JP2003234327A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2003234327A JP2002029947A JP2002029947A JP2003234327A JP 2003234327 A JP2003234327 A JP 2003234327A JP 2002029947 A JP2002029947 A JP 2002029947A JP 2002029947 A JP2002029947 A JP 2002029947A JP 2003234327 A JP2003234327 A JP 2003234327A
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    • H01Q1/52Means for reducing coupling between antennas; Means for reducing coupling between an antenna and another structure
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    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体材料を用いることにより導波管の耐
熱性を向上させることが可能なプラズマ処理装置を提供
する。 【解決手段】 被処理体Wを載置する載置台46を真空
引き可能になされた処理容器44内に設け、前記処理容
器の天井の開口部にマイクロ波透過板72を介して平面
アンテナ部材76を設けると共に、前記平面アンテナ部
材の上方を覆うように接地されたシールド蓋体80を設
け、マイクロ波発生源からのマイクロ波を導波管を介し
て前記平面アンテナ部材へ供給するようにしたプラズマ
処理装置において、前記導波管は、強誘電体材料を用い
た強誘電体導波管94よりなるように構成する。これに
より、導波管の耐熱性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等に
対してマイクロ波により生じたプラズマを作用させて処
理を施すプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製品の高密度化及び高微細
化に伴い半導体製品の製造工程において、成膜、エッチ
ング、アッシング等の処理のためにプラズマ処理装置が
使用される場合があり、特に、0.1〜数10mTor
r程度の比較的圧力が低い高真空状態でも安定してプラ
ズマを立てることができることからマイクロ波を用いて
高密度プラズマを発生させてウエハを処理するプラズマ
処理装置が使用される傾向にある。このようなプラズマ
処理装置は、特開平1−184923号公報、特開平3
−191073号公報、特開平5−343334号公報
や本出願人による特開平9−181052号公報等に開
示されている。ここで、マイクロ波を用いた一般的なプ
ラズマ処理装置を図11を参照して概略的に説明する。
図11は従来の一般的なプラズマ処理装置を示す構成図
である。
【0003】図11において、このプラズマ処理装置2
は、真空引き可能になされた処理容器4内に半導体ウエ
ハWを載置する載置台6を設けており、この載置台6に
対向する天井部にマイクロ波を透過する例えば円板状の
窒化アルミ等よりなるマイクロ波透過窓8を気密に設け
ている。具体的には、このマイクロ波透過窓8は、上記
処理容器4の上端に設けた例えばアルミニウム製のリン
グ状の支持枠部材10より半径方向内方へ突出させた支
持棚部12にOリング等のシール部材14を介して気密
に取り付けられている。
【0004】そして、このマイクロ波透過窓8の上面に
厚さ数mm程度の円板状の平面アンテナ部材16と、必
要に応じてこの平面アンテナ部材16の半径方向におけ
るマイクロ波の波長を短縮するための例えば誘電体より
なる遅波材18を設置している。この平面アンテナ部材
16や遅波材18は、これらの上方を覆うようにして、
且つ処理容器4の上方を塞ぐようにして導体でシールド
蓋体20を設けている。また、上記遅波材18の上方に
は、内部に冷却水を流す冷却水流路22が形成された天
井冷却ジャケット24が設けられており、シールド蓋体
20等を冷却するようになっている。そして、アンテナ
部材16には多数の略円形の、或いはスリット状の貫通
孔よりなるマイクロ波放射孔26が形成されている。そ
して、平面アンテナ部材16の中心部に同軸導波管28
の内導体30を接続している。この同軸導波管28に
は、モード変換器32を介して矩形導波管34が接続さ
れると共に、この矩形導波管34には、マッチング回路
36、アイソレータ38及びマイクロ波発生源40が順
次接続されている。このマッチング回路36は、マイク
ロ波の振動モードの内のTEモードに対応されている。
これにより、マイクロ波発生源40より発生した、例え
ば2.45GHzのTEモードのマイクロ波を、矩形導
波管34を介してマッチング回路36及びモード変換器
32へ伝搬し、このモード変換器32にてTEモードか
らTEMモードに変換した後に同軸導波管28を介して
アンテナ部材16へ導くようになっている。そして、こ
のTEMモードのマイクロ波をアンテナ部材16の半径
方向へ放射状に伝搬させつつアンテナ部材16に設けた
マイクロ波放射孔26からマイクロ波を放出させてこれ
をマイクロ波透過窓8に透過させて、下方の処理容器4
内へマイクロ波を導入し、このマイクロ波により処理容
器4内にプラズマを立てて半導体ウエハWにエッチン
グ、成膜、アッシングなどの所定のプラズマ処理を施す
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなプラズマ処理装置において、矩形導波管34や同軸
導波管28にあっては他の部材、例えばモード変換器3
2や平面アンテナ部材16等の接続部分において不連続
部分が発生することから、この不連続部分にてマイクロ
波の多重反射等が起こり、線路の抵抗分によるジュール
熱によって発熱が生ずることは避けられない。この場
合、この同軸導波管28や、この中の内導体30は、例
えば黄銅の表面に銀メッキ等を施してなる導体等よりな
ることから、線膨張率が比較的大きい略17.2×10
-6/℃程度になり、この結果、上記同軸導波管28に熱
膨張による変形が生じて、上記接合部分にも変形や不具
合が生じ、更にはマイクロ波の漏洩等も発生する場合が
ある、といった問題があった。
【0006】また、他の問題としては、この種のプラズ
マ処理装置2としては、TEMモードのマイクロ波を処
理容器4内へ導入するのが、電磁波のポインティングベ
クトルと電流の流れの方向が一致するので、電流の位相
のみを考慮してアンテナを設計できる、という理由から
好ましいが、従来はTEモード用のマッチング回路36
が広く知られて用いられていたことから、従来はこのT
Eモード用のマッチング回路36をプラズマ処理装置2
に採用し、そして、マイクロ波の伝搬経路の途中にモー
ド変換器32を介在させてTEモードのマイクロ波をT
EMモードに変換して平面アンテナ部材16へ供給する
ようにしていた。このため、必然的にモード変換器32
を必要とすることから、コスト高になるのみならず、マ
イクロ波の変換ロスも発生する、といった問題があっ
た。また、マッチング回路36は、モード変換器32よ
りも、前段側に設ける必要があることから、このマッチ
ング回路36を、特性インピーダンスが大きく変わる平
面アンテナ部材16から遠く離れた箇所に設けなければ
ならず、このために効率的にインピーダンスのマッチン
グ(整合)操作を行うことができない場合もあった。
【0007】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の第1の目的は、強誘電体材料を用いることにより導波
管の耐熱性を向上させることが可能なプラズマ処理装置
を提供することにある。本発明の第2の目的は、TEM
モード対応のスラグマッチャーを用いることにより、従
来の例えばTEモード対応のマッチング回路を不要にす
ると共に平面アンテナ部材に接近させてマッチャーを設
けることができるようにしたプラズマ処理装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
被処理体を載置する載置台を真空引き可能になされた処
理容器内に設け、前記処理容器の天井の開口部にマイク
ロ波透過板を介して平面アンテナ部材を設けると共に、
前記平面アンテナ部材の上方を覆うように接地されたシ
ールド蓋体を設け、マイクロ波発生源からのマイクロ波
を導波管を介して前記平面アンテナ部材へ供給するよう
にしたプラズマ処理装置において、前記導波管は、強誘
電体材料を用いた強誘電体導波管よりなることを特徴と
するプラズマ処理装置である。このように、導波管とし
て強誘電体材料を用いた強誘電体導波管を採用したの
で、導波管自体の線膨張率を、従来の導体製の導波管よ
りも小さくでき、結果的に、熱変形等が少なくなり、こ
の耐熱性を向上させることが可能になる。従って、導波
管の変形やマイクロ波の漏洩等の発生を防止することが
可能となる。
【0009】この場合、例えば請求項2に規定するよう
に、前記導波管の途中にはモード変換器が介在されてお
り、このモード変換器と前記平面アンテナ部材との間に
前記強誘電体導波管が用いられる。また、例えば請求項
3に規定するように、前記強誘電体導波管は、筒状の導
波管本体と、この導波管本体内に挿通される導波軸とよ
りなり、前記導波管本体と前記導波軸の内、少なくとも
いずれか一方が前記強誘電体材料よりなる。また、例え
ば請求項4に規定するように、前記強誘電体材料の比誘
電率は、1000以上である。また、例えば請求項5に
規定するように、前記強誘電体材料は、PZT(Pb、
Zr、Ti、Oを含む複合材料)、BST(Ba、S
r、Ti、Oを含む複合材料)、SBT(Sr、Bi、
Ta、Oを含む複合材料)よりなる群より選択される1
つ以上の材料よりなる。
【0010】また、例えば請求項6に規定するように、
前記平面アンテナ部材には、貫通孔よりなるマイクロ波
放射孔が同心円状、或いは渦巻状に形成されている。ま
た、例えば請求項7に規定するように、前記平面アンテ
ナ部材には、貫通孔よりなる2つのマイクロ波放射孔を
略90度互いに方向を異ならせて接近させてなる放射孔
対が、同心円状、或いは渦巻状に多数形成されている。
また、例えば請求項8に規定するように、前記導波管に
は、誘電体材料を用いたスラグマッチャーが設けられ
る。請求項9に係る発明は、被処理体を載置する載置台
を真空引き可能になされた処理容器内に設け、前記処理
容器の天井の開口部にマイクロ波透過板を介して平面ア
ンテナ部材を設けると共に、前記平面アンテナ部材の上
方を覆うように接地されたシールド蓋体を設け、マイク
ロ波発生源からのマイクロ波を導波管を介して前記平面
アンテナ部材へ供給するようにしたプラズマ処理装置に
おいて、前記導波管の途中に、誘電体材料を用いたスラ
グマッチャーを設けるように構成したことを特徴とする
プラズマ処理装置である。このように、導波管の途中
に、誘電体材料を用いたスラグマッチャーを設けること
により、従来用いていたTEモード用のマッチング回路
を不要にできる。
【0011】この場合、例えば請求項10に規定するよ
うに、前記スラグマッチャーは、前記平面アンテナ部材
に接近させて設けられている。これにより、このTEM
モード用のスラグマッチャーを平面アンテナ部材に接近
させて設けることができ、インピーダンスマッチングの
効率を向上させることが可能となる。また、例えば請求
項11に規定するように、前記スラグマッチャーは、前
記マイクロ波の伝搬方向に沿って離間させて配置された
誘電体材料よりなる2つの整合部材よりなり、前記2つ
の整合部材は一体的に前記マイクロ波の伝搬方向へ移動
可能になされると共に、個別的にも移動可能になされて
いる。また、例えば請求項12に規定するように、前記
導波管は同軸導波管よりなり、前記マイクロ波は前記マ
イクロ波発生源からはTEMモードの振動モードで伝搬
される。これによれば、マイクロ波発生源からTEMモ
ードでマイクロ波を伝搬できるので、途中にモード変換
器を設ける必要がなく、その分、コストの削減に寄与で
きるのみならず、モード変換損失もなくすことが可能と
なる。また、例えば請求項13に規定するように、前記
導波管の途中には、モード変換器が設けられており、前
記モード変換器と前記平面アンテナ部材とを連結する部
分の導波管に、前記スラグマッチャーを介設するように
なっている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の係るプラズマ処
理装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。ま
ず、本願の第1の発明について説明する。図1は第1の
発明に係るプラズマ処理装置を示す構成図、図2は平面
アンテナ部材の一例を示す平面図、図3は他の例の平面
アンテナ部材を示す平面図、図4は第1の発明で用いる
強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュ
レーション結果を示す図、図6は他の種類の強誘電体導
波管におけるマイクロ波伝搬の状況のシミュレーション
結果を示す図である。図示するようにこのプラズマ処理
装置42は、例えば側壁や底部がアルミニウム等の導体
により構成されて、全体が筒体状に成形された処理容器
44を有しており、この処理容器44は接地されると共
に内部は密閉された処理空間Sとして構成されている。
【0013】この処理容器44内には、上面に被処理体
としての例えば半導体ウエハWを載置する載置台46が
収容される。この載置台46は、例えばアルマイト処理
したアルミニウム等により凸状に平坦になされた略円柱
状に形成されており、この下部は同じくアルミニウム等
により円柱状になされた支持台48により支持されると
共にこの支持台48は処理容器44内の底部に絶縁材5
0を介して設置されている。上記載置台46の上面に
は、ここにウエハを保持するための静電チャック或いは
クランプ機構(図示せず)が設けられ、この載置台46
は給電線52によりマッチングボックス54を介して例
えば13.56MHzのバイアス用高周波電源56に接
続されている。尚、このバイアス用高周波電源56を設
けない場合もある。また、バイアス用高周波電源56を
設けない場合でも、バイアス用電極を設けて、接地、或
いは電気的にフロート状態とすることにより、プラズマ
着火性能を向上することができる。
【0014】上記載置台46を支持する支持台48に
は、プラズマ処理時のウエハを冷却するための冷却水等
を流す冷却ジャケット58が設けられる。尚、必要に応
じてこの載置台46中に加熱用ヒータを設けてもよい。
上記処理容器44の側壁には、ガス供給手段として、容
器内にプラズマ用ガス、例えばアルゴンガスや処理ガ
ス、例えばデポジションガスを導入するための例えば石
英パイプ製のガス供給ノズル60が設けられ、このノズ
ル60より流量制御されたプラズマガス及び処理ガスを
供給できるようになっている。処理ガスとしてのデポジ
ションガスは、例えば窒化シリコンを成膜する場合には
SiH4 、O2 、N2 ガス等を用いることができる。
【0015】また、容器側壁には、この内部に対してウ
エハを搬入・搬出する時に開閉するゲートバルブ62が
設けられると共に、この側壁を冷却する冷却ジャケット
64が設けられる。また、容器底部には、図示されない
真空ポンプに接続された排気口66が設けられており、
必要に応じて処理容器44内を所定の圧力まで真空引き
できるようになっている。そして、処理容器44の天井
は開口されて開口部が形成されており、この開口部の周
縁部に沿って円形リング状の支持枠部材68がOリング
等のシール部材70を介して設けられており、この支持
枠部材68に、誘電体として例えばAlNなどのセラミ
ック材よりなるマイクロ波に対しては透過性を有する厚
さが20mm程度のマイクロ波透過板72がOリング等
のシール部材74を介して気密に設けられる。これによ
り、処理容器44内が気密に保持される。
【0016】そして、このマイクロ波透過板72の上方
に円板状の平面アンテナ部材76がその周縁部を上記支
持枠部材68の上端に載置した状態で支持されている。
そして、このアンテナ部材76の上面に、円板状の比誘
電率の大きい高誘電率特性を有する遅波材78が設けら
れる。そして、このアンテナ部材76と遅波材78の上
方を覆うようにして例えば蓋状に形成されたシールド蓋
体80が設けられており、この下端部は上記支持枠部材
68の上端で支持されている。このシールド蓋体80に
は、内部に冷却水を流す冷却水流路82が形成されてお
り、このシールド蓋体80や上記遅波材78等を冷却す
るようになっている。また、このシールド蓋体80は接
地されている。また、上記平面アンテナ部材76は前記
処理容器44内の上記載置台46に対向させて設けられ
る。この平面アンテナ部材76は、8インチサイズのウ
エハ対応の場合には、例えば直径が300〜400m
m、厚みが1〜数mm、例えば5mmの導電性材料より
なる円板、例えば表面が銀メッキされた銅板或いはアル
ミ板よりなり、この円板には例えば長溝のスリット形
状、或いは円形状の貫通孔よりなる多数のマイクロ波放
射孔84を同心円状、或いは螺旋状に形成している。
【0017】具体的には、この平面アンテナ部材76の
マイクロ波放射孔84は、図2或いは図3に示すように
形成されている。図2に示す場合には、マイクロ波放射
孔84は細長いスリット形状の貫通孔(図2(B)参
照)よりなり、マイクロ波放射孔84を、図2(A)に
示すように同心円状に多数個形成してある。このマイク
ロ波放射孔84の長さは、例えばλ/4程度である。
尚、λは、ここで用いられるマイクロ波の上記遅波材7
8中での波長である。また、図3に示す場合には、上述
したような形状の2つのマイクロ波放射孔84を、略9
0度方向を異ならせて接近させてなる放射孔対86(図
3(B)参照)を形成し、この放射孔対86を図3
(A)に示すように同心円状に多数個設けている。この
場合、マイクロ波放射孔対86の内のそれぞれのマイク
ロ波放射孔84の方向は、平面アンテナ部材96の半径
方向に対して所定の角度θ1、例えば+45度、或いは
−45度程度に設定されている。尚、このマイクロ波放
射孔84の形状は、細長いスリット形状に限らず、円
形、楕円形等でもよい。
【0018】図1に戻ってまた、上記シールド蓋体80
の上部の中心には、開口部88が形成されており、この
開口部88には本発明の特徴とする導波管90が接続さ
れると共に、この導波管90の端部には例えば2.45
GHzのマイクロ波発生源92が接続されている。これ
により、上記マイクロ波発生源92にて発生したマイク
ロ波を、導波管90を介して上記平面アンテナ部材76
へ伝搬できるようになっている。尚、マイクロ波の周波
数としては、他に8.35GHz、1.98GHz等を
用いることができる。具体的には、上記導波管90は、
上記シールド蓋体80の中央開口部88に直接的に接続
固定されて上方へ起立されている断面円形の強誘電体導
波管94と、この強誘電体導波管94の上端部に、マイ
クロ波の振動するモード変換を行うモード変換器96を
介して水平方向に向けて接続固定される断面矩形の矩形
導波管98とにより構成されている。
【0019】まず、上記マイクロ波発生源92と上記モ
ード変換器96との間を連結する上記矩形導波管98
は、全体が例えば表面に銀メッキがなされた黄銅等の導
体で断面矩形状に形成されており、この矩形導波管98
には上記マイクロ波発生源92から上記モード変換器9
6に向けて、マイクロ波に対する絶縁を行うアイソレー
タ100及びマイクロ波伝搬路のインピーダンス整合を
行うためのTEモード用のマッチング回路102が順次
途中に介在されている。尚、このマッチング回路102
は、例えば金属針を組み合わせたスタブチューナで形成
されている。従って、マイクロ波発生源92で発生され
たマイクロ波は、その振動モードがTEモードの状態
で、上記矩形導波管98内を伝搬されることになる。こ
れに対して、上記モード変換器96と上記平面アンテナ
部材76との間を連結する強誘電体導波管94は、これ
に強誘電体材料を含ませて形成されている。具体的に
は、この強誘電体導波管94は、TEMモードのマイク
ロ波を伝搬させるものであり、断面が実質的に円形リン
グ状になされた筒状、或いは管状の導波管本体104
と、この導波管本体104内の中心部に挿通される断面
円形の棒状の導波軸106とにより形成されている。
【0020】この場合、上記導波軸106の直径D1は
例えば略3mm程度である。また、上記導波管本体10
4の内径D2は例えば10mm程度であり、その肉厚は
例えば0.3mm程度である。尚、これらの数値は単に
一例を示したに過ぎず、これらの寸法は、前後のマイク
ロ波伝送路の特性インピーダンスにより決定すればよ
い。そして、上記導波軸106と導波管本体104の
内、少なくともいずれか一方が強誘電体材料、例えばセ
ラミックスにより形成されている。すなわち、導波軸1
06と導波管本体104の内のいずれか一方を強誘電体
材料により形成してもよいし、或いは両者を強誘電体材
料により形成してもよい。上記導波軸106を強誘電体
材料により形成した場合には、その下端面をネジ等によ
って平面アンテナ部材76と接合してもよいし、或い
は、金属の蒸着接合によって平面アンテナ部材76と接
合してもよい。
【0021】この強誘電体材料としては、マイクロ波の
伝搬効率を考慮すると、比誘電率が例えば1000以上
のものを用いるのがよく、その一例としてはPZT(P
b、Zr、Ti、Oを含む複合材料)、BST(Ba、
Sr、Ti、Oを含む複合材料)、SBT(Sr、B
i、Ta、Oを含む複合材料)等よりなる群より選択さ
れる1つ以上の材料を用いることができる。また、この
種の強誘電体材料の線膨張率は、従来装置で用いていた
同軸導波管の金属材料の線膨張率よりも一桁程度その線
膨張率が小さく、例えば1.02×10-6/℃程度であ
り、熱変形量が少なくて済む。このように、強誘電体材
料を用いた強誘電体導波管94は、後述するようにマイ
クロ波を案内するガイドとしての機能を発揮してマイク
ロ波を効率的に伝搬する。
【0022】次に、以上のように構成されたプラズマ処
理装置を用いて行なわれる処理方法について説明する。
まず、ゲートバルブ62を介して半導体ウエハWを搬送
アーム(図示せず)により処理容器44内に収容し、リ
フタピン(図示せず)を上下動させることによりウエハ
Wを載置台46の上面の載置面に載置する。そして、処
理容器44内を所定のプロセス圧力に維持して、ガス供
給ノズル60から例えばアルゴンガスや例えばSiH
4 、O2 、N2 等のデポジションガスをそれぞれ流量制
御しつつ供給する。同時にマイクロ波発生源92からの
マイクロ波を、矩形導波管98、モード変換器96及び
強誘電体導波管94を順次介して平面アンテナ部材76
に供給して処理空間Sに、遅波材78によって波長が短
くされたマイクロ波を導入し、これによりプラズマを発
生させて所定のプラズマ処理、例えばプラズマCVDに
よる成膜処理を行う。
【0023】ここで、マイクロ波の伝搬に関しては、マ
イクロ波発生源92にて発生したマイクロ波は、矩形導
波管98内ではTEモードで伝搬し、このTEモードの
マイクロ波はモード変換器96にてTEMモードに変換
されて、この状態で断面円形リング状の強誘電体導波管
94内を平面アンテナ部材76に向けて伝搬されて行く
ことになる。ここで処理空間Sにおけるプラズマ状態や
圧力状態等の各種の要因で導波管90内においてはマイ
クロ波の反射波が発生するが、この反射波を相殺するよ
うに、上記マッチング回路102は動作して、いわゆる
マッチング機能を発揮する。
【0024】そして、上記強誘電体導波管94とモード
変換器96や平面アンテナ部材76との接合部分ではマ
イクロ波の伝搬損失が生じたり、強誘電体材料の誘電損
失が生じたりして、この導波管90自体が昇温するが、
この構成材料である強誘電体材料は線膨張率が小さいの
で、この導波管90の熱変形量は非常に少なく、この耐
熱性を向上させることができる。また、上述のように、
熱変形量が小さいことから、マイクロ波の漏洩等の発生
を防止することが可能となる。ここで、上述したような
強誘電体導波管94が実際にマイクロ波を伝搬する点に
ついてシミュレーションによって検証したので、その評
価結果について説明する。
【0025】図4中において、図4はシミュレーション
に用いた強誘電体導波管のモデルを示し、図5(A)は
このモデルの断面における電界強度の分布を示すグラ
フ、図5(B)はこのモデルの断面における磁界強度の
分布を示すグラフ、図5(C)はこのモデルの断面にお
けるエネルギーの移動を表すポインティングベクトルを
示すグラフである。図4に示すこのモデルの強誘電体導
波管94において外側の断面円形リング状の導波管本体
104は、ここでは完全に導体で形成している。また、
中心部に位置する断面円形の導波軸106の上下端部分
106A、106Aは導体で形成し、この上下端部分1
06A、106Aに挟まれた中央部分106Bを比誘電
率εが1000の強誘電体材料によって形成している。
ここで導波軸106の直径D1は4mmに設定し、導波
管本体104の内径D2は10mmに設定している。ま
た、この導波軸106と導波管本体104との間の空間
は、空気が存在するものとして設定している。
【0026】このような強誘電体導波管94に、TEM
モードで振動する2.45GHzのマイクロ波を供給し
たところ、入射面で、反射率が0.9%の結果を得た。
すなわち、99.1%のマイクロ波がこの強誘電体導波
管94を伝搬されてほとんど伝搬損失が生じないことが
確認できた。この時の電界の分布に関して、図5(A)
に示すように、電界は、外側の導波管本体104から中
心に向かうに従って、略2次曲線的に上昇して大きくな
って導波軸106の表面付近で最大となる。そして、こ
の導波軸106内では電界は非常に少なくて僅かに発生
してるに過ぎない。また、この時の磁界の分布に関し
て、図5(B)に示すように、外側の導波管本体104
及びこれと導波軸106との間の空間部分では磁界は非
常に少なく、これに対して、導波軸106内では、その
中心方向に向かって非常に大きな振幅で磁界が分布して
いることが判明する。しかし、中心軸の電界は非常に小
さいので、エネルギーの移動を示すポインティングベク
トルは、図5(C)に示すようにほとんど零となり、電
磁波は大気中を移動することになる。尚、図5(C)に
おいて矢印が大きい程、大きなエネルギーの移動を示し
ている。
【0027】また、図6はシミュレーションに用いた他
の態様の強誘電体導波管のモデルを示している。ここで
は、中心の導波軸106の構造は図4に示す場合と同様
に設定している。これに対して、外側の断面円形リング
状の導波管本体104に関しては、上下端部分104
A、104Aは導体で形成し、この上下端部分104
A、104Aに挟まれた中央部分104Bを強誘電体材
料によって形成している。ここで導波軸106及び導波
管本体104の各サイズは、図4に示した場合と同じで
ある。また、ここで導波軸106の中央部分106B及
び導波管本体104の中央部分104Bの強誘電体材料
の比誘電率εは、共に1000に設定している。この場
合にも、TEMモードで振動する2.45GHzのマイ
クロ波を供給したところ、入射面で、反射率が0.1%
の結果を得た。すなわち、99.9%のマイクロ波がこ
の強誘電体導波管94を伝搬されてほとんど伝搬損失が
生じないことが確認できた。
【0028】このことから、中心の導波軸106を全部
導体で形成し、外側の導波管本体104の中央部分10
4Bを強磁性体材料で形成した場合でも、伝搬損失をほ
とんど生ずることなく十分にマイクロ波を伝搬すること
が判明する。また、比誘電率εが5000の強誘電体材
料を用いて、上述したと同様なシミュレーションを行っ
た結果、上述したと同様に、マイクロ波の伝搬に関して
は良好な結果を得ることができた。
【0029】上述したように、強誘電体導波管94がマ
イクロ波を伝搬できる理由は、以下のように考えられ
る。まず、マイクロ波に対して、導体の場合は表皮効果
を生じて伝導電流となって流れるが、強誘電体材料の場
合は、変位電流として流れる。すなわち、この変位電流
は、電界の時間微分に比例して発生するが、比誘電率が
大きい強誘電体材料中では電界が発生してようとする
と、これを打ち消すような作用(電界がゼロにするよう
な作用)が生じ(図5(A)参照)、これが電流が流れ
たと同じような挙動を示すことになると考えられる。以
上のように、強誘電体導波管94は、伝搬損失をそれ程
生ぜしめることなくマイクロ波を十分に、且つ効率的に
伝搬することができるので、TEMモードのマイクロ波
を伝搬させるために従来用いていた同軸導波管に替え
て、この強誘電体導波管94を用いることができ、従っ
て、その耐熱性を大幅に向上させることができる。
【0030】次に、本願の第2の発明について説明す
る。図7は第2の発明に係るプラズマ処理装置を示す構
成図、図8はスラグマッチャーに用いられる位置制御機
構を示す構成図である。この第2の発明の特徴は、従来
のプラズマ処理装置で用いられていたTEモード用のマ
ッチング回路(図1中のマッチング回路102や図11
中のマッチング回路36)に替えて、TEMモード用に
適用されたスラグマッチャーを設ける点にある。この第
2の発明では、処理容器44内の構造は、図1に示した
場合と同様な構造なので、図7では同一構成部分につい
ては同一参照符号を付し、その説明を省略する。
【0031】この第2の発明における導波管90は、従
来装置と同様に形成されている。すなわち、この導波管
90は、上記シールド蓋体80の中央開口部88に直接
的に接続固定されて上方へ起立されている断面円形の完
全な導体よりなる同軸導波管110と、この同軸導波管
110の上端部に、マイクロ波の振動するモード変換を
行うモード変換器96を介して水平方向に向けて接続固
定される断面矩形の矩形導波管98とにより構成されて
いる。この矩形導波管98については、図1に示す場合
と同じである。まず、上記マイクロ波発生源92と上記
モード変換器96との間を連結する上記矩形導波管98
は、全体が例えば表面に銀メッキを施した黄銅等の導体
で断面矩形状に形成されており、この矩形導波管98に
は、マイクロ波に対する絶縁を行うアイソレータ100
のみが介設されており、ここには図1で用いたマッチン
グ回路102は介設されていない。そして、このマッチ
ング回路102に替えて、上記同軸導波管110に本発
明の特徴とするスラグマッチャー112が介設されてい
る。具体的には、この従来周知の同軸導波管110は、
TEMモードのマイクロ波を伝搬させるものであり、断
面が実質的に円形リング状になされた筒状、或いは管状
の導波管本体114と、この導波管本体114内の中心
部に挿通される断面円形の棒状の導波軸116とにより
形成されている。ここで前記第1の発明の場合と異な
り、上記導波管本体104及び導波軸106は、共に例
えば表面に銀メッキを施した黄銅等よりなる導体により
形成されている。
【0032】そして、上記スラグマッチャー112は、
上記平面アンテナ部材76に接近させた状態で、この直
上の同軸導波管110に設けられている。このスラグマ
ッチャー112は、導体製の上記導波管本体114内に
設けられた誘電体材料よりなる2つの整合部材118
A、118Bを有しており、これらはマイクロ波の伝搬
方向に沿って適宜離間させて配置されている。各整合部
材118A、118Bは、例えば比誘電率が2.6程度
のテフロン(登録商標)よりなる誘電体材料により所定
の厚さの円板状に形成されており、その中心部にそれぞ
れ貫通孔120を形成して、この貫通孔120に上記導
体製の導波軸116を挿通させることによって上記各整
合部材118A、118Bを移動可能としている。各整
合部材118A、118Bの外径は、導波管本体114
の内径よりも僅かに小さく設定され、その厚みH1は、
例えばλ/4(λ:波長)程度に設定されている。
【0033】そして、上記各整合部材118A、118
Bは、位置制御機構122によって、両者が一体的に、
或いは個別的にマイクロ波の伝搬方向に沿って移動でき
るようになっている。具体的には、上記各整合部材11
8A、118Bは、上記導波管本体114の側壁に設け
た2つの長孔124を挿通させて設けた支持ロッド12
6によりそれぞれ支持されている。各支持ロッド126
の基部は、ベース台128に回転自在に支持された2つ
のボールネジ130A、130Bにそれぞれ螺合されて
おり、これらのボールネジ130A、130Bをそれぞ
れ個別に正逆回転させることによって、上記各整合部材
118A、118Bは、個別に移動できるようになって
いる。そして、上記各ボールネジ130A、130Bの
端部には、それぞれネジ駆動モータ132A、132B
が取付られており、これらのネジ駆動モータ132A、
132Bによって上記各ボールネジ130A、130B
を個別に正逆回転し得るようになっている。
【0034】また、上記ベース台128の一側には、ラ
ック134が形成されていると共に、このラック134
には、ラック駆動モータ136によって回転されるピニ
オン138が歯合されており、このピニオン138を正
逆回転させることにより、このベース台128を図示し
ないガイドに沿って図8中の上下方向へ所定のストロー
ク内において移動できるうよになっている。また、この
導波管本体114内には、マイクロ波の反射波の電力や
位相を検出するプローバ140が設けられており、この
プローバ140からの出力を受けて、例えばマイクロコ
ンピュータ等よりなるマッチャー制御部142が上記各
モータ132A、132B、136の回転動作を制御す
るようになっている。
【0035】さて、このように構成されたプラズマ処理
装置において、マイクロ波の伝搬に関しては、マイクロ
波発生源92にて発生したマイクロ波は、矩形導波管9
8内ではTEモードで伝搬し、このTEモードのマイク
ロ波はモード変換器96にてTEMモードに変換され
て、この状態で断面円形リング状の導体製の同軸導波管
110内を平面アンテナ部材76に向けて伝搬されて行
くことになる。ここで処理空間Sにおけるプラズマ状態
や圧力状態等の各種の要因で導波管90内においてはマ
イクロ波の反射波が発生するが、この反射波を相殺する
ように、上記スラグマッチャー112は動作して、いわ
ゆるマッチング機能を発揮する。
【0036】具体的には、導波管本体114内に設けた
プローバ140によりマイクロ波の反射波の電力や位相
が検出されて、これを打ち消すように、マッチャー制御
部142は、ラック駆動モータ136、ネジ駆動モータ
132A、132Bを回転駆動させることによって上記
整合部材118A、118Bを一体的に、或いは個別的
に移動させてマッチングをとっている。例えば両整合部
材118A、118Bを一体的に移動させるには、ラッ
ク駆動モータ136を回転してベース台128を移動さ
せればよく、これに対して両整合部材118A、118
Bを個別に移動させるには、ネジ駆動モータ132A、
132Bをそれぞれ個別に回転駆動させればよい。
【0037】具体的には、マイクロ波の伝搬路の反射係
数とインピーダンスとを複素平面に表してなるスミス図
表上において、例えば両整合部材118A、118Bを
一体的に移動させることにより位相が変化し、また、い
ずれか一方のみの整合部材118A、或いは118Bを
移動することにより、実部(抵抗値)が一定で虚部(リ
アクタンス)が変化する軌跡を描くことになる。このよ
うに、TEMモード用のスラグマッチャー122を設け
ることにより、従来用いられていたTEモード用のマッ
チング回路を不要にすることができる。
【0038】そして、このスラグマッチャー112は、
上述したようにTEMモード用なので、平面アンテナ部
材16の直上にこれに接近させて設けることができ、従
って、インピーダンスマッチングの効率を向上させるこ
とができる。ここで、上記整合部材118A、118B
に用いた誘電体材料として、比誘電率が大きいものを用
いれば、その分、インピーダンスマッチングの調整範囲
を拡大することができる。そして、この誘電体材料とし
ては、テフロン(登録商標)の他に、クォーツ、サファ
イヤ、サファール(登録商標)またはアルミナ、窒化ア
ルミ等のセラミックスも用いることができる。また、こ
の種のスラグマッチャー122を、上記同軸導波管11
6に沿って複数段、例えば2段に亘って設けるようにし
てもよい。
【0039】また、上記第2の発明にあっては、従来の
同軸導波管110にスラグマッチャー112を設けた場
合を例にとって説明したが、これに限定されず、図1に
おいて説明した第1の発明の装置例に上記スラグマッチ
ャー112を設けるようにしてもよい。図9はこのよう
な第2の発明の第1の変形例を示す部分拡大図である。
ここでは、図1にて説明したように、モード変換器96
と平面アンテナ部材76とを連絡するように、導波管本
体104と導波軸106とよりなる強誘電体導波管94
が設けられており、この部分に、図7にて説明したと同
様な構成のスラグマッチャー112を設けている。尚、
この場合には、従来のマッチング回路102(図1参
照)は不要となるのは勿論である。
【0040】この構成によれば、第1の発明の効果と第
2の発明の効果とを併せ持つことができる。すなわち、
強誘電体導波管94の耐熱性を向上させてこの熱変形量
が小さいことから、マイクロ波の漏洩等の発生を防止す
ることが可能となる、という第1の発明の効果に加え、
従来のTEモード用のマッチング回路が不要となって、
インピーダンスマッチングの効率を向上させることがで
きる、という第2の発明も発揮することができる。ま
た、上記第1の変形例にあっては、モード変換器96と
平面アンテナ部材76との間のみを強誘電体導体管94
で連絡したが、これに限定されず、平面アンテナ部材7
6とマイクロ波発生源92との間を全て強誘電体導波管
で連絡するようにしてもよい。
【0041】図10はこのような第2の発明の第2の変
形例を示す部分構成図である。図示するように、ここで
は、平面アンテナ部材76とマイクロ波発生源92との
間を、全て、導波管本体104と導波軸106とよりな
る強誘電体導波管94により形成している。そして、上
記平面アンテナ部材76の直上の部分の強誘電体導波管
94に上記スラグマッチャー112を設けている。この
場合には、マイクロ波発生源92から伝搬されるマイク
ロ波の振動モードは当初よりTEMモードになるので、
途中にモード変換器96(図9参照)を設ける必要がな
い。従って、この第2の変形例の場合には、モード変換
器96を不要にできることから、その分、装置のコスト
削除に寄与できるのみならず、モード変換に伴って発生
する損失もなくすことができるので、マイクロ波の伝搬
効率も高めることができる。
【0042】しかも、導体製の矩形導波管98(図1或
いは図10参照)の部分も強誘電体導波管94に替えて
いることから、この部分の耐熱性も向上させて熱変形を
なくし、この部分におけるマイクロ波の漏洩も防止する
ことができる。尚、本実施例では、半導体ウエハに成膜
処理する場合を例にとって説明したが、これに限定され
ず、プラズマエッチング処理、プラズマアッシング処理
等の他のプラズマ処理にも適用することができる。ま
た、被処理体としても半導体ウエハに限定されず、ガラ
ス基板、LCD基板等に対しても適用することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮す
ることができる。請求項1〜8に係る発明によれば、導
波管として強誘電体材料を用いた強誘電体導波管を採用
したので、導波管自体の線膨張率を、従来の導体製の導
波管よりも小さくでき、結果的に、熱変形等が少なくな
り、この耐熱性を向上させることが可能になる。従っ
て、導波管の変形やマイクロ波の漏洩等の発生を防止す
ることができる。請求項9、11、13に係るに規定す
る発明によれば、導波管の途中に、誘電体材料を用いた
スラグマッチャーを設けるようにしたので、従来用いて
いたTEモード用のマッチング回路を不要にできる。請
求項10に係る発明によれば、TEMモード用のスラグ
マッチャーを平面アンテナ部材に接近させて設けること
ができ、インピーダンスマッチングの効率を向上させる
ことができる。請求項12に係る発明によれば、マイク
ロ波発生源からTEMモードでマイクロ波を伝搬できる
ので、途中にモード変換器を設ける必要がなく、その
分、コストの削減に寄与できるのみならず、モード変換
損失もなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係るプラズマ処理装置を示す構成
図である。
【図2】平面アンテナ部材の一例を示す平面図である。
【図3】他の例の平面アンテナ部材を示す平面図であ
る。
【図4】第1の発明で用いる強誘電体導波管におけるマ
イクロ波伝搬の状況のシミュレーションモデルを示す図
である。
【図5】図4の強誘電体導波管におけるマイクロ波伝搬
の状況のシミュレーション結果を示す図である。
【図6】他の種類の強誘電体導波管におけるマイクロ波
伝搬の状況のシミュレーション結果を示す図である。
【図7】第2の発明に係るプラズマ処理装置を示す構成
図である。
【図8】スラグマッチャーに用いられる位置制御機構を
示す構成図である。
【図9】第2の発明の第1の変形例を示す部分拡大図で
ある。
【図10】第2の発明の第2の変形例を示す部分構成図
である。
【図11】従来の一般的なプラズマ処理装置を示す構成
図である。
【符号の説明】
42 プラズマ処理装置 44 処理容器 46 載置台 72 マイクロ波透過板 76 平面アンテナ部材 78 遅波材 80 シールド蓋体 84 マイクロ波放射孔 86 放射孔対 88 開口部 90 導波管 92 マイクロ波発生源 94 強誘電体導波管 96 モード変換器 98 矩形導波管 102 マッチング回路 104 導波管本体 106 導波軸 110 同軸導波管 112 スラグマッチャー 114 導波管本体 116 導波軸 118A、118B 整合部材 122 位置制御機構 140 プローブ 142 マッチャー制御部 W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を載置する載置台を真空引き可
    能になされた処理容器内に設け、前記処理容器の天井の
    開口部にマイクロ波透過板を介して平面アンテナ部材を
    設けると共に、前記平面アンテナ部材の上方を覆うよう
    に接地されたシールド蓋体を設け、マイクロ波発生源か
    らのマイクロ波を導波管を介して前記平面アンテナ部材
    へ供給するようにしたプラズマ処理装置において、 前記導波管は、強誘電体材料を用いた強誘電体導波管よ
    りなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記導波管の途中にはモード変換器が介
    在されており、このモード変換器と前記平面アンテナ部
    材との間に前記強誘電体導波管が用いられることを特徴
    とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記強誘電体導波管は、筒状の導波管本
    体と、この導波管本体内に挿通される導波軸とよりな
    り、前記導波管本体と前記導波軸の内、少なくともいず
    れか一方が前記強誘電体材料よりなることを特徴とする
    請求項1または2記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記強誘電体材料の比誘電率は、100
    0以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記強誘電体材料は、PZT(Pb、Z
    r、Ti、Oを含む複合材料)、BST(Ba、Sr、
    Ti、Oを含む複合材料)、SBT(Sr、Bi、T
    a、Oを含む複合材料)よりなる群より選択される1つ
    以上の材料よりなることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記平面アンテナ部材には、貫通孔より
    なるマイクロ波放射孔が同心円状、或いは渦巻状に形成
    されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記平面アンテナ部材には、貫通孔より
    なる2つのマイクロ波放射孔を略90度互いに方向を異
    ならせて接近させてなる放射孔対が、同心円状、或いは
    渦巻状に多数形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記導波管には、誘電体材料を用いたス
    ラグマッチャーが設けられることを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 被処理体を載置する載置台を真空引き可
    能になされた処理容器内に設け、前記処理容器の天井の
    開口部にマイクロ波透過板を介して平面アンテナ部材を
    設けると共に、前記平面アンテナ部材の上方を覆うよう
    に接地されたシールド蓋体を設け、マイクロ波発生源か
    らのマイクロ波を導波管を介して前記平面アンテナ部材
    へ供給するようにしたプラズマ処理装置において、前記
    導波管の途中に、誘電体材料を用いたスラグマッチャー
    を設けるように構成したことを特徴とするプラズマ処理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記スラグマッチャーは、前記平面ア
    ンテナ部材に接近させて設けられていることを特徴とす
    る請求項9記載のプラズマ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記スラグマッチャーは、前記マイク
    ロ波の伝搬方向に沿って離間させて配置された誘電体材
    料よりなる2つの整合部材よりなり、前記2つの整合部
    材は一体的に前記マイクロ波の伝搬方向へ移動可能にな
    されると共に、個別的にも移動可能になされていること
    を特徴とする請求項9または10記載のプラズマ処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記導波管は同軸導波管よりなり、前
    記マイクロ波は前記マイクロ波発生源からはTEMモー
    ドの振動モードで伝搬されることを特徴とする請求項9
    乃至11のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記導波管の途中には、モード変換器
    が設けられており、前記モード変換器と前記平面アンテ
    ナ部材とを連結する部分の導波管に、前記スラグマッチ
    ャーを介設するようにしたことを特徴とする請求項9乃
    至11のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
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