JP2015071354A - フィラーパイプの入口部のエアフィルタ構造 - Google Patents

フィラーパイプの入口部のエアフィルタ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】フィラーパイプの入口部の付近に取付けのスペースを必要とせず、埃や水の進入を完全に防ぐことができるフィラーパイプの入口部のエアフィルタ構造を提供する。【解決手段】フィラーパイプ10の入口部に取付けたエアフィルタ構造において、フィラーパイプ10の入口部の外側に空気流通パイプの先端を取付け、空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端にエアフィルタ50を取付ける。エアフィルタ50は、円筒状のエアフィルタ本体51と、エアフィルタカバー部材57を設ける。エアフィルタカバー部材57とエアフィルタ本体51の間にエアフィルタ空気隙間58を設け、エアフィルタ空気隙間58とエアフィルタ空気流路59は屈曲して空気が流れるように形成するとともに、エアフィルタ空気流路59の入口に微細孔を有するエアフィルタ膜56を取付けた。【選択図】図2

Description

本発明は、車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部に取付けたエアフィルタ構造に関する。
図4に示すように、車体2に設けられた給油口3から自動車用の燃料タンク1へ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
また、燃料タンク1には、燃料タンク1内に発生した燃料蒸発ガスを外部に放出しないようにキャニスタ160が設けられて、フィラーパイプ110の入口部111に、キャニスタ160と連結して空気を供給する空気流通パイプ130の先端が取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
キャニスタ160は、燃料タンク1で発生した燃料蒸発ガスを吸着する吸着材、例えば活性炭等を内部に有している。燃料タンク1内の圧力が増加した場合には、燃料蒸発ガスを含んだ空気をキャニスタ160内の吸着材で吸着し、空気のみを空気流通パイプ130から車外に放出する。
エンジンの吸気負圧や燃料タンク1内の圧力が低下した場合には、車外から空気を取り込み、空気流通パイプ130を経由して、燃料蒸発ガスを吸着した吸着材にその空気を接触させるように、通過させて、燃料蒸発ガスを吸着材から取り除き、燃料タンク1やエンジンに送り、吸着材を再び活性化させる。
このとき、キャニスタ160に空気を送る空気流通パイプ130の先端には、埃や水等が空気流通パイプ130内に進入しないように、図5に示すように、エアフィルタ150が取付けられている。
このエアフィルタ150内には、フィルタ材として合成樹脂の発泡材151が収納されている。この発泡材151で、埃や水等を取り除くには、所定の大きさの発泡材151が必要となるため、図6に示すように、エアフィルタ150全体の大きさが大きくなり、フィラーパイプ110の入口部111の付近に、入口部111の下側半分を囲むようになり、その取付には大きなスペースが必要となっていた。
また、図5に示すように、エアフィルタ150の空気取り入れ口152は、フィラーパイプ110の入口部111とリテーナ120の注入口112の部分の外側に沿って平行に形成されているため、高圧洗浄等により、高圧水がフィラーパイプ110の入口部111に沿って進入してきた場合には、完全に高圧水の空気流通パイプ130への進入を防止できなかった。
特開2011−256760号公報
そこで本発明は、フィラーパイプ110の入口部111の付近に取付けのスペースを必要とせず、埃や水の進入を完全に防ぐことができるフィラーパイプの入口部のエアフィルタ構造を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部に取付けたエアフィルタ構造において、
フィラーパイプの入口部の外側にフィラーパイプ取付部材で空気流通パイプの先端を取付け、空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端にエアフィルタを取付け、
エアフィルタは、空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端の入口に取付けられ、中心にエアフィルタ空気流路を有する円筒状のエアフィルタ本体と、エアフィルタ空気流路の入口側にエアフィルタカバー部材を設け、エアフィルタカバー部材とエアフィルタ本体の間にエアフィルタ空気隙間を設け、エアフィルタ空気隙間とエアフィルタ空気流路は屈曲して空気が流れるように形成するとともに、エアフィルタ空気流路の入口に微細孔を有するエアフィルタ膜を取付けたことを特徴とするフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項1の本発明では、フィラーパイプの入口部の外側にフィラーパイプ取付部材で空気流通パイプの先端を取付け、空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端にエアフィルタを取付けたため、車体に開口した給油口付近で空気流通パイプに空気を流入させることができる。
エアフィルタは、空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端の入口に取付けられ、中心にエアフィルタ空気流路を有する円筒状のエアフィルタ本体と、エアフィルタ空気流路の入口側にエアフィルタカバー部材を設けた。このため、エアフィルタ空気流路を有する円筒状のエアフィルタ本体を空気流通パイプの先端の入口に取付けることにより、確実にエアフィルタ空気流路から空気を空気流通パイプに送ることができるとともに、エアフィルタカバー部材でエアフィルタ空気流路に直接空気や埃や雨水、洗車水が流入することを防止できる。
エアフィルタカバー部材とエアフィルタ本体の間にエアフィルタ空気隙間を設け、エアフィルタ空気隙間とエアフィルタ空気流路は屈曲して空気が流れるように形成した。このため、屈曲したエアフィルタ空気流路により、エアフィルタ空気流路に高圧の洗車水が直接流入することを防止できる。また、エアフィルタカバー部材により、フィルタ膜を保護することができる。
エアフィルタ空気流路の入口に微細孔を有するエアフィルタ膜を取付けたため、エアフィルタ膜で埃や水滴の通過を防止することができるとともに、薄いエアフィルタ膜によりフィルタの体積を小さくして、エアフィルタの全体の体積を低減させることができるため、エアフィルタの車体への搭載スペースを低減させて、スペース選択の自由度が向上し、車体への搭載が容易となった。
請求項2の本発明は、エアフィルタ膜の微細孔の大きさは、0.1〜20μmであるフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項2の本発明では、エアフィルタ膜の微細孔の大きさは、0.1〜20μmであるため、埃や水滴を確実に除去できるとともに、空気は容易に通過するため、エアフィルタ空気流路の空気の流通を妨げることがない。エアフィルタ膜の微細孔の大きさが0.1μm未満の場合には、エアフィルタ膜を通過する空気の抵抗が大きくなり、エアフィルタ空気流路の空気の流通を阻害する場合があり、フィルタ膜の微細孔の大きさが20μmを超える場合には、埃や水滴が通過する恐れがある。
請求項3の本発明は、エアフィルタは、フィラーパイプの入口部と同じ方向に取付けたフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項3の本発明では、エアフィルタは、フィラーパイプの入口部と同じ方向に取付けたため、車体に開口した給油口に向けて、エアフィルタを取付けることができ、スペースの低減とメンテナンスが容易となる。
請求項4の本発明は、エアフィルタは、フィラーパイプ又はフィラーパイプ取付部材の入口の内部に取付けられたフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項4の本発明では、エアフィルタは、フィラーパイプ又はフィラーパイプ取付部材の入口の内部に取付けられたため、エアフィルタの取付スペースが低減することができ、取付の自由度が向上する。
請求項5の本発明は、エアフィルタ膜は、多孔質の合成樹脂で形成されたフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項5の本発明では、エアフィルタ膜は、多孔質の合成樹脂で形成されたため、所定の微細孔を有するエアフィルタ膜の製造が容易であり、耐候性や耐油性に優れており、重量も低減することができる。
請求項6の本発明は、エアフィルタ空気隙間の外周をカバーするエアフィルタ外周部をフィラーパイプ取付部材に形成したフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項6の本発明では、エアフィルタ空気隙間の外周をカバーするエアフィルタ外周部をフィラーパイプ取付部材に形成したため、高圧の洗車水がエアフィルタ空気隙間から直接流入することを防止することができるとともに、エアフィルタを保護して、エアフィルタの損傷を防止できる。
請求項7の本発明は、空気流通パイプは、キャニスタと接続されたフィラーパイプのエアフィルタ構造である。
請求項7の本発明では、空気流通パイプは、キャニスタと接続されたため、空気流通パイプに取付けられたエアフィルタにより、キャニスタへ埃や水滴が流入することを防止することができる。
エアフィルタカバー部材とエアフィルタ本体の間にエアフィルタ空気隙間を設け、エアフィルタ空気隙間とエアフィルタ空気流路は屈曲して空気が流れるように形成したため、屈曲したエアフィルタ空気流路により、エアフィルタ空気流路に高圧の洗車水が流入することを防止できる。
エアフィルタ空気流路入口に微細孔を有するエアフィルタ膜を取付けたため、フィルタ膜で埃や水滴の通過を防止することができるとともに、薄いエアフィルタ膜によりフィルタの体積を小さくして、エアフィルタの全体の体積を低減させることができる。
本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの入口部にフィラーパイプ取付部材で空気流通パイプとエアフィルタを取付けた部分の断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプ取付部材の先端とエアフィルタの部分の拡大断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの先端とフィラーパイプ取付部材の先端を開口側から見た正面図である。 フィラーパイプ、キャニスタ、空気流通パイプ及びエアフィルタの構成図である。 従来のフィラーパイプ取付部材の先端とエアフィルタの部分の拡大断面図である。 従来のフィラーパイプの先端とフィラーパイプ取付部材の先端を開口側から見た正面図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10の入口部11に空気流通パイプ30とエアフィルタ50を取付けた、フィラーパイプ10のエアフィルタ50構造に関するものである。フィラーパイプ10は、合成樹脂又は金属で形成することができるが、本実施の形態では、金属で形成されたものを例にとり説明する。
本発明の実施の形態において、図4に示すように、フィラーパイプ10は、燃料タンク1と車体2の給油口3とを接続し、給油口3から燃料を燃料タンク1に流入させる。
キャニスタ60は、燃料タンク1と接続されるとともに、空気流通パイプ30と接続されている。
燃料の流入や内部温度の上昇等で、燃料タンク1の内圧が上昇すると、燃料蒸発ガスを含んだ空気がキャニスタ60に導入されて、キャニスタ60の吸着材で燃料蒸発ガスが吸着され、空気のみがエアフィルタ50を通過して、大気中に放出される。これにより、燃料蒸発ガスの大気中への放出が防止される。
エンジン(図示せず)の吸気負圧や、燃料の減少や内部温度の下降等で、燃料タンク1の内圧が下降すると、エアフィルタ50を通過して、空気流通パイプ30を通り、空気がキャニスタ60に導入されて、キャニスタ60の吸着材に吸着された燃料蒸発ガスが脱離され、エンジン内で燃料蒸発ガスが燃焼される。
このとき、空気流通パイプ30への埃や水滴の進入を防止するために、空気流通パイプ30の先端に取付けられたパイプ取付部材40に、エアフィルタ50が取付けられている。
図1〜図3に基づき、本発明の実施の形態であるフィラーパイプ10のエアフィルタ50構造について説明する。
図1に示すように、フィラーパイプ10の先端部分は、入口部11と入口部11の開口部である注入口12が形成されている。注入口12から入口部11の内部にリテーナ20が挿入されて、リテーナ注入口21が車体2の給油口3に開口している。リテーナ20の中央部は円筒状に形成されたリテーナ取付部22となり、リテーナ取付部22は,フィラーパイプ10の入口部11の内面に保持されて、リテーナ20を取付ける。リテーナ20の先端は、開口部が若干絞り込まれて、リテーナ先端部23となり、給油ガン(図示せず)の先端を保持する。
フィラーパイプ10の入口部11に、フィラーパイプ取付部材40により空気流通パイプ30が通付けられている。フィラーパイプ取付部材40は、フィラーパイプ10の入口部11とリテーナ20の外面に取付けられるフィラーパイプ取付部41と、後述するエアフィルタ50を取付けるフィルタ取付部46と、空気流通パイプ30を連結する空気流通パイプコネクタ31を取付けるコネクタ取付部45を有している。
フィラーパイプ取付部41は、図1と図3に示すように、フィラーパイプ取付部材40の本体の先端側の外面に、フィラーパイプ10の入口部11とリテーナ20の外面を覆うようにリング状に形成されて、フィラーパイプ10の入口部11とリテーナ20の全周を囲むように取付けられている。フィラーパイプ取付部41の内部にフィラーパイプ取付部突起部42がリブ状に設けられて、フィラーパイプ10とリテーナ20に当接している。
フィラーパイプ取付部材40の本体は、円筒状に形成され、上記のように、後端側はコネクタ取付部45を形成し、空気流通パイプコネクタ31の一方の先端が係合されている。空気流通パイプコネクタ31の他方の先端は、空気流通パイプ30の先端に挿入されて、空気流通パイプ30とフィラーパイプ取付部材40を接続している。なお、空気流通パイプコネクタ31を使用せずに、直接、空気流通パイプ30とフィラーパイプ取付部材40を接続することもできる。
図2に示すように、フィラーパイプ取付部材40の本体の先端側のフィルタ取付部46に、エアフィルタ50が取付けられている。フィルタ取付部46は、フィラーパイプ取付部材40の本体の中空状の内部の全周に亘りリブ状に突出して形成されている。フィルタ取付部46の入口側には、円周状にエアフィルタ50を取り囲むように、エアフィルタ外周部47が設けられている。
エアフィルタ外周部47がエアフィルタ50の外周を取り囲むことにより、高圧の洗車水が直接、エアフィルタ空気隙間58から流入することを防止することができるとともに、エアフィルタ50を外部からの衝撃から保護して、エアフィルタ50の損傷を防止できる。
次に、エアフィルタ50について説明する。エアフィルタ50は、空気流通パイプ30の先端の入口のフィルタ取付部46に取付けられ、中心にエアフィルタ空気流路59を有する円筒状のエアフィルタ本体51と、エアフィルタ空気流路59の入口側にエアフィルタカバー部材57を設けた。
空気流通パイプ30の先端がフィラーパイプ取付部材40の先端付近まで延設されている場合には、空気流通パイプ30の先端に直接エアフィルタ50を取り付けることができる。
エアフィルタ本体51の外周には、入口側にエアフィルタ前係止突部52と、内側にエアフィルタ後係止突部53を形成した。エアフィルタ前係止突部52とエアフィルタ後係止突部53の間のエアフィルタ係止凹部54に、フィラーパイプ取付部材40のフィルタ取付部46を係合して、フィルタ取付部46とエアフィルタ前係止突部52の間にエアフィルタシールリング55を嵌め込んでいる。
この様にして、エアフィルタ本体51を確実にフィラーパイプ取付部材40に取付けることができる。また、エアフィルタ本体51のガタつきを防止して、エアフィルタシールリング55によりエアフィルタ本体51とフィラーパイプ取付部材40との間を確実にシールすることができ、埃や水滴等が進入することを防止できる。
エアフィルタ50は、フィラーパイプ取付部材40の中空状に形成された入口の内部に形成されたフィルタ取付部46に取付けられたため、エアフィルタ50は完全にフィラーパイプ取付部材40の内部に収容されており、エアフィルタ50の取付スペースを低減させることができ、取付の自由度が向上する。
エアフィルタ空気流路59の入口に、微細孔を有するエアフィルタ膜56を取付けている。エアフィルタ膜56によりエアフィルタ空気流路59への埃や水滴の侵入を防止することができる。
なお、エアフィルタ50のエアフィルタ本体51は、フィラーパイプ10の入口部11の開口方向と同じ方向に取付けたため、車体2に開口した給油口3に向けて、エアフィルタ50を取付けることができ、スペースの低減とメンテナンスが容易となる。
エアフィルタ膜56の微細孔の大きさは、0.1〜20μmであることが好ましい。この場合には、エアフィルタ膜56により、埃や水滴を確実に除去できるとともに、空気は容易に通過するため、エアフィルタ空気流路59からキャニスタ60への空気の流通を妨げることがない。
エアフィルタ膜56の微細孔の大きさが0.1μm未満の場合には、エアフィルタ膜56を通過する空気の抵抗が大きくなり、エアフィルタ空気流路59からキャニスタ60への空気の流通を阻害する場合があり、エアフィルタ膜56の微細孔の大きさが20μmを超える場合には、埃や水滴が通過してキャニスタ60へ到達する恐れがある。
エアフィルタ膜56は、多孔質の合成樹脂で形成されることが好ましい。この場合には、微細孔の大きさが0.1〜20μmを有するエアフィルタ膜56を、合成樹脂を発泡させることにより製造させることが容易であり、耐候性や耐油性に優れており、重量も低減することができる。なお、エアフィルタ膜56を合成樹脂以外でも、多孔質のセラミックス、或いは、多孔質の金属膜等で形成することもできる。
微細孔を有するエアフィルタ膜56を使用したため、従来エアフィルタをスポンジ材で形成した場合と比べて、薄いエアフィルタ膜56によりフィルタの体積を小さくして、エアフィルタ50の全体の体積を低減させることができるため、エアフィルタ50を車体2へ搭載するときの必要スペースを低減させて、車体2におけるスペースの選択の自由度が向上し、車体2への搭載が容易となった。
エアフィルタ本体51にエアフィルタカバー部材57を取付けている。エアフィルタカバー部材57は、円盤状に形成され、エアフィルタ空気流路59の入口とエアフィルタ膜56を覆うように取付けられている。エアフィルタカバー部材57の側端から延設されたエアフィルタカバー部材脚部57aにより、エアフィルタカバー部材57は、エアフィルタ前係止突部52に係合されている。
エアフィルタカバー部材57の側端とエアフィルタ本体51のエアフィルタ前係止突部52の間にエアフィルタ空気隙間58が設けられている。エアフィルタ空気隙間58は、エアフィルタ空気流路59の軸方向とは直角に開口しているため、空気は、エアフィルタ空気隙間58からエアフィルタ空気流路59まで、屈曲して流れるように形成されている。
このため、屈曲したエアフィルタ空気隙間58とエアフィルタ空気流路59により、エアフィルタ空気流路59に高圧の洗車水が直接流入することを防止できる。また、エアフィルタカバー部材57により、エアフィルタ膜56を保護することができる。
10 フィラーパイプ
30 空気流通パイプ
40 フィラーパイプ取付部材
50 エアフィルタ
51 エアフィルタ本体
56 エアフィルタ膜
57 エアフィルタカバー部材
59 エアフィルタ空気流路

Claims (7)

  1. 車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部に取付けたエアフィルタ構造において、
    上記フィラーパイプの入口部の外側にフィラーパイプ取付部材で空気流通パイプの先端を取付け、該空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端にエアフィルタを取付け、
    該エアフィルタは、上記空気流通パイプ又はフィラーパイプ取付部材の先端の入口に取付けられ、中心にエアフィルタ空気流路を有する円筒状のエアフィルタ本体と、該エアフィルタ空気流路の入口側にエアフィルタカバー部材を設け、該エアフィルタカバー部材と上記エアフィルタ本体の間にエアフィルタ空気隙間を設け、該エアフィルタ空気隙間と上記エアフィルタ空気流路は屈曲して空気が流れるように形成するとともに、上記エアフィルタ空気流路の入口に微細孔を有するエアフィルタ膜を取付けたことを特徴とするフィラーパイプのエアフィルタ構造。
  2. 上記エアフィルタ膜の微細孔の大きさは、0.1〜20μmである請求項1に記載のフィラーパイプのエアフィルタ構造。
  3. 上記エアフィルタは、上記フィラーパイプの入口部と同じ方向に取付けた請求項1又は請求項2に記載のフィラーパイプのエアフィルタ構造。
  4. 上記エアフィルタは、上記フィラーパイプ又はフィラーパイプ取付部材の入口の内部に取付けられた請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプのエアフィルタ構造。
  5. 上記エアフィルタ膜は、多孔質の合成樹脂で形成された請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィラーパイプのエアフィルタ構造。
  6. 上記エアフィルタ空気隙間の外周をカバーするエアフィルタ外周部を上記フィラーパイプ取付部材に形成した請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィラーパイプのエアフィルタ構造。
  7. 上記空気流通パイプは、キャニスタと接続された請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のフィラーパイプのエアフィルタ構造。
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