JP5724751B2 - 燃料タンクの気液分離装置 - Google Patents

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本発明は、自動二輪車などの車両に用いられる燃料タンクの気液分離装置に関する。
燃料タンク内には気液分離装置が設置され、気液分離装置本体にて液体燃料から分離された気体燃料がブリーザ管を経て燃料タンク外へ流出することで、気温の変化により生ずる燃料タンク内の圧力の変動(上昇)が防止される。
特許文献1には、燃料注入用口金の周囲に配置されて燃料タンク内の気相領域に連通する連通孔を備えた中空構造の円環体(気液分離装置本体)と、この円環体に挿入されて開口端が前記円環体の中空内部に位置づけられたブリーザ管と、を有して構成された燃料タンクの気液分離装置が開示されている。
特開平5−16856号公報
特許文献1に記載の気液分離装置では、円環体に形成された2つの連通孔のうち、1つの連通孔は円環体の下面に形成されて、燃料タンク内の液体燃料の液面に正対している。このため、自動二輪車などの車両の走行中に燃料タンク内で波立った液体燃料の飛沫が、前記下向きの連通孔に直接飛来して、中空構造の円環体内に多量に流入することがあり、この場合には液体燃料がブリーザ管まで到達する恐れがある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、燃料タンクの燃料収容容量を増大できると共に、ブリーザ管への液体燃料の流入を確実に防止できる燃料タンクの気液分離装置を提供することにある。
本発明は、燃料タンクの内部に設置され、前記燃料タンク内の気体燃料を液体燃料と分離して前記燃料タンク外へ流出させる燃料タンクの気液分離装置において、前記燃料タンクの内部上方に設置された燃料注入用口金にブラケットを介して取り付けられ、中空形状に構成されて、前記燃料タンク内の気相領域と連通する連通孔が形成された気液分離装置本体と、この気液分離装置本体内に開口端が位置づけられると共に前記燃料タンク外へ延出されるブリーザ管とを有し、前記連通孔が前記気液分離装置本体の底板のみに設けられ、この底板の下方に、前記連通孔を覆うようにして前記ブラケットから一体に延出して形成された遮蔽部材が配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、気液分離装置本体の底板の下方に、この底板のみに設けられた連通孔を覆うようにして遮蔽部材が配置されたので、この遮蔽部材によって、燃料タンク内の液体燃料の飛沫が連通孔に飛来することを防止できる。この結果、燃料タンクの燃料満杯時における液体燃料の最高液面と気液分離装置本体との水頭差を小さくすることが可能になり、その分、燃料タンクの燃料収容容量を増大できると共に、ブリーザ管への液体燃料の流入を確実に防止できる。
本発明に係る燃料タンクの気液分離装置における一実施形態が適用された自動二輪車用燃料タンクを一部破断して示す右側面図。 図1の気液分離装置を示す正面図。 図1の気液分離装置を示す右側面図。 図3のIV矢視図。 図2のV−V線に沿う断面図。 図3のVI−VI線に沿う断面図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る燃料タンクの気液分離装置における一実施形態が適用された自動二輪車用燃料タンクを一部破断して示す右側面図である。
この図1に示す燃料タンク10は、タンク外板11にタンク底板12が接合されて構成される。タンク外板11は、自動二輪車のヘッドパイプ(不図示)を上方から左右両側にかけて覆うような横断面形状に成形されている。このタンク外板11の下部開口がタンク底板12によって密閉される。このように構成された燃料タンク10は、前部及び後部に突設されたタンク取付ブラケット13を用いて車体フレームに取り付けられる。
タンク外板11の内部上方には、図2及び図3に示す燃料注入用口金14が設置されている。つまり、タンク外板11の頂部に設けられた開口15に燃料注入用口金14が嵌合され、この燃料注入用口金14は、タンク外板11の頂部に溶接等により固着される。
燃料注入用口金14は、図3、図4及び図6に示すように、大径の皿状部材14Aと、この皿状部材14Aの底部14Bの中央に、この底部14Bを貫通して突設された比較的小径の円筒部分14Cとを有して構成される。皿状部分14Aの上縁が燃料タンク10のタンク外板11の開口15周囲部分に固着される。この開口15は、通常、図示しないキャップにより閉塞されるが、このキャップを取り外して開口15を開いた状態で、図示しない燃料供給ノズルを燃料注入用口金14の円筒部分14Cに差し込み、このノズルから燃料タンク10内に燃料が注入される。
燃料タンク10内に燃料が注入され満杯になったときの液体燃料の最高液面Tは、図1に示すように、燃料注入用口金14の円筒部分14Cによって規定され、この円筒部分14Cの下端部17と一致する。また、燃料タンク10内では、液体燃料の上記最高液面Tを含む液面の上方領域は、気体燃料が充満する気相領域19になっている。
図4及び図6に示すように、燃料注入用口金14の底部14Bには、その最も低い部分にオーバーフローパイプ16の上開口端が接続されている。このオーバーフローパイプ16は、図1及び図3に示すように、燃料タンク10内を下方へ延び、燃料タンク10のタンク底板12を貫通して燃料タンク10外に開口する。前記燃料注入用ノズルを用いた燃料注入時に燃料が、燃料注入用口金14の円筒部分14Cの上縁18(図6)を超えて注入されることがあっても、この上縁18を越えた燃料は底部14Bに流れ、オーバーフローパイプ16を経て燃料タンク10外へ排出される。
さて、図1に示すように、上述のように構成された燃料タンク10の内部に気液分離装置20が設置される。この気液分離装置20は、燃料タンク10内の気体燃料を液体燃料と分離して燃料タンク10外へ流出する。気液分離装置20は、具体的には、気体燃料と液体燃料を分離する気液分離装置本体21と、この気液分離装置本体21にて分離された気体燃料を燃料タンク10外へ流出させるブリーザ管22と、後述の遮蔽部材23と、を有して構成される。
前記気液分離装置本体21は、図2〜図4に示すように、燃料注入用口金14の底部14Bにブラケット24を介して、燃料注入用口金14の外側近傍に取り付けられる。この気液分離装置本体21は、図5に示すように、有蓋円筒形状のケーシング25の下部開口が底板26で閉塞されて中空形状に構成される。この底板26の直径方向対向位置に、連通孔27が複数個(本実施形態では2個)形成されている。この連通孔27が、燃料タンク10の気相領域19と気液分離装置本体21の内部空間28とを連通する。
ブリーザ管22は、気液分離装置本体21の底板26を貫通して気液分離装置本体21の内部空間28に至り、その開口端30が内部空間28内に位置づけられる。ブリーザ管22は、図1〜図3に示すように、気液分離装置本体21の底板26から燃料タンク10内を、オーバーフローパイプ16に隣接して下方へ延び、燃料タンク10のタンク底板12を貫通して燃料タンク10外へ延出され、共に図示しないキャニスタを経てエンジンの吸気系に接続される。
前記気液分離装置本体21では、底板26にのみ前記連通孔27が形成されるが、この連通孔27から液体燃料混じりの気体燃料が気液分離装置本体21の内部空間28内に流入する。流入した液体燃料は、内部空間28内で気体燃料と分離され、連通孔27を経て燃料タンク10内へ戻される。液体燃料が分離された気体燃料は、ブリーザ管22の開口端30を通ってブリーザ管22内へ流入し、燃料タンク10外のキャニスタへ流出される。このように、ブリーザ管22により燃料タンク10内の気体燃料が燃料タンク10外へ流出することで、気温の変化に伴う燃料タンク10内の圧力の変動、特に上昇が防止される。
前記遮蔽部材23は、図5に示すように、気液分離装置本体21における底板26の下方に、連通孔27を下側から覆うように配置される。具体的には、この遮蔽部材23は、図6に示すように、気液分離装置本体21を燃料注入用口金14に取り付けるための前記ブラケット24から、気液分離装置本体21の下方へ延出して一体に形成される。液体燃料の飛沫は、遮蔽部材23により遮られて、気液分離装置本体21の連通孔27に飛来することが防止される。
更に、遮蔽部材23は、図3に示すように、燃料タンク10の燃料満杯時における液体燃料の最高液面Tを規定する、燃料注入用口金14における円筒部分14Cの下端部17よりも寸法Lだけ上方に配置される。これにより、最高液面Tからの液体燃料の飛沫が気液分離装置本体21の連通孔27へ飛来することが防止される。また、図3及び図6に示すように、遮蔽部材23にはブリーザ管22の上部が挿通されて、遮蔽部材23がこのブリーザ管22を遊嵌状態で支持する。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)気液分離装置本体21の底板26の下方に、この底板26のみに設けられた連通孔27を下側から覆うようにして遮蔽部材23が配置されたので、この遮蔽部材23によって、燃料タンク10内の液体燃料の飛沫が連通孔27に飛来することを防止できる。この結果、燃料タンク10の燃料満杯時における液体燃料の最高液面Tと燃料分離装置本体21の水頭差H(図2、図3)を小さくすることが可能になり、その分、燃料タンク10の燃料収容容量を増大できると共に、ブリーザ管22への液体燃料の流入を確実に防止できる。
(2)遮蔽部材23が、燃料注入用口金14の円筒部分14Cにおける下端部17よりも寸法Lだけ上方に配置されたので、燃料タンク10の燃料満杯時における最高液面Tからの液体燃料の飛沫が、気液分離装置本体21の連通孔27へ飛来することを確実に防止できる。
(3)遮蔽部材23は、気液分離装置本体21を燃料注入用口金14に取り付けるためのブラケット24に一体に形成されたので、遮蔽部材23の存在によっても部品点数の増加を防止でき、コストの上昇を抑制できる。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
10 燃料タンク
14 燃料注入用口金
17 下端部
19 気相領域
20 気液分離装置
21 気液分離装置本体
22 ブリーザ管
23 遮蔽部材
24 ブラケット
26 底板
27 連通孔
28 内部空間
30 開口端
T 最高液面

Claims (3)

  1. 燃料タンクの内部に設置され、前記燃料タンク内の気体燃料を液体燃料と分離して前記燃料タンク外へ流出させる燃料タンクの気液分離装置において、
    前記燃料タンクの内部上方に設置された燃料注入用口金にブラケットを介して取り付けられ、中空形状に構成されて、前記燃料タンク内の気相領域と連通する連通孔が形成された気液分離装置本体と、
    この気液分離装置本体内に開口端が位置づけられると共に前記燃料タンク外へ延出されるブリーザ管とを有し、
    前記連通孔が前記気液分離装置本体の底板のみに設けられ、この底板の下方に、前記連通孔を覆うようにして前記ブラケットから一体に延出して形成された遮蔽部材が配置されたことを特徴とする燃料タンクの気液分離装置。
  2. 前記ブラケットに形成された遮蔽部材にブリーザ管が遊嵌して支持されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクの気液分離装置。
  3. 前記遮蔽部材は、燃料注入用口金の下端部よりも上方に位置づけられて配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料タンクの気液分離装置。
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