JP5963737B2 - 燃料タンクシステム - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、燃料を貯留する燃料タンクと、燃料タンクに設けられる挿入口に挿入され、燃料タンクの外部に燃料を送り出す燃料ポンプモジュールとを備える燃料タンクシステムに関する。
燃料タンク内に貯留された燃料を内燃機関に供給するために、燃料を送り出す燃料ポンプが用いられている。このような燃料ポンプを有する燃料ポンプモジュールが、燃料タンクに取り付けられた技術として、例えば、特許文献1が知られている。
この特許文献1に示される燃料タンクシステムは、燃料タンクの上面に挿入口を設け、燃料を溜めるリザーバと燃料ポンプとを有する燃料ポンプモジュールを、挿入口から燃料タンク内に挿入したものである。燃料ポンプモジュールは、リザーバ内に燃料ポンプが設けられ、リザーバから上方に延びた支柱をフランジ部に接続されている。フランジ部の外径は挿入口の径よりも大きく設定されており、フランジ部を挿入口に当接させて、さらにフランジ部を覆うロックナットによって、フランジ部を挿入口に固定する。
しかし、リザーバ内に燃料ポンプを入れるため、リザーバの外径は比較的大きく、このリザーバを挿入口に通すため、挿入口の径はさらに大きくする必要がある。また、フランジ部を覆うロックナットを締結するため、燃料タンクの挿入口付近には、ロックナットを締結する分の高さ及び肉厚を有する大きいおねじ部を形成する。このため、燃料タンクの成形が複雑になる上に、燃料タンクの容量を削っておねじ部のスペースを確保する必要がある。
特開2011−5950公報
本発明は、燃料タンクにおける燃料ポンプの取付部を簡易且つ小型化し、燃料タンクの容量を大きくすることができる燃料タンクシステムを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、燃料タンクの底部に燃料を溜めるリザーバを備え、このリザーバ内に燃料ポンプを配置する燃料タンクシステムにおいて、前記リザーバは、前記燃料ポンプとは別体で前記燃料タンクに設けられ、前記燃料タンクには、前記燃料ポンプを内部に挿入するための挿入口が形成され、この挿入口の径は、前記リザーバの外形よりも小さく、前記挿入口には、前記燃料ポンプを支持するブラケットが設けられ、前記燃料ポンプは、前記ブラケットによって前記リザーバ内に配置され、前記燃料タンクの前記挿入口の外側には、筒状部材が設けられ、前記ブラケットの基端側は、環状に形成されるとともに、この環状部分の外側に設けられたシール部材と、前記環状部分の端部を塞ぐポンプフランジとを有し、前記筒状部材又は前記ポンプフランジの一方には、前記筒状部材又は前記ポンプフランジの他方に係止するための爪部が設けられ、前記筒状部材又は前記ポンプフランジの他方には、前記爪部を掛け止めるための掛け止め部が設けられ、前記ブラケットを前記挿入口に押し込むことにより、前記ブラケットと前記筒状部材との間がシールされるとともに、前記ブラケットが前記筒状部材に係止されることを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、リザーバは、燃料タンクに一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、リザーバは、底部の中央に配置され、挿入口は、底部の中央に配置されたリザーバの直上に位置していることを特徴とする。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、燃料タンクは、この燃料タンク内の燃料の流出を防止するためのベントバルブを有し、このベントバルブは、ブラケットと一体であることを特徴とする。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、燃料タンクは、底部の周縁から立ち上がる側面部を有し、挿入口は、側面部に形成され、燃料ポンプは、ブラケットに支持されるとともに、側面部に形成された挿入口からリザーバに斜め上から挿入されていることを特徴とする。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、筒状部材は、筒形状を成す筒本体部を有し、この筒本体部の先端面に爪部が設けられ、掛け止め部は、ポンプフランジに設けられた引っ掛け孔であることを特徴とする。
請求項7に記載のごとく、好ましくは、燃料タンクは、底部の周縁から立ち上がる側面部を有し、燃料ポンプには、燃料を外部に導く燃料配管が接続され、この燃料配管は、側面部から外部に配策されていることを特徴とする。
請求項8に記載のごとく、好ましくは、筒状部材又はポンプフランジに、フィラーパイプ、ベントチューブのジョイントが一体に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、リザーバは、燃料ポンプとは別体であり、先付けで燃料タンクに設けられる。燃料タンクには、燃料ポンプを内部に挿入するための挿入口が形成され、この挿入口の径は、リザーバの外形よりも小さく形成されている。リザーバは、燃料ポンプモジュールとは別体であり、リザーバを挿入させる大きな径の開口を形成する必要がなく、挿入口の径を燃料ポンプを挿入できるだけの小さな径にすることができる。結果、燃料タンクにおける燃料ポンプの取付部を小型化し、燃料タンクの容量を大きくすることができる。
また、挿入口には、燃料ポンプを支持するブラケットが設けられ、燃料ポンプは、ブラケットによってリザーバ内に配置されている。ブラケットは、リザーバを支持せずに燃料ポンプのみを支持すればよいので形状が簡易であり、挿入口にはブラケットを取り付けるだけであるので、取付部も簡易化することができる。
又本発明では、燃料タンクの挿入口の外側には、軸方向の長さが短い筒状部材が設けられ、ブラケットの基端側は、環状に形成され、この環状部分には、端部を塞ぐとともに挿入口にブラケットを取り付けるためのポンプフランジが設けられる。筒状部材又はポンプフランジの一方には、筒状部材又はポンプフランジの他方に係止するための爪部が設けられ、筒状部材又はポンプフランジの他方には、爪部を掛け止めるための掛け止め部が設けられるので、ポンプフランジを筒状部材に押しつけるだけのワンタッチで、燃料ポンプモジュールを燃料タンクに結合することができる。また、ブラケットの環状部分の外側には、ブラケットを挿入口に押し込むことで、筒本体部とブラケットとの間をシールするシール部材が設けられているので、ブラケットを挿入口に押し込むだけで、シールすることができる。
請求項2に係る発明では、リザーバは、予め燃料タンクに一体的に形成されているので、燃料タンクの挿入口の大きさは、リザーバの大きさを考慮する必要がなく、小さな径に設定することができる。
請求項3に係る発明では、リザーバは、底部の中央に配置されているので、リザーバに燃料を溜めることが容易にできる。また、挿入口は、底部の中央に配置されたリザーバの直上に位置しているので、燃料ポンプモジュールを上方に真っ直ぐ抜くだけで、燃料ポンプを取り出すことができ、燃料ポンプのメンテナンスを容易にできる。
請求項4に係る発明では、燃料タンクは、この燃料タンク内の燃料の流出を防止するためのベントバルブを有し、このベントバルブは、ブラケットと一体である。ベントバルブをブラケットと一体にすることで、挿入口部分にベントバルブを配置することができ、別途ベントバルブの取付スペースを設けて燃料タンクの容量を削る場合に比較して、燃料タンクの容量を大きくすることができる。
請求項5に係る発明では、燃料タンクは、底部の周縁から立ち上がる側面部を有し、挿入口は、側面部に形成されている。燃料ポンプは、ブラケットに支持されるとともに、側面部に形成された挿入口からリザーバに斜め上から挿入されているので、燃料タンクの上部を有効に活用し燃料タンクの容量を大きくすることができる。
請求項6に係る発明では、筒状部材は、筒形状を成す筒本体部を有し、この筒本体部の先端面に爪部が設けられ、掛け止め部は、ポンプフランジに設けられた引っ掛け孔である。ポンプフランジを筒状部材に押しつけるだけのワンタッチで、燃料ポンプモジュールを燃料タンクに結合するとともに、筒状部材とブラケットの間をシールすることを、簡単な構成で実現することができる。
請求項7に係る発明では、燃料タンクは、底部の周縁から立ち上がる側面部を有し、燃料ポンプには、燃料を外部に導く燃料配管が接続されている。燃料配管は、側面部から外部に配策されているので、燃料タンクの上部に燃料配管を配策する必要がなく、燃料タンクの上部を有効に活用して燃料タンクの容量を大きくすることができる。
請求項8に係る発明では、筒状部材又はポンプフランジに、フィラーパイプ、ベントチューブのジョイントが一体に設けられているので、部品点数を削減することができる。
本発明に係る燃料タンクを車両に取り付けた状態の断面図である。 図1の2矢視図である。 図2の3−3線断面図である。 図1の別態様の燃料タンクを車両に取り付けた状態の断面図である。 図4に示された燃料ポンプモジュールの拡大図である。 図3に示されたポンプフランジの端部に掛け止め部を設けた態様の要部断面図である。 図3に示されたポンプフランジの端部に爪部を設けた態様の要部断面図である。 図3に示された筒状部材に引っ掛け孔を設けた態様の要部断面図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、Upは上側、Dwは下側を示す。
実施例に係る燃料タンクシステムについて説明する。図1に示されるように、燃料タンクシステム10は、フロアパネル11の下方に配置され燃料を貯留する燃料タンク20と、この燃料タンク20内に配置されている燃料ポンプモジュール30と、燃料タンク20の上部21に設けられているベントバルブ40と、燃料タンク20の底部22に一体的に設けられているリザーバ50を有する。
燃料ポンプモジュール30は、燃料タンク20内の燃料を外部に送り出すためのものである。ベントバルブ40は、燃料タンク内の気化燃料をキャニスタ等に流出させるとともに、燃料が所定液面位置になったときに燃料の流出を規制する燃料遮断弁である。リザーバ50は、燃料タンク20の底部22に燃料を溜めるためのものである。
フロアパネル11は、車体フレーム12,12に支持されている。燃料タンク20は、フロアパネル11又は車体フレーム12にタンクバンド13,13によって支持されている。
燃料タンク20は、樹脂製であり、ブロー成形によって成形されている。また、リザーバ50は、予めリザーバ50を入れてブロー成形する技術によって、燃料タンク20のブロー成形時に燃料タンク20内に固定する。なお、リザーバ50は、燃料タンク50の成形時に、燃料タンク50と一体でリザーバ50の形状を成形しても差し支えない。
燃料ポンプモジュール30は、取付部としてのポンプフランジ31と、このポンプフランジ31から燃料タンク20に延びているブラケット32と、このブラケット32の先端部に支持され燃料を送り出す燃料ポンプ33と、この燃料ポンプ33に設けられリザーバ50に溜められた燃料を吸い込むストレーナ34と、燃料ポンプ33に接続され燃料を外部に導く燃料配管35とからなる。
燃料タンク20は、底部22の周縁から立ち上がる側面部23を有する。燃料ポンプモジュール30は、側面部23に形成された挿入口24に挿入されている。挿入口24から燃料タンク20内に延びるブラケット32に支持されることによって、燃料ポンプ33は、リザーバ50内に斜め上から挿入されている。
燃料タンク20の上面に燃料ポンプ33の配管及び継手がないので、燃料タンク20上方のスペースを有効に使用することができる。結果、同等のスペースであっても、燃料タンク20の容量を大きくすることができる。
図2に示されるように、ポンプモジュール30は、燃料タンク20の側面部23に配置されている。このため、燃料ポンプモジュール30を車両側方から着脱することができ、燃料ポンプ33(図1参照。)のメンテナンスを容易に行うことができる。この場合、フロアパネル11(図1参照。)にメンテナンスリッドを設ける必要がなく、フロアパネル11の製造コストを低減できるとともに、フロアパネル11の設計自由度を向上させることができる。
図3に示されるように、燃料タンク20の挿入口24には、軸方向の長さが短い筒状部材25が溶着されている。筒状部材25は、筒形状を成す筒本体部25aと、この筒本体部25aの先端面に設けられる2つの爪部25b,25bと、筒本体部25aの外周に設けられる段部25cとからなる。
また、燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31に設けられ爪部25b、25bが掛けられる掛け止め部31a,31a(以下、引っ掛け孔31a,31aという。)と、ブラケット32基端側の環状部分に設けられシール部材36が嵌められる溝32aとを有する。燃料ポンプモジュール30は、燃料タンク20に溶着した筒状部材25に、シール部材36でシールしつつ固定される。
燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31を押し込むことで爪部25b,25bが引っ掛け孔31a,31aに引っ掛かり、ワンタッチで燃料タンク20に結合することができる。ポンプフランジ31は、段部25cに当接することによって、位置決めされる。このように、燃料ポンプモジュール30は、簡単に燃料タンク20に取り付けることができ、燃料ポンプモジュール30の組み付け工数を短縮することができる。メンテナンス時の専用工具も不要であり、燃料ポンプモジュール30のメンテナンスを容易に行うことができる。
燃料ポンプモジュール30の取付部分は、燃料タンク20に、燃料ポンプ33(図1参照。)が通過する小さな挿入口24を設けて、簡単な形状の筒状部材25を溶着するだけであるので、燃料タンク20及び燃料ポンプモジュール30の成形に使用する金型も簡単であり、製造コストの低減を図ることができる。リザーバ50(図1参照。)は別体であるので、ポンプフランジ31を小さくすることができ、燃料ポンプモジュール30の取付部分に必要な寸法も必要最低限にすることができ、燃料タンク20周辺のスペースを有効に使用することができる。結果、同等のスペースであっても、燃料タンク20の容量を大きくすることができる。
次に、本発明の図1に示した燃料タンクシステム10の別態様を図面に基づいて説明する。なお、図1に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。図4に示されるように、リザーバ50は、燃料タンク20の底部22の中央に配置されている。ベントパルブ40には、ベントフランジ41が設けられている。なお、ベントフランジ41の構造は、図3に示したポンプフランジ31の構造と同様である。また、ベントバルブ40を取り付ける挿入口24には、図3に示した筒状部材が設けられている。すなわち、ベントフランジ41は簡易であり、ワンタッチでベントバルブ40を燃料タンク20に取り付けることができる。
ベントバルブ40には、下方に延びるブラケット32が一体に設けられており、ブラケット32の下端には、燃料ポンプ33が設けられている。燃料ポンプ33には、燃料配管35が接続されており、この燃料配管35は、燃料タンク20の側面部23に取り付けられたポンプフランジ31を介して外部に配策されている。
図5に示されるように、燃料ポンプモジュール30は、ベントバルブ40のベントフランジ41に、下方に延びるようにブラケット32が設けられ、ブラケット32の下端に締結部材37によって、燃料ポンプ33が締結されている。
ベントバルブ40は、ベントフランジ41と、このベントフランジ41の下面に設けられる筒状の本体部42と、この本体部42の下端を塞ぐように設けられる蓋体43と、本体部42内に昇降自在に設けられるフロート44と、蓋体43の上面に設けられフロート44を上方に付勢する弾性部材45と、ベントフランジ41に連通するように設けられる連通管46とを有する。蓋体43には燃料タンク20内に連通する連通孔43aが設けられ、フロート44の上面には弁体44aが設けられ、連通管46の下端には弁座46aが設けられている。
燃料タンク20内の燃料の液面が上昇すると、連通孔43aから燃料が本体部42内に流入し、フロート44が上昇する。結果、弁体44aが弁座46aに当接して、燃料の外部への流出が遮断される。
ベントバルブ40の外径は、燃料ポンプ33の外径よりも小さい。すなわち、挿入口24の径は、リザーバ50(図4参照。)の外径よりも小さくすることができる。結果、燃料ポンプモジュール30の取付部を小型化することができ、燃料タンク20上部のスペースを有効に利用することができる。
次に、本発明の図3に示した筒状部材25及びポンプフランジ31の別態様を図面に基づいて説明する。なお、図3に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。図6に示されるように、燃料タンク20の挿入口24には、軸方向の長さが短い筒状部材25が溶着されている。筒状部材25は、筒形状を成す筒本体部25aと、この筒本体部25aの先端部に設けられ、挿入口24の外方に向けて傾斜面25d,25dが向かい合うように配置された2つの爪部25b,25bとからなる。
また、燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31に設けられ爪部25b、25bが掛けられる掛け止め部31a,31aと、ブラケット32基端側の環状部分に設けられシール部材36が嵌められる溝32aとを有する。燃料ポンプモジュール30は、燃料タンク20に溶着した筒状部材25に、シール部材36でシールしつつ固定される。
燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31を押し込むことで爪部25b,25bの傾斜面25d,25dにガイドされ、掛け止め部31a,31aに引っ掛かり、ワンタッチで燃料タンク20に結合することができる。
次に、本発明の図3に示した筒状部材25及びポンプフランジ31の別態様を図面に基づいて説明する。なお、図3に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。図7に示されるように、燃料タンク20の挿入口24には、軸方向の長さが短い筒状部材25が溶着されている。筒状部材25は、筒形状を成す筒本体部25aと、この筒本体部25aの先端部に設けられ、外側に折れ曲がった掛け止め部26,26とからなる。
また、燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31の外端に設けられ掛け止め部26,26に係止される爪部38、38と、ブラケット32基端側の環状部分に設けられシール部材36が嵌められる溝32aとを有する。燃料ポンプモジュール30は、燃料タンク20に溶着した筒状部材25に、シール部材36でシールしつつ固定される。
燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31を押し込むことで爪部38,38が、掛け止め部26,26に引っ掛かり、ワンタッチで燃料タンク20に結合することができる。
次に、本発明の図3に示した筒状部材25及びポンプフランジ31のさらなる別態様を図面に基づいて説明する。なお、図3に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。図8に示されるように、燃料タンク20の挿入口24には、軸方向の長さが短い筒状部材25が溶着されている。筒状部材25は、筒形状を成す筒本体部25aと、この筒本体部25aの先端部に設けられ、外側に折り曲げられた折り曲げ部27と、この折り曲げ部に形成された掛け止め部26,26(以下、引っ掛け孔26,26という。)とからなる。
また、燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31の外端に設けられ引っ掛け孔26,26に係止される爪部38、38と、ブラケット32基端側の環状部分に設けられシール部材36が嵌められる溝32aとを有する。燃料ポンプモジュール30は、燃料タンク20に溶着した筒状部材25に、シール部材36でシールしつつ固定される。
燃料ポンプモジュール30は、ポンプフランジ31を押し込むことで爪部38,38が、引っ掛け孔26,26に引っ掛かり、ワンタッチで燃料タンク20に結合することができる。
以上の述べた燃料タンクシステム10の作用を次に述べる。
図1及び図4に示されるように、リザーバ50は、燃料ポンプモジュール30とは別体であり、先付けで燃料タンク20に設けられているので、リザーバ50を挿入させる大きな径の開口を形成する必要がなく、挿入口24の径を燃料ポンプ20を挿入できるだけの小さな径にすることができる。結果、燃料タンク20における燃料ポンプ33の取付部を小型化し、燃料タンク30の容量を大きくすることができる。
また、ブラケット32は、リザーバ50を支持せずに燃料ポンプ33のみを支持すればよいので形状が簡易であり、挿入口24にはブラケット32を取り付けるだけであるので、取付部も簡易化することができる。
図1及び図4に示されるように、リザーバ50は、予め燃料タンク20に一体的に形成されているので、燃料タンク20の挿入口24の大きさは、リザーバ50の大きさを考慮する必要がなく、小さな径に設定することができる。
図4に示されるように、リザーバ50は、燃料タンク20の底部22の中央に配置されているので、リザーバ50に燃料を溜めることが容易にできる。また、挿入口24は、底部22の中央に配置されたリザーバ50の直上に位置しているので、燃料ポンプモジュール30を上方に真っ直ぐ抜くだけで、燃料ポンプ33を取り出すことができ、燃料ポンプ33のメンテナンスを容易にできる。
図4及び図5に示されるように、燃料タンク20は、この燃料タンク20内の燃料の逆流を防止するためのベントバルブ40を有し、このベントバルブ40は、ブラケット32と一体である。ベントバルブ40をブラケット32と一体にすることで、挿入口24部分にベントバルブ40を配置することができ、別途ベントバルブ40の取付スペースを設けて燃料タンク20の容量を削る場合に比較して、燃料タンク20の容量を大きくすることができる。
図1及び図2に示されるように、燃料タンク20は、底部22の周縁から立ち上がる側面部23を有し、挿入口24は、側面部23に形成されている。燃料ポンプ33は、ブラケット32に支持されるとともに、側面部23に形成された挿入口24からリザーバ50に斜め上から挿入されているので、燃料タンク20の上部21を有効に活用し燃料タンク20の容量を大きくすることができる。
図3に示されるように、ブラケット32の基端側は、環状に形成され、この環状部分には、端部を塞ぐとともに挿入口24にブラケット32を取り付けるためのポンプフランジ31が設けられ、このポンプフランジ31には、爪部25bに係止される引っ掛け孔31aが設けられるので、ポンプフランジ31を筒状部材25に押しつけるだけのワンタッチで、燃料ポンプモジュール30を燃料タンク20に結合することができる。また、ブラケット32の環状部分の外側には、ブラケット32を挿入口24に押し込むことで、筒本体部25aとブラケット32との間をシールするシール部材36が設けられているので、ブラケット32を挿入口24に押し込むだけで、シールすることができる。
図1及び図4に示されるように、燃料配管35は、側面部23から外部に配策されているので、燃料タンク20の上部に燃料配管35を配策する必要がなく、燃料タンク20の上部を有効に活用して燃料タンク20の容量を大きくすることができる。
尚、本発明の燃料タンクシステムは、燃料タンク20に溶着した筒状部材25やポンプフランジ31にフィラーパイプ、ベントチューブのジョイントを一体にしても差し支えない。この場合、支持するための部品点数を削減することができる。
本発明の燃料タンクシステムは、四輪車に好適である。
10…燃料タンクシステム、20…燃料タンク、22…底部、23…側面部、24…挿入口、25…筒状部材、25a…筒本体部、25b…爪部、26…掛け止め部(引っ掛け孔)、30…燃料ポンプモジュール、31…ポンプフランジ、31a…掛け止め部(引っ掛け孔)、32…ブラケット、33…燃料ポンプ、35…燃料配管、38…爪部、40…ベントバルブ、50…リザーバ。

Claims (8)

  1. 燃料タンクの底部に燃料を溜めるリザーバを備え、このリザーバ内に燃料ポンプを配置する燃料タンクシステムにおいて、
    前記リザーバは、前記燃料ポンプとは別体で前記燃料タンクに設けられ、
    前記燃料タンクには、前記燃料ポンプを内部に挿入するための挿入口が形成され、
    この挿入口の径は、前記リザーバの外形よりも小さく、
    前記挿入口には、前記燃料ポンプを支持するブラケットが設けられ、
    前記燃料ポンプは、前記ブラケットによって前記リザーバ内に配置され、
    前記燃料タンクの前記挿入口の外側には、筒状部材が設けられ、
    前記ブラケットの基端側は、環状に形成されるとともに、この環状部分の外側に設けられたシール部材と、前記環状部分の端部を塞ぐポンプフランジとを有し、
    前記筒状部材又は前記ポンプフランジの一方には、前記筒状部材又は前記ポンプフランジの他方に係止するための爪部が設けられ、
    前記筒状部材又は前記ポンプフランジの他方には、前記爪部を掛け止めるための掛け止め部が設けられ、
    前記ブラケットを前記挿入口に押し込むことにより、前記ブラケットと前記筒状部材との間がシールされるとともに、前記ブラケットが前記筒状部材に係止される
    ことを特徴とする燃料タンクシステム。
  2. 前記リザーバは、前記燃料タンクに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料タンクシステム。
  3. 前記リザーバは、前記底部の中央に配置され、
    前記挿入口は、前記底部の中央に配置された前記リザーバの直上に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料タンクシステム。
  4. 前記燃料タンクは、この燃料タンク内の燃料の流出を防止するためのベントバルブを有し、
    このベントバルブは、前記ブラケットと一体であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料タンクシステム。
  5. 前記燃料タンクは、前記底部の周縁から立ち上がる側面部を有し、
    前記挿入口は、前記側面部に形成され、
    前記燃料ポンプは、前記ブラケットに支持されるとともに、前記側面部に形成された前記挿入口から前記リザーバに斜め上から挿入されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料タンクシステム。
  6. 前記筒状部材は、筒形状を成す筒本体部を有し、この筒本体部の先端面に前記爪部が設けられ、
    前記掛け止め部は、前記ポンプフランジに設けられた引っ掛け孔であることを特徴とする請求項記載の燃料タンクシステム。
  7. 前記燃料タンクは、前記底部の周縁から立ち上がる側面部を有し、
    前記燃料ポンプには、燃料を外部に導く燃料配管が接続され、
    この燃料配管は、前記側面部から外部に配策されていることを特徴とする請求項3記載の燃料タンクシステム。
  8. 前記筒状部材又は前記ポンプフランジに、フィラーパイプ、ベントチューブのジョイントが一体に設けられていることを特徴とする請求項6記載の燃料タンクシステム。
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