JP4060126B2 - 波形合成用データのためのデータ構造および波形合成の方法および装置 - Google Patents

波形合成用データのためのデータ構造および波形合成の方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波形合成あるいは信号発生の分野に関し、特に、波形合成に使用するデータの構造並びにこの構造を用いた波形合成の方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像等の分野においては、試験信号を発生するために種々の信号発生器が知られている。例えば、特開平6-121279号に開示された映像信号再生装置においては、発生すべき同期信号の傾斜部分(過渡域およびその近傍部分)のみのレベル・データのみを記憶するROMと、種々のタイミング信号を発生するタイミング制御回路とが設けられている。この装置では、レベル・データと1つのタイミング信号を使用して同期信号の1つの基本波形を生成し、そしてこの基本波形と他のタイミング信号とを使用して変形させることによって他のいくつかの波形の同期信号を発生するように構成されている。これにより、波形値のデータ量を少なくすることによって、小容量の記憶装置で済むようにすることができる。しかし、この構成では、レベル・データ以外のタイミング・データは、レベル・データを記憶するROMとは別個のタイミング制御回路に設けられており、したがって波形発生のためのデータとしてのレベル・データとタイミング制御データとが分離されしかも分離記憶されている。
【0003】
また、特開平5-30377号に開示されたハイビジョン映像信号生成回路においては、5種類の水平期間の同期信号波形をROM1〜5に格納し、そして1フレームの同期信号を生成するためのROM1〜5の選択順序を記憶したROM6を設けている。この回路も、上記と同様に、波形値データとタイミング制御データとが分離され、しかも分離記憶されている。
【0004】
さらに、従来、同期信号波形データのデータ速度が高速の場合に、それより低速の読み出し速度をもつメモリを用いる場合、これらメモリを複数並列に接続することによって、そのデータ速度に対応するメモリ読み出し速度を実現するようにしている。すなわち、並列接続の複数のメモリからのデータを多重化して、同期信号波形を発生するようにしている。このため、データ速度が高い場合には、それに応じてより多くの数のメモリが要求されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、一体として取り扱うことが容易である、すなわち一体性の高い波形合成用データのデータ構造を提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、プログラムを修正することによって目標波形を容易に修正等することができる、プログラマブル性の高い波形合成用データのデータ構造を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、かかるデータ構造をもつ波形合成用データを使用して目標波形を形成するための波形合成の方法および装置を提供することである。
さらに、本発明の別の目的は、かかる方法を実行するためのプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明による、目標の波形を生成するために使用する波形合成用データのデータ構造は、イ)目標波形の生成に使用するソース波形値データを含む波形値データ部と、ロ)該波形値データ部に含まれる前記ソース波形値データを使用して前記目標波形を形成するための制御データを含む制御部と、から成る。本発明によれば、前記ソース波形値データは、少なくとも1つの波形レベルを表すデータとすることができる。
【0009】
また、本発明によれば、前記目標波形は、複数の波形ユニット部分を所定の第1の順序で含むことができ、この場合、該複数の波形ユニット部分は、互いに異なった複数のタイプの独自波形ユニット部分を含むようにできる。前記波形合成用データは、前記複数の独自波形ユニット部分に関する波形ユニット部分データブロックを所定の第2の順序で含み、該波形ユニット部分データブロックは、該独自波形部分を生成するためのデータを含む第1波形値データ部と、前記所定の第1順序における該独自波形部分の順番を、前記所定の第2順序における該独自波形部分の順番に変更するための順番データを含む第1制御部と、を含むようにできる。この場合、前記順番データは、前記所定の第2順序における当該独自波形ユニット部分の次に続く独自波形ユニット部分を指定するデータを含むようにできる。
【0010】
また、本発明によれば、前記複数の波形ユニット部分は、少なくとも1つの前記独自波形ユニット部分を連続的に複数回繰り返すものを含み、該繰り返される前記独自波形ユニット部分に関する前記順番データは、該独自波形ユニット部分を繰り返すための繰り返しデータを含むようにできる。この場合、前記繰り返しデータは、前記繰り返される独自波形ユニット部分を繰り返す繰り返し数と、前記繰り返される独自波形ユニット部分を指定する繰り返し先データと、を含むようにできる。
【0011】
また、本発明によれば、前記複数の波形ユニット部分は、互いに異なった複数の前記独自波形ユニット部分が連続して成る一連の独自波形ユニット部分を複数回連続して含み、該一連の独自波形ユニット部分は、先頭の独自波形ユニット部分と、末尾の独自波形ユニット部分を含む少なくとも1つの後続の独自波形ユニット部分と、を含むようにできる。この場合、a)前記先頭独自波形ユニット部分は、前記繰り返しデータとして、前記一連の独自波形ユニット部分の前記複数回に対応する繰り返し数を示す繰り返し数と、前記少なくとも1つの後続の独自波形ユニット部分の内の直後の独自波形ユニット部分を指定する繰り返し先データと、を含み、b)前記末尾の独自波形ユニット部分は、前記繰り返しデータとして、前記先頭の独自波形ユニット部分を指定する繰り返し先データを含むようにできる。
【0012】
また、本発明によれば、前記波形ユニット部分が、少なくとも1つの波形セグメント部分から成ることができ、そして該波形セグメント部分が、レベルが変化しない1つのレベル一定部分と、レベルが変化する1つのレベル変化部分と、から成るようにすることができる。この場合、前記波形ユニット部分データブロックの前記第1波形値データ部は、各前記波形セグメント部分に関して波形セグメント部分データブロックを含み、該波形セグメント部分データブロックは、前記波形セグメント部分の前記1つのレベル変化部分のレベルを表すデータのみを含む第2波形値データ部と、タイミング・データを含む第2制御部と、を含み、該タイミング・データは、前記第2波形値データ部に含まれる前記レベル変化部分に関連するレベル・データの使用期間を表すようにすることができる。さらに、前記タイミング・データは、前記レベル・データの使用期間までの期間においては、前記レベル一定部分であることを示すようにできる。
【0013】
また、本発明は、上記のデータ構造を有する波形合成用データを記録したコンピュータ読み取り可能記録媒体を提供する。
また、本発明による波形合成用データから目標の波形を合成する波形合成方法は、上述のデータ構造を有する波形合成用データを受けるステップと、前記波形合成用データから前記制御部と前記波形値データ部とを得るステップと、前記制御部に含まれる前記制御データに基づき前記波形値データ部に含まれる前記データを使用して前記目標波形を表す目標波形データを形成するステップと、を含む。
【0014】
また、本発明による、波形合成用データから目標の波形を合成する波形合成方法は、前記目標波形が、複数の波形ユニット部分を所定の第1順序で含み、該複数の波形ユニット部分が、互いに異なった複数のタイプの独自波形ユニット部分を含み、前記波形合成用データは、前記複数の独自波形ユニット部分に関する波形ユニット部分データブロックを所定の第2順序で含み、前記の波形合成方法が、イ)上述のデータ構造を有する波形合成用データを受けるステップと、ロ)前記波形合成用データ内の前記所定の第2順序の複数の前記波形ユニット部分データブロックに含まれる前記第1波形値データ部を、各前記波形ユニット部分データブロック内の前記第1制御部に含まれた前記順番データにしたがって前記所定の第1順序となるように配列することにより、前記目標波形データを形成するステップと、を含む。
【0015】
本発明によれば、前記の配列ステップは、イ)各前記独自波形部分に関する前記波形ユニット部分データブロックから、各前記独自波形部分に関する前記第1制御部と前記第1波形値データ部とを得るステップと、ロ)各前記独自波形部分の前記第1波形値データ部を発生するステップと、ハ)各前記独自波形部分の前記波形ユニット部分データブロックの前記第1制御部に含まれる前記順番データを使用して、次の前記独自波形部分の前記波形ユニット部分データブロックを得るステップと、を含み、これによって、各前記独自波形部分の前記第1波形値データ部を前記所定の第1順序で配列するようにできる。
【0016】
また、本発明によれば、前記所定の第1順序は、1つの前記独自波形ユニット部分の連続的な複数回の繰り返しを含み、該繰り返される独自波形ユニット部分に関する前記繰り返しデータは、該独自波形ユニット部分を繰り返すための繰り返しデータを含み、該繰り返しデータは、該独自波形ユニット部分を繰り返す繰り返し数と、該繰り返される独自波形ユニット部分を指定する繰り返し先データと、を含み、前記波形合成方法は、さらに、イ)前記波形合成用データ内の該繰り返される独自波形ユニット部分に関する前記波形ユニット部分データブロックの前記第1制御部内の前記繰り返しデータに基づき、該繰り返される独自波形ユニット部分に関する前記第1波形値データ部を、前記繰り返し数に対応する回数だけ連続して配列するステップ、を含むようにできる。この場合、前記配列ステップは、イ)該繰り返される独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックの前記第1制御部に含まれる前記繰り返しデータ内の前記繰り返し先データを使用することにより、前記繰り返しデータに含まれる前記繰り返し数に対応する回数だけ該繰り返される独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックを得て、該繰り返される独自波形ユニット部分の前記第1波形値データ部を前記繰り返し数だけ繰り返し発生するステップと、ロ)該ステップの後、該繰り返される独自波形ユニット部分の前記第1制御部に含まれる前記順番データを使用して、次の前記独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックを得るステップと、を含むようにできる。あるいはまた、前記所定の第1順序は、互いに異なった複数の前記独自波形ユニット部分が連続して成る一連の独自波形ユニット部分の連続的な複数回の繰り返しを含み、該一連の独自波形ユニット部分は、先頭の独自波形ユニット部分と、末尾の独自波形ユニット部分を含む少なくとも1つの後続の独自波形ユニット部分と、を含み、前記先頭独自波形ユニット部分は、前記繰り返しデータとして、前記一連の独自波形ユニット部分の前記複数回に対応する繰り返し数を示す繰り返し数と、前記少なくとも1つの後続の独自波形ユニット部分の内の直後の独自波形ユニット部分を指定する繰り返し先データと、を含み、前記末尾の独自波形ユニット部分は、前記繰り返しデータとして、前記先頭の独自波形ユニット部分を指定する繰り返し先データを含み、前記波形合成方法は、さらに、イ)前記波形合成用データ内の該一連の独自波形ユニット部分に関する前記波形ユニット部分データブロックの前記第1制御部内の前記繰り返しデータに基づき、該一連の独自波形ユニット部分に関する一連の前記第1波形値データ部を、前記繰り返し数に対応する回数だけ連続して配列するステップ、を含むようにできる。この場合、前記配列ステップは、イ)前記先頭独自波形ユニット部分に関する前記波形ユニット部分データブロックから、該先頭独自波形ユニット部分に関する前記第1制御部と前記第1波形値データ部とを得るステップと、ロ)該先頭独自波形ユニット部分の前記第1波形値データ部を発生するステップと、ハ)前記先頭独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックの前記第1制御部に含まれる前記繰り返しデータ内の前記繰り返し先データを使用して、前記一連の独自波形ユニット部分のうちの順次次の独自波形ユニット部分そして前記末尾独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックを順番に得ることによって、順次次の独自波形ユニット部分そして前記末尾独自波形ユニット部分の前記第1波形値データ部を発生するステップと、ニ)前記末尾独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックの前記繰り返しデータ内の前記繰り返し先データを使用して、前記一連の独自波形ユニット部分の前記波形ユニット部分データブロックを繰り返し得ることにより、前記一連の独自波形ユニット部分の前記第1波形値データ部を前記繰り返し数だけ繰り返し発生するようにするステップと、ホ)該ステップの後、前記末尾独自波形ユニット部分の前記第1制御部に含まれる前記順番データを使用して、次の前記独自波形ユニット部分の前記波形合成用データを得るステップと、を含むようにできる。
【0017】
また、本発明による、波形合成用データから目標の波形を合成する波形合成方法であって、前記波形が、レベルが変化しない1つのレベル一定部分と、レベルが変化する1つのレベル変化部分と、から成る波形セグメント部分を少なくとも1つ含み、前記の波形合成方法が、イ)上述のデータ構造を有する波形合成用データを受けるステップと、ロ)前記波形合成用データの前記波形セグメント部分データブロック内の前記第2制御部の前記タイミング・データから、前記レベル・データの使用期間になるまで、レベルを一定に維持することによって前記レベル一定部分を表す目標波形データを形成するステップと、ハ)前記タイミング・データが表す前記使用期間になったときに、前記波形セグメント部分データブロックの前記第2波形値データ部からの前記レベル・データを使用して、前記レベル変化部分を表す目標波形データを形成するステップと、を含む。
【0018】
また、本発明は、上述の波形合成方法をコンピュータに実行させる波形合成プログラム、並びに上述の波形合成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能記録媒体を提供する。
【0019】
さらに、本発明による、波形合成用データから目標の波形を合成する波形合成装置は、イ)上述のデータ構造を有する波形合成用データを記憶する記憶手段と、ロ)該記憶手段に結合しており、該記憶手段から受ける前記波形合成用データの内の前記制御部に含まれる前記制御データに応答して、前記波形合成用データの内の前記波形値データ部に含まれる前記データを制御することによって、目標波形を表す目標波形データを形成する制御手段と、を含む。
【0020】
また、本発明による、波形合成用データから目標の波形を合成する波形合成装置は、前記目標波形が、複数の波形ユニット部分を所定の第1順序で含み、該複数の波形ユニット部分が、互いに異なった複数のタイプの独自波形ユニット部分から成り、各前記波形ユニット部分が、少なくとも1つの波形セグメント部分から成り、 該波形セグメント部分が、レベルが変化しない1つのレベル一定部分と、レベルが変化する1つのレベル変化部分と、から成り、前記の波形合成装置が、イ)上述のデータ構造を有する波形合成用データを記憶する第1記憶手段であって、前記互いに異なった複数のタイプの独自波形ユニット部分に関連する複数の波形ユニット部分データブロックを所定の第2順序で記憶した、前記の第1記憶手段と、ロ)該第1記憶手段に結合しており、前記第1記憶手段から受ける各前記波形ユニット部分データブロックを制御する第1制御手段であって、各前記波形ユニット部分データブロック内の前記第1制御部に含まれる制御データにしたがって、前記第2順序の前記互いに異なった複数のタイプの波形ユニット部分データブロックからの各前記第1波形値データ部に含まれる前記波形セグメント部分データブロックを、前記第1順序に配列することにより、前記第1順序の複数の前記波形セグメント部分データブロックを発生する、前記の第1制御手段と、ハ)前記第1制御手段に結合しており、該第1制御手段からの前記第1順序の複数の前記波形セグメント部分データブロックを記憶する第2記憶手段と、ニ)該第2記憶手段に結合しており、前記第2記憶手段から受ける各前記波形セグメント部分データブロックを制御する第2制御手段であって、a)前記第2記憶手段から受ける前記波形セグメント部分データブロック内の前記第2制御部の前記タイミング・データから、前記波形セグメント部分データブロック内の前記第2波形値データ部内の前記レベル・データの使用期間になるまで、レベルを一定に維持することによって前記レベル一定部分を表す目標波形データを形成し、b)前記タイミング・データが表す前記使用期間になったときに、前記波形セグメント部分データブロックの前記第2波形値データ部からの前記レベル・データを使用して、前記レベル変化部分を表す目標波形データを形成すること、を行う、前記の第2制御手段と、から成る。
【0021】
本発明によれば、前記第1記憶手段は、フラッシュメモリであり、前記第2記憶手段は、交互に使用する2つのデュアルポート・メモリから成るようにできる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は、目標の波形を発生するための本発明による波形合成用データのデータ構造の1実施形態を示している。この波形合成用データは、本実施形態では、2段階の異なったレベルの“圧縮”、すなわちマクロ・レベルでの第1段階の圧縮と、ミクロ・レベルでの第2段階の圧縮とが行われたものである。但し、この圧縮は、いずれか一方のレベルの圧縮としたり、あるいは3段階以上の圧縮レベルとすることもできる。ここで、目標波形は、本実施形態では、少なくとも1つの複数の“波形ユニット部分”(以下“マクロ波形”とも呼ぶ)から構成され、そして波形ユニット部分またはマクロ波形は、少なくとも1つの複数の“波形セグメント部分”(以下“ミクロ波形”とも呼ぶ)で構成されるものとする。例えば、マクロ波形は、ビデオ信号の1水平(1H)期間の波形とし、そしてミクロ波形は、この1H期間内の波形とすることができる。また、“圧縮”とは、同じ波形値が続く波形部分に関するデータの省略、同じ波形形状を有する波形部分におけるデータの共用、その他の圧縮を含むことができる。マクロ・レベルの圧縮とは、例えばある所定の期間以上の期間における波形、すなわちマクロ波形におけるデータの圧縮を指し、そしてミクロ・レベルの圧縮とは、その所定の期間未満の波形、すなわちミクロ波形におけるデータの圧縮を指すものとすることができる。図1の波形合成装置Aは、この圧縮された波形合成用データを、これに含まれるデータのみを使用して“伸張”または圧縮解除することによって、目標とする波形のデータを形成することである。
【0023】
詳細には、図1を参照して、この波形合成用データのデータ構造を説明する。図示のように、波形合成用データは、マクロ構造として、複数のマクロ波形データブロックMAWB1〜MAWB5…から構成されている。これらマクロ波形データブロックの各々は、目標波形中の対応する少なくとも1つのマクロ波形に関係したデータブロックである。この各マクロ波形データブロックMAWBは、第1ヘッダ(マクロ・ヘッダとも呼ぶ)と、第1波形値データフィールド(マクロ波形値データフィールドとも呼ぶ)とからなる構造を有している。このマクロ波形値データフィールドは、マクロ波形を形成するのに必要な波形値データ等のデータが含まれる。一方、マクロ・ヘッダは、マクロ波形値データフィールド内のデータを使用あるいは圧縮解除することによって、目標波形中の対応する少なくとも1つのマクロ波形を形成するための命令あるいは制御を行うデータを含む。各マクロ波形に対応するマクロ波形値データフィールドは、さらに、図示のようにミクロ構造を有していて、少なくとも1つの複数のミクロ波形にそれぞれ対応するミクロ波形データブロックMIWB1,MIWB2…から構成されている。図示のように、各ミクロ波形データブロックMIWBは、第2ヘッダ(ミクロ・ヘッダとも呼ぶ)と、第2波形値データフィールド(ミクロ波形値データフィールドとも呼ぶ)とから構成されている。ミクロ波形値データフィールドは、各ミクロ波形を形成するために必要な波形値のデータを含む。この波形値データは、例えば、波形のレベル変化部分のみの波形値のデータとすることができる。ミクロ・ヘッダは、この波形値データを使用または圧縮解除することによって、このミクロ波形を形成するための命令あるいは制御を行うデータを含んでいる。尚、図1では、各データブロックあるいは各データフィールドは、均等の長さのものとして描いたが、同じ長さのものである必要はない。
【0024】
次に、ヘッダ内の制御データの詳細について説明する。マクロ・ヘッダ内の制御データは、関係する波形値データフィールド内のデータの使用方法を規定する機能を有し、その目的は、マクロ・レベルでのデータの共用にある。共用の例としては、同じ1つのマクロ波形が連続的に繰り返される場合、あるいは、複数の一連の連続したマクロ波形が連続して繰り返される場合、あるいは互いに離れた一連のマクロ波形が連続的に繰り返される場合等である。
【0025】
図2には、マクロ・レベルでの波形の共用の一例を示している。図示例は、目標波形が、マクロ波形a,b,c,d,c,d,e,e,fの9つのマクロ波形から成るものを示している。この目標波形は、マクロ波形cおよびdの2つから成る一連のマクロ波形が2回連続して繰り返され、そしてマクロ波形eが2回連続して繰り返される部分を含んでいる。したがって、この目標波形は、“独自”の波形あるいは必要最小限の波形としては、マクロ波形a,b,c,d,e,fの6つの波形のみを含んでいる。このような目標波形の場合、波形合成用データは、図示のように、マクロ波形a,b,c,d,e,fに関するデータa’,b’,c’,d’,e’,f’を図示の順序で含むもので構成することができる。この場合、マクロ波形c,dとマクロ波形eの冗長部分のデータは削除する。この削除に対応して、波形合成用データは、この繰り返しを実現するための情報をマクロ・ヘッダに組み込む。一方、ミクロ・レベルでの波形の圧縮の例としては、上記のように、レベル変化部分の波形値データのみを含み、そしてレベル一定部分の波形値データを省略することができる。この省略に対応して、ミクロ・ヘッダには、レベル変化部分の当該ミクロ波形内における位置を指定するためのタイミング情報を含める必要がある。このような共用、省略等による圧縮により、メモリを節約することができる。また、波形値データフィールドとこれに関連するヘッダとを一体的に関連させることにより、波形データ全体を一体性が高まる。この一体性の向上によって、波形合成用データのプログラマブル性が高まる。
【0026】
図3は、図示したデータ構造をもつ波形合成用データを用いて目標波形を合成する、本発明の1実施形態である波形合成装置Aのブロック図を示している。この波形合成装置Aは、目標波形を発生するため、図示のように、第1記憶部1と、第1のあるいはマクロの制御部3と、第2記憶部5と第2のあるいはミクロの制御部7とから構成されている。第1記憶部1には、図1のデータ構造をもつ波形合成用データが記憶される。本実施形態では、この記憶された波形合成用データは、2段階の圧縮、すなわちマクロの圧縮とミクロの圧縮が行われたものである。このような波形合成用データを受けるマクロ制御部3は、マクロ・レベルの圧縮を解除して、波形合成用中間データを生成するように機能する。すなわち、マクロ制御部3は、波形合成用データ内の各マクロ波形データブロック(例えばMAWB1〜5等)を受け、そして各データブロック内のマクロ・ヘッダの情報を使用して対応するマクロ波形値データフィールドを制御する。これにより、マクロ構造とミクロ構造を併せ持つ波形合成用データを、ミクロ構造のみをもつすなわちミクロ圧縮のみをもつ波形合成用中間データに変換する。この変換された波形合成用中間データを受ける第2記憶部5は、そのデータを一時的に格納あるいはバッファ処理する。次に、この一時記憶された中間データを受けるミクロ制御部7は、ミクロ・レベルの圧縮を解除して、目標波形を構成する目標波形データを生成するように機能する。すなわち、ミクロ制御部7は、中間データ内の各ミクロ波形データブロック(例えばMIWB1,2等)を受け、そして各データブロック内のミクロ・ヘッダの情報を使用して対応するミクロ波形値データフィールドを制御する。これにより、ミクロ構造を持つ波形合成用中間データを、全ての圧縮が解除された目標波形データに変換する。この図3の波形合成装置Aによれば、図から分かるように、第1記憶部1に格納された波形合成用のデータを入れ替えることだけで、簡単に波形合成する目標波形を変更することができる。
【0027】
次に、図4は、図1のデータ構造の1実施形態であるビデオ信号の同期信号合成用のデータのデータ構造を示す。このデータ構造は、マクロ構造として、多数の1水平期間(1H)波形データブロックから成っていて、この各々は、第1ヘッダ(または1Hヘッダ)と、この第1ヘッダから次の第1ヘッダの直前までの1H波形値データフィールドとから構成されている。また、ミクロ構造として、各1H波形値データフィールドは、多数のサブ1H波形データブロックを含む。各サブ1H波形データブロックは、第2ヘッダ(またはサブ1Hヘッダ)と、第2データあるいはサブ1H波形値データフィールドとから構成されている。
【0028】
詳細には、1Hヘッダは、4つのフィールドからなっていて、これらフィールドは、次バースト・リード・アドレス(Next Burst Read Address)と、バースト・データ・ブロック長(Burst Data Block Length)と、1H繰り返し数(Repeat h number)と、繰り返しバースト・リード・アドレス(Repeat Burst Read Address)とである。各フィールドは、16ビットの1ワードで構成される。これらフィールドの定義は以下の通りである。
【0029】
【表1】
(1)次バースト・リード・アドレス: これは、当該1H波形データブロックの後に、このブロックの次のデータブロックが選択(“次データブロック選択”)されたときに実行するデータブロックの先頭アドレスを意味する。
【0030】
詳細には、後述する繰り返し登録値 reptREG が0のとき、この次データブロックの読み出しに進むが、繰り返し登録値が非ゼロの場合、このアドレスを無視する。
(2)繰り返しバースト・リード・アドレス: これは、“データブロック繰り返し選択”がされたときに、当該データブロックの実行の後に次に読み出すべきデータブロックの先頭アドレスを意味する。
【0031】
このアドレスは、繰り返し登録値がゼロのとき無視され、一方、繰り返し登録値が非ゼロのときに使用される。
(3)バースト・データ・ブロック長: これは、当該1Hデータブロック内の1Hヘッダに続く1H波形値データフィールドの長さを意味する。
(4)1H繰り返し数: これは、当該1H波形データブロックまたは当該データブロックを先頭のデータブロックとする一連または1組の1H波形データブロックを繰り返す数を意味する。
【0032】
この数が0の場合、繰り返し登録値が0のときは、“次データブロック選択”を意味して、一連または1組の1H波形データブロックの処理を1回だけ行った後次のブロックの処理に移り、この数が非ゼロのとき、“データブロック繰り返し選択”を意味する。尚、この“データブロック繰り返し選択”においては、一連のデータブロックが繰り返される場合には、その先頭のデータブロックの繰り返しアドレスは、一連のデータブロック内の直後のデータブロックのアドレスにセットされ、そして中間のデータブロックの繰り返しアドレスは、同様にそれに続く直後のデータブロックのアドレスにセットされ、そして末尾のデータブロックの繰り返しアドレスは、先頭データブロックのアドレスにセットされる。この結果、“データブロック繰り返し選択”がなされている間は、このような一連のデータブロックを繰り返し読み出すことになる。
【0033】
ここで、図5を参照して、1Hヘッダで実現するマクロ波形の順番/配列パターンに関する制御または処理について説明する。尚、図中、実線または点線で描いた各ブロックは、各1H波形データブロックであり、そしてブロック内のa’,b’等の記号は、図2の波形合成用データにおける記号を例として示している。先ず、図5(i)は、単にブロックa’から次のブロックb’に進む処理であり、この場合、次バースト・リード・アドレスは、ブロックb’の先頭アドレスであり、そして1H繰り返し数=0である。尚、繰り返しバースト・リード・アドレスは、繰り返しがないため、次バースト・リード・アドレスと同じにとする。次に、図5(ii)は、1つのブロックe’をn回繰り返してから直後のブロックf’に進む処理を示している。ここで、n≧2である。この場合、次バースト・リード・アドレスは、ブロックf’の先頭アドレス、繰り返しバースト・リード・アドレスはブロックe’の先頭アドレス、1H繰り返し数=nである。図5(iii)は、1つのブロックd’からブロックc’より前のブロック(不図示)にジャンプして戻る例を示している。この場合、次バースト・リード・アドレスは、その前のブロックの先頭アドレスであり、そして繰り返しバースト・リード・アドレスは、次バースト・リード・アドレスと同じである。尚、この(iii)の状態は、図2に示した例では存在しない。図5(iv)は、(iii)の状態とはブロックd’をn回繰り返す点で異なっている。この場合、1H繰り返し数=n、かつ繰り返しバースト・リード・アドレスはブロックd’の先頭アドレスとする。次に、図5(v)の例は、(iii)と異なり、後のブロックにジャンプして進む場合を示しているが、この場合、単に次バースト・リード・アドレスおよび繰り返しバースト・リード・アドレスをジャンプ先の後のブロックの先頭アドレスにセットする点で異なっているだけである。図5(vi)の例も、(iv)の例とほぼ同じであるが、異なっているのは後ろのブロックにジャンプして進む点である。したがって、この場合も、次バースト・リード・アドレスをジャンプ先の後のブロックの先頭アドレスにセットする点だけが異なっている。図5(vii)の例は、複数の一連のブロックをn回繰り返してから、直後のブロックに進むか、あるいは前の方もしくは後ろの方のブロックにジャンプする場合を示している。この場合、ブロックc’においては、繰り返しバースト・リード・アドレスはその直後のブロック(2つのブロックしかない場合はブロックd’)の先頭アドレスであり、1H繰り返し数=nとする。次バースト・リード・アドレスは、この場合、繰り返しバースト・リード・アドレスと同じにセットする。次に、ブロックc’とブロックd’の中間のブロック(不図示)がある場合、この中間ブロックの次バースト・リード・アドレスは、このブロックの直後のブロックの先頭アドレスとし、1H繰り返し数=0である。このため、繰り返しバースト・リード・アドレスは、次バースト・リード・アドレスと同じとされる。次に、最後のブロックd’では、繰り返しバースト・リード・アドレスはブロックc’の先頭アドレスである。尚、このブロックd’では、1H繰り返し数=0であり、また次バースト・リード・アドレスは、この一連のブロックの終了後に進むブロックの先頭アドレスとする。尚、この場合、ブロックd’からブロックc’へのループを可能にするため、図6の実施形態では、後述のように繰り返し登録値(reptREG)と呼ぶ変数を用いる。以上、マクロ波形データブロックの選択方法のいくつかの例を示したが、図示したもの以外の選択方法も当業者には可能である。
【0034】
次に、サブ1Hヘッダを説明すると、このサブ1Hヘッダは、4つの16ビット・ワードであるフィールドから成っていて、データ長(ハイ・バイト)(DATA LENGTH(High Byte))と、データ長(ロー・バイト)(DATA LENGTH(Low Byte))と、開始トリガ・ポイント(ハイ・バイト)(START TRIG POINT(High Byte))と、開始トリガ・ポイント(ロー・バイト)(START TRIG POINT(Low Byte))とである。これらフィールドの定義は、以下の通りである。
【0035】
【表2】
(1)データ長(ハイ・バイト)とデータ長(ロー・バイト): これら2つのフィールドは、合わさってこのヘッダに続くサブ1H波形値データ・フィールドの長さを表す。
(2)開始トリガ・ポイント(ハイ・バイト)と開始トリガ・ポイント(ロー・バイト): これら2つのフィールドは、合わさってこのデータ・フィールドに含まれる波形値の使用開始をトリガする時点を指定する。
【0036】
このサブ1Hヘッダの後に続くサブ1H波形値データ・フィールドは、この該当するサブ1H波形データブロックが関係するミクロの内、レベル変化部分の波形値のみを含んでいる。このミクロ波形の内のレベル一定部分のデータについては、波形値データは省略してあり、これは、隣接するレベル変化部分の終了端のレベルをそのまま利用することにより発生する。尚、図4に示したデータ構造においては、1H波形データブロックの終わり部分におけるサブ1H波形データブロックには、波形値データ・フィールドを有しないものを示しているが、これは、1H波形データブロックの長さを一定にするためのにダミーとして含めてあるに過ぎない。
【0037】
次に、図6、図7、図8を参照して、図4に示したデータ構造を有する同期信号合成用データを用いる1実施形態の同期信号発生器Bについて説明する。図6は、同期信号発生器Bをブロック図で示しており、そして図8は、この発生器B全体におけるデータの処理を示している。詳細には、図6に示した同期信号発生器Bは、図示のように、図1の波形合成装置Aの各要素1,3,5,7に対応して、低速のフラッシュメモリ10、ヘッダ部制御命令制御部30、フラッシュメモリ10よりも高速の1対のデュアルポートメモリ50および52、ヘッダ部制御命令制御部70、その他の要素を備えている。尚、図7に示したように、この同期信号発生器Bは、例えば、図6のフラッシュメモリ10以外の要素は、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)で実現することができる。
【0038】
フラッシュメモリ10は、同期信号発生のため上記構造を有する波形合成用データを記憶している。このデータは、そのデータ構造を図8(i)に再び示しており、そして図8(ii)に示したように、1H波形データブロックa,b,c,d,e,f,g,h等を含んでいる。フラッシュメモリ10は、動作クロックとしてクロックFMclkを受ける。また、フラッシュメモリ10は、CPU(図示せず)からの制御並びにヘッダ部制御命令制御部30からの制御を受け、そしてマルチプレクサ(MUX)14からアドレス信号を受けるように接続されている。MUX14には、アドレス入力として、バーストアドレス初期値レジスタ12からの初期アドレスと、ヘッダ部制御命令制御部30からの次アドレス(すなわち、次データブロックのアドレス)または繰り返しアドレスと、CPUからの読み取り/書き込みアドレスを受け、そしてCPUからの制御およびヘッダ部制御命令制御部30からの制御を受けるように接続されている。バーストアドレス初期値レジスタ12に記憶されるCPUから受ける初期アドレスは、特定のタイプの同期信号のための波形合成用データの、フラッシュメモリ10内における初期アドレスである。CPUは、種々のタイプの同期信号の内の任意のものを、この初期アドレスによって指定することができる。
【0039】
ここで、CPUによる制御についてまとめると、CPUは、フラッシュメモリに予め書き込んだ複数の同期信号のうちからの発生すべき同期信号のタイプの選択、並びにフラッシュメモリの書き込みおよび書き換え、の2つの動作の制御を行う。詳細には、CPUは、制御バスによって、各動作に応じて、フラッシュメモリ10の動作モード(シンクロナス・バーストリード等のモード)の選択、バーストアドレス初期値レジスタ12への書き込み、MUX14における入力の切り換え、および双方向バス・バッファの切り換えを制御する。また、CPUは、アドレス・バスにより、フラッシュメモリへの読み書きアドレスの供給を行う。また、CPUは、データ・バスにより、同期信号のタイプ選択時には、バーストアドレス初期値レジスタへ初期アドレスを与え、そしてフラッシュメモリ10の書き換え時には、双方向バス・バッファを介してフラッシュメモリへ書き込むデータを与える。また、CPUは、後述する水平カウンタおよび垂直カウンタの制御並びにこれらへのデータ供給も行う。
【0040】
ヘッダ部制御命令制御部30は、マクロ・ヘッダを処理する部分であって、フラッシュメモリ10からバーストリードされた1H波形データブロック中の第1ヘッダ(マクロ・ヘッダ)を受ける入力と、ヘッダ部制御命令制御部70との間で信号を交換する入出力と、そして上記のようにMUX14に次アドレスを発生する出力と、デュアルポートメモリ・ライトアドレス・カウンタ32への出力とを有している。このデュアルポートメモリ・ライトアドレス・カウンタ32は、高速のデュアルポートメモリ50,52への交互の書き込みを可能にすることによって、低速のフラッシュメモリ10からの低速データを一時的に格納させる。1対のデュアルポートメモリ50,52は、さらに、ライトアドレス・カウンタ32からのライト・アドレスを受けるアドレス入力と、フラッシュメモリ10から読み出されたデータ(中間波形データに相当)を受けるデータ入力と、動作制御のためのクロックFclkを受けるクロック入力と、を有している。図8(iii)には、2つのデュアルポートメモリであるメモリA,Bに書き込まれたデータ(writeで示す)を例示している。また、メモリ50,52は、これらメモリからの交互の読み出しのためのヘッダ部制御命令制御部70からの制御入力と、デュアルポートメモリ・リードアドレス・カウンタ72からのリード・アドレスを受けるアドレス入力と、読み出したデータを出力するデータ出力と、をそれぞれ有している。図8(iii)には、デュアルポートメモリA,Bから交互に読み出されるデータ(readで示す)を例示している。メモリ50,52からのデータ出力をそれぞれ受ける入力を有するマルチプレクサ(MUX)54は、メモリ50,52のからのデータの多重化出力(図8(vii)に示す)を発生する出力と、この多重化動作を制御するためのヘッダ部制御命令制御部70からの信号を受ける制御入力とを有している。このMUX54のデータ出力は、レジスタ74のデータ入力に供給される。
【0041】
ヘッダ部制御命令制御部70は、上述のように、デュアルポートメモリの交互使用のための制御出力を有していると共に、さらに、その交互読み出しのためにデュアルポートメモリ・リードアドレス・カウンタ72の入力に接続した出力を有している。また、ヘッダ部制御命令制御部70は、同期動作のため、水平カウンタ76および垂直カウンタ78からの信号を受ける入力を有しており、そしてこれら水平カウンタ76は、クロックFclkを受け、垂直カウンタ78は水平カウンタ76からの出力を受けるように接続している。図8(iv)には、水平・垂直カウンタ(水平カウンタ出力と垂直カウンタ出力の組み合わせ)の出力を示している。さらには、ヘッダ部制御命令制御部70は、第2ヘッダ(サブ1Hヘッダ)を受けてこれに基づいて処理を行うため、MUX54の出力に接続した入力と、当該処理に基づきホールド信号をレジスタ74に供給する出力とを有している。ホールド信号は、図8(v)にはhold dataとして示していて、サブ1H波形中におけるレベル一定部分を形成するために使用する。レジスタ74も、動作同期のため、クロックFclkを受ける入力を有し、そしてその出力には、最終的な目標波形である同期信号波形データを発生する。図8(vi)には、この同期信号の波形例を示している。
【0042】
次に、図9を参照して、図6のヘッダ部制御命令制御部30における1Hヘッダ(第1ヘッダ)処理フローを詳細に説明する。このフローは、波形合成用データから波形合成用中間データへとマクロ・レベル圧縮を解除するためのものである。先ずステップ300において、繰り返し登録値(reptREG)ゼロに初期化する。次に、ステップ302で、バーストアドレス・ラッチ・イネーブルをMUX14に出力することによって、初期値レジスタ12からアドレスをフラッシュメモリ10に供給する。これにより、ブロックa(図8)を読み出す。次に、ステップ304〜310で、ブロックaの1Hヘッダ内のデータまたは命令語である、次アドレス、ブロック長、1H繰り返し数、繰り返しアドレスをフェッチする。次に、ステップ312で、1H繰り返し数がゼロであるか否か判定する。かかるブロックでない場合、ステップ314で、繰り返し登録値がゼロであるか否か、すなわち、繰り返しがないか(例:図2のブロックa,b等)あるいは繰り返しの最後であるか(例:図2の2番目のブロックdまたは2番目のブロックe)否かを判定する。YESの場合、ステップ316に進んで、次アドレス(Ne)が繰り返しアドレス(Re)と等しいかどうか、すなわち、繰り返しのないブロック(例:図2のブロックa,b等)であるか、そうではなく繰り返しの最後のブロック(例:図2の2番目のブロックdまたは2番目のブロックe)であるかを判定する。YESの場合、繰り返しのないブロックであるため、ステップ304でフェッチした次アドレスを、次回に使用するフレーム・メモリからのバースト・リードアドレスとしてセットする。このステップの後、ステップ320で、当該1H波形データブロック(例:図2のブロックa)の波形データ・フィールドを、図8(iii)の“Write a”で示したようにデュアルポートメモリにブロック移動させる。この後、ステップ302にループして戻る。
【0043】
ステップ312でNOの場合、すなわち、繰り返しに関係するブロックである場合、ステップ322に進み、ここで、繰り返し登録値がゼロであるか、すなわち一連の繰り返しブロックの内の先頭ブロックであるかどうか判定する。かかる先頭ブロックである場合、ステップ324に進んで、繰り返し登録値を1H繰り返し数にセットし、そしてステップ322でNOの場合と同じくステップ326に進む。このステップ326では、一連の繰り返しブロックの内の最後のブロック以外のブロックであるかどうか判定する。YESの場合、ステップ318、320に進んで上述の処理を実行する。一方、ステップ326でNOの場合、すなわち一連の繰り返しブロックの内の最後のブロックである場合、あるいは繰り返される1つのブロックである場合、ステップ328に進んで、繰り返し登録値から1減分する。これは、繰り返しの1回分を当該パスで終了することを意味する。次に、ステップ330で、繰り返し登録値がゼロであるかどうか、すなわち、繰り返しの最後のブロック(1つのブロックの連続繰り返しの最後の繰り返し、または一連の連続繰り返しブロックの内の最後の繰り返しパスにおける最後のブロック)であるかを判定する。YESの場合、ステップ318,320に進む。一方、このステップ330でNOの場合、ステップ332に進み、ここで、ステップ310でフェッチした繰り返しアドレスを、次回に使用するフラッシュメモリのバーストリード・アドレスとしてセットする。この後、ステップ320に進み、ここで、当該ブロックにおける1H波形値データフィールドをデュアルポートメモリにブロック移動させる。
【0044】
以上の動作を、図2の例でまとめて説明すると、ブロックaおよびbでは、ステップ312,314,316でYESとなって生成される。最初のブロックcは、ステップ312でNO、ステップ322,326でYESとなった結果である。最初のブロックdは、ステップ312でYES、ステップ314,326,330でNOとなって生成される。2番目のブロックcは、ステップ312,322でNO、ステップ326でYESとなった結果である。2番目のブロックdは、ステップ312,314でYES、ステップ316でNO,そしてステップ330でYESである。次に、最初のブロックeでは、ステップ312でNO、ステップ322でYES、ステップ326,330でNOであり、そして2番目のブロックeは、ステップ312でNO、ステップ322でYES、ステップ326でNO、そしてステップ330でYESである。以上のようにして、ある組み合わせパターンの同期信号を発生し、そして最後の同期信号を終了すると、再び、最初の同期信号の発生に戻る。
【0045】
ここで、図10、図11を参照して、本発明で発生する同期信号パターンの具体的な1例を説明する。この図示した同期信号は、“1125i” フォーマットと呼ばれるものである。尚、他の同期信号パターンには、例えば“525i SYNC”,“525p SYNC”,“NTSC BB”があるが、本発明は、これら同期信号パターンにも同様に適用することができる。図10に示した“1125i”同期信号パターンは、図11に示した5つの異なった1H同期信号波形▲1▼〜▲5▼のみから構成されており、そして1H波形▲1▼の5回の繰り返し発生、波形▲2▼の1回の発生、波形▲3▼の556回の繰り返し発生、波形▲4▼の1回の発生、また戻って波形▲1▼の4回の繰り返し発生、波形▲5▼の1回の発生、そして戻って波形▲3▼の557回の繰り返し発生から成っている。図10には、1H期間の番号1〜1125と、その各1H期間における図11に示した波形の番号▲1▼〜▲5▼を示している。本発明によれば、この同期信号パターンを発生するためには、その波形合成用データには、1H波形を▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼,▲1▼,▲5▼,▲3▼の順で含めればよい。尚、図4に示したマクロ・ヘッダ構造では、高速動作を実現するために比較的簡単な波形選択/配列順序のみを可能とする構成としているため、波形▲1▼と波形▲3▼は重複して含めている。本例の場合、5つの波形▲1▼〜▲5▼の1つずつに加え、重複した波形▲1▼と波形▲3▼の2つの波形も、繰り返し処理のベースとなる独自の波形を構成する。但し、より複雑なマクロ・ヘッダ構造を用いることによって、どの1H波形のデータも重複して設けることを不要として、5つの波形1つずつのみが独自波形となるようにすることも可能である。
【0046】
次に、図12のフローチャートおよび図13のタイミング図を参照して、図6のヘッダ部制御命令制御部70におけるサブ1Hヘッダ(第2ヘッダ)処理フローを詳細に説明する。尚、図13には、図11に示した1H波形▲1▼と、デュアルポートメモリからの読み出し波形値データと、水平カウンタ・アドレスとの関係を示している。図13に示したように、この1H波形は、10個の傾斜レベル部分S1〜S10を有しているため、サブ1H波形データブロックは、それら傾斜レベル部分に対応して10個のブロックから成っている。尚、本発明では、各サブ1H波形データブロックのサブ1H波形値データフィールドは、ミクロ・レベルの圧縮をしているため、傾斜レベル部分のみの波形値データのみを備え、それに先行するレベル一定部分のデータは含んでいない。図13には、傾斜レベル部分の内の1つであるS6の波形を拡大して示している。これから分かるように、レベル変化部分のデータとして、傾斜部分とこれの前後のわずかなレベル一定部分のデータも含ませている。図12に示した処理フローは、このミクロ・レベル圧縮を解除することによって、波形合成用中間データから目標波形へ変換する。
【0047】
図12を詳細に参照して、この処理フローを説明する。先ずステップ700において、当該1H周期において、これの前の1H周期において書き込みを行ったデュアルポートメモリ側から読み出しを行う準備をする。例えば、図8(iii)において、前の1H周期においては波形データaをデュアルポートメモリA側に書き込んだとき、この同じ周期の間においてはデュアルポートメモリB側から読み出しを行っていたが、次の1H周期の開始時には、前の周期とは逆のメモリA側から読み出しを行う準備をする。デュアルポートメモリの交互書き込み、交互読み出しのためである。次に、ステップ702、704において、ヘッダ内のデータまたは命令語、すなわちレベル変化部分すなわち傾斜レベル部分のデータ長(図4参照)、並びにその読み出し開始トリガ・ポイントすなわちデュアルポートメモリから読み出しをスタートする時間を取得する。次に、ステップ706において、1H周期リセット信号が発生したかどうか、すなわち当該1H期間が終了したかどうか判定する。このリセット信号は、図6の水平カウンタ76からの信号によって形成される。終了していない場合は、ステップ708に進み、ここで、傾斜レベル読み出し開始時点に達しているか否か判定する。例えば、図13の例では、水平カウンタ・アドレスが“m”に達したか否かである。達していない場合、ステップ706にループして戻り、その時点に達するのを待機する。一方、達した場合には、ステップ710で、レジスタ74に対するホールド信号をノンアクティブにすることによって、出力データのホールドを解除する。次に、ステップ712で、デュアルポートメモリからの傾斜レベルデータの読み出しを開始する。図13の例では、1水平カウンタ・アドレスだけ遅れて、カウンタ・アドレス“m+2”の時点から、デュアルポートメモリより16個の波形値データQ0〜Q15のシーケンシャルな読み出しの開始を実行して、まずデータQ0を読み出す。次に、ステップ714において、傾斜レベル・データ長分の読み出しを終了したか否か判定し、終了していない場合、ステップ712にループしてステップ712,714を繰り返す。このループを繰り返すことによって、データQ15まで読み出し、そして読み出しを終了したときには、ステップ714からステップ716に進む。ステップ716では、レジスタ74に対するホールド信号をアクティブにして、レジスタ出力をホールドさせることにより、レベル一定部分の波形を形成するようにする。このステップ716の後、ステップ702にループし、そして次の傾斜レベル部分の発生に進む。これによって、傾斜レベル部分S1〜S10までおよびその間のレベル一定部分の波形を生成する。最後の傾斜レベル部分S10の発生が終了した場合、ステップ706(ステップ702,704で取得する有効なデータは存在しない)において、YESとなって開始ステップにリターンし、これによって、当該1H波形の合成を終了し、次に1H波形の合成に移行することになる。
【0048】
図14には、図10および図11に示したパターンの同期信号に対する、波形合成用データの具体例を示す。この波形合成用データは、フラッシュメモリ10(図6)に格納されるデータである。尚、図示を簡単にするため、各1H波形データブロックは同じ長さとしている。また、1H波形値データフィールドの部分のデータは、図示を簡単にするため省略している。図中、点線は、次アドレス・フィールドおよび繰り返しアドレス・フィールドの内容が指しているアドレスを単に示すものである。
【0049】
次に、図15を参照して、図6および図7に示した同期信号発生器Bの別の実施形態を説明する。この実施形態の同期信号発生器Cが図6の実施形態と異なっている点は、図7に示したFPGA20の代わりに、CPU20cを用いた点である。CPU20cを使用することにより、FPGA20と比べより複雑な処理を柔軟に実行することが可能となる。動作速度の点では、FPGAの方が一般的にはCPUよりも有利であるが、高速のCPUが利用可能な環境においては、このCPUを用いる構成でも、FPGAと同様の高速動作を実現することは可能である。また、このCPUベースの構成では、一般のパソコン環境下でも、波形合成用データ並びに図9および図12に示した波形合成プログラムを用いることによって同期信号の等の信号波形を形成することができる利点がある。
【0050】
以上に詳細に説明した本発明の実施形態においては、種々の変更が可能である。第1に、マクロ・ヘッダの構造は、図4に示した構成以外の任意の他の構成とすることもできる。マクロ・ヘッダのデータ構成は、波形合成用データで実現する圧縮、例えば特にマクロ・レベル圧縮に依存するものであるため、採用する圧縮法にしたがって圧縮解除に必要なデータが異なったものとなることがあるからである。また、上記実施形態では、マクロ・レベルとミクロ・レベルの双方の圧縮を行った例について説明したが、いずれか一方の波形圧縮を行った場合についても、本発明を適用可能であり、これによって、圧縮した波形値データと、この圧縮を解除するデータとを一体化させることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上に述べた本発明によれば、波形合成用データの一体性を高めることができ、これにより、データ全体を1つのメモリに記憶することが可能となる。この結果として、波形データの変更が容易となるため、波形の変更も容易に行えることとなる。また、命令語を含むヘッダをこれが関係する波形値データと組み合わせることにより、波形値データ部分との一体化を容易に実現可能である。さらに、ヘッダの使用により、波形値データのマクロ・レベルでの圧縮、ミクロ・レベルでの圧縮が可能となり、データ量の低減並びにメモリの節減が可能となる。また、CPUの使用により、専用のハードウェアを必要とせず、汎用性の高い波形合成法を提供することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による波形合成用データのデータ構造の1実施形態を示す図。
【図2】図2には、目標波形と、この波形を合成するための波形合成用データの構成を示す図であり、マクロ・レベルでの波形の共用の一例を示す図。
【図3】図3は、本発明によるデータ構造をもつ波形合成用データを用いて目標波形を合成する、本発明の1実施形態である波形合成装置Aのブロック図。
【図4】図4は、図1のデータ構造の1実施形態であるビデオ信号の同期信号合成用のデータのデータ構造を示す図。
【図5】図5は、1Hヘッダで実現可能なマクロ波形の順番/配列パターンを示す図。
【図6】図6は、図4に示したデータ構造を有する同期信号合成用データを用いる1実施形態の同期信号発生器Bのブロック図。
【図7】図7は、図6の同期信号発生器Bを実現する具体的な回路構成を示すブロック図。
【図8】図8は、図6の発生器B全体におけるデータの処理を示す図。
【図9】図9は、図6のヘッダ部制御命令制御部における1Hヘッダ(第1ヘッダ)処理フローを示すフローチャート。
【図10】図10は、図6の同期信号発生器Bで発生する同期信号パターンの1例を示す図。
【図11】図11は、図10に示した同期信号パターンを構成する5つの異なった1H同期信号波形を示す波形図。
【図12】図12は、図6のヘッダ部制御命令制御部におけるサブ1Hヘッダ(第2ヘッダ)処理フローを示すフローチャート。
【図13】図13は、図11に示した1H波形▲1▼と、デュアルポートメモリからの読み出し波形値データと、水平カウンタ・アドレスとの関係を示すタイミング図。
【図14】図14は、図10および図11に示したパターンの同期信号に対する、波形合成用データの具体例を示す図。
【図15】図15は、図7に示した同期信号発生器Bの構成の別の実施形態を示すブロック図。
【符号の説明】
1 第1記憶部
3 マクロ制御部
5 第2記憶部
7 ミクロ制御部
10 フラッシュメモリ
30 ヘッダ部制御命令制御部
50,52 デュアルポートメモリ
70 ヘッダ部制御命令制御部
74 レジスタ
S1〜S10 傾斜レベル部分

Claims (7)

  1. 波形合成用データから目標の波形を合成する波形合成装置であって、
    イ)波形合成用データを記憶する記憶手段であって、前記波形合成用データは、複数の独自波形ユニット部分に関する波形ユニット部分データブロックを含み、前記目標波形は、少なくとも1つの前記独自波形ユニット部分の繰り返しを含む複数の波形ユニット部分を含み、各前記波形ユニット部分データブロックは、ソース波形値データを含む波形値データ部と、前記ソース波形値データの使用を制御するための制御データを含む制御部とを含み、各前記波形ユニット部分データブロックの前記制御データは、
    a)当該データブロックが前記繰り返しに関係しない場合、または前記繰り返しに関係する場合でかつ前記繰り返しの末尾データブロックに該当しかつ繰り返しが終了した場合、または前記繰り返しに関係する場合でかつ前記繰り返しの先頭データブロックと末尾データブロックの間の中間データブロックに該当する場合、当該データブロックの次に読み出すべきデータブロックのアドレスを表す次アドレスと、
    b)当該データブロックが前記繰り返しに関係する場合に当該データブロックの次に読み出すべきデータブロックのアドレスを表す繰り返し先アドレスと、
    c)当該データブロックが前記繰り返しに関係する場合でかつその繰り返しの先頭ブロックに該当する場合に、その繰り返しの数を表す繰り返し数と、
    を含む、前記の記憶手段と、
    ロ)該記憶手段に結合しており、該記憶手段から受ける前記波形合成用データのうちの前記制御部に含まれる前記制御データに応答して、前記波形合成用データのうちの前記波形値データ部に含まれる前記ソース波形値データを使用することによって、前記目標波形の前記複数の波形ユニット部分を表す出力データを発生する制御手段であって、前記制御データから生成する繰り返し変数に基づいて次に使用する波形ユニット部分データブロックを決める繰り返し制御手段を含む、前記の制御手段と、
    を備えた波形合成装置。
  2. 請求項1記載の装置において、前記繰り返し制御手段は、
    前記制御データから前記繰り返し変数を生成する変数生成手段であって、前記波形ユニット部分データブロックの前記繰り返し数が設定されている場合に、前記繰り返し変数を前記繰り返し数に設定し、前記繰り返しに関係した末尾データブロックにおいて、前記繰り返し変数を減分する、前記の変数生成手段と、
    前記繰り返し変数が、残りの繰り返しがあることを示す場合、前記記憶手段からの読出しのため前記繰り返し先アドレスを選択し、そうでない場合、前記記憶手段からの読出しのため前記次アドレスを選択する選択手段と、
    を備えた、波形合成装置。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の装置において、
    前記波形ユニット部分は、少なくとも1つの波形セグメント部分を含み、
    該波形セグメント部分は、レベルが変化しない1つのレベル一定部分と、レベルが変化する1つのレベル変化部分と、を含むこと、
    を特徴とする波形合成装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記波形ユニット部分データブロックの前記波形値データ部は、各前記波形セグメント部分に関して波形セグメント部分データブロックを含み、
    該波形セグメント部分データブロックは、前記波形セグメント部分の前記1つのレベル変化部分のレベルを表すデータを含む第2波形値データ部と、タイミング・データを含む第2制御部とを含み、
    該タイミング・データは、前記第2波形値データ部に含まれる前記レベル変化部分に関連するレベル・データの使用期間を表すこと、
    を特徴とする波形合成装置。
  5. 請求項4記載の装置において、前記タイミング・データは、前記レベル・データの使用期間までの期間においては、前記レベル一定部分であることを示すこと、を特徴とする波形合成装置。
  6. 請求項5記載の装置であって、更に
    前記制御手段に結合しており、該制御手段からの前記目標波形の各前記波形ユニット部分に関する前記波形セグメント部分データブロックを記憶する第2記憶手段と、
    該第2記憶手段に結合しており、前記第2記憶手段から受ける各前記波形セグメント部分データブロックを制御する第2制御手段と、
    を備え、前記第2制御手段は、
    前記第2記憶手段から受ける前記波形セグメント部分データブロック内の前記第2制御部の前記タイミング・データから、前記波形セグメント部分データブロック内の前記第2波形値データ部内の前記レベル・データの使用期間になるまで、レベルを一定に維持することによって前記レベル一定部分を表す目標波形値データを形成し、
    前記タイミング・データが表す前記使用期間になったときに、前記波形セグメント部分データブロックの前記第2波形値データ部からの前記レベル・データを使用して、前記レベル変化部分を表す目標波形値データを形成すること、
    を特徴とする波形合成装置。
  7. 請求項6記載の装置において、
    前記記憶手段は、フラッシュメモリであり、
    前記第2記憶手段は、交互に使用する2つのデュアルポート・メモリを含むこと、
    を特徴とする波形合成装置。
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