図である。 給油装置の給油動作を説明する説明図である。 格子部材の作用を説明する説明図である。 格子部材の作用を説明する説明図である。 格子部材の作用を説明する説明図である。 第2実施例にかかる燃料タンク用管接続体を示す半断面図である。 第3実施例にかかる燃料タンク用管接続体を示す断面図である。 第4実施例にかかる燃料タンク用管接続体を示す断面図である。 第5実施例にかかる燃料タンク用管接続体を示す断面図である。
(1) 給油装置FSの概略構成
図1は第1実施例にかかる自動車の燃料タンクFTに燃料を供給するための給油装置FSを示す概略図である。図1に示すように、給油装置FSは、燃料タンクFTに接続され、給油ガン(図示省略)から供給される燃料を燃料タンクFTに送るものであり、給油口から燃料タンクFTへの燃料通路FPaを形成する給油管FPを備えている。給油管FPは、燃料キャップFCにより開閉される給油口を有するフィラーネックFNと、フィラーネックFNの一端に接続された樹脂製のインレットパイプIPと、インレットパイプIPの一端に接続されかつ燃料タンクFTに溶着された燃料タンク用管接続体10と、燃料タンク用管接続体10に溶着された通路形成部材22とを備えている。通路形成部材22の先端には、逆止弁30が装着されている。なお、フィラーネックFNには、図示しないブリーザパイプが燃料タンクFTに接続されている。給油装置FSの構成により、給油時に燃料キャップFCを外して、給油ガンから燃料をフィラーネックFNに注入すると、燃料は、インレットパイプIP、燃料タンク用管接続体10、通路形成部材22内の燃料通路FPaを流れて、さらに逆止弁30を開いて燃料タンクFT内に供給される。一方、給油ストップ時では、逆止弁30は、閉弁状態にあるから、上昇したタンク内圧により燃料が押し戻されて外部へ流出するのを防止する。
(2) 各部の構成および作用
以下、各部の構成について説明する。
(2)−1 燃料タンクFT
燃料タンクFTは、耐燃料透過性に優れたエチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)から形成されたバリア層と、バリア層上に積積されポリエチレン(PE)で形成された外層とを含む複数の樹脂層から形成されている。燃料タンクFTの側壁の上部には、タンク開口FTaが形成されており、このタンク開口FTaを囲むように燃料タンク用管接続体10が溶着されている。
(2)−2 燃料タンク用管接続体10
図2は燃料タンクFTの燃料タンク用管接続体10、通路形成部材22および逆止弁30の付近を拡大した断面図である。燃料タンク用管接続体10は、通路形成部12と、接続用溶着部14と、格子部材16とを備え、これらを2色成形により一体に形成している。通路形成部12は、インレットパイプIPに接続される通路を形成する通路部12aを備えている。通路部12aの一端は、該通路部12aの外周端から拡張されることでインレットパイプIPを抜止するための抜止拡張部12bになっている。通路部12aの他端には、フランジ12cが形成されている。フランジ12cの一方の面は、接続用溶着部14の内壁に溶着される面になっており、その他面は、通路形成部材22の一端を溶着するための溶着部12dになっている。通路形成部12は、例えば、ナイロン−12などのポリアミド(PA)から形成されている。
接続用溶着部14は、外筒部14aと、外筒部14aの一端外周から拡張されたフランジ14bと、フランジ14bの一端面に環状に突設された溶着端14cとを備えている。接続用溶着部14は、燃料タンクFTに熱溶着可能である変性ポリエチレンから形成されている。変性ポリエチレンは、ポリエチレン(PE)に極性官能基、例えばマレイン酸変性された官能基を付加した樹脂材料であり、PAと射出成型時の熱により反応接着する材料である。よって、接続用溶着部14は、2色成形により通路形成部12と反応接着により溶着一体化している。
図3は通路形成部材22の矢印3の方向から見た平面図、図4は図3の4−4線に沿った断面図、図5は図3の5−5線に沿った断面図、図6は燃料タンク用管接続体10の一部を破断した斜視図である。格子部材16は、燃料タンク用管接続体10の出口側の端部に、燃料通路FPaに掛け渡された状態にて配置されている。格子部材16は、仕切体17と、支持部材18とを備え、燃料タンク用管接続体10と一体に樹脂で形成されている。
図7は格子部材16を説明する斜視図である。格子部材16は、複数の環状の仕切体17を備えており、すなわち、燃料通路FPaの外周側から中心線CLに向けて配置された、第1ないし第4仕切体17a,17b,17c,17dを備えている。第1ないし第4仕切体17a〜17dは、中心線CLを中心とし、それぞれ直径が異なっており、しかも、燃料タンク用管接続体10の出口側(図示下側)から、給油口側(図示上側)へ向けて異なった位置にそれぞれ配置されている。また、図5に示すように、第2ないし第4仕切体17b〜17dのそれぞれの断面は、給油口側から燃料タンク側へ向けて断面積が増大する断面突形状の一例である断面直角三角形であり、斜辺が給油側の燃料通路に面している。なお、ここでいう中心線CLは、燃料通路FPaの中心に沿った線を示しているが、これに限らず、燃料通路の断面円形から僅かに偏心した位置を含むものであってもよい。
図7において、支持部材18は、環状の第1仕切体17aから周方向に120゜の間隔で3本斜め上方へ立設されており、つまり、第1仕切体17aと第4仕切体17dとを周方向に120゜の間隔で連結し、その途中で第1および第2仕切体17b,17cと交差して一体化することで仕切体17を支持している。3本の支持部材18は、円錐面上に配置されており、図5に示すように、中心線CLに対して、頂角θに設定されている。
図8において、給油管FPの内壁、上記仕切体17、上記支持部材18の間に形成される間隙は、上記燃料通路の一部である複数の間隙流路19となっている。間隙流路19は、第1ないし第4間隙流路19a〜19dから構成されている。第1ないし第4仕切体17a,17b,17c,17dは、それぞれ外径が異なっていることから、第1ないし第3間隙流路19a〜19cは、所定幅の円弧形状であり、円錐面に沿って傾斜した傾斜開口を有する。また、第4間隙流路19dは、円形の流路となっている。また、図8に示すように、第1ないし第4間隙流路19a〜19dは、所定の直径以上の盗用パイプを挿入できない幅に設定されている。例えば、直径5.2mm以上の盗用パイプの挿入を阻止する場合には、間隙流路19は、5.2mm以下にそれぞれ設定されている。また、第1ないし第3間隙流路19a〜19cは、中心線と直角方向に投影した面(平面図)でみると、外周側の間隙流路から内周側の間隙流路に向けて狭くなっており、つまり、La>Lb>Lcになっている。
(2)−3 通路形成部材22および逆止弁30の構成
図2において、通路形成部材22は、通路形成部12と同じPAから形成された筒形状であり、その内部にインレットパイプIPに接続される通路22aを有し、インレットパイプIP側が流入口23bになっている。通路形成部材22の流入口23bの端部には、フランジ25を有し、通路形成部12の溶着部12dに溶着により一体になって流路を形成している。
逆止弁30は、通路形成部材22の外周端部に形成された取付部27と、取付部27に取り付けられ流出口23aを開閉する弁プレート35とを備えている。図9は弁プレート35を示す平面図である。弁プレート35は、金属製の薄板をプレス切断することにより、ほぼ円板状の閉止部36と、アーム部37,37と、連結部38,38および被取付部39とを一体的に板ばねとして形成したものである。閉止部36は、シート部26(図2)の外形とほぼ同一の形状で、流出口23aを開閉するものであり、つまりシート部26に着離するように形成されている。アーム部37,37は、閉止部36の外周部のほぼ半円を囲むように形成されている。アーム部37,37の一端部の各々は、連結部38,38を介して閉止部36にそれぞれ連結され、他端部の各々は、被取付部39により連結されている。被取付部39は、図2に示す取付部27に挿入されることにより、閉止部36を開閉可能に支持する部位であり、閉止部36に対して折曲されている。
この構成の逆止弁30により、図9に示すように、給油時に、給油管FPの燃料タンク用管接続体10を流れる燃料は、流入口23bに配置された格子部材16を通った後に、通路22aを流れて流出口23aに達すると、弁プレート35の閉止部36を押す。弁プレート35は、被取付部39で取付部27に取り付けられているから、被取付部39を支点として開いて、流出口23aを開いて燃料が流出する。
(3) 実施例の作用・効果
上記実施例の構成により、以下の効果を奏する。
(3)−1 図1において、給油口からインレットパイプIPの燃料通路FPaに供給された燃料は、格子部材16の間隙流路19を通じて、燃料タンク側の通路22aへ流れる。このとき、間隙流路19を通過する燃料の流れは、以下のように解析される。給油管FPは、水平方向に対して傾いて配策されているので、給油の初期に流れる燃料は、インレットパイプIPの下側の管壁に沿い、そして、主に格子部材16の外周下側の間隙流路19を通じて燃料タンク側へ流れる。図11に示すように、間隙流路19の第1ないし第3間隙流路19a〜19cは、中心軸より直角の面に投影した面積よりも大きな開口面積を有する傾斜開口であり、しかも、外周側の第1間隙流路19aが内周側の第2および第3間隙流路19b,19cよりも大きな流路面積としているから(図8参照)、インレットパイプIPの下側の内壁に沿った初期の大きな流量をスムーズに流せる。よって、インレットパイプIPの内管壁に沿った初期の流れの乱れが最小限に抑えられる。そして、燃料は、一定量まで増加して燃料通路FPaのほぼ全域にわたって流れたときには、その流速が大きいから、格子部材16で流れが乱れることなく、整流のままで速やかに通過する。したがって、格子部材16は、インレットパイプIPの内壁を沿って流れる給油初期の燃料で乱流を起こすことなく、その後に流れる燃料の流路抵抗の増大の要因にならず、給油作業に支障を招かない。
(3)−2 図12に示すように、格子部材16は、第2および第3仕切体17b,17cにより燃料通路の一部を仕切っており、第1ないし第4間隙流路19a〜19dを中心線CLと直角方向の面に投影した場合に、その間隙が盗用パイプの外径よりも狭くなっている。よって、盗用パイプSPを、給油口から燃料通路FPaへ挿入しても、盗用パイプSPは、直線形状を維持したまま、格子部材16からタンク側の通路22aへ挿入されない。また、間隙流路19の傾斜開口の間隙が、盗用パイプの直径よりも大きくても、傾斜開口から挿入されたときに可撓性のパイプが曲げられてしまい、それ以上、奥まで挿入されない。よって、盗用パイプSPの先端は、燃料タンク内の燃料液面に届かないから、盗用パイプSPを通じて、燃料タンクからの燃料を吸い出すことができず、燃料の盗難を防止することができる。
(3)−3 図11に示すように、仕切体17は、給油口側を頂角とする断面直角三角形に形成されているから、燃料の流路抵抗をさほど大きくすることなく、燃料を通過させる。しかも、仕切体17は、中心から外周側に向けた外表面を斜面とした断面直角三角形で形成されているから、斜面に当たった燃料は、斜面に沿って多く流れ、残りが、格子部材16の内側の流路に入る。よって、図13の格子部材GRに示すように、仕切体PMの外周側から中心に向けた面を斜面とした断面二等辺三角形とした形状と比べて、間隙流路Vpを通じて、中心側に燃料が集中することがない。よって、図12の実施例によれば、その流路に燃料が詰まった状態にならず、整流が維持され、流路抵抗が小さい。
燃料タンクシステムでは、給油装置FSは、燃料タンク、キャニスタを通じて、外気に通じているが、給油時における燃料供給を円滑にするために、全体の通気抵抗が所定の圧損値以下となる仕様になっている。本実施例では、格子部材16における流路抵抗を小さくできた分だけ、キャニスタ側で許容される圧損値を大きくとれ、よって、圧損が大きいけれども、大気への燃料蒸気の放出を低減できるキャニスタを用いることができる。
(3)−4 図5において、格子部材16は、中心線CLに対して頂角θをなしているが、この頂角θと流路抵抗との関係を調べたところ、頂角θは、45゜より小さいと、流路抵抗が小さくなることが分かった。しかし、格子部材16の頂角θが20゜より小さくなると、傾斜開口の面積が大きくなり、盗用パイプSPが斜めの角度で入りやすくなり、特に可撓性パイプの場合に、燃料の盗用を防止する作用が低下するから、20゜以上であることが好ましい。
(3)−5 格子部材16は、燃料の流路抵抗を大きくしないから、アルコール系の燃料タンクだけでなく、従来と同じ給油管FPの管径でガソリン用の燃料タンクにも適用することができ、汎用性が高い。
(4)他の実施例
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(4)−1 図14は第2実施例にかかる燃料タンク用管接続体10Bを示す半断面図である。本実施例は、燃料タンク用管接続体10Bの格子部材16Bの仕切体17Bの断面形状に特徴を有する。すなわち、第2仕切体17Bbは、外表面17Bb1と、内周壁17Bb2と、底面17Bb3とにより構成され、断面突形状としての一例である断面三角形である。第2仕切体17Bbの形状において、内周壁17Bb2が中心線CLと平行に形成されているから、仕切体17Bの内周側を通る燃料をスムーズに流すことができ、しかも、底面17Bb3が中心線CLに対して鉛直方向でタンク側に突出しているから、外表面17Bb1と底面17Bb3との角度が鈍角になり、第2仕切体17Bbに対する流体の剥離が少なくなる。よって、格子部材16Bを流れるときの流路抵抗を低減することができる。また、仕切体17Bの断面形状として、第1仕切体17Baに示すように外表面を湾曲した形状とすることで、流路抵抗を低減してもよい。なお、上記実施例では、仕切体の断面形状を断面三角形としたが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、断面多角形としてもよい。
図15は第3実施例にかかる燃料タンク用管接続体10Cを示す断面図である。本実施例は、格子部材16Cの取付位置に特徴を有する。すなわち、格子部材16Cは、燃料タンク用管接続体10Cの流入口側に配置されている。上述した第1実施例において、格子部材は、給油管のうち、燃料タンクの壁面と近い位置に設けたが、本実施例のように、インレットパイプIP側との接続箇所の付近における燃料タンク用管接続体10Cに設けても、同様な効果を奏する。
図16は第4実施例にかかる燃料タンク用管接続体10Dを示す断面図である。第4実施例は、格子部材16Dの三角錐の頂点を燃料タンク側に配置している。このように、格子部材の仕切体の配置は、流路抵抗や製造工程を考慮して種々の配置をとることができる。
図17は第5実施例にかかる燃料タンク用管接続体10Eを示す断面図である。本実施例は、仕切体17Eの形状に特徴を有する。すなわち、仕切体17Eは、通路形成部12Eの内周側に配置される第1仕切体17Eaが通路形成部12Eの内壁から離れた位置に配置され、その間を第1間隙流路19Eaとしている。この構成により、通路形成部12Eの内壁と通路形成部材22Eの内壁とが面一になるから、通路形成部12Eの内壁に沿って流れる燃料に対して流路抵抗を低減できる。
また、上記実施例では、格子部材16を燃料タンク用管接続体10に一体に形成しているが、これに限らず、通路形成部材22やインレットパイプIPなどに一体に形成するほか、別の部材で組み付ける構成であってもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料タンク用管接続体
10B…燃料タンク用管接続体
10C…燃料タンク用管接続体
10D…燃料タンク用管接続体
10E…燃料タンク用管接続体
12…通路形成部
12E…通路形成部
12a…通路部
12b…抜止拡張部
12c…フランジ
12d…溶着部
14…接続用溶着部
14a…外筒部
14b…フランジ
14c…溶着端
16…格子部材
16B…格子部材
16C…格子部材
16D…格子部材
17(17a,17b,17c,17d)…仕切体
17B…仕切体
17Bb1…外表面
17Bb2…内周壁
17Bb3…底面
17E…仕切体
17Ea…第1仕切体
18…支持部材
19(19a,19b,19c,19d)…間隙流路
19Ea…第1間隙流路
22…通路形成部材
22E…通路形成部材
22a…通路
23a…流出口
23b…流入口
24c…連結部
25…フランジ
26…シート部
27…取付部
30…逆止弁
35…弁プレート
36…閉止部
37…アーム部
38…連結部
39…被取付部
FC…燃料キャップ
FN…フィラーネック
FP…給油管
FPa…燃料通路
FS…給油装置
FT…燃料タンク
FTa…タンク開口
GR…格子部材
IP…インレットパイプ
La…間隔
PM…仕切体
SP…盗用パイプ
Vp…間隙流路

Claims (4)

  1. 給油口から注入された燃料を燃料タンクに供給するための給油管(FP)を有する給油装置において、
    上記給油管(FP)の燃料通路(FPa)に設けられた格子部材(16)を備え、
    上記格子部材(16)は、上記燃料通路(FPa)の中心線(CL)を中心とした同心円上に配置されかつ直径の異なる複数の環状の仕切体(17)と、該仕切体(17)を上記給油管(FP)の内壁に対して支持する支持部材(18)とを備え、上記給油管(FP)の内壁、上記仕切体(17)、上記支持部材(18)の間に形成される間隙を上記燃料通路の一部である複数の間隙流路(19)とし、
    上記各々の仕切体(17)の中心は、上記中心線(CL)上で、異なった位置に配置されている、ことを特徴とする給油装置。
  2. 請求項1に記載の給油装置において、
    上記仕切体(17)および上記支持部材(18)は、該仕切体(17)および支持部材(18)の全てと交差する円錐曲面を規定できる位置に配置されている給油装置。
  3. 請求項2に記載の給油装置において、
    上記仕切体(17)は、上記給油口側から燃料タンク側へ向けて断面積が増大する断面突形状に形成され、該仕切体(17)の外表面が上記円錐の曲面と一致するように形成されている給油装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の給油装置において、
    上記複数の間隙流路(19)は、複数同心円状に配置された所定幅の円弧形状に形成され、
    上記仕切体(17)は、上記複数の間隙流路(19)を上記中心線(CL)と直角の面に投影したときに、外周側の間隙流路(19)の流路面積は、内周側の間隙流路(19)の流路面積より大きくなるように形成されている給油装置。
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