JP2009120049A - 燃料タンクのニップル取付構造 - Google Patents

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健一郎 金子
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Abstract

【課題】経時変化によるシール性の低下のきわめて低い、シール性に優れた自動車用燃料タンクのニップル取付構造を提供する。
【解決手段】燃料タンク1のニップル取付構造は、外壁に形成されたニップル取付部10と、ニップル20と、係止金具40を有する。ニップル取付部は、タンク円筒部11と、円周状のタンク溝部13とタンク開口部14を有する。ニップルは、ニップル円筒部21と、ニップルフランジ部23と、ニップル胴部24を有する。タンク溝部13にシールリング30を取り付け、シールリングがニップルフランジ部23とニップル取付部10の間で挟持され、係止金具40が、ニップルをニップル取付部10に係止するとともに、ニップルフランジ部23がシールリング30を圧縮する荷重をかけることができるように係止金具の一部がニップルに弾発力を与える燃料タンクのニップル取付構造である。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用燃料タンクの燃料等の出入口を形成するニップルを燃料タンクに取付けるニップル取付構造に関する。
自動車用燃料タンクの構造としては、燃料タンク内に燃料を注入し、あるいは燃料タンクからエンジン側に燃料を輸送するチューブを取付ける複数のニップルが燃料タンクの壁に取付けられている。
このような燃料タンクは、従来、金属製のものが用いられていたが、近年車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性樹脂製のものが用いられるようになってきた。
この熱可塑性樹脂製の燃料タンクは、従来は、ブロー成形により形成される場合が多いが、ニップルを取付けるにはまず、別に成形したニップルを燃料タンクに融着する場合がある。この場合には、燃料タンクに穴を開けて、ニップルを熱板融着するため、作業工数が多大であった。
また、ニップルを燃料タンクに嵌合する場合は、予めブロー成形により燃料タンクにニップルを装着するための円筒状の取付部を形成する必要があった。そして、外周にフランジ部を有する円筒状のニップルを射出成形等で形成し、そのニップルを取付部に挿入していた。
しかしながら、この場合は、円筒状の取付部にニップルを強力に圧入するため、取付部に無理な力が加わるとともに、圧入作業が大変であった。また、燃料膨潤により、取付部の強度が低下したり、膨張によりシール性が低下したりする恐れがあった。さらに、取付部にニップル挿入時の残留応力が残り、長時間経過後には経時変化してシール性が低下する恐れもあった。
また、燃料タンクは中空形状を作りやすいため、ブロー成形で成形されることが多く、ブロー成形の場合には射出成形と比べて寸法精度が低いため、取付部を後加工により寸法精度を向上させる必要があった。
そこで、近年、合成樹脂製燃料タンクを上下に分割して、アッパーシェル部とロアシェル部をそれぞれ別に射出成形等により成形して、その後、そのアッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部を相互に融着して燃料タンクを形成する方法も行われている(例えば、特許文献1参照。)。この場合には、アッパーシェル部とロアシェル部にニップルを取付けるニップル取付部を形成することも容易であり、アッパーシェル部とロアシェル部の融着前に燃料ポンプ等の付属品を燃料タンク内部に容易に装着することもできる。また、ニップルを取付けるためのニップル取付部を、アッパーシェル部とロアシェル部の外壁に形成し、ニップルを取付けることも容易である。
このような、アッパーシェル部とロアシェル部をそれぞれ射出成形する燃料タンク101においては、例えば図12に示すように、円筒状のニップル取付部110を燃料タンクのアッパーシェル部102に形成し、ニップル取付部110の外周にねじ部111を形成し、ニップル取付部110の上面に溝部112を形成する。この溝部112のシールリングであるOリング130を嵌め込む。そしてニップル取付部110にニップル120を挿入し、ニップル120の外周に形成したニップルフランジ部123をOリング130に当接させる。
そしてこのねじ部111に、別途形成したリング状で内面にねじ部161が形成されたキャップ160を嵌め込んで、ニップルフランジ部123を押さえて、Oリング130を圧縮し、ニップル取付部110をシールしている。
しかしながら、この場合は、経時変化によりキャップ160の圧縮力が緩み、シール性が低下する場合があった。
また、例えば、図13に示すように、ニップル取付部210に鉤状の係止部211を形成し、燃料タンクの内部に延設する円筒部212を形成する。ニップル220の外周にニップルフランジ部223を形成し、円筒部212に対応するニップル220の外面に溝部225を形成し、溝部225にシールリングであるOリング230を嵌め込む。そして、ニップル220をニップル取付部210に挿入し、ニップルフランジ部223が係止部211に係止され、Oリング230がニップル取付部210の円筒部212に当接し、シールする。
この場合は、ニップル220とニップル取付部210との間のクリアランスのため、自動車の振動等で、ニップル220が軸方向にずれて、Oリング230が磨耗し、シール性が低下する場合があった。このため、Oリング230の材料選定や、クリアランスの厳密な管理が必要であった。
また、図14に示すように、ニップル320を、Oリング330をはめ込んでニップル取付部310に挿入し、固定金具340で固定するものもある(例えば、特許文献2参照)。しかし。この固定金具340は、内周に形成された突起部341をニップル320の外周に形成された凹部321に嵌め込んで固定し、その後、ニップル取付部310の内面に形成された溝部311にはめ込むものである。
このため、この固定金具340は、ニップル320を単にニップル取付部310に固定するのみで、ニップル320とニップル取付部310の経時変化によるシール性の低下には対応することができなかった。
特開平11−34180号公報 特開2003−182390号公報
そこで本発明は、燃料タンクのニップル取付部において、経時変化によるシール性の低下のきわめて低い、シール性に優れた自動車用燃料タンクのニップル取付構造を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、燃料タンクの液体又は気体の出入口を形成するニップルを取付ける燃料タンクのニップル取付構造において、
燃料タンクは、それぞれ分割して別々に成形されたアッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部が融合して一体に構成され、
ニップル取付構造は、アッパーシェル部又はロアシェル部の外壁の一部に形成されたニップル取付部と、ニップル取付部に取付けられるニップルと、ニップルを係止する係止金具を有し、
ニップル取付部は、燃料タンクの内部方向又は外部方向に膨出して形成されたタンク円筒部と、外壁とタンク円筒部との付根付近に円周状のタンク溝部と、タンク円筒部の内部にニップルを挿入するタンク開口部が形成され、
ニップルは、燃料タンクの外壁を貫通する円筒状のニップル円筒部と、ニップル円筒部から直角に外方向に円盤状に張り出したニップルフランジ部と、ニップルフランジ部に連続しニップル円筒部から直角に外方向に張り出しタンク開口部に挿入され、タンク開口部を塞ぐニップル胴部が形成され、
タンク溝部にシールリングを取り付け、シールリングがニップルフランジ部とニップル取付部の間で挟持され、
係止金具が、ニップルをニップル取付部に係止するとともに、ニップルフランジ部がシールリングを圧縮する荷重をかけることができるように係止金具の一部がニップルに弾発力を与えることを特徴とする燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項1の本発明では、燃料タンクは、それぞれ分割して別々に成形されたアッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部が融合して一体に構成されている。このため、アッパーシェル部とロアシェル部とを組み合わせて形成された燃料タンクは、寸法精度の高い精密な、かつ強度の高い製品を得ることができる。また、アッパーシェル部とロアシェル部の内部にニップルを取付ける取付部や、部品取付リブや、補強リブを形成することができ、内蔵部品等を取付けることも、燃料タンクの強度を向上させることも容易にできる。また、アッパーシェル部とロアシェル部のそれぞれの接合周縁部は強固に一体的に結合しており、アッパーシェル部とロアシェル部の接合部分の強度を大きくし、接合のための接着剤等が不要であるため、製造が容易である。また、接合周縁部のシール性も確保することができる。
ニップル取付構造は、アッパーシェル部又はロアシェル部の外壁の一部に形成されたニップル取付部と、ニップル取付部に取付けられるニップルと、ニップルを係止する係止金具を有している。このため、燃料タンクの外壁に形成されたニップル取付部に、ニップルを挿入することで、ニップルを係止金具で確実に固定することができる。
ニップル取付部は、燃料タンクの内部方向又は外部方向に膨出して形成されたタンク円筒部と、外壁と該タンク円筒部との付根付近に円周状のタンク溝部と、タンク円筒部の内部のニップルを挿入するタンク開口部が形成されている。このため、タンク円筒部の内部のタンク開口部でニップルを保持することができ、タンク溝部でシールリングを保持することができる。
ニップルは、燃料タンクの外壁を貫通する円筒状のニップル円筒部と、ニップル円筒部から直角に外方向に円盤状に張り出したニップルフランジ部と、ニップルフランジ部に連続しニップル円筒部から直角に外方向に張り出しタンク開口部に挿入され、タンク開口部を塞ぐニップル胴部が形成されている。このため、ニップル円筒部を通して、燃料タンクの気体又は液体を出し入れすることができ、ニップルフランジ部により、ニップルをニップル取付部の所定位置に保持することができる。また、ニップル胴部をタンク開口部に挿入して、タンク開口部を塞ぐとともに、ズレをなくすことができる。
タンク溝部にシールリングを取り付け、シールリングがニップルフランジ部とニップル取付部の間で挟持されているため、シールリングの取付位置が安定し、ニップルフランジ部でシールリングを圧縮することができ、ニップルとニップル取付部の間から、燃料タンク内の気体や液体が放出されることを防止できる。
係止金具が、ニップルをニップル取付部に係止するため、ニップルの位置が固定され、ニップルがニップル取付部から外れないようにすることができる。
ニップルフランジ部がシールリングを圧縮する荷重をかけることができるように係止金具がニップルに弾発力を与えている。このため、ニップルやニップル取付部が経時変化により変形しても、常に係止金具が、ニップルをニップル取付部に係止するとともに、係止金具の一部の弾発力により、ニップルフランジ部がシールリングを圧縮するように荷重をかけることができ、シール性を長期間維持することができる。
請求項2の本発明は、ニップルは、ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも外側に位置するように、係止金具を係止するニップル係止部を形成し、ニップル取付部の外面とニップル係止部との間に係止金具を取付け、タンク溝部は、燃料タンク内面に形成され、シールリングはタンク溝部に取り付けられ、ニップルフランジ部は、ニップル取付部の内面でシールリングを挟持した燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項2の本発明では、ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも外側に位置するように、係止金具を係止するニップル係止部を形成し、ニップル取付部の外面とニップル係止部との間に係止金具を取付けたため、燃料タンクの外側に係止金具を取付けることができる。
タンク溝部は、燃料タンク内面に形成され、シールリングはタンク溝部に取り付けられ、ニップルフランジ部は、ニップル取付部の内面でシールリングを挟持した。このため、ニップルをタンク内側から取り付けることができ、シールリングをタンク内に設けることができ、シール部分を保護することができる。
請求項3の本発明は、係止金具は、円盤状の係止金具台部と、係止金具台部の内周から中心方向に板状に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、係止金具屈曲部の先端から傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部を有し、係止金具当接部がニップル係止部の下面に当接し、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の外面又は燃料タンクの外壁の外面に当接する燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項3の本発明では、係止金具は、円盤状の係止金具台部を有しているため、係止金具をニップル取付部に安定して保持させることができる。
係止金具は、係止金具台部の内周から中心方向に板状に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部とを有しているため、係止金具張出部と係止金具屈曲部のバネ作用により、ニップルフランジ部が常にシールリングを圧縮することができ、ニップルとニップル取付部が経時変化しても、シール性を長期に維持することができる。
係止金具屈曲部の先端から傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部を有するため、係止金具を取付けたときに、係止金具当接部が撓んで、係止金具当接部がニップル係止部に確実に当接し、ニップルフランジ部に係止金具が弾発力を与え続けることができる。
係止金具当接部がニップル係止部の下面に当接し、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の外面又は燃料タンクの外壁の外面に当接する。このため、ニップルをタンク内からタンク外方向に付勢することができ、ニップルフランジ部をニップル取付部に強く押圧することができ、シール性の確保と、ニップルの確実な保持をすることができる。
請求項4の本発明は、係止金具は、金属線の円弧状で開口を有するように形成された係止金具台部と、係止金具台部の両端から中心方向に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の先端から円弧内部で円周方向に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、係止金具屈曲部の先端から屈曲して、係止金具台部の縁故よりも小さな円弧を形成するように延設された係止金具当接部を有し、係止金具当接部がニップル係止部の下面に当接し、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の外面又は燃料タンクの外壁の外面に当接する燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項4の本発明では、係止金具は、金属線の円弧状で開口を有するように形成された係止金具台部を有しているため、係止金具をニップル取付部に安定して保持させることができる。また、係止金具は、金属線で形成されているため、製造が容易である。
係止金具台部の両端から中心方向に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の先端から円弧内部で円周方向に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部を有しているため、係止金具屈曲部のバネ作用により、ニップルフランジ部が常にシールリングを圧縮することができ、ニップルとニップル取付部が経時変化しても、シール性を長期に維持することができる。
係止金具屈曲部の先端から屈曲して、係止金具台部の縁故よりも小さな円弧を形成するように延設された係止金具当接部を有しているため、係止金具をニップルに取付けたときに、係止金具当接部がニップル係止部に当接して、ニップルフランジ部に係止金具が弾発力を与え続けることができる。
係止金具当接部がニップル係止部の下面に当接し、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の外面又は燃料タンクの外壁の外面に当接する。このため、ニップルをタンク内からタンク外方向に付勢することができ、ニップルフランジ部をニップル取付部に強く押圧することができ、シール性の確保と、ニップルの確実な保持をすることができる。
請求項5の本発明は、ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも内側に位置するように係止金具を係止するニップル係止部を形成し、ニップル取付部とニップル係止部との間に係止金具を取付け、ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも外側の位置にニップルフランジ部を形成し、タンク溝部は、燃料タンク外面に形成され、タンク溝部とニップルフランジ部との間のタンク溝部にシールリングが取り付けられ、ニップルフランジ部は、ニップル取付部の外面でシールリングを挟持した燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項5の本発明では、ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも内側に位置するように係止金具を係止するニップル係止部を形成し、ニップル取付部の内面とニップル係止部との間に係止金具を取付けた。このため、係止金具を燃料タンク内部に取付けることができ、係止部分を保護することができる。
ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも外側の位置にニップルフランジ部を形成し、タンク溝部は、燃料タンク外面に形成され、タンク溝部とニップルフランジ部との間のタンク溝部にシールリングが取り付けられ、ニップルフランジ部は、ニップル取付部の外面でシールリングを挟持した。このため、ニップルとシールリングをタンクの外側から取付けることができ、取付が容易である。
請求項6の本発明は、係止金具は、円盤状の係止金具台部と、係止金具台部の内周から中心方向に板状に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、係止金具屈曲部の先端から傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部を有し、係止金具当接部がニップル胴部の燃料タンク内部側に形成されたニップル係止部に当接され、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の内面又は燃料タンクの外壁の内面に当接する燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項6の本発明では、係止金具は、円盤状の係止金具台部を有しているため、係止金具をニップル取付部に安定して保持させることができる。
係止金具台部の内周から中心方向に板状に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部を有しているため、係止金具張出部と係止金具屈曲部のバネ作用により、ニップルフランジ部が常にシールリングを圧縮することができ、ニップルとニップル取付部が経時変化しても、シール性を長期に維持することができる。
係止金具屈曲部の先端から傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部を有するため、係止金具を取付けたときに、係止金具当接部が撓んで、係止金具当接部がニップル係止部に確実に当接し、ニップルフランジ部に係止金具が弾発力を与え続けることができる。
係止金具当接部がニップル胴部の燃料タンク内部側に形成されたニップル係止部に当接され、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の内面又は燃料タンクの外壁の内面に当接する。このため、ニップルをタンク外からタンク内方向に付勢することができ、ニップルフランジ部をニップル取付部に強く押圧することができ、シール性の確保と、ニップルの確実な保持をすることができる。
請求項7の本発明は、係止金具は、金属線の円弧状で開口を有するように形成された係止金具台部と、係止金具台部の両端から中心方向に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の先端から円弧内部で円周方向に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、係止金具屈曲部の先端から屈曲して、係止金具台部の円弧よりも小さな円弧を形成するように延設された係止金具当接部を有し、係止金具当接部がニップル胴部の燃料タンク内部側に形成されたニップル溝部に嵌合され、又は、ニップル係止部に当接され、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の内面又は燃料タンクの外壁の内面に当接する燃料タンクのニップル取付構造である。
請求項7の本発明では、係止金具は、金属線の円弧状で開口を有するように形成された係止金具台部を有しているため、係止金具をニップル取付部に安定して保持させることができる。また、係止金具は、金属線で形成されているため、製造が容易である。
係止金具台部の両端からから中心方向に張出した係止金具張出部と、係止金具張出部の先端から円弧内部で円周方向に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部を有しているため、係止金具屈曲部のバネ作用により、ニップルフランジ部が常にシールリングを圧縮することができ、ニップルとニップル取付部が経時変化しても、シール性を長期に維持することができる。
係止金具屈曲部の先端から屈曲して、係止金具台部の円弧よりも小さな円弧を形成するように延設された係止金具当接部を有しているため、係止金具を取付けたときに、係止金具当接部がニップル係止部に当接して、ニップルフランジ部に係止金具が弾発力を与え続けることができる。
係止金具当接部がニップル胴部の燃料タンク内部側に形成されたニップル溝部に嵌合され、又は、ニップル係止部に当接され、係止金具台部がニップル取付部のタンク円筒部の内面又は燃料タンクの外壁の内面に当接する。このため、ニップルをタンク外からタンク内方向に付勢することができ、ニップルフランジ部をニップル取付部に強く押圧することができ、シール性の確保と、ニップルの確実な保持をすることができる。
タンク溝部にシールリングを取り付け、シールリングがニップルフランジ部とニップル取付部の間で挟持されているため、シールリングの取付位置が安定し、ニップルフランジ部でシールリングを圧縮することができ、ニップルとニップル取付部の間から、燃料タンク内の気体や液体が放出されることを防止できる。ニップルフランジ部がシールリングを常に圧縮するように荷重をかけることができるように係止金具の一部がニップルに弾発力を与えているため、ニップルやニップル取付部が経時変化に減り変形しても、常に係止金具が、ニップルをニップル取付部に係止するとともに、係止金具の一部の弾発力により、ニップルフランジ部がシールリングを圧縮するように荷重をかけることができ、シール性を長期間維持することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図10に基づき説明する。
図1は本発明のニップル取付構造が使用される燃料タンク1の断面図である。図2〜図7は、本発明の第1の実施の形態の燃料タンク1のニップル取付構造を示し、図8〜図11は、本発明の第2の実施の形態の燃料タンク1のニップル取付構造を示すものである。
まず、第1の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1に示すように、燃料タンク1は、分割して成形されたアッパーシェル部2とロアシェル部3から構成される。アッパーシェル部2とロアシェル部3は、それぞれ、射出成形で形成される内側樹脂層と、内側樹脂層の成形後に、外側に接着又は融着される耐燃料透過性多層樹脂シートから構成される外側シート層の2層から形成される。なお、アッパーシェル部2とロアシェル部3は、耐燃料透過性の合成樹脂の1層で形成しても良い。
燃料タンク1の分割はアッパーシェル部2とロアシェル部3の2個ばかりでなく3個以上に分割することも可能である。
アッパーシェル部2には、カットオフバルブ6やブリーザポート取付部7が形成されている。ブリーザポート取付部7は、燃料給油時に燃料タンク1内のガスをタンク外に逃がすためブリーザホース(図示せず)を取付けるものである。
本発明をインレットホースやブリーザポート取付部7に使用されるニップル20と、そのニップル20を取付けるためにアッパーシェル部2に形成されたニップル取付部10を例に取り説明する。
なお、アッパーシェル部2の上面には、燃料移送用ホース等の各種のホースを保持するホースクランプ(図示せず)を設けてもよい。
ロアシェル部3の内面は、サブタンク5が形成され、サブタンク5内に燃料ポンプユニット4が取付けられている。サブタンク5は、車両が傾いたり振動したりしたときに、燃料タンク1内の燃料を燃料ポンプユニット4が確実にエンジンに送り出すことができるように設けられている。燃料ポンプユニット4からパイプが延びて、ロアシェル部3のフューエルメインポート取付部8に接続している。フューエルメインポート取付部8にはエンジンに燃料を送る燃料パイプ(図示せず)が取付けられている。このフューエルメインポート取付部8に本件発明を適用することもできる。
アッパーシェル部2とロアシェル部3の開口の全周には、図1に示すように、アッパーシェル部2の接合周縁部2aとロアシェル部3の接合周縁部3aが形成され、その接合周縁部2a、3aには、全周に亘りそれぞれ外面から略直角に外側に張り出したフランジ部が形成されている。接合周縁部2a、3aとフランジ部は、それぞれ相互に対向して融着されている。
燃料タンク1のアッパーシェル部2とロアシェル部3は、衝撃や摩耗に強いポリエチレン(PE)や、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることができ、この場合は、燃料タンク1の強度を増加させ、燃料タンク1内部の燃料の透過を防止できる。また、燃料透過防止性をさらに向上させるために、アッパーシェル部2とロアシェル部3の内部に耐燃料透過性多層樹脂シートを使用することもできる。
次に、図2〜図7に基づきニップル20とニップル取付部10の構造について第1の実施の形態を説明する。図5は、ニップル20をニップル取付部10に取付状態を示す斜視図である。図2〜図4は、図5におけるA、B、Cのそれぞれの方向からの取付状態の断面図である。図6は、ニップル20をニップル取付部10に取付ける状態を示す分解斜視図である。図7は、後述する係止金具40のバネ作用を示す部分の拡大斜視図である。
アッパーシェル部2には、ニップル20を取付けるために開口した」ニップル取付部10が形成されている。ニップル取付部10は、燃料タンク1の外部方向に円筒状に延設されたタンク外部円筒部11と、燃料タンク1の内部方向に円筒状に延設されたタンク内部円筒部12と、タンク内部円筒部12の付根部分に円周に溝状に形成されたタンク溝部13が形成され、タンク外部円筒部11とタンク内部円筒部12の内部はニップル20が挿入される空間のタンク開口部14が形成されている。
ニップル20は、燃料タンク1の外壁を貫通する円筒状のニップル円筒部21とニップル20をニップル取付部10に取付けたときに、ニップル円筒部21の外周の燃料タンク1の外部に位置する部分から複数個外方向に張出したニップル係止部22と、ニップル円筒部21の外周の燃料タンク1の内部に位置する部分から直角に外方向に円盤状に張り出したニップルフランジ部23と、ニップルフランジ部23に連続し、外径は小さく、ニップル円筒部21から直角に外方向に張り出しタンク開口部14に挿入され、タンク開口部14を塞ぐニップル胴部24が形成されている。
ニップル係止部22は、図5と図6に示すように、横方向から見ると断面が逆L字形に曲がった板状であり、ニップル胴部24との間にニップル胴部隙間24bを有している。
ニップル胴部24の外周と、タンク開口部14の内周は若干のクリアランスを有して略同じであり、ニップル20をニップル取付部10に取付けると、タンク開口部14を塞ぐとともに、タンク外部円筒部11によりニップル円筒部21ががたつかないように保持される。
係止金具40は、図5〜図7に示すように、金属板で中心部が穴の開いたリング状に形成され、円盤状の係止金具台部41と、係止金具台部41の内周から中心方向に板状に一体的に張出した複数の係止金具張出部42と、係止金具張出部42の側端から円周方向に斜め上方に屈曲して板状に延設された係止金具屈曲部43と、係止金具屈曲部43の先端から円周方向に斜め上方に傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部44を有している。さらに、係止金具張出部42と対応する係止金具台部41の外周には、凹んだ係止金具切欠部45が形成されている。
ニップル20をニップル取付部10に取付けるには、図6に示すように、アッパーシェル部2とロアシェル部3を溶着する前に、ニップル20をアッパーシェル部2の内部方向からニップル取付部10に挿入する。
そのとき、シールリングであるOリング30をニップル20のニップル胴部24とニップルフランジ部23の境界部分に取り付ける。
そして、ニップル20をタンク外部円筒部11とタンク内部円筒部12の内部であるタンク開口部14に挿入する。そして、アッパーシェル部2の外部から係止金具40をニップル円筒部21に嵌め込む。このとき、係止金具40の係止金具張出部42を、ニップル20のニップル係止部22とニップル係止部22との間の空間を通過させて、係止金具40の係止金具台部41をタンク外部円筒部11とニップル胴部24の上面に当接させる。
そうすると、Oリング30は、ニップル取付部10のタンク溝部13に嵌めこまれて、ニップル20とニップル取付部10との間をシールすることができる。
その後、係止金具切欠部45に治具を当てて、係止金具40を回転させ、図5に示すように、係止金具40の係止金具当接部44をニップル係止部22とニップル胴部24との間である内部に入り込ませる。
そうすると、図2に示すように、係止金具当接部44はニップル係止部22の下面に当接する。このとき、係止金具当接部44は、係止金具屈曲部43が撓んで、傾斜角度が係止金具屈曲部43よりも小さいため、ニップル係止部22の下面に嵌め込むことが容易であり、傾斜角度を有しているため係止金具当接部44が弾性力を持って当接することができる。
また、円盤状の係止金具台部41は、図2に示す部分では、ニップル取付部10のタンク外部円筒部11の上面に当接し、図3に示す部分、即ちニップル係止部22のない部分でもタンク外部円筒部11の上面に当接している。さらに、図4に示す部分、即ち係止金具張出部42の部分では、ニップル胴部24とタンク外部円筒部11の上面に当接することができるため、係止金具40をニップル取付部10に安定して保持させることができる。
係止金具40は、係止金具張出部42と、係止金具張出部42の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部43とを有しているため、係止金具張出部42と係止金具屈曲部43のバネ作用により、係止金具当接部44がニップル係止部22の下面を押圧することができ、ニップルフランジ部23が常にOリング30を圧縮することができ、ニップル20のニップルフランジ部23や、ニップル取付部10が経時変化しても、シール性を長期に維持することができる。
このようにして、ニップル20をアッパーシェル部2のニップル取付部10に取付けることにより、ニップル円筒部21を通して、燃料タンク1の気体又は液体を出し入れすることができ、ニップルフランジ部23により、ニップル20をニップル取付部10の所定位置にシール性を確保して、保持することができる。
なお、第1の実施の形態では、板状の係止金具40を使用したが、後述する第1の実施の形態で使用する係止金具50を金属線で形成した係止金具50を使用することができる。
次に、図8〜図11に基づきニップル20とニップル取付部10の構造について第2の実施の形態を説明する。図8は、取付状態の断面図である。図9は、ニップル20をニップル取付部10に取付ける状態を示す分解斜視図である。図10は、係止金具50の斜視図であり、図11は、係止金具50の正面図である。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、ニップル20を燃料タンク1の外側から取付ける点と、係止金具50の形状が異なるので、異なる点を中心に説明し、同様な点は説明を省略する。
アッパーシェル部2には、ニップル取付部10が形成されている。ニップル取付部10は、燃料タンク1の内部方向に円筒状に延設されたタンク内部円筒部12と、タンク内部円筒部12の付根部分のアッパーシェル部2の外面に円周に溝状に形成されたタンク溝部13が形成され、タンク内部円筒部12の内部はニップル20が挿入される空間のタンク開口部14が形成されている。
ニップル20は、燃料タンク1の外壁を貫通する円筒状のニップル円筒部21と、ニップル20をニップル取付部10に取付けたときに、ニップル円筒部21の外周の燃料タンク1の内部に位置する部分から円周状に外方向に張出したニップル係止部22と、ニップル円筒部21の外周の燃料タンク1の外部に位置する部分から直角に外方向に円盤状に張り出したニップルフランジ部23と、ニップルフランジ部23の下面に連続しニップル円筒部21からニップルフランジ部23よりも外径が小さく、直角に外方向に張り出しタンク開口部14に挿入され、タンク開口部14を塞ぐニップル胴部24が形成されている。
ニップル係止部22とニップル胴部24との間には、円周状のニップル係止部溝部22bを形成することができる。
ニップル胴部24とタンク内部円筒部12とは略同じ長さに延設されている。
ニップル胴部24の外周と、タンク開口部14の内周は若干のクリアランスを有して略同じであり、ニップル20をニップル取付部10に取付けると、タンク開口部14を塞ぐとともに、タンク内部円筒部12によりニップル胴部24が保持される。
係止金具50は、図10と図11示すように、1本の金属のワイヤー又は丸棒を使用し、開口を若干残した円弧状に一体的に形成され、円弧状の係止金具台部51と、係止金具台部51の両端からから中心方向に張出した2本の係止金具張出部52と、係止金具張出部52の先端から同心円状に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部53と、係止金具屈曲部53の先端から円周方向に、係止金具台部51と略平行に屈曲して延設された係止金具当接部54を有している。
ニップル20をニップル取付部10に取付けるには、図9に示すように、アッパーシェル部2とロアシェル部3を溶着する前に、ニップル20をアッパーシェル部2の外部方向からニップル取付部10に挿入する。
そのとき、シールリングであるOリング30を、ニップル20のニップルフランジ部23の下面に形成された段部23bに取り付ける。
そして、ニップル20をタンク内部円筒部12の内部であるタンク開口部14に挿入する。そして、アッパーシェル部2の内部で係止金具50の係止金具当接部54を係止金具台部51の開口部分からニップル円筒部21のニップル係止部22とニップル胴部24の間に形成されたニップル係止部溝部22bに押し込む。そうすると、係止金具当接部54がニップル係止部溝部22bに嵌めこまれて、図8に示すように、係止金具台部51は、タンク内部円筒部12の下面に当接する。
このとき、係止金具当接部54は、ニップル係止部溝部22bに嵌め込むことが容易であり、弾性を有しているため、係止金具当接部54が弾性力を持って当接することができる。そうすると、Oリング30は、タンク溝部13に嵌めこまれて、ニップル20とニップル取付部10との間をシールすることができる。
係止金具50は、係止金具張出部52と、係止金具張出部52の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部53とを有しているため、係止金具張出部52と係止金具屈曲部53のバネ作用により、係止金具台部51がタンク内部円筒部12の下面を押圧することができ、ニップルフランジ部23が常にOリング30を圧縮することができ、ニップル20のニップルフランジ部23や、ニップル取付部10が経時変化しても、シール性を長期に維持することができる。
第2の実施の形態では、係止金具50を金属線で形成したものを使用したが、第1の実施の形態で使用した板状の係止金具40を使用することができる。
本発明が実施される燃料タンクの断面図である。 本発明の第1の実施の態様を示すもので、図5におけるA−A線に沿った燃料タンクのニップル取付部の断面図である。 本発明の第1の実施の態様を示すもので、図5におけるB−B線に沿った燃料タンクのニップル取付部の断面図である。 本発明の第1の実施の態様を示すもので、図5におけるC−C線に沿った燃料タンクのニップル取付部の断面図である。 本発明の第1の実施の態様を示すもので、燃料タンクのニップル取付部の斜視図である。 本発明の第1の実施の態様を示すもので、燃料タンクのニップル取付部にニップルを取付ける分解斜視図である。 本発明の第1の実施の態様を示すもので、係止金具の部分拡大図である。 本発明の第2の実施の態様を示すもので、燃料タンクのニップル取付部の断面図である。 本発明の第2の実施の態様を示すもので、燃料タンクのニップル取付部にニップルを取付ける分解斜視図である。 本発明の第2の実施の態様を示すもので、係止金具の斜視図である。 本発明の第2の実施の態様を示すもので、係止金具の正面図である。 従来の燃料タンクのニップル取付部の断面図である。 従来の他の燃料タンクのニップル取付部の断面図である。 従来の他の燃料タンクのニップル取付部にニップルを取付ける分解斜視図である。
符号の説明
1 燃料タンク
10 ニップル取付部
11 タンク外部円筒部
12 タンク内部円筒部
13 タンク溝部
20 ニップル
21 ニップル円筒部
22 ニップル係止部
23 ニップルフランジ部
24 ニップル胴部
30 Oリング(シールリング)
40、50 係止金具
41、51 係止金具台部
43、53 係止金具屈曲部
44、54 係止金具当接部

Claims (7)

  1. 燃料タンクの液体又は気体の出入口を形成するニップルを取付ける燃料タンクのニップル取付構造において、
    上記燃料タンクは、それぞれ分割して別々に成形されたアッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部が融合して一体に構成され、
    上記ニップル取付構造は、上記アッパーシェル部又はロアシェル部の外壁の一部に形成されたニップル取付部と、該ニップル取付部に取付けられるニップルと、該ニップルを係止する係止金具を有し、
    上記ニップル取付部は、上記燃料タンクの内部方向又は外部方向に膨出して形成されたタンク円筒部と、上記外壁と該タンク円筒部との付根付近に円周状のタンク溝部と、上記タンク円筒部の内部に上記ニップルを挿入するタンク開口部が形成され、
    上記ニップルは、上記燃料タンクの外壁を貫通する円筒状のニップル円筒部と、該ニップル円筒部から直角に外方向に円盤状に張り出したニップルフランジ部と、該ニップルフランジ部に連続し上記ニップル円筒部から直角に外方向に張り出し上記タンク開口部に挿入され、上記タンク開口部を塞ぐニップル胴部が形成され、
    上記タンク溝部にシールリングを取り付け、該シールリングが上記ニップルフランジ部とニップル取付部の間で挟持され、
    上記係止金具が、上記ニップルを上記ニップル取付部に係止するとともに、上記ニップルフランジ部が上記シールリングを圧縮する荷重をかけることができるように上記係止金具が上記ニップルに弾発力を与えることを特徴とする燃料タンクのニップル取付構造。
  2. 上記ニップルは、上記ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも外側に位置するように、上記係止金具を係止するニップル係止部を形成し、上記ニップル取付部の外面と上記ニップル係止部との間に上記係止金具を取付け、上記タンク溝部は、上記燃料タンク内面に形成され、上記シールリングは上記タンク溝部に取り付けられ、上記ニップルフランジ部は、上記ニップル取付部の内面で上記シールリングを挟持した請求項1に記載の燃料タンクのニップル取付構造。
  3. 上記係止金具は、円盤状の係止金具台部と、該係止金具台部の内周から中心方向に板状に張出した係止金具張出部と、該係止金具張出部の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、該係止金具屈曲部の先端から傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部を有し、該係止金具当接部が上記ニップル係止部の下面に当接し、上記係止金具台部が上記ニップル取付部のタンク円筒部の外面又は燃料タンクの外壁の外面に当接する請求項2に記載の燃料タンクのニップル取付構造。
  4. 上記係止金具は、金属線の円弧状で開口を有するように形成された係止金具台部と、該係止金具台部の両端から中心方向に張出した係止金具張出部と、該係止金具張出部の先端から円弧内部で円周方向に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、該係止金具屈曲部の先端から屈曲して、上記係止金具台部の縁故よりも小さな円弧を形成するように延設された係止金具当接部を有し、該係止金具当接部が上記ニップル係止部の下面に当接し、上記係止金具台部が上記ニップル取付部のタンク円筒部の外面又は燃料タンクの外壁の外面に当接する請求項2に記載の燃料タンクのニップル取付構造。
  5. 上記ニップルは、上記ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも内側に位置するように上記係止金具を係止するニップル係止部を形成し、上記ニップル取付部と上記ニップル係止部との間に係止金具を取付け、上記ニップル円筒部の燃料タンクの外壁よりも外側の位置にニップルフランジ部を形成し、上記タンク溝部は、上記燃料タンク外面に形成され、上記タンク溝部と上記ニップルフランジ部との間の上記タンク溝部に上記シールリングが取り付けられ、上記ニップルフランジ部は、上記ニップル取付部の外面で上記シールリングを挟持した請求項1に記載の燃料タンクのニップル取付構造。
  6. 上記係止金具は、円盤状の係止金具台部と、該係止金具台部の内周から中心方向に板状に張出した係止金具張出部と、該係止金具張出部の側端から斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、該係止金具屈曲部の先端から傾斜角度を小さくするように屈曲して延設された係止金具当接部を有し、該係止金具当接部が上記ニップル胴部の燃料タンク内部側に形成されたニップル係止部に当接され、上記係止金具台部が上記ニップル取付部のタンク円筒部の内面又は燃料タンクの外壁の内面に当接する請求項5に記載の燃料タンクのニップル取付構造。
  7. 上記係止金具は、金属線の円弧状で開口を有するように形成された係止金具台部と、該係止金具台部の両端から中心方向に張出した係止金具張出部と、該係止金具張出部の先端から円弧内部で円周方向に斜め上方に屈曲して延設された係止金具屈曲部と、該係止金具屈曲部の先端から屈曲して、上記係止金具台部の円弧よりも小さな円弧を形成するように延設された係止金具当接部を有し、該係止金具当接部が上記ニップル胴部の燃料タンク内部側に形成されたニップル溝部に嵌合され、又は、ニップル係止部に当接され、上記係止金具台部が上記ニップル取付部のタンク円筒部の内面又は燃料タンクの外壁の内面に当接する請求項5に記載の燃料タンクのニップル取付構造。
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