JP4062928B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等に対してマイクロ波により生じたプラズマを作用させて処理を施すプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体製品の高密度化及び高微細化に伴い半導体製品の製造工程において、成膜、エッチング、アッシング等の処理のためにプラズマ処理装置が使用される場合があり、特に、0.1〜数10mTorr程度の比較的圧力が低い高真空状態でも安定してプラズマを立てることができることからマイクロ波を用いて高密度プラズマを発生させてウエハを処理するプラズマ処理装置が使用される傾向にある。
このようなプラズマ処理装置は、特開平1−184923号公報、特開平3−191073号公報、特開平5−343334号公報や本出願人による特開平9−181052号公報等に開示されている。ここで、マイクロ波を用いた一般的なプラズマ処理装置を図11を参照して概略的に説明する。図11は従来の一般的なプラズマ処理装置を示す構成図である。
【0003】
図11において、このプラズマ処理装置2は、真空引き可能になされた処理容器4内に半導体ウエハWを載置する載置台6を設けており、この載置台6に対向する天井部にマイクロ波を透過する例えば円板状の窒化アルミ等よりなるマイクロ波透過窓8を気密に設けている。具体的には、このマイクロ波透過窓8は、上記処理容器4の上端に設けた例えばアルミニウム製のリング状の支持枠部材10より半径方向内方へ突出させた支持棚部12にOリング等のシール部材14を介して気密に取り付けられている。
【0004】
そして、このマイクロ波透過窓8の上面に厚さ数mm程度の円板状の平面アンテナ部材16と、必要に応じてこの平面アンテナ部材16の半径方向におけるマイクロ波の波長を短縮するための例えば誘電体よりなる遅波材18を設置している。この平面アンテナ部材16や遅波材18は、これらの上方を覆うようにして、且つ処理容器4の上方を塞ぐようにして導体でシールド蓋体20を設けている。また、上記遅波材18の上方には、内部に冷却水を流す冷却水流路22が形成された天井冷却ジャケット24が設けられており、シールド蓋体20等を冷却するようになっている。そして、アンテナ部材16には多数の略円形の、或いはスリット状の貫通孔よりなるマイクロ波放射孔26が形成されている。そして、平面アンテナ部材16の中心部に同軸導波管28の内導体30を接続している。この同軸導波管28には、モード変換器32を介して矩形導波管34が接続されると共に、この矩形導波管34には、マッチング回路36、アイソレータ38及びマイクロ波発生源40が順次接続されている。このマッチング回路36は、マイクロ波の振動モードの内のTEモードに対応されている。これにより、マイクロ波発生源40より発生した、例えば2.45GHzのTEモードのマイクロ波を、矩形導波管34を介してマッチング回路36及びモード変換器32へ伝搬し、このモード変換器32にてTEモードからTEMモードに変換した後に同軸導波管28を介してアンテナ部材16へ導くようになっている。そして、このTEMモードのマイクロ波をアンテナ部材16の半径方向へ放射状に伝搬させつつアンテナ部材16に設けたマイクロ波放射孔26からマイクロ波を放出させてこれをマイクロ波透過窓8に透過させて、下方の処理容器4内へマイクロ波を導入し、このマイクロ波により処理容器4内にプラズマを立てて半導体ウエハWにエッチング、成膜、アッシングなどの所定のプラズマ処理を施すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなプラズマ処理装置において、矩形導波管34や同軸導波管28にあっては他の部材、例えばモード変換器32や平面アンテナ部材16等の接続部分において不連続部分が発生することから、この不連続部分にてマイクロ波の多重反射等が起こり、線路の抵抗分によるジュール熱によって発熱が生ずることは避けられない。この場合、この同軸導波管28や、この中の内導体30は、例えば黄銅の表面に銀メッキ等を施してなる導体等よりなることから、線膨張率が比較的大きい略17.2×10-6/℃程度になり、この結果、上記同軸導波管28に熱膨張による変形が生じて、上記接合部分にも変形や不具合が生じ、更にはマイクロ波の漏洩等も発生する場合がある、といった問題があった。
【0006】
また、他の問題としては、この種のプラズマ処理装置2としては、TEMモードのマイクロ波を処理容器4内へ導入するのが、電磁波のポインティングベクトルと電流の流れの方向が一致するので、電流の位相のみを考慮してアンテナを設計できる、という理由から好ましいが、従来はTEモード用のマッチング回路36が広く知られて用いられていたことから、従来はこのTEモード用のマッチング回路36をプラズマ処理装置2に採用し、そして、マイクロ波の伝搬経路の途中にモード変換器32を介在させてTEモードのマイクロ波をTEMモードに変換して平面アンテナ部材16へ供給するようにしていた。
このため、必然的にモード変換器32を必要とすることから、コスト高になるのみならず、マイクロ波の変換ロスも発生する、といった問題があった。また、マッチング回路36は、モード変換器32よりも、前段側に設ける必要があることから、このマッチング回路36を、特性インピーダンスが大きく変わる平面アンテナ部材16から遠く離れた箇所に設けなければならず、このために効率的にインピーダンスのマッチング(整合)操作を行うことができない場合もあった。
【0007】
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。
本発明の第1の目的は、強誘電体材料を用いることにより導波管の耐熱性を向上させることが可能なプラズマ処理装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、TEMモード対応のスラグマッチャーを用いることにより、従来の例えばTEモード対応のマッチング回路を不要にすると共に平面アンテナ部材に接近させてマッチャーを設けることができるようにしたプラズマ処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、被処理体を載置する載置台を真空引き可能になされた処理容器内に設け、前記処理容器の天井の開口部にマイクロ波透過板を介して平面アンテナ部材を設けると共に、前記平面アンテナ部材の上方を覆うように接地されたシールド蓋体を設け、マイクロ波発生源からのマイクロ波を導波管を介して前記平面アンテナ部材へ供給するようにしたプラズマ処理装置において、前記導波管は、その比誘電率が1000以上である強誘電体材料を用いた強誘電体導波管よりなることを特徴とするプラズマ処理装置である。
このように、導波管として強誘電体材料を用いた強誘電体導波管を採用したので、導波管自体の線膨張率を、従来の導体製の導波管よりも小さくでき、結果的に、熱変形等が少なくなり、この耐熱性を向上させることが可能になる。従って、導波管の変形やマイクロ波の漏洩等の発生を防止することが可能となる。
【0009】
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記導波管の途中にはモード変換器が介在されており、このモード変換器と前記平面アンテナ部材との間に前記強誘電体導波管が用いられる。
また、例えば請求項3に規定するように、前記強誘電体導波管は、筒状の導波管本体と、この導波管本体内に挿通される導波軸とよりなり、前記導波管本体と前記導波軸の内、少なくともいずれか一方が前記強誘電体材料よりなる。
また、例えば請求項4に規定するように、前記強誘電体材料は、PZT(Pb、Zr、Ti、Oを含む複合材料)、BST(Ba、Sr、Ti、Oを含む複合材料)、SBT(Sr、Bi、Ta、Oを含む複合材料)よりなる群より選択される1つ以上の材料よりなる。
【0010】
また、例えば請求項5に規定するように、前記平面アンテナ部材には、貫通孔よりなるマイクロ波放射孔が同心円状、或いは渦巻状に形成されている。
また、例えば請求項6に規定するように、前記平面アンテナ部材には、貫通孔よりなる2つのマイクロ波放射孔を略90度互いに方向を異ならせて接近させてなる放射孔対が、同心円状、或いは渦巻状に多数形成されている。
また、例えば請求項7に規定するように、前記導波管には、誘電体材料を用いたスラグマッチャーが設けられる。
請求項8に係る発明は、被処理体を載置する載置台を真空引き可能になされた処理容器内に設け、前記処理容器の天井の開口部にマイクロ波透過板を介して平面アンテナ部材を設けると共に、前記平面アンテナ部材の上方を覆うように接地されたシールド蓋体を設け、マイクロ波発生源からのマイクロ波を導波管を介して前記平面アンテナ部材へ供給するようにしたプラズマ処理装置において、前記導波管の途中に、誘電体材料を用いたスラグマッチャーを設けると共に、前記スラグマッチャーは、前記マイクロ波の伝搬方向に沿って離間させて配置された誘電体材料よりなる2つの整合部材よりなり、前記2つの整合部材は一体的に前記マイクロ波の伝搬方向へ移動可能になされるように構成したことを特徴とするプラズマ処理装置である。
このように、導波管の途中に、誘電体材料を用いたスラグマッチャーを設けることにより、従来用いていたTEモード用のマッチング回路を不要にできる。
【0011】
この場合、例えば請求項9に規定するように、前記スラグマッチャーは、前記平面アンテナ部材に接近させて設けられている。
これにより、このTEMモード用のスラグマッチャーを平面アンテナ部材に接近させて設けることができ、インピーダンスマッチングの効率を向上させることが可能となる。
また、例えば請求項10に規定するように、前記2つの整合部材は個別的にも移動可能になされている。
また、例えば請求項11に規定するように、前記導波管は同軸導波管よりなり、前記マイクロ波は前記マイクロ波発生源からはTEMモードの振動モードで伝搬される。
これによれば、マイクロ波発生源からTEMモードでマイクロ波を伝搬できるので、途中にモード変換器を設ける必要がなく、その分、コストの削減に寄与できるのみならず、モード変換損失もなくすことが可能となる。
また、例えば請求項12に規定するように、前記導波管の途中には、モード変換器が設けられており、前記モード変換器と前記平面アンテナ部材とを連結する部分の導波管に、前記スラグマッチャーを介設するようになっている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の係るプラズマ処理装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
まず、本願の第1の発明について説明する。
図1は第1の発明に係るプラズマ処理装置を示す構成図、図2は平面アンテナ部材の一例を示す平面図、図3は他の例の平面アンテナ部材を示す平面図、図4は第1の発明で用いる強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュレーション結果を示す図、図6は他の種類の強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュレーション結果を示す図である。
図示するようにこのプラズマ処理装置42は、例えば側壁や底部がアルミニウム等の導体により構成されて、全体が筒体状に成形された処理容器44を有しており、この処理容器44は接地されると共に内部は密閉された処理空間Sとして構成されている。
【0013】
この処理容器44内には、上面に被処理体としての例えば半導体ウエハWを載置する載置台46が収容される。この載置台46は、例えばアルマイト処理したアルミニウム等により凸状に平坦になされた略円柱状に形成されており、この下部は同じくアルミニウム等により円柱状になされた支持台48により支持されると共にこの支持台48は処理容器44内の底部に絶縁材50を介して設置されている。
上記載置台46の上面には、ここにウエハを保持するための静電チャック或いはクランプ機構(図示せず)が設けられ、この載置台46は給電線52によりマッチングボックス54を介して例えば13.56MHzのバイアス用高周波電源56に接続されている。尚、このバイアス用高周波電源56を設けない場合もある。また、バイアス用高周波電源56を設けない場合でも、バイアス用電極を設けて、接地、或いは電気的にフロート状態とすることにより、プラズマ着火性能を向上することができる。
【0014】
上記載置台46を支持する支持台48には、プラズマ処理時のウエハを冷却するための冷却水等を流す冷却ジャケット58が設けられる。尚、必要に応じてこの載置台46中に加熱用ヒータを設けてもよい。
上記処理容器44の側壁には、ガス供給手段として、容器内にプラズマ用ガス、例えばアルゴンガスや処理ガス、例えばデポジションガスを導入するための例えば石英パイプ製のガス供給ノズル60が設けられ、このノズル60より流量制御されたプラズマガス及び処理ガスを供給できるようになっている。処理ガスとしてのデポジションガスは、例えば窒化シリコンを成膜する場合にはSiH4 、O2 、N2 ガス等を用いることができる。
【0015】
また、容器側壁には、この内部に対してウエハを搬入・搬出する時に開閉するゲートバルブ62が設けられると共に、この側壁を冷却する冷却ジャケット64が設けられる。また、容器底部には、図示されない真空ポンプに接続された排気口66が設けられており、必要に応じて処理容器44内を所定の圧力まで真空引きできるようになっている。
そして、処理容器44の天井は開口されて開口部が形成されており、この開口部の周縁部に沿って円形リング状の支持枠部材68がOリング等のシール部材70を介して設けられており、この支持枠部材68に、誘電体として例えばAlNなどのセラミック材よりなるマイクロ波に対しては透過性を有する厚さが20mm程度のマイクロ波透過板72がOリング等のシール部材74を介して気密に設けられる。これにより、処理容器44内が気密に保持される。
【0016】
そして、このマイクロ波透過板72の上方に円板状の平面アンテナ部材76がその周縁部を上記支持枠部材68の上端に載置した状態で支持されている。そして、このアンテナ部材76の上面に、円板状の比誘電率の大きい高誘電率特性を有する遅波材78が設けられる。そして、このアンテナ部材76と遅波材78の上方を覆うようにして例えば蓋状に形成されたシールド蓋体80が設けられており、この下端部は上記支持枠部材68の上端で支持されている。このシールド蓋体80には、内部に冷却水を流す冷却水流路82が形成されており、このシールド蓋体80や上記遅波材78等を冷却するようになっている。また、このシールド蓋体80は接地されている。また、上記平面アンテナ部材76は前記処理容器44内の上記載置台46に対向させて設けられる。
この平面アンテナ部材76は、8インチサイズのウエハ対応の場合には、例えば直径が300〜400mm、厚みが1〜数mm、例えば5mmの導電性材料よりなる円板、例えば表面が銀メッキされた銅板或いはアルミ板よりなり、この円板には例えば長溝のスリット形状、或いは円形状の貫通孔よりなる多数のマイクロ波放射孔84を同心円状、或いは螺旋状に形成している。
【0017】
具体的には、この平面アンテナ部材76のマイクロ波放射孔84は、図2或いは図3に示すように形成されている。図2に示す場合には、マイクロ波放射孔84は細長いスリット形状の貫通孔(図2(B)参照)よりなり、マイクロ波放射孔84を、図2(A)に示すように同心円状に多数個形成してある。このマイクロ波放射孔84の長さは、例えばλ/4程度である。尚、λは、ここで用いられるマイクロ波の上記遅波材78中での波長である。
また、図3に示す場合には、上述したような形状の2つのマイクロ波放射孔84を、略90度方向を異ならせて接近させてなる放射孔対86(図3(B)参照)を形成し、この放射孔対86を図3(A)に示すように同心円状に多数個設けている。この場合、マイクロ波放射孔対86の内のそれぞれのマイクロ波放射孔84の方向は、平面アンテナ部材96の半径方向に対して所定の角度θ1、例えば+45度、或いは−45度程度に設定されている。尚、このマイクロ波放射孔84の形状は、細長いスリット形状に限らず、円形、楕円形等でもよい。
【0018】
図1に戻ってまた、上記シールド蓋体80の上部の中心には、開口部88が形成されており、この開口部88には本発明の特徴とする導波管90が接続されると共に、この導波管90の端部には例えば2.45GHzのマイクロ波発生源92が接続されている。これにより、上記マイクロ波発生源92にて発生したマイクロ波を、導波管90を介して上記平面アンテナ部材76へ伝搬できるようになっている。尚、マイクロ波の周波数としては、他に8.35GHz、1.98GHz等を用いることができる。
具体的には、上記導波管90は、上記シールド蓋体80の中央開口部88に直接的に接続固定されて上方へ起立されている断面円形の強誘電体導波管94と、この強誘電体導波管94の上端部に、マイクロ波の振動するモード変換を行うモード変換器96を介して水平方向に向けて接続固定される断面矩形の矩形導波管98とにより構成されている。
【0019】
まず、上記マイクロ波発生源92と上記モード変換器96との間を連結する上記矩形導波管98は、全体が例えば表面に銀メッキがなされた黄銅等の導体で断面矩形状に形成されており、この矩形導波管98には上記マイクロ波発生源92から上記モード変換器96に向けて、マイクロ波に対する絶縁を行うアイソレータ100及びマイクロ波伝搬路のインピーダンス整合を行うためのTEモード用のマッチング回路102が順次途中に介在されている。尚、このマッチング回路102は、例えば金属針を組み合わせたスタブチューナで形成されている。従って、マイクロ波発生源92で発生されたマイクロ波は、その振動モードがTEモードの状態で、上記矩形導波管98内を伝搬されることになる。
これに対して、上記モード変換器96と上記平面アンテナ部材76との間を連結する強誘電体導波管94は、これに強誘電体材料を含ませて形成されている。具体的には、この強誘電体導波管94は、TEMモードのマイクロ波を伝搬させるものであり、断面が実質的に円形リング状になされた筒状、或いは管状の導波管本体104と、この導波管本体104内の中心部に挿通される断面円形の棒状の導波軸106とにより形成されている。
【0020】
この場合、上記導波軸106の直径D1は例えば略3mm程度である。また、上記導波管本体104の内径D2は例えば10mm程度であり、その肉厚は例えば0.3mm程度である。尚、これらの数値は単に一例を示したに過ぎず、これらの寸法は、前後のマイクロ波伝送路の特性インピーダンスにより決定すればよい。
そして、上記導波軸106と導波管本体104の内、少なくともいずれか一方が強誘電体材料、例えばセラミックスにより形成されている。すなわち、導波軸106と導波管本体104の内のいずれか一方を強誘電体材料により形成してもよいし、或いは両者を強誘電体材料により形成してもよい。上記導波軸106を強誘電体材料により形成した場合には、その下端面をネジ等によって平面アンテナ部材76と接合してもよいし、或いは、金属の蒸着接合によって平面アンテナ部材76と接合してもよい。
【0021】
この強誘電体材料としては、マイクロ波の伝搬効率を考慮すると、比誘電率が例えば1000以上のものを用いるのがよく、その一例としてはPZT(Pb、Zr、Ti、Oを含む複合材料)、BST(Ba、Sr、Ti、Oを含む複合材料)、SBT(Sr、Bi、Ta、Oを含む複合材料)等よりなる群より選択される1つ以上の材料を用いることができる。
また、この種の強誘電体材料の線膨張率は、従来装置で用いていた同軸導波管の金属材料の線膨張率よりも一桁程度その線膨張率が小さく、例えば1.02×10-6/℃程度であり、熱変形量が少なくて済む。このように、強誘電体材料を用いた強誘電体導波管94は、後述するようにマイクロ波を案内するガイドとしての機能を発揮してマイクロ波を効率的に伝搬する。
【0022】
次に、以上のように構成されたプラズマ処理装置を用いて行なわれる処理方法について説明する。
まず、ゲートバルブ62を介して半導体ウエハWを搬送アーム(図示せず)により処理容器44内に収容し、リフタピン(図示せず)を上下動させることによりウエハWを載置台46の上面の載置面に載置する。
そして、処理容器44内を所定のプロセス圧力に維持して、ガス供給ノズル60から例えばアルゴンガスや例えばSiH4 、O2 、N2 等のデポジションガスをそれぞれ流量制御しつつ供給する。同時にマイクロ波発生源92からのマイクロ波を、矩形導波管98、モード変換器96及び強誘電体導波管94を順次介して平面アンテナ部材76に供給して処理空間Sに、遅波材78によって波長が短くされたマイクロ波を導入し、これによりプラズマを発生させて所定のプラズマ処理、例えばプラズマCVDによる成膜処理を行う。
【0023】
ここで、マイクロ波の伝搬に関しては、マイクロ波発生源92にて発生したマイクロ波は、矩形導波管98内ではTEモードで伝搬し、このTEモードのマイクロ波はモード変換器96にてTEMモードに変換されて、この状態で断面円形リング状の強誘電体導波管94内を平面アンテナ部材76に向けて伝搬されて行くことになる。
ここで処理空間Sにおけるプラズマ状態や圧力状態等の各種の要因で導波管90内においてはマイクロ波の反射波が発生するが、この反射波を相殺するように、上記マッチング回路102は動作して、いわゆるマッチング機能を発揮する。
【0024】
そして、上記強誘電体導波管94とモード変換器96や平面アンテナ部材76との接合部分ではマイクロ波の伝搬損失が生じたり、強誘電体材料の誘電損失が生じたりして、この導波管90自体が昇温するが、この構成材料である強誘電体材料は線膨張率が小さいので、この導波管90の熱変形量は非常に少なく、この耐熱性を向上させることができる。
また、上述のように、熱変形量が小さいことから、マイクロ波の漏洩等の発生を防止することが可能となる。
ここで、上述したような強誘電体導波管94が実際にマイクロ波を伝搬する点についてシミュレーションによって検証したので、その評価結果について説明する。
【0025】
図4中において、図4はシミュレーションに用いた強誘電体導波管のモデルを示し、図5(A)はこのモデルの断面における電界強度の分布を示すグラフ、図5(B)はこのモデルの断面における磁界強度の分布を示すグラフ、図5(C)はこのモデルの断面におけるエネルギーの移動を表すポインティングベクトルを示すグラフである。
図4に示すこのモデルの強誘電体導波管94において外側の断面円形リング状の導波管本体104は、ここでは完全に導体で形成している。また、中心部に位置する断面円形の導波軸106の上下端部分106A、106Aは導体で形成し、この上下端部分106A、106Aに挟まれた中央部分106Bを比誘電率εが1000の強誘電体材料によって形成している。ここで導波軸106の直径D1は4mmに設定し、導波管本体104の内径D2は10mmに設定している。また、この導波軸106と導波管本体104との間の空間は、空気が存在するものとして設定している。
【0026】
このような強誘電体導波管94に、TEMモードで振動する2.45GHzのマイクロ波を供給したところ、入射面で、反射率が0.9%の結果を得た。すなわち、99.1%のマイクロ波がこの強誘電体導波管94を伝搬されてほとんど伝搬損失が生じないことが確認できた。
この時の電界の分布に関して、図5(A)に示すように、電界は、外側の導波管本体104から中心に向かうに従って、略2次曲線的に上昇して大きくなって導波軸106の表面付近で最大となる。そして、この導波軸106内では電界は非常に少なくて僅かに発生してるに過ぎない。
また、この時の磁界の分布に関して、図5(B)に示すように、外側の導波管本体104及びこれと導波軸106との間の空間部分では磁界は非常に少なく、これに対して、導波軸106内では、その中心方向に向かって非常に大きな振幅で磁界が分布していることが判明する。しかし、中心軸の電界は非常に小さいので、エネルギーの移動を示すポインティングベクトルは、図5(C)に示すようにほとんど零となり、電磁波は大気中を移動することになる。尚、図5(C)において矢印が大きい程、大きなエネルギーの移動を示している。
【0027】
また、図6はシミュレーションに用いた他の態様の強誘電体導波管のモデルを示している。ここでは、中心の導波軸106の構造は図4に示す場合と同様に設定している。これに対して、外側の断面円形リング状の導波管本体104に関しては、上下端部分104A、104Aは導体で形成し、この上下端部分104A、104Aに挟まれた中央部分104Bを強誘電体材料によって形成している。ここで導波軸106及び導波管本体104の各サイズは、図4に示した場合と同じである。また、ここで導波軸106の中央部分106B及び導波管本体104の中央部分104Bの強誘電体材料の比誘電率εは、共に1000に設定している。
この場合にも、TEMモードで振動する2.45GHzのマイクロ波を供給したところ、入射面で、反射率が0.1%の結果を得た。すなわち、99.9%のマイクロ波がこの強誘電体導波管94を伝搬されてほとんど伝搬損失が生じないことが確認できた。
【0028】
このことから、中心の導波軸106を全部導体で形成し、外側の導波管本体104の中央部分104Bを強磁性体材料で形成した場合でも、伝搬損失をほとんど生ずることなく十分にマイクロ波を伝搬することが判明する。
また、比誘電率εが5000の強誘電体材料を用いて、上述したと同様なシミュレーションを行った結果、上述したと同様に、マイクロ波の伝搬に関しては良好な結果を得ることができた。
【0029】
上述したように、強誘電体導波管94がマイクロ波を伝搬できる理由は、以下のように考えられる。まず、マイクロ波に対して、導体の場合は表皮効果を生じて伝導電流となって流れるが、強誘電体材料の場合は、変位電流として流れる。すなわち、この変位電流は、電界の時間微分に比例して発生するが、比誘電率が大きい強誘電体材料中では電界が発生してようとすると、これを打ち消すような作用(電界がゼロにするような作用)が生じ(図5(A)参照)、これが電流が流れたと同じような挙動を示すことになると考えられる。
以上のように、強誘電体導波管94は、伝搬損失をそれ程生ぜしめることなくマイクロ波を十分に、且つ効率的に伝搬することができるので、TEMモードのマイクロ波を伝搬させるために従来用いていた同軸導波管に替えて、この強誘電体導波管94を用いることができ、従って、その耐熱性を大幅に向上させることができる。
【0030】
次に、本願の第2の発明について説明する。
図7は第2の発明に係るプラズマ処理装置を示す構成図、図8はスラグマッチャーに用いられる位置制御機構を示す構成図である。
この第2の発明の特徴は、従来のプラズマ処理装置で用いられていたTEモード用のマッチング回路(図1中のマッチング回路102や図11中のマッチング回路36)に替えて、TEMモード用に適用されたスラグマッチャーを設ける点にある。
この第2の発明では、処理容器44内の構造は、図1に示した場合と同様な構造なので、図7では同一構成部分については同一参照符号を付し、その説明を省略する。
【0031】
この第2の発明における導波管90は、従来装置と同様に形成されている。すなわち、この導波管90は、上記シールド蓋体80の中央開口部88に直接的に接続固定されて上方へ起立されている断面円形の完全な導体よりなる同軸導波管110と、この同軸導波管110の上端部に、マイクロ波の振動するモード変換を行うモード変換器96を介して水平方向に向けて接続固定される断面矩形の矩形導波管98とにより構成されている。この矩形導波管98については、図1に示す場合と同じである。
まず、上記マイクロ波発生源92と上記モード変換器96との間を連結する上記矩形導波管98は、全体が例えば表面に銀メッキを施した黄銅等の導体で断面矩形状に形成されており、この矩形導波管98には、マイクロ波に対する絶縁を行うアイソレータ100のみが介設されており、ここには図1で用いたマッチング回路102は介設されていない。そして、このマッチング回路102に替えて、上記同軸導波管110に本発明の特徴とするスラグマッチャー112が介設されている。具体的には、この従来周知の同軸導波管110は、TEMモードのマイクロ波を伝搬させるものであり、断面が実質的に円形リング状になされた筒状、或いは管状の導波管本体114と、この導波管本体114内の中心部に挿通される断面円形の棒状の導波軸116とにより形成されている。ここで前記第1の発明の場合と異なり、上記導波管本体104及び導波軸106は、共に例えば表面に銀メッキを施した黄銅等よりなる導体により形成されている。
【0032】
そして、上記スラグマッチャー112は、上記平面アンテナ部材76に接近させた状態で、この直上の同軸導波管110に設けられている。このスラグマッチャー112は、導体製の上記導波管本体114内に設けられた誘電体材料よりなる2つの整合部材118A、118Bを有しており、これらはマイクロ波の伝搬方向に沿って適宜離間させて配置されている。各整合部材118A、118Bは、例えば比誘電率が2.6程度のテフロン(登録商標)よりなる誘電体材料により所定の厚さの円板状に形成されており、その中心部にそれぞれ貫通孔120を形成して、この貫通孔120に上記導体製の導波軸116を挿通させることによって上記各整合部材118A、118Bを移動可能としている。
各整合部材118A、118Bの外径は、導波管本体114の内径よりも僅かに小さく設定され、その厚みH1は、例えばλ/4(λ:波長)程度に設定されている。
【0033】
そして、上記各整合部材118A、118Bは、位置制御機構122によって、両者が一体的に、或いは個別的にマイクロ波の伝搬方向に沿って移動できるようになっている。具体的には、上記各整合部材118A、118Bは、上記導波管本体114の側壁に設けた2つの長孔124を挿通させて設けた支持ロッド126によりそれぞれ支持されている。各支持ロッド126の基部は、ベース台128に回転自在に支持された2つのボールネジ130A、130Bにそれぞれ螺合されており、これらのボールネジ130A、130Bをそれぞれ個別に正逆回転させることによって、上記各整合部材118A、118Bは、個別に移動できるようになっている。そして、上記各ボールネジ130A、130Bの端部には、それぞれネジ駆動モータ132A、132Bが取付られており、これらのネジ駆動モータ132A、132Bによって上記各ボールネジ130A、130Bを個別に正逆回転し得るようになっている。
【0034】
また、上記ベース台128の一側には、ラック134が形成されていると共に、このラック134には、ラック駆動モータ136によって回転されるピニオン138が歯合されており、このピニオン138を正逆回転させることにより、このベース台128を図示しないガイドに沿って図8中の上下方向へ所定のストローク内において移動できるうよになっている。
また、この導波管本体114内には、マイクロ波の反射波の電力や位相を検出するプローバ140が設けられており、このプローバ140からの出力を受けて、例えばマイクロコンピュータ等よりなるマッチャー制御部142が上記各モータ132A、132B、136の回転動作を制御するようになっている。
【0035】
さて、このように構成されたプラズマ処理装置において、マイクロ波の伝搬に関しては、マイクロ波発生源92にて発生したマイクロ波は、矩形導波管98内ではTEモードで伝搬し、このTEモードのマイクロ波はモード変換器96にてTEMモードに変換されて、この状態で断面円形リング状の導体製の同軸導波管110内を平面アンテナ部材76に向けて伝搬されて行くことになる。
ここで処理空間Sにおけるプラズマ状態や圧力状態等の各種の要因で導波管90内においてはマイクロ波の反射波が発生するが、この反射波を相殺するように、上記スラグマッチャー112は動作して、いわゆるマッチング機能を発揮する。
【0036】
具体的には、導波管本体114内に設けたプローバ140によりマイクロ波の反射波の電力や位相が検出されて、これを打ち消すように、マッチャー制御部142は、ラック駆動モータ136、ネジ駆動モータ132A、132Bを回転駆動させることによって上記整合部材118A、118Bを一体的に、或いは個別的に移動させてマッチングをとっている。例えば両整合部材118A、118Bを一体的に移動させるには、ラック駆動モータ136を回転してベース台128を移動させればよく、これに対して両整合部材118A、118Bを個別に移動させるには、ネジ駆動モータ132A、132Bをそれぞれ個別に回転駆動させればよい。
【0037】
具体的には、マイクロ波の伝搬路の反射係数とインピーダンスとを複素平面に表してなるスミス図表上において、例えば両整合部材118A、118Bを一体的に移動させることにより位相が変化し、また、いずれか一方のみの整合部材118A、或いは118Bを移動することにより、実部(抵抗値)が一定で虚部(リアクタンス)が変化する軌跡を描くことになる。
このように、TEMモード用のスラグマッチャー122を設けることにより、従来用いられていたTEモード用のマッチング回路を不要にすることができる。
【0038】
そして、このスラグマッチャー112は、上述したようにTEMモード用なので、平面アンテナ部材16の直上にこれに接近させて設けることができ、従って、インピーダンスマッチングの効率を向上させることができる。
ここで、上記整合部材118A、118Bに用いた誘電体材料として、比誘電率が大きいものを用いれば、その分、インピーダンスマッチングの調整範囲を拡大することができる。そして、この誘電体材料としては、テフロン(登録商標)の他に、クォーツ、サファイヤ、サファール(登録商標)またはアルミナ、窒化アルミ等のセラミックスも用いることができる。
また、この種のスラグマッチャー122を、上記同軸導波管116に沿って複数段、例えば2段に亘って設けるようにしてもよい。
【0039】
また、上記第2の発明にあっては、従来の同軸導波管110にスラグマッチャー112を設けた場合を例にとって説明したが、これに限定されず、図1において説明した第1の発明の装置例に上記スラグマッチャー112を設けるようにしてもよい。
図9はこのような第2の発明の第1の変形例を示す部分拡大図である。
ここでは、図1にて説明したように、モード変換器96と平面アンテナ部材76とを連絡するように、導波管本体104と導波軸106とよりなる強誘電体導波管94が設けられており、この部分に、図7にて説明したと同様な構成のスラグマッチャー112を設けている。尚、この場合には、従来のマッチング回路102(図1参照)は不要となるのは勿論である。
【0040】
この構成によれば、第1の発明の効果と第2の発明の効果とを併せ持つことができる。すなわち、強誘電体導波管94の耐熱性を向上させてこの熱変形量が小さいことから、マイクロ波の漏洩等の発生を防止することが可能となる、という第1の発明の効果に加え、従来のTEモード用のマッチング回路が不要となって、インピーダンスマッチングの効率を向上させることができる、という第2の発明も発揮することができる。
また、上記第1の変形例にあっては、モード変換器96と平面アンテナ部材76との間のみを強誘電体導体管94で連絡したが、これに限定されず、平面アンテナ部材76とマイクロ波発生源92との間を全て強誘電体導波管で連絡するようにしてもよい。
【0041】
図10はこのような第2の発明の第2の変形例を示す部分構成図である。
図示するように、ここでは、平面アンテナ部材76とマイクロ波発生源92との間を、全て、導波管本体104と導波軸106とよりなる強誘電体導波管94により形成している。そして、上記平面アンテナ部材76の直上の部分の強誘電体導波管94に上記スラグマッチャー112を設けている。
この場合には、マイクロ波発生源92から伝搬されるマイクロ波の振動モードは当初よりTEMモードになるので、途中にモード変換器96(図9参照)を設ける必要がない。
従って、この第2の変形例の場合には、モード変換器96を不要にできることから、その分、装置のコスト削除に寄与できるのみならず、モード変換に伴って発生する損失もなくすことができるので、マイクロ波の伝搬効率も高めることができる。
【0042】
しかも、導体製の矩形導波管98(図1或いは図10参照)の部分も強誘電体導波管94に替えていることから、この部分の耐熱性も向上させて熱変形をなくし、この部分におけるマイクロ波の漏洩も防止することができる。
尚、本実施例では、半導体ウエハに成膜処理する場合を例にとって説明したが、これに限定されず、プラズマエッチング処理、プラズマアッシング処理等の他のプラズマ処理にも適用することができる。また、被処理体としても半導体ウエハに限定されず、ガラス基板、LCD基板等に対しても適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラズマ処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
請求項1〜7に係る発明によれば、導波管として強誘電体材料を用いた強誘電体導波管を採用したので、導波管自体の線膨張率を、従来の導体製の導波管よりも小さくでき、結果的に、熱変形等が少なくなり、この耐熱性を向上させることが可能になる。従って、導波管の変形やマイクロ波の漏洩等の発生を防止することができる。
請求項8、10、12に係るに規定する発明によれば、導波管の途中に、誘電体材料を用いたスラグマッチャーを設けるようにしたので、従来用いていたTEモード用のマッチング回路を不要にできる。
請求項9に係る発明によれば、TEMモード用のスラグマッチャーを平面アンテナ部材に接近させて設けることができ、インピーダンスマッチングの効率を向上させることができる。
請求項11に係る発明によれば、マイクロ波発生源からTEMモードでマイクロ波を伝搬できるので、途中にモード変換器を設ける必要がなく、その分、コストの削減に寄与できるのみならず、モード変換損失もなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係るプラズマ処理装置を示す構成図である。
【図2】平面アンテナ部材の一例を示す平面図である。
【図3】他の例の平面アンテナ部材を示す平面図である。
【図4】第1の発明で用いる強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュレーションモデルを示す図である。
【図5】図4の強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュレーション結果を示す図である。
【図6】他の種類の強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュレーション結果を示す図である。
【図7】第2の発明に係るプラズマ処理装置を示す構成図である。
【図8】スラグマッチャーに用いられる位置制御機構を示す構成図である。
【図9】第2の発明の第1の変形例を示す部分拡大図である。
【図10】第2の発明の第2の変形例を示す部分構成図である。
【図11】従来の一般的なプラズマ処理装置を示す構成図である。
【符号の説明】
42 プラズマ処理装置
44 処理容器
46 載置台
72 マイクロ波透過板
76 平面アンテナ部材
78 遅波材
80 シールド蓋体
84 マイクロ波放射孔
86 放射孔対
88 開口部
90 導波管
92 マイクロ波発生源
94 強誘電体導波管
96 モード変換器
98 矩形導波管
102 マッチング回路
104 導波管本体
106 導波軸
110 同軸導波管
112 スラグマッチャー
114 導波管本体
116 導波軸
118A、118B 整合部材
122 位置制御機構
140 プローブ
142 マッチャー制御部
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (12)

  1. 被処理体を載置する載置台を真空引き可能になされた処理容器内に設け、前記処理容器の天井の開口部にマイクロ波透過板を介して平面アンテナ部材を設けると共に、前記平面アンテナ部材の上方を覆うように接地されたシールド蓋体を設け、マイクロ波発生源からのマイクロ波を導波管を介して前記平面アンテナ部材へ供給するようにしたプラズマ処理装置において、
    前記導波管は、その比誘電率が1000以上である強誘電体材料を用いた強誘電体導波管よりなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記導波管の途中にはモード変換器が介在されており、このモード変換器と前記平面アンテナ部材との間に前記強誘電体導波管が用いられることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記強誘電体導波管は、筒状の導波管本体と、この導波管本体内に挿通される導波軸とよりなり、前記導波管本体と前記導波軸の内、少なくともいずれか一方が前記強誘電体材料よりなることを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記強誘電体材料は、PZT(Pb、Zr、Ti、Oを含む複合材料)、BST(Ba、Sr、Ti、Oを含む複合材料)、SBT(Sr、Bi、Ta、Oを含む複合材料)よりなる群より選択される1つ以上の材料よりなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記平面アンテナ部材には、貫通孔よりなるマイクロ波放射孔が同心円状、或いは渦巻状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記平面アンテナ部材には、貫通孔よりなる2つのマイクロ波放射孔を略90度互いに方向を異ならせて接近させてなる放射孔対が、同心円状、或いは渦巻状に多数形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記導波管には、誘電体材料を用いたスラグマッチャーが設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 被処理体を載置する載置台を真空引き可能になされた処理容器内に設け、前記処理容器の天井の開口部にマイクロ波透過板を介して平面アンテナ部材を設けると共に、前記平面アンテナ部材の上方を覆うように接地されたシールド蓋体を設け、マイクロ波発生源からのマイクロ波を導波管を介して前記平面アンテナ部材へ供給するようにしたプラズマ処理装置において、
    前記導波管の途中に、誘電体材料を用いたスラグマッチャーを設けると共に、前記スラグマッチャーは、前記マイクロ波の伝搬方向に沿って離間させて配置された誘電体材料よりなる2つの整合部材よりなり、前記2つの整合部材は一体的に前記マイクロ波の伝搬方向へ移動可能になされるように構成したことを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 前記スラグマッチャーは、前記平面アンテナ部材に接近させて設けられていることを特徴とする請求項8記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記2つの整合部材は、個別的にも移動可能になされていることを特徴とする請求項8または9記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記導波管は同軸導波管よりなり、前記マイクロ波は前記マイクロ波発生源からはTEMモードの振動モードで伝搬されることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記導波管の途中には、モード変換器が設けられており、前記モード変換器と前記平面アンテナ部材とを連結する部分の導波管に、前記スラグマッチャーを介設するようにしたことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
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