JPH01298700A - マイクロ波プラズマ発生装置 - Google Patents

マイクロ波プラズマ発生装置

Info

Publication number
JPH01298700A
JPH01298700A JP63128220A JP12822088A JPH01298700A JP H01298700 A JPH01298700 A JP H01298700A JP 63128220 A JP63128220 A JP 63128220A JP 12822088 A JP12822088 A JP 12822088A JP H01298700 A JPH01298700 A JP H01298700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
cavity resonator
gas
waveguide
plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63128220A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Echizen
裕 越前
Satoshi Takagi
智 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63128220A priority Critical patent/JPH01298700A/ja
Publication of JPH01298700A publication Critical patent/JPH01298700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、改善されたマイクロ波プラズマ発生装置に関
する。より詳しくは、本発明は、改善されたマイクロ波
プラズマCVD装置、レジスト灰化装置に関する。
〔従来技術の説明〕
プラズマCVD法とは、特定の物質をプラズマ化して活
性の強いラジカルとし、このラジカルを基体に接触させ
て基体上に、堆積膜形成を施す方法をいい、プラズマC
VD装置とは、S亥プラズマCVD法の実施に用いられ
る装置をいう。
従来、こうしたプラズマCVD装置は、原料ガス導入口
と排気口とを有する真空容器で形成されたプラズマCV
D室と、該プラズマCVD室に供給される原t4ガスを
プラズマ化するエネルギーを供給する電6if波等を供
給する装置とからなっている。
ところで、プラズマCVD法は前述のラジカルの強い活
性に依拠するものであり、ラジカルの密度や被処理体の
温度等を適宜選択することにより、所望の堆積膜形成を
行うが、プラズマCVD法において重要なことはラジカ
ルの効率的生成である。
従来、プラズマ化エネルギーを与える媒体としては、1
3.56MHz程度の高周波数電磁波が使用されていた
が、近年、2.45Gt(z程度のマイクロ波を用いる
ことにより、高密度プラズマを効率的に生成することが
でき、同時に被処理体を加熱することも可能であること
が判明し、マイクロ波を用いたプラズマCVD法が1王
目され、そのための装置もいくつか提案されている。
例えば、半導体デバイス、電子写真用感光体、画像入力
用センサー、撮像デバイス、光起電力素子、その他の各
種エレクトロニクス素子、光学素子等に用いる素子部材
としてのアモルファスシリコン(以下、rA−3iJと
記す。)やポリ・シリコン(以下、rp−3i Jと記
す。)或いは5i02 、SiN等の堆積膜をマイクロ
波を用いたプラズマCVD法(以下、rMW−PCVD
法」と記す。)により形成する方法及びそのための装置
が提案されている。
ところでそうした従来のMW−PCVD装置は、次の2
つのタイプに大別することができる。
即ちその1つのタイプは特公昭58−49295号公報
、特公昭59−43991号公報、実公昭62−362
40号公報等にみられるタイプのものであって、方形ま
たは同軸導波管にガス管を貫入させるか或いは接触させ
てプラズマを生起せしめる方式のものである。c以下こ
の方式を、“「方式I J MW−PCVDii”とい
う。〕他のタイプは、特開昭57−133636号公報
等にみられるタイプのものであって、空洞共振器中で電
子サイクロトロン共鳴(ECR)を惹起せしめ、発散磁
界でプラズマを引き出す方式のものである。〔以下この
方式を、“[方式2JMW−PCVD装置゛という。〕 「方式x」Mw−pcvoH置ニツイテハ、第4図に示
されるものを代表的なものとして挙げることができる(
実公昭62−36240公till)。
即チ、[方式IJ MW−PCVD装置は、第4図に示
されるように、真空系、排気系、マイクロ波導入系で構
成されるものである。
第4図にあって、真空系は、反応器107と、ガス輸送
管107aを介して接続した内径40腐1程度のマイク
ロ波透過性の管(例えば石英管)或いは窓とで構成され
ている。前記石英管(或いは窓)は第1のガス導入パイ
プと接続し、同時にマイクロ波導波管と直交している。
そして反応器107内には、第2のガス導入パイプが接
続され、導入されたガス(シランガス)はjJF気系(
107b。
108)によりIJF気されるようにされている。当2
に装置にあっては、第1のガス導入パイプから導入され
たガス(Otガス又はN2ガス)は、マイクロ波放電に
よりプラズマ化される。マイクロ波エネルギーによる放
電に際しては、摺動短絡板(−プランジャー)105を
動かしてマイクロ波人力インーーダンスの整合をとり得
るようにされている。かくして生成するプラズマ中のラ
ジカルが前記の第2のガス導入パイプを介して導入され
るシランガスと反応し、基板111上にSingまたは
SiN等の膜形成がなされるところとなる。
「方式2J MW−PCVD装置ニツイテハ、第5図に
示されるものを代表的なものとして挙げることができる
(特開昭57−133636号公報)。
この装置は、電磁石I3を使用する以外、他の系構成は
上記の「方式IJMW−PCVD装置の場合と基本的に
同様である。即ち真空系は、円筒形状のプラズマ化室1
とそれに接続された堆積室2とで構成され、前記プラズ
マ化室にはマイクロ波導入窓3が該室内に真空に保持さ
れるようにして設けられている。プラズマ化室1には、
第1のガス導入バイブロ及びマイクロ波m波管4が接続
され、該プラズマ化室はその外周に設けられた水冷パイ
プ5を介して水冷されるようにされている。
また、第5図に図示の装置にあっては、プラズマ化室1
と同心状になるように電磁石13が配置されていて、そ
の磁力線の方向は、マイクロ波の11行方向と同じであ
り、この磁場とマイクロ波の電場を直交させて電子サイ
クロトロン運動がなされるようにされている。このため
、プラズマ化室1はTE+、t  (t:自然数)モー
ドの空洞共振器となるように設計されている。また堆積
室2には、第2のガス導入パイプと排気系とが接続され
ていて、該堆積室内のガスは前記排気系を介して排気さ
れる。
第5図の装置構成で代表される「方式2JMW−PCV
D装置にあっては、第1のガス導入バイブロを介して導
入されるガス(■(2ガス)がマイクロ波エネルギーに
よる放電に付されてプラズマ化される。そして875ガ
ウスの磁場のとき、マイクロ波エネルギーの反射波はほ
とんどゼロになる。もっとも当該装置では、チョーク構
造を持つ空洞共振器の端面板I6を真空中で移動させ、
ガス種、ガス圧、導入するマイクロ波電力によって空洞
共振器の条件を満たせるようにされている。上記の水素
プラズマは、電子サイクロトロン運動を行いながら磁力
線の方向に沿って輸送され、該プラズマ中のラジカルが
、第2のガス導入パイプを介して導入されるガス(シラ
ンガス)と反応し、基板ll上にA−5iの膜形成がな
されるところとなる。
しかしながら上記従来の[方式IJMW−PCVD装置
にしろまた[方式2JMW−PCVD装置にしろ下述す
る解決を要する問題点が存在する。
即ち、「方式1」Mw−pcvol置ニツイテは、安定
した放電を得るについては、(i ) I Torr以
上に内圧を制御する必要があること、(11)ガス輸送
管中でラジカルが失活するため成膜堆積速度が遅いこと
、そして(山)投入するマイクロ波電力を上げて膜堆積
速度を早めようとすると、石英管と導波管のクロス部に
電界が集中して石英管がスパッタリングされるところと
なり、該スパッタリングにより粒子が生じそれら粒子が
堆積する膜中にとり込まれ、得られる膜は電気特性につ
いて欠陥のあるものになってしまうこと等の問題点があ
る。
また、「方式2JMV/−PCVD装置ニツイテは、前
述のラジカル失活そしてスパッタリングに係る問題点は
ないものの、下述するような解決を要する問題点が存在
する。
即ち、(iv )成膜は10−’Torr程度の内圧(
即ち、ラジカルの平均自由行程が約1m)の条件で行わ
れるため、H2ガスとシランガスを用いてのA−3i膜
の形成では、基板上よりはむしろマイクロ波導入窓側に
A−3L膜が堆積し易くなり、その結果空洞共振器内に
もA−3i膜が付着するところとなって放電維持及び放
電開始が次第に困難になること、(V)以上のようにし
てマイクロ波専大窓上に堆積したA−3i膜はやがて剥
離するところとなって、基板上或いは堆積中の膜上に付
着し、得られる堆積膜の品質を低下さセてしまうこと、
(vl)こうしたことがら成膜を行う度にチャンバー(
堆積室)内の清掃を行う必要があること、(νi)シた
がって装置の稼動率が低いこと等の問題点がある。
これらの問題点の他、「方式2JMW−pcvD装置に
ついては、マイクロ波導入窓(3)と導波管(4)が締
結・固定されているため、空洞共振器長を変えるについ
ては真空中で端面板(16)を動かすことにより行われ
るところ、作業効率が悪いという問題が更に存在する。
〔発明の目的〕
本発明は、従来のマイクロ波プラズマCVD装置(MW
−PCVD装置)に係る前述の各種問題点を排除した、
稼動率及び作業効率がよく、そして良質のA−3i等の
堆積膜を常時安定して製造できる改善されたMW  P
CVDW置及びレジスト灰化装置を提供することを主た
る目的とするものである。
本発明の他の目的は、E(j?方式のような大型の電磁
石を用いることなくして、マイクロ波の伝播モードを適
宜選択することにより大面積基体への均一にして均質な
所望の堆積膜の形成を可能にする改善されたMW−PC
VD装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ガスの電離断面積にかかわり
なくしてマイクロ波エネルギーによる放電についてマイ
クロ波入力インピーダンスの整合が常にとれ、マイクロ
波エネルギーが有効に利用されて所望の堆積膜の多量生
産を可能にする、改善されたMW−PCVD装置を提供
することにある。
〔発明の構成・効果〕
本発明者らは、従来のMW−PCVD装置に係る前述の
各種問題点を排除して前記目的を達成すべく鋭意研究を
重ねた。その結果、(イ)ECR法による磁場勾配でな
く、圧力勾配を利用することでガスの逆拡散を抑制する
手段を講じる、(ロ)成膜室をプラズマ密度に依存する
ことなくしてマイクロ波を整合させて空洞共振器として
動作する構造にする、(ハ)該空洞共振器内にヘルジャ
ーを貫入させてTMモードを励振するようにする、の(
イ)乃至(ハ)の装置構成をとることにより従来のMW
−PCVD装置に係る前述の各種問題点を排除して前記
本発明の目的を所望どおりに達成できる知見を得た。
本発明は該知見に基づいて完成に至ったものであり、そ
の骨子は真空容器と、該真空容器内に反応用ガスを供給
する手段、該真空容器内を排気する手段、導波管を構成
要素とするマイクロ波立体回路を介してマイクロ波を空
洞に導入する手段、該空洞からプラズマ発生室にマイク
ロ波を透過させる手段とで構成されるマイクロ波プラズ
マ発生装置であって、前記マイクロ波立体回路中に空洞
共振器を設け、前記空洞共振器の対向する端面板の1つ
が空洞共振器長可変プランジャー、他の1つが金属多孔
板または基体保持台であることを特徴とするマイクロ波
プラズマ発生装置、特にはMW−PCVD装置にある。
ところで、本発明のM W  P CV D 装Hニツ
イて上記(イ)の点の装置構成は、次のようにして達成
される。すなわち空洞共振器の構造を採用し、前記空洞
共振器の端面板を多孔板とすることで真空容器を空洞共
振器内部と成膜室の2つに分割し、空洞共振器内部とな
っている真空容器側に原料ガス(例、シランガス等)以
外のガス(例、11□ガス、Arガス等)を流して空洞
共振器内部となっている真空容器の圧力を成膜室の圧力
より高めることによって圧力勾配が形成される。即ち、
かくなる(イ)の装置構成をとることにより、1O−3
Torr台乃至I Torrの内圧での放電が可能にな
り、この内圧領域では生成するプラズマ中のラジカルの
平均自由行程が短く同時に圧力勾配によりガスの流れが
規制されるので、材料ガスの逆拡散は効率的に抑制され
る。
一方、前記空洞共振器の端面板が基体保持台であり、該
保持台付近にガスl)気口を存することで多孔板と同様
圧力勾配を形成することができる。
従って、この場合も、ガスの流れが規制され、材料ガス
の逆拡散は効率的に抑制される。
上記(ロ)の点の装置構成は、マイクロ波の位相・振幅
に応して適宜調整できる2つの整合回路を設けることに
より達成できる。なお、該整合回路と空洞共振器の間に
は定在波のエネルギーが蓄積するところとなるので、該
間隔を可及的に短縮することが望ましい。このところの
特に望ましいflFi様では、整合回路と空洞共振器を
一体化させ、2つの整合回路の中の少なくとも一方を空
洞長可変プランジャーにする。
ところで上述の反射マイクロ波の位相・振幅は、主とし
て、プラズマ密度とマイクロ波の給電回路の形状に依存
する。
即ちプラズマ密度については、ガス種・ガス圧或いは導
入するマイクロ波電力によって変化し、このときプラズ
マの複素屈折率n−1k (Own〈1、kは吸収係数
)も変化する。従って、常に空洞共振器として動作させ
るには、n、にの効果を打消す必要がある。
nの効果を打消すには、空洞内径を変化させることが難
しいので空洞内径がn倍H<n<1)細くなった分を空
洞共振器長(L)を伸ばして打消せばよい。
共振周波数(f=2.45GHz ) 、共振rstモ
ード(TMrsL)及び空洞内径(n D)が決まれば
新たな空洞共振器長の空気換算値(L′)は次式で求ま
る。
L! 式中y、はベッセル関数Jr(y)=Oの根であり、C
は光速である。
式(1)からしても明らかなように、nの変化量に応じ
て空洞共振器長りを調整することによりnの効果を打消
すことができる。
また、kの効果、即ち、反射波の振幅と位相遅れδを打
ち消すについては、2つの整合回路を調整することによ
り行われる。
実際には、n、には相互に従属関係にあるので−tUの
(n、  k)に対して空洞共振器長し及びスライド式
絞りを調整すればよい。
一方、マイクロ波の給電回路の形状により生ずる反射波
も、2種の整合回路を使用することにより効率的に整合
できる。
上記(ハ)の点の装置構成は、第1図に示すように方形
導波管と円筒空洞共振器の軸が直交するように締結する
ことにより達成できる。かくすることにより、空洞共振
器長を変化させる場合に導波管が邪魔になることはない
。そして、円筒空洞共振器内には、T M o己(t:
自然数)が励振され、大気中であっても空洞共振器長を
変えることができ、作業効率も良好になる。
以下、本発明によるMW−PCVD装置を図示の装置例
により詳しく説明するが、本発明はそれらにより何ら限
定されるものではない。
装置例1 筒車のため、円筒空洞共振器を用いた場合に限って説明
することとする。その場合の装置例を第1図の模式的透
視略図に示す。
第1図において、21は方形導波管、22は円筒空洞共
fii器、23は空洞共振器長可変プランジャー、24
は円筒面スライド式絞り、25はマイクロ波透過性のペ
ルジャー、26はマイクロ波反射部材、27は堆積室、
28は基体、29は基体保持台、そして30.31は、
ガス導入パイプをそれぞれ示す。
第1図に図示の本発明のMW−PCVD装置は、要する
に空洞共振器型マイクロ波プラズマCVD装置であり、
マイクロ波発振器(図示せず)、マイクロ波立体回路(
図示せず)、空洞共振器、マイクロ波透過性のペルジャ
ーで構成されたプラズマ化学ガス導入バイブ(30,3
1)とガス排出口32とを具備した堆積室とで構成され
る。
第1図において、円筒空洞共振器22の材質は、マイク
ロ波の表面電流によるオーム損を少なくするため、電気
抵抗率の小さいものを使用することが好ましい。また、
空洞長可変プランジャー23が駆動手段34を介して嵌
合しながら動くので摩耗にも強くなければならない、従
って、銅、真ちゅう、或いは銀、銅または金メツキした
ステンレス鋼等の材質のものが望ましい、中でも、銀メ
ツキしたステンレス鋼が最適である。
この円筒空洞共振器22は、その回転軸と方形導波管中
心軸とが直交するように締結されており、方形導′波管
21のH5゜(TE、。)モードを円形導波管のE。l
 (TMO,)モードへ変換している。この空洞共振器
22は、2つの整合回路と一体化されており、1つは空
洞共振器長可変プランジャー23、もう1つは円筒面ス
ライド式絞り24である。
空洞共振器長可変プランジャー23は、空洞共振器22
の軸に沿って移動可能であり、例えば、モーター35を
備えた駆動手段34を介して駆動すればよい、前記プラ
ンジャー23と空洞共振器22の間の異常放電を防ぐた
めりん青銅製のばね材〔例えばEM I  (Elec
tro Magnetic Inter−ferenc
e )シールド製品、北川工業株式会社製〕で接触を良
好にしている。
円筒面スライド式絞り24は、方形導波管21と空洞共
振器22のクロス部に左右一対配置する。
この絞りの動く方向は、図中に矢印で示すように、方形
導波管21の長手方向であり、2つの絞りは各々独立に
円筒面に沿って回転スライドできる構造になっている。
この絞りと空洞共振器22とは、前記プランジャーの場
合と同様の接触方法をとっている。
前述の空洞共振器22(例えば、内径φ120龍)の中
には、マイクロ波透過性のベルジャー25が貫入してい
る。このペルジャ−25は、堆積室27及び不図示の真
空ポンプとの組合せで真空系を構成するので、ペルジャ
ー25と堆積室27の間は真空封止用のゴム系0リング
33で真空シールをする。その真空シールの外側でペル
ジャーを経由してマイクロ波の逃げ道となる2つの金属
の接触面にE、M、[(電磁干渉)シールドとしてスパ
イラル金属シール等を施し、圧着度を上げてマイクロ波
帯で接地することによりマイクロ波の残湯を防ぐ。
これとは別に、堆積室27のフランジ面にマイクロ波反
射部材26をビスで締結し、マイクロ波の反射と同時に
ガスがペルジャー25と堆積室27間を往来できるよう
にする。
このペルジャ−25は、へりリア([3cO)、石英(
Sio□)、アルミナ・セラミックス(AZZ○3)。
窒化ポロン(BN)、窒化珪素(SiN)、窒化アルミ
(A I N)のいずれかの材質でできている。
また、マイクロ波反射部材26は、銀、銅または金メツ
キ(特に銀メツキが最適である)された金属に多数の孔
が穿孔された多孔板であり、例えば、開孔率60%のφ
6鰭の円孔のあいた厚さ0、8−*のアルミニウム製多
孔仮いわゆるパンチングボードである。この多孔板は異
常放電を抑制するため、堆積膜27にビスで締結されて
いる。このような多孔板の代用として、エキスバンド・
メタルを使用しても良い。
堆積室27内には基板28、基板サセプタ29皮び2本
のガス導入パイプ30.31があり、そのうちの1本(
30)は、マイクロ波反射部材26を貫通し、その先端
がペルジャー25の内部に開放されており、もう1本(
31)は、その先端がリング状で、多数のノズル孔より
ガスが噴出するようになっていて、ペルジャー25と基
板サセプタ29の間に設置されている。
堆積室27は不図示の排気ポンプに接続していて、これ
により排気が行われる。
以上の説明した本発明のMW−P CV D装置を作動
するに当たっては、先ず、作動に先立って、初期放電が
起こり易くなるように、空洞共振器長をm/2×λ(m
:自然数)より若干短く設定しておく。このところは、
具体的には、ペルジャー25が内蔵された状態で空洞共
振器となるように、予めネットワーク・アナライザー(
ヒユーレット・パラカード社製)で測定して短くする方
法を決めて行われる。
即ち、ペルジャーが例えば肉厚3u、径φ70龍、高さ
lOO龍のサイズ及び肉厚31飄、径φ110+u、高
さ100 ws真のサイズのものである場合、短縮距離
は各々3 sm及び4鰭であり、空洞共振器長は291
1m及び2901である。
以上のように準備した後装置を作動させる。そうすると
、不図示のマイクロ波発振器から投入されたマイクロ波
電力は導波管21を介して空洞共振器22内で増幅され
、ガス6人パイプ30からペルジャー25内に導入され
た水素ガス或いは水素・アルゴン混合ガスがマイクロ波
プラズマとなる。しかしながら放電後はマイクロ波の反
射が急激に増えるのでマイクロ波立体回路中に組込まれ
たパワー・モニターの反射電力を減らすよう空洞共振器
長可変プランジャー及び円筒面絞りを調節する。
本装置例において、ペルジャーとして肉厚3mm、径φ
70龍、高さ1001の石英ペルジャーを使用して水素
プラズマを生起させる場合、マイクロ波の反射を10%
未満にするための2つの整合回路の配置例を表1に示す
なお、表1に示すところは、放電前に空洞共振器長を2
90龍、スライド式絞り開口部を全開(口;96X27
+n)にセットして放電後の2つの整合回路の配置を表
したものである。絞りは左右対称に動かした場合の開口
部の横寸法(10〜96+n)を記し、縦は27 mm
に固定した場合である。
表   1 圧力、マイクロ波電力に応した整合回路の配置絞り全開 向、本装置例ではマイクロ波発振器は連続発振であり、
マイクロ波の脈流のリップル率が200W〜500Wの
範囲で10%以内のものが使用される。そして、−度プ
ラズマが生起されるとマイクロ波の電力は10%以内の
ゆらぎでプラズマに連続的に投入されるため、定常状態
へ移行する。
従って、本装置例の場合、放電前及び定常状態となった
放電後の各々の段階でマイクロ波の入力インビーダンス
が整合するよう調整する。そうした調整は、空洞共振器
長と円筒面絞りを放電前後に夫々1回ずつ行えば充分で
ある。
以上に述べた本発明のMW−PCVD装置を使用してA
−5i膜等の堆積膜を形成する場合、従来のMw−pc
vD91に見られる系内ガスの逆拡散の生起の問題は使
用ガスの流量比をコントロールするだけで節単に解消で
きて、所望の堆積膜を効率的に形成することができる。
1成膜例を以下に示す。
底撲■ 上述の装置例1に述べた本発明のMW−P CVD!置
を使用して石英基板上にA−3i:H:F膜を表2に示
す成膜条件で堆積した。
表2に示したように成膜用原料ガスとして5iFaガス
を使用し、プラズマ発生用原料ガスとしてH!ガスとA
rガスを使用した。
成膜中での上述の従来のMW−PCVD装置に見られる
系内ガスの逆拡散の問題は、SiF4ガスと他の使用ガ
ス(Hzガス+A「ガス)との流■比を1=10以上に
コントロールすることにより未然に防止することができ
た。
表    2 かくしてた得られたA−3i:H:F膜を公知の評価方
法により評価したところ、以下の緒特性を有して実用価
値の高いものであることがわかった。
即ち、 光導電率σ、 =3.5 x 10−’ [Ω−’ (
j −’ ]暗導電率σd =1.2X10−” [Ω
−寥(J −’ ]Egopt (光学的バンドギ+ 
ツブl = 1.86 [eV]Ea(活性化エネルギ
ー1 =0.13 [eV]装T炭蛮 前記装置例1では、マイクロ波透過性のペルジャー25
と基体保持台29との間にマイクロ波反射部材26を配
置している。
第2図及び第3図に示す本実施例では、マイクロ波反射
部材26が無く、該部材が果たしていた空洞共振器の端
面板の機能を基体保持台29が果たすようにしている。
また、真空シールとマイクロ波ソールの2つの機能を金
属シール材33 (特にテフロン・シール、フロロカー
ボン社製が最適)が果たしている。そのため基体28を
真空雰囲気に保持した場合、基体28が誘電体ならば第
3図のように基体保持台29の上に載置し、基体28が
マイクロ波反射体(例えば金属やシリコン単結晶など)
ならば、基体28を基体保持台29に埋め込んで両者が
一体となって空洞共振器の端面板を形成するように設計
する。
第3図に示す部分断面図は、基体28を搬入或いは搬出
する場合のシステムの状態を表している。
この図において、ガス導入パイプ31の開口部は可及的
にマイクロ波透過性へルジャ−25の奥まで挿入し、ガ
ス排出口32は可及的に基体28に近づける。このよう
な配置によりプラズマの密度勾配をつけることができる
このような構成で装置を作動させる手順は、〔装置例1
〕と同しであるので説明を省略する。
以上述べた本発明のM%1−PCVD装置では、ガス種
・ガス圧・マイクロ波電力によらずに空洞共振器の整合
がとれるので磁場との共鳴を使わずに高いQ値を保持し
た共振状態が得られ、その結果処理速度が向上する。ま
た、プラズマ中を伝播するマイクロ波も基体28上では
マイクロ波の電界は常に0となり、イオンシースも薄い
のでRFを使った従来のプラズマ処理装置よりもプラズ
マ損傷は少なく、レジスト灰化装置に好適である。
処理斑 上述の〔装置例2〕に述べた本発明のマイクロ波プラズ
マ発生装置を使用して、表3に示す処理条件でレジスト
灰化を行った0表3のように、0□ガスをマイクロ波放
電でプラズマ化し、バタフライ・バルブで排気量を絞り
込んで圧力を0. IT orrとし、500Wのマイ
クロ波で処理した。
その結果、6インチウェハーで1時間に48枚処理する
ことができ、従来よりも高速化が可能となった。
表   3 (発明の効果の概略〕 以上説明したように、本発明のMW−PCVD装置によ
れば、従来のMW−P・CVDに見られる各種の問題点
がことごとく解決され、装置の稼動率及び作業効率が著
叫く向上し、A−5iデバイス等の製造コストを下げる
ことができることの他、得られるデバイスについて性能
上のばらつきがなくなる等の効果が奏される。また、E
CR方式のような大型の電磁石を使用しないのでマイク
ロ波の伝播モードを選べば容易に大面積化できるという
効果も奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のマイクロ波プラズマCVD装置の典
型的−例を模式的に示す透視略図である。 第2図及び第3図は、それぞれ本発明のマイクロ波プラ
ズマCVD装置の他の例を示す透視略図と部分断面略図
である。 第4図乃至第5図は、従来のマイクロ波プラズマCVD
装置の説明図又は断面略図である。 第1図乃至第3図について、21・・・方形導波管、2
2・・・空洞共振器、23・・・空洞共振器長可変プラ
ンジャー、24・・・円筒面スライド式絞り、25・・
・マイクロ波透過性のペルジャー、26・・・マイクロ
波反射部材、27・・・堆積室、28・・・基体、29
・・・基体保持台、30.31・・・ガス導入パイプ、
32・・・ガス排出口、33・・・真空シール部材、3
4・・・駆動手段、35・・・モーター。 第4図について、101・・・マイクロ波発振器、10
2・・アイソレーター、103・・・パワーモニター、
103a・・・指針針、104・・・整合器、+05・
・・プラズマ発生炉、106・・・摺動短絡板、107
・・・反応器、107a・・・ガス輸送管、107b・
・・排気管、108・・・排気装置。 第5図について、l・・・プラズマ化室、2・・・堆積
室、3・・・マイクロ波導入窓、4・・・マイクロ波導
波管、5・・・水冷パイプ、6・・・第1ガス導入パイ
プ、13・・・電磁石。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空容器と、該真空容器内に反応用ガスを供給す
    る手段、該真空容器内を排気する手段、導波管を構成要
    素とするマイクロ波立体回路を介してマイクロ波を空洞
    に導入する手段、該空洞からプラズマ発生室にマイクロ
    波を透過させる手段とで構成されるマイクロ波プラズマ
    発生装置であって、前記マイクロ波立体回路中に空洞共
    振器を設け、前記空洞共振器の対向する端面板が空洞共
    振器長可変短絡板(以下「プランジャー」と記す、)と
    金属多孔板であることを特徴とするマイクロ波プラズマ
    発生装置。
  2. (2)前記の対向する端面板が前記プランジャーと基体
    保持台であり、該保持台付近にガス排気口を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のマイクロ波プラズマ発生
    装置。
  3. (3)前記空洞共振器内に、マイクロ波透過性で放電空
    間を形成するためのベルジャーを貫入してなることを特
    徴とする請求項1又は同2に記載のマイクロ波プラズマ
    発生装置。
  4. (4)前記マイクロ波の発振機が、連続発振で且つ2.
    45GHz(ギガヘルツ)であることを特徴とする請求
    項1又は同2に記載のマイクロ波プラズマ発生装置。
JP63128220A 1988-05-27 1988-05-27 マイクロ波プラズマ発生装置 Pending JPH01298700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63128220A JPH01298700A (ja) 1988-05-27 1988-05-27 マイクロ波プラズマ発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63128220A JPH01298700A (ja) 1988-05-27 1988-05-27 マイクロ波プラズマ発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01298700A true JPH01298700A (ja) 1989-12-01

Family

ID=14979465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63128220A Pending JPH01298700A (ja) 1988-05-27 1988-05-27 マイクロ波プラズマ発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01298700A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01198478A (ja) マイクロ波プラズマcvd装置
TWI308036B (en) Plasma processing system for treating a substrate
JP6417390B2 (ja) Cvdプラズマ処理の方法
US7728251B2 (en) Plasma processing apparatus with dielectric plates and fixing member wavelength dependent spacing
JPH01297141A (ja) マイクロ波プラズマ処理装置
JP2005235755A (ja) マイクロウェーブ供給装置、それを用いたプラズマ工程装置及びプラズマ工程方法
EP0318539A1 (en) Microwave plasma generator
WO2002005339A1 (fr) Dispositif de traitement au plasma
JPH07169590A (ja) 電子密度の測定方法及びその装置及び電子密度の制御装置及びプラズマ処理装置
JP2003234327A (ja) プラズマ処理装置
JP2008181710A (ja) プラズマ処理装置及び方法
KR0174070B1 (ko) 마이크로파 플라즈마 처리 장치 및 방법
JPH09106900A (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JPS6367332B2 (ja)
US6706141B1 (en) Device to generate excited/ionized particles in a plasma
US5736818A (en) Resonant radiofrequency wave plasma generating apparatus with improved stage
JPH0463284A (ja) マイクロ波プラズマcvd装置
KR102498944B1 (ko) 유기 재료들의 자가 제한 에칭을 수행하기 위한 프로세스
JPH01298700A (ja) マイクロ波プラズマ発生装置
JP6883953B2 (ja) マイクロ波プラズマ処理装置およびマイクロ波プラズマ処理方法
JPH01184921A (ja) エッチング、アッシング及び成膜等に有用なプラズマ処理装置
TW497370B (en) Plasma processing apparatus
JP3732287B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3161788B2 (ja) ダイヤモンド膜合成装置
JPH084039B2 (ja) プラズマ発生方法および薄膜堆積方法